JP2013195639A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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裕貴 佐藤
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雄樹 押川
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Abstract

【課題】カラー印刷の使用状況に応じて、回収トナーを使用するか否かを選択できるカラー画像形成装置を提供する。
【解決手段】カラー画像形成装置は、トナー回収スクリュー7K,7M,7Y,7Cにより回収した回収トナーを一時的に貯蔵する回収トナー貯蔵容器201と、回収トナー貯蔵容器201内に回収貯蔵された回収トナーを画像形成部に代えて使用するリサイクル用画像形成部と、回収トナー貯蔵容器201内に回収したトナーをリサイクル用画像形成部の現像装置3Rに搬送するためのトナー戻しスクリュー205と、回収トナー貯蔵容器201に回収したトナーを使用した画像出力をリサイクル用画像形成部により行うリサイクルモードとするか否かを選択操作する表示装置とを有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、複数の色のトナーを用いたフルカラー画像の印刷が可能なカラー画像形成装置に関するものである。
この種のカラー画像形成装置としては、非磁性トナーと磁性キャリアとが含まれる2成分現像剤をカラー用の複数の色毎に設けて、各色に対応する感光ドラム等の感光体(像担持体)に形成される静電潜像を各色の2成分現像剤により現像して、現像した各色の画像を転写紙に転写して定着させる2成分電子写真方式のものが広く採用されている。
このカラー画像形成装置においては、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),BK(ブラック)等の各色の画像データに基づいて各色用の画像を形成する複数の画像形成部を有する。また、各色の画像形成部は各色用の感光ドラム等の感光体(像担持体)を有し、各色用の感光体には各色の画像データに基づいて静電潜像が形成されるようになっている。また、各画像形成部は、各色用の感光体に形成された静電潜像に2成分現像剤を吸着させて、各色用の感光体に形成された静電潜像を2成分現像剤により現像させる各色用の現像装置を内部にそれぞれ備えている。
このような2成分電子写真方式では、各画像形成部の現像装置において各色のトナーをキャリア(磁性粉)とをそれぞれ混合して、攪拌する事で摩擦帯電を起こさせ、各色のトナーをキャリア(磁性粉)の静電気力によって各色用の感光体等の像担持体の静電潜像にそれぞれ付着させるようになっている。
このトナーとキャリアの混合物が現像剤である。この現像剤は、現像装置中の現像ローラによって現像領域に運ばれ、感光体上の光学的に書き込まれた静電潜像に吸着されて、感光体の静電潜像を現像する。尚、感光体上に現像されたトナー像は、感光体から直接に転写紙に転写されたり、方式によっては中間転写ベルトなどの中間媒体へ転写され、最終的に紙上に転写された後、定着され出力される。
このような電子写真の作像プロセスの中で、感光体上から中間媒体への転写及び、中間媒体から紙上への転写に際し、転写されないトナーが転写残トナーとして転写前媒体に少量残る。転写残トナーは別途設けられたクリーニング機構(クリーニング装置)によって回収されることが多い。そして、モノクロの画像形成装置などでは、回収した転写残トナーを再度現像装置へと投入し再利用する機構を備えたものが存在する。
しかし、フルカラー出力可能なカラー画像形成装置においては、転写残トナーは回収された後、廃棄されるのが一般的である。理由としては、回収された転写残トナーは異物の混入や、トナーの外添剤の埋没などによって、新品トナーとは物性が異なっており、不具合を引き起こす可能性が高い事も利用しづらい原因のひとつである。加えて、フルカラー印刷機において、転写残トナーは複数色が混色した状態で回収されるためカラー印刷には利用しづらい事がある。
しかし、フルカラー印刷機においてもブラックのみの印刷を行う場合が多い。加えて、使用状況においては要求される画像品質においても必ずしも純粋な黒色である必要がない場合もある。
また、黒色トナーは、通常のブラックモードの印刷だけでなく、フルカラー印刷時に画像のカラー部においても色の調整の為に利用されるため、一般的に使用頻度が高い。黒色の代用として廃トナーを利用すれば廃トナーの再利用循環サイクルも早く効率的である。
上記の状況を踏まえて、フルカラー印刷機においても特許文献1.2にあるようにメモリに記憶された出力画像のデューティから回収転写残トナーの色味を推測し、その推測値を元にブラックトナーの代用として利用する手段が知られている。
また、特許文献3にあるように4色別々に転写残トナーを回収する機構を別途儲け、転写残トナーを再利用する方法が知られている。
更に、特許文献5におけるように、カラー3色の回収トナーを等量ずつ混合してフ゛ラックトナーの代用として再利用する方式についても知られている。
また、回収トナーを別途設置した回収トナー専用現像装置を用いて、使用することに関しては特許文献4のように既に知られている
しかしながら、フルカラー画像形成装置において、転写後の感光体からの回収トナーは複数色のカラートナーが混入している為、色情報が不明であり、黒色トナーの代用として再利用する事が難しい。そのまま再利用した場合、出力画像品質の劣化が大きい。
従って、カラー画像形成装置のカラー印刷の使用状況に応じて、回収トナーを使用するか否かを選択できるのが望ましい。
そこで、この発明は、カラー印刷の使用状況に応じて、回収トナーを使用するか否かを選択できるカラー画像形成装置を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明は、黒色画像形成部および他の色のトナーを用いる複数の画像作成部が設けられた作像部を備え、前記各画像作成部は、各色のトナー画像が形成される像担持体と、前記像担持体から他の部材に転写後の前記像担持体表面の残トナーを除去するクリーニング装置と、この除去されたトナーを回収するトナー回収装置を備えると共に、前記複数の画像作成部を制御して前記複数の画像作成部によりカラー画像を作像して転写紙に転写させる制御回路を有するカラー画像形成装置において、前記トナー回収装置により回収した回収トナーを一時的に貯蔵する回収トナー貯蔵容器と、前記回収トナー貯蔵容器内に回収貯蔵された回収トナーを前記黒色画像形成部に代えて使用するリサイクル用画像形成部と、前記回収トナー貯蔵容器内に回収したトナーを前記リサイクル用画像形成部の現像装置に搬送するための回収トナー搬送手段と、前記回収トナー貯蔵容器に回収したトナーを使用した画像出力を前記リサイクル用画像形成部により行うリサイクルモードとするか否かを選択操作する選択手段と、が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、カラー印刷の使用状況に応じて、回収トナーを使用するか否かを選択できる。
この発明に係るカラー画像形成装置の概略構成を示す説明図である。 図1のカラー画像形成装置のトナー回収装置と回収トナー貯蔵装置の関係を示す説明図である。 図2の回収トナー貯蔵装置の概略断面図である。 図1のカラー画像形成装置の制御回路図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るカラー画像形成装置の概略構成を示した図である。
[構成]
<カラー画像形成装置の全体の概略構成>
図1に示すカラー画像形成装置100は、転写紙8が収容された給紙トレイ20、21、22と、給紙トレイ20、21、22の上方に配設されたエンドレスの搬送ベルト15を有する。また、カラー画像形成装置100は、搬送ベルト15の上方に配置されてトナー画像を形成し且つこのトナー画像を転写紙8に転写させる作像装置Gmと、搬送ベルト15から排出される転写紙8のトナー画像を一対の定着ローラ(符号省略)で転写紙8に定着させる定着部24と、定着部24から排出される転写紙8を排紙させる排紙トレイ25を有する。更に、カラー画像形成装置100は、給紙トレイ20、21、22から転写紙8を給紙させる給紙ローラ30と、給紙ローラ30から排出された転写紙8を搬送ベルト15の上部側に搬送するレジストローラ23を有する。搬送ベルト15は搬送ローラ18、19に掛け渡されている。この搬送ローラ18、19は、一方が駆動回転させられる駆動ローラとして用いられ、他方が従動回転させられる従動ローラとして用いられる。
更に、カラー画像形成装置100は、各可動部や動作部を制御する演算制御回路(制御装置)40を有する。
<作像装置Gmの概略構成>
この作像装置Gmは、搬送ベルト15の上方に配設した主フルカラー作像装置(符号省略)および回収トナー作像装置(符号省略)を有する。この主フルカラー作像装置は、複数の画像形成部17K、17M、17Y、17Cをカラーの各色の作像部として備える。
(主フルカラー作像装置)
ここで、搬送ベルト15の上部側の移動方向を、以下、単に転写紙搬送方向という。また、カラー画像形成装置100は、上述した複数の画像形成部17K、17M、17Y、17Cが搬送ベルト15の上ベルト部15a上に矢印A1で示した上ベルト部15aの転写紙搬送方向に沿って上流側から順に配設された所謂タンデムタイプのものである。
尚、複数の画像形成部17K、17M、17Y、17Cは必ずしもこの順に転写紙搬送方向の上流側から配置する必要はない。例えば、複数の画像形成部17C、17Y、17M、17Kをこの順に転写紙搬送方向の上流側から配置しても良い。この場合、4つの画像形成部17C、17Y、17M、17Kのみでは、画像形成部17Kが最下流となる。
これらの画像形成部17K、17M、17Y、17Cは、それぞれが複数部材の組み合わせからなり画像形成を行なう。必ずしもユニットとして構成されている必要はない。
この画像形成部(黒色画像形成部)17Kは黒、画像形成部17Mはマゼンタ、画像形成部17Yはイエロー、画像形成部17Cはシアン、の各色の画像を形成するもので、これら各画像形成部17K、17M、17Y、17Cは形成する画像の色が異なるだけで、内部構成は各画像形成部とも共通である。この画像形成部17Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体1Kの周囲に、帯電装置2K、現像装置3K、転写装置5K、クリーニング装置6Kが順に配設されている。画像形成部17Kは、感光体1Kに静電潜像を形成する露光装置(光書込装置)16Kを有する。
また、画像形成部17M,17Y,17Cは、画像形成部17Kと同じ構成である。従って、画像形成部17M(17Y,17C)は、感光体1M(1Y,1C),帯電装置2M(2Y,2C),現像装置3M(3Y,3C),転写装置5M(5Y,5C),クリーニング装置6M(6Y,6C)を有するとともに、露光装置16Kと同様な露光装置(光書込装置)16M(16,Y16C)を有する。
(回収トナー作像装置)
しかも、本実施例では、4色の画像形成部17K、17M、17Y、17Cに加えて、回収したトナーを使用する画像形成部(リサイクル用画像形成部)17Rを回収トナー作像装置(回収トナー作像部)として画像形成部17Kより上流側に有する。
尚、画像形成部17Rの配置も画像形成部17K、17M、17Y、17Cの配置と同様に画像形成部17Kより上流側である必要はない。例えば、複数の画像形成部17C、17Y、17M、17K,17Rをこの順に搬送ベルト15による転写紙搬送方向の上流側から配設して、画像形成部17Rが最下流すなわち画像形成部17Kよりも下流の位置となるように配設しても良い。
ただし、回収トナーを利用する画像形成部(現像ユニット)17Rに限っては、回収トナーは一般的に外添剤の埋没などによって帯電しにくい為、他の4色すなわちブラック(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)とは異なる磁性キャリア(磁性粉)を用いても良い。
また、カラー画像形成装置100は、後述するように、画像形成部17K、17M、17Y、17Cのみを用いる通常のフルカラー印刷モードと、回収トナーを利用する画像形成部17Rを用いるリサイクルモードを有する。
<回収トナー貯蔵装置200の構成>
また、カラー画像形成装置100は図2に示した回収トナー貯蔵装置200を有し、この回収トナー貯蔵装置200は図3に示した傾斜する回収トナー貯蔵容器201を有する。
この回収トナー貯蔵容器201は、ブラック(K)マゼンタ(M),イエロー(Y),シアン(C)の色のトナーを回収する回収トナー補給口(トナー回収口)202K,202M,202Y,202Cを上端の端壁201aに有する。また、回収トナー貯蔵容器201には、黒色(ブラック)の新トナーを補給する新トナー補給口203が端壁201aに設けられている。
この新トナー補給口203には、図2の新トナー補充装置50から黒色の新トナーが補充されるようになっている。即ち、この新トナー補充装置50は、黒色の新トナーが収容されたトナーボトル(トナー容器)50aと、トナーボトル50aから黒色の新トナーを回収トナー貯蔵容器201に供給させるトナー補給スクリュー51を有する。
しかも、この回収トナー貯蔵容器201内には、図3に示したように回収されたトナーを攪拌する攪拌スクリュー(攪拌部材)204が攪拌装置として設けられている。この攪拌スクリュー204は、回収トナー貯蔵容器201の傾斜方向に延びていて、回収トナー貯蔵容器201の下部側から貯留されるトナーを上方に搬送移動させながら搬送するトナーを重力により下方に移動するようにすることで、回収トナーを攪拌できるようになっている。
また、回収トナー貯蔵容器201の下端部にはトナー排出口201bが設けられている。このトナー排出口201bには、回収トナーを再利用する画像形成部17Rの現像装置3Rに戻すトナー戻し装置205が設けられている。このトナー戻し装置205は、トナー戻通路206aを形成するパイプ又はチューブ等のトナー戻筒体206と、トナー戻筒体206内に配設されたトナー戻しスクリュー207を有する。このトナー戻筒体206は、一端部がトナー排出口201bに接続され、他端部が画像形成部17Rの現像装置3Rの図示しないトナー供給口(トナー補給口)に接続されている。
リサイクルモードにおいて、回収トナー貯蔵容器201内には十分な回収トナーの量があるか否かを検出する必要がある。このため、トナー戻し装置205は、トナー排出口201bに臨ませてトナー戻筒体206に設けられた回収トナー検出センサ(回収トナー検出装置)208を有する。
この回収トナー検出センサ208としては、回収トナー貯蔵容器201内の回収トナーの重量を検出できる圧電センサ(圧力検出センサ)や歪みセンサ(圧力検出センサ)等の重量検出センサを用いることができる。また、回収トナー検出センサ208としては、光電センサを用いることもできる。更に、回収トナー検出センサ208としては、接触式のセンサを回収トナー貯蔵容器201内の所定の高さ位置に設けることもできる。
また、通常、回収トナー貯蔵容器201内に回収されたトナーの色は、それまでに出力した画像の色の履歴によって異なる。例として、マゼンタ系の色ばかり出力しているような場合は回収トナーの色もマゼンタに近づき、黒色トナーから大きく異なってしまう。従って、リサイクルモードにおいては、回収トナー貯蔵容器201内に回収されたトナーの色を検出する必要がある。その為、リサイクルモードでは、回収後混合されたトナーの色情報を検出(測定)する必要がある。
このため、トナー戻し装置205は、トナー戻通路206aの途中に臨むようにトナー戻筒体206の途中に設けられた回収トナー色検出センサ(トナー色検出装置)209を設けている。
この回収トナー色検出センサ209としては、カラーセンサを用いても良いし、別途光源を設置し回収トナーからの反射光の光量を測定するセンサを設けて、回収トナーが黒色にどの程度近いかを判別する手段でもよい。尚、トナー戻通路206aの途中(経路途中)に設置する事によって、トナーの搬送中の現像剤嵩が一定である限りは回収トナー検出センサ208より一定の距離で測定することが出来、かつ常に撹拌された回収トナーを測定する為、安定して測定を行う事ができる。
<画像形成部17K、17M、17Y、17Cの構成・作用>
ところで、リサイクルトナーを再利用しない、通常のフルカラー印刷モードの際には、回収トナーを利用した画像形成部17Rは画像を形成せず、何も紙上に転写されないまま紙は通過し、画像形成部17M,17Y,17Cによりカラー画像が形成される。
また、上述したように画像形成部17M,17Y,17C,17Rは、トナーによる現像で形成する画像の色が異なるのみで、画像形成部17Kと同じ構成・作用を有する。
従って、通常のフルカラー印刷モードにおいて使用する画像形成部17M,17Y,17C,17Rについて先ず説明する。尚、画像形成部17M,17Y,17C,17Rの現像作用および転写作用は、画像形成部17Kにおける現像および転写の作用と同じであるので、基本的な構成・作用については画像形成部17Kについて以下に詳述し、画像形成部17M,17Y,17C,17Rについては画像形成部17Kの「K」を「M,Y,C」に置き換えて図示し、構成・作用の説明を省略する。尚、画像形成部17Kの他の構成についても、「K」を「M,Y,C」に置き換えて図示し、構成・作用の説明を省略する。この際、画像形成部17M,17Y,17C,17Rについては、必要に応じて説明をする。
(画像形成部17Kによる基本的な構成・作用)
この画像形成部17Kは、上述したように、潜像担持体としてのドラム状の感光体1Kの周囲に、帯電装置2K、現像装置3K、転写装置5K、クリーニング装置6Kが順に配設されている。
図1において、感光体1Kは、アルミ等の素管の表面に感光性を発揮する有機感光層が形成されたもので、図示しない駆動手段によって図中矢印A2方向に回転駆動される。このように回転駆動される感光体1Kの表面は、帯電装置2Kで所定の帯電電位に一様に帯電された後、露光装置(光書込装置)16Kより画像情報に基づいて変調されたレーザー光線が感光体1Kの軸方向にスキャンされて照射される。これにより、感光体1K上に静電潜像が形成される。この感光体1K上に形成された静電潜像は、現像装置3Kと対向する現像領域において、現像装置3Kにより帯電したトナーを付着させることで現像され、トナー像となる。
例えば、給紙トレイ20に収納された転写紙8が用いられる場合、給紙トレイ20内の最上位置にある転写紙8が画像形成時に給紙ローラ30により送り出されて搬送ローラ31によりレジストローラ23まで搬送されて、搬送された転写紙8はレジストローラ23で一旦待機させられ、画像形成部17Kにおける画像形成とタイミングを合わせて送り出され、静電吸着により搬送ベルト15に吸着される。
このようにして搬送ベルト15に吸着された転写紙8は最初の画像形成部17Kに搬送され、搬送ベルト15の上側張設部分の裏側に配置された転写装置5Kにより、転写紙8に感光体1K上のトナー像とは逆極性の電荷を付与することで、感光体1K上に形成されたトナー像が転写される。なお、本実施形態の帯電装置2Kは、感光体1Kと同速度で回転される回転体からなるが、回転体に限らずコロナ放電タイプでもよい。
また、感光体1K上のトナー像を中間転写体(中間転写ベルトなど)に一旦転写し、その後多色トナーを一括して転写紙に転写する中間転写ベルト方式にも適用は可能である。
転写装置5Kにおいてトナー像が転写された後の感光体1Kの表面は、クリーニング装置6Kでクリーニングされ、感光体1K上に残った黒色(K)のトナーが除去されるようになっている。この除去された黒色(K)のトナーは、図2に示したトナー回収装置であるアジテータコイル(トナー回収部材)等のトナー回収スクリュー7Kにより回収トナー貯蔵装置200の回収トナー補給口202Kから回収トナー貯蔵容器201に回収される。この回収された黒色(K)のトナーは、回収トナー貯蔵容器201内において攪拌スクリュー(攪拌部材)204により他の色のトナーと共に攪拌され、回収トナーを再利用するリサイクルモードまで使用されない状態となっている。
そして、クリーニング装置6Kを通過した感光体1Kの表面は、その後、帯電装置2Kにより一様に帯電され、その後、次の画像形成工程を繰返す。
このように構成されるカラー画像形成装置100では、カラー画像の画像形成に際し、画像形成部17Kでは、感光体1Kの周面が暗中にて帯電装置2Kにより一様に帯電された後、露光装置16Kからの黒画像に対応した露光用の光Lにより露光され、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置3Kにおいて黒トナーにより可視像化され、感光体1K上に黒のトナー像が形成される。このトナー像は感光体1Kと搬送ベルト15上の転写紙8とが接する位置、所謂転写位置で転写紙8と合致して転写装置5Kの働きにより転写紙8上に転写され、転写紙8上に単色(黒)の画像が形成される。
(画像形成部17M,17Y,17C,17R)
そして、画像形成部17Kで単色(黒)を転写された転写紙8は、搬送ベルト15によって次の画像形成部17Mに搬送される。
次に、画像形成部17Mでは、前記画像形成部17Kにおけると同様のプロセスにより感光体1M上に形成されたマゼンタのトナー像が前記転写紙8上の黒のトナー像に重ね転写される。
また、転写紙8はさらに次の画像形成部17Yに搬送され、同様にして感光体1Y上に形成されたイエローのトナー像が転写紙8上に既に形成されている黒及びマゼンタのトナー像に重ね転写される。
そして、同様にしてさらに、次の画像形成部17Cでは、シアンのトナー像が重ね転写されて、フルカラーのカラー画像が得られる。このようにしてフルカラーの重ね画像が形成された転写紙8は、画像形成部17Cを通過した後、搬送ベルト15から剥離されてから定着部24で一対の定着ローラ間を通過する間に定着された後、排紙トレイ25へ排紙される。
<演算制御回路(制御装置)40>
カラー画像形成装置100は、図1に示した演算制御回路40を制御装置として有する。この演算制御回路40は、図4に示したようにカラー画像形成装置100の各動作部41を動作制御されるようになっている。
この動作部41としては、例えば上述した搬送ベルト15の搬送ローラ18、19の一方を駆動する駆動モータ等の駆動装置(図示せず)、レジストローラ23や給紙ローラ30、搬送ローラ31の駆動モータ等の駆動装置(図示せず)、定着部24等があるが、画像読取装置(図示せず)等その他の動作部も含まれる。また、演算制御回路40は、作像装置Gmの画像形成部17K,17M,17Y,17C,17R等の各動作部を駆動制御するようになっている。
また、演算制御回路40には、回収トナー検出センサ(回収トナー検出装置)208からのトナー検出信号が入力されると共に、回収トナー色検出センサ(トナー色検出装置)209からのトナー色検出信号が入力されるようになっている。
更に、演算制御回路40は、タッチパネル式の液晶表示器等の表示装置42を動作制御して、動作部41の動作制御のためのタッチ式の選択操作部を表示装置42に表示させるようになっている。この表示装置42は、印刷モードや用紙サイズ等その他の選択を行う選択装置(選択手段)として用いられる。
また、演算制御回路40は、通常の黒(K)による白黒印刷モードと、リサイクルトナーを再利用しない通常のフルカラー印刷モードと、回収したトナーをリサイクルトナーとして再利用する回収トナー利用印刷モードすなわリサイクルモードを有する。
この演算制御回路40は、例えば、「白黒」,「フルカラー」のような表示がされたタッチ式の選択操作部や「リサイクル」のような表示がされたタッチ式の選択操作部を表示装置42に表示させる。
そして、演算制御回路40は、「白黒」のタッチ式の選択操作部を操作することにより白黒印刷モードになり、「フルカラー」のタッチ式の選択操作部を操作することにより通常のフルカラー印刷モードになり、「リサイクル」のタッチ式の選択操作部を操作することにより「リサイクルモード」となるように設定されている
演算制御回路40は、「白黒モード」では画像形成部17Kのみが動作制御され、フルカラー印刷モードでは、画像形成部17K,17M,17Y,17Cが動作制御されるようになっている。また、演算制御回路40は、「白黒モード」において「リサイクルモード」を選択すると、画像形成部17Kの動作制御を停止させて、トナーリサイクル用の画像形成部17Rのみを動作制御するようになっている。更に、演算制御回路40は、フルカラー印刷モードにおいて「リサイクルモード」を選択すると、画像形成部17M,17Y,17Cを動作制御すると共に、画像形成部17Kの動作制御を停止させてトナーリサイクル用の画像形成部17Rを動作制御するようになっている。
また、演算制御回路40は、図2のトナー補給スクリュー51を駆動するモータ等の回転駆動装置52を駆動制御し、図2のトナーを攪拌する攪拌スクリュー204を駆動するモータ等の回転駆動装置53を駆動制御し、トナー戻しスクリュー207を駆動するモータ等の回転駆動装置54を駆動制御するようになっている。
上述したように回収トナー専用の現像装置3Rに補給されたトナーは、黒色トナーの代用として再利用される。尚、画像品質の劣化はある程度避けられない為、画像の黒色部の何%程度を回収トナーで代用するかはユーザーによって設定する事が出来るようにする。即ち、画像形成部17R(リサイクル画像形成部)の感光体1R(像担持体)への書込パターンである網点パターンと、画像形成部17K(黒色画像形成部)の感光体1K(像担持体)への書込パターンである網点パターンを設定するパターン設定装置60を設けて、パターン設定装置60による設定内容を演算制御回路40に入力するようにしている。この演算制御回路40は、パターン設定装置60により設定された書込パターンである網点パターンに基づいて露光装置(光書込装置)16R,16Kを作動制御して、画像データに基づく感光体1R,1Kの静電潜像を形成する際、感光体1Rへの網点パターンの細かさにより黒色部の何%程度を回収トナーで代用し、感光体1Kへの網点パターンの細かさにより純粋な黒色のトナーを何%程度使用するかを制御するようになっている。
[作用]
次に、このような構成のカラー画像形成装置の演算制御回路40による駆動制御を説明する。
図2は、クリーニング装置によって回収されたトナーの流れを示す概略図を示す。
演算制御回路40は、起動時に通常の黒色による画像作成モードになるように設定されている。
(起動時の白黒印刷モード)
この画像作成モードにおいて演算制御回路40は、作像装置Gmでは画像形成部17Kのみを動作制御する。この制御において、演算制御回路40は、露光装置(光書込装置)16Kより画像情報に基づいて変調されたレーザー光線を感光体1Kの軸方向にスキャンさせて照射させる。これにより、感光体1K上に静電潜像が形成される。感光体1K上に形成された静電潜像は、現像装置3Kと対向する現像領域において、現像装置3Kにより帯電した黒色(K)のトナーが付着させられることで現像され、黒色(K)のトナー像となる。この黒色(K)のトナー像は、感光体1Kの矢印方向への回転に伴い、転写装置5Kにより搬送ベルト15により給紙される転写紙8に転写される。
そして、転写装置5Kにおいてトナー像が転写された後の感光体1Kの表面は、クリーニング装置6Kでクリーニングされ、感光体1K上に残った黒色(K)のトナーが除去される。そして、この除去された黒色(K)のトナーは、搬送装置であるアジテータコイルトナー等のトナー回収スクリュー7Kにより回収トナー貯蔵容器201に回収される。
(フルカラー印刷モード)
また、演算制御回路40は、表示装置42に表示されている操作メニュー又は操作ボタンから「フルカラー」を選択すると、画像形成部17K,17M,17Y,17Cによるフルカラー印刷モードになる。このフルカラー印刷モードでは、上述したように画像形成部17Kが動作制御(駆動制御)されると共に、画像形成部17M,17Y,17Cが画像形成部17Kと同様に動作制御(駆動制御)され、画像形成部17K,17M,17Y,17Cで形成された各色の画像が転写紙8にそれぞれ転写される。
この後、感光体1K,1M,1Y,1Cの表面にそれぞれ残った黒色(K),マゼンタ(M),イエロー(Y),シアン(C)の色のトナーがクリーニング装置6K,6M,6Y,6Cによりそれぞれ除去される。この除去された黒色(K),マゼンタ(M),イエロー(Y),シアン(C)のトナーは、搬送装置であるアジテータコイル等のトナー回収スクリュー7K,7M,7Y,7Cにより回収トナー貯蔵装置200の回収トナー貯蔵容器201に回収される。
しかも、この回収トナー貯蔵容器201内に回収された黒色(K),マゼンタ(M),イエロー(Y),シアン(C)のトナーは、攪拌スクリュー204により上方に搬送移動させられながら、を重力により下方に移動することを繰り返すことで、均一になるように攪拌される。このフルカラー印刷モードでは、回収されたトナーは回収トナー貯蔵容器201内で攪拌されている状態となる。
<リサイクルモード>
演算制御回路40には、白黒印刷モードやフルカラー印刷モードにおいて、回収トナー検出センサ208からのトナー検出信号が入力されていると共に、回収トナー色検出センサ209からのトナー色検出信号が入力されている。
(白黒印刷モード時のリサイクルモード)
演算制御回路40は、「白黒印刷モード」において表示装置42に表示されている操作メニュー又は操作ボタンから「リサイクルモード」を選択すると、回収トナー検出センサ208からのトナー検出信号に基づいて、回収トナー貯蔵容器201内にリサイクルできる量のトナーがあるか否かを判断する。そして、演算制御回路40は、リサイクルできる量のトナーがないと判断した場合、画像形成部17Kを動作制御して通常の白黒の印刷を実行させる。
また、演算制御回路40は、リサイクルできる量のトナーがあると判断した場合、回収トナー色検出センサ209のトナー色検出信号に基づいて、トナー戻通路206a内のトナーが黒色からどの程度離れているかを判断する。
また、演算制御回路40は、回収されたトナーが黒色から大きくずれている場合は、回転駆動装置52を動作制御(駆動制御)してトナー補給スクリュー51を回転駆動し、トナーボトル50aから新黒色のトナーを回収トナー貯蔵容器201の上部に設けられた新トナー補給口203より回収トナー貯蔵容器201内に補充する制御をおこなわせる。
この制御に伴い演算制御回路40は、回転駆動装置54を駆動制御してトナー戻しスクリュー207を回転駆動させることにより、回収トナー貯蔵容器201内の回収トナーをトナー戻しスクリュー207によりトナー戻通路206a内を回収トナー色検出センサ209側に搬送する。この際、演算制御回路40は、搬送される回収トナーの色が所定の許容範囲内の黒色になるまで、トナー補給スクリュー51を回転駆動して、トナーボトル50aから新黒色のトナーを回収トナー貯蔵容器201内に補充する制御をおこなわせる。
尚、画像形成部17Rの現像装置3R内には通常は十分な黒色のトナーが収容されているので、黒色から大きくずれた回収トナーがトナー戻通路206aから現像装置3Rに補給されても、トナーボトル50aから新黒色のトナーを回収トナー貯蔵容器201内に補充する制御を早期に行わせることで、黒色から大きくずれた回収トナーがトナー戻通路206aから現像装置3Rに補給される量は非常に少なくなり、現像装置3Rによる黒色の現像には支障を来さない。
従って、演算制御回路40は、「白黒モード」において「リサイクルモード」が選択されたとき、画像形成部17Rのみを動作制御し、感光体1Rに形成される静電潜像が現像装置3Rと対向する現像領域において、現像装置3Rにより帯電した黒色(K)のリサイクルトナーを感光体1Rの静電潜像に付着させることで現像され、感光体1Rの静電潜像が黒色(K)のトナー像に現像される。
この黒色(K)のトナー像は、感光体1Rの矢印方向への回転に伴い、転写装置5Rにより搬送ベルト15により給紙される転写紙8に転写される。そして、転写装置5Rにおいてトナー像が転写された後の感光体1Rの表面は、クリーニング装置6Rでクリーニングされ、感光体1R上に残った黒色(K)のトナーが除去される。
このような演算制御回路40は、「白黒印刷モード時のリサイクルモード」において、回収トナー貯蔵容器201内にリサイクルできる量のトナーがないと回収トナー検出センサ208からのトナー検出信号に基づいて判断した場合、回転駆動装置54を停止させてトナー戻しスクリュー207を回転を停止させ、回収トナー貯蔵容器201から画像形成部17Rへの回収トナーの戻し動作(補給湯動作)を停止させる。しかも、演算制御回路40は、画像形成部17Rの動作制御を停止させる一方、画像形成部17Kを動作制御して、画像形成部17Kによる白黒の印刷を実行させることができる。
このように回収トナー専用の現像装置3Rに補給されたトナーは、黒色トナーの代用として再利用される。この際、演算制御回路40は、画像品質の劣化はある程度避けられない為、パターン設定装置60により設定された書込パターンである網点パターンに基づいて露光装置(光書込装置)16R,16Kを作動制御して、画像データに基づく感光体1R,1Kの静電潜像を形成する際、感光体1Rへの網点パターンの細かさにより黒色部の何%程度を回収トナーで代用し、感光体1Kへの網点パターンの細かさにより純粋な黒色のトナーを何%程度使用するかを制御するようになっている。
また、別途、黒色新トナーのみを用いるプロセスカートリッジ(図示せず)を画像形成部17Kが有しているので、高い画像品質が要求される場合は回収トナーを使用することなく画像形成部17Kのみを用いて画像出力を行う事ができる。
(フルカラー印刷モード時のリサイクルモード)
また、演算制御回路40は、フルカラー印刷モードにおいて「リサイクルモード」を選択すると、回収トナー貯蔵容器201内にリサイクルできる量のトナーがあるか否かを判断して、リサイクルできる量のトナーがないと判断した場合、画像形成部17K,17M,17Y,17Cを動作制御して、通常のカラー画像作成を実行させる。
また、演算制御回路40は、回収トナー貯蔵容器201内にリサイクルできる量のトナーがあと判断した場合、トナー戻通路206a内のトナーが黒色からどの程度離れているか等を上述したのと同様に判断して、トナーボトル50aから新黒色のトナーを回収トナー貯蔵容器201内に補充する制御を上述したように行われる。
そして、演算制御回路40は、画像形成部17M,17Y,17Cを動作制御すると共に、画像形成部17Kの動作制御を停止させてトナーリサイクル用の画像形成部17Rを動作制御させる。
この際、画像形成部17R,17M,17Y,17Cが画像形成部17Kと同様にして動作制御(駆動制御)され、画像形成部17R,17M,17Y,17Cで形成された各色の画像がこの順で転写紙8にそれぞれ転写される。
この印刷モードでも演算制御回路40は、回収トナー貯蔵容器201内にリサイクルできる量のトナーがないと回収トナー検出センサ208からのトナー検出信号に基づいて判断した場合、回転駆動装置54を停止させてトナー戻しスクリュー207を回転を停止させ、回収トナー貯蔵容器201から画像形成部17Rへの回収トナーの戻し動作(補給湯動作)を停止させる。しかも、演算制御回路40は、画像形成部17Rの動作制御を停止させる一方、画像形成部17Kを動作制御して、画像形成部17Kによる白黒の印刷を実行させる。この際、画像形成部17M,17Y,17Cは、通常のカラー画像作成モードと同様に動作制御させる。
このように回収トナー専用の現像装置3Rに補給されたトナーは、黒色トナーの代用として再利用される。この際、演算制御回路40は、画像品質の劣化はある程度避けられない為、パターン設定装置60により設定された書込パターンである網点パターンに基づいて露光装置(光書込装置)16R,16Kを作動制御して、画像データに基づく感光体1R,1Kの静電潜像を形成する際、感光体1Rへの網点パターンの細かさにより黒色部の何%程度を回収トナーで代用し、感光体1Kへの網点パターンの細かさにより純粋な黒色のトナーを何%程度使用するかを制御するようになっている。
また、別途、黒色新トナーのみを用いるプロセスカートリッジ(図示せず)を画像形成部17Kが有しているので、高い画像品質が要求される場合は回収トナーを使用することなく画像形成部17Kと各色の画像形成部17M,17Y,17Cを用いて高精度のカラー画像出力を行う事ができる。
以上の機構によって、転写残トナーの回収時の混色に関わらず、画像品質の劣化をなるべく抑えた状態で転写残トナーを黒色トナーの代用として無駄なく再利用する事が可能になる。
(実施の形態の説明1)
この発明の実施の形態のカラー画像形成装置は、黒色画像形成部(画像形成部17K)および他の色のトナーを用いる複数の画像作成部(画像形成部17M,17Y,17C)が設けられた作像装置Gmを備えている。また、前記各画像作成部(画像形成部17K,17M,17Y,17C)は、各色のトナー画像が形成される像担持体(感光体1K,1M,1Y,1C)と、前記像担持体(感光体1K,1M,1Y,1C)から他の部材に転写後の前記像担持体(感光体1K,1M,1Y,1C)表面の残トナーを除去するクリーニング装置(6K,6M,6Y,6C)と、この除去されたトナーを回収するトナー回収装置(トナー回収スクリュー7K,7M,7Y,7C)を備えている。更に、カラー画像形成装置は、前記複数の画像作成部(画像形成部17K,17M,17Y,17C)を制御して前記複数の画像作成部(画像形成部17K,17M,17Y,17C)によりカラー画像を作像して転写紙8に転写させる制御回路(演算制御回路40)を有する。しかも、カラー画像形成装置は、前記トナー回収装置(トナー回収スクリュー7K,7M,7Y,7C)により回収した回収トナーを一時的に貯蔵する回収トナー貯蔵容器201と、前記回収トナー貯蔵容器201内に回収貯蔵された回収トナーを前記黒色画像形成部(画像形成部17K)に代えて使用するリサイクル用画像形成部(画像形成部17R)と、前記回収トナー貯蔵容器201内に回収したトナーを前記リサイクル用画像形成部(画像形成部17R)の現像装置3Rに搬送するための回収トナー搬送手段(トナー戻しスクリュー207)と、前記回収トナー貯蔵容器201に回収したトナーを使用した画像出力を前記リサイクル用画像形成部(画像形成部17R)により行うリサイクルモードとするか否かを選択操作する選択手段(表示装置42)とを有する。
この構成によれば、カラー印刷の使用状況に応じて、回収トナーを使用するか否かを選択できる。
即ち、回収したトナーを使用する現像ユニット(画像形成部17R)を別途設置することで、回収トナーによる画像品質劣化が問題にならない画像出力をユーザーが希望した時のみ回収トナーを利用出来る。尚、回収したトナーは、基本4色トナーが混合された状態であり色情報が不明であるがセンサ(回収トナー色検出センサ209)で色を読み取り、後述するように黒色になるべく近づけるようにする事で出力画像の色異常をなるべく抑えた形で回収トナーを黒トナーの代用として出力画像に混ぜることができる。
(実施の形態の説明2)
また、この発明の実施の形態のカラー画像形成装置は、前記回収トナー貯蔵容器201内の回収トナーの色を検出させる回収トナー色検出センサ209と、前記回収トナー貯蔵容器201に黒色の新トナーを補充させる新トナー補充装置50とを備えている。しかも、前記制御回路(演算制御回路40)は、回収トナー色検出センサ209からの回収トナー色検出信号に基づいて回収トナー貯蔵容器201内の回収トナーの色が黒色からどの程度離れているかを判断し、回収トナーの色が黒色から所定の許容範囲を超えて大きくずれている場合、前記新トナー補充装置50を動作制御して前記回収トナー貯蔵容器201内に黒色の新トナーを補充させるようになっている。
この構成によれば、回収したトナーの色が、黒色から大きくずれており、そのままでは使用できない場合は黒色の新トナーを新規に追加することで黒色に近づけることができる。
(実施の形態の説明3)
また、この発明の実施の形態のカラー画像形成装置において、前記制御回路(演算制御回路40)は、前記回収トナーの色が黒色から所定の許容範囲内になるまで、前記回収トナー色検出信号に基づいて前記新トナー補充装置50を動作制御して前記回収トナー貯蔵容器201内に黒色の新トナーを補充させ、前記回収トナーの色が黒色から所定の許容範囲内になったときに前記新トナー補充装置50を動作を停止させるようになっている。
この構成によれば、回収トナー色検出センサ209からの色情報を元に、回収トナーが黒色から大きくずれていた場合のみ、黒色トナーを必要な分だけ補給する事ができるため新トナーの無駄な消費を抑える事ができる。
(実施の形態の説明4)
また、この発明の実施の形態のカラー画像形成装置は、前記回収トナー貯蔵容器201内の回収トナーを攪拌させる回収トナー攪拌装置(攪拌スクリュー204)と、前記回収トナー貯蔵容器201内の回収トナーを検出させる回収トナー検出センサ208を備えている。しかも、前記制御回路(演算制御回路40)は、前記選択手段(表示装置42)により前記リサイクルモードが選択されたときに前記回収トナー検出センサ208からのトナー検出信号に基づいて前記回収トナーがあるか否かを判断し、あると判断したとき前記回収トナー搬送手段(トナー戻しスクリュー207)および前記リサイクル用画像形成部(画像形成部17R)を動作制御するようになっている。
この構成によれば、回収トナー貯蔵容器201内にトナーがない場合は、回収トナーを利用した画像出力は行わず、通常の画像出力を行うようにすることが出来る。また、回収したトナーを攪拌混合する事で回収トナーの容器内の色の偏りを防ぎ、正確に回収トナーの色を検知する事ができる。
(実施の形態の説明5)
また、この発明の実施の形態のカラー画像形成装置の前記制御回路は、回収トナーによるリサイクル画像形成部を用いる場合のリサイクル画像形成部(画像形成部17R)の像担持体(感光体1R)への書込パターンや、黒色画像形成部を用いる場合の黒色画像形成部(画像形成部17K)の像担持体(感光体1K)への書込パターンを設定する書込パターン設定装置(パターン設定装置60)を有する。
この構成によれば、ユーザーがどの程度回収トナーを使用するかの設定に応じて、画像の黒色部分の一部を回収トナーで代用することができる。そして回収トナーを代用した分だけ、フ゛ラック新トナーを用いるプロセスカートリッジの感光体上潜像の網点面積率を下げる事で新トナーの消費量を減らすことができる。
(実施の形態の説明6)
また、この発明の実施の形態のカラー画像形成装置において、前記制御回路(演算制御回路40)は、前記選択手段(表示装置42)により前記リサイクルモードが選択されたときに前記回収トナー検出センサ208からのトナー検出信号に基づいて前記回収トナーがあるか否かを判断し、ないと判断したとき前記回収トナー搬送手段(トナー戻しスクリュー207)および前記リサイクル用画像形成部(画像形成部17R)の動作制御を停止させ、前記作像装置の黒色画像形成部(画像形成部17K)を作動制御するようになっている。
この構成によれば、リサイクルモードにしたときでも、回収トナー貯蔵容器201内にトナーがない場合は、回収トナーを利用した画像出力は行わず、通常の画像出力を行うようにするようにしているので、回収トナー貯蔵容器201内にトナーがない場合に通常の画像形成部17Kにより黒色の画像を形成するように自動的に切り替えることができる。
1K 感光体
1M 感光体
1Y 感光体
1C 感光体
1R 感光体
3K 現像装置
3M 現像装置
3Y 現像装置
3C 現像装置
3R 現像装置
5K 転写装置
5M 転写装置
5Y 転写装置
5C 転写装置
5R 転写装置
6K クリーニング装置
6M クリーニング装置
6Y クリーニング装置
6C クリーニング装置
6R クリーニング装置
7K トナー回収スクリュー(トナー回収装置)
7M トナー回収スクリュー(トナー回収装置)
7Y トナー回収スクリュー(トナー回収装置)
7C トナー回収スクリュー(トナー回収装置)
8 転写紙
17K 画像形成部
17M 画像形成部
17Y 画像形成部
17C 画像形成部
17R 画像形成部
40 演算制御回路
41 動作部
42 表示装置
50 新トナー補充装置
60 パターン設定装置
100 カラー画像形成装置
200 回収トナー貯蔵装置
201 回収トナー貯蔵容器
204 攪拌スクリュー(回収トナー攪拌装置)
207 スクリュー(回収トナー搬送手段)
208 回収トナー検出センサ
209 回収トナー色検出センサ
Gm 作像装置
P 転写紙
特開2003−140428号公報 特許第4698255号公報 特開2007−025266号公報 特許第3944197号公報 特開2002−040748号公報

Claims (6)

  1. 黒色画像形成部および他の色のトナーを用いる複数の画像作成部が設けられた作像装置を備え、前記各画像作成部は、各色のトナー画像が形成される像担持体と、前記像担持体から他の部材に転写後の前記像担持体表面の残トナーを除去するクリーニング装置と、この除去されたトナーを回収するトナー回収装置を備えると共に、前記複数の画像作成部を制御して前記複数の画像作成部によりカラー画像を作像して転写紙に転写させる制御回路を有するカラー画像形成装置において、
    前記トナー回収装置により回収した回収トナーを一時的に貯蔵する回収トナー貯蔵容器と、
    前記回収トナー貯蔵容器内に回収貯蔵された回収トナーを前記黒色画像形成部に代えて使用するリサイクル用画像形成部と、
    前記回収トナー貯蔵容器内に回収したトナーを前記リサイクル用画像形成部の現像装置に搬送するための回収トナー搬送手段と、
    前記回収トナー貯蔵容器に回収したトナーを使用した画像出力を前記リサイクル用画像形成部により行うリサイクルモードとするか否かを選択操作する選択手段と、
    が設けられていることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 請求項1に記載のカラー画像形成装置において、前記回収トナー貯蔵容器内の回収トナーの色を検出させる回収トナー色検出センサと、前記回収トナー貯蔵容器に黒色の新トナーを補充させる新トナー補充装置とを備え、
    前記制御回路は、回収トナー色検出センサからの回収トナー色検出信号に基づいて回収トナー貯蔵容器内の回収トナーの色が黒色からどの程度離れているかを判断し、回収トナーの色が黒色から所定の許容範囲を超えて大きくずれている場合、前記新トナー補充装置を動作制御して前記回収トナー貯蔵容器内に黒色の新トナーを補充させることを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 請求項2に記載のカラー画像形成装置において、前記制御回路は、前記回収トナーの色が黒色から所定の許容範囲内になるまで、前記回収トナー色検出信号に基づいて前記新トナー補充装置を動作制御して前記回収トナー貯蔵容器内に黒色の新トナーを補充させ、前記回収トナーの色が黒色から所定の許容範囲内になったときに前記新トナー補充装置の動作を停止させることを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 請求項3に記載のカラー画像形成装置において、前記回収トナー貯蔵容器内の回収トナーを攪拌させる回収トナー攪拌装置と、前記回収トナー貯蔵容器内の回収トナーを検出させる回収トナー検出センサを備えると共に、
    前記制御回路は、前記選択手段により前記リサイクルモードが選択されたときに前記回収トナー検出センサからのトナー検出信号に基づいて前記回収トナーがあるか否かを判断し、あると判断したとき前記回収トナー搬送手段および前記リサイクル用画像形成部を動作制御することを特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 請求項4に記載のカラー画像形成装置において、前記制御回路は、回収トナーによるリサイクル画像形成部を用いる場合のリサイクル画像形成部の像担持体への書込パターンや、黒色画像形成部を用いる場合の黒色画像形成部の像担持体への書込パターンを設定する書込パターン設定装置を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  6. 請求項4又は5に記載のカラー画像形成装置において、前記制御回路は、前記選択手段により前記リサイクルモードが選択されたときに前記回収トナー検出センサからのトナー検出信号に基づいて前記回収トナーがあるか否かを判断し、ないと判断したとき前記回収トナー搬送手段および前記リサイクル用画像形成部の動作制御を停止させ、前記作像装置の黒色画像形成部を作動制御することを特徴とするカラー画像形成装置。
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