JP6181484B2 - 便器用手すり - Google Patents

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Description

本発明は、既設の便器に後付けで手すり部を設けるべく使用される便器用手すりに関する。
従来、高齢者や身障者が洋式トイレを使用する際の立ち座りを補助するために、既設の便器に後付けで取り付けられる便器用手すりが提供されている(例えば特許文献1から特許文献3)。通常、該便器用手すりは、便器の左右両側の対称位置に設置される左右一対の側枠と、該左右一対の側枠の間に差し渡される連結枠とを備えており、該左右一対の側枠の上部に手すり部が設けられた構成となっている。
一方、近時の洋式トイレとして、温水洗浄機能が付加されたものがあり、該温水洗浄機能を操作するための操作パネルは、便座の左右何れかの側方(概ね右側)に突出して設けられている。そして該洋式トイレに上記便器用手すりを設置する際には、左右一対の側枠を便器の左右両側の対称位置に設置しようとすると、便座の側方に突出して設けられた該操作パネルが邪魔になる場合がある。そこで側枠と連結枠との間に間隔拡大用部材(スペーサー)を介在させることで、操作パネルを避けて側枠を設置可能とした便器用手すりが提案されている(例えば特許文献4の図24)。
特開平11−113802号公報 特許第2981182号公報 特許第4491374号公報 特開2013−078447号公報
ところが、上記従来構成の便器用手すりは、側枠や連結枠、あるいはスペーサーに取付ねじを挿通させる取付穴を設け、それぞれの取付穴を位置合わせしたうえで、これら取付穴に取付ねじを挿通して螺着する構成とされている。従って、該便器用手すりの組み立て作業時には、側枠と連結枠とを手で支えながら取付穴の位置合わせをしつつ取付ねじを挿通し、更に該取付ねじの締め付け等も行わねばならず、スペースが狭小なトイレ室内での組み立て作業が煩雑になるという問題があった。特に、上記側枠と上記連結枠との間に間隔拡大用部材(スペーサー)を介在させる場合は、側枠と連結枠とに加えて、スペーサーまでも手で支えながら作業を行わねばならず、組み立て作業が更に煩雑なものになってしまう。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、組み立て作業の簡易化を図ることができる便器用手すりを提供することにある。
上記従来の問題点を解決する手段として、請求項1に記載の便器用手すりの発明は、手すり部が設けられて便器の左右両側に設置される左右一対の側枠と、該左右一対の側枠の間に差し渡される連結枠とを備える便器用手すりであって、上記左右一対の側枠のうちの少なくとも一方と、上記連結枠と、の間には、該側枠と該連結枠とを仮に連結するべく、上記連結枠の差し渡し方向と交差する方向へ伸びる突片と、該突片を係止する凹溝とを有する仮組手段が設けられており、上記突片又は上記凹溝のうち一方には、軸体が該突片と交差する方向へ伸びるように突設されており、上記突片又は上記凹溝のうち他方には、挿し孔が上記軸体と対応する位置になるように透設されており、上記挿し孔を上記凹溝の開口端縁又は該突片の先端縁で開口して該開口から斜め上方又は斜め下方へ伸びるように設け、該挿し孔の開口から内側へ上記軸体を挿入して引掛けることにより、上記突片を上記凹溝に係止した状態を維持するように構成したことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の便器用手すりの発明において、更に、上記左右一対の側枠のうちの少なくとも一方と上記連結枠との間には、該側枠と該連結枠との間隔を広げるべくスペーサーが介装されるとともに、上記スペーサーと、上記側枠及び上記連結枠のうちの少なくとも一方と、の間にもまた、該スペーサーを介して該側枠と該連結枠とを仮に連結するべく、上記突片と、上記凹溝とを有する仮組手段が設けられていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の便器用手すりの発明において、上記軸体の表面にはネジ溝が螺刻されており、上記挿し孔の内側に上記軸体を引掛けた状態で該軸体にナットを螺合することにより、上記スペーサーを介して上記側枠と上記連結枠とを連結固定するように構成したことを要旨とする。
請求項に記載の便器用手すりの発明手すり部が設けられて便器の左右両側に設置される左右一対の側枠と、該左右一対の側枠の間に差し渡される連結枠とを備える便器用手すりであって、上記左右一対の側枠のうちの少なくとも一方と、上記連結枠と、の間には、該側枠と該連結枠とを仮に連結するべく、上記連結枠の差し渡し方向と交差する方向へ伸びる突片と、該突片を係止する凹溝とを有する仮組手段が設けられており、上記突片及び上記凹溝のうち少なくとも一方には、挿し孔が透設されており、上記突片あるいは上記凹溝からは軸体が、上記挿し孔に挿通されるように該突片と交差する方向へ突出されており、上記軸体の表面にはネジ溝が螺刻され、上記挿し孔に上記軸体を挿通した状態で該軸体にナットが螺合されることにより、上記側枠と上記連結枠とを連結固定するように構成したことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の便器用手すりの発明において、更に、上記左右一対の側枠のうちの少なくとも一方と上記連結枠との間には、該側枠と該連結枠との間隔を広げるべくスペーサーが介装されるとともに、上記スペーサーと、上記側枠及び上記連結枠のうちの少なくとも一方と、の間にもまた、該スペーサーを介して該側枠と該連結枠とを仮に連結するべく、上記突片と、上記凹溝とを有する仮組手段が設けられており、上記スペーサーを介して上記側枠と上記連結枠とを連結固定するように構成したことを要旨とする。
〔作用〕
本発明の便器用手すりにおいて、左右一対の側枠のうちの少なくとも一方と上記連結枠との間には、該側枠と該連結枠とを仮に連結するべく、突片と、該突片を係止する凹溝とを有する仮組手段が設けられている。該突片は、上記連結枠の差し渡し方向と交差する方向へ伸びているため、該突片が該凹溝に係止された状態とすることで、上記側枠と上記連結枠との仮の連結が不意に解除されることを抑制することができる。従って本発明の便器用手すりによれば、上記側枠と上記連結枠とを仮に連結することが出来るとともに、該連結を維持することが可能であり、組み立て作業の簡易化を図ることができる。
また本発明の便器用手すりにおいて、左右一対の側枠のうちの少なくとも一方と上記連結枠との間には、該側枠と該連結枠との間隔を広げるべくスペーサーが介装されてもよく、温水洗浄機能を操作する操作パネルが便座の側方に突出している洋式トイレであっても、該操作パネルを避けて該側枠を便器の側方に設置することができる。更に本発明の便器用手すりにあって、上記スペーサーと、上記側枠及び上記連結枠のうちの少なくとも一方との間には、上記側枠と上記連結枠との間に設けられたものと同様に、突片と凹溝とを有する仮組手段が設けられており、上記側枠と上記連結枠との間に上記スペーサーを介した状態としても、上記側枠と上記連結枠とを仮に連結し、また該仮の連結が不意に解除されることを抑制することができる。従って、上記スペーサーを介して上記側枠と上記連結枠とを仮に連結することが出来るとともに、該連結を維持することが可能であり、組み立て作業の更なる簡易化を図ることができる。
また上記突片又は上記凹溝のうち一方に軸体を、他方に挿し孔を該凹溝の開口端縁又は該突片の先端縁で開口して該開口から斜め上方又は斜め下方へ伸びるように設け、該挿し孔の開口から内側へ該軸体を挿入して引掛けるように構成することで、該突片の該凹溝への係止を簡単かつ確実に行うことができる。
また上記軸体の表面にネジ溝を螺刻し、上記挿し孔の内側に該軸体を引掛けた状態で該軸体にナットを螺合するように構成することにより、上記側枠と上記連結枠とを上記スペーサーを介して仮に連結した状態のままで、固定作業を行うことができる。
また上記突片又は上記凹溝のうち一方に挿し孔を、他方に軸体を該挿し孔に挿通されるように設け、該挿し孔に該軸体を挿通するのみで簡単に上記側枠と上記連結枠とを上記スペーサーを介して仮に連結した状態とすることができ、更に該軸体の表面にネジ溝を螺刻し、該挿し孔に該軸体が挿通された状態で該軸体にナットを螺合するように構成することで、該連結した状態のままで固定作業を行うことができる。
〔効果〕
本発明の便器用手すりによれば、側枠と連結枠とを仮に連結することができるため、組み立て作業の簡易化を図ることができる。
実施形態の便器用手すりを示す斜視図。 実施形態の便器用手すりを示す側面図。 右側枠を示す(a)は前側から見た斜視図、(b)は後側から見た斜視図。 連結枠を示す斜視図。 スペーサーを示す(a)は前側から見た斜視図、(b)は後側から見た斜視図。 右側枠にスペーサーを連結した状態を示す斜視図。 スペーサーを介して右側枠と連結枠とを仮に連結した状態を示す斜視図。
本発明の便器用手すりを具体化した一実施形態を図面に基づき説明する。
なお、以下の文中に示す方向は、特に説明の無い限り、便器に座った使用者から見た状体で、前方を前側、後方を後側、右方を右側、左方を左側とする。
<便器用手すり>
図1及び図2に示すように、便器用手すり1は、便器2の両側に設置される右側枠3A及び左側枠3Bからなる左右一対の側枠3A,3Bと、該左右一対の側枠3A,3Bの間で左右方向に差し渡される連結枠4と、を備えている。また該左右一対の側枠3A,3Bのそれぞれ上部には、手すり部5が設けられている。
上記連結枠4は、便器2の前部に当接される前枠部6と、該前枠部6を前記側枠3A,3Bに連結するための連結部7とを有している。また該連結部7からは、左右一対の固定部材8が後方に向けて差し出されている。
そして上記便器用手すり1において、右側枠3Aと連結枠4との間には、スペーサー9が介装されている。
<側枠>
図2及び図3(a),(b)に示すように、左右一対の側枠3A,3Bである右側枠3A及び左側枠3Bは、前後に滑り止め用の脚ゴム11aがそれぞれ取り付けられた水平杆11と、該水平杆11の中央部から立設された管状の垂直杆12とを有している。
側枠3A,3Bの上部に設けられた手すり部5は、上記垂直杆12の上部に上下摺動可能に挿着される挿着杆13と、該挿着杆13の上部に取り付けられた枢着基部14と、該枢着基部14の上側に取り付けられた肘掛け部15とを有している。
上記肘掛け部15は、枢着ピン16を中心として枢着基部14を上方に回動させることにより、使用者の手前側に跳ね上げ可能とされている。
上記手すり部5は、挿着杆13に縦列して設けられた複数の孔13aの何れか1つと、垂直杆12に設けられた孔(図示略)の位置を一致させ、それぞれの孔に調節ボルト17を垂直杆12の外側から挿通し、該調節ボルト17を螺着して垂直杆12に押し付けることで高さを調節することができる。
<連結枠>
図4に示すように、上記連結枠4において、前枠部6は、平面視で略V字状に形成されている。該形状とした前枠部6は、当接される便器2の前部の形状に応じた形状となり、また使用者が着座姿勢から立ち上がる際の足引きスペースを確保し、立ち上がり動作を容易に行うことができるようにしている。
上記前枠部6の左右両端からは、それぞれ連結部7が後方に向けて延設されている。該左右一対の連結部7は、該前枠部6と連続するように一体的に形成されている。該連結部7の内側には、取着部18が形成されている。該取着部18には、回動軸18aが形成されており、該回動軸18aに上記固定部材8が、該取着部18に対して回動自在となるように取り付けられている。
上記固定部材8は、後部に滑り止めのためのグリップ8aが取り付けられた円柱形状の棒部材からなる。上記連結部7の後部には押出ボルト19が、後方から前方に向けて斜めに配置されるとともに、その先端部を上記固定部材8に接触させるように、螺着されている。そして、該押出ボルト19を締め付けることにより、上記左右一対の固定部材8が上記便器の左右側部を左右後寄りから抱え込み、前枠部6の先端内側を便器2の前部に当接させることができる(図2参照)。
<連結構造>
上記左右一対の側枠3A,3Bと、上記連結枠4と、を連結するべく、該左右一対の側枠3A,3Bにはそれぞれ連結プレート21が取り付けられており、該連結枠4の左右一対の連結部7にはそれぞれ連結具24が取り付けられている。該連結プレート21と該連結具24とを係合して、固定することにより、左右一対の側枠3A,3Bと連結枠4とが連結される。そして、上記連結プレート21には突片22が設けられ、上記連結具24には凹溝25が設けられており、これら突片22及び凹溝25が、上記側枠3A,3Bと上記連結枠4とを仮に連結する仮組手段を構成している。
(連結プレート)
図3(a),(b)に示すように、連結プレート21は、四角板状に形成されており、上記左右一対の側枠3A,3Bの垂直杆12において中間部の内面上に取り付けられている。該連結プレート21を、上記連結枠4の差し渡し方向である左右方向と交差する方向である前方へ伸びるように、該垂直杆12よりも前方へ突出して配設することにより、該突出部分によって仮組手段を構成する突片22が構成されている。
上記突片22の前端部には、軸体23が、該突片22と交差する方向である右方向へ伸びるように、上下一対突設されている。また上下一対の該軸体23の表面には、それぞれネジ溝が螺刻されている(図示略)。
(連結具)
図4に示すように、連結具24は、板状体を平面視でJ字状に曲げて形成されており、上記連結枠4において、連結部7の前部で外側面に取り付けられている。該連結金具24にあっては、J字状に曲げた内側部分により、仮組手段を構成する凹溝25が構成されている。
上記凹溝25の外側となる側壁には、挿し孔26が、上記突片22に設けられた軸体23と対応する位置になるように、上下一対透設されている。該挿し孔26は、上記凹溝25の開口端縁に開口26aが設けられるとともに、該開口26aから斜め上方へ伸びるように設けられている。
<スペーサー>
上記スペーサー9は、上記側枠3A,3Bと上記連結枠4との間隔を広げるべく、該側枠3A,3Bと連結枠4との間に介装されるものである。このため、該スペーサー9は、上記側枠3A,3Bに取り付けられた連結プレート21と、上記連結枠4に取り付けられた連結具24との双方に対して連結可能に構成されている。
図5(a),(b)に示すように、上記スペーサー9は、上記側枠3A,3Bと連結する第1連結部9Aと、上記連結枠4と連結する第2連結部9Bと、該第1連結部9Aと該第2連結部9Bとの間を繋ぐ拡幅壁9Cと、を有している。
上記第1連結部9Aは、板状体を平面視でJ字状に曲げて形成されており、該J字状に曲げた内側部分によって構成された凹溝25を有している。上記第2連結部9Bは、上記連結枠4の差し渡し方向である左右方向と交差する方向である前方へ伸びる四角板状をなしており、突片22を構成している。これら凹溝25及び突片22は、上記スペーサー9を介して上記側枠3A,3Bと上記連結枠4とを仮に連結する仮組手段を構成する。
上記拡幅壁9Cは、上記第1連結部9Aの外側面から上記連結枠4の差し渡し方向である左右方向へ延設された四角板状をなし、一側端が上記第2連結部9Bの後端に繋がる構成とされている。また上記第1連結部9Aの外側面と、上記拡幅壁9Cの一面(背面)との間には、補強体9Dが架設されており、上記スペーサー9の強度保持が図られている。
上記突片22の前端部には、軸体23が、該突片22と交差する方向である右方向へ伸びるように、上下一対突設されている。また上下一対の該軸体23の表面には、それぞれネジ溝が螺刻されている(図示略)。上記凹溝25の外側となる側壁には、挿し孔26が、上記突片22に設けられた軸体23と対応する位置になるように、上下一対透設されている。該挿し孔26は、上記凹溝25の開口端縁に開口26aが設けられるとともに、該開口26aから斜め上方へ伸びるように設けられている。
上記スペーサー9は、上記側枠3A,3Bと連結する第1連結部9Aが、上記連結枠4に取り付けられた連結具24と略同様の構成とされ、上記連結枠4と連結する第2連結部9Bが、上記側枠3A,3Bに取り付けられた連結プレート21と略同様の構成とされている。そして、該第1連結部9Aと該第2連結部9Bとの間を繋ぐ拡幅壁9Cの横幅寸法に応じて、上記側枠3A,3Bと上記連結枠4との間隔が広がる。
<組み立て方法>
上記便器用手すり1を便器2に取り付けるべく組み立てる場合には、右側枠3A及び左側枠3Bと、連結枠4と、を連結する。このとき、右側枠3Aと連結枠4との間には、スペーサー9を介装する。
右側枠3Aにスペーサー9を取り付ける場合、スペーサー9の第1連結部9Aに設けられた凹溝25の内側に、右側枠3Aに取り付けられた連結プレート21の突片22を挿入する。また該突片22を該凹溝25の内側に挿入する際には、突片22の軸体23と、凹溝25の挿し孔26の開口26aとを位置合わせしておく。すると、該挿し孔26が該開口26aから斜め上方へ伸びるように設けられていることから、該挿し孔26の内周面を該軸体23の周面に摺動させることにより、図6に示すように、スペーサー9は該挿し孔26の内奥に該軸体23を位置させるように案内され、該軸体23が該挿し孔26に引掛けられる。
連結枠4にスペーサー9を取り付ける場合、スペーサー9の第2連結部9Bに設けられた突片22を、連結枠4の連結具24に設けられた凹溝25の内側に挿入する。該挿入の際には、突片22の軸体23と、凹溝25の挿し孔26の開口26aとを位置合わせしておくと、上記と同様にして、図7に示すように、スペーサー9は該挿し孔26の内奥に該軸体23が位置するように案内され、該軸体23が該挿し孔26に引掛けられる。
上記のようにして右側枠3Aと連結枠4との間にスペーサー9を取り付けることで、仮組手段を構成する突片22を凹溝25の内側に挿入した状態で、該凹溝25が該突片22を係止することにより、該突片22の伸びる方向と交差する方向、つまり右側枠3Aと連結枠4とが相互に離隔する方向へ動くことを規制され、右側枠3Aと連結枠4とが仮に連結される。更に該軸体23が該挿し孔26に引掛けられた状態で、該凹溝25が該突片22を係止した状態を維持することができる。
左側枠3Bと連結枠4との連結については、上記スペーサー9を介する場合と同様に、連結枠4の連結具24に設けられた凹溝25の内側に、連結プレート21の突片22を挿入し、該突片22の軸体23を該凹溝25の挿し孔26に引掛けることで、左側枠3Bと連結枠4とを仮に連結することができる。
上記のように左右一対の側枠3A,3Bと、連結枠4と、を仮に連結した後は、手を離しても左右一対の側枠3A,3Bと連結枠4とが連結された状態が保たれる。よって、両手を使って便器2に対する便器用手すり1の取り付け位置を調整あるいは確認したり、押出しボルト19を操作して固定部材8を内側に回動させ、便器2の左右側部を固定部材8で左右後寄りから抱え込むとともに前枠部6の先端内側を便器2の前部に当接させたりすることができるようになる。そして、両手を使って上記軸体23にナット(図示略)を螺合し、左右一対の側枠3A,3Bと、連結枠4と、を連結固定することもできる。
なお、上記した組み立て方法は一例であって、特に組み立ての順序は限定されない。例えば、スペーサー9は連結枠4に取り付けた後で右側枠3Aに取り付けてもよく、また左側枠3Bと連結枠4とを連結した後で右側枠3Aと連結枠4とを連結してもよく、また左右一対の側枠3A,3Bと連結枠4とを連結固定した後で固定部材8及び前枠部6によって便器用手すり1を便器2に固定してもよい。
<変更例>
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下のように変更してもよい。
上記軸体23は、実施形態では突片22から突設された構成としたが、例えば突片22に挿通孔を設け、該挿通孔にボルトの軸部を挿通することにより、該ボルトの軸部を軸体23としてもよい。
実施形態では、軸体23の表面にネジ溝を螺刻し、挿し孔26の内側に軸体23を引掛けた状態で該軸体23にナットを螺合することにより、スペーサー9を介して左右一対の側枠3A,3Bと連結枠4とを連結固定するように構成したが、例えば軸体23にCリングを嵌着したり、抜け止めピンを挿着したりすることで、左右一対の側枠3A,3Bと連結枠4とを連結固定するように構成してもよい。
実施形態では、突片22に軸体23を設け、凹溝25に挿し孔26を設けたが、凹溝25の内側に軸体23を架設し、突片22に挿し孔26を該突片22の先端縁で開口して該開口から斜め上方又は斜め下方へ伸びるように設けて、該挿し孔26の内側に該軸体23を挿入して引掛けるように構成してもよい。
実施形態では、連結プレート21を左右一対の側枠3A,3Bに取り付けて突片22を構成し、連結具24を連結枠4に取り付けて凹溝25を構成したが、例えば左右一対の側枠3A,3Bに連結具24を取り付けて凹溝25を構成し、連結枠4に連結プレート21を取り付けて突片22を構成してもよい。
実施形態では、右側枠3Aと連結枠4との間にのみスペーサー9を介装したが、左右一対の側枠3A,3Bと連結枠4との間にそれぞれスペーサー9を介装してもよく、あるいは左側枠3Bと連結枠4との間にのみスペーサー9を介装してもよい。
本発明にあっては、スペーサーを介して側枠と連結枠とを仮に連結することができるため、組み立て作業の簡易化を図ることができるから、産業上の利用可能性がある。
1 便器用手すり
2 便器
3A,3B 側枠
4 連結枠
5 手すり部
9 スペーサー
22 突片
23 軸体
25 凹溝
26 挿し孔
26a 開口


Claims (5)

  1. 手すり部が設けられて便器の左右両側に設置される左右一対の側枠と、該左右一対の側枠の間に差し渡される連結枠とを備える便器用手すりであって、
    上記左右一対の側枠のうちの少なくとも一方と、上記連結枠と、の間には、該側枠と該連結枠とを仮に連結するべく、上記連結枠の差し渡し方向と交差する方向へ伸びる突片と、該突片を係止する凹溝とを有する仮組手段が設けられており、
    上記突片又は上記凹溝のうち一方には、軸体が該突片と交差する方向へ伸びるように突設されており、
    上記突片又は上記凹溝のうち他方には、挿し孔が上記軸体と対応する位置になるように透設されており、
    上記挿し孔を上記凹溝の開口端縁又は該突片の先端縁で開口して該開口から斜め上方又は斜め下方へ伸びるように設け、該挿し孔の開口から内側へ上記軸体を挿入して引掛けることにより、上記突片を上記凹溝に係止した状態を維持するように構成したことを特徴とする便器用手すり。
  2. 更に、上記左右一対の側枠のうちの少なくとも一方と上記連結枠との間には、該側枠と該連結枠との間隔を広げるべくスペーサーが介装されるとともに、
    上記スペーサーと、上記側枠及び上記連結枠のうちの少なくとも一方と、の間にもまた、該スペーサーを介して該側枠と該連結枠とを仮に連結するべく、上記突片と、上記凹溝とを有する仮組手段が設けられている請求項1に記載の便器用手すり。
  3. 上記軸体の表面にはネジ溝が螺刻されており、上記挿し孔の内側に上記軸体を引掛けた状態で該軸体にナットを螺合することにより、上記側枠と上記連結枠とを連結固定する、又は、上記スペーサーを介して上記側枠と上記連結枠とを連結固定する、ように構成した請求項1又は請求項2に記載の便器用手すり。
  4. 手すり部が設けられて便器の左右両側に設置される左右一対の側枠と、該左右一対の側枠の間に差し渡される連結枠とを備える便器用手すりであって、
    上記左右一対の側枠のうちの少なくとも一方と、上記連結枠と、の間には、該側枠と該連結枠とを仮に連結するべく、上記連結枠の差し渡し方向と交差する方向へ伸びる突片と、該突片を係止する凹溝とを有する仮組手段が設けられており、
    上記突片及び上記凹溝のうち少なくとも一方には、挿し孔が透設されており、
    上記突片あるいは上記凹溝からは軸体が、上記挿し孔に挿通されるように該突片と交差する方向へ突出されており、
    上記軸体の表面にはネジ溝が螺刻され、上記挿し孔に上記軸体を挿通した状態で該軸体にナットが螺合されることにより、上記側枠と上記連結枠とを連結固定するように構成したことを特徴とする便器用手すり。
  5. 更に、上記左右一対の側枠のうちの少なくとも一方と上記連結枠との間には、該側枠と該連結枠との間隔を広げるべくスペーサーが介装されるとともに、
    上記スペーサーと、上記側枠及び上記連結枠のうちの少なくとも一方と、の間にもまた、該スペーサーを介して該側枠と該連結枠とを仮に連結するべく、上記突片と、上記凹溝とを有する仮組手段が設けられており、
    上記スペーサーを介して上記側枠と上記連結枠とを連結固定するように構成した請求項4に記載の便器用手すり。
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