JP4491374B2 - 便器用手すり - Google Patents
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- A47K17/00—Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
- A47K17/02—Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
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Description
また、該手すり枠の後部には後側連結桟が差し渡されているため、該便器用手すり装置を便器に取り付ける場合には、該後側連結桟が便器に干渉するため、該便器用手すり装置を持ち上げる必要があり、取付け作業に多大な労力を要するという問題があった。
更に、該便器用手すり装置は、該手すり枠に備えられている固定手段の左右一対のねじ棒による二点支持で便器に固定されているため、該便器用手すり装置に回転方向の力が加えられた場合、例えば使用者が一方の手すりに手をついて便器から立ち上がろうした場合などに、該ねじ棒が外れるおそれがあるという問題があった。
また更に、該便器用手すり装置の便器への取付けまたは取外しの際に、固定部材であるねじ棒を摺動させる分だけ該ねじ棒を回動させる必要があり、ねじ棒の摺動量が大きい場合にはねじ棒の回動量が多くなり、取付け作業または取外し作業に手間がかかるという問題があった。
また、該便器用手摺は、該手摺本体の左右両側から斜め上方に立ち上げられた一対の固定アームによる二点支持で便器に固定されているため、該便器用手摺に回転方向の力が加えられた場合に、該固定アームが外れるおそれがあるという問題がある。
この場合、該固定アームのアタッチメントはある程度の自由度を持っているため、回転力に対して弱くなり、該便器用手摺に回転方向の力が加えられた場合、該固定アームが更に外れやすくなるという問題があった。
更に、該手摺本体の左右両側から斜め上方に立ち上げられている固定アームによって便器への固定を行なうため、便器の左右下部の形状が湾曲していない便器の場合、例えば左右下部の形状が略円筒形状の便器の場合には、該固定アームによる便器への固定が行なえないという問題があった。
また更に、該便器用手摺の便器への取付けまたは取外しの際には、固定部材である固定アームを摺動させる分だけ該固定アームのノブボルトを回動させる必要があり、固定アームの摺動量が大きい場合にはノブボルトの回動量が多くなり、取付け作業または取外し作業に手間がかかるという問題があった。
該固定アーム6には押出しボルト26がそれぞれ設けられており、該押出しボルト26を前側または後側から螺着することによって該固定アーム6が水平方向で回動可能とされていることが望ましい。
または、該固定アーム6には押出しボルト26がそれぞれ設けられており、該押出しボルト26を側方から螺着することによって該固定アーム6が水平方向で回動可能とされていることが望ましい。
また、該連結枠5は前後方向に折畳み可能とされており、該連結枠5を折り畳むことによって該便器用手すり1が折畳み可能とされていることが望ましい。
更に、該便器用手すり1の前後長Lは350mm〜500mmに設定されていることが望ましい。
また更に、該手すり部4は該側枠3に上下摺動可能に取り付けられていることが望ましい。
この場合、該手すり部4は上側肘掛け部12と下側肘掛け部11とを有しており、該上側肘掛け部12は該下側肘掛け部11に対して前後摺動可能とされていることが望ましい。
または、該手すり部4は肘掛け部32を有しており、該肘掛け部32は跳ね上げ可能とされていることが望ましい。
また、該便器用手すり1を便器2に前側から取り付けた後に、該便器2の後側において、別途、従来のような連結部材を差し渡す必要がなく、連結作業の分だけ取付け作業や取外し作業の労力を低減することができる。
更に、該便器用手すり1は、左右の固定アーム6と連結枠5の当接部16による抱え込み三点支持で該便器2に安定に固定されているので、該便器用手すり1に回転方向の力が加えられた場合、例えば使用者が一方の手すり部4に手をついて便器2から立ち上がろうした場合であっても、該固定アーム6と該当接部16による固定が外れることがない。
また更に、該便器用手すり1は、左右の固定アーム6と連結枠5の当接部16による抱え込み三点支持で該便器2に固定されるので、便器2の左右下部の形状が湾曲していない便器2、例えば左右下部の形状が略円筒形状の便器2であっても、該便器用手すり1を安定に固定することができる。更にこの場合、便器2の左右下部の形状が上広がり形状に湾曲していれば、該便器用手すり1は、左右の固定アーム6と連結枠5の当接部16によって、上下方向にも安定に固定される。
図1〜図3に示すように、便器用手すり1は、便器2の左右両側に設置される左右一対の略逆T字状の側枠3と、該側枠3にそれぞれ取り付けられる左右一対の略T字状の手すり部4と、該左右一対の側枠3に差し渡される連結枠5とを有しており、該連結枠5からは後方に向けて左右一対の固定アーム6が水平方向で回動可能に差し出されている。
また、該手すり部4は、該側枠3の垂直杆9の上部に上下摺動可能に挿着される挿着杆10と、該挿着杆10の上部に取り付けられる下側肘掛け部11と、該下側肘掛け部11の上側に前後摺動可能に取り付けられる上側肘掛け部12とを有している。
この場合、該側枠3の水平杆8の前後長L1 は490mmに設定されており、また、該手すり部4の上側肘掛け部12の前後長L2 は350mmに設定されており、更に、該上側肘掛け部12の前後摺動量LS は80mmに設定されている。
本実施例では、該側枠3の垂直杆9の外側面には、該手すり部4が上下に摺動するのを防止するための高さ固定ボルト13が取り付けられており、また、該手すり部4の下側肘掛け部11の外側面には、該上側肘掛け部12が前後に摺動するのを防止するための長さ固定ボルト14が取り付けられている。
本実施例では、該リンク杆15の根端部の内側面に、該リンク杆15が前後に回動するのを防止するための回動固定ボルト18が取り付けられており、また、図5に示すように、該当接部材17には、該リンク杆15の中央部が前後に回動するのを防止するための回動固定ねじ19が取り付けられている。そして、該リンク杆15の中央部には、図5(a)に示すように該連結枠5を伸ばした状態で該回動固定ねじ19が螺着される第一ねじ穴20と、図5(b)に示すように該連結枠5を折り畳んだ状態で該回動固定ねじ19が螺着される第二ねじ穴21がそれぞれ設けられている。
本実施例では、該取付け部材25の後面に押出しボルト26が設けられており、該押出しボルト26を後側から螺着して、該押出しボルト26の先端部で該リンク杆15の後面を後側から押すことによって、該固定アーム6は内側に回動可能とされている。
このとき、該固定アーム6のゴムグリップ22および該連結枠5の当接部16がクッション性を有するゴム製とされているので、該ゴムグリップ22および該当接部16が便器2の前部に当接したときに該便器2の前部が傷つくことが防止されている。
そのため、側方スペースの小さいトイレ室内でも、該便器用手すり1の取付け作業または取外し作業を容易に行なうことができる。
更に、該便器用手すり1の便器2への取付けまたは取外しの際には、テコの原理により、該固定アーム6の回動量に対して該押出しボルト26の螺着量は少なくてすみ、取付け作業または取外し作業の手間が軽減される。
すなわち、該便器用手すり1の前後長Lが500mmよりも長い場合には、出入り口の間取りが狭いトイレの場合には、トイレ室内に運び込むことが非常に困難になる。一方、該便器用手すり1の前後長Lが350mmよりも短い場合、例えば該便器用手すり1の側枠3の水平杆8の前後長L1 が350mmよりも短い場合には、使用時の安定性が低下することとなり、また、該便器用手すり1の上側肘掛け部12の前後長L2 が350mmよりも短い場合には、該便器用手すり1の使い心地が悪くなる。
また、該手すり部4の挿着杆10を該側枠3の垂直杆9に対して上下に摺動させることによって、該手すり部4は高さ調節可能とされているため、使用者の体型に合わせて該手すり部4の高さを調節することができる。
更に、該手すり部4の上側肘掛け部12を下側肘掛け部11に対して前後に摺動させることによって、該手すり部4は長さ調節可能とされているため、使用者の体型に合わせて該手すり部4の長さを調節することができる。
図1〜図7に示した実施例1に対して、本実施例では、図8に示すように、側枠3の垂直杆9の前面に、手すり部4が上下に摺動するのを防止するための高さ固定ボルト13が取り付けられており、また、手すり部4の下側肘掛け部11の下面に、上側肘掛け部12が前後に摺動するのを防止するための長さ固定ボルト14が取り付けられている。
その上、側枠3の垂直杆9の前側面に高さ固定ボルト13が取り付けられており、また、手すり部4の下側肘掛け部11の下側面に長さ固定ボルト14が取り付けられているため、該高さ固定ボルト13または該長さ固定ボルト14を緩めても、該高さ固定ボルト13または該長さ固定ボルト14が左右側方へ突出することがない。
そのため、側方スペースの小さいトイレ室内でも、該手すり部4の高さ調節作業または長さ調節作業を容易に行なうことができる。
図1〜図7に示した実施例1に対して、本実施例では、図10〜図12に示すように、便器用手すり1は、便器2の左右両側に設置される左右一対の略逆T字状の側枠3と、該側枠3にそれぞれ取り付けられる左右一対の略逆L字状の手すり部4と、該左右一対の側枠3に差し渡される連結枠5とを有しており、該側枠3からは後方に向けて左右一対の固定アーム6が水平方向で回動可能に差し出されており、また、該左右一対の側枠3は該固定アーム6を介して該連結枠5で連結されている。
また、該手すり部4は、該側枠3の垂直杆9の上部に上下摺動可能に挿着される挿着杆10と、該挿着杆10の上部に枢着される枢着基部31と、該枢着基部31の上側に取り付けられる肘掛け部32とを有している。そして、図14に示すように、該枢着基部31を枢着ピン33を中心として上方に回動させることにより、該手すり部4の肘掛け部32は手前側に跳ね上げ可能とされている。
本実施例では、図15に示すように、手すり部4の挿着杆10の下部には略U字状の屈曲ばね34が内装されており、該屈曲ばね34の先端には位置決めピン35が凸設されている。また、該挿着杆10の下部には、該位置決めピン35が挿通されるピン挿通孔36が設けられており、一方、側枠3の垂直杆9の上部には該位置決めピン35が係止される二個の位置決め孔37が縦列して設けられている(図10参照)。
本実施例では、該リンク杆15の中央部が前方および下方に屈曲しているので、前部が突出している便器2に該便器用手すり1を装備する場合であっても、該リンク杆15が該便器2の前部に干渉することがない(図12参照)。
本実施例では、該取付け部材25の外側面の中央部には押出しボルト26が設けられており、該押出しボルト26を側方から螺着して、該押出しボルト26の先端部で該アーム杆23の側面を側方から押すことによって、該固定アーム6は内側に回動可能とされている。
このとき、該固定アーム6のゴムグリップ22および該連結枠5の当接部16がクッション性を有するゴム製とされているので、該ゴムグリップ22および該当接部16が便器2の前部に当接したときに該便器2の前部が傷つくのが防止されている。
一方、上記の便器用手すり1の手すり部の高さを調節する場合には、まず、側枠3の二個の位置決め孔37のうち一方の位置決め孔37から突出している位置決めピン35を、屈曲ばね34のばね付勢力に抗して内側に押し込んで、該位置決めピン35の係止を解除する。その後、該手すり部4の挿着杆を側枠3の垂直杆9に対して上下に摺動させると、屈曲ばね34によって外向きに付勢されている位置決めピン35は該側枠3の他方の位置決め孔37に突出して係止される。
本実施例では、該押出しボルト26を側方から螺着することによって該固定アーム6が回動可能とされているので、該押出しボルト26の操作を行いやすく、また、立ち座りの際に該押出しボルト26が邪魔になることがない。
そのため、該便器用手すり1の取付け作業または取外し作業を非常に容易に行なうことができるとともに、便器2への立ち座りが容易となる。
更に、該手すり部の肘掛け部32を手前側に跳ね上げて撤去することができるので、介助者が側方から介助作業をする場合に、該手すり部の肘掛け部32が邪魔になることがなく、介助作業を容易に行うことができる。
2 便器
3 側枠
4 手すり部
5 連結枠
6 固定アーム
11 下側肘掛け部
12 上側肘掛け部
16 当接部
26 押出しボルト
32 肘掛け部
L 便器用手すりの前後長
Claims (8)
- 便器の左右両側に設置される左右一対の側枠と、該側枠にそれぞれ取り付けられる左右一対の手すり部と、該左右一対の側枠に差し渡される連結枠とを有する便器用手すりにおいて、該側枠または該連結枠からは後方に向けて左右一対の固定アームが回動可能に差し出されており、該連結枠には該便器の前部に当接する当接部が設けられていることを特徴とする便器用手すり。
- 該固定アームには押出しボルトがそれぞれ設けられており、該押出しボルトを前側または後側から螺着することによって該固定アームが水平方向で回動可能とされている請求項1に記載の便器用手すり。
- 該固定アームには押出しボルトがそれぞれ設けられており、該押出しボルトを側方から螺着することによって該固定アームが水平方向で回動可能とされている請求項1に記載の便器用手すり。
- 該連結枠は前後方向に折畳み可能とされており、該連結枠を折り畳むことによって該便器用手すりが折畳み可能とされている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の便器用手すり。
- 該便器用手すりの前後長は350mm〜500mmに設定されている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の便器用手すり。
- 該手すり部は該側枠に上下摺動可能に取り付けられている請求項1〜請求項5のいずれかに記載の便器用手すり。
- 該手すり部は上側肘掛け部と下側肘掛け部とを有しており、該上側肘掛け部は該下側肘掛け部に対して前後摺動可能とされている請求項1〜請求項6のいずれかに記載の便器用手すり。
- 該手すり部は肘掛け部を有しており、該肘掛け部は跳ね上げ可能とされている請求項1〜請求項6のいずれかに記載の便器用手すり。
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