JP2000333885A - 手すり装置 - Google Patents
手すり装置Info
- Publication number
- JP2000333885A JP2000333885A JP15034899A JP15034899A JP2000333885A JP 2000333885 A JP2000333885 A JP 2000333885A JP 15034899 A JP15034899 A JP 15034899A JP 15034899 A JP15034899 A JP 15034899A JP 2000333885 A JP2000333885 A JP 2000333885A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handrail
- state
- moving support
- support part
- handrail device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K17/00—Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
- A47K17/02—Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
- A47K17/026—Armrests mounted on or around the toilet
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
- Toilet Supplies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】移動支持部またはその位置ロック機構部を備
え、移動支持部の不使用時の邪魔にならない位置と、使
用時の固定位置への位置替え操作が容易にでき、位置固
定と固定解除も容易にできる手段を備え、また移動支持
部を容易に着脱できる手段を備えた、使い勝手のよい手
すり装置を提供する。 【解決手段】移動支持部の不使用時の邪魔にならない位
置と使用時の固定位置への位置替え操作を可能にする水
平鉛直両方向への移動機構、また位置固定と固定解除を
容易にできる位置ロック機構を備え、また移動支持部を
容易に着脱できる構造を備えている。
え、移動支持部の不使用時の邪魔にならない位置と、使
用時の固定位置への位置替え操作が容易にでき、位置固
定と固定解除も容易にできる手段を備え、また移動支持
部を容易に着脱できる手段を備えた、使い勝手のよい手
すり装置を提供する。 【解決手段】移動支持部の不使用時の邪魔にならない位
置と使用時の固定位置への位置替え操作を可能にする水
平鉛直両方向への移動機構、また位置固定と固定解除を
容易にできる位置ロック機構を備え、また移動支持部を
容易に着脱できる構造を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床や壁に設置する、
身体支持部を有する手すり装置に係り、特に人が着座、
座位保持、起立するのを補助するのに好適な手すり装置
に関する。
身体支持部を有する手すり装置に係り、特に人が着座、
座位保持、起立するのを補助するのに好適な手すり装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、人が着座、座位保持、起立する
のを補助する手すり装置、例えば洋式便器用の手すり装
置は、例えば実開平2−6596号に見られるように、
便器の両側上方に左右一対の手すり部が床に対して略水
平に配置されるか、または、実開平7−3498号に見
られるように便器の前方から後部上方に手すり部が跳ね
上がるもの、詳述すると、便器の両側後方に一対の支柱
が設置され、両端が該支柱の両上端部に上下揺動自在に
軸着された手すり部(サポートアーム)を備え、手すり
部を上方に跳ね上げた状態で人を便器に着座させた後、
手すり部を下方斜め前方に揺動させると、手すり部の中
央辺部が、人の胸部の前方に来るので、人が腕を持ち上
げて、前腕を手すり部に載せ、その中央辺部を手で持つ
ことができるものが考案されている。または実開昭58
−191900号に見られるように便器の両側上方に左
右一対の手すり部を持ち、しかも同手すり部の先端に前
方手すり部(テーブル台)を取付けたもの、あるいは一
方の手すり部先端に起立自在に前方手すり部(テーブル
台)を螺着したもの、あるいは一方の手すり部基端が旋
回自在に枢支され同手すり部先端に前方手すり部(テー
ブル台)を固設したものが考案されている。または便器
の両側上方に左右一対の手すり部が床に対して略水平に
配置された手すり装置の該左右一対手すり部のそれぞれ
の先端付近に着脱自在に嵌合するクランプをその両端部
に備えた前方手すりが考案されている。
のを補助する手すり装置、例えば洋式便器用の手すり装
置は、例えば実開平2−6596号に見られるように、
便器の両側上方に左右一対の手すり部が床に対して略水
平に配置されるか、または、実開平7−3498号に見
られるように便器の前方から後部上方に手すり部が跳ね
上がるもの、詳述すると、便器の両側後方に一対の支柱
が設置され、両端が該支柱の両上端部に上下揺動自在に
軸着された手すり部(サポートアーム)を備え、手すり
部を上方に跳ね上げた状態で人を便器に着座させた後、
手すり部を下方斜め前方に揺動させると、手すり部の中
央辺部が、人の胸部の前方に来るので、人が腕を持ち上
げて、前腕を手すり部に載せ、その中央辺部を手で持つ
ことができるものが考案されている。または実開昭58
−191900号に見られるように便器の両側上方に左
右一対の手すり部を持ち、しかも同手すり部の先端に前
方手すり部(テーブル台)を取付けたもの、あるいは一
方の手すり部先端に起立自在に前方手すり部(テーブル
台)を螺着したもの、あるいは一方の手すり部基端が旋
回自在に枢支され同手すり部先端に前方手すり部(テー
ブル台)を固設したものが考案されている。または便器
の両側上方に左右一対の手すり部が床に対して略水平に
配置された手すり装置の該左右一対手すり部のそれぞれ
の先端付近に着脱自在に嵌合するクランプをその両端部
に備えた前方手すりが考案されている。
【発明が解決しようとする課題】従来の手すり装置の、
側方あるいは前方のどちらか一方にしか略水平の手すり
部が配置されないもので、前方に手すり部がない場合
は、座位保持が困難な人では前方に転倒するおそれがあ
り、また特に洋式便器用の手すり装置では転倒の危険の
他に、排泄を促す前傾姿勢が維持できない。また、側方
に手すり部がない場合は、側方で肘をかけたり手を置く
ことができず、側方の身体保持が楽にできない。また後
部上方に跳ね上がる前方手すり装置では、座った状態で
の跳ね上げ、下げ降ろしの操作が障害者や高齢者では容
易に行えない、また跳ね上げ機構が大掛かりなものとな
り製造コストが上がったり美観を損ねるといった問題が
ある。また、従来の手すり装置で、側方と前方の略水平
の手すり部を同時に備えているものでも、前方手すり部
が必要でない時は簡単に取外すか、使用上もしくは外観
上邪魔にならない位置に位置替えできるような手段を備
えてなく、前方手すり部が固定されたものでは前方から
の人の出入りが困難であり、前方手すり部が起立自在に
螺着されたものでは、跳ね上げた状態では体にぶつかっ
たり倒れたりするおそれがあり、外観上も目障りで邪魔
であり、特に前方手すり部が必要でない人には使用上も
しくは外観上邪魔で無用なものとなる。また一方の手す
り部基端が旋回自在に枢支され同手すり部先端に前方手
すり部を固設したものでも、出入りのたびに旋回操作が
必要で、特に前方手すり部が必要でない人には邪魔で無
用なものとなり、しかも前方手すり部が側方に大きく水
平旋回するため、便器側方に広いスペースが必要であり
住宅のトイレには設置がむずかしい。また手すり装置に
着脱自在に嵌合するクランプを両端部に備えた前方手す
りを手すり装置に取付けた場合では、着座時や起立時に
は前方手すりを外してどこかに保管せねばならず、保管
場所がなかったり保管場所が定まらなかったりして使い
勝手が悪い。また着座した人が着座したままでは手の届
かない位置に保管され、自分では取付けることができな
くなる恐れもある。本発明は、上記課題を解決するため
になされたもので、本発明の目的は、身体支持部を有す
る手すり装置において、移動支持部またはその位置ロッ
ク機構部を備え、移動支持部の不使用時の邪魔にならな
い位置と、使用時の固定位置への位置替え操作が容易に
でき、位置固定と固定解除も容易にできる手段を備え、
使い勝手のよい手すり装置を提供することにある。
側方あるいは前方のどちらか一方にしか略水平の手すり
部が配置されないもので、前方に手すり部がない場合
は、座位保持が困難な人では前方に転倒するおそれがあ
り、また特に洋式便器用の手すり装置では転倒の危険の
他に、排泄を促す前傾姿勢が維持できない。また、側方
に手すり部がない場合は、側方で肘をかけたり手を置く
ことができず、側方の身体保持が楽にできない。また後
部上方に跳ね上がる前方手すり装置では、座った状態で
の跳ね上げ、下げ降ろしの操作が障害者や高齢者では容
易に行えない、また跳ね上げ機構が大掛かりなものとな
り製造コストが上がったり美観を損ねるといった問題が
ある。また、従来の手すり装置で、側方と前方の略水平
の手すり部を同時に備えているものでも、前方手すり部
が必要でない時は簡単に取外すか、使用上もしくは外観
上邪魔にならない位置に位置替えできるような手段を備
えてなく、前方手すり部が固定されたものでは前方から
の人の出入りが困難であり、前方手すり部が起立自在に
螺着されたものでは、跳ね上げた状態では体にぶつかっ
たり倒れたりするおそれがあり、外観上も目障りで邪魔
であり、特に前方手すり部が必要でない人には使用上も
しくは外観上邪魔で無用なものとなる。また一方の手す
り部基端が旋回自在に枢支され同手すり部先端に前方手
すり部を固設したものでも、出入りのたびに旋回操作が
必要で、特に前方手すり部が必要でない人には邪魔で無
用なものとなり、しかも前方手すり部が側方に大きく水
平旋回するため、便器側方に広いスペースが必要であり
住宅のトイレには設置がむずかしい。また手すり装置に
着脱自在に嵌合するクランプを両端部に備えた前方手す
りを手すり装置に取付けた場合では、着座時や起立時に
は前方手すりを外してどこかに保管せねばならず、保管
場所がなかったり保管場所が定まらなかったりして使い
勝手が悪い。また着座した人が着座したままでは手の届
かない位置に保管され、自分では取付けることができな
くなる恐れもある。本発明は、上記課題を解決するため
になされたもので、本発明の目的は、身体支持部を有す
る手すり装置において、移動支持部またはその位置ロッ
ク機構部を備え、移動支持部の不使用時の邪魔にならな
い位置と、使用時の固定位置への位置替え操作が容易に
でき、位置固定と固定解除も容易にできる手段を備え、
使い勝手のよい手すり装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記目
的を達成するため、請求項1記載の発明では、手すりや
肘掛けなどとして使用するための身体支持部を有する手
すり装置において、手すり装置に設けられた一つの基点
を軸として水平方向および鉛直方向の両方向に移動可能
な移動支持部を設置した場合は、移動支持部の使用時と
不使用時の位置替え操作が容易にでき、移動支持部が着
座や起立の際に障害物となり邪魔になることが解消さ
れ、また移動支持部が必要でない人は、常に邪魔になら
ない位置に配置しておくことができ、移動支持部が必要
な人も、必要でない人にも使い勝手がよい。また請求項
2記載の発明では、手すり装置使用時に前記移動支持部
の位置を維持するためのロック機構を有しているので、
請求項1記載の発明の効果に加えて、着座後に移動支持
部を移動させて位置固定し、また使用後に固定解除でき
るので、安全に身体を支えることができ、着座、起立、
座位保持が楽に行えるようになる。また請求項3記載の
発明では、移動支持部が着脱自在に手すり装置に設置さ
れているので、請求項1、請求項2記載の発明の効果に
加えて、移動支持部を瞬時に取外すことができ、掃除の
時など移動支持部を瞬時に着脱したい場合などに、煩雑
な作業をせず簡単に着脱ができる。
的を達成するため、請求項1記載の発明では、手すりや
肘掛けなどとして使用するための身体支持部を有する手
すり装置において、手すり装置に設けられた一つの基点
を軸として水平方向および鉛直方向の両方向に移動可能
な移動支持部を設置した場合は、移動支持部の使用時と
不使用時の位置替え操作が容易にでき、移動支持部が着
座や起立の際に障害物となり邪魔になることが解消さ
れ、また移動支持部が必要でない人は、常に邪魔になら
ない位置に配置しておくことができ、移動支持部が必要
な人も、必要でない人にも使い勝手がよい。また請求項
2記載の発明では、手すり装置使用時に前記移動支持部
の位置を維持するためのロック機構を有しているので、
請求項1記載の発明の効果に加えて、着座後に移動支持
部を移動させて位置固定し、また使用後に固定解除でき
るので、安全に身体を支えることができ、着座、起立、
座位保持が楽に行えるようになる。また請求項3記載の
発明では、移動支持部が着脱自在に手すり装置に設置さ
れているので、請求項1、請求項2記載の発明の効果に
加えて、移動支持部を瞬時に取外すことができ、掃除の
時など移動支持部を瞬時に着脱したい場合などに、煩雑
な作業をせず簡単に着脱ができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の例を説
明する。図1〜図9は第1実施例を示す図である。本実
施例の手すり装置1は洋式便器に利用されるもので、洋
式便器10の両側上方に左右一対で床に対して略水平の
手すり部2を有するU字状フレーム体3を備えている。
U字状フレーム体3の左右両側部にはボルト貫通穴4が
略鉛直に設けられ、手すり部2の下面にはナット5が埋
設されている。そしてU字状フレーム体3の左右どちら
か一方の側部上面と手すり部2の下面との間には、ボル
ト貫通穴8を設けた別体手すり基板部9が挟み込まれ、
ボルト6をボルト貫通穴4およびボルト貫通穴8に貫通
させナット5にねじ止めすることにより、手すり部2お
よび移動支持部基板9はU字状フレーム体3に取付けら
れている。移動支持部7は、移動支持部基板9と連結部
11を介して連結され、移動支持部基板9の先端部と連
結部11の一端部とは軸12により水平回転自在に軸着
せれており、また連結部11の他端部と移動支持部7の
基端部は軸13により鉛直回転自在に軸着せれている。
さらに移動支持部7の先端部付近には長穴27が設けら
れている。また、もう一方のU字状フレーム体3の側部
上面と手すり部2の下面との間には、ボルト貫通穴14
を設けた位置ロック機構部15が挟み込まれ、ボルト6
をボルト貫通穴4およびボルト貫通穴14に貫通させナ
ット5にねじ止めすることにより、手すり部2および位
置ロック機構部15はフレーム体3に取付けられてい
る。位置ロック機構部15は、手すり受け部16と、垂
直壁部17と、ロックボルト18と、ロック解除レバー
19と、ロック解除レバー受け部20と、レバーストッ
パー21を有し、ロック解除レバー受け部20とロック
解除レバー19とは軸22により回転自在に軸着され、
かつロック解除レバー19は軸22に付設されたトーシ
ョンばね23により付勢されており、通常はレバースト
ッパー21にロック解除レバー19の後端が係止するこ
とでロック解除レバー19は略水平に抑止されている。
またロックボルト18は、ロック解除レバー19の後端
部付近に設けられた貫通穴に摺動自在に挿入され、か
つ、つる巻きばね24によりロック解除レバー19に対
して垂直下方に付勢されており、通常はロック解除レバ
ー19にボルト頭25が係止することでロックボルト1
8は最下点で抑止されている。ロックボルト18の下端
部はボルト軸方向に対し45°カットされており、カッ
ト面26は手すり装置の前方に向いている。また移動支
持部7を略水平に持ち上げた状態7bにおいての、手す
り受け部16の上面の高さは移動支持部7の先端部の下
面の高さとほぼ同一で、ロックボルト18のカット面2
6の中心部の高さは移動支持部7の先端部の上面の高さ
とほぼ同一となっている。移動支持部7は、略鉛直に垂
れ下がっている状態7aから、略水平に持ち上がった状
態7bを経て水平に移動させ、移動支持部7の先端部を
手すり受け部16上に接近させると、移動支持部7の先
端部の上側辺がロックボルト18のカット面26に衝突
し、さらに移動させ移動支持部7の先端部を手すり受け
部16上に接近させると、移動支持部7の先端部の上側
辺がカット面26を上方向に押し上げながら摺動し、つ
いにはロックボルト18の下端部が移動支持部7の上面
に移動し、さらに図7に示すように移動支持部7の先端
部の上面がロックボルト18の下端部に摺動しながら移
動を続けて、ほぼ90°移動させたところで、移動支持
部7の先端部付近の長穴27がロックボルト18の真下
に到達し、ロックボルト18はつる巻きばね24により
下方に付勢されているので長穴27に落ち込み、同時
に、移動支持部7は位置ロック機構部15の垂直壁部2
8に衝突し、これ以上移動支持部7は移動できなくな
る。そして一旦ロックボルト18が長穴27に落ち込め
ば、これまでと逆方向に移動支持部7を移動させようと
しても、ロックボルト18が垂直に長穴27内側面に接
しているのでロックボルト18は上方には押し上げられ
ず、長穴27から外れないため、移動支持部7は静止ロ
ック状態7cとなる。尚、上述の移動支持部7の手すり
受け部16への進入に際し、ロック解除レバー19は動
かないようにトーションばね23は付勢力を調整されて
いる。次に、ロック解除レバー19の先端部28を押し
下げると、図9に示すようにロック解除レバー19は軸
22を中心に回転し、ロック解除レバー19の後端部は
上昇してロックボルト18の下端部は長穴27内を長径
方向に移動しつつ上昇し長穴27より上方に外れるの
で、移動支持部7の静止ロックは解除される。ロック解
除レバー19の先端部28を押し下げたまま、移動支持
部7の先端部をこれまでと逆方向に移動させ完全に手す
り受け部16から離脱させると、移動支持部7は7b状
態を経て元の7a状態に移動できる。尚、ロック解除レ
バー19の先端部28から手をはずすとトーションばね
23の付勢力により、ロック解除レバー19は初期の水
平状態の位置にもどる。しかしてこの手すり装置は、7
a状態で人が便器に着座し、前方に手すり部が必要な場
合は上述の操作により、移動支持部7を7a状態から7
b状態を経て7c状態にして使用でき、起立の際も上述
の操作により、移動支持部7を7c状態から7b状態を
経て7a状態にして起立することができる。しかも、前
方に手すり部が必要でない場合は、移動支持部7を7a
状態のまま何も操作せず使用でき、邪魔にもならない。
尚ここで移動支持部7の移動経路は便宜上、7a状態か
ら7b状態を経て7c状態、あるいはその逆の経緯をと
るように説明したが、実使用においては初期状態の7a
状態から使用状態の7c状態へ、あるいはその逆に移動
させればよく、その途中の状態は自由であることは言う
までもない。これにより、着座後にのみ座位保持や排泄
を促す前傾姿勢を保持するために前方手すり部が必要な
場合に、別体の手すり部は着座時や起立時には邪魔にな
らない位置に配置し、着座後簡単な操作で別体の手すり
部を前方に移動させロック固定及び解除でき、元の位置
にも戻せるので、前方に手すり部が必要な人にも、必要
でない人にも、使い勝手がよい。さらに、移動支持部7
が常時不要である時は、一旦ボルト6をはずして手すり
部2および移動支持部基板9、位置ロック機構部15を
はずし、改めて手すり部2のみU字状フレーム体3の側
部上面に取付けることができ、洋式便器Aの両側上方に
左右一対で床に対して略水平の手すり部2のみを有する
手すり装置とすることができる。図10〜図12は、第
2実施例を示す図である。本実施例は第1実施例の移動
支持部7と連結部11との連結構造が異なるもので、移
動支持部7の基端部は図10のように切り欠き部29を
有し、軸30に回転自在、着脱自在に懸架されている。
しかして第2実施例の手すり装置では、第1実施例と同
様の移動支持部7の操作と、移動支持部基板9および位
置ロック機構部15の取外しができる上に、加えて、図
12に示すように切り欠き部29を軸30に沿うように
移動支持部7を動かして、移動支持部7のみの着脱もで
きるので、必要に応じて移動支持部7のみを瞬時に着脱
できる。尚、第1、第2の実施例では、移動支持部基板
9と位置ロック機構部15の取付方法は、手すり部2の
下面とU字状フレーム体3の側部上面との間への挟み込
みとしているが、手すり部2、またはU字状フレーム体
3、もしくはその他の部位に直接取付けた構造でも構わ
ない。
明する。図1〜図9は第1実施例を示す図である。本実
施例の手すり装置1は洋式便器に利用されるもので、洋
式便器10の両側上方に左右一対で床に対して略水平の
手すり部2を有するU字状フレーム体3を備えている。
U字状フレーム体3の左右両側部にはボルト貫通穴4が
略鉛直に設けられ、手すり部2の下面にはナット5が埋
設されている。そしてU字状フレーム体3の左右どちら
か一方の側部上面と手すり部2の下面との間には、ボル
ト貫通穴8を設けた別体手すり基板部9が挟み込まれ、
ボルト6をボルト貫通穴4およびボルト貫通穴8に貫通
させナット5にねじ止めすることにより、手すり部2お
よび移動支持部基板9はU字状フレーム体3に取付けら
れている。移動支持部7は、移動支持部基板9と連結部
11を介して連結され、移動支持部基板9の先端部と連
結部11の一端部とは軸12により水平回転自在に軸着
せれており、また連結部11の他端部と移動支持部7の
基端部は軸13により鉛直回転自在に軸着せれている。
さらに移動支持部7の先端部付近には長穴27が設けら
れている。また、もう一方のU字状フレーム体3の側部
上面と手すり部2の下面との間には、ボルト貫通穴14
を設けた位置ロック機構部15が挟み込まれ、ボルト6
をボルト貫通穴4およびボルト貫通穴14に貫通させナ
ット5にねじ止めすることにより、手すり部2および位
置ロック機構部15はフレーム体3に取付けられてい
る。位置ロック機構部15は、手すり受け部16と、垂
直壁部17と、ロックボルト18と、ロック解除レバー
19と、ロック解除レバー受け部20と、レバーストッ
パー21を有し、ロック解除レバー受け部20とロック
解除レバー19とは軸22により回転自在に軸着され、
かつロック解除レバー19は軸22に付設されたトーシ
ョンばね23により付勢されており、通常はレバースト
ッパー21にロック解除レバー19の後端が係止するこ
とでロック解除レバー19は略水平に抑止されている。
またロックボルト18は、ロック解除レバー19の後端
部付近に設けられた貫通穴に摺動自在に挿入され、か
つ、つる巻きばね24によりロック解除レバー19に対
して垂直下方に付勢されており、通常はロック解除レバ
ー19にボルト頭25が係止することでロックボルト1
8は最下点で抑止されている。ロックボルト18の下端
部はボルト軸方向に対し45°カットされており、カッ
ト面26は手すり装置の前方に向いている。また移動支
持部7を略水平に持ち上げた状態7bにおいての、手す
り受け部16の上面の高さは移動支持部7の先端部の下
面の高さとほぼ同一で、ロックボルト18のカット面2
6の中心部の高さは移動支持部7の先端部の上面の高さ
とほぼ同一となっている。移動支持部7は、略鉛直に垂
れ下がっている状態7aから、略水平に持ち上がった状
態7bを経て水平に移動させ、移動支持部7の先端部を
手すり受け部16上に接近させると、移動支持部7の先
端部の上側辺がロックボルト18のカット面26に衝突
し、さらに移動させ移動支持部7の先端部を手すり受け
部16上に接近させると、移動支持部7の先端部の上側
辺がカット面26を上方向に押し上げながら摺動し、つ
いにはロックボルト18の下端部が移動支持部7の上面
に移動し、さらに図7に示すように移動支持部7の先端
部の上面がロックボルト18の下端部に摺動しながら移
動を続けて、ほぼ90°移動させたところで、移動支持
部7の先端部付近の長穴27がロックボルト18の真下
に到達し、ロックボルト18はつる巻きばね24により
下方に付勢されているので長穴27に落ち込み、同時
に、移動支持部7は位置ロック機構部15の垂直壁部2
8に衝突し、これ以上移動支持部7は移動できなくな
る。そして一旦ロックボルト18が長穴27に落ち込め
ば、これまでと逆方向に移動支持部7を移動させようと
しても、ロックボルト18が垂直に長穴27内側面に接
しているのでロックボルト18は上方には押し上げられ
ず、長穴27から外れないため、移動支持部7は静止ロ
ック状態7cとなる。尚、上述の移動支持部7の手すり
受け部16への進入に際し、ロック解除レバー19は動
かないようにトーションばね23は付勢力を調整されて
いる。次に、ロック解除レバー19の先端部28を押し
下げると、図9に示すようにロック解除レバー19は軸
22を中心に回転し、ロック解除レバー19の後端部は
上昇してロックボルト18の下端部は長穴27内を長径
方向に移動しつつ上昇し長穴27より上方に外れるの
で、移動支持部7の静止ロックは解除される。ロック解
除レバー19の先端部28を押し下げたまま、移動支持
部7の先端部をこれまでと逆方向に移動させ完全に手す
り受け部16から離脱させると、移動支持部7は7b状
態を経て元の7a状態に移動できる。尚、ロック解除レ
バー19の先端部28から手をはずすとトーションばね
23の付勢力により、ロック解除レバー19は初期の水
平状態の位置にもどる。しかしてこの手すり装置は、7
a状態で人が便器に着座し、前方に手すり部が必要な場
合は上述の操作により、移動支持部7を7a状態から7
b状態を経て7c状態にして使用でき、起立の際も上述
の操作により、移動支持部7を7c状態から7b状態を
経て7a状態にして起立することができる。しかも、前
方に手すり部が必要でない場合は、移動支持部7を7a
状態のまま何も操作せず使用でき、邪魔にもならない。
尚ここで移動支持部7の移動経路は便宜上、7a状態か
ら7b状態を経て7c状態、あるいはその逆の経緯をと
るように説明したが、実使用においては初期状態の7a
状態から使用状態の7c状態へ、あるいはその逆に移動
させればよく、その途中の状態は自由であることは言う
までもない。これにより、着座後にのみ座位保持や排泄
を促す前傾姿勢を保持するために前方手すり部が必要な
場合に、別体の手すり部は着座時や起立時には邪魔にな
らない位置に配置し、着座後簡単な操作で別体の手すり
部を前方に移動させロック固定及び解除でき、元の位置
にも戻せるので、前方に手すり部が必要な人にも、必要
でない人にも、使い勝手がよい。さらに、移動支持部7
が常時不要である時は、一旦ボルト6をはずして手すり
部2および移動支持部基板9、位置ロック機構部15を
はずし、改めて手すり部2のみU字状フレーム体3の側
部上面に取付けることができ、洋式便器Aの両側上方に
左右一対で床に対して略水平の手すり部2のみを有する
手すり装置とすることができる。図10〜図12は、第
2実施例を示す図である。本実施例は第1実施例の移動
支持部7と連結部11との連結構造が異なるもので、移
動支持部7の基端部は図10のように切り欠き部29を
有し、軸30に回転自在、着脱自在に懸架されている。
しかして第2実施例の手すり装置では、第1実施例と同
様の移動支持部7の操作と、移動支持部基板9および位
置ロック機構部15の取外しができる上に、加えて、図
12に示すように切り欠き部29を軸30に沿うように
移動支持部7を動かして、移動支持部7のみの着脱もで
きるので、必要に応じて移動支持部7のみを瞬時に着脱
できる。尚、第1、第2の実施例では、移動支持部基板
9と位置ロック機構部15の取付方法は、手すり部2の
下面とU字状フレーム体3の側部上面との間への挟み込
みとしているが、手すり部2、またはU字状フレーム体
3、もしくはその他の部位に直接取付けた構造でも構わ
ない。
【発明の効果】手すり部の不使用時の邪魔にならない位
置と、使用時の固定位置への位置替え操作を可能にし、
また位置固定と固定解除を容易にできる位置ロック機構
を備えていることを特徴としており、必要に応じた移動
支持部の使用と、その位置替え操作が容易に行え、誰に
でも安全で使いやすい手すり装置を提供できるようにな
る。
置と、使用時の固定位置への位置替え操作を可能にし、
また位置固定と固定解除を容易にできる位置ロック機構
を備えていることを特徴としており、必要に応じた移動
支持部の使用と、その位置替え操作が容易に行え、誰に
でも安全で使いやすい手すり装置を提供できるようにな
る。
【図1】本発明の第1実施例を示す手すり装置の斜視図
である。
である。
【図2】本発明の第1実施例を示す手すり装置の分解斜
視図である。
視図である。
【図3】本発明の第1実施例の手すり部構造図で、
(a)及び(b)はそれぞれ平面図及び側面図である。
(a)及び(b)はそれぞれ平面図及び側面図である。
【図4】本発明の第1実施例の移動支持部の鉛直方向の
動きを示す側面図である。
動きを示す側面図である。
【図5】本発明の第1実施例の移動支持部の水平方向の
動きを示す平面図である。
動きを示す平面図である。
【図6】本発明の第1実施例の位置ロック機構部構造図
で、(a)及び(b)はそれぞれ正面図及び側面図であ
る。
で、(a)及び(b)はそれぞれ正面図及び側面図であ
る。
【図7】本発明の第1実施例の位置ロック機構部の動き
を示す説明図で、(a)及び(b)はそれぞれ正面図及
び側面図である。
を示す説明図で、(a)及び(b)はそれぞれ正面図及
び側面図である。
【図8】本発明の第1実施例の位置ロック機構部の静止
ロック状態を示す説明図で、(a)及び(b)はそれぞ
れ正面図及び側面図である。
ロック状態を示す説明図で、(a)及び(b)はそれぞ
れ正面図及び側面図である。
【図9】本発明の第1実施例の位置ロック機構部のロッ
ク解除状態を示す正面図である。
ク解除状態を示す正面図である。
【図10】本発明の第2実施例の手すり部構造を示す側
面図である。
面図である。
【図11】本発明の第2実施例の移動支持部の鉛直方向
の動きを示す側面図である。
の動きを示す側面図である。
【図12】本発明の第2実施例の移動支持部の着脱操作
の説明図である。
の説明図である。
1 手すり装置 2 手すり部 3 U字状フレーム体 4 ボルト貫通穴 5 ナット 6 ボルト 7 移動支持部 7a 移動支持部7の略鉛直に垂れ下がっている状態 7b 移動支持部7の水平に持ち上がった状態 7c 移動支持部7の静止ロック状態 8 ボルト貫通穴 9 移動支持部基板 10 洋式便器 11 連結部 12 軸 13 軸 14 ボルト貫通穴 15 位置ロック機構部 16 手すり受け部 17 垂直壁部 18 ロックボルト 19 ロック解除レバー 20 ロック解除レバー受け部 21 レバーストッパー 22 軸 23 トーションばね 24 つる巻きばね 25 ボルト頭 26 カット面 27 長穴 28 ロック解除レバー先端部 29 切り欠き部 30 軸
Claims (3)
- 【請求項1】手すりや肘掛けなどとして使用するための
身体支持部を有する手すり装置において、手すり装置に
設けられた一つの基点を軸として水平方向および鉛直方
向の両方向に移動可能な移動支持部を有していることを
特徴とする手すり装置 - 【請求項2】手すり装置使用時に前記移動支持部の位置
を維持するためのロック機構を有していることを特徴と
する請求項1に記載の手すり装置 - 【請求項3】前記移動支持部が着脱自在に手すり装置に
設置されていることを特徴とする請求項1または2に記
載の手すり装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15034899A JP2000333885A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 手すり装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15034899A JP2000333885A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 手すり装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000333885A true JP2000333885A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15495037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15034899A Pending JP2000333885A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 手すり装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000333885A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010005077A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Shikoku:Kk | 補助手摺装置 |
KR101217875B1 (ko) | 2011-07-06 | 2013-01-03 | 동의대학교 산학협력단 | 낙상 감지 및 방지가 가능한 좌변기용 기립보조 안전손잡이 |
JP2016104056A (ja) * | 2014-12-01 | 2016-06-09 | アロン化成株式会社 | 便器用手摺装置 |
JP2017070455A (ja) * | 2015-10-06 | 2017-04-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 立上がり動作補助具 |
CN111227704A (zh) * | 2020-02-25 | 2020-06-05 | 中国水利水电科学研究院 | 一种方便残疾人使用的马桶扶手系统及其使用方法 |
CN113853144A (zh) * | 2019-06-12 | 2021-12-28 | 纳咖工业株式会社 | 护理装置的转动连结结构 |
-
1999
- 1999-05-28 JP JP15034899A patent/JP2000333885A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101217875B1 (ko) | 2011-07-06 | 2013-01-03 | 동의대학교 산학협력단 | 낙상 감지 및 방지가 가능한 좌변기용 기립보조 안전손잡이 |
JP2016104056A (ja) * | 2014-12-01 | 2016-06-09 | アロン化成株式会社 | 便器用手摺装置 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041221 |