JPH105280A - 介助機能付用便装置 - Google Patents

介助機能付用便装置

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JPH105280A
JPH105280A JP8180015A JP18001596A JPH105280A JP H105280 A JPH105280 A JP H105280A JP 8180015 A JP8180015 A JP 8180015A JP 18001596 A JP18001596 A JP 18001596A JP H105280 A JPH105280 A JP H105280A
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JP
Japan
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toilet seat
electric telescopic
horizontal
toilet
seat
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Application number
JP8180015A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Horiuchi
啓史 堀内
Takeshi Motohashi
毅 本橋
Takashi Yamazawa
貴 山澤
Atsuro Takeuchi
敦郎 竹内
Seiichi Komura
清一 小村
Toshizo Imanari
利蔵 今成
Yasushi Sawada
泰 澤田
Junji Mukai
淳二 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOMURA SEISAKUSHO KK
Toto Ltd
Komura Seisakusho:Kk
Original Assignee
KOMURA SEISAKUSHO KK
Toto Ltd
Komura Seisakusho:Kk
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Publication date
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Publication of JPH105280A publication Critical patent/JPH105280A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 介助機能付用便装置に於て、身体弱者が自分
一人で容易かつ安全に起立・着座できると共に誤った操
作をしても危険の無いようにする。 【解決手段】 便座1と、便座1を前方下傾の上昇位置
と水平状の下降位置の間で昇降可能に支持する左右一対
の不等辺四節リンク8を有する支持枠2を備える。支持
枠2の一方の不等辺四節リンク8を無段階揺動位置に停
止可能に揺動駆動させる電動伸縮駆動体3と、他方の不
等辺四節リンク8を便座1が前方下傾となる揺動方向へ
弾発的に付勢するガススプリングと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体弱者用の介助
機能付用便装置に関する。
【0002】
【従来の技術】足腰の弱った老人、怪我人、病人、及
び、身体障害者等の身体弱者が楽に着座・起立できるよ
うな介助機能を有する用便装置としては、例えば、便器
本体の上方開口部の前端に、便座の前端を水平軸心廻り
に揺動自在に枢着し、かつ、その便座の後半部を、ばね
にて上方へ弾発的に押し上げるように構成したものが公
知であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の介助機能付用便装置では、便座が前傾状態となっ
てもその便座の前端部の高さ位置がほとんど変化しない
ため、着座していた人の臀部を十分に前方斜め上方へ押
し上げることができず、人によっては起立するのが極め
て困難であった。
【0004】そこで、本発明は、上述の問題を解決し
て、身体弱者が自分一人で容易かつ安全に起立・着座で
きると共に誤った操作をしても危険の無い介助機能付用
便装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係る介助機能付用便装置は、便座と、該便
座を前方下傾の上昇位置と水平状の下降位置の間で昇降
可能に支持する左右一対の不等辺四節リンクを有する支
持枠と、該支持枠の一方の不等辺四節リンクを無段階揺
動位置に停止可能に揺動駆動させる電動伸縮駆動体と、
他方の不等辺四節リンクを上記便座が前方下傾となる揺
動方向へ弾発的に付勢するガススプリングと、を備えた
ものである。
【0006】なお、支持枠が、左右一対の側枠部と、そ
の一対の側枠部の縦杆部の上端部を橋絡する連結横杆
と、を備え、不等辺四節リンクが、夫々、上記側枠部の
縦杆部と、所定上下間隔をもって後端部がその縦杆部に
枢結される上・下リンク杆と、該上・下リンク杆の前端
部が所定上下間隔をもって枢結される前リンク部と、か
ら構成され、該前リンク部と一体に揺動するように、便
座と手摺部が該前リンク部に間接又は直接に固着されて
いるのが好ましい。
【0007】また、電動伸縮駆動体の下端部に長孔付き
取付片を設け、その長孔付き取付片の長孔を貫通する水
平支軸により、揺動可能として支持枠に該電動伸縮駆動
体の下端部が枢着され、かつ、該電動伸縮駆動体を伸縮
方向と略平行な斜め下方へ常時弾発的に付勢する弾発部
材を、付設し、上記便座を押上げる方向への外力が作用
したときに上記弾発部材に抗して上記電動伸縮駆動体
が、斜め上方へ動いて逃げるように構成されているのも
望ましい。
【0008】また、便座が、平面的に見て環状とされて
いるのが望ましい。また、手摺部が、下降位置に於て水
平となる水平部と、その水平部の前方に連設されると共
に上昇位置に於て水平状となる滑り止部を、有している
も好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態に基き本
発明を詳説する。
【0010】図1と図2と図3は本発明に係る介助機能
付用便装置の実施の一形態を示し、この装置は、足腰の
弱った老人、怪我人、病人、及び、身体障害者等の身体
弱者の用便時の着座及び立上がりを介助するためのもの
であり、洋式の便器本体Aの上方に配設される便座1
と、便座1を昇降自在に支持する支持枠2と、その支持
枠2の(後に説明する)左右一対の不等辺四節リンク
8,8の内の一方の不等辺四節リンク8を無段階揺動位
置に停止可能に揺動駆動させる電動伸縮駆動体3と、他
方の不等辺四節リンク8を便座1が前方下傾となる揺動
方向へ弾発的に付勢するガススプリング35と、を備え
る。
【0011】支持枠2は、床面上に固定又は載置される
水平杆部4aとその後端部に連設される縦杆部4bとか
ら成る左右一対の側枠部4,4と、その一対の側枠部
4,4の縦杆部4bの上端部を橋絡する連結横杆5と、
を備える。
【0012】また、支持枠2は、便座1を前方下傾の上
昇位置と水平状の下降位置の間で昇降可能に支持する不
等辺四節リンク8,8を有する。不等辺四節リンク8
は、側枠部4の縦杆部4bと、その縦杆部4bに所定上
下間隔S1 をもって後端部が枢結される上・下リンク杆
9,10と、上・下リンク杆9,10の前端部が所定上下間
隔S2 をもって枢結される前リンク部11と、から構成さ
れる。なお、所定上下間隔S1 ,S2 は、S1 >S2
設定されている。また、左右一対の不等辺四節リンク
8,8の上リンク杆9,9は、横連結部材6にて相互に
連結される。
【0013】横連結部材6は、上リンク杆9,9に上方
突出状に固設された支持片6a,6aと、その支持片6
a,6aの間に固定状に設けられる横連結杆6bと、か
ら成る。横連結杆6bは、下降状態に於て、便座1の後
端部の下面を受ける。
【0014】なお、支持枠2の側枠部4の縦杆部4bは
僅かに前方に傾斜している。これにより、左右の縦杆部
4b,4bの上端を相互に連結する連結横杆5が、便器
本体Aの後方の水タンクTに当たらないようにすること
ができる。
【0015】しかして、便座1と手摺部7が、前リンク
部11と一体に揺動するように、前リンク部11に間接に固
着されている。具体的には、不等辺四節リンク8,8の
前リンク部11,11に、取付支持部12,12が上方延伸状に
設けられ、その取付支持部12,12の中間部近傍に平面的
に見て環状の便座1の前部の左右両側面が固着され、か
つ、その取付支持部12,12の上端部に手摺部7,7が固
着される。
【0016】手摺部7は、下降位置に於て水平となる水
平部7aと、その水平部7aの前方に連設されると共に
(図3に仮想線で示すように)上昇位置に於て水平状と
なる滑り止部7bを、有している。また、一方の手摺部
7の先端には、電動伸縮駆動体3の伸縮操作をするため
のスイッチ30が取付けられる。
【0017】また、電動伸縮駆動体3は、上端部が支持
枠2の一方の不等辺四節リンク8に設けられた取付支持
部12に枢着される上部材15と、下端部が支持枠2の一方
の側枠部4に枢着される下部材16と、を備えている(図
1と図3参照)。
【0018】具体的には、図4の断面図に示すように、
上部材15は、円筒状の内筒体15aの下端にナット部材15
bを固着して成る(なお、図4では紙面に向かって左側
を上、右側を下として描いてある)。つまり、上部材15
は、下端に雌ねじ部17を有する。また、内筒体15aの上
端部には、枢結用の貫孔18aを有するボス部18が設けら
れる。
【0019】また、下部材16は、枢結用の長孔付き取付
片14が下端に突設されたケーシング22と、そのケーシン
グ22に上方突出状に設けられると共に上部材15がスライ
ド自在に挿入される外筒体20と、上部材15の下端の雌ね
じ部17に螺進退自在に螺合するスクリューシャフト24
と、ケーシング22に取付けられる電動モータ23と、その
電動モータ23とスクリューシャフト24を連動連結する減
速機構25と、を有する。
【0020】減速機構25は、例えば、相互に噛合する大
径と小径のヘリカル歯車からなり、大径のヘリカル歯車
をスクリューシャフト24の下端に固着し、小径のヘリカ
ル歯車をモータ23の出力軸に固着する。
【0021】しかして、スクリューシャフト24が矢印B
方向へ回転するように電動モータ23を回転駆動させる
と、ナット部材15bが上昇して内筒体15aが外筒体20か
ら上方へ出て行くため、電動伸縮駆動体3の長さが増加
する。また、電動伸縮駆動体3の伸長状態に於て、スク
リューシャフトが矢印C方向へ回転するように電動モー
タ23を回転駆動させると、ナット部材15bが下降して内
筒体15aが外筒体20に挿入されて行くため、電動伸縮駆
動体3の長さが減少する。
【0022】なお、図1〜図3に於て、スイッチ30を上
方へ揺動させれば、電動伸縮駆動体3が伸長し、下方へ
揺動させれば電動伸縮駆動体3が短縮し、スイッチ30か
ら手を離せば電動伸縮駆動体3が停止するように、構成
する。
【0023】(図4にもどって)外筒体20には、上・下
リミットスイッチ34a,34bが付設される。そのリミッ
トスイッチ34a,34bは、上部材15の内筒体15aの下部
に設けられた突部を検知するように構成され、その検知
信号により、電動モータ23が停止する。即ち、電動伸縮
駆動体3の長さが最大になった時及び最小になった時
に、自動的に停止する。なお、図4は、電動伸縮駆動体
3を最短とした状態を示す。
【0024】また、図5と図6と図7に示すように、電
動伸縮駆動体3の下端部───下部材16の下端部───
に長孔付き取付片14を設け、その長孔付き取付片14の長
孔14aを貫通する水平支軸36により、揺動可能として支
持枠2に該電動伸縮駆動体3の下端部を枢着し、かつ、
電動伸縮駆動体3を伸縮方向と略平行な斜め下方へ常時
弾発的に付勢する弾発部材37を、付設する。水平支軸36
は、支持枠2の側枠部4の水平杆部4aに上方突出状に
固着された支持片38の上部に固着される。また、長孔付
き取付片14と支持枠2の側枠部4には、それぞれ、ばね
係止部40a,40bが設けられ、そのばね係止部40a,40
bに弾発部材37としての引張りばねの両端部が係止され
る。
【0025】そして、便座1を下降させる際に便座1と
便器本体Aとの間に手等が挟まって、便座1を押上げる
方向への外力が作用したときに、弾発部材37に抗して電
動伸縮駆動体3が、矢印Eにて示す如く斜め上方へ動い
て逃げるように構成する。なお、電動伸縮駆動体3が斜
め上方へ動いて逃げることができるストローク幅Wは、
便座1と便器本体Aとの間に手等が挟まっても怪我をし
ないような値に設定される(図6と図7参照)。
【0026】しかして、この装置に着座するには、図3
に仮想線にて示すように、便座1を前方下傾の上昇位置
とした状態で、便座1に腰掛ける。このとき、便座1の
前端部は、実線にて示した下降位置にある場合よりも所
定寸法Hだけ高い位置にある。なお、このときの便座1
の前端部の高さは、起立した人の臀部よりも僅かに低い
高さである。
【0027】これにより、僅かに腰を低くするのみで臀
部が便座1に当接して、着座する人を中腰状態に支持す
ることができる。また、この上昇位置では、手摺部7の
前端の滑り止部7bが水平状となるので、この滑り止部
7bを握れば、手が滑り難く安全であると共に力を加え
易い。その後、手摺部7の先端のスイッチ30を下方へ揺
動させれば、電動伸縮駆動体3が一定速度で短縮して、
便座1がゆっくりと下降する。
【0028】その後、便座1が図3に実線にて示すよう
に水平状となると同時に、電動伸縮駆動体3のリミット
スイッチが作動して自動的に停止し、便座1が水平状の
下降位置に保持される。
【0029】次に、用便を済ませた後、スイッチ30を上
方へ揺動させれば、電動伸縮駆動体3が一定速度で伸長
して、便座1がゆっくりと上昇する。その後、前述の如
く、便座1が前方下傾の上昇位置に到達すると、電動伸
縮駆動体3が自動的に停止する。
【0030】これにより、便座1が十分高い位置で停止
するので、起立状態に近い位置にまで臀部が押し上げら
れる。かつ、手摺部7の前端の滑り止部7bが水平状と
なるので、この滑り止部7bを握れば手が滑り難い。従
って、身体弱者にでも自力で楽に、かつ、安全に立ち上
がることができる。
【0031】また、便座1の下降時又は上昇時に於て、
スイッチ30から手を離せば、そのときの位置に便座1を
停止できる。これにより、途中で一服したい場合や、座
り直したい場合等に便利であり、使用者が立ち上がり易
い任意の位置で便座1を停止できるという利点もある。
かつ、安全面でより優れる。さらに、便座1の下降速度
及び上昇速度は、着座する人の体重の大小に関係なくほ
ぼ一定であり、便座1はゆっくりと下降又は上昇するた
め、安全性が一層高い。
【0032】また、不等辺四節リンク8により、便座1
全体が前上方へ押し出されるので、身体弱者の臀部を前
上方へ押し出すことができ、一層立ち上がり易い。さら
に、支持枠2の前端部に支柱等の邪魔なものが無いの
で、狭いトイレに設置しても、身体弱者の出入りの邪魔
とならないという利点がある。
【0033】さらに、図5にて説明したように、掃除中
等に於て、誤って電動伸縮駆動体3が作動して便座1と
便器本体Aとの間に手等が挟まっても、弾発部材37に抗
して電動伸縮駆動体3が、矢印Eにて示す如く斜め上方
へ動いて逃げる。即ち、通常の(手等を挟んでいない)
下降状態では、図6に示すように、電動伸縮駆動体3が
下方に降りて長孔14aの上端部に水平支軸36が位置して
いるが、上記の如く手等を挟むと、図7に示すように、
便座が下降せずに弾発部材37の弾発力に抗して電動伸縮
駆動体3が斜め上方へ逃げる。これにより、便座1と便
器本体Aとの間で手等が潰れることが無く安全性に一層
優れる。
【0034】なお、この用便装置は、ばねの弾発力によ
り便座を押し上げるように構成した従来の用便装置に比
して、水平状態を保持するためのロック機構が不要であ
る点、及び、押上力を調整するためにばね部材の取付位
置を変更するための機構が不要である点に於て、優れて
いる。かつ、中間の任意の高さ位置で便座1を停止でき
るという利点もある。
【0035】また、電動伸縮駆動体3にて一方の不等辺
四節リンク8を上方へ揺動させ、かつ、ガススプリング
35にて他方の不等辺四節リンク8を前方下傾となる方向
へ弾発付勢するので、左右の不等辺四節リンク8,8を
こぜを生ずることなくバランスよく昇降させることがで
きると共に全体の構成部材を簡素化できる。さらに、横
連結部材6と環状の便座1により、その横連結部材6と
便座1と左右の不等辺四節リンク8,8とからなる構造
の剛性を大きくすることができ、上昇・下降時及び停止
時に、便座1がぐらついたり左右に傾いたりするのを防
止でき、一層安全性が高い。
【0036】なお、本発明は上述の形態以外の形態とす
るも可能であり、例えば、本装置に、洗浄水を人の局部
に向けて噴射するノズルを有する局部洗浄装置を付設す
るも自由である。その場合、便座1の後部下面側又は横
連結部材6にノズルを(洗浄水が略上方へ噴射されるよ
うに)取付ければよい。
【0037】また、不等辺四節リンク8,8の前リンク
部11,11に、便座1と手摺部7,7を直接に固着するも
自由である。その場合、不等辺四節リンク8,8の下降
状態に於て、前リンク部11,11が上方へ十分延伸した長
い寸法に設定する。
【0038】
【発明の効果】本発明は上述の構成により、次のような
著大な効果を奏する。
【0039】請求項1記載の介助機能付用便装置によれ
ば、身体弱者が用便の前後で自力にて楽に着座及び起立
することができる。特に、電動伸縮駆動体3が一方にの
み設けられているにかかわらず、ガススプリング35を他
方に配することによって、安定して支持枠2等が昇降し
て、便座1の上昇・下降時及び停止時に、便座1がぐら
ついたり左右に傾いたりするのを防止できる。また、着
座した状態で便座1が不意に浮き上がる虞が無く、安全
性が高い。その上、便座1を上昇又は下降の途中の任意
の位置に停止させることも可能であり、途中で一服した
い場合や立ち上がり易い上昇位置で止めたい場合に便利
である。さらに、着座する際と起立する際に、便座1が
ゆっくりと下降又は上昇するので、安全が一層高くな
り、身体弱者が安心して使用できる。また、全体の構造
を簡素化できる。
【0040】請求項2記載の介助機能付用便装置によれ
ば、請求項1記載のものと同様の効果を奏すると共に、
便座1と手摺部7,7が一体状に下降及び上昇するの
で、着座及び立ち上がりを一層楽にかつ安全に行い得
る。かつ、立ち上がる際に力を入れ易い。
【0041】請求項3記載の介助機能付用便装置によれ
ば、請求項1又は2記載のものと同様の効果を奏すると
共に、掃除中等に於て、誤ってスイッチに触れて電動伸
縮駆動体3が作動して便座1と便器本体Aとの間に手や
腕等が挟まっても、弾発部材37に抗して電動伸縮駆動体
3が、斜め上方へ動いて逃げるので、便座1がそれより
も下降することが無く、安全性に一層優れる。
【0042】請求項4記載の介助機能付用便装置によれ
ば、請求項1、2又は3記載のものと同様の効果を奏す
ると共に、便座1をぐらつかないように上昇・下降させ
るための───左右の不等辺四節リンク8,8を連動し
て上昇・下降させるための───剛性を大きくすること
ができる。従って、上昇・下降時及び停止時に、便座1
が左右に傾かず、安全性が一層高い。
【0043】請求項5記載の介助機能付用便装置によれ
ば、請求項2記載のものと同様の効果を奏すると共に、
便座1を上昇させた状態に於て、手摺部7の前端の滑り
止部7bが水平状となるので、この滑り止部7bを握れ
ば手が滑り難く、着座・起立の際に力を入れ易いうえ、
安全性が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の一形態を示す斜視図である。
【図3】作用説明図である。
【図4】要部拡大断面図である。
【図5】手を挟んだ状態の作用説明図である。
【図6】要部拡大作用説明図である。
【図7】要部拡大作用説明図である。
【符号の説明】
1 便座 2 支持枠 3 電動伸縮駆動体 4 側枠部 4b 縦杆部 5 連結横杆 7 手摺部 7a 水平部 7b 滑り止部 8 不等辺四節リンク 9 上リンク杆 10 下リンク杆 11 前リンク部 14 長孔付き取付片 14a 長孔 35 ガススプリング 36 水平支軸 37 弾発部材 S1 所定上下間隔 S2 所定上下間隔
フロントページの続き (72)発明者 本橋 毅 北九州市小倉北区中島2丁目1番1号 東 陶機器株式会社内 (72)発明者 山澤 貴 北九州市小倉北区中島2丁目1番1号 東 陶機器株式会社内 (72)発明者 竹内 敦郎 北九州市小倉北区中島2丁目1番1号 東 陶機器株式会社内 (72)発明者 小村 清一 大阪市住吉区帝塚山中4丁目1−23 (72)発明者 今成 利蔵 八尾市西弓削3丁目9番地 株式会社コム ラ製作所内 (72)発明者 澤田 泰 八尾市西弓削3丁目9番地 株式会社コム ラ製作所内 (72)発明者 向井 淳二 八尾市西弓削3丁目9番地 株式会社コム ラ製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座1と、該便座1を前方下傾の上昇位
    置と水平状の下降位置の間で昇降可能に支持する左右一
    対の不等辺四節リンク8,8を有する支持枠2と、該支
    持枠2の一方の不等辺四節リンク8を無段階揺動位置に
    停止可能に揺動駆動させる電動伸縮駆動体3と、他方の
    不等辺四節リンク8を上記便座1が前方下傾となる揺動
    方向へ弾発的に付勢するガススプリング35と、を備えた
    ことを特徴とする介助機能付用便装置。
  2. 【請求項2】 支持枠2が、左右一対の側枠部4,4
    と、その一対の側枠部4,4の縦杆部4b,4bの上端
    部を橋絡する連結横杆5と、を備え、不等辺四節リンク
    8,8が、夫々、上記側枠部4の縦杆部4bと、所定上
    下間隔S1 をもって後端部がその縦杆部4bに枢結され
    る上・下リンク杆9,10と、該上・下リンク杆9,10の
    前端部が所定上下間隔S2 をもって枢結される前リンク
    部11と、から構成され、該前リンク部11と一体に揺動す
    るように、便座1と手摺部7が該前リンク部11に間接又
    は直接に固着されている請求項1記載の介助機能付用便
    装置。
  3. 【請求項3】 電動伸縮駆動体3の下端部に長孔付き取
    付片14を設け、その長孔付き取付片14の長孔14aを貫通
    する水平支軸36により、揺動可能として支持枠2に該電
    動伸縮駆動体3の下端部が枢着され、かつ、該電動伸縮
    駆動体3を伸縮方向と略平行な斜め下方へ常時弾発的に
    付勢する弾発部材37を、付設し、上記便座1を押上げる
    方向への外力が作用したときに上記弾発部材37に抗して
    上記電動伸縮駆動体3が、斜め上方へ動いて逃げるよう
    に構成されている請求項1又は2記載の介助機能付用便
    装置。
  4. 【請求項4】 便座1が、平面的に見て環状とされてい
    る請求項1、2又は3記載の介助機能付用便装置。
  5. 【請求項5】 手摺部7が、下降位置に於て水平となる
    水平部7aと、その水平部7aの前方に連設されると共
    に上昇位置に於て水平状となる滑り止部7bを、有して
    いる請求項2記載の介助機能付用便装置。
JP8180015A 1996-06-19 1996-06-19 介助機能付用便装置 Pending JPH105280A (ja)

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