JPH0739695U - 移動可能便器用手すり装置 - Google Patents
移動可能便器用手すり装置Info
- Publication number
- JPH0739695U JPH0739695U JP7573093U JP7573093U JPH0739695U JP H0739695 U JPH0739695 U JP H0739695U JP 7573093 U JP7573093 U JP 7573093U JP 7573093 U JP7573093 U JP 7573093U JP H0739695 U JPH0739695 U JP H0739695U
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- Japan
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- fixing
- movable toilet
- outer frame
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- Toilet Supplies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 種々の形状の外枠部を有する移動可能便器を
それぞれ適切に固定することができ、而も、外枠部の変
形及び損傷が防止されると共に使用者の足場を悪くする
といった弊害が回避され、移動可能便器を安全に使い易
く使用することができる。 【構成】 手すり装置における左右第1パイプ10の下
水平部10dのうち前部及び後部を、それぞれ帯板状の
基盤部材16により連結する。各基盤部材16の中央部
を上方に突出する取付部16aに形成する。前後の各取
付部16aの左右に1対の前固定用部材18と1対の後
固定用部材24を配する。水平板部18a・24aにお
ける案内長孔18c・24cを通して固定用螺子20を
取付部16aに螺着し、水平板部18a・24cを取付
部16aとの間に挟圧する。
それぞれ適切に固定することができ、而も、外枠部の変
形及び損傷が防止されると共に使用者の足場を悪くする
といった弊害が回避され、移動可能便器を安全に使い易
く使用することができる。 【構成】 手すり装置における左右第1パイプ10の下
水平部10dのうち前部及び後部を、それぞれ帯板状の
基盤部材16により連結する。各基盤部材16の中央部
を上方に突出する取付部16aに形成する。前後の各取
付部16aの左右に1対の前固定用部材18と1対の後
固定用部材24を配する。水平板部18a・24aにお
ける案内長孔18c・24cを通して固定用螺子20を
取付部16aに螺着し、水平板部18a・24cを取付
部16aとの間に挟圧する。
Description
【0001】
本考案は、ポータブルトイレなどと呼ばれる移動可能便器に用いる手すり装置 に関する。
【0002】
足腰が弱くなったり歩行が困難なお年寄りや病人などには、必要な場所に載置 して腰掛けた状態で使用することができるポータブルトイレなどと呼ばれる移動 可能便器が用いられている。 ところが、このような移動可能便器であっても、腰掛けたり立ち上がったりす る動作を必要とする。そのような動作の際にころんだりすると、思わぬ大怪我を したり、病状が悪化することもある。このような場合には、立ち上がり及び腰掛 の動作の助けになるような手すり装置を用いることが有効である。更に、この移 動可能便器は文字通り動き易いので、これを手すり装置に対し固定することによ り、安全性及び使い易さが高まる。
【0003】 しかしながら、従来の手すり装置は、移動可能便器を固定し得ないものか、特 定の移動可能便器のみを固定し得、様々な形状の移動可能便器に対応し得ないも のであった。 移動可能便器を固定する手段としては、移動可能便器の外周部を内向きに押圧 する複数の押圧部材により移動可能便器を挟圧することが考えられる。ところが 、多数の移動可能便器は、全体的に合成樹脂により構成され、略筒状をなす外枠 部の内側に汚物容器が配装され、外枠部の上部に便座が装着されるものであるた め、外枠部を押圧部材により挟圧すると比較的たわみ易いものが多く、場合によ っては外枠部が損傷することもある。また移動可能便器を固定するための押圧部 材が、障害物となって却って使用者の足場を悪くするといった弊害も生ずる。
【0004】 本考案は、従来技術に存した上記のような問題点に鑑み行われたものであって 、その目的とするところは、種々の形状の外枠部を有する移動可能便器をそれぞ れ適切に固定することができ、而も、外枠部の変形及び損傷が防止されると共に 使用者の足場を悪くするといった弊害が回避され、移動可能便器を安全に使い易 く使用することができる移動可能便器用手すり装置を提供することにある。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案の移動可能便器用手すり装置は、 手すり装置の底部に有する基盤部材上に、その基盤部材上に載置される移動可能 便器の外枠部の内周を、その外枠部の内側から押圧部において外向きに押圧して 固定するための3以上の固定用部材が支持され、 基盤部材上における前側又は後側の何れかに、押圧部の支持中心位置からの離心 距離及び水平方向角度を自在に調整し得る固定用部材が配され、 前側又は後側のうち残りの側に1以上の固定用部材が配されたものとしている。
【0006】
移動可能便器の外枠部を、その内側に全固定用部材が位置するようにして基盤 部材上に載置する。基盤部材上における前側及び後側にそれぞれ配された各固定 用部材の押圧部の支持中心位置からの離心距離及び水平方向角度を必要なものに ついて適宜調整して、各押圧部により外枠部の前部及び後部をそれぞれ内側から 略前向き及び略後向きに押圧し、外枠部を固定することにより、移動可能便器を 基盤部材上に固定することができる。
【0007】
本考案の実施例を、図面を参照しつつ説明する。 図面は何れも本考案の1実施例としての移動可能便器用手すり装置についての ものであって、そのうち図1は斜視図、図2及び図3は固定順序説明図である。 左右1対の第1パイプ10は、後垂直部10aと、上水平部10bと、下部が やや前下向きに傾斜する前垂直部10cと、下水平部10dにより略矩形枠状に 形成されている。 第2パイプ12は、左右脚部12aと、それらの上端部を連結する水平連結部 12bにより、略門形状に形成されている。
【0008】 左右の第1パイプ10の後垂直部10aと第2パイプ12における左右脚部1 2aとがそれぞれ結合されることにより、左右の第1パイプ10が、その後部に おいて、第2パイプ12を介し平面コ字状をなすように連結されている。この実 施例における第1パイプ10及び第2パイプ12は何れもスチール製であり、各 第1パイプ10における前垂直部10bの上端部から水平部10bの後端部に亙 る部分は、ABS等の合成樹脂製の肘掛部材14によって被覆されている。 左右第1パイプ10の下水平部10dのうち前部及び後部が、それぞれ帯板状 の基盤部材16により連結されている。この各基盤部材16の中央部は、上方に 突出する取付部16aに形成されている。なお、基盤部材は、このように複数に 分割されていてもよく、一体であってもよい。
【0009】 前部の基盤部材16における取付部16aの左右に配された1対の前固定用部 材18は、その水平板部18aにおける長手方向の一端に垂直板部18bを有し 、水平板部18aには、長手方向の案内長孔18cが設けられている。 この案内長孔18cを通して固定用螺子20を取付部16aに螺着し、水平板 部18aを取付部16aとの間に挟圧することにより、前固定用部材18を取付 部16aに対し固定することができる。垂直板部18bの外側面には、押圧部と しての吸盤22が設けられている。これによって、押圧部たる吸盤22が、前固 定用部材18の支持中心位置である固定用螺子20の螺着位置から離心する距離 及び水平方向角度を自在に調整することができる。
【0010】 1対の後固定用部材24、水平板部24a、垂直板部24b、案内長孔24c 、固定ナット26及び吸盤28も、これらと同様に構成されている。 移動可能便器29を固定するには、例えば、便座や汚物容器等を取りはずして その外枠部30のみを、その内側に前後固定用部材18・24が全て位置するよ うにして前後の基盤部材16上に載置する。 図2に示すように外枠部30がほぼ矩形筒状である場合、先ず後固定用部材2 4の各吸盤28を何れも真後ろに向けて左右1対の後固定用部材24を並列状態 にし、外枠部30の後壁30aに後向き(外向き)に押圧吸着させ[図2(a) 、 なお、図2(a) において前固定用部材18は省略。]、次いで前固定用部材18 の各吸盤22を何れも真前に向けて左右1対の前固定用部材18を並列状態とし 、十分な前後方向の固定力を外枠部30に加えた状態で外枠部30の前壁30b に前向き(外向き)に押圧吸着させ(図2(b) )ることにより、外枠部30を固 定して移動可能便器29を前後の基盤部材16上に固定することができる。
【0011】 また図3に示すように、外枠部32が、ほぼ後方矩形前方半円形の略筒状であ る場合、先ず後固定用部材24の各吸盤28を何れも真後ろに向けて左右1対の 後固定用部材24を並列状態とし、外枠部32の後壁32aに後向き(外向き) に押圧吸着させ[図3(a) 、なお、図3(a) において前固定用部材18は省略。 ]、次いで前固定用部材18の各吸盤22を、それぞれ前壁32bに対し直交す るよう斜め前に向けて、左右1対の前固定用部材18を逆ハ字状にした状態で、 外枠部32の湾曲状の前壁32bに直交状に斜め前向き(外向き)に押圧吸着さ せて十分な前後方向の固定力を外枠部30に加え(図3(b) )ることにより、外 枠部32を前後の基盤部材16上に固定することができる。 なお、押圧部としては、この実施例におけるように吸盤を採用することが、固 定をあらゆる方向に対し確実化する上で望ましい。
【0012】 また、固定用部材のうち前側又は後側のものを角度等の調整ができないもの1 個とし、基盤部材に対しその左右中央部において真前又は真後向きに固定するこ とも可能である。この場合は、他の側に2以上の調整可能な固定用部材を設け、 それらの押圧部の支持中心位置からの離心距離及び水平方向角度のみを適宜調整 して移動可能便器を固定することができる。 なお、以上の実施例についての記述における構成部品の寸法、個数、材質、形 状、その相対配置などは、特にそれらに限定される旨の記載がない限りは、この 発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎな い。
【0013】
本考案の移動可能便器用手すり装置では、移動可能便器の外枠部を、その内側 に全固定用部材が位置するよう基盤部材上に載置し、その固定用部材の各押圧部 により外枠部の前部及び後部をそれぞれ内側から略前向き及び略後向きに押圧し て外枠部を固定することにより、移動可能便器を基盤部材上に固定することがで きる。 押圧部の支持中心位置からの離心距離及び水平方向角度を必要なものについて 調整することにより固定するので、種々の形状の外枠部を有する移動可能便器を それぞれ適切に固定することができる。
【0014】 また、固定用部材は、移動可能便器の外枠部を、その内側から外向きに押圧す るので、外枠部が合成樹脂等により比較的たわみ易く構成されていても、外側か ら内向きに押圧する場合に比し変形しにくく、押圧による損傷も防止される。而 も、外側から押圧する場合のように固定用部材が障害物となって却って使用者の 足場を悪くするといった弊害が回避され、移動可能便器の固定による安全性及び 使い易さを存分に発揮することができる。
【図1】斜視図である。
【図2】固定順序説明図である。
【図3】固定順序説明図である。
10 第1パイプ 10d 下水平部 16 基盤部材 16a 取付部 18 前固定用部材 18a 水平板部 18c 案内長孔 20 固定用螺子 24 後固定用部材 24a 水平板部 24c 案内長孔
Claims (1)
- 【請求項1】手すり装置の底部に有する基盤部材上に、
その基盤部材上に載置される移動可能便器の外枠部の内
周を、その外枠部の内側から押圧部において外向きに押
圧して固定するための3以上の固定用部材が支持され、 基盤部材上における前側又は後側の何れかに、押圧部の
支持中心位置からの離心距離及び水平方向角度を自在に
調整し得る固定用部材が配され、 前側又は後側のうち残りの側に1以上の固定用部材が配
されていることを特徴とする移動可能便器用手すり装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7573093U JP2502716Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 移動可能便器用手すり装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7573093U JP2502716Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 移動可能便器用手すり装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739695U true JPH0739695U (ja) | 1995-07-18 |
JP2502716Y2 JP2502716Y2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=13584686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7573093U Expired - Lifetime JP2502716Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 移動可能便器用手すり装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502716Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11309084A (ja) * | 1998-04-28 | 1999-11-09 | Aron Kasei Co Ltd | 便器用手摺 |
JP2006000622A (ja) * | 2004-05-18 | 2006-01-05 | Tokuyama Kogyosha:Kk | 便器用手すり |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2981182B2 (ja) | 1997-01-17 | 1999-11-22 | 協立工業株式会社 | 便器用手摺 |
-
1993
- 1993-12-30 JP JP7573093U patent/JP2502716Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11309084A (ja) * | 1998-04-28 | 1999-11-09 | Aron Kasei Co Ltd | 便器用手摺 |
JP2006000622A (ja) * | 2004-05-18 | 2006-01-05 | Tokuyama Kogyosha:Kk | 便器用手すり |
JP4491374B2 (ja) * | 2004-05-18 | 2010-06-30 | 株式会社徳山工業社 | 便器用手すり |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2502716Y2 (ja) | 1996-06-26 |
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Legal Events
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