JP6180868B2 - 透過型砂防堰堤及び透過型砂防堰堤の構築方法 - Google Patents

透過型砂防堰堤及び透過型砂防堰堤の構築方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6180868B2
JP6180868B2 JP2013198411A JP2013198411A JP6180868B2 JP 6180868 B2 JP6180868 B2 JP 6180868B2 JP 2013198411 A JP2013198411 A JP 2013198411A JP 2013198411 A JP2013198411 A JP 2013198411A JP 6180868 B2 JP6180868 B2 JP 6180868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
river
upstream
planar
sabo dam
dimensional structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013198411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015063841A (ja
Inventor
大隅 久
久 大隅
健一 大貫
健一 大貫
智照 筒井
智照 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Metal Products Co Ltd filed Critical Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority to JP2013198411A priority Critical patent/JP6180868B2/ja
Publication of JP2015063841A publication Critical patent/JP2015063841A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6180868B2 publication Critical patent/JP6180868B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Revetment (AREA)

Description

本発明は、河川における土石流対策又は流木対策に用いるものとして、河川内で川幅方向に設けられる透過型砂防堰堤及び透過型砂防堰堤の構築方法に関するものである。
従来より、河川において土石流等が発生したときに、河川の下流への巨礫、流木等の流出を防止することを目的として、特許文献1に開示されるような平面構造の透過型砂防堰堤が提案されている。
特許文献1に開示された透過型砂防堰堤は、巨礫、流木等が衝突した場合に、平面構造の柱材によって河床に荷重が伝達されるだけでなく、平面構造の梁材によって両袖部に荷重が伝達されるものであり、巨礫、流木等の衝撃力を受け止めて、これらを捕捉するものである。
特許文献1に開示された透過型砂防堰堤は、河川の幅が広い場合に、河川の川幅方向の中間にコンクリート製のバットレス部を設けることができ、両袖部及び中間のバットレス部に荷重が伝達されて、巨礫、流木等の衝撃力を受け止めるものとなる(特許文献1 図4参照)。
特許文献1に開示された透過型砂防堰堤は、コンクリート製のバットレス部に鞘管が埋め込まれるため、バットレス部の上流面よりも下流側に鞘管が設けられるものとなり、この鞘管に平面構造の梁材の端部が挿入されることで、バットレス部の上流面よりも下流側の位置で平面構造が設けられるものとなる。
特開2008−266981号公報
河川では、土石流等が発生したときに、大量の巨礫、流木等が互いに絡み合って塊の状態となって河川を流下するものとなる。ここで、従来の砂防堰堤は、河川の川幅方向で上流面が揃えられておらず、砂防堰堤の上流面に凹凸が形成されるものである。
このため、従来の砂防堰堤は、上流面に形成された凹凸に、塊の状態の巨礫、流木等が河川の上下流方向で段階的に衝突するものとなり、この段階的な衝突によって塊の状態が解除されて、大量の巨礫、流木等が拡散して流下するものとなることから、巨礫、流木等を十分に捕捉することができないおそれがあるという問題点があった。
また、従来の砂防堰堤は、大量の巨礫、流木等の塊の状態が解除されて拡散するものとなることから、拡散した巨礫、流木等が上流面に形成された凹凸に挟み込まれるものとなり、これら拡散した巨礫、流木等の除去作業が困難なものとなるおそれがあるという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、河川を流下する巨礫、流木等を塊の状態を保持したまま捕捉して、巨礫、流木等の拡散を防止することのできる透過型砂防堰堤及び透過型砂防堰堤の構築方法を提供することにある。
第1発明に係る透過型砂防堰堤は、河川内で川幅方向に設けられる透過型砂防堰堤であって、河川の両岸に形成された両袖部の間に設けられる立体構造体と、前記立体構造体に並べて設けられる平面構造体とを備え、前記立体構造体は、河川の上流側に設けられる上流側柱材と、河川の下流側に設けられる下流側柱材と、前記上流側柱材に設けられる鞘管とを有し、前記平面構造体は、河川の川幅方向に設けられる平面構造梁材と、河床から上方に向けて延びて前記平面構造梁材に取り付けられる平面構造柱材とを有し、前記平面構造梁材の端部が前記鞘管に挿入されて、前記平面構造柱材と前記上流側柱材とが、河川の上下流方向で位置を揃えて設けられることを特徴とする。
第2発明に係る透過型砂防堰堤は、第1発明において、前記立体構造体は、前記上流側柱材が河床から上方に向けて略鉛直に設けられ、前記平面構造体は、前記平面構造柱材が河床から上方に向けて略鉛直に設けられ、前記平面構造柱材と前記平面構造梁材とによって形成される捕捉面と、前記立体構造体の前記上流側柱材によって形成される上流面とが、河川の上下流方向で位置を揃えて略鉛直に設けられることを特徴とする。
第3発明に係る透過型砂防堰堤は、第1発明又は第2発明において、前記立体構造体は、前記鞘管が支持梁材によって河川の上下流方向で支持されることを特徴とする。
第4発明に係る透過型砂防堰堤の構築方法は、河川内で川幅方向に設けられる透過型砂防堰堤の構築方法であって、河川の上流側に設けられる上流側柱材と、河川の下流側に設けられる下流側柱材と、前記上流側柱材に設けられる鞘管とを有する立体構造体を、河川の両岸に形成された両袖部の間に設ける第1工程と、前記鞘管の内側に、平面構造梁材の端部となる挿入管を挿入する第2工程と、河川の川幅方向に設けられる前記平面構造梁材と、河床から上方に向けて延びて前記平面構造梁材に取り付けられる平面構造柱材とを有する平面構造体を、前記平面構造柱材と前記上流側柱材との河川の上下流方向における位置を揃えた状態で、前記立体構造体に並べて設ける第3工程とを備えることを特徴とする。
第5発明に係る透過型砂防堰堤の構築方法は、第4発明において、前記第1工程では、前記上流側柱材と、前記下流側柱材と、前記鞘管とが一体的に構築された前記立体構造体を、河川の両岸に形成された両袖部の間に設けることを特徴とする。
第1発明〜第3発明によれば、平面構造体の捕捉面と、立体構造体の上流面とが、上下流方向で位置を揃えて設けられ、巨礫、流木等が塊の状態のままで捕捉面及び上流面で捕捉されるため、大量の巨礫、流木等が拡散して流下することを防止することが可能となる。
第1発明〜第3発明によれば、巨礫、流木等が塊の状態のままで捕捉面及び上流面で捕捉されるため、上下流方向で位置を揃えた捕捉面及び上流面から、巨礫、流木等を塊の状態のまま取り除くことができ、巨礫、流木等の除去作業を容易、迅速に実施することが可能となる。
第1発明〜第3発明によれば、上下流方向で位置を揃えた捕捉面及び上流面から、巨礫、流木等を塊の状態のまま容易に取り除くことができるため、巨礫、流木等が衝突したときの衝撃力によって、平面構造柱材や平面構造梁材が変形した場合であっても、これらの交換、補修作業を容易に実施することが可能となる。
第1発明〜第3発明によれば、上流側柱材、下流側柱材及び平面構造柱材の下端フランジがコンクリートの基礎に埋め込まれるため、巨礫、流木等が衝突したときに作用する衝撃力に対して、上流側柱材が引張力及びせん断力に対抗するとともに、下流側柱材が圧縮力及びせん断力に対抗することができ、衝撃力による透過型砂防堰堤の損壊を防止することが可能となる。
第1発明〜第3発明によれば、立体構造体と平面構造体とが鞘管、挿入管及び平面構造梁材によって一体化されるため、立体構造体と平面構造体とが一体となって巨礫、流木等が衝突したときの衝撃力を受け止めるものとなり、河川の土石流対策又は流木対策として、河川を流下する巨礫、流木等を確実に捕捉することが可能となる。
特に、第2発明によれば、立体構造体の上流側柱材が、河床から上方に向けて略鉛直に設けれるとともに、平面構造体の平面構造柱材が、河床から上方に向けて略鉛直に設けられるため、平面構造柱材を上下流方向に傾斜させることなく容易に設置して、平面構造体の捕捉面と、立体構造体の上流面とを、上下流方向で位置を揃えた状態とすることができ、容易に平面構造体を河床に設置することが可能となる。
特に、第3発明によれば、鞘管が支持梁材で上下流方向に支持されて、巨礫、流木等が鞘管に衝突したときの衝撃力を受け止めるものとなり、鞘管が上流側柱材から脱離することを防止して、衝撃力による鞘管の損壊を防止することが可能となる。
第4発明、第5発明によれば、例えば、複数の立体構造体の鞘管が上下流方向で互いの位置を合わせた状態となるように設置されるため、上下流方向で互いの位置を合わせた状態の鞘管に挿入管を挿入して、平面構造梁材を挿入管に接合するのみによって、精度の高い施工を容易に実現することができ、平面構造体を正確、迅速に設けることが可能となる。
第4発明、第5発明によれば、立体構造体及び平面構造体を両袖部に接続させるものでなく、コンクリートを打設して形成される両袖部に鞘管を設けることを必要としないため、両袖部に鞘管が設けられた場合のような上下流方向及び水深方向における鞘管の施工誤差の影響を受けることなく、正確、迅速に透過型砂防堰堤を構築することが可能となる。
特に、第5発明によれば、上流側柱材、下流側柱材及び鞘管について、製造時から溶接等によって接合されて、高い精度で一体的に構築された立体構造体が設置されるため、現地で立体構造体をフランジ接合等によって組み立てることを必要とせず、正確、迅速に透過型砂防堰堤を構築することが可能となる。
本発明を適用した透過型砂防堰堤と河川とを示す斜視図である。 本発明を適用した透過型砂防堰堤の立体構造体を示す斜視図である。 本発明を適用した透過型砂防堰堤の立体構造体の変形例を示す斜視図である。 本発明を適用した透過型砂防堰堤の立体構造体の他の変形例を示す斜視図である。 本発明を適用した透過型砂防堰堤の平面構造体を示す斜視図である。 本発明を適用した透過型砂防堰堤の平面構造体の挿入管を示す斜視図である。 本発明を適用した透過型砂防堰堤の構築方法の第1工程を河川の上流側から示す正面図である。 本発明を適用した透過型砂防堰堤の構築方法の第1工程を示す斜視図である。 本発明を適用した透過型砂防堰堤の構築方法の第2工程を河川の上流側から示す正面図である。 本発明を適用した透過型砂防堰堤の構築方法の第3工程を河川の上流側から示す正面図である。 本発明を適用した透過型砂防堰堤の構築方法の第3工程を示す斜視図である。 本発明を適用した透過型砂防堰堤が構築された状態を河川の上流側から示す正面図である。 (a)は、本発明を適用した透過型砂防堰堤に対して、巨礫、流木等が塊となって河川を流下する状態を示す平面図であり、(b)は、巨礫、流木等が塊のままで捕捉された状態を示す平面図である。 (a)は、従来の砂防堰堤に対して、巨礫、流木等が塊となって河川を流下する状態を示す平面図であり、(b)は、巨礫、流木等が拡散して流下する状態を示す平面図である。 本発明を適用した透過型砂防堰堤の他の実施形態における鞘管を示す斜視図である。
以下、本発明を適用した透過型砂防堰堤1を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、図1に示すように、河川の土石流対策、流木対策等のために、河川内で川幅方向Xに設けられるものである。本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、河床に形成された基礎4の上方で、河川の両岸に形成された両袖部5の間に設けられる。
基礎4は、河床にコンクリートを打設することによって略平面状に形成される。両袖部5は、河川の両岸にコンクリートを打設することによって立体的に形成される。両袖部5は、これに限らず、鋼製枠に土砂やソイルセメントが充填されることで立体的に形成されてもよい。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、河川の両岸に形成された両袖部5の間に設けられる立体構造体2と、立体構造体2に並べて設けられる平面構造体3とを備える。
立体構造体2は、河川の川幅方向Xの一端又は両端において、両袖部5から所定の間隔を空けて設けられる。また、立体構造体2は、これに限らず、河川の川幅方向Xの中間において、巨礫、流木等の捕捉に必要とされる構造耐力に応じて設けられてもよい。さらに、立体構造体2は、これに限らず、両袖部5との間に図示しない細径化された鋼管を設けることもできる。
立体構造体2は、図2に示すように、河川の上流側Aで川幅方向Xに並べて設けられる2本の上流側柱材21と、河川の下流側Bで川幅方向Xに並べて設けられる2本の下流側柱材22と、川幅方向Xに開口させて設けられる鞘管10とを有する。また、立体構造体2は、2本の上流側柱材21を連結する2本の上流側Aの第1梁材23と、上流側柱材21と下流側柱材22とを連結する2本の第2梁材24と、2本の下流側柱材22を連結する1本の下流側Bの第3梁材25とを有する。さらに、立体構造体2は、鞘管10と第3梁材25とを連結する1本の支持梁材26を有する。なお、立体構造体2は、これに限らず、これらの上流側柱材21、下流側柱材22、第1梁材23、第2梁材24、第3梁材25、支持梁材26及び鞘管10が如何なる数量で設けられてもよい。
立体構造体2は、第1梁材23、第3梁材25及び鞘管10の長手方向が川幅方向Xとなるとともに、第2梁材24及び支持梁材26の長手方向が河川の上下流方向Yとなるように設けられる。第1梁材23は、その両端部の各々が2本の上流側柱材21の中間部に溶接等によって取り付けられる。第2梁材24は、その両端部の各々が上流側柱材21及び下流側柱材22の中間部に溶接等によって取り付けられる。第3梁材25は、その両端部の各々が2本の下流側柱材22の上部に溶接等によって取り付けられる。支持梁材26は、鞘管10及び第3梁材25の中間部に溶接等によって取り付けられ、鞘管10が上下流方向Yで支持される。鞘管10は、その両端部の各々が2本の上流側柱材21の上部に溶接等によって取り付けられる。
立体構造体2は、上流側柱材21、下流側柱材22、第1梁材23、第2梁材24及び第3梁材25を用いて立体的に組み立てられることによって、河川の水を内部で流下させることのできる透過部27が形成される。立体構造体2は、上流側柱材21、下流側柱材22、第1梁材23、第2梁材24、第3梁材25、支持梁材26及び鞘管10について、断面略円形状の鋼管等が用いられるが、これに限らず、如何なる形状、材質のものが用いられてもよい。
立体構造体2は、河床から上方に向けて、上流側柱材21及び下流側柱材22が略鉛直に延びて設けられる。また、立体構造体2は、上流側柱材21、下流側柱材22、第1梁材23、第2梁材24、第3梁材25、支持梁材26及び鞘管10について、フランジ接合等によって組み立てることを必要としないで、製造時から溶接等によって接合されて一体的に構築される。
立体構造体2は、これに限らず、変形例において、図3に示すように、2本の上流側柱材21と、1本の下流側柱材22とが設けられるものとされてもよい。また、立体構造体2は、他の変形例において、図4に示すように、1本の上流側柱材21と、1本の下流側柱材22とが設けられるものとされてもよい。このとき、立体構造体2は、主に、流木等の衝突に対抗するものとして、簡易に設けられるものとすることができる。
鞘管10は、上流側柱材21の上部で、河川の上流側Aに設けられる。鞘管10は、これに限らず、上流側柱材21の中間部等に設けられてもよい。
平面構造体3は、図5に示すように、河川の上流側Aで川幅方向Xに並べて設けられる複数の平面構造柱材31と、河川の上流側Aで長手方向が川幅方向Xとなるように設けられる1本の平面構造梁材32とを有する。平面構造体3は、これに限らず、平面構造柱材31及び平面構造梁材32が如何なる数量で設けられてもよい。
平面構造体3は、河床から上方に向けて、略鉛直に平面構造柱材31が延びて設けられる。平面構造体3は、平面構造柱材31の上部が平面構造梁材32に取り付けられるものとなる。平面構造体3は、平面構造柱材31及び平面構造梁材32について、断面略円形状の鋼管等が用いられるが、これに限らず、如何なる形状、材質のものが用いられてもよい。
平面構造体3は、必要に応じて、平面構造柱材31の中間部から川幅方向Xに延びる複数の分枝管33が設けられてもよい。分枝管33は、平面構造梁材32よりも細径化された鋼管等が用いられ、河川を流下する巨礫、流木等を捕捉することができるように、隣り合う平面構造柱材31の分枝管33と、互いに端部を対向させて離間した状態で設けられる。
平面構造体3は、平面構造柱材31及び平面構造梁材32について、これらを分割した状態で運搬したうえで、現地で組み立てることができるように、フランジ接合等によって接合される。平面構造体3は、これに限らず、フランジ接合等によって組み立てることを必要としないで、製造時から溶接等によって接合されて一体的に構築されるものであってもよい。
平面構造梁材32は、図6に示すように、立体構造体2の鞘管10の内側に挿入される挿入管34が、川幅方向Xの両端部にフランジ接合等によって設けられる。挿入管34は、断面略円形状の鋼管等が用いられ、平面構造梁材32の端部として立体構造体2の鞘管10の内側に挿入できるように、立体構造体2の鞘管10の内径よりも小さい外径で形成される。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、立体構造体2を設ける第1工程と、鞘管10に挿入管34を挿入する第2工程と、平面構造体3を設ける第3工程とを備える。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、図7に示すように、第1工程において、上流側柱材21、下流側柱材22、第1梁材23、第2梁材24、第3梁材25、支持梁材26及び鞘管10が互いに溶接等によって接合されて一体的に構築された立体構造体2を、河床に設置するものである。
なお、本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、これに限らず、第1工程において、立体構造体2の上流側柱材21、下流側柱材22、第1梁材23、第2梁材24、第3梁材25、支持梁材26及び鞘管10について、これらを分割した状態で運搬したうえで、現地で組み立てることができるように、フランジ接合等によって接合させるものが用いられてもよい。
第1工程では、図8に示すように、立体構造体2の上流側Aにおいて、上流側柱材21によって立体構造体2の上流面2aが形成される。第1工程では、川幅方向Xに並べて設けられる複数の立体構造体2において、各々の上流側柱材21に設けられた鞘管10が、上下流方向Y及び水深方向Zで互いの位置を合わせた状態となる。第1工程では、鞘管10の位置を目視又は測量等の方法で確認して、複数の立体構造体2が設置されるものとなる。
これにより、第1工程では、一方の立体構造体2の上流面2aを川幅方向Xに延長させた仮想延長面2bと、他方の立体構造体2の上流面2aを川幅方向Xに延長させた仮想延長面2bとを、河川の上下流方向Y及び水深方向Zで一致させることができるものとなり、複数の立体構造体2における上流面2aが、互いに川幅方向Xの同一面上に並ぶものとなる。
次に、本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、図9に示すように、第2工程において、立体構造体2の鞘管10の内側に、平面構造梁材32の端部となる挿入管34を挿入するものとなる。
次に、本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、図10に示すように、第3工程において、複数の平面構造柱材31を河床に設置して、平面構造柱材31及び平面構造梁材32をフランジ接合によって組み立てて、平面構造梁材32の端部となる挿入管34を平面構造梁材32にフランジ接合させることによって、平面構造体3を河床に設置するものとなる。
第3工程では、図11に示すように、平面構造体3の上流側Aにおいて、平面構造柱材31と平面構造梁材32とによって捕捉面3aが形成される。第3工程では、平面構造柱材31と上流側柱材21とが、上下流方向Yで位置を揃えて設けられることで、平面構造体3の捕捉面3aと、立体構造体2の上流面2aとが、上下流方向Yで位置を揃えて設けられる。
最後に、本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、図12に示すように、立体構造体2及び平面構造体3が設置された河床にコンクリートを打設することで、上流側柱材21、下流側柱材22及び平面構造柱材31の下端フランジが埋め込まれて基礎4が形成される。これにより、本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、立体構造体2及び平面構造体3を両袖部5に接続させることなく、河川内で川幅方向Xに延びる透過型砂防堰堤1を基礎4に固定して構築するものとなる。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、立体構造体2及び平面構造体3を両袖部5に接続させるものでなく、コンクリートを打設して形成される両袖部5に鞘管10を設けることを必要としない。これにより、本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、両袖部5に鞘管10が設けられた場合のような上下流方向Y及び水深方向Zにおける鞘管10の施工誤差の影響を受けることなく、正確、迅速に透過型砂防堰堤1を構築することが可能となる。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、上流側柱材21、下流側柱材22、第1梁材23、第2梁材24、第3梁材25、支持梁材26及び鞘管10について、製造時から溶接等によって接合されて、高い精度で一体的に構築された立体構造体2が設置される。これにより、本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、現地で立体構造体2をフランジ接合等によって組み立てることを必要とせず、トラック等で立体構造体2を運搬して、現地に立体構造体2をそのまま設置するのみで、平面構造体3を正確に設置するための起点として立体構造体2を用いることができ、正確、迅速に透過型砂防堰堤1を構築することが可能となる。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、図11に示すように、一体的に構築された複数の立体構造体2が用いられ、複数の立体構造体2の各々の鞘管10が、上下流方向Yで互いの位置を合わせた状態となるように設置される。これにより、本発明を適用した透過型砂防堰堤1の構築方法は、上下流方向Yで互いの位置を合わせた状態の鞘管10に挿入管34を挿入して、平面構造梁材32を挿入管34に接合するのみによって、精度の高い施工を容易に実現することができ、平面構造体3を正確、迅速に設けることが可能となる。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、立体構造体2の上流側柱材21が、河床から上方に向けて、略鉛直に設けれるとともに、平面構造体3の平面構造柱材31が、河床から上方に向けて、略鉛直に設けられる。これにより、本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、平面構造柱材31を上下流方向Yに傾斜させることなく容易に設置して、平面構造体3の捕捉面3aと、立体構造体2の上流面2aとを、上下流方向Yで位置を揃えた状態とすることができ、容易に平面構造体3を河床に設置することが可能となる。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、図12に示すように、上流側柱材21、下流側柱材22及び平面構造柱材31の下端フランジがコンクリートの基礎4に埋め込まれる。これにより、本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、巨礫、流木等が衝突したときに作用する衝撃力に対して、上流側柱材21が引張力及びせん断力に対抗するとともに、下流側柱材22が圧縮力及びせん断力に対抗することができ、衝撃力による透過型砂防堰堤1の損壊を防止することが可能となる。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、川幅方向Xの両端に設けられる立体構造体2と、これらの立体構造体2の間に設けられる平面構造体3とが、鞘管10、挿入管34及び平面構造梁材32によって一体化されるため、立体構造体2と平面構造体3とが一体となって巨礫、流木等が衝突したときの衝撃力を受け止めるものとなり、河川の土石流対策又は流木対策として、河川を流下する巨礫、流木等を確実に捕捉することが可能となる。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、図1に示すように、鞘管10と第3梁材25とが支持梁材26によって連結されるものとなる。これにより、本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、鞘管10が支持梁材26で上下流方向Yに支持されて、巨礫、流木等が鞘管10に衝突したときの衝撃力を受け止めるものとなり、鞘管10が上流側柱材21から脱離することを防止して、衝撃力による鞘管10の損壊を防止することが可能となる。
河川では、土石流等が発生したときに、図13(a)に示すように、大量の巨礫、流木等が互いに絡み合って、塊7の状態となって巨礫、流木等が河川を流下するものとなる。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、平面構造体3の捕捉面3aと、立体構造体2の上流面2aとが、上下流方向Yで位置を揃えて設けられるため、図13(b)に示すように、絡み合った巨礫、流木等のアーチアクションによって、巨礫、流木等が塊7の状態のまま、捕捉面3a及び上流面2aで捕捉されるものとなる。
これに対して、従来の砂防堰堤9は、図14(a)に示すように、平面構造体93の捕捉面93aと、立体構造体92の上流面92aとが、上下流方向Yの位置を揃えない状態で設けられる。このとき、従来の砂防堰堤9は、砂防堰堤9の上流面9aに凹凸状の段部91が形成されるものとなり、塊7の状態の巨礫、流木等が上下流方向Yで段階的に、段部91に衝突するものとなる。これにより、従来の砂防堰堤9は、図14(b)に示すように、この段階的な段部91への衝突によって巨礫、流木等の塊7の状態が解除され、大量の巨礫、流木等が拡散して流下するものとなる。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、図13に示すように、平面構造体3の捕捉面3aと、立体構造体2の上流面2aとが、上下流方向Yで位置を揃えて設けられ、巨礫、流木等が塊7の状態のままで捕捉面3a及び上流面2aで捕捉されるため、大量の巨礫、流木等が拡散して流下することを防止することが可能となる。
また、本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、巨礫、流木等が塊7の状態のままで捕捉面3a及び上流面2aで捕捉されるため、上下流方向Yで位置を揃えた捕捉面3a及び上流面2aから、巨礫、流木等を塊7の状態のまま取り除くことができ、巨礫、流木等の除去作業を容易、迅速に実施することが可能となる。
さらに、本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、上下流方向Yで位置を揃えた捕捉面3a及び上流面2aから、巨礫、流木等を塊7の状態のまま容易に取り除くことができるため、巨礫、流木等が衝突したときの衝撃力によって、平面構造柱材31や平面構造梁材32が変形した場合であっても、これらの交換、補修作業を容易に実施することが可能となる。
本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、コンクリートを打設することなく構築される立体構造体2が設けられるため、コンクリートの養生期間を必要とせずに、短期間で透過型砂防堰堤1を河川内に構築することが可能となる。また、本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、鞘管10に挿入管34を挿入することによって、平面構造梁材32の両端部が立体構造体2に接続されるため、平面構造梁材32の補修が必要となった場合に、挿入管34を鞘管10から取り外して、容易に平面構造梁材32の交換等を行うことが可能となる。
なお、本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、立体構造体2に透過部27が形成されるため、透過部27において河川の水を通過させることができ、立体構造体2によって河川の流量が制限されることなく、河川における十分な流量を確保することが可能となる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
例えば、本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、図15に示すように、他の実施形態において、鞘管10の川幅方向Xに開口された挿入口11より内側で、鞘管10の内面における河川の下流側Bに、補強プレート12が溶接等によって取り付けられて設けられてもよい。このとき、本発明を適用した透過型砂防堰堤1は、平面構造梁材32の端部となる挿入管34の外面が、挿入管34の下流側Bで補強プレート12の上流側面に面状に当接されるものとなる。
1 :透過型砂防堰堤
10 :鞘管
11 :挿入口
12 :補強プレート
2 :立体構造体
2a :上流面
2b :仮想延長面
21 :上流側柱材
22 :下流側柱材
23 :第1梁材
24 :第2梁材
25 :第3梁材
26 :支持梁材
27 :透過部
3 :平面構造体
3a :捕捉面
31 :平面構造柱材
32 :平面構造梁材
33 :分枝管
34 :挿入管
4 :基礎
5 :両袖部
7 :巨礫、流木等の塊
A :上流側
B :下流側
X :川幅方向
Y :上下流方向
Z :水深方向

Claims (5)

  1. 河川内で川幅方向に設けられる透過型砂防堰堤であって、
    河川の両岸に形成された両袖部の間に設けられる立体構造体と、前記立体構造体に並べて設けられる平面構造体とを備え、
    前記立体構造体は、河川の上流側に設けられる上流側柱材と、河川の下流側に設けられる下流側柱材と、前記上流側柱材に設けられる鞘管とを有し、
    前記平面構造体は、河川の川幅方向に設けられる平面構造梁材と、河床から上方に向けて延びて前記平面構造梁材に取り付けられる平面構造柱材とを有し、前記平面構造梁材の端部が前記鞘管に挿入されて、前記平面構造柱材と前記上流側柱材とが、河川の上下流方向で位置を揃えて設けられること
    を特徴とする透過型砂防堰堤。
  2. 前記立体構造体は、前記上流側柱材が河床から上方に向けて略鉛直に設けられ、
    前記平面構造体は、前記平面構造柱材が河床から上方に向けて略鉛直に設けられ、前記平面構造柱材と前記平面構造梁材とによって形成される捕捉面と、前記立体構造体の前記上流側柱材によって形成される上流面とが、河川の上下流方向で位置を揃えて略鉛直に設けられること
    を特徴とする請求項1記載の透過型砂防堰堤。
  3. 前記立体構造体は、前記鞘管が支持梁材によって河川の上下流方向で支持されること
    を特徴とする請求項1又は2記載の透過型砂防堰堤。
  4. 河川内で川幅方向に設けられる透過型砂防堰堤の構築方法であって、
    河川の上流側に設けられる上流側柱材と、河川の下流側に設けられる下流側柱材と、前記上流側柱材に設けられる鞘管とを有する立体構造体を、河川の両岸に形成された両袖部の間に設ける第1工程と、
    前記鞘管の内側に、平面構造梁材の端部となる挿入管を挿入する第2工程と、
    河川の川幅方向に設けられる前記平面構造梁材と、河床から上方に向けて延びて前記平面構造梁材に取り付けられる平面構造柱材とを有する平面構造体を、前記平面構造柱材と前記上流側柱材との河川の上下流方向における位置を揃えた状態で、前記立体構造体に並べて設ける第3工程とを備えること
    を特徴とする透過型砂防堰堤の構築方法。
  5. 前記第1工程では、前記上流側柱材と、前記下流側柱材と、前記鞘管とが一体的に構築された前記立体構造体を、河川の両岸に形成された両袖部の間に設けること
    を特徴とする請求項4記載の透過型砂防堰堤の構築方法。
JP2013198411A 2013-09-25 2013-09-25 透過型砂防堰堤及び透過型砂防堰堤の構築方法 Active JP6180868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013198411A JP6180868B2 (ja) 2013-09-25 2013-09-25 透過型砂防堰堤及び透過型砂防堰堤の構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013198411A JP6180868B2 (ja) 2013-09-25 2013-09-25 透過型砂防堰堤及び透過型砂防堰堤の構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015063841A JP2015063841A (ja) 2015-04-09
JP6180868B2 true JP6180868B2 (ja) 2017-08-16

Family

ID=52831946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013198411A Active JP6180868B2 (ja) 2013-09-25 2013-09-25 透過型砂防堰堤及び透過型砂防堰堤の構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6180868B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7053222B2 (ja) * 2017-11-09 2022-04-12 日鉄建材株式会社 流木捕捉工の設置構造

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5940966B2 (ja) * 1980-03-14 1984-10-03 新日本製鐵株式会社 鋼製スリツト砂防ダム
JPS6032420U (ja) * 1983-08-09 1985-03-05 株式会社神戸製鋼所 土石流規制用鋼製ダム
JP2576020B2 (ja) * 1993-06-22 1997-01-29 共生機構株式会社 ハイブリッド構造スリットダム
JP2002188134A (ja) * 2000-12-18 2002-07-05 Nippon Steel Corp 鋼製スリットダム構造及び構築方法
JP4912346B2 (ja) * 2008-03-31 2012-04-11 日鐵住金建材株式会社 鋼製スリットダム
JP5165455B2 (ja) * 2008-05-15 2013-03-21 日鐵住金建材株式会社 鋼製スリットダム及びその施工方法
JP5315191B2 (ja) * 2009-09-29 2013-10-16 日鐵住金建材株式会社 鋼製スリットダム、これに用いられる礫体捕捉部材及びその取り付け方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015063841A (ja) 2015-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI592546B (zh) Architecture structure and its construction method
JP5129977B2 (ja) 鋼製スリットダム
KR101687495B1 (ko) 지하 구조물 구축을 위한 부분 탑다운 공법
JP6595891B2 (ja) 鋼製スリットダム
JP6180868B2 (ja) 透過型砂防堰堤及び透過型砂防堰堤の構築方法
JP2017095998A (ja) ブロック積み土留め基礎及びブロック積み土留め基礎の施工方法
JP4954097B2 (ja) 鋼製スリットダムの補修方法
JP5165455B2 (ja) 鋼製スリットダム及びその施工方法
JP2017210774A (ja) 壁体、壁体の構築方法および型枠兼用壁部材
JP2010236261A (ja) 鋼製スリットダム及びその構築方法並びに補修方法
JP6544966B2 (ja) 透過型堰堤用円形鋼管の接合構造、及びその接合構造に用いられる鞘管継手、並びにその接合構造を用いた透過型堰堤
JP6030274B1 (ja) 架構構造及びその構築方法
JP4912327B2 (ja) 鋼製スリットダムの補修方法
JP2011169058A (ja) グラウト注入方法、接合構造、及び建物
JP2007277972A (ja) 砂防堰堤及びその施工方法
JP2016089549A (ja) 鉄筋コンクリート梁と鉄骨の柱又は鉄骨を備える柱との接合構造及び方法
JP5917226B2 (ja) 透過型砂防堰堤
JP2022189706A (ja) 捕捉体及び堰堤
JP6336773B2 (ja) 山留めh形鋼杭の接合構造および建込み方法
JP2014105553A (ja) 土留壁構造、土留壁構造の構築方法
KR20130004800A (ko) 비개착 슬래브 구조물의 수직 응력에 저항하기 위한 강관 설치 구조 및 그 시공방법
JP6585937B2 (ja) 透過型砂防堰堤用管材ユニット及び透過型砂防堰堤
JP2015063840A (ja) 透過型砂防堰堤及び透過型砂防堰堤の構築方法
JP6994314B2 (ja) 躯体コンクリート打継部におけるコンクリート堰止構造及びコンクリート堰止方法
JP6431390B2 (ja) 堰堤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6180868

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150