JP6179233B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents
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Description
R−S−S−R … (A)
(ただし、上記式(A)において、Rは脂肪族有機基又は芳香族有機基を表しており、それぞれ同一であっても異なっていてもよい。)
−(NH−CS−CS−NH)− … (B)
請求項1に係る発明は、電極活物質を含む正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に介在する電解質とを有し、前記電極活物質の電極反応によって充放電する非水電解液二次電池であって、
前記電解質が、主な電解質溶媒として、水素原子の安定同位体である重水素を天然存在比よりも高濃度に含む重水素化溶媒を含有することを特徴とする非水電解液二次電池である。
また、上記一般式(2)において、X1〜X4は、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、置換または非置換のアルキル基、置換または非置換のアルケニル基、置換または非置換のシクロアルキル基、置換または非置換の芳香族炭化水素基、置換または非置換の芳香族複素環基、置換または非置換のアラルキル基、置換または非置換のアミノ基、置換または非置換のアルコキシ基、置換または非置換のアリールオキシ基、置換または非置換のアルコキシカルボニル基、置換または非置換のアリールオキシカルボニル基、置換または非置換のアシル基、もしくは置換または非置換のアシルオキシ基であり、これらの置換基は置換基同士で環構造を形成していてもよい。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
図1は、本発明を適用した一実施形態であるリチウム二次電池の一例を示す断面図である。図1に示すように、本実施形態のリチウム二次電池(非水電解液二次電池)1は、正極ケース2と、負極ケース3と、この正極2と負極3との間に介在する電解質9と、を有している。この正極ケース2及び負極ケース3は、いずれも円盤状の薄板形状に形成されており、コイン型のリチウム二次電池を構成している。
以下に、電極活物質に好適に用いられる有機化合物の具体的な化合物を例示するが、これらに限定されるものではない。
まず、上述した電極活物質を電極形状に形成する。例えば、電極活物質を導電補助剤、及び結着剤と共に混合し、有機溶剤を加えてスラリーとし、該スラリーを正極集電体(正極ケース2)上に任意の塗工方法で塗工し、乾燥することにより正極4を形成する。
(実施例1)
市販の重水素化エチレンカーボネート(アイソテック:製品番号57301−9)と重水素化ジエチルカーボネート(アイソテック:製品番号76050−1)とを体積比3:7の割合で混合し、濃度1MとなるようにLiN(C2F5SO2)2を加えて、1MのLiN(C2F5SO2)2を含む重水素化エチレンカーボネートと重水素化ジエチルカーボネートとからなる電解質を作製した。
作製したコイン型の二次電池を、0.1mAの定電流で電圧が4.0Vになるまで充電し、その後、0.1mAの定電流で1.5Vまで放電を行った。図2に、作製した二次電池を充放電した結果を示す。この二次電池は、2.4Vおよび2.0Vに電圧平坦部を有する放電容量0.6mAhの二次電池であることが確認された。
[二次電池の作製]
電解液溶媒を重水素化エチレンカーボネート及び重水素化ジエチルカーボネートから通常のエチレンカーボネート及びジエチルカーボネートに変えた以外は、実施例1と同様の方法で、正極活物質としてルベアン酸、負極活物質として金属リチウム、電解質として1MのLiN(C2F5SO2)2を含むエチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを有する密閉型のコイン型二次電池を作製した。
作製したコイン型の二次電池を、0.1mAの定電流で電圧が4.0Vになるまで充電し、その後、0.1mAの定電流で1.5Vまで放電を行った。図3に、作製した二次電池を充放電した結果を示す。この二次電池は、2.3Vおよび2.0Vに電圧平坦部を有する放電容量0.6mAhの、二次電池であることが確認された。
[有機化合物の合成]
下記式(25)に示す合成スキームに従って、2,2,6,6−テトラメチルピペリジンメタクリレートを重合反応し、酸化することで、ポリ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジノキシメタクリレート)を得た。
正極活物質としてポリ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジノキシメタクリレート)を使用した以外は実施例1と同様の方法で、正極活物質として、ポリ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジノキシメタクリレート)、負極活物質として金属リチウム、電解質として1MのLiN(C2F5SO2)2を含む重水素化エチレンカーボネートと重水素化ジエチルカーボネートとを有する密閉型のコイン型二次電池を作製した。
作製したコイン型電池を、0.1mAの定電流で電圧が4.0Vになるまで充電し、その後、0.1mAの定電流で1.5Vまで放電を行った。その結果、この電池は充放電電圧3.6Vに電圧平坦部を有する放電容量0.11mAhの、二次電池であることが確認された。
電極活物質に黒色の固体であるジヒドロフェナジンジカルボニル化合物の重合体を使用した以外は実施例1と同様の方法で、正極活物質としてジヒドロフェナジンジカルボニル化合物の重合体、負極活物質として金属リチウム、電解質として1MのLiN(C2F5SO2)を含む重水素化エチレンカーボネートと重水素化ジエチルカーボネートとを有する密閉型のコイン型二次電池を作製した。
作製したコイン型の二次電池を、0.1mAの定電流で電圧が4.0Vになるまで充電し、その後、0.1mAの定電流で1.5Vまで放電を行った。その結果、この電池は充放電電圧2.8Vおよび2.4Vに電圧平坦部を有する放電容量0.21mAhの、二次電池であることが確認された。
[二次電池の作製]
正極活物質として重水素化ルベアン酸に変えた以外は上記実施例1と同様の方法で、正極物質として重水素化ルベアン酸、負極活物質として金属リチウム、電解質として1MのLiN(C2F5SO2)2を含む重水素化エチレンカーボネートと重水素化ジエチルカーボネートとを有する密閉型のコイン型二次電池を作製した。
作製したコイン型の二次電池を、0.1mAの定電流で電圧が4.0Vになるまで充電し、その後、0.1mAの定電流で1.5Vまで放電を行った。この電池は2.4Vおよび2.0Vに電圧平坦部を有する放電容量0.6mAhの、二次電池であることが確認された。
2 正極ケース(正極集電体)
3 負極ケース
4 正極
5 セパレータ
6 負極
7 負極集電体
8 金属製のばね
9 電解質
10 ガスケット
Claims (7)
- 電極活物質として、中性のラジカル化合物、ルベアン酸構造を有する化合物及び共役ジアミン構造を有する化合物のうちの少なくとも1種の有機化合物を含む正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に介在する電解質とを有し、前記電極活物質の電極反応によって充放電する非水電解液二次電池であって、
前記電解質が、主な電解質溶媒として、水素原子の安定同位体である重水素の重水素化率が10%以上である重水素化溶媒を10質量%以上含有することを特徴とする非水電解液二次電池。 - 前記重水素化溶媒の重水素化率が、90%以上であることを特徴とする請求項1に記載の非水電解液二次電池。
- 前記重水素化溶媒が、重水素化炭酸エステルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の非水電解液二次電池。
- 前記電極活物質の電極反応における反応出発物、生成物及び中間生成物のうちのいずれかに、前記有機化合物を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の非水電解液二次電池。
- 前記中性のラジカル化合物が、ニトロキシルラジカル化合物であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の非水電解液二次電池。
- 前記共役ジアミン構造を有する化合物が、下記の一般式(2)で表されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の非水電解液二次電池。
また、上記一般式(2)において、X1〜X4は、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、置換または非置換のアルキル基、置換または非置換のアルケニル基、置換または非置換のシクロアルキル基、置換または非置換の芳香族炭化水素基、置換または非置換の芳香族複素環基、置換または非置換のアラルキル基、置換または非置換のアミノ基、置換または非置換のアルコキシ基、置換または非置換のアリールオキシ基、置換または非置換のアルコキシカルボニル基、置換または非置換のアリールオキシカルボニル基、置換または非置換のアシル基、もしくは置換または非置換のアシルオキシ基であり、これらの置換基は置換基同士で環構造を形成していてもよい。
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