JP6175701B2 - 3d積層マルチチップモジュールの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、3D積層マルチチップモジュール及びその製造方法に関する。
1つのタイプの3次元集積回路(3D IC)は、縦方向に積層されて接合された多数の半導体ダイを用いて個々の3D ICを作り出すことで製造される。外部ボンドパッドから3D ICの導電体までの電気接続、及び3D ICの複数の導電体間の電気接続は、様々な手法を用いて行われ得る。例えば、ワイヤボンディングの一手法において、隣接し合うチップのエッジを階段状にずらして配置することができる。これは、チップ上のパッドと基板上のパッドとの間に外部ボンディングワイヤを接続することを可能にする。
シリコン貫通ビア(through-silicon via;TSV)と呼ばれる積層チップ間で電気接続を行う他の一手法が、大きな関心を持たれている。複数の積層チップをTSVによって相互接続することは、従来の外部ワイヤボンディング技術に対して幾つかの利点を有する。TSVを備えた積層チップは、外部ワイヤボンディング技術によって接続された積層チップと比較して、より広い帯域幅、ひいては、より多くの入力/出力を示し得る。TSVを用いると、より短い接続経路が存在することになり、それにより、速度が高められるとともに電力消費が低減される。
TSVは、後に分離あるいはダイシングされるダイをアライメント(位置合わせ)したウェハスケールスタッキング(積層化)を用いて達成され得る。これは、より低いコスト、高スループットをもたらすが、歩留まりの問題に悩まされる。何故なら、チップのスタック(積層体)内の1つのチップの不具合によってそのスタックが不具合となり、より低い歩留まりを生じさせるからである。また、薄化されたウェハのハンドリングは、製品の損傷又は破壊をもたらし得る製造上の課題である。TSVはまた、ダイスケールスタッキングを用いて達成されることもできる。これは、ハンドリングが比較的容易であるという利点を有するが、高コストという代償を伴う。
従来のTSVの他の1つの欠点は、典型的なTSVプロセスがダイ又はウェハごとに、TSVフォトレジスト堆積、TSVエッチング、二酸化シリコン堆積、バリアシード堆積、フォトレジストパターニング、Cu/W堆積、フォトレジスト除去、Cu/W化学的機械的研磨、支持/ハンドリング用ダイの接合、ダイ薄化、及び接合、という11もの工程を必要とすることである。これら全ての工程に要する時間及び費用に加え、各ダイに必要なハンドリング及び処理が歩留まりを低下させる。
TSV及び相互接続のための技術及び手法についての更なる情報は、2009年10月14日に出願された「3D INTEGRATED CIRCUIT LAYER INTERCONNECT」なるタイトルの米国特許出願第12/579192号、及び2011年3月28日に出願された「CHIP STACKED STRUCTURE AND METHOD OF FABRICATING THE SAME」なるタイトルの米国特許出願第13/072951号に見出すことができる。
3D積層マルチチップモジュール及びその製造方法を提供する。
3次元積層マルチチップモジュールの一例は、W個の集積回路ダイのスタックを有する。スタック内の各ダイは、基板上に、パターン形成された導電体層を有する、パターン形成された導電体層は電気コンタクト領域を含み、電気コンタクト領域は導電体を含む。これら導電体のうちの少なくとも1つはランディングパッドを含む。ダイのスタックは、該スタックの一端の第1のダイと、該スタックの他端の第2のダイとを含み、第1のダイの基板は第2のダイのパターン形成された導電体層の側に面する。電気コネクタが、ランディングパッドに電気的に接触するように、ダイのスタックの表面からダイのスタック内に延在し、それにより、W個のダイ階層を有する3次元積層マルチチップモジュールが作り出される。他の例はまた、以下の事項のうちの1つ以上を含み得る。電気コネクタはランディングパッドに直接的に接触する。複数のダイのうちの少なくとも一部は、電気コンタクト領域から離隔されたデバイス回路位置にデバイス回路を有する。第1のダイのパターン形成された導電体層上に材料層がある。電気コネクタは、電気コンタクト領域内の縦方向のビア内を通る。各電気コネクタは、1つのダイ階層の1つのランディングパッドに電気的に接続される。電気コネクタによって電気的に接触されるランディングパッドは階段状の構成に配置される。
3次元積層マルチウェハモジュールの一例は、集積回路ウェハのスタックを含み、各集積回路ウェハは格子状のダイ領域を有する。各集積回路ウェハのダイ領域のうちの少なくとも一部は、集積回路ウェハのスタック内のその他の集積回路ウェハのダイ領域とアライメントされる。各ダイ領域は、前段落に記載される3次元積層マルチチップモジュールを有する。
3次元積層マルチチップモジュールを製造する第1の方法の一例は、以下のように実行される。W個の集積回路ダイの組が準備される。組内の各ダイは、パターン形成された導電体層を含む。パターン形成された導電体層は電気コンタクト領域を含み、電気コンタクト領域はランディングパッドを有する。組内の選択されたダイにハンドリングダイが取り付けられる。選択されたダイの露出された層が除去されて、強化されたハンドリングダイが作り出される。各繰り返しにおいて強化されたハンドリングダイを用いて、上記取り付け及び除去の工程が繰り返される。これは、各ダイのランディングパッドが組内のその他のダイのランディングパッドとアライメントされるようにして、組内の全てのダイが取り付けられて3次元積層ダイが作り出されるまで行われる。モジュールの表面から、組内の各ダイのアライメントされたランディングパッド内のコンタクトまで、3次元積層ダイ中にコネクタが形成される。こうすることにより、W個のダイ階層を有する3次元積層モジュールが作り出される。
第1の方法の例はまた、以下の事項のうちの1つ以上を含み得る。形成する工程は、ダイのうちの少なくとも一部が、電気コンタクト領域から離隔されたデバイス回路位置にデバイス回路を有する状態で実行される。取り付ける工程は更に、ハンドリングダイとダイとの間に誘電体の接着強化層を堆積することを有する。ダイは、パターン形成された導電体層が位置する第1の面と、第1の面の反対側の第2の面と、を有する基板を有するように選択され、上記露出された層は基板の第2の面から除去される。3次元積層モジュールからハンドリングダイの少なくとも一部が除去されて、露出面が作り出される。
各ダイ階層の導電体のランディングパッドの上に位置するコンタクト開口が表面に作り出され;2N−1がWより小さく且つ2がW以上であるようにNを選択して、N個のエッチングマスクの組が選択され;N個のマスクを用いて、コンタクト開口がW個のダイ階層までエッチングされ、ここで、各マスクn=1,2,・・・,Nでコンタクト開口のうちの実効的に半数が2n−1個のダイ階層だけエッチングされ;それにより、各ダイ階層のランディングパッドに電気的に接触するようにコンタクト開口内に導電体を形成することができるようになる。ハンドリングダイ除去工程の後に、表面が誘電体材料で覆われ;コンタクト開口を作り出す工程は、該誘電体材料の少なくとも一部を除去することを含む。N個のマスクを用いる工程は更に、各マスクn=1,2,・・・,Nで2n−1個のランディングパッドずつ交互に被覆及び露出を行うことを有する。
複数の3次元積層マルチチップモジュールを製造する第2の方法は、以下のように実行される。W枚の集積回路ウェハの組が準備される。組内の各ウェハは、格子状のダイ領域を有する。各ダイ領域は、パターン形成された導電体層を有する集積回路ダイを有し、パターン形成された導電体層は電気コンタクト領域を含む。電気コンタクト領域はランディングパッドを有する。パターン形成された導電体層上で、組内の選択されたウェハにハンドリングウェハが取り付けられる。そして、選択されたウェハの露出された層が除去されて、強化されたハンドリングウェハが作り出される。各繰り返しにおいて強化されたハンドリングウェハを用いて、組内の全てのウェハが取り付けられるまで、取り付ける工程及び除去する工程が繰り返され、ここで、各ダイのランディングパッドは集積回路ウェハの組内のその他のダイのランディングパッドとアライメントされる。これにより、格子状の3次元積層ダイを有する3次元積層ウェハが作り出される。3次元積層ウェハの表面から、アライメントされたランディングパッド内のコンタクトまで、コネクタが形成され、それにより格子状の3次元積層マルチチップモジュールが作り出される。格子状の3次元積層モジュールは、個々の3次元積層モジュールへと物理的に分離される。
第2の方法の例はまた、以下のように行われるコネクタ形成工程を有するように実行されてもよい。複数の3次元積層マルチチップモジュールの各ダイ階層の導電体のランディングパッドの上に位置するコンタクト開口が、3次元積層ウェハの表面を貫いて作り出される。2N−1がWより小さく且つ2がW以上であるようにNを選択して、N個のエッチングマスクの組が選択される。N個のマスクを用いて、各マスクn=1,2,・・・,Nでコンタクト開口のうちの実効的に半数で2n−1個のダイ階層をエッチングすることにより、W個のダイ階層までコンタクト開口がエッチングされる。各ダイ階層のランディングパッドに電気的に接触するようにコンタクト開口内に導電体を形成することができるようになる。第2の方法の例はまた、N個のエッチングマスクを用いる工程が更に、各マスクn=1,2,・・・,Nで2n−1個のランディングパッドずつ交互に被覆及び露出を行うことを有するように実行されてもよい。
以下の詳細な説明及びそれに続く特許請求の範囲、並びに図面を精査することにより、本発明のその他の特徴、態様及び利点が理解され得る。
3D積層マルチチップモジュールを作り出すのに好適なダイの一部を簡略化して示す拡大断面図である。電気コンタクト領域及びデバイス回路がともに、パターニングされた導電層内にあることが示されており、デバイス回路は縮小されたスケールで概略的に示され、また、デバイス回路は電気コンタクト領域から離隔されている。 図1のダイのパターニングされた導電層にハンドリングダイが取り付けられた後の図1の構造を示す図である。 図2のダイの基板の下部が除去されて、強化されたハンドリングダイが作り出された後の図2の構造を示す図である。 図1のダイと同様の更なるダイの頂部に図3の構造が取り付けられた後の図3の構造を示す図である。 ダイの基板の下部が除去されて積層ダイが作り出された後の図4の構造を示す図である。 図4及び5の処理工程を繰り返して第1の3D積層ダイを作り出した結果を示す図である。 図6のハンドリングダイの少なくとも一部が除去されて露出面を含む第2の3D積層ダイが作り出された後の図6の構造を示す図である。 露出面上に誘電体材料が堆積されて第3の3D積層ダイが作り出された後の図7の構造を示す図である。 図9−18は、異なる複数の階層の横向きの導電体と接触する縦向きの電気接続を作り出すために使用される一連の工程を示しており、図9は、グランド導体及び導電体の位置とアライメントして誘電体材料内に開口を作り出した後の図8の構造を示している。 第1のフォトレジストマスク及び1つの層を貫通するエッチングを用いた結果を示す図である。 第2のフォトレジストマスク及び2つの層を貫通するエッチングを用いた結果を示す図である。 第3のフォトレジストマスクと、4つの層を貫通するエッチングを行って各階層まで下方に延在するビアを作り出した結果とを示す図である。 第3のフォトレジストマスクを除去した後にビアのエッチングを行った結果を示す図である。 エッチングされたビアをライニングした結果を示す図である。 図14のライニングされたエッチングされたビアを覆うがグランド導体の位置を露出させる第4のフォトレジストマスクと、最下層の導体階層まで階層群を貫通するエッチングを行った結果とを示す図である。 基板層の等方性エッチングを行った後に第4のフォトレジストマスクを除去した結果を示す図である。 図16の工程で形成されたリセス領域内に電気絶縁材料を堆積した後に、露出された誘電体材料をエッチバックして、拡大されたグランド導体ビアを作り出した結果を示す図である。 好適な導電体でビアを充填して3次元積層ICアセンブリを作り出した後の図17の構造を、該積層ICアセンブリの頂部のコンタクトパッド及びハンドリングダイとともに示す図である。 1つ以上の電気コンタクト領域と、デバイス回路を備えた1つ以上の領域とを含むダイの一例を簡略化して示す平面図である。 1つ以上の電気コンタクト領域と、デバイス回路を備えた1つ以上の領域とを含むダイの一例を簡略化して示す平面図である。 1つ以上の電気コンタクト領域と、デバイス回路を備えた1つ以上の領域とを含むダイの一例を簡略化して示す平面図である。 ICウェハを、ダイ領域を指し示す格子線とともに示す上面図である。 図22のウェハからのダイのうちの1つの側断面図である。 90%の良品ダイと10%の不良品ダイとを各々が有する4枚の異なるウェハの一例を示す図である。 図24の4枚のウェハを積層した結果を示す図であり、1つ以上の不良品ダイを有する各ダイ領域内に良品ダイの個数を示している。
以下の説明では、典型的に、具体的な構造形態及び方法を参照することになる。理解されるように、具体的に開示する形態及び方法に本発明を限定する意図はなく、本発明は、他の特徴、要素、方法及び形態を用いて実施されてもよい。本発明を例示するために好適実施形態を説明するが、本発明の範囲は請求項によって定められるものであり、好適実施形態によって限定されるものではない。当業者は、以下の説明に関し、多様な等価な変形を認識するであろう。様々な実施形態における同様の要素は、同様の参照符号で共通に参照することとする。
本発明は、ウェハスケールでのスタッキング又はダイスケールでのスタッキングを用いて実行されることができる。図1−21においては概して、ダイスケールスタッキングに関して本発明を説明する。ウェハスケールスタッキングを行うことから生じる更なる利点が、図22−25に関する本発明の記述にて説明される。ダイ及びウェハの同様の要素を参照するとき、典型的に、同様の参照符号を用いることとする。
図1は、後述の3D積層マルチチップモジュールを作り出すのに好適なICダイ12の簡略化した拡大断面図である。図1のダイ12は、電気コンタクト領域18を示すとともに、ダイ12の能動デバイス回路20を模式的に示している。これらはともに、パターニングされた導電層22内にある。パターン形成された導電層22は誘電体層26を含んでおり、誘電体層26は、ダイ12の基板28の上にあり、且つ基板28によって支持されている。基板28は典型的にシリコンである。電気コンタクト領域18は多数の導電体24を含んでおり、これら導電体24は典型的に、例えば銅又はタングステンなどの好適な金属で形成される。誘電体層26は典型的に、例えばSiOなどの酸化物である。導電体24及びデバイス回路20は、この例において、誘電体層26内に形成され、誘電体層26の材料によって互いに離隔されている。能動デバイス回路20は、ダイの目的機能のための回路を含むものであり、好ましくは、電気コンタクト領域18から離隔され、故に、電気コンタクト領域18の下に位置しない。能動デバイス回路20は、フラッシュメモリ回路、その他の種類のメモリ回路、特定用途向け回路、汎用プロセッサ、プログラム可能論理回路、チップデバイスのシステムにおいてのような複数の回路種類の組み合わせ、及びこれら及びその他の種類の回路の組み合わせを有し得る。図1において、能動デバイス回路20は、図示の目的だけのために、比較的小さい要素として示されている。コンタクト領域18と比較した相対的なサイズは具体的な実装に依存する。
図2は、図1のパターン形成された導電層22の上面32にハードマスク層30が堆積された後の図1のダイ12を示している。ハードマスク層30は、分離及び強化された接着のために使用される必要に応じての誘電体層である。ダイ12のハードマスク層30にハンドリングダイ34が取り付けられる。ハンドリングダイ34は好ましくは、後続の処理工程中に下に位置するダイ12及び後に付加されるダイ12へのダメージを防止する助けとなるのに十分な厚さ及び強さである。ハンドリングダイ34は典型的に、そのままの(ベアの)Siダイである。ウェハスケールスタッキングが用いられるとき、ハンドリングウェハが、典型的にウェハ12.1に設けられるハードマスク層30に対応するハードマスク層上で、ウェハ12.1に取り付けられる。ハンドリングウェハは好ましくは、後続の処理工程中に下に位置するウェハ12.1及び後に付加されるウェハ12.1へのダメージを防止する助けとなるのに十分な厚さ及び強さである。ハンドリングウェハは典型的にベアSiウェハである。
図3は、図2のダイ12の基板28の下部(図2参照)が除去されて、残存基板41の下面である接合面40を有する強化されたハンドリングダイ38が作り出された後の図2の構造を示している。このダイ薄化工程は、ハンドリングダイ34によって下地のダイ12に与えられる強度のおかげで行われることが可能である。ウェハスケール処理においては、これらの処理は、強化ハンドリングダイ38に対応する強化ハンドリングウェハを作り出すことになる。
図4は、更なるダイ42の頂部に取り付けられた図3の強化ハンドリングダイ38を示している。更なるダイ42は、図1のダイ12と同様であるが、好ましくは、パターン形成された導電層22の上面に形成されたハードマスク層30を含む。強化ハンドリングダイ38の下面40が更なるダイ42のハードマスク層30に取り付けられる。同様に、ウェハスケール処理においては、強化ハンドリングウェハの下面が更なるウェハのハードマスク層に取り付けられる。
図5は、ダイ12の各々の基板41の下部36(図4参照)が除去されて積層ダイ46が作り出された後の図4の構造を示している。図6は、追加の更なるダイ42を用いて図4及び5の処理工程を繰り返して第1の3D積層ダイ48を作り出した結果を示している。積層ダイ46の厚さを小さくすることから得られる1つの利点は、エッチングされ且つその後に充填されなければならないビアの深さ(図9−18参照)が小さくされることである。これは製造を簡易なものにする。何故なら、ビアの深さの増大はしばしばビアの直径の増大を必要とするためである。実際には、ビアはテーパー形状になることがあり、また、大きいアスペクト比(ビアの深さを幅で割ったもの)に伴って、ビアを充填する技術が制約となる。ウェハスケール処理においては、同様にして積層ウェハが作り出され、その後、第1の3D積層ウェハが作り出される。
図7は、図6のハンドリングダイ34の少なくとも一部が除去されて露出面52を有する第2の3D積層ダイ50が作り出された後の図6の第1の積層ダイ48を示している。図8は、露出面52上に誘電体材料54が堆積されて第3の3D積層ダイ56が作り出された後の図7の構造を示している。同様に、ウェハスケール処理においては、第2の3D積層ウェハ及び第3の3D積層ウェハ56.1(図25参照)が作り出される。図9−18は、導電体24と接触する電気コネクタ60(図18に積層マルチチップモジュール61の一部として示す)を作り出す一連の工程を示している。電気コネクタ60は、異なる階層にある導電体24のランディングパッド98をコンタクトパッド62に接続する。図18においては、異なる複数の電気コネクタ60が、最も左側を60.0として、電気コネクタ60.0乃至60.7として識別されている。図中、対応する導電体24との接触のための電気コネクタ60の位置が、0乃至7のラベルを付されている。ラベルGCの位置は、各階層にある導電体と電気的に接触するのが典型的であるグランド(接地)導体64の位置を特定している。各階層の導電体24に唯一の電気コネクタ60が接触するように図示されているが、実際には、同一階層にある複数の導電体24に接触するように多数の異なる電気コネクタ60が使用される。ウェハスケール処理においては、同じ基本処理工程が第3の3D積層ウェハ56.1に対して用いられて、積層マルチチップモジュール61のアレイが作り出される。
図9は、誘電体材料54上にイニシャル処理用のフォトレジストマスク57を形成し、その後、ハードマスク層30まで貫通して誘電体材料54をエッチングした後の図8の構造を示している。これにより、グランド導体位置GC及び導電体位置0−7とアライメントされた開口58が作り出される。
図10に示す第1のフォトレジストマスク66が、導電体位置1、3、5及び7にある開口58を除いて、図9の構造上に形成される。これらの開口は、導電体24とアライメントされており、ハードマスク層30、第1の最上階層68の導電体24、誘電体層26及びシリコン基板41を貫通して、ちょうど第2階層70の導電体24の上で停止するように、1つの階層だけエッチングされる。図において、電気コネクタ60は或る1つの行でアライメントされるように示されているが、その他のレイアウトも可能である。例えば、電気コネクタ60は、平行あるいは横断的に延在する多数の行に配置され得る。例えば、図1の電気コンタクト領域18は2行以上の電気コネクタを含み得る。
次に、図11に示すように、第1のフォトレジストマスク66が除去された後、グランド導体位置GC、導電体位置0、1、4、5、及び7より先の位置を覆うように、図10の結果構造上に第2のフォトレジストマスク72が形成される。2つの階層のエッチングが以下のように進められる。位置2及び6に位置する結果構造の部分が、それらの階層の導電体24まで第1及び第2の階層68、70を貫通して2階層だけエッチングされる。位置3及び7に位置する結果構造の部分が、それらの階層の導電体24まで第2及び第3の階層70、74を貫通して2階層だけエッチングされる。こうすることにより、図11に示す構造が作り出される。
次に、第2のフォトレジストマスク72が除去され、グランド導体位置GC、導電体位置0、1、2、3、及び7より先の位置を覆うように、第3のフォトレジストマスク78が形成される。そして、位置4、5、6及び7に位置する構造の露出部が、位置4、5、6及び7において、それぞれ、第5階層80、第6階層82、第7階層84及び第8階層86まで、下方に4階層だけエッチングされ、図12の構造内のビア77が作り出される。
そして、フォトレジストマスク78が除去された後、ビア77の位置の基板41の露出部の等方性エッチングが行われ、リセス(凹部)領域88が作り出される(図13参照)。そして、ビア77の位置の導電体24の等方性エッチングが行われ、ビア77に沿って導電体リセス領域90が作り出される。これらのエッチング工程は、変形されたビア92を作り出す。
図14は、例えば酸化物材料94などの誘電体材料94で変形ビア92の内面を覆った(ライニングした)結果を示しており、斯くして、リセス領域88、90内に酸化物材料94が充填される。誘電体材料94は例えばSiNとしてもよい。結果的に得られたビア96は、ランディングパッド98として作用する下に位置する導電体24の部分上まで開くように延在されている。
図15−17は、図18に示す導電体60及びグランド導体64を形成するために使用される処理工程を示している。図15には、グランド導体位置GCを除く全てを覆う第4のフォトレジストマスク100が示されている。図15はまた、第1乃至第7の階層68、70、74、76、80、82、84を貫通して第8階層86の導電体24までエッチングしてグランド導体ビア102を作り出した結果を示している。図16は、グランド導体ビア102の位置の基板41の等方性エッチングを行って、グランド導体ビア102まで開いたリセス領域104を作り出した結果を示している。この後、第4のフォトレジストマスク100が除去される。
図17は、リセス領域104内に例えばポリマーといった有機材料などの電気絶縁材料106を堆積した結果を示している。さらに、レイヤ群26の露出された誘電体材料がエッチバックされて、拡大された拡大されたグランド導体ビア108が作り出される。これは、拡大グランド導体ビア108が通り抜ける導電体24の、露出された側壁接触面の増大を引き起こす。
図18は、得られたビア96及び拡大グランド導電ビア108を金属又はその他の好適導電体で充填して、グランドコネクタ64及び電気コネクタ60.0−60.7を作り出した後の図17の構造を示している。こうすることはまた、3次元積層マルチチップモジュール61を作り出す。マルチチップモジュール61は、マルチチップモジュール61と構造体110との間に捕捉されたコンタクトパッド62を有するように示されている。構造体110は、この技術によって提供される柔軟性により、例えば、ハンドリングダイ、又はメモリ素子若しくは論理デバイスなどの能動部品を備えたダイ、又はこれらの組み合わせとし得る。構造体110が能動部品を含むとき、構造体110は、コンタクトパッド62ひいては電気コネクタ60への電気接続を介して、積層マルチチップモジュール61と相互接続され得る。グランド導体64及び導電体60は、それらの長さにわたって実質的に均一な導電材料である。実質的に均一であるとは、ここでは、導電体60が階層間に物理的な境界を有しないことを意味する。導電体60を形成するために使用される導電材料が、ビア内に堆積された異なる材料の複数層を含み、製造プロセスの結果として各階層で相対濃度が変化し得る場合であっても、導電体60は、ここで用いられる意味において、実質的に均一である。これは、従来のTSVプロセスによって形成される電気コネクタとは対照的である。従来のTSVプロセスにおいては、各層の個々のビア内の電気コネクタが、別々に形成された後に、チップ又はウェハが互いに積層・接合されるときに互いに電気的に接続されるのであり、しばしば、反対側の電極導体と結合する別個の導電材料との間に継ぎ目を形成するのである。
図6の第1の3D積層ダイ48を形成するために使用されるダイ12は、個々のダイ上で様々な位置及びパターンに導電体24を有し得るが、製造プロセスを容易にするため、各ダイ12の導電体の位置及びパターンが同じにされることが好ましいことがあり得る。特に、典型的に、各階層のランディングパッド98は揃えられることが望ましい。
電気コネクタ60を作り出すための上述のプロセスは、エッチング工程の数をnとして、2、・・・、2n−1に基づくバイナリプロセスとして参照することができる。すなわち、第1のフォトレジストマスク66(図10参照)は、2個のランディングパッド98を交互に覆い、2個のランディングパッド98を交互に露出させる。第1のフォトレジストマスク66(図10参照)は、2個のランディングパッド98を交互に覆い、2個のランディングパッド98を交互に露出させ;第2のフォトレジストマスク72(図11参照)は、2個のランディングパッド98を交互に覆い、2個のランディングパッド98を交互に露出させ;第3のフォトレジストマスク78(図12参照)は、2個のランディングパッド98を交互に覆い、2個のランディングパッド98を交互に露出させ;等々である。このバイナリプロセスを用いると、n個のマスクを用いて2階層の2個の導電体24の2個のランディングパッド98へのアクセスを実現することができる。故に、3個のマスクを用いることにより、8階層の8個の導電体24の8個のランディングパッド98へのアクセスが実現される。5個のマスクを用いると、32個の導電体24の32個のランディングパッド98へのアクセスが実現されることになる。エッチングの順序は、n−1=0,1,2,・・・の順である必要はない。例えば、第1のエッチング工程をn−1=2のものとし、第2をn−1=0のものとし、第3をn−1=1のものとしてもよい。結果は、図12に示したのと同じ構造になる。典型的な処理において、各エッチング工程中にコンタクト開口のうちの半数がエッチングされる。例えば、29個の異なるランディングパッド98に達する29個のコンタクト開口をエッチングするために5個のフォトレジストマスクが使用されるときなど、エッチング可能な階層数がエッチングされる階層数に等しいか、それより大きいとき、全てのマスクがコンタクト開口のうちの半数をエッチングするために使用されるわけではなく、コンタクト開口のうちの実効的に半数として参照されるものへエッチングのために使用されることになる。
図19−21は、各々が1つ以上の電気コンタクト領域18と1つ以上の能動デバイス回路20の領域とを有するダイ12の3つの例の簡略化した平面図である。ダイ12は全てが同じであってもよいし、相異なってもよい。例えば、例えばCPU又はコントローラなどのロジックダイがメモリダイとともに使用されてもよい。図19の例において、能動デバイス回路20はダイ12の大部分を構成し、電気コンタクト領域18はダイ12の1つのエッジに沿って配置されている。図20の例において、電気コンタクト領域18は、能動デバイス回路20の3つの異なる辺に沿った3つの異なる位置に見出される。図21において、この例においては単一の電気コンタクト領域18によって分離された2つの能動デバイス回路20の領域が存在している。積層プロセスの利点の1つは、例えば外部ボンディングパッド及び接続配線を用いる積層チップの場合より短い接続経路にあるので、各ダイ12が多数の電気コンタクト領域のような領域18を有することが予期される。例えば2μmなどといった最小距離が1つ以上の電気コンタクト領域18と能動デバイス回路20との間に維持されることが予期される。このような最小距離は、プロセスによって誘起される応力のために必要とされる可能性がある。故に、一部の実施形態において、1つ以上の階層のデバイスは、階層間に例えば100以上などといった多数のコネクタを含むワイドI/O構造を含むことができる。他の実施形態において、階層間に、より少ないコネクタが使用される。
本発明の1つの利点は、従来のTSV積層半導体デバイスを作り出すのに必要な工程に関する時間及び費用を大幅に削減しながら、例えば3次元積層メモリデバイスを含むものなどの3次元積層マルチチップモジュールを作り出すために使用され得ることである。また、本発明は、従来のTSV手順と比較して、各ダイに必要なハンドリング及び処理を削減し、それにより歩留まりの改善がもたらされ得る。例えば携帯電話などのデバイスにとって重要な、より薄いデバイスを提供することに加えて、下部36の除去による結果的なダイ12のスタックの厚さの低減は幾つかの利点を有する。これらの利点には、電気コネクタ24を互いに、そしてランディングパッド98に結合する電気コネクタの長さが低減され、故に、抵抗及びそれに付随する熱損失が低減されるとともにスピードが高められることが含まれる。
本発明は、例えば上述のもののようなダイスケールスタッキング手順を用いて実行され得るとともに、後述の更なる利点をもたらすウェハスケールスタッキング手順を用いて実行されることも可能である。図22は、集積回路ウェハ120を、ダイ領域123を指し示す格子線122とともに示す上面図であり、個々のダイ12はウェハ120から作り出されることになる。図23は、ウェハ120上の位置C−7からの、図1のダイ12と実質的に同じ、典型的なダイ12の簡略化した側断面図を示している。この例においては、ウェハ120から作り出されるダイ12がトータルで50個存在している。例示の目的で、ダイ12のうちの5個が、図22でクロスハッチングされることで指し示されるように、欠陥ダイすなわち不良品ダイ124であると仮定する。この場合、ウェハ120上のダイのうちの90%が良品ダイ126であり、ダイのうちの10%が不良品ダイ124である。
図24は、4枚の異なるウェハ120の各々が50個のダイ領域123を有し、ダイ領域123のうちの10%が不良である場合の一例を示している。ICウェハ120が個々にダイシングされる場合、良品ダイを選択して、ダイスケールスタッキング技術を用いて積層することができ、積層マルチチップモジュール61に関して90%の歩留まりが得られる。しかしながら、ダイスケールスタッキング技術を用いて各マルチチップモジュール61を個別に処理することが必要なことは、その処理を、50個全ての積層マルチチップモジュール61が一斉に処理されるウェハスケールでの処理より遙かに高価なものにする。
図24のICウェハ120は積層されて、図25の第3の3D積層ウェハ56.1を生成する。積層ウェハ56.1は、ダイ領域123のうちの15個に、4つの積層ダイのうちの2つが良品ダイであることを指し示す2、又は4つの積層ダイのうちの3つが良品ダイであることを指し示す3、の何れかのマークを印されている。マークなしは、全ての階層が良品ダイであることを指し示す。4枚の異なるICウェハ120が積層され、互いに接合され、ダイシングされ、その後、例えばワイヤボンディング技術又はTSVを用いるなど、従来の手法で処理される場合、たとえ1つであっても不良品ダイを有する積層マルチチップモジュールの各々が、その積層マルチチップモジュールが欠陥品として退けられることを引き起こすことになる。積層マルチチップモジュールが良品となるためには、全てのダイが良品である必要があるからである。この例においては、歩留まりは70%のみの良品積層マルチチップモジュール、すなわち、50のうちの35となる。この技術は、しかしながら、直前の段落で議論したダイスケールスタッキング・処理技術に伴う処理費用を排除するものである。
本発明の場合、部分的に欠陥を有する積層マルチダイモジュール61を、不完全モジュールとして分別することができる。例えば、各ダイ12がCPUの1つのコアである場合、不完全モジュール61は、2つの良品ダイ12が存在する場合に2コアモジュール61として、あるいは、3つの良品ダイ12が存在する場合に3コアモジュール61として識別されることができる。同様に、各ダイが1GBメモリダイである場合、不完全モジュール61は、ケースに応じて3GBメモリモジュール又は2GBメモリモジュールとしてマークを付されることができる。この場合、35個の良品積層マルチチップモジュール61が存在するが、それとともに、2つの良品ダイ12を有する5個の不完全モジュール61、及び3つの良品ダイ12を有する10個の不完全モジュール61も存在する。ここで説明した相互接続技術は、個々のコネクタがスタックの1つの階層の単一のランディングパッドへと延びているため、スタック内の欠陥ダイの分離を可能にする。ダイを積層してコネクタを形成する製造プロセス中に、一手法において、各スタック内の欠陥ダイの数及び位置に従って選択されるコネクタ形成用マスクを用いることで、欠陥ダイを使用可能なダイから分離することができる。不完全モジュール61を救済することができることは、従来のウェハスケール処理技術に対してコストを削減する助けとなる。
以上の説明では、例えば上方、下方、頂部、底部、上、下などの用語が使用されているかもしれない。これらの用語は、以上の説明及び請求項において、本発明の理解を助けるために使用されるものであり、限定的な意味で使用されるものではない。
好適な実施形態及び詳細な例を参照することによって本発明を開示したが、理解されるように、これらの例は限定的なものではなく例示的なものである。当業者は容易に、本発明の精神の範囲内且つ以下の請求項の範囲内にある変更及び組み合わせに想到するであろう。
以上にて参照した特許、特許出願及び出版物の全てをここに援用する。

Claims (19)

  1. 3次元積層モジュールであって:
    ダイのスタックであり、
    該スタック内の各ダイが基板上に電気コンタクト領域を有し、該電気コンタクト領域は複数のパッドを有し、
    該スタックは、該スタックの一端の第1のダイと、該スタックの他端の第2のダイとを含み、前記第1のダイの前記基板は前記第2のダイの前記複数のパッド側に面し、
    各ダイの前記複数のパッドが、該スタック内のその他のダイの前記複数のパッドとアライメントされている、
    ダイのスタックと、
    前記第1のダイの前記複数のパッドのうちの少なくとも一部のパッドに、前記第2のダイの前記複数のパッドのうちの対応するパッド内のビアを介して接続された、実質的に均一な導電材料と、
    を有し、
    電気コネクタが前記実質的に均一な導電材料を有し、前記電気コネクタは、前記電気コンタクト領域内の縦方向のビア内を通って、前記パッドのうちの選択されたものに電気的に接触するように、前記ダイのスタックの表面から前記ダイのスタック内に延在し、それによりWダイ階層を有する当該3次元積層モジュールを作り出し、前記パッドのうちの前記選択されたものは、各対応する電気コネクタの下に各々位置して、階段状の構成で配置されている、
    モジュール。
  2. 当該モジュールは3次元積層マルチウェハデバイス内に位置し、
    前記デバイスは集積回路ウェハのスタックを有し、
    各集積回路ウェハは格子状のダイ領域を有し、
    各集積回路ウェハの前記ダイ領域のうちの少なくとも一部は、前記集積回路ウェハのスタック内のその他の集積回路ウェハのダイ領域とアライメントされており、且つ
    各ダイ領域が当該モジュールを有する、
    請求項1に記載のモジュール。
  3. 前記電気コンタクト領域は、前記基板上に、パターン形成された導電体層を配置しており、前記第1のダイの前記基板は前記第2のダイの前記パターン形成された導電体層の側に面する、請求項1に記載のモジュール。
  4. 前記ダイのうちの少なくとも一部は、前記電気コンタクト領域から離隔されたデバイス回路位置に、デバイス回路を有する、請求項1に記載のモジュール。
  5. 前記ダイのうちの少なくとも1つのダイの前記デバイス回路は、該ダイの第1の部分を占有し、前記電気コンタクト領域は、前記デバイス回路の相異なる辺に沿った第1及び第2の部分を占有している、請求項4に記載のモジュール。
  6. 前記ダイのうちの少なくとも1つのダイの前記デバイス回路は、該ダイの第1及び第2の離隔された部分を占有し、前記電気コンタクト領域は前記第1の部分と前記第2の部分との間の第3の部分を占有している、請求項4に記載のモジュール。
  7. 前記第1のダイの前記パターン形成された導電体層上の材料層を更に有する請求項3に記載のモジュール。
  8. 3次元積層モジュールを製造する方法であって:
    W個の集積回路ダイの組を準備する工程であり、前記組内の各ダイが、パターン形成された導電体層を有し、前記パターン形成された導電体層は電気コンタクト領域を有し、前記電気コンタクト領域はランディングパッドを有する、工程と、
    前記パターン形成された導電体層上で、前記組内の選択されたダイにハンドリングダイを取り付ける工程と、
    前記選択されたダイの露出された層を除去する工程であり、それにより強化されたハンドリングダイが作り出される、工程と、
    各繰り返しにおいて前記強化されたハンドリングダイを用いて、前記組内の前記ダイの全てが取り付けられて3次元積層ダイが作り出されるまで、前記取り付ける工程及び前記除去する工程を繰り返す工程であり、各ダイの前記ランディングパッドが前記組内のその他のダイの前記ランディングパッドとアライメントされる、工程と、
    前記モジュールの表面から、前記組内の各ダイの前記アライメントされたランディングパッド内のコンタクトまで、前記3次元積層ダイ中にコネクタを形成する工程であり、それにより3次元積層モジュールが作り出され、前記ランディングパッドのうちの選択されたものが、各対応する電気コネクタの下に各々位置して、階段状の構成で配置される、工程と、
    を有する方法。
  9. 前記形成する工程は、前記ダイのうちの少なくとも一部が、前記電気コンタクト領域から離隔されたデバイス回路位置にデバイス回路を有する状態で、実行される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記取り付ける工程は更に、前記ハンドリングダイと前記ダイとの間に誘電体の接着強化層を堆積することを有する、請求項8に記載の方法。
  11. 前記ダイを準備する工程は更に、前記パターン形成された導電体層が位置する第1の面と、該第1の面の反対側の第2の面と、を有する基板を有するダイを選択することを有する、請求項8に記載の方法。
  12. 前記除去する工程は、前記基板の前記第2の面の一部を除去することを有する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記3次元積層モジュールから前記ハンドリングダイの少なくとも一部を除去して露出面を作り出す工程、を更に有する請求項8に記載の方法。
  14. 前記コネクタを形成する工程は:
    前記モジュールの前記表面を貫くコンタクト開口を作り出す工程であり、該コンタクト開口は、各ダイの階層の導電体のランディングパッドの上に位置する、工程と、
    N個のエッチングマスクの組を選択する工程であり、Nは、2N−1がWより小さく且つ2がW以上であるように選択される、工程と、
    前記N個のマスクを用いて、前記コンタクト開口をW個のダイ階層までエッチングする工程であり、各マスクn=1,2,・・・,Nで前記コンタクト開口のうちの実効的に半数で2n−1個のダイ階層だけエッチングすることを有する、工程と、
    を有し、
    それにより、各ダイ階層のランディングパッドに電気的に接触するように前記コンタクト開口内に導電体を形成することが可能になる、
    請求項8に記載の方法。
  15. 前記ハンドリングダイを除去する工程の後に前記モジュールの前記表面を誘電体材料で覆う工程を更に有し、
    前記コンタクト開口を作り出す工程は更に、前記誘電体材料の少なくとも一部を除去することを有する、
    請求項14に記載の方法。
  16. 前記N個のマスクを用いる工程は更に、各マスクn=1,2,・・・,Nで2n−1個のランディングパッドずつ交互に被覆及び露出を行うことを有する、請求項14に記載の方法。
  17. 複数の3次元積層モジュールを製造する方法であって:
    W枚の集積回路ウェハの組を準備する工程であり、前記組内の各ウェハが、格子状のダイ領域を有し、各ダイ領域が、パターン形成された導電体層を有する集積回路ダイを有し、前記パターン形成された導電体層は電気コンタクト領域を有し、前記電気コンタクト領域はランディングパッドを有する、工程と、
    前記パターン形成された導電体層上で、前記組内の選択されたウェハにハンドリングウェハを取り付ける工程と、
    前記選択されたウェハの露出された層を除去する工程であり、それにより強化されたハンドリングウェハが作り出される、工程と、
    各繰り返しにおいて前記強化されたハンドリングウェハを用いて、前記組内の前記ウェハの全てが取り付けられて、格子状の3次元積層ダイを有する3次元積層ウェハが作り出されるまで、前記取り付ける工程及び前記除去する工程を繰り返す工程であり、各ダイの前記ランディングパッドが前記集積回路ウェハの組内のその他のダイの前記ランディングパッドとアライメントされる、工程と、
    前記3次元積層ウェハの表面から、前記アライメントされたランディングパッド内のコンタクトまで、コネクタを形成する工程であり、それにより格子状の3次元積層モジュールが作り出され、前記ランディングパッドのうちの選択されたものが、各対応する電気コネクタの下に各々位置して、階段状の構成で配置される、工程と、
    前記格子状の3次元積層モジュールを個々の3次元積層モジュールへと物理的に分離する工程と、
    を有する方法。
  18. 前記コネクタを形成する工程は更に:
    前記3次元積層ウェハの前記表面を貫くコンタクト開口を作り出す工程であり、該コンタクト開口は、前記複数の3次元積層モジュールの各ダイの階層の導電体のランディングパッドの上に位置する、工程と、
    N個のエッチングマスクの組を選択する工程であり、Nは、2N−1がWより小さく且つ2がW以上であるように選択される、工程と、
    前記N個のマスクを用いて、前記コンタクト開口をW個のダイ階層までエッチングする工程であり、各マスクn=1,2,・・・,Nで前記コンタクト開口のうちの実効的に半数で2n−1個のダイ階層だけエッチングすることを有する、工程と、
    を有し、
    それにより、各ダイ階層のランディングパッドに電気的に接触するように前記コンタクト開口内に導電体を形成することが可能になる、
    請求項17に記載の方法。
  19. 前記N個のマスクを用いる工程は更に、各マスクn=1,2,・・・,Nで2n−1個のランディングパッドずつ交互に被覆及び露出を行うことを有する、請求項18に記載の方法。
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