JP6175425B2 - Ptp又はブリスターパック用積層体及びptp又はブリスターパック - Google Patents

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Description

本発明は、PTP又はブリスターパックの成形に用いられるPTP又はブリスターパック用積層体、これを用いて成形されたPTP又はブリスターパック、及びその用法等に関する。
従来、例えば錠剤等の固形製剤や薬剤の入ったカプセルの包装容器として、PTP(プレススルーパッケージ)が用いられている。PTP又はブリスターパックは総称してブリスター包装容器とも呼ばれ、広く医薬品の包装に利用されている。
PTP又はブリスターパック用積層体は、製剤が封入される前のPTP又はブリスターパックの成形に用いられるフィルム又はシート材料である。PTP又はブリスターパックの成形機は、材料となるシート状の積層体に熱(予熱)を加えつつ、これを成形型でプレス加工してドーム形状(又はボウル形状)のポケット部分を成形する。
積層体から成形されたPTP又はブリスターパックは、ポケット部分の内側に製剤を収容した状態で、その周囲に拡がった裾の部分に蓋材を熱溶着することにより、製剤が封入された包装体となる。PTP又はブリスターパックが透明であれば、その内部に封入された製剤を容易に視認することができる。また封入されている製剤は、これをPTP又はブリスターパックごと指等で押し出すことにより、蓋材が突き破れて容易に取り出すことができる。「プレススルー(押し出し)パッケージ」の呼称は、このような使用形態から来ているものである。
PTP又はブリスターパックに収容される製剤の有効成分である薬剤には様々なものがあり、その中には耐湿性の弱い薬剤や、酸化分解しやすい薬剤、においの強い薬剤もある。そこで、PTP又はブリスターパックに液体(水等)及び気体(水蒸気や酸素、におい等)の吸収機能を持たせることが望まれている。例えば、PTP又はブリスターパックの内側に予め吸収剤を含有する吸収層を形成しておくことにより、成形後のPTP又はブリスターパックに吸収機能を持たせる先行技術がある(国際公開WO2006/115264号公報:特許文献1参照)。この先行技術によれば、PTP又はブリスターパックの内部に乾燥剤等を同梱しなくても、包装体として薬剤の乾燥状態を維持したり、酸化を防止したり、においを効率よく吸収したりすることができると考えられる。
オルメサルタンメドキソミルは、高血圧症又は高血圧症に由来する疾患(より具体的には、高血圧症、心臓疾患[狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全若しくは心肥大]、腎臓疾患[糖尿病性腎症、糸球体腎炎若しくは腎硬化症]又は脳血管性疾患[脳梗塞若しくは脳出血])の予防又は治療に有効な薬剤である。このオルメサルタンメドキソミルは、分子内にメドキソミル基を有する化合物であり、水分によりメドキソミルエステルが徐々に切断され活性本体に変化することにより、低分子の2,3−ブタンジオン(以下、「ジアセチル」という)を発生する化合物である。このジアセチル自体は特異なにおいの原因物質として知られており、オルメサルタンメドキソミルを含有する製剤のにおい原因物質であると考えられている。
上記の先行技術は、PTP又はブリスターパック用フィルムを積層体で構成し、その最外層にはバリア層を配置し、内側層に吸湿層を配置している。また吸湿層は、さらに主吸湿層と副吸湿層の三層構造であり、中間に主吸湿層を挟んで内外(積層方向でみた上下)の表層に副吸湿層が配置されている。このうち外側の副吸湿層は、ラミネートによるバリア層との接着性を高め、内側の副吸湿層は、ヒートシールによる蓋材との接着性を高めている。
その上で本発明の発明者等は、先行技術でいうバリア層を基材層とし、主吸湿層を中間層とし、その両側の副吸湿層を外スキン層及び内スキン層とした場合、PTP又はブリスターパック用積層体において次の問題点に直面した。
(1)PTP又はブリスターパックの成形過程で材料の積層体を予熱する際、加熱部材に対向する内スキン層が加熱部材に融着することがある(耐プレヒート性の改善)。
(2)製剤等の内容物に接する内スキン層には耐プレヒート性だけでなく、においや水分を効率よく透過させて中間層での吸収性を高める性質が求められる(吸収特性の改善)。
以上の背景から、PTP又はブリスターパックの成形過程において材料の耐プレヒート性を保証し、また、吸収性を持たせた積層体としての機能を十分に発揮する技術が望まれている。
国際公開WO2006/115264号公報
本発明の発明者等は鋭意研究を重ねた結果、内スキン層に用いる樹脂材料の選定を最適化し、あわせて樹脂材料の混合比率(質量%)を最適化することにより、PTP又はブリスターパック用積層体を発明するに至った。このPTP又はブリスターパック用積層体は、(1)PTP又はブリスターパックの成形時に十分な耐プレヒート性を備え、(2)使用目的に応じて十分な吸収特性を有する。
すなわち本発明の一態様は、基材層及び吸収層からなるPTP又はブリスターパック用積層体である。基材層はPTP又はブリスターパックとしての成形時に最外層となる。また吸収層は、基材層に接着層を介して積層されており、PTP又はブリスターパックとしての成形時には内容物に面して液体及び気体の少なくとも一方を吸収する。製造原料としてのPTP又はブリスターパック用積層体は、PTP又はブリスターパックへの成形過程で吸収層に対向して配置された加熱部材から予熱(プレヒート)が加えられることを想定している。
上記の吸収層は、外スキン層と中間層と内スキン層をこの順で積層した構成を有しており、接着層を介して外スキン層が基材層に接着されている。また、外スキン層はポリエチレン樹脂からなり、中間層は、ポリエチレン樹脂及び吸収剤の混合物からなる。そして内スキン層は、直鎖状低密度ポリエチレンを25〜50質量%と、成形過程での予熱温度よりも材料としての融点が高い高密度ポリエチレンを75〜50質量%有するブレンド樹脂からなる。
さらに好ましくは、内スキン層は、直鎖状低密度ポリエチレンを10〜50質量%と、成形過程での予熱温度よりも材料としての融点が高い高密度ポリエチレンを90〜50質量%有するブレンド樹脂からなる。
上記の構成によれば、いずれもPTP又はブリスターパックの成形過程で材料の積層体に予熱が加えられても、加熱部材への融着が発生しない(耐プレヒート性の保証)。また、内スキン層から中間層へのガス透過速度及び透湿度(単位時間あたりに透過するにおい分子、水分子等の質量)が最適化されることで、使用目的に応じて十分な吸収特性を得ることができる。
上記の中間層は、ポリエチレン樹脂と吸収剤の混合物で構成され、水分やにおいなどの吸収を主に担う機能層としての中核をなす。吸収剤の種類を適宜変えることで吸収層が吸収する物質を選択することができ、内スキン層に用いる樹脂材料の組み合わせとそれらの混合比率に応じて十分な吸収特性を好適に発揮することができる。なお吸収剤は、合成ゼオライトであることが好ましい。
本発明の他の一態様であるPTP又はブリスターパックは、上述したPTP又はブリスターパック用積層体を用いて成形されるものである。すなわちPTP又はブリスターパックは、内容物を収容するポケット部分の最外層を構成する基材層と、この基材層に接着層を介して積層され、内容物に面して液体及び気体の少なくとも一方を吸収する吸収層とを含む。吸収層は、外スキン層と中間層と内スキン層をこの順で積層した構成を有し、接着層を介して外スキン層が前記基材層に接着されており、外スキン層はポリエチレン樹脂からなる。中間層は、ポリエチレン樹脂及び吸収剤の混合物からなる。内スキン層は、直鎖状低密度ポリエチレンを25〜50質量%と、成形過程での予熱温度よりも材料としての融点が高い高密度ポリエチレンを75〜50質量%有するブレンド樹脂からなる。
さらに好ましくは、PTP又はブリスターパックの態様においても、内スキン層は、直鎖状低密度ポリエチレンを10〜50質量%と、成形過程での予熱温度よりも材料としての融点が高い高密度ポリエチレンを90〜50質量%有するブレンド樹脂からなる。
上記のPTP又はブリスターパックによれば、上述した積層体としての利点を有する材料を用いることで、PTP又はブリスターパック又はこれを用いた包装体としての品質を向上し、内容物である製剤等が発するにおいを好適に吸収することができる。
また本発明の医薬用途は以下の通りである。
(1)上記のPTP又はブリスターパックと、同PTP又はブリスターパック内に収容された製剤からなるPTP包装体又はブリスター包装体。
(2)製剤が有効成分として他薬剤の1種又は2種以上をさらに含有する製剤である(1)のPTP又はブリスターパック。
(3)PTP又はブリスターパックで包装されたオルメサルタンメドキソミル含有製剤。
(4)有効成分として他薬剤の1種又は2種以上をさらに含有する(3)のオルメサルタンメドキソミル含有製剤。
(5)他薬剤がアムロジピン(ベシレート塩を含む)、アゼルニジピン及びヒドロクロロチアジドから選択される化合物の1種又は2種以上である(4)のオルメサルタンメドキソミル含有製剤。
(6)高血圧症治療又は予防のための(3)〜(5)のいずれかのオルメサルタンメドキソミル含有製剤。
(7)収容されたオルメサルタンメドキソミル製剤から発生するにおいの発生が低減された(3)〜(5)のいずれかのオルメサルタンメドキソミル含有製剤。
(8)PTP又はブリスターパックで包装することを特徴とするオルメサルタンメドキソミル含有製剤から発生するにおいの低減方法。
(9)オルメサルタンメドキソミルを含有する製剤が有効成分として他薬剤の1種又は2種以上をさらに含有するオルメサルタンメドキソミルを含有する製剤である(8)のにおいの低減方法。
(10)他薬剤がアムロジピン(ベシレート塩を含む)、アゼルニジピン及びヒドロクロロチアジドから選択される化合物の1種又は2種以上である(9)のにおいの低減方法。
(11)オルメサルタンメドキソミル含有製剤包装のためのPTP又はブリスターパックの使用。
(12)オルメサルタンメドキソミル含有製剤におけるにおい低減化包装のためのPTP又はブリスターパックの使用。
ここに開示する発明により、吸収機能を有するPTP又はブリスターパックの成形に適した積層体が提供される。また、積層体を用いて成形されたPTP又はブリスターパックの品質や信頼性を向上し、その吸収機能を十分に発揮させ、製剤から発生したにおいを低減させることができる。PTP包装体又はブリスター包装体から製剤を取出す際に、ほとんどにおいを感知しない包装体を提供することが可能になる。
図1は、ブリスター包装体の構造を概略的に示す縦断面図であり、 図2は、PTP又はブリスターパックの材料となる積層体の構造を概略的に示した縦断面図であり、 図3は、積層体に使用した樹脂の銘柄や型番、メーカー名、融点等を示した一覧表であり、 図4は、層構成例に関する実験サンプル(No.1〜14)の検証結果を示す一覧表であり、 図5は、積層体の各サンプルにジアセチルガスを10時間曝露したときの吸収率を示す図であり、そして、 図6は、実薬によるにおい官能試験結果を示す一覧表である。
以下、PTP又はブリスターパック用積層体、及びこれを用いたPTP又はブリスターパック、さらにはPTP又はブリスターパックを利用した包装体、用法等の実施形態について説明する。
図1は、PTP又はブリスターパック40に製剤20を封入した形態のPTP包装体又はブリスター包装体10の構造を概略的に示す縦断面図である。PTP包装体又はブリスター包装体10は、材料のPTP又はブリスターパック用積層体を用いて成形したPTP又はブリスターパック40の利用例である。このようなPTP包装体又はブリスター包装体10は、錠剤、粒状あるいはカプセル状の製剤20を個装する用途に適している。
PTP又はブリスターパック40の形状は、収容物となる製剤20の外形によって様々に変形することができる。図1の例ではPTP又はブリスターパック40がドーム形状をなしているが、PTP又はブリスターパック40は中空の円柱形状や円錐台形状、角柱形状や角錐台形状であってもよい。また、製剤20が長細いカプセルである場合、PTP又はブリスターパック40はカプセルの外形に合わせて長細い中空の突形状に成形される。
このようなPTP又はブリスターパック40は、材料(原料)であるフィルム状又はシート状の積層体(PTP又はブリスターパック用積層体)を成形して得られている。材料の積層体からPTP又はブリスターパック40を成形する方法には、例えば平板式圧空成形法、プラグアシスト圧空成形法、ドラム式真空成形法、プラグ成形法等のPTP成形方法が挙げられる。
PTP又はブリスターパック40は、その内側にポケット部分40aを有しており、このポケット部分40aに製剤20を収容した状態でこれを保護している。また、ポケット部分40aの周囲には平板状の裾部分40bが拡がっており、裾部分40bはPTP又はブリスターパック40のベース(又はフランジ)となっている。
図1には1つのブリスター包装体10の断面のみが示されているが、PTP又はブリスターパック40は、例えば裾部分40bを介して複数個分が連なっていてもよい。例えば、裾部分40bを1枚の基板に見立てると、複数個分のPTP又はブリスターパック40は基板上でマトリクス状に配列されている。基板となる裾部分40bには、個々のPTP又はブリスターパック40又はそれらの列を分割するためのハーフカット線やミシン目(図示していない)を形成することができる。
ブリスター包装体10は、PTP又はブリスターパック40に製剤20を収容した状態で、これを蓋材30により封止した構造を有する。蓋材30は、例えば気密性(ガスバリア性及び水蒸気バリア性)を備えたフィルム状又はシート状の部材である。蓋材30には、PVC(PolyVinyl Chloride;ポリ塩化ビニル)又はEVA(Ethylene Vinyl Acetate;エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)コートAL(アルミニウム)等を用いることができる。
蓋材30とPTP又はブリスターパック40(裾部分40b)とは、互いの内面を重ね合わせた状態で、これらをヒートシールすることにより接着されている。そのままで接着性が不十分である場合、蓋材30又はPTP又はブリスターパック40のどちらか一方に、接着剤層またはヒートシール性樹脂層をさらに形成してもよい。
PTP包装体又はブリスター包装体10の特にPTP包装体は、外側からPTPごと製剤20を指等で押し出すことにより、蓋材30が突き破られて中の製剤20を取り出すことができるものである。
〔積層体の構造〕
図2は、PTP又はブリスターパック40の材料となる積層体の構造を概略的に示した縦断面図である。図2に示される積層構造は、材料の積層体がPTP又はブリスターパック40として成形された後もその形態をとどめている(図1中に2点鎖線で示される囲み部分:参照符号II)。以下、図2の積層構造を例に挙げ、PTP又はブリスターパック40の材料となる積層体(PTP又はブリスターパック用積層体)の構造について説明する。
PTP又はブリスターパック40は、その最外層に基材層70を備え、また内容物に面する内側に吸収フィルム(吸収層)50を備えている。吸収フィルム50は、基材層70に接着層60を介して積層されている。
基材層70としては、PVCやポリ塩化ビニリデン(PVDC)コートしたPVC、PP等を使用可能である。また、基材層70は単層でもよいが、PTP成形性やガスバリア性、水蒸気バリア性を損なわない範囲で、AL箔等その他の層を含む2以上の層からなっていてもよい。厚みとしては、PTP成形性の観点から、150〜300μmであることが好ましい。
吸収フィルム50と基材層70は、ドライラミネートやサンドラミネート等により接着層60を介して積層される。接着層60としては、ドライラミネート用接着剤、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などが使用できる。また、ラミネートしやすいように、吸収フィルム50または基材層70のどちらか一方または両方にアンカーコート層を設けておいてもよい。
吸収フィルム50は三層構造のフィルムである。すなわち吸収フィルム50は、中間層51とこれを間に挟んだ外スキン層52及び内スキン層53を有している。このうち中間層51は、水分やにおいの吸収を主に担う機能層としての中核をなす。また、外スキン層52及び内スキン層53は、中間層51を挟んでその内外(積層方向でみて上下)に積層されることで、主に中間層51の表皮層となっている。外スキン層52は接着層60を介して基材層70と積層され、内スキン層53はPTP又はブリスターパック40において内容物に面する内側に配置される。なお、内外スキン層52,53に吸収機能は付与されていない。
外スキン層52としては、LDPEやLLDPE等のポリエチレン樹脂を使用できる。
中間層51は、ポリエチレン樹脂と吸収剤の混合物で構成され、混合物全体に占める吸収剤の割合が10〜30質量%であり、樹脂としてのポリエチレンの割合が70〜90質量%であることが好ましい。上記の質量割合であれば、内スキン層に用いる樹脂材料の組み合わせとそれらの混合比率に応じて十分な吸収特性を好適に発揮することができる。吸収剤は、水または水蒸気、気体、においなどの吸収する対象によって、シリカゲル、ゼオライト、酸化カルシウム、硫酸マグネシウム等を適宜選択できるが、本実施形態ではにおいの吸収能力に優れるゼオライトが好ましい。
なおゼオライトには、天然ゼオライト、人工ゼオライト、合成ゼオライト等を使用することができる。ゼオライトは、吸収速度が速いため水分やにおいを素早く吸収することができる。ゼオライトの一例であるモレキュラーシーブは、分子の大きさの違いによって物質を分離するのに用いられる多孔質の粒状物質であり、均一な細孔をもつ構造であって、細孔の空洞に入る小さな分子を吸収して一種のふるいの作用を有する。細孔(吸収口)径は0.3nm〜1nmが好ましく、通常、細孔径が0.3nm、0.4nm、0.5nm、1nmのモレキュラーシーブを、それぞれモレキュラーシーブ3A、モレキュラーシーブ4A、モレキュラーシーブ5A、モレキュラーシーブ13Xと称する。モレキュラーシーブの平均粒子径(レーザー回折・散乱法によって求めた粒度分布における積算値50%での粒径)は、例えば10μm前後のものが用いられる。本実施形態では、PTP又はブリスターパック40で包装される内容物の性質等に合わせて、これらのゼオライトを適宜使い分けることができる。
また、特ににおいを吸収する場合、疎水性ゼオライトを用いることが好ましい。疎水性ゼオライトとは、ゼオライトの結晶骨格内のアルミニウム原子を脱アルミニウム処理して減少させ、シリカアルミナ比を高めて、いわゆるハイシリカゼオライトとしたものを総称する。疎水性ゼオライトは、水等の極性物質に対する親和性を失い、におい等の非極性物質をより強く吸収するゼオライトであり、特に疎水性のモレキュラーシーブとしては、細孔径0.6〜0.9nmが好ましく、Abscents1000、Abscents2000、Abscents3000(以上、ユニオン昭和株式会社製)等が挙げられる。細孔径は、X線回折法による構造解析で確認することができる。また、疎水性ゼオライトの平均粒径(レーザー回折・散乱法によって求めた粒度分布における積算値50%での粒径)は例えば3〜5μmのものが用いられる。
内スキン層は、低密度ポリエチレン(LDPE)と予熱温度より高い融点を持つ高密度ポリエチレン(HDPE)とを混合した混合樹脂で構成されており、かつ、その混合樹脂に占める低密度ポリエチレン(LDPE)の割合が25〜50質量%であり、高密度ポリエチレン(HDPE)の割合が残余の75〜50質量%である。
〔層構成例〕
以下は、PTP又はブリスターパック用積層体の層構成例である。この層構成例における各層の素材及び厚み(層厚)は、例えば以下の条件とする。
層構成・・・・・基材層/アンカーコート層/接着層/外スキン層/中間層/内スキン層
基材層・・・・・素材:PVDCコートしたPVC(製品名:スミライトVSL4515 住友ベークライト製)、層厚:230μm
アンカーコート層・・押出しラミネート用AC剤(主剤:トモフレックスTM−265、硬化剤:トモフレックスCATRT−37 東洋モートン製)、層厚:2μm
接着層・・・・・素材:LDPE、層厚:20μm
外スキン層・・・素材:LLDPE(1)、層厚:10μm
中間層・・・・・素材:吸収剤及びLLDPE(2)、層厚:60μm
内スキン層・・・素材:LLDPE(1)と高密度ポリエチレン(HDPE)の混合樹脂、層厚:10μm
上記条件において、「直鎖状低密度ポリエチレン」の略号「LLDPE」に続く括弧書きの「(1)」、「(2)」等の表記は、使用銘柄の異なる樹脂の識別子(通し番号)である。なお、樹脂の使用銘柄については後述する。
〔製膜条件〕
まず、内スキン層53の素材であるLLDPE(1)のペレットとHDPEのペレットを所定量、それぞれ混錬押出機に入れ、加熱により樹脂を溶融しながら混合した後、押出して内スキン層用混合ペレットを作成する。次に、中間層51の素材であるLLDPE(2)のペレットと吸収剤を、所定の吸収剤含有量となるようにそれぞれ混錬押出機に入れ、加熱により樹脂を溶融しながら混合した後、押出して中間層用混合ペレットを作成する。
吸収フィルム50は、作成した内スキン層用混合ペレットを内スキン層53の材料に、中間層用混合ペレットを中間層51の材料に用いて、空冷方式インフレーションによる共押出成形で製膜したものである。製膜条件は以下である。
加工機名:三層インフレーション成形機
メーカー:株式会社プラコー
樹脂温度:中間層、内外スキン層ともに180°C
引取速度:13m/min
製膜した吸収フィルム50は、貼り合わせる側の面にアンカーコート層をグラビア印刷で形成した基材層70とサンドラミネート方式により接着層60を介して積層し、これをPTP又はブリスターパック40の材料(PTP又はブリスターパック用積層体)とした。なお、図2ではアンカーコート層は省略している。(これ以降も同様)。
〔PTP又はブリスターパック成形条件〕
上記の積層体を用いてPTP又はブリスターパック40を成形した。成形条件は以下である。
加工機名:FBP−600UC
メーカー:CKD株式会社
加工方法:プラグアシスト成形
予熱設定温度:加熱板130℃
プラグ温度:125℃
加工速度:250shot/min
〔シール・測定条件〕
PTP又はブリスターパック40の成形後、蓋材30をヒートシールしてブリスター包装体10を完成させた。シール条件(測定条件)は以下の通りである。
シール機名:熱傾斜試験機
メーカー:株式会社東洋精機製作所
シール圧力:0.15MPa
シール温度:210°C
シール時間:0.2秒
シール幅:10mm
〔蓋材30の構成〕
蓋材は下記材質に示す構成から成る。
メーカー:住軽アルミ箔(株)
品名:印刷アルミホイル(CPP用)
材質:耐熱オーバーコート層/AL(アルミニウム)17μm/接着樹脂層
〔使用樹脂及び吸収剤〕
図3は、積層体に使用した樹脂の銘柄や型番、メーカー名、融点等を示した一覧表である。
ここで、図3中の銘柄(商品名)には登録商標が含まれている。また、図3中に「LLDPE(1)」、「LLDPE(2)」と示されているのは、上述した層構成例の「LLDPE(1)」、「LLDPE(2)」にそれぞれ相当する。
同じく図3中に「PP(1)」、「PP(2)」と示されているのは、「ポリプロピレン」の略号「PP」に続けて「(1)」、「(2)」等の括弧書きを付したものであり、これらは使用銘柄の異なる樹脂の識別子(通し番号)を意味する。「PP(1)」と「PP(2)」との違いは、特にそれらの融点である。すなわち「PP(1)」は融点が151°Cであり、これはPTP又はブリスターパック40の成形過程で加えられる予熱温度(130°C)より高い。これに対し、「PP(2)」は融点が124°Cであり、これは予熱温度(130°C)より低いことが分かる。
また、中間層51に含まれる吸収剤は以下の通りである。
吸収剤:ゼオライト
製品名・型番:Abscents3000(ユニオン昭和株式会社製)
発明者等は、上記の層構成例の条件で複数の実験サンプルを製作し、各サンプルについて耐プレヒート性及び吸収特性の観点から評価を行った。そして、評価結果から本発明の実施例として適切な範囲を層構成例について検証した。
図4は、層構成例に関する実験サンプル(No.1〜14)の検証結果を示す一覧表である。
〔評価項目〕
内スキン層53について、各実験サンプルNo.1〜14に示す樹脂の混合割合(No.1,6,10,14については単独)で実際に吸収フィルム50をインフレーション成形する。そこから得られた吸収フィルム50を層構成例と同様に積層させた積層体を用いて実際にPTP40を成形し、それぞれ以下の(A),(B),(C)3つの観点から評価を行った。
(A)耐プレヒート性
PTP40の成形時に、内スキン層53の目視検査を行い、プレヒート板(加熱板)への融着について合否を評価した。成形過程での目視は、例えばシート状の積層体がプレヒート板を通過した後に行う。合否の評価は「○」及び「×」とし、合格の「○」にはプレヒート板への融着が発生していない場合に該当することとした。また、不合格の「×」にはプレヒート板への融着が発生した場合に該当することとした。
(B)ジアセチル吸収能力の比較試験
各実験サンプルのジアセチルの吸収能力の比較試験は、サンプルのジアセチルガス吸収量について吸収前後のサンプル(試料)の質量を電子天秤で測定し、その質量差から求める方法を用いた。以下に手順を示す。
(1)試料を5cm×10cmに切り出し、(2)試料の吸収層を内側にして半分に折り曲げる。(3)試料の質量を測定し、記録する。(4)秤量瓶に塩化ナトリウムによる調湿塩(75%RH)を作成し、デシケータの底部に入れる。(5)秤量瓶にジアセチルを5ml入れ、デシケータの底部に入れる。(6)試料をデシケータ内に入れ、デシケータの蓋をする(シリコンで気密性を確保する)。(7)デシケータを40℃恒温槽に入れる。(8)2時間経過後、デシケータを恒温槽から取出し、さらに試料を取り出し、5分間室温下に放置する。(9)試料の質量を測定し、記録する。(10)先の(6)に戻り、同様に実施する。
(C)実薬によるにおい官能試験
実薬に適用するPTP包装体では、においの吸収能力の確保とその維持が求められる。そこで、PTPに実薬(オルメサルタンメドキソミル40mg錠)を充填したPTP包装体を作成し、評価者10人による、においの官能試験を実施した。試験方法は以下の通りである。
(1)保管及び使用時の過酷条件を想定し、PTP包装体を40℃の恒温槽で75%RHの環境に置く。アルミピロー外包装や乾燥剤は用いない。
(2)5日後、1週間後、2週間後の各保存経過時点で恒温槽からPTP包装体を取り出し、室温にて、においの官能試験を実施する。
(3)PTP包装体を鼻先に近づけ、錠剤取出し時のにおいを評価する。
におい官能試験の評価基準は以下の通りである。
におい(特異臭)の強さを下記の5段階に分類する。
1)無臭、2)ほとんどにおわない(又は、極僅かににおう)、3)僅かににおう、4)におう、5)強くにおう
以下、各実験サンプルの検証結果について具体的に説明する。
先ず実験サンプルNo.1〜6のグループについて評価する。実験サンプルNo.1〜6で内スキン層53に使用した樹脂の銘柄、及び内スキン層53の樹脂中に占める銘柄別の混合比率(質量%)を図4に示す。
(A)耐プレヒート性評価結果
実験サンプルNo.1のように、内スキン層53をLLDPE(1)単独で構成すると、(A)「耐プレヒート性」の評価は「×」となる。これは、樹脂材料としての融点が126°Cであり、予熱温度(130°C)より低いことが大きく関係しているためであると評価できる。なお、本実施形態では内スキン層53をLLDPE又はLDPEとHDPEとの混合樹脂で構成するため、実験サンプルNo.1は本発明の実施例と対比される比較例としての位置付けである。
次に実験サンプルNo.2に着目すると、(A)「耐プレヒート性」の評価結果は依然として「×」であり、このままではプレヒート板への融着が発生してしまう。これは、混合樹脂中のLLDPE(1)の割合を75質量%、HDPEを25質量%としても、今回のPTP成形条件において十分な耐プレヒート性が得られていないことを意味する。
そこで実験サンプルNo.3,4,5に着目すると、混合樹脂中のHDPEの割合を実験サンプルNo.2よりも相対的に高くすることで、(A)「耐プレヒート性」の評価結果は「○」となる。このため、実験サンプルNo.3,4,5は十分な耐プレヒート性が得られていることが分かる。
なお、実験サンプルNo.6は、内スキン層53をHDPE単独で構成したものであり、本発明の実施例と対比される比較例としての位置付けである。この場合、耐プレヒート性について問題はない。
(B)ジアセチル吸収能力の比較試験結果
図5は、各実験サンプルNo.1〜6(ここではNo.5を除く)を上記デシケータ内のジアセチル環境に総合して10時間曝露したときの吸収率(%)を示している。図5では、横軸に内スキン層53のHDPEに対するLLDPEの混合比率(質量%)をとり、縦軸はジアセチル吸収率(%)を示している。図5の横軸上で、混合比率100%の結果は実験サンプルNo.1に対応し、以下、75%、50%、25%、0%の結果はそれぞれ、実験サンプルNo.2,3,4,6に対応している。また図5の縦軸に示すジアセチル吸収率(質量%)は、各実験サンプルNo.1〜6に吸収されたジアセチルの質量を、各実験サンプル中に含まれる吸収剤の質量で除した比率(%)を表している。
図5に示す通り、樹脂の混合比率が異なることによるジアセチルの吸収特性は、LLDPEの混合比率とジアセチル吸収率とに高い相関関係が認められ、LLDPEの混合比率が高いほどジアセチル吸収能力が高い。また、実験サンプルNo.1はある一定時間経過したときにジアセチル吸収能力を評価すると、最も高いことが分かった。これは、LLDPE(1)が単独で良好なガス透過性を有することを意味している。また、実験サンプルNo.6のジアセチル吸収能力は最も低く、HDPEが単独ではガス透過性が最も悪いことを意味している。
(C)実薬によるにおい官能試験結果
図6は、実薬によるにおい官能試験結果を示す一覧表である。ここでは特に、4つの実験サンプルNo.4,5,6,10の各構成による積層体と実薬(オルメサルタンメドキソミル40mg錠)を用いて作成したPTP包装体を検体としている。なお、実験サンプルNo.10(PP(1)単独の層構成)は、他の実験サンプルNo.4,5,6との比較のため参考までに評価した。
上記のように、恒温槽で40℃・75%RHの環境に置いたPTP包装体を「5日後」、「1週間後」、「2週間後」の各保存経過時点において、10人の評価者がそれぞれ鼻先の位置で錠剤を取り出し、そのときのにおい(特異臭)の強さを1)無臭、2)ほとんどにおわない(又は、極僅かににおう)、3)僅かににおう、4)におう、5)強くにおう、の5段階に絶対評価で分類し、その結果をスコアリングした。
「平均スコア」の欄に示すように、「5日後」及び「1週間後」の保存経過時点では、いずれも実験サンプルNo.4<5<10<6の順でにおいが少なかった。また、「2週間後」の保存経過時点では、実験サンプルNo.5<4<10<6の順でにおいが少なかった。
ここで、実験サンプルNo.4について評価者10人の平均スコアは、「5日後」及び「1週間後」ともに1.6、「2週間後」では1.9であり、いずれの保存経過時点でも「無臭」と「ほとんどにおわない」の間での評価となった。また、実験サンプルNo.5の平均スコアは、「5日後」及び「1週間後」ともに1.9、「2週間後」では1.4であり、同じくいずれの保存経過時点でも「無臭」と「ほとんどにおわない」の間での評価となった。
この他にも、実験サンプルNo.4の構成による積層体と実薬(オルメサルタンメドキソミル40mg錠)を用いて作成したPTP包装体による、におい官能試験を実施した結果、30℃の環境に3ヶ月間置いても、10人中8人が「無臭」、10人中2人が「ほとんどにおわない(又は、極僅かににおう)」の評価を得た。
図4の「吸収特性」の欄は、におい官能試験についての実験サンプルNo.1〜6,8,10の評価結果をまとめたものであり、におい吸収性能における「○」は、前記実薬による官能試験で、平均スコアが「ほとんどにおわない」相当未満の場合で、におい吸収能力が「十分」であり、「×」は、それ以外の場合で、におい吸収能力が「不十分」であることを表している。
〔総合評価結果〕
以上の耐プレヒート性の評価結果、ジアセチル吸収能力の比較試験結果及び実薬(オルメサルタンメドキソミル40mg錠)を用いたにおい官能試験結果から、総合的な評価結果を以下に示す。
融着が発生しないことが確認された実験サンプルNo.4及びNo.5の構成は、ジアセチル吸収能力及び実薬によるにおいの官能試験の結果も良好であった。
以上の結果より、通常の医薬品流通環境で、におい吸収能力を確保及び維持するには、実験サンプルNo.4又はNo.5の構成、すなわち、LLDPEの混合比率が25%以上又は10%以上であることが好ましい。また、融着を起こさないという観点からLLDPE混合比率は50%以下であることが好ましい。
〔その他の比較例〕
実験サンプルNo.7〜9は、内スキン層53をLLDPE(1)とPP(1)との混合樹脂で構成したグループであり、これらは全て比較例としての位置付けである。また実験サンプルNo.10は、内スキン層53をPP(1)単独の樹脂で構成したものであり、同じく比較例として位置付けられる。実験サンプルNo.7〜10で内スキン層53に使用した樹脂の銘柄、及び内スキン層53の樹脂中に占める種類別の混合比率(質量%)は図4に示す通りである。
比較例としての実験サンプルNo.7〜10のグループ中、唯一、実験サンプルNo.10の(A)「耐プレヒート性」の評価は「○」である。しかし、実験サンプルNo.10と実薬(オルメサルタンメドキソミル40mg錠)を用いて作成したPTP包装体による、におい官能試験を実施した結果、図6の評価では「5日後」の10人の平均スコアは2.3、「1週間後」及び「2週間後」の平均スコアはともに2.2であり、いずれも「ほとんどにおわない」相当を超えた。また、3ヶ月後のにおい官能試験では10人中5人が「極僅かに臭う」、10人中3人が「僅かににおう」、10人中2人が「におう」、「無臭」は0人であったことから(C)におい官能評価は「×」であり、におい吸収機能が発揮できていないことが分かる。
上記のように実験サンプルNo.7,8,9については、(A)「耐プレヒート性」で評価結果が「×」となるため、No.8を代表して、No.4及びNo.6とのジアセチル吸収能力の比較試験を行った結果、ジアセチル吸収能力は、N0.4>No.6>No.8の順番に低下し、内スキン層53の樹脂材料として適していないことが分かった。
同様に実験サンプルNo.11〜13は、内スキン層53をLLDPE(1)とPP(2)との混合樹脂で構成したグループであり、これらも全て比較例としての位置付けである。また実験サンプルNo.14は、内スキン層53をPP(2)単独の樹脂で構成したものであり、同じく比較例として位置付けられる。実験サンプルNo.11〜14で内スキン層53に使用した樹脂の種類、及び内スキン層53の樹脂中に占める銘柄別の混合比率(質量%)は図4に示す通りである。
比較例としての実験サンプルNo.11〜14のグループは、(A)「耐プレヒート性」の評価結果は全て「×」となった。したがって、(B)「ジアセチル吸収特性」の評価を行うまでもなく、内スキン層53の樹脂材料として適していないことが分かる。
〔実施例の範囲〕
以上より、実験サンプルNo.3,4,5を層構成例についての実施例とする。実施例において、内スキン層53に使用する樹脂材料は、LLDPE(1)と予熱温度よりも材料としての融点が高いHDPEとを混合した混合樹脂とする。また、混合樹脂に占めるLLDPE(1)の割合は25〜50質量%の範囲とし、HDPEの割合は残余の75〜50質量%の範囲とする。より好ましくは、混合樹脂に占めるLLDPE(1)の割合は10〜50質量%の範囲とし、HDPEの割合は残余の90〜50質量%の範囲とする。
いずれにしても、上記層構成例において、上記の範囲内で内スキン層53に用いる樹脂の混合割合を設定して積層体(原料フィルム)を成形することにより、PTP又はブリスターパック40の成形過程で十分な耐プレヒート性を得ることができる。また、積層体から成形して得られたPTP又はブリスターパック40は、これを用いて製剤20等を包装することにより、良好なジアセチル吸収特性を発揮することができる。
〔医薬用途についての言及〕
次に、本発明の医薬用途に言及する。一実施形態のPTP又はブリスターパック40は、オルメサルタンメドキソミル含有製剤のブリスター包装に好適する。特に一実施形態のPTP又はブリスターパック40で製剤を包装することにより、オルメサルタンメドキソミル含有製剤のにおい発生の低減方法を実現することができ、そのために一実施形態のPTP又はブリスターパック40を使用することが好ましい。
〔PTP又はブリスターパックの用法〕
(1)図1に示されているように、PTP又はブリスターパック40は、製剤20としてオルメサルタンメドキソミル含有製剤を内包した形態をとることができる。
(2)また、PTP又はブリスターパック40で包装された製剤20としてのオルメサルタンメドキソミル含有製剤は、蓋材30により封止された状態で、図1に示されるブリスター包装体10となる。
(3)このように、PTP又はブリスターパック40でオルメサルタンメドキソミル含有製剤を包装することにより、においの発生を低減することができる。したがって、オルメサルタンメドキソミル含有製剤をブリスター包装体10の形態として、好適に市場流通させることができる。
(4)オルメサルタンメドキソミル含有製剤を包装するためにPTP又はブリスターパック40を使用することができる。
(5)また、オルメサルタンメドキソミル含有製剤におけるにおい低減化包装のためにPTP又はブリスターパック40を使用することができる。
オルメサルタンメドキソミルは、高血圧症又は高血圧症に由来する疾患(より具体的には、高血圧症、心臓疾患[狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全若しくは心肥大]、腎臓疾患[糖尿病性腎症、糸球体腎炎若しくは腎硬化症]又は脳血管性疾患[脳梗塞若しくは脳出血])の予防又は治療に有効であり、特許第2082519号公報(米国特許第5,616,599号公報)等に記載の方法に従い、容易に製造することができる。
また、本発明におけるオルメサルタンメドキソミル含有製剤は、必要に応じてその他の有効成分を含有していてもよい。該有効成分としては、例えば、トリクロルメチアジド(Trichloromethiazide)、ヒドロクロロチアジド(Hydrochlorothiazide)、ベンジルヒドロクロロチアジド(Benzylhydrochlorothiazide)、のような利尿剤;アゼルニジピン(Azelnidipine)、アムロジピン(Amlodipine)(ベシレート塩を含む)、ベニジピン(Benidipine)、ニトレンジピン(Nitrendipine)、マニジピン(Manidipine)、ニカルジピン(Nicardipine)、ニフェジピン(Nifedipine)、シルニジピン(Cilnidipine)、エホニジピン(Efonidipine)、バルニジピンBarnidipine)、フェロジピン(Felodipine)のようなカルシウム拮抗剤;ピオグリタゾン(Pioglitazone)、ロジグリタゾン(Rosiglitazone)、リボグリタゾン(Rivoglitazone)、MCC−555、NN−2344、BMS−298585、AZ−242、LY−519818、TAK−559のようなインスリン抵抗性改善剤;プラバスタチン(Pravastatin)、シンバスタチン(Simvastatin)、アトルバスタチン(Atorvastatin)、ロスバスタチン(Rosuvastatin)、セリバスタチン(Cerivastatin)、ピタバスタチン(Pitavastatin)、フルバスタチン(Fluvastatin)のようなHMG−CoA還元酵素阻害剤;SMP−797、パクチミベ(Pactimibe)のようなACAT阻害剤などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。これらの有効成分の量は、特に限定されるものではなく、通常製剤に用いられる量を用いればよい。
本発明のオルメサルタンメドキソミル含有製剤は、さらに必要に応じて、適宜の薬理学的に許容される賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、乳化剤、安定剤、矯味矯臭剤、希釈剤等の添加剤を含むことができる。
本発明におけるオルメサルタンメドキソミル含有製剤は固形製剤であることが好ましく、例えば、錠剤(舌下錠、口腔内崩壊錠を含む)、カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを含む)、顆粒剤、細粒剤、散剤、丸剤、チュワブル剤、トローチ剤等を挙げることができ、好適には散剤、細粒剤、顆粒剤、カプセル剤又は錠剤であり、より好適には錠剤である。
本発明における製剤の製造方法としては、The Theory and Practice of Industrial Pharmacy (Third Edition)(Leon Lachman 他:LEA & FEBIGER 1986、3−99ページ、293−373ページ)や、Pharmaceutical Dosage Forms:Tablets volume 1(Second Edition)(Herbert A.Lieberman他:MARCEL DEKKER INC. 1989、131−284ページ)のような刊行物に記載されている一般的な方法を用いて製造すればよく、特別な制限は設けない。
本発明の錠剤は、例えば、それ自体公知の方法で主薬を賦形剤、結合剤、崩壊剤等とともに造粒、乾燥、整粒し、滑沢剤等を加えて混合し、製錠することにより錠剤を得る。ここで、造粒は、湿式造粒法、乾式造粒法あるいは加熱造粒法のいずれの方法によっても行うことができ、具体的には、高速攪拌造粒機、流動造粒乾燥機、押し出し造粒機、ローラーコンパクターなどを用いて行われる。また、造粒の後、必要により乾燥、整粒などの操作を行ってもよい。主薬と賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等の混合物を直接打錠することもできる。また、本発明の錠剤には少なくとも1層のフィルムコーティングを設けてもよい。
コーティングは、例えば、フィルムコーティング装置を用いて行われ、フィルムコーティング基剤としては、例えば、糖衣基剤、水溶性フィルムコーティング基剤、腸溶性フィルムコーティング基剤、徐放性フィルムコーティング基剤などが挙げられる。
〔試験例〕
PTP又はブリスターパック40を用いてオルメサルタンメドキソミル含有製剤を包装し、ブリスター包装体10を実験サンプルとして得る。そして、実験サンプルについて室温あるいは熱虐待条件で一定時間経過した後、人の嗅覚による官能評価およびジアセチルの定量評価を行うことができる。このような試験により、本発明のPTP又はブリスターパックがオルメサルタンメドキソミル含有製剤のにおい発生を低減させることができることを確認可能である。
ジアセチルの定量は、ブリスター包装体10のポケット中のガスをシリンジで採取し、ガスクロマトグラフィーにインジェクションし、検出されるガス成分(ジアセチル)の濃度を測定する。なお、ガスクロマトグラフィーの測定条件を下に示す。
〔ガスクロマトグラフィーの測定条件〕
装置:ガスクロマトグラフ 島津GC−2014((株)島津製作所)
検出器:水素炎イオン化検出器
分析カラム:DB−WAX(アジレントテクノロジー(株)、0.53mmi.d.×30m、膜厚:1.00μm)
カラム温度:50℃
キャリヤーガス:ヘリウム
流量:5.0 mL/min
注入口温度:200℃
検出器温度:230℃
注入量:1.0 mL
本発明は、上述した実施形態及び実施例に制約されることなく、各種の変形や置換を伴って実施することができる。また、上述した実施形態及び実施例で挙げた積層体及び包装容器の構成や材料はいずれも好ましい例示であり、これらを適宜変形して実施可能であることはいうまでもない。
〔符号の説明〕
10 ブリスター包装体
20 製剤
30 蓋材
40 PTP又はブリスターパック
50 吸収フィルム(吸収層)
51 中間層
52 外スキン層
53 内スキン層
60 接着層
70 基材層

Claims (17)

  1. PTP又はブリスターパックとしての成形時に最外層となる基材層と、前記基材層に接着層を介して積層され、PTP又はブリスターパックとしての成形時に内容物に面して液体及び気体の少なくとも一方を吸収する吸収層とを含み、PTP又はブリスターパックへの成形過程で前記吸収層に対向して配置された加熱部材からの予熱が加えられるPTP又はブリスターパック用積層体であって、
    前記吸収層は、外スキン層と中間層と内スキン層をこの順で積層した構成を有し、前記接着層を介して前記外スキン層が前記基材層に接着され、
    前記外スキン層はポリエチレン樹脂からなり、
    前記中間層は、ポリエチレン樹脂及び吸収剤の混合物からなり、
    前記内スキン層は、直鎖状低密度ポリエチレンを25〜50質量%と、前記成形過程での予熱温度よりも材料としての融点が高い高密度ポリエチレンを75〜50質量%有するブレンド樹脂からなるPTP又はブリスターパック用積層体。
  2. PTP又はブリスターパックとしての成形時に最外層となる基材層と、前記基材層に接着層を介して積層され、PTP又はブリスターパックとしての成形時に内容物に面して液体及び気体の少なくとも一方を吸収する吸収層とを含み、PTP又はブリスターパックへの成形過程で前記吸収層に対向して配置された加熱部材からの予熱が加えられるPTP又はブリスターパック用積層体であって、
    前記吸収層は、外スキン層と中間層と内スキン層をこの順で積層した構成を有し、前記接着層を介して前記外スキン層が前記基材層に接着され、
    前記外スキン層はポリエチレン樹脂からなり、
    前記中間層は、ポリエチレン樹脂及び吸収剤の混合物からなり、
    前記内スキン層は、直鎖状低密度ポリエチレンを10〜50質量%と、前記成形過程での予熱温度よりも材料としての融点が高い高密度ポリエチレンを90〜50質量%有するブレンド樹脂からなるPTP又はブリスターパック用積層体。
  3. 吸収剤が、合成ゼオライトである請求項1又は2に記載のPTP又はブリスターパック用積層体。
  4. 前記吸収層が、外スキン層と中間層と内スキン層をこの順で接着剤を介することなく積層した構成を有する請求項1から3のいずれかに記載のPTP又はブリスターパック用積層体。
  5. 請求項1からのいずれかに記載のPTP又はブリスターパック用積層体を用いて成形されたPTP又はブリスターパック。
  6. 請求項に記載のPTP又はブリスターパックと、前記PTP又はブリスターパック内に収容された製剤からなるPTP包装体又はブリスター包装体。
  7. 製剤が有効成分として2種以上の薬剤を含有する製剤である請求項に記載のPTP包装体又はブリスター包装体。
  8. 請求項に記載のPTP又はブリスターパックで包装されたオルメサルタンメドキソミル含有製剤。
  9. 有効成分として他薬剤の1種又は2種以上をさらに含有する請求項に記載のオルメサルタンメドキソミル含有製剤。
  10. 他薬剤がアムロジピン(ベシレート塩を含む)、アゼルニジピン及びヒドロクロロチアジドから選択される化合物の1種又は2種以上である請求項に記載のオルメサルタンメドキソミル含有製剤。
  11. 高血圧症治療又は予防のための請求項乃至10のいずれかに記載のオルメサルタンメドキソミル含有製剤。
  12. 収容されたオルメサルタンメドキソミル製剤から発生するにおいが低減された請求項乃至10のいずれかに記載のオルメサルタンメドキソミル含有製剤。
  13. 請求項に記載のPTP又はブリスターパックで包装することを特徴とするオルメサルタンメドキソミル含有製剤から発生するにおいの低減方法。
  14. 前記オルメサルタンメドキソミル含有製剤が有効成分として他薬剤の1種又は2種以上をさらに含有する請求項1に記載のにおいの低減方法。
  15. 前記他薬剤がアムロジピン(ベシレート塩を含む)、アゼルニジピン及びヒドロクロロチアジドから選択される化合物の1種又は2種以上である請求項1に記載のにおいの低減方法。
  16. オルメサルタンメドキソミル含有製剤包装のための請求項に記載のPTP又はブリスターパックの使用。
  17. オルメサルタンメドキソミル含有製剤におけるにおい低減化包装のための請求項に記載のPTP又はブリスターパックの使用。
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