JP4666991B2 - 分配パッケージの蓋材用共押出フィルム - Google Patents

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Description

本発明は、分配パッケージの蓋材用共押出フィルムに関する。ここで、「分配パッケージ」とは、例えば図2に示すように軟質フィルムを深絞りして、連通する左右2室に成形した底材1に、例えばジャム、ケチャップ、ソース、練り辛子等のような粘ちょう、かつ流動性を有する食品等を収容し、本発明の蓋材2で上記底材1の開口を密閉して得られる分配パッケージ200である。本発明の蓋材2には、分配パッケージ200の外側へ突出する凸部3を設けるとともに、凸部3の長手方向と直交するように蓋材2の表面部にハーフカット4が入れられている。分配パッケージ200の蓋材2を底材1の方向に曲げると、凸部3に曲げ応力が集中して凸部3がハーフカット4に沿って裂け、蓋材2が開口する。さらに蓋材2の左右を密着するように押し込むことにより、蓋材2による押圧力で底材1内部に収容されている流動性を有する食品等が上記開口から吐出される。したがって、分配パッケージ200によれば、蓋材2を折り曲げてそのまま押しつぶすという簡単な操作により、パッケージ200内部の収容物を、手を汚さずに、かつ使用者が所望する方向へと押出すことができる。かかるパッケージの基本構成は特許文献1に開示されている。
従来、分配パッケージの蓋材には、プラスチックシートとして塩化ビニル(以下において「PVC」と省略する場合がある。)を使用し、このPVCからなるシート(PVCシート)に表印刷を施したものと共押出フィルムとをドライラミネート法などの方法により貼り合せて形成した積層体が使用されていた(特許文献2参照)。かかる積層体の層構成の一例を以下に示す。
(表印刷)PVCシート//共押出フィルム(EVOH層/Ny層/PE層/シール層)
上記層構成において、「シール層」とは分配パッケージの蓋材2において、底材1との接合面を構成する層をいう。また、「シート」は、共押出フィルムとは別途作成されたシート状部材を意味する。また、上記層構成における表記「//」は、その前後に記載されている層がドライラミネート法により接合されていることを示し、「/」はその前後に記載されている層が共押出法により接合されていることを示している(以下、本明細書において、同様の表記を使用する。)。また、「EVOH」はエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物樹脂を意味し、「Ny」はポリアミド樹脂を意味し、「PE」はポリエチレン樹脂を意味する。
特開昭59−103866号公報 特開昭64−37370号公報
しかし、PVCは廃棄焼却の際に塩素系ガスが発生する可能性があるため、環境保護の観点から使用が敬遠され、特に食品業界においてその傾向が強く、PVCの代替材料が求められていた。また、上記の積層体の作製に際しては、ドライラミネート工程が必須であったため、接着工程において層間に気泡が入りやすく、層間剥離強度が低下するとともに、外観性が損なわれ、かつ残留溶剤により食品の安全性が低下するといった問題があった。また、この方法では、積層工程が複雑化するため、生産性が悪化し、製造コストがかかってしまうという問題があった。
さらに、PVCシートの酸素バリア性は十分ではないため、酸素バリア性を付与するために共押出フィルムにEVOH層を積層することが必要であり、また、20〜100μmのフィルムを製膜し、そのメルトテンションを保つために、Ny層を積層することが必要であった。これにより、層構成が複雑になってしまい、蓋材の開封性を左右する因子である共押出フィルムの膜切れ性を調整することが困難であった。
また、上記の積層体においては、共押出フィルムとして強靭なNy層が存在するにもかかわらず、PVCの優れた割れ性のため、分配パッケージの蓋材の開封性には問題が生じていなかったが、環境問題の観点から、PVCシートを使用しない場合には、強靭なNy層が蓋材の開封性に悪影響を与えることになる。
そこで、本発明は、環境問題の点から好ましく、作業性が良いため生産コストが低く、十分な酸素バリア性を有し、かつ良好な開封性を有する分配パッケージの蓋材用共押出フィルムを提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。また、以下において、「表層」とは、分配パッケージの蓋材用共押出フィルムにおいて、底材と接合される側とは反対側の面を有する層をいう。また「シール層」とは分配パッケージの蓋材用共押出フィルムにおいて、底材との接合面を構成する層をいう。また「中間層」とは、上記表層とシール層とに挟まれた層をいう。さらに「主構成層」とは、分配パッケージの蓋材用共押出フィルムにおいて層厚が最も大きい層をいう。
第一の本発明は、表層(10)、中間層(20)およびシール層(30)をこの順に積層した共押出フィルムであって、表層(10)が、少なくとも1層の芳香族ナイロン系樹脂層(以下、「ANy層」と省略する場合がある。)(11)より構成され、中間層(20)およびシール層(30)のそれぞれが、少なくとも1層のポリエチレン系樹脂層(以下、「PE層」と省略する場合がある。)より構成され、前記表層(10)と前記中間層(20)との間に接着性樹脂からなる接着層(40)を有し、かつANy層(11)が主構成層をなしていることを特徴する、分配パッケージの蓋材用共押出フィルム(100)である。
PEは、低密度ポリエチレン(以下、「LDPE」と省略する場合がある。)、高密度ポリエチレン(以下、「HDPE」と省略する場合がある。)、またはこれらの混合物であることが好ましい。
ANy層(11)を構成する樹脂は、MXD−6またはMXD−6と6−ナイロン(6−Ny)との混合物であることが好ましい。
中間層(20)の厚みに対する表層(10)の厚み比は、1以上、225以下であることが好ましい。
各層の合計厚みは、50μm以上、600μm以下であることが好ましい。
表層(10)と中間層(20)との接着強度は、3.9N/15mm以上、15N/15mm以下であることが好ましい。
第二の本発明は、上記の共押出フィルム(100)により形成された分配パッケージの蓋材(2)である。
第三の本発明は、上記の蓋材(2)を使用した分配パッケージ(200)である。
本発明の分配パッケージの蓋材用共押出フィルムによると、PVCシートを用いていないので、環境問題の点から好ましい。また、本発明の分配パッケージの蓋材用共押出フィルムによれば、単純な層構成を有する共押出フィルムを共押出法により成形できるため、ドライラミネート作業は不要であり、作業性を向上でき、かつ生産コストの低廉化を図ることができる。また、本発明の分配パッケージの蓋材用共押出フィルムは、芳香族ナイロン系樹脂層を表層に有しているため、従来必須とされていたEVOH層を形成しなくても良好な酸素バリア性、製膜性および開封性(易割れ性)を得ることができる。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1に、本発明の分配パッケージの蓋材用共押出フィルム100の一実施形態を示す。本発明の分配パッケージの蓋材用共押出フィルム100は、表層10、中間層20およびシール層30を、この順に有する。図1においては、本発明における好ましい実施形態として、表層10として芳香族ナイロン系樹脂層11(ANy層11)、中間層20としてポリエチレン系樹脂層21(以下、「PE第二層21」と省略する場合がある。)、シール層30としてポリエチレン系樹脂層31(以下、「PE第一層31」と省略する場合がある。)がそれぞれ用いられている。かかる層構成においては、シール層30側から表層10に向かって、PE第一層31、PE第二層21、接着層40、ANy層11が順に積層されている。また、本発明の共押出フィルム100は、一回の共押出工程で作製することができるので、生産コストを低くすることができる。以下、各層について、順に説明する。
<表層>
表層10は、少なくとも1層のANy層11より構成される。ANy層11とは、芳香族ナイロン系樹脂を主成分として含む層である。ここで、「主成分として含む」とは、層全体の質量を基準(100質量%)として、そのものを50質量%以上含むことをいい、好ましくは70質量%以上含むことをいい、より好ましくは90質量%以上含むことをいい、適宜、他の樹脂を含んでいてもよい。他の樹脂は特に限定されないが、例えば、6ナイロン、66ナイロン、6/66ナイロン、12ナイロン、11ナイロン、6/10ナイロン、6/12ナイロンからなる群から選ばれる1種または2種以上の脂肪族ナイロン系樹脂、および6I/6Tナイロンが挙げられる。この中でも他の樹脂としては、脂肪族ナイロン系樹脂が好ましい。
ANy層11には、その他、本発明の効果を損なわない程度の耐熱安定剤、耐酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、顔料、染料等の添加剤を含んでもよい。
芳香族ナイロン系樹脂(以下、「ANy」と省略する場合がある。)は、特に限定されずに種々のものを用いることができ、例えば、芳香族ジアミン単位を有するもの、または芳香族ジカルボン酸単位を有するものが好ましく用いられる。具体例としては、キシレン系ポリアミドを挙げることができる。キシレン系ポリアミドは、メタキシレンジアミン単独、またはメタキシレンジアミンを60質量%以上、好ましくは70質量%以上と、パラキシレンジアミンを40質量%以下、好ましくは30質量%以下からなるジアミン混合物と、炭素数6〜12の脂肪族二塩基酸、例えば、アジピン酸、セバチン酸、スペリン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸等との重縮合反応により合成されるポリアミド樹脂である。より具体的には、ポリメタキシレンアジパミド、ポリメタキシレンセバカミド、ポリメタキシレンスペラミド等の単独重合体、メタキシレン/パラキシレンアジパミド共重合体、メタキシレン/パラキシレンピメラミド共重合体、メタキシレン/パラキシレンアゼラミド共重合体、メタキシレン/パラキシレンアジパミド/セバカミド共重合体等が挙げられる。これらの中でも、メタキシレンジアミンとアジピン酸との重縮合反応から得られる結晶性のポリメタキシレンアジパミド(MXD−6)が好ましい。
ANyは、耐熱性と剛性の点から、ガラス転移温度(Tg)が、下限が60℃以上のものが好ましく、65℃以上のものがより好ましく、70℃以上のものがさらに好ましい。また、その上限は、90℃以下のものが好ましく、85℃以下のものがより好ましく、80℃以下のものがさらに好ましい。また、この中でも、Tgが75℃のものが最も好ましい。ANyを具体的に例示すると、例えば、三菱瓦斯化学社製の商品名「MXナイロン」を挙げることができる。また、ANyは、キャスト単層/多層フィルム用途のグレードのものを好適に使用することができる。
ANy層11を構成する樹脂は、上記のMXD−6またはMXD−6と6−ナイロン(6−Ny)との混合物であることが好ましい。MXD−6と6−Nyとの混合物を用いた場合は、市場価格の低廉な6−Nyをブレンドすることによって、本発明の共押出フィルム100の製造コストを低く抑えることができるので好ましい。また、MXD−6のみを用いた場合は、キャスィングロール温度を上記のガラス転移温度(Tg:60〜90℃)より低い温度で結晶化させることが好ましい。これにより、曲げ弾性率が非常に高くなることを防ぎ、押出製膜ラインで巻き取りが上手くいかず、割れが発生するという事態を避けることができる。また、製膜後、ロール状に巻けた場合において、巻きぐせがついてしまい、包装機に導入しづらいという事態を避けることができる。
また、6−Nyをブレンドすることにより、上記のような曲げ弾性率が高くなる事態を避けることができる。配合割合としては、ANy層11の全体の質量を基準(100質量%)として、下限としては10質量%以上の6−Nyを配合することが好ましく、また、上限としては50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましい。これにより、ANy層11の曲げ弾性率を下げて、柔軟性をもたらすことができ、製膜適性を上げることが可能となる。
ANy層11を構成する樹脂としてMXD−6と6−Nyとの混合物を用いた場合、例えば、ANy層11の全体の質量を基準(100質量%)として6−Nyを50質量%用いた場合は、ANy層11の層厚みを120μm以上とすることによって、フィルム全体の酸素透過率を3ml/m2・0.1MPa・day(cc/m2・atm・dayと同単位。以下同じ。)以下とすることができる。本明細書において、酸素透過率は、23℃、60%RHの条件下、JIS K7126に従って測定した。
上記の表層10におけるANy層11は、分配パッケージの蓋材用共押出フィルム100において主構成層を形成している。ここで、以下において説明する中間層20の厚みに対する表層10の厚み比は、下限が、1以上であることが好ましく、5以上であることがより好ましく、10以上であることがさらに好ましい。また、その上限は、225以下であることが好ましく、200以下であることがより好ましく、150以下であることがさらに好ましい。
上記の表層で用いられるANyは、その種類により異なるが、融点は、下限が230℃以上であることが好ましく、240℃以上であることがさらに好ましい。また、その上限は250℃以下であることが好ましい。また、比重については、下限が1.195以上であることが好ましく、1.200以上であることがさらに好ましい。また、その上限は1.275以下であることが好ましく、1.250以下であることがさらに好ましい。
ANy層11の厚みとしては、単層の場合には1層当たりの厚み、または2層以上形成する場合には、合計の厚みがそれぞれ、下限が50μm以上であることが好ましく、100μm以上であることがより好ましく、180μm以上であることがさらに好ましい。また、その上限については、450μm以下であることが好ましく、350μm以下であることがより好ましく、300μm以下であることがさらに好ましい。ANy層11の厚みが薄すぎると、剛性が足りず、割れにくくなる場合がある。一方、ANy層11の厚みが厚すぎると、剛性が強く硬すぎて二つに折り曲げられない場合がある。
<中間層、シール層>
中間層20は、少なくとも1層のポリエチレン系樹脂層21(PE第二層21)より構成されている。また、シール層30は、少なくとも1層のポリエチレン系樹脂層31(PE第一層31)より構成されている。PE第一層31およびPE第二層21とは、ポリエチレン系樹脂を主成分として含む層である。また、これらの層には、本発明の効果を損なわない程度に他の樹脂(例えばエチレン酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA))が含まれていてもよく、さらに上記のANy層11に添加したものと同様の添加剤が含まれていてもよい。
ポリエチレン系樹脂としては、特に限定されず、種々のものを用いることができる。例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−エチレンアクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチル−メチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン系アイオノマー樹脂、またはこれらの混合物を用いることが好ましい。かかる構成をとることによって、LDPEまたはLLDPEとHDPEとの配合比率を自由にコントロールして、分配パッケージを開封する際における蓋材の割れ性や、表層10との接着強度を調節することができる。また、両者の配合比率によって、PE層21、31の裂け性を調製することができる。HDPEの割合が多いほうが、より裂け性が良い。また、LDPE(またはLLDPE)の配合を増やすことで、メルトテンションを高めて製膜性の安定化を図ることができる。LDPEまたはLLDPEとHDPEの配合比率(LDPEまたはLLDPE:HDPE)は、質量比で、「90:10」〜「10:90」であることが好ましい。
LDPEとしては、密度が0.92以上のものが好ましく、HDPEとしては、密度が0.95以上のものが好ましい。密度を高くすることにより、PE層に良好な裂け性を付与することができる。
PE第一層31は、シール性および適度な開封性を確保すべくLDPEまたはLLDPEの配合比を高くすることが好ましい。一方、PE第二層21は、主構成層たるANy層11の割れに伴って、層(膜)の「切れ」の伝播が良好に行われる必要があり、かかる要請からHDPEを配合することが好ましい。PE第二層21における、LDPEまたはLLDPEとHDPEとの配合比は、40〜80:60〜20、好ましくは50〜80:50〜20、さらに好ましくは60〜80:40〜20とすることが望ましい。このような配合をとることによって、LDPEまたはLLDPEとHDPEとの配合比率を自由にコントロールして、パッケージを開封する際の蓋材の開封性や、MXD−6層11との層間剥離強度を調節することができる。このように、両者の配合によって、LDPE(LLDPE)によりメルトテンションを高めて製膜性の安定化を図ること、および、HDPEにより開封性に優れること、という特性を併せ持つことができる。
PEの分子量は、PEの種類により異なるが、一つの目安として、成形温度(押出温度:190℃)における21.18N(2.16kg荷重下)におけるメルトフローレート(MFR)の下限が1g/10分以上であるグレードが好ましく、2g/10分以上であるものがより好ましく、3g/10分以上であるものがさらに好ましい。また、その上限は、10g/10分以下であるものが好ましく、8g/10分であるものがより好ましく、7g/10分であるものがさらに好ましい。押出温度で21.18NにおけるMFRが1g/10分以上であれば、ドローダウンが少なく、かつ高速成形性に優れるため好ましい。またMFRが10g/10分以下であれば、適切な成形温度での溶融粘度が低すぎることもなく、ドローダウンが少なく成形に適したものにすることができる。ここで、MFRは、JIS K 7210に従って測定した。
PE第一層の厚みとしては、下限が2μm以上であることが好ましく、3μm以上であることがより好ましい。また、その上限については、30μm以下であることが好ましく、20μm以下であることがより好ましい。PE第二層の厚みとしては、下限が2μm以上であることが好ましく、3μm以上であることがより好ましい。また、その上限については、50μm以下であることが好ましく、40μm以下であることがより好ましく、20μm以下であることがさらに好ましい。このような層厚とすることにより、蓋材の開封性を良好にして、かつ、シール性を良好にすることができる。
<接着層>
接着層40を形成する接着性樹脂としては、ANy層11とPE第二層21とを必要な強度に接着することができれば特に限定されないが、不飽和カルボン酸またはその誘導体で変性されたポリオレフィン系樹脂が好適に用いられる。かかる不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン酸等が挙げられる。また、これら不飽和カルボン酸のエステルや無水物等の不飽和カルボン酸誘導体を用いることもできる。このような不飽和カルボン酸誘導体の例としては、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、酢酸ビニル、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸ナトリウム等を挙げることができる。接着性樹脂として具体的には、三井化学(株)製、商品名「アドマー」が市販されており、これを使用するのが好ましい。
接着層40の厚みとしては、良好な層間剥離強度(接着強度)を得ることから、下限が2μm以上であることが好ましく、3μm以上であることがより好ましく、5μm以上であることがさらに好ましい。また、その上限については、50μm以下であることが好ましく、30μm以下であることがより好ましく、25μm以下であることがさらに好ましい。
ANy層11とPE第二層21との層間剥離強度は、下限が3.9N/15mm幅以上であることが好ましく、6N/15mm幅以上であることがより好ましい。また、その上限については、15N/15mm幅以下であることが好ましい。層間剥離強度が小さすぎると、これらの層間で剥離が生じて、ANy層11は割れるが、PE第二層21およびPE第一層31は裂けずに、開封しない。よって、内容物を吐出することができない。また、層間剥離強度が大きすぎると、PE第二層21およびPE第一層31はANy層11の割れ方向に追従した形で、大きく開封してしまう。これにより、内容物の粘ちょう体が飛び出す際、開封口が定まらず、標的とは異なった方向に飛んでしまう。これに対して、層間剥離強度が、上記の範囲内であれば、ANy層11が割れて、続いてPE第二層21からPE第一層31が、延伸されながら、伸ばされ中央部から徐々に開封口が開いていくため、良好な開封の挙動となり、内容物である粘ちょう体を標的通りに吐出することが可能となる。層間剥離強度は、15mm幅の共押出複合フィルムを常温で引張試験機により200mm/分の引張速度で180°方向に剥離したときの最大荷重を測定することにより求めることができる。
また、PE第二層と接着層の層間剥離強度は、4.9N/15mm幅以上であることが好ましい。
<印刷層>
本発明の分配パッケージの蓋材用共押出フィルム100においては、表層10上に、印刷層を有し、その上にさらに、ラミネート層を有している構成にすることもできる。このような構成により印刷層を設けて、PVCシートを用いる従来の積層体における問題点((1)PVCシートに表印刷を施しているので、堅い食品(例えば乾麺)と本パッケージを同梱し運搬する場合、摩擦により、印刷が欠落する問題。(2)延伸された素材を使用していないことから、印刷ピッチが安定せず、包装機でのトラブルが頻発していた問題。)を解決することができる。
印刷層およびラミネート層は、特に限定されないが、従来の表印刷において発生していた摩擦による印刷のカスレを防止し、印刷ピッチを安定させる観点から、ラミネート基材に裏印刷を施し、これを表層10上にドライラミネートすることにより形成することが好ましい。また、ドライラミネートするに際して、接着性を高めるために、表層の接着面に、コロナ処理等の表面処理を施すことが好ましい。ラミネート基材としては、非晶質無延伸PET(APET)、延伸PET(OPET)、結晶性PET(CPET)、延伸PP(OPP)、無延伸PP(CPP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、延伸Ny(ONy)、無延伸Ny(CNy)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等を用いることができるが、成形が可能で、印刷ピッチが安定なものであれば、特に限定されない。
本発明の分配パッケージの蓋材用共押出フィルム100における各層の合計厚みは、下限が50μm以上であることが好ましく、100μm以上であることがより好ましく、200μm以上であることがさらに好ましい。また、その上限については、600μm以下であることが好ましく、450μm以下であることがより好ましく、350μm以下であることがさらに好ましい。
本発明において、分配パッケージの蓋材用共押出フィルム100の曲げ弾性率は、下限が3000MPa以上であることが好ましく、3400MPa以上であることがより好ましく、3800MPa以上であることがさらに好ましい。また、その上限については、5000MPa以下であることが好ましく、4800MPa以下であることがより好ましく、4500MPa以下であることがさらに好ましい。
本発明において、分配パッケージの蓋材用共押出フィルム100の酸素透過率は、3ml/m2・0.1MPa・day以下であることが好ましく、2ml/m2・0.1MPa・day以下であることがより好ましく、1ml/m2・0.1MPa・day以下であることがさらに好ましい。例えば、ANy層11を構成する樹脂としてMXD−6と6−ナイロン(6−Ny)との混合物を用いた場合、ANy層11の層厚みを120μm以上とすることによって、フィルム全体の酸素透過率を3ml/m2・0.1MPa・day以下にすることができ、優れたガスバリア性を維持できる。また、例えば、ANy層11の層厚みを35μmとした場合においても、フィルム全体の酸素透過率を20〜40ml/m2・0.1MPa・dayと低い値とすることができる。
<分配パッケージの蓋材>
本発明の分配パッケージの蓋材2においては、上記した本発明の分配パッケージの蓋材用共押出フィルム100を所定の形状に切断し、その切断片の中央部に凸形状3を設け、この凸形状3に直行する方向にハーフカット4を設ける。凸形状3は、開封部にあたるものであり、蓋材2を折り曲げた際、曲げ応力が開封部である凸形状3に集中し、この凸形状3が切り裂け、分配パッケージ200の内容物が吐出される。凸形状3としては、例えば、四角錐、半円状(ドーム形状)、立方体等が挙げられるが、応力を集中することができればよいので、これらの形状に限定されない。成形方法としては、凸部をシャープに成形することができることから、オスメス成形が好ましい。
本発明において、分配パッケージの蓋材用共押出フィルム100の開封性に影響を及ぼす因子としては、(1)ANy層11の割れ性、(2)ANy層11とPE第二層21との層間剥離強度、(3)PE第一層31およびPE第二層21の膜切れ性、厚みの3因子が挙げられる。開封性を良好にするために、ANy層11の表面にはANy層11が割れる方向に一直線に形成したハーフカット4を設けることが好ましい。
ハーフカット4とは、凸部3にさらに曲げ応力を集中し、開封し易くするために設けるものであり、成形された凸形状3の中央部を横切る方向に、カット刃で蓋材の総厚みに対し、10〜50%程度の深さで切り目を、蓋材2が折れる方向と同方向において連続で入れることにより成形される。また、ハーフカット4は、凸部3の頂点部のみに、切り目を2〜10mm程度の幅で点線状に入れることにより成形することもできる。
本発明において分配パッケージの蓋材用共押出フィルム100は、ANy層11の良好な割れ性、PE第二層21からPE第一層31までの良好な裂け性、および開封口の良好な照準性により、スムーズな開封性が得られる。
<分配パッケージ>
本発明の分配パッケージ200は、上記した分配パッケージの蓋材2を、底材1に接着されて製造される。用途は、主に、マヨネーズ、ケチャップ、マスタード、ジャム等の食品の包装用容器である。一方、底材1には、無延伸共押出複合フィルムを使用することが好適である。構成として、
Ny層/EVOH層/PE層
が酸素バリア性、深絞り適性、プレヒーターの下加熱熱板(接触加熱)のトラレ性の面から有効である。内容物である粘ちょう体を充填するため、深絞り成形を施すが、工程として、フィルム加熱(熱板への接触加熱)の後に、圧空・真空成形の方式が一般的である。加熱温度は、85〜110℃が好適である。成形された底材1へは、粘ちょう体が充填され、成形された蓋材2と合わされ、ヒートシールされる。このシールは、蓋材2および底材1のシール面界面で剥がれることなく、完全シールされる。分配パッケージ200のサイズは、タテ20〜100mm×ヨコ20〜100mm×深さ3〜40mm程度である。開封方法は、パッケージの両端を片手で持ち、蓋材2の中央部より、底材1が内側にくるような方向で分配パッケージ200を潰すようにすると、蓋材2の凸部3が裂け、内容物が吐出する。
以下の実施例1〜6および比較例1にてそれぞれ示す層構成において、共押出法または共押出法とドライラミネート法との組み合わせにより製膜を行い、以下に示す試験方法および評価基準により評価した。
(実施例1)
共押出成形によって、以下の層構成を有する共押出フィルムを得た。
ANy層(MXD−6)/接着層/PE第二層(LDPE)/PE第一層(LDPE)
(実施例2)
共押出成形によって、以下の層構成を有する共押出フィルムを得た。
ANy層(MXD−6)/接着層/PE第二層(HDPE)/PE第一層(LDPE)
(実施例3)
共押出成形によって、以下の層構成を有する共押出フィルムを得た。
ANy層(MXD−6)/接着層/PE第二層(HDPE(30質量%)+LDPE(70質量%))/PE第一層(LDPE)
(実施例4)
共押出成形によって、以下の層構成を有する共押出フィルムを得た。
ANy層(MXD−6(90質量%)+6−Ny(10質量%))/接着層/PE第二層(LDPE)/PE第一層(LDPE)
(実施例5)
共押出成形によって、以下の層構成を有する共押出フィルムを得た。
ANy層(MXD−6(80質量%)+6−Ny(20質量%))/接着層/PE第二層(LDPE)/PE第一層(LDPE)
(実施例6)
共押出成形によって、以下の層構成を有する共押出フィルムを得た。
ANy層(MXD−6(70質量%)+6−Ny(30質量%))/接着層/PE第二層(LDPE)/PE第一層(LDPE)
(比較例1)
共押出成形およびドライラミネートにより、以下の層構成を有するフィルムを得た。
PVC//EVOH層/6−Ny/接着層/PE層(LDPE)
上記の各実施例および比較例における、フィルムの層構成および各層の厚みを、表1に示した。
Figure 0004666991
また、上記の各実施例および比較例における、各層において使用した材料の、メーカーおよび製品名を表2に示した。
Figure 0004666991
<性能評価試験方法および評価基準>
以下に記載する性能評価試験を行い、所定の評価基準に基づいて分配パッケージの蓋材用共押出フィルムの評価を行った。評価結果を表3に示す。
(1)曲げ弾性率
各フィルムについて、ISO178の試験規格に従って、曲げ弾性率(MPa)を測定した。
(2)開封性
各フィルムについて、100mm×100mmの大きさのシートに切り取り、シートの中央に凸部(5mm×20mm)をオスメス成形により形成した。このシートの両端を持って、シートを折り曲げて、凸部における開封性を評価した。なと、凸部を形成する際の、成形温度は170℃、成形時間は2秒である。
(3)酸素透過率
各フィルムについて、23℃、60%RHの条件下、JIS K7126に従って、酸素透過率を測定した。
(4)作業性
各フィルムを製作する際の作業性について、以下の基準によって評価した。
作業性が良好で、生産コストがかからない。 :○
作業性が悪く、生産コスト :×
Figure 0004666991
本発明の分配パッケージ(実施例1〜6)においては、良好な曲げ弾性率および酸素透過率を示し、作業性は良好であった。また、実施例1〜2については、概ね良好な開封性を示し、実施例3〜6については、良好な開封性を示した。これに対して、比較例1においては、良好な開封性を示したが、曲げ弾性率は小さく、酸素透過率は大きく、また、作業性が悪かった。
<分配パッケージ>
底材として下記層構成を有する共押出複合フィルムを用いて、下記の成形条件において底材および蓋材を成形し、内容物を詰めて、蓋材および底材をシールして、分配パッケージを製造した。実施例1〜6の共押出フィルムを用いて製造した分配パッケージは、良好な開封性を示し、分配パッケージとして好ましいものであった。
(層構成)
底材:Ny/EVOH/LLDPE(シール層)
(各層の層厚は、Ny:50μm、EVOH:10μm、LLDPE:90μmとした。)
(成形条件)
底材成形加熱温度:150℃、底材成形加熱時間: 3秒
蓋材成形加熱温度:160℃、蓋材成形加熱時間: 2秒
蓋・底材シール温度:160℃、蓋・底材シール時間:2秒
内容物:水15cc/パック
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う分配パッケージの蓋材用共押出フィルム、分配パッケージの蓋材および分配パッケージもまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明の分配パッケージの蓋材用共押出フィルムの層構成を示す断面図である。 分配パッケージの外観を示す斜視図である。
符号の説明
1 底材
2 蓋材
3 凸部
4 ハーフカット
10 表層
11 ANy層
20 中間層
21 PE第二層
30 シール層
31 PE第一層
40 接着層

Claims (10)

  1. 表層、中間層およびシール層をこの順に積層した共押出フィルムであって、
    前記表層が、少なくとも1層の芳香族ナイロン系樹脂層より構成され、
    前記中間層およびシール層のそれぞれが、少なくとも1層のポリエチレン系樹脂(PE)層より構成され、
    前記表層と前記中間層との間に接着性樹脂からなる接着層を有し、かつ前記芳香族ナイロン系樹脂層が主構成層をなしており、
    前記表層と前記中間層との層間剥離強度が3.9N/15mm以上、15N/15mm以下であり、
    前記芳香族ナイロン系樹脂層の厚みが、50μm以上450μm以下であり、
    蓋材で複数の収容部を有する底材の開口を密閉してなるパッケージであって、該蓋材を底材の方向に曲げることにより、蓋材が裂けて開口し、該開口部から内容物が吐出される分配パッケージにおける、蓋材用である、共押出フィルム。
  2. 前記PEが、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、またはこれらの混合物である、請求項1に記載の分配パッケージの蓋材用共押出フィルム。
  3. 前記芳香族ナイロン系樹脂層を構成する樹脂が、MXD−6またはMXD−6と6−ナイロン(6−Ny)との混合物である、請求項1または2に記載の分配パッケージの蓋材用共押出フィルム。
  4. 前記中間層の厚みに対する前記表層の厚み比が、1以上、225以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の分配パッケージの蓋材用共押出フィルム。
  5. 各層の合計厚みが50μm以上、600μm以下である、請求項1〜4のいずれかに記載の分配パッケージの蓋材用共押出フィルム。
  6. 前記中間層を構成するPE層が、LDPEまたはLLDPEとHDPEとからなるPE第二層であり、前記シール層を構成するPE層がLDPEまたはLLDPEからなるPE第一層である、請求項1〜5のいずれかに記載の分配パッケージの蓋材用共押出フィルム。
  7. 前記PE第二層における、LDPEまたはLLDPEとHDPEとの配合比が、40〜80:60〜20である、請求項6に記載の分配パッケージの蓋材用共押出フィルム。
  8. 前記PE第一層の厚みが2μm以上30μm以下であり、前記PE第二層の厚みが2μm以上50μm以下である、請求項6または7に記載の分配パッケージの蓋材用共押出フィルム。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の共押出フィルムにより形成された分配パッケージの蓋材。
  10. 請求項9に記載の蓋材を使用した分配パッケージ。
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