JP6927663B2 - 固形製剤包装体、及び固形製剤の臭い除去方法 - Google Patents

固形製剤包装体、及び固形製剤の臭い除去方法 Download PDF

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Description

本発明は、PTP包装された固形製剤が臭い吸着剤と共に二次包装材に封入された固形製剤包装体、及び固形製剤の臭い除去方法に関する。
レニン−アンジオテンシン系の抑制薬であるアンジオテンシンII受容体拮抗剤は、レニン依存性の高血圧症に有効であり、心血管や腎臓の障害に対して保護作用を示し、高血圧症又は心疾患などの治療又は予防のための医薬として広く用いられている。
(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−プロピル−1−[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル)]イミダゾール−5−カルボキシレート(以下、「オルメサルタンメドキソミル」とも称する。)は、優れたアンジオテンシンII受容体拮抗剤であり、高血圧症及び心疾患などの治療又は予防のための医薬として有用である。
オルメサルタンメドキソミルは、オルメテック(登録商標)として販売されており、有効成分としてオルメサルタンメドキソミル5mg、10mg、20mg、又は40mgを含有し、添加物として低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、乳糖水座物、ステアリン酸マグネシウムを含有する。
オルメサルタンメドキソミルは、イミダール環上にエステル基を有するために加水分解等を受けやすく、酸性又は塩基性条件下で加水分解されて活性代謝物である4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−プロピル−1−[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル]イミダゾール−5−カルボン酸に変換される。
オルメサルタンメドキソミルは、服用者にとって不快な臭いを発生することが知られている。これに対して、シクロデキストリンを添加剤としてオルメサルタンメドキソミルの固形製剤に配合することにより、不快な臭いを抑制できることが開示されている(特許文献1)。
また、オルメサルタンメドキソミルを含有する製剤を包装するための包装材に、合成ゼオライトや活性炭などの臭い吸着剤を含有させることが提案されている(特許文献2)。また、ベンズイミダゾール誘導体を含有する医薬製剤と、合成ゼオライトや活性炭などの乾燥剤とを含有させる医薬パッケージが提案されている(特許文献3)。
国際公開第2010/018777号 国際公開第2008/050714号 国際公開第2007/097451号
特許文献1,2の手法では、固形製剤に添加剤を配合したり、包装材に臭い吸着剤を配合したりする必要があるが、より簡易な手法で不快な臭いを抑制することが望まれている。
特許文献3の手法では、医薬パッケージに医薬製剤と乾燥剤とが独立して共存されればよい。しかし、例えば医薬製剤がPTP包装された上にピロー包装されており、そのピロー包装内に乾燥剤が配置されている態様では、乾燥剤は、ピロー包装内においてPTP包装から外部へ放出された臭い成分を除去し得るが、PTP包装内の臭い成分を除去することは難しい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、PTP包装された固形製剤が二次包装された固形製剤包装体において、固形製剤から発生される不快な臭い成分を抑制できる手段を提供することにある。
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究した結果、驚くべきことに、固形製剤を封入するPTP包装材の膜厚を規定することにより、薬物の不快な臭いを効果的に抑制できることを見いだし、本発明を完成させた。
(1) 本発明に係る固形製剤包装体は、メドキソミル基を有する薬物を含有する固形製剤と、上記固形製剤を封入するPTP包装材と、上記PTP包装材を封入する二次包装材と、上記二次包装材の内部空間に封入された臭い吸着剤と、を具備しており、上記PTP包装材は、上記固形製剤の周囲において少なくとも膜厚が0.13mm以下の部分を有する。
(2) 好ましくは、上記PTP包装材は、上記固形製剤の周囲において少なくとも膜厚が0.12mm以下の部分を有する。
(3) 好ましくは、上記PTP包装材は、上記固形製剤の周囲において少なくとも膜厚が0.10mm以下の部分を有する。
(4) 好ましくは、上記薬物がオルメサルタンメドキソミルである。
(5) 好ましくは、上記臭い吸着剤は、合成ゼオライト又は活性炭から選ばれる1種又は2種以上である。
(6) 好ましくは、上記PTP包装材は、ポリプロピレン製シートに上記固形製剤が収容可能なポケットが形成されたものであり、上記膜厚は、上記ポケットにおける膜厚である。
(7) 好ましくは、上記固形製剤が錠剤である。
(8) 好ましくは、上記二次包装材は、ピロー包装材である。
(9) 本発明に係る固形製剤の臭い除去方法は、メドキソミル基を有する薬物を含有する固形製剤を、当該固形製剤の周囲において少なくとも膜厚が0.13mm以下の部分を有するPTP包装材に封入し、当該PTP包装材を二次包装材に封入し、当該二次包装材の内部空間に臭い吸着剤を封入することにより、上記薬物から発生する臭い成分を除去するものである。
本発明によれば、PTP包装された固形製剤が二次包装された固形製剤包装体において、固形製剤から発生される不快な臭い成分を抑制できる。
図1は、PTP包装材10の断面図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
本発明において、薬物に含まれる有効成分としては、臭いを有する薬物であればよく、例えば、オルメサルタンメドキソミル、2-アミノ-5-イソブチル-4-{2-[5-(N,N'-ビス((S)-1-エトキシカルボニル)エチル)ホスホンアミド]フラニル}チアゾール、(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソレン-4-イル)メチル (5R,6S)-6-[(R)-1-ヒドロキシエチル]-2-[(R)-2-テトラヒドロフリル]ペネム-3-カルボキシレート、2-エトキシ-1-{[2'-(5-オキソ-4,5-ジヒドロ-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)ビフェニル-4-イル]メチル}-1H-ベンズイミダゾール-7-カルボン酸(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル又はその塩(以下、「アジルサルタンメドキソミル」と称する場合がある)、2-エトキシ-1-{[2'-(5-オキソ-2,5-ジヒドロ-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)ビフェニル-4-イル]メチル}-1H-ベンズイミダゾール-7-カルボン酸(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル又はその塩(以下、「アジルサルタンカメドキソミル」と称する場合がある)、2-シクロプロピル-1-{[2'-(5-オキソ-4,5-ジヒドロ-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)ビフェニル-4-イル]メチル}-1H-ベンズイミダゾール-7-カルボン酸(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル又はその塩、2-シクロプロピル-1-{[2'-(5-オキソ-2,5-ジヒドロ-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)ビフェニル-4-イル]メチル}-1H-ベンズイミダゾール-7-カルボン酸(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル又はその塩等を挙げることができる。
好適にはオルメサルタンメドキソミル、2-アミノ-5-イソブチル-4-{2-[5-(N,N'-ビス((S)-1-エトキシカルボニル)エチル)ホスホンアミド]フラニル}チアゾールまたは(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソレン-4-イル)メチル (5R,6S)-6-[(R)-1-ヒドロキシエチル]-2-[(R)-2-テトラヒドロフリル]ペネム-3-カルボキシレートであり、特に好適にはオルメサルタンメドキソミルである。
オルメサルタンメドキソミルは、高血圧症又は高血圧症に由来する疾患(より具体的には、高血圧症、心臓疾患[狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全若しくは心肥大]、腎臓疾患[糖尿病性腎症、糸球体腎炎若しくは腎硬化症]又は脳血管性疾患[脳梗塞若しくは脳出血])の予防又は治療に有効であり、特許第2082519号公報(米国特許第5,616,599号公報)等に記載の方法に従い、容易に製造することができる。2-アミノ-5-イソブチル-4-{2-[5-(N,N'-ビス((S)-1-エトキシカルボニル)エチル)ホスホンアミド]フラニル}チアゾールは、糖尿病、高血糖症、耐糖能不全、肥満症、糖尿病合併症等の予防又は治療に有効であり(好適には糖尿病の予防又は治療)、国際公開第2001/047935号パンフレット等に記載の方法に従い、容易に製造することができる。また、(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソレン-4-イル)メチル(5R,6S)-6-[(R)-1-ヒドロキシエチル]-2-[(R)-2-テトラヒドロフリル]ペネム-3-カルボキシレートは、抗菌剤として期待されているペネム化合物であり、国際公開第1992/003442号パンフレット等に記載の方法に従い、容易に製造することができる。さらに、アジルサルタンメドキソミル、アジルサルタンカメドキソミル、2-シクロプロピル-1-{[2'-(5-オキソ-4,5-ジヒドロ-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)ビフェニル-4-イル]メチル}-1H-ベンズイミダゾール-7-カルボン酸(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル又はその塩ならびに2-シクロプロピル-1-{[2'-(5-オキソ-2,5-ジヒドロ-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)ビフェニル-4-イル]メチル}-1H-ベンズイミダゾール-7-カルボン酸(5-メチル-2-オキソ-1,3-ジオキソール-4-イル)メチル又はその塩は、高血圧症などの治療薬として有望視されており、国際公開第2005/080384号パンフレットもしくは国際公開第2006/107062号パンフレット等に開示された方法又はそれに準じた方法などによって製造することができる。
分子内にメドキソミル基を有する化合物、例えば高血圧症治療薬であるオルメサルタンメドキソミルは、メドキソミルエステルが徐々に切断され活性本体に変化することにより、低分子の2,3−ブタンジオン(以下、「ジアセチル」という)を発生する化合物である。このジアセチル自体は特異な臭気の原因物質として知られており、メドキソミル基を含有する医薬組成物の臭い原因物質であると考えられている。
また、本発明における薬物は、必要に応じてその他の有効成分を含有していてもよい。その他の有効成分としては、例えば、トリクロルメチアジド(Trichloromethiazide)、ヒドロクロロチアジド(Hydrochlorothiazide)、又はベンジルヒドロクロロチアジド(Benzylhydrochlorothiazide)などの利尿剤、アゼルニジピン(Azelnidipine)、アムロジピン(Amlodipine)(ベシレート塩を含む)、ベニジピン(Benidipine)、ニトレンジピン(Nitrendipine)、マニジピン(Manidipine)、ニカルジピン(Nicardipine)、ニフェジピン(Nifedipine)、シルニジピン(Cilnidipine)、エホニジピン(Efonidipine)、バルニジピン(Barnidipine)、又はフェロジピン(Felodipine)などのカルシウム拮抗剤、ピオグリタゾン(Pioglitazone)、ロジグリタゾン(Rosiglitazone)、リボグリタゾン(Rivoglitazone)、MCC-555、NN-2344、BMS-298585、AZ-242、LY-519818、又はTAK-559などのインスリン抵抗性改善剤、プラバスタチン(Pravastatin)、シンバスタチン(Simvastatin)、アトルバスタチン(Atorvastatin)、ロスバスタチン(Rosuvastatin)、セリバスタチン(Cerivastatin)、ピタバスタチン(Pitavastatin)、又はフルバスタチン(Fluvastatin)などのHMG-CoA還元酵素阻害剤、SMP-797、又はパクチミベ(Pactimibe)などのACAT阻害剤などが挙げられる。その他の薬物の有効成分の量は、特に限定されるものではなく、通常、製剤に用いられる量が用いられる。
本発明における薬物は、さらに必要に応じて、薬理学的に許容される賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、乳化剤、安定剤、矯味矯臭剤、又は希釈剤等の添加剤を含んでもよい。
賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、葡萄糖、マンニトール、又はソルビトールなどの糖誘導体、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、α−澱粉、又はデキストリンなどの澱粉誘導体、結晶セルロースなどのセルロース誘導体、アラビアゴム、デキストラン、又はプルランのような有機系賦形剤、軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、又はメタ珪酸アルミン酸マグネシウムなどの珪酸塩誘導体、リン酸水素カルシウムなどの燐酸塩、炭酸カルシウムなどの炭酸塩、硫酸カルシウムのなどの硫酸塩等の無機系賦形剤が挙げられる。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、又はステアリン酸マグネシウムなどのステアリン酸金属塩、タルク、コロイドシリカ、ビーズワックス、又はゲイ蝋などのワックス類、硼酸、アジピン酸、硫酸ナトリウムなどの硫酸塩、グリコール、フマル酸、フマル酸ステアリルナトリウム、安息香酸ナトリウム、D,L−ロイシン、ラウリル硫酸ナトリウム、又はラウリル硫酸マグネシウムなどのラウリル硫酸塩、無水珪酸、又は珪酸水和物などの珪酸類、澱粉誘導体が挙げられる。
結合剤としては、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、又は、前述された賦形剤と同様の化合物が挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、又は内部架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、架橋ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルスターチ、又はカルボキシメチルスターチナトリウムなどの化学修飾されたデンプン・セルロース類が挙げられる。
乳化剤としては、例えば、ベントナイト、又はビーガムなどのコロイド性粘土、水酸化マグネシウム、又は水酸化アルミニウムなどの金属水酸化物、ラウリル硫酸ナトリウム、又はステアリン酸カルシウムなどの陰イオン界面活性剤、塩化ベンザルコニウムなどの陽イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、又はショ糖脂肪酸エステルなどの非イオン界面活性剤が挙げられる。
安定剤としては、例えば、メチルパラベン、又はプロピルパラベンなどのパラヒドロキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、又はフェニルエチルアルコールなどのアルコール類、塩化ベンザルコニウム、フェノール、又はクレゾールなどのフェノール類、チメロサール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸が挙げられる。
矯味矯臭剤としては、例えば、サッカリンナトリウム、又はアスパルテームなどの甘味料、クエン酸、リンゴ酸、又は酒石酸などの酸味料、メントール、レモン、又はオレンジなどの香料が挙げられる。
希釈剤としては、例えば、ラクトース、マンニトール、グルコース、スクロース、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、微結晶性セルロース、水、エタノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、デンプン、ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、又はこれらの混合物が挙げられる。
本発明における薬物は固形製剤であり、例えば、錠剤(舌下錠、口腔内崩壊錠を含む)、カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを含む)、顆粒剤、細粒剤、散剤、丸剤、チュワブル剤、トローチ剤などが挙げられ、好適には散剤、細粒剤、顆粒剤、カプセル剤、又は錠剤であり、より好適には錠剤である。
本発明における固形製剤の製造方法としては、The Theory and Practice of Industrial Pharmacy (Third Edition)(Leon Lachman 他:LEA & FEBIGER 1986、3-99ページ、293-373ページ)や、Pharmaceutical Dosage Forms:Tablets volume 1(Second Edition)(Herbert A.Lieberman他:MARCEL DEKKER INC. 1989、131-284ページ)のような刊行物に記載されている一般的な方法が用いられる。
錠剤は、例えば、それ自体公知の方法で主薬を賦形剤、結合剤、崩壊剤等とともに造粒、乾燥、整粒し、滑沢剤等を加えて混合し、製錠することにより得られる。ここで、造粒は、湿式造粒法、乾式造粒法あるいは加熱造粒法のいずれの方法によっても行うことができ、具体的には、高速攪拌造粒機、流動造粒乾燥機、押し出し造粒機、ローラーコンパクターなどが用いられて行われる。また、造粒の後、必要により乾燥、整粒などの操作が行われてもよい。主薬と賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等の混合物が直接打錠されてもよい。また、錠剤には少なくとも1層のフィルムコーティングが設けられてもよい。
コーティングは、例えば、フィルムコーティング装置が用いられ、フィルムコーティング基剤としては、例えば、糖衣基剤、水溶性フィルムコーティング基剤、腸溶性フィルムコーティング基剤、徐放性フィルムコーティング基剤などが挙げられる。
糖衣基剤としては、白糖が用いられ、さらに、タルク、沈降炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、プルランなどから選ばれる1種または2種以上が組み合わされてもよい。
水溶性フィルムコーティング基剤としては、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、又はカルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、アミノアルキルメタクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、又はポリビニルアルコールコポリマーなどの合成高分子、プルランなどの多糖類などが挙げられる。
腸溶性フィルムコーティング基剤としては、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、又は酢酸フタル酸セルロースなどのセルロース誘導体、メタアクリル酸コポリマーL、メタアクリル酸コポリマーLD、又はメタアクリル酸コポリマーSなどのアクリル酸誘導体、セラックなどの天然物などが挙げられる。
徐放性フィルムコーティング基剤としては、例えば、エチルセルロースなどのセルロース誘導体、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS、アクリル酸エチル・メタクリル
酸メチル・共重合体乳濁液などのアクリル酸誘導体などが挙げられる。
前述されたコーティング基剤は、2種以上が適宜の割合で混合されて用いられてもよい。また、必要に応じて、適宜の薬理学的に許容される可塑剤、賦形剤、滑沢剤、隠蔽剤、着色剤、防腐剤等の添加剤が含まれてもよい。
本発明におけるPTP包装材としては、例えば、熱可塑性樹脂等の樹脂類、紙類、繊維類、金属類、各種塗料、各種接着剤等が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、特に限定されず公知のものが使用できるが、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)、無延伸ポリプロピレン(CPP)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリ三フッ化塩化エチレン(PCTFE)、環状オレフィン共重合体(COC)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド(PA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メタアクリレート共重合体、ポリスチレン(PS)、ポリエステル(PET)、ポリアクリル酸(PAA)等が挙げられ、好適には、ポリ塩化ビニル、無延伸ポリプロピレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ三フッ化塩化エチレン又は環状オレフィン共重合体である。これらは単独で用いられても、2種以上が組み合わされて用いられてもよいが、好適にはポリプロピレンである。
PTP包装の蓋材としては、例えば、アルミニウム箔、アルミニウム箔とプラスチックフィルムのラミネートフィルム等を挙げられる。PTP包装の作製方法としては、「医薬品・食品包装における設計・表示・材料規格・包装工程の品質確保(技術情報協会、2005年9月1日発刊)」のような刊行物に記載されている一般的な方法が用られる。
PTP包装材は、固形製剤の周囲において少なくとも膜厚が0.13mm以下の部分を有することが封入された固形製剤から放出される臭い成分をPTP包装材の外部へ放出しやすくする観点から好適であり、より好適には少なくとも膜厚が0.12mm以下の部分を有し、特に好適には膜厚が0.10mm以下の部分を有する。例えば、図1に示されるように、PTP包装材10の膜厚は、固形製剤を封入するたPTP包装材10に形成された円柱形状の外形のポケット11における上壁部分12、側壁部分13、又は上壁と側壁との境界部分14のいずれかにおける膜厚として計測することができる。
二次包装材は、固形製剤を封入したPTP包装材と臭い吸着剤とを封入できるものであれば特に限定されず、例えば、ガラス瓶、プラスチック瓶、プラスチック製袋、アルミニウム製袋、金属缶、ブリスター包装材、ピロー包装材などが挙げられるが、好適にはピロー包装材である。ピロー包装とは、固形製剤を封入したPTP包装材をフィルムで袋状に覆った後、気体を入れたまま密閉した包装形態である。ピロー包装材としては、例えば、アルミラミネートフィルム、又は熱可塑性樹脂などが挙げられ、これらが組み合された包装材であってもよい。好適にはアルミラミネートフィルムである。
PTP包装材又はピロー包装材は、単層のものに限定されず、多層構造をなす多層フィルムであってもよい。多層フィルムの種類、量、厚み及び層の数は、特に限定されず、用途に応じ適宜選択されるが、酸素の透過を抑制するバリア層を有するものが好適である。
臭い吸着剤としては、例えば、合成ゼオライト、活性炭、シリカゲル、アルミナなどが挙げられ、好適には合成ゼオライト又は活性炭である。臭い吸着剤は、これらの1種又は2種以上が用いられてよい。臭い吸着剤は、ペレット状やタブレット状などに成型して包装容器内に封入されてもよいし、粉末などの状態で通気性の包装材に封入されてもよい。二次包装材内における臭い吸着剤の量は、固形薬剤から発生される臭い成分が吸着され、臭いが抑制されるのに十分な量であれば特に制限はない。
合成ゼオライトは、分子の大きさの違いによって物質を分離するのに用いられる多孔質の粒状物質であり、均一な細孔をもつ構造である。合成ゼオライトは、細孔の空洞に入る小さな分子を吸着する作用を有する。
活性炭は、木炭、椰子ガラ、石炭などから製造される多孔質の炭素質物資である。活性炭は、大きな比表面積と吸着能を有する。
二次包装材内には、臭い吸着剤に加えて乾燥剤などが封入されてもよい。乾燥剤としては、例えば、活性炭、塩化カルシウム、シリカゲル、天然又は合成ゼオライト、アロフェン、クレイなどが挙げられる。
以下に、本発明の実施例が説明されるが、これらは単なる例示であって本発明が以下の実施例に限定されないことは言うまでもない。
[実施例1,2]
[素錠の調製]
高速攪拌造粒機にオルメサルタンメドキソミル45g、乳糖水和物367.2g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース78.75g、ヒドロキシプロピルセルロース11.25gを仕込み、1分間混合した。その後、水を投入して3分間造粒した。得られた造粒物を、温度80℃で3時間乾燥した。得られた乾燥物を、スクリーン0.5mmを通過させて整粒物を得た。得られた整粒物502.2gに、結晶セルロース33.75g、ステアリン酸カルシウム4.05gを加えて混合した。得られた混合物をロータリー打錠機にて、1錠重量120mg、直径7.0mm、厚さ2.4mmとなるように打錠した。
[包装]
厚みが0.25mmのポリプロピレン製のシート(藤森工業株式会社製)と、アルミラミネートフィルム(株式会社メタルカラー製)とを用いて、素錠10錠を1枚のシートに2×5に並ぶようにしてPTP包装した。素錠10錠がPTP包装されたものを1シートとして、10シートを、アルミニウム・ポリエチレンラミネートフィルム(藤森工業株式会社製)を用いてピロー包装した。ピロー包装内に、5g又は3gの合成ゼオライト(株式会社東海化学工業所製)を封入して包装体とした。
[比較例1〜4]
厚みが0.30mmのポリプロピレン製のシート(住友ベークライト株式会社製)と、アルミラミネートフィルム(株式会社メタルカラー製)とを用いて、素錠10錠を1枚のシートに2×5に並ぶようにしてPTP包装した。素錠10錠がPTP包装されたものを1シートとして、10シートを、アルミニウム・ポリエチレンラミネートフィルム(藤森工業株式会社製)を用いてピロー包装した。ピロー包装内に、合成ゼオライト(株式会社東海化学工業所製)5g、1.5g、合成ゼオライト1.5g及び活性炭(新越化成工業株式会社製)0.5gを封入して包装体とした。または、ピロー包装内に何も封入せずに包装体とした。
[PTP包装のポケットの膜厚]
実施例1及び比較例1のPTP包装において、ポケットの上壁、側壁、上壁と側壁との境界部分の厚みを計測した。膜厚の計測は、デジマチックマイクロメータ(株式会社ミツトヨ)を用いて、各箇所において、5回の計測を行い、その平均値を膜厚とした。その結果を表1に示す。
Figure 0006927663
[ジアセチル濃度の測定]
実施例1,2、及び比較例1〜4の包装体を60℃、75%RHで1週間保存した。その後、各包装体のPTP包装の1シートから素錠1錠分を切り取り、ガスクロマトグラフィーのバイアル(約20mL)に入れて密栓した。ニードルを用いて錠剤をPTP包装から取り出し、PTP包装のポケット内の気体をバイアル内に均一に拡散させた。その後、ヘッドスペースガスをガスクロマトグラフィーにインジェクションして、検出されたガス成分(ジアセチル)の濃度を算出した。ガスクロマトグラフィーの測定条件は以下の通りである。測定結果を表2に示す。
[ガスクロマトグラフィーの測定条件]
装置:ガスクロマトグラフ 島津GC−2010(株式会社島津製作所)
検出器:水素炎イオン化検出器(株式会社島津製作所)
分析カラム:DB−WAX(アジレントテクノロジー株式会社、0.53mm i.d. ×30m、膜厚:1.00μm)
カラム温度:50℃
キャリヤーガス:ヘリウム
流量:5.0mL/min
注入口温度:200℃
注入量:1.0mL
Figure 0006927663
[官能評価]
実施例1,2、及び比較例1〜4の包装体において、PTP包装を開封したときの臭いの程度を6名の被験者にて評価した。評価基準は以下の通りである。評価結果を表3に示す。
<評価:内容>
0:臭わない
1:やや臭う
2:臭う
3:かなり臭う
Figure 0006927663
表2に示されるように、実施例1,2では、ジアセチルが検出されないか、検出されたジアセチル濃度が0.1ng/mLであったのに対して、比較例1〜4では、検出されたジアセチル濃度が0.9ng/mL以上であった。表3に示されるように、実施例1,2では、6名の官能評価の合計スコアが2又は3であったのに対して、比較例1〜4では、合計スコアが4以上であった。これより、実施例1,2において、ジアセチルが効果的に臭い吸収剤に吸収されていることが確認された。
10・・・PTP包装材
11・・・ポケット
12・・・上壁部分
13・・・側壁部分
14・・・上壁と側壁との境界部分14

Claims (6)

  1. オルメサルタンメドキソミル含有する錠剤と、
    上記錠剤を封入するPTP包装材と、
    上記PTP包装材を封入する二次包装材と、
    上記二次包装材の内部空間に封入された臭い吸着剤と、を具備しており、
    上記臭い吸着剤は、合成ゼオライトであり、
    上記PTP包装材は、ポリプロピレン製シートに上記錠剤が収容可能なポケットが形成されたものであり、
    上記ポケットの上壁、側壁、及び当該上壁と当該側壁との境界部分のすべてにおける膜厚が0.13mm以下である錠剤包装体。
  2. 上記PTP包装材は、上記ポケットの上記側壁における膜厚が0.12mmである請求項1に記載の錠剤包装体。
  3. 上記PTP包装材は、上記ポケットの上記境界部分における膜厚が0.10mmである請求項2に記載の錠剤包装体。
  4. 上記臭い吸着剤としての上記合成ゼオライトを3g以上含む請求項1から3のいずれかに記載の錠剤包装体。
  5. 上記二次包装材は、アルミニウム・ポリエチレンラミネートフィルムのピロー包装材である請求項1から4のいずれかに記載の錠剤包装体。
  6. オルメサルタンメドキソミル含有する錠剤を、ポリプロピレン製シートに形成された、当該錠剤が収容可能なポケットの上壁、側壁、及び当該上壁と当該側壁との境界部分のすべてにおける膜厚が0.13mm以下であるPTP包装材に封入し、当該PTP包装材を二次包装材に封入し、当該二次包装材の内部空間に臭い吸着剤としての合成ゼオライトを封入することにより、上記薬物から発生する臭い成分を除去する錠剤の臭い除去方法。
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