JP6173092B2 - ソケットおよびそれを有する管継手 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮空気が流通する経路に介装されるソケットおよびそれを有する管継手に関する。
一般に、圧縮空気により駆動する釘打機へ圧縮空気を供給するためのエアコンプレッサの空気供給口にはソケットが設けられており、この空気供給口のソケットに接続されるホースの一端部にはプラグが設けられている。また、このホースの他端部にはソケットが設けられており、このホースの他端部のソケットに接続される釘打機等の圧縮空気により駆動するいわゆる空気工具の部分にはプラグが設けられている。それぞれソケットにプラグを挿入し固定して接続することにより、エアコンプレッサの空気供給口からホース内へ圧縮空気を供給することができる。一般的なソケットやプラグは、例えば下記特許文献1に記載されている。
また、プラグとソケットとの接続を簡易にするための構成が以下の特許文献2および特許文献3に記載されている。
引用文献2では、図1等に示すように、ソケット本体3の小外径筒部3aは、周方向に複数のロックボール嵌合孔8が形成されている。嵌合孔8は、いずれも軸方向に長い長孔であり、一部のロックボール嵌合孔8aが、他のロックボール嵌合孔8bよりも長く先端側に伸びた長孔となっている。
引用文献3では、図1等を参照して、筒形ソケット本体1の内側にロックスリーブ3が配設され、ロックスリーブ3には、ボール止め片31の延長線上に切欠部32が配設される。そして、筒形ソケット本体1とプラグ7を連結する際には、ロックボール2は切欠部32内にて、ボール止め片31とボール押さえ片41との間に入り込む。
特開2000−55272号公報 特開2001−146995号公報 特開2012−31956号公報
上記引用文献2の図1を参照すると、ソケットとの嵌合に用いられるロックボールを収納するための嵌合孔8aを、軸方向に沿って細長く形成する必要がある。しかしながら、このような嵌合孔8aを掘削加工で形成することは容易でなく、加工時間が長くなる等の問題があった。
更に、引用文献3の図1等を参照すると、ロックボール2を収納するための細長い切り欠部32を形成しているが、このような切り欠き部32を設けることによりロックスリーブ3の機械的強度が低下してしまう問題があった。
本発明は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、簡易な構成で安定した着脱を可能とするソケットおよびそれを有する管継手を提供することにある。
本発明のソケットは、略円筒形状を呈する基部と、前記基部に収納される弁体と、前記基部を貫通して設けた第1収納孔に収納される複数の第1鋼球と、前記第1収納孔よりも後端側で、前記基部を貫通して設けた第2収納孔に収納される複数の第2鋼球と、前記第1鋼球および前記第2鋼球を内側から支持し、軸方向に沿って変位可能なリング状の内側支持部と、前記第1鋼球および前記第2鋼球を外側から支持し、軸方向および回転方向に沿って変位可能なリング状の単一部材から成り、その内面に、第1溝と、前記第1溝よりも深い第2溝と、が離間して形成された外側支持部と、軸方向に沿って前記弁体に付勢力を与える第1付勢手段と、軸方向に沿って前記内側支持部に付勢力を与える第2付勢手段と、軸方向および回転方向に沿って前記外側支持部に付勢力を与える第3付勢手段と、を具備し、プラグが挿入されて気密状態となる挿入状態では、前記外側支持部の前記第1溝に接触することで半径方向内側に配置された前記第1鋼球に、前記プラグの拡径部が嵌合し、前記プラグが挿入されて非気密状態となる半挿入状態では、前記外側支持部が回転方向に変位することで、前記外側支持部の前記第2溝に収納された前記第1鋼球が半径方向外側に配置され、前記第1鋼球と前記プラグの前記拡径部との嵌合が解除され、前記プラグの前記拡径部は前記第2鋼球と嵌合し、前記プラグが引きぬかれた状態である非挿入状態では、前記外側支持部が軸方向に変位することで、前記第1鋼球および前記第2鋼球が半径方向外側に配置され、前記プラグの前記拡径部と前記第2鋼球との嵌合が解除される、ことを特徴とする。
本発明によれば、基部の先端側に設けた第1収納孔に、挿入時にプラグと嵌合するための第1鋼球を配置している。また、基部の後端側に設けた第2収納孔に、半挿入時にプラグと嵌合するための第2鋼球を配置している。よって、夫々の鋼球が配置される収納孔が異なり、長穴が不要なため、切削加工により収納孔を容易に形成でき、更に収納孔を設けることに依る基部の機械的強度の低下を抑制できる。
本発明の管継手を示す斜視図である。 本発明の管継手を示す図であり、(A)は管継手を示す平面図であり、(B)は断面図である。 本発明の管継手を構成する外側支持部を示す図であり、(A)は外側支持部を示す斜視図であり、(B)はその軸方向に沿う断面図であり、(C)および(D)は円周方向に沿う断面図である。 (A)は本発明のソケットを示す分解斜視図であり、(B)は管継手の軸方向に沿う断面図である。 本発明のソケットを示す分解斜視図である。 本発明の管継手を示す図であり、(A)は管継手を示す平面図であり、(B)は軸方向の断面図であり、(C)および(D)は円周方向の断面図である。 本発明の管継手を示す図であり、(A)は管継手を示す平面図であり、(B)は断面図である。
図1を参照して、本形態に係る管継手14の構成を説明する。本形態の管継手14は、ソケット10と、ソケット10に挿入されるプラグ12とを備えており、ソケット10にプラグ12が挿入されることで管継手14が構成されている。管継手14の役割は、コンプレッサ等の圧縮空気発生装置と、釘打機等の圧縮空気使用装置とを接続するホースに介装され、着脱を可能とすることである。使用状況下では、圧縮空気はソケット10からプラグ12の方に流通する。ここで、プラグは雄型継手部材と称される場合があり、ソケットは雌型継手部材と称される場合がある。
管継手14の状態としては、ソケット10にプラグ12が挿入されて気密状態となる挿入状態と、挿入された状態で非気密状態となる半挿入状態と、プラグ12がソケット10から引きぬかれた非挿入状態とがある。この図では、プラグ12がソケット10から引きぬかれた非挿入状態を示している。
管継手14を非挿入状態から挿入状態に移行させる方法は次のとおりである。プラグ12をソケット10に挿入させ、ソケット10の内部で後端側に配置された鋼球に、プラグ12の拡径部42を嵌合させることで、半挿入状態となる。半挿入状態となる時、ソケット10の外側支持部26は後端側に移動する。この状態でプラグ12をソケット10に更に挿入すると、ソケット10の内部で先端側に配置された他の鋼球に、プラグ12の拡径部42が嵌合して気密となる挿入状態が実現される。この際、ソケットの外側支持部26は、先端側からみて反時計回りに回転する。
挿入状態から非挿入状態に移行する方法は次のとおりである。挿入状態でソケット10の基部18を固定しつつ、外側支持部26を先端側から見て時計回りに所定角度回転させると、ソケット10に内蔵された先端側の鋼球からプラグ12の拡径部42が外れ、後端側の鋼球に拡径部42が嵌合する。これにより、プラグ12がソケット10に挿入された状態は維持されつつ気密状態が解除される半挿入状態が実現される。その後、基部18を固定して外側支持部26を先端側に移動させることで、プラグ12の拡径部42がソケット10の鋼球から外れて、プラグ12をソケット10から引きぬいて非挿入状態が実現される。
上記挿入状態の管継手14の詳細は図2を参照して説明し、半挿入状態は図6を参照して説明し、非挿入状態は図7を参照して説明する。
図2を参照して、挿入状態での管継手14の構成を説明する。図2(A)はプラグ12がソケット10に挿入された状態の管継手14を示す平面図であり、図2(B)は図2(A)に示す管継手14をB−B’線で切断した場合の断面図である。図2(B)では、ソケット10を示す断面を疎なハッチングで示し、プラグ12を示す断面を密なハッチングで示している。
図2(B)を参照して、ソケット10は、円筒状の基部18と、先端側から基部18に挿入された円筒状の先端基部16と、基部18に内蔵される略円環状の隔壁部19と、隔壁部19に内接して空気流路を塞ぐ弁体30と、基部18を貫通する収納孔に収納される鋼球22、24と、基部18の内部に同軸的に設けられて鋼球22、24を内側から支持する内側支持部25と、基部18の外側に同軸的に設けられて鋼球22、24を外側から支持する外側支持部26とを主要に具備している。
基部18は、両端が開放された円筒形状の金属材料から成り、その内径は、プラグ12の外径よりも若干大きい程度である。基部18の後端側には厚み方向に貫通する収納孔が円周方向に沿って複数設けられており、これらの収納孔には球状の金属から成る鋼球22、24が収納されている。ここで、鋼球はロックボールと称される場合もある。
先端基部16は、両端が開放された円筒形状の金属材料から成り、基部18の先端側に一部が挿入して接続されている。両者の接続は、螺合、接着またはこれらの組み合わせで実現される。この接続構造は挿入を伴う他の部材でも同様である。ここで、先端基部16は基部18の一部と見做すことも出来る。
隔壁部19は、基部18に内接するリング形状の部材であり、弁体30と共に使用状況下にてソケット10の空気流路38の気密性を保つ役割を有する。基部18内部に於ける隔壁部19の位置は、先端基部16の後端側の端部が隔壁部19に接触することで規定されている。また、隔壁部19の内部にはOリングが収納されており、ソケット10に挿入されたプラグ12の外面がOリングに当接することで、プラグ12とソケット10との間から気体が外部に漏れることが防止されている。
弁体30は、後端側に開放口を有する有底円筒形状を呈しており、その外面が隔壁部19の内面に当接するように、基部18に内蔵されている。また、弁体30の側壁を貫通する複数の孔部44が円周方向に沿って等間隔に設けられており、この孔部44を経由して、プラグ12の空気流路40と、ソケット10の空気流路38とは連通している。また、弁体30と先端基部16の内壁との間にはバネ28が設けられており、このバネ28は弁体30を後端側に移動させようとする付勢力を発生させている。図示の挿入状態では、プラグ12により押圧された弁体30が先端側に移動しており、これにより、弁体30の孔部44が隔壁部19よりも先端側に配置されて上記の連通状態が実現されている。
内側支持部25は、基部18に同軸的に内蔵された略リング状の金属製部材であり、基部18の収納孔に収納された鋼球22、24を内部から支持する役割を有する。内側支持部25の後端側の側面は、プラグ12の拡径部42と面的に接触可能な傾斜面である。内側支持部25と隔壁部19との間にはバネ32が配置されており、このバネ32は内側支持部25を後端側に移動させようとする付勢力を発生させている。この挿入状態では、内側支持部25は、ソケット10に挿入されたプラグ12の拡径部42により先端側に移動されている。よって、内側支持部25は、鋼球22、24の何れにも接触していない。鋼球22、24は、挿入されたプラグ12により内側から支持されている。
外側支持部26は、基部18を同軸的に外側から覆うリング状の金属製部材であり、基部18に収納された鋼球22、24を外側から支持する役割を有する。基部18と外側支持部26との間にはバネ34が配置されており、このバネ34は、基部18に対して外側支持部26を後端側に移動させようとする付勢力を発生させている。更に、バネ34は、先端側からソケット10を見た場合、基部18に対して外側支持部26を反時計回りに回転させようとする付勢力も発生させている。ここで、外側支持部26は、スリーブと称される場合もある。
更に、外側支持部26の先端側の端部と基部18との間には、基部18に対する外側支持部26の移動を規制するための鋼球20が配置されている。基部18には鋼球20を収納するための半球状の溝が設けられており、外側支持部26の内面には移動規制のためのL字状の溝が設けられている。ここで、鋼球20はロックボールと称される場合がある。
図3を参照して、上記したソケット10を構成する外側支持部26の構成を説明する。図3(A)は外側支持部26を示す斜視図であり、図3(B)は軸方向に外側支持部26を切断した場合の断面図であり、図3(C)は円周方向に外側支持部26を切断した場合の断面図であり、図3(D)は図3(C)と同じ断面で回転後の外側支持部26を示す断面図である。
図3(A)および図3(B)を参照して、外側支持部26は概略リング状の形状を呈しており、その内壁を環状に凸状に内側に突出させた2つの環状凸部45、47が設けられている。環状凸部45は環状凸部47よりも先端側に設けられている。プラグ12がソケット10に挿入された挿入状態では(図2(B))、環状凸部45で鋼球22が外側から支持されており、環状凸部47で鋼球24が外側から支持されている。ここで、環状凸部45および環状凸部47が半径方向内側に突出する程度は同一である。環状凸部45、47が内側に突出する長さは、これらに押圧された鋼球22、24がプラグ12の拡径部42と嵌合可能となる程度とされる。
図3(C)を参照して、環状凸部45の内面を部分的に外側に窪ませることで複数の溝が軸方向に沿って設けられている。具体的には、比較的浅い第1溝46と、第1溝46よりも深い第2溝48が設けられている。第1溝46は、鋼球22と対応した箇所に例えば円周方向に等間隔に6個が設けられている。第2溝48は、第1溝46同士の間で、鋼球22と対応した箇所に例えば円周方向に等間隔に6個が設けられている。隣接する第1溝46と第2溝48とが円周沿いに離間する距離は略同一である。第1溝46は、図2に示した挿入状態で鋼球22が嵌合する部位である。これにより、挿入状態に於いて回転方向に対する基部18と外側支持部26との位置が固定され、不適切なタイミングで外側支持部26が回転してしまい、挿入状態が解除されることを防止している。
図3(D)を参照して、挿入状態に於いて、先端側から見て外側支持部26を時計回りに回転させると、鋼球22は第1溝46から外れた後に、深い第2溝48に収納され、円周方向外側に鋼球22が移動する。よって、図2(B)を参照して、プラグ12の拡径部42と鋼球22との嵌合が解除され、後端側の鋼球24と拡径部42が嵌合して半挿入状態となる。
また、図3(A)を参照して、外側支持部26の先端側の端部内面をL字状に窪ませた溝62が設けられている。この溝62に、図2(B)に示す鋼球20が嵌合することにより、基部18と外側支持部26との相対的な位置が、軸方向および回転方向に規制される。
図4および図5を参照して、基部18、バネ34および外側支持部26との相関関連および基部18に設けられる収納孔を説明する。図4(A)はこれらを先端側から見た斜視図であり、図5はこれらを後端側から見た斜視図である。
図4を参照して、基部18に形成される収納孔を説明する。図4(A)はソケット10の一部を示す分解斜視図であり、図4(B)はソケット10を備えた管継手14を示す断面図である。
図4(A)を参照して、上記したように、基部18、バネ34および外側支持部26は、この順番で内側から同軸的に配置されている。バネ34は、軸方向に圧縮された状態で、後端側の端部は外側支持部26の内面に設けられた段差部に当接し、先端側の端部は基部18の外面に設けられた段差部に当接している。
基部18を円形状に貫通して複数個の収納孔50、52が設けられている。収納孔50は、プラグ12がソケット10に挿入された状態で、プラグの拡径部42が嵌合する鋼球22(図4(B)参照)が収納される孔であり、基部18を円形に貫通して設けられている。収納孔50は、基部18の軸方向に於ける同じ箇所にて、円周方向に略等間隔に配置されている。ここでは、6個の収納孔50が基部18に形成されている。
収納孔52は、収納孔50よりも後端側で基部18を円形に貫通して設けられ、半挿入状態にて、プラグ12の拡径部42に嵌合する鋼球24が収納される孔である。収納孔52は、軸方向に対して同じ箇所にて、円周方向に略等間隔に設けられている。ここでは、3つの収納孔52が基部18に形成されている。
収納孔50と収納孔52との相対的な位置を説明する。軸方向に両者を見た場合、収納孔52は、収納孔50同士の間に配置されている。これにより、収納孔50と収納孔52との距離が充分に確保される。
具体的には、図4(B)を参照して、プラグ12をソケット10に挿入した際には、鋼球22、24は、プラグ12の拡径部42と拡径部43との間に配置される必要がある。これは、挿入状態で鋼球22と拡径部42とを嵌合させ、更に半挿入状態にて鋼球24と拡径部42とを嵌合させるためである(図6(B)参照)。よって、鋼球22、24が収納される収納孔50、52も、拡径部42と拡径部43との間に配置される必要がる。しかしながら、図4(B)を参照して、プラグ12の拡径部42と拡径部43との間L4は例えば10mm程度と狭い。よって、本形態では、軸方向に見て収納孔50同士の間に収納孔52が配置されるように両者をずらして配置している。好適な収納孔52の位置は、収納孔50同士の中央部である。ここでは、基部18の先端側には6個の収納孔50が設けられ、これらの収納孔50同士の間であって後端側に収納孔52が設けられている。換言すると、2個の収納孔50と1個の収納孔52から成るセットが、基部18の円周方向に沿って略等間隔に配置されている。
これにより、収納孔50の先端側の端部と収納孔52の後端側の端部L1の距離が10mm以下と短くなる状況であっても、収納孔50と収納孔52とが離間する距離L2、L3を例えば3.0mm以上に長く確保することが出来る。よって、収納孔50、52を設けることに依る基部18の機械的強度の低下が抑制される。
更に、図4(A)を参照して、バネ34の後端側の端部は、外側支持部26の内面に設けた孔部54に挿入されている。これにより、バネ34と外側支持部26とが回転方向に固定される。また、図5を参照して、バネ34の先端側の端部は、基部18の段差部に設けた孔部58に挿入されている。このように、バネ34の両端部が外側支持部26および基部18の孔部に挿入されることで、基部18に対して外側支持部26が回転方向に付勢された状態で組み込まれる。ここでは、外側支持部26は、後端側から見て時計回りに回るように付勢されている。
更にまた、図5を参照して、基部18には鋼球60が半分程度回転可能な状態で埋め込まれている。この鋼球60は、図4に示した外側支持部26に設けられたL字状の溝部56に嵌合している。これにより、外側支持部26の軸方向および回転方向に於ける移動量が規制されている。
図6を参照して、半挿入状態に於ける管継手14の構成を説明する。図6(A)はこの状態の管継手14を示す平面図であり、図6(B)は図6(A)をB−B’線での断面図であり、図6(C)は図6(B)のC−C’線での断面図であり、図6(D)は図6(B)のD−D’線での断面図である。
図6(A)を参照して、上記した挿入状態にて、基部18を固定しつつ外側支持部26を先端側からみて時計回りに回転させることで、管継手14は半挿入状態となる。ここで、半挿入状態はパージ状態とも称される。
半挿入状態では、図6(C)に示すように、鋼球22が外側支持部26に設けられた深い第2溝48に収納されて半径方向外側に移動する。この結果、図6(B)を参照して、プラグ12の拡径部42と鋼球22との嵌合が解除され、バネ34の付勢力によりプラグ12が内側支持部25と共に後端側に移動する。一方、図6(B)および図6(D)を参照して、後端側の鋼球24は、外側支持部26の環状凸部47に支持され、鋼球22よりも半径方向で内側に配置されている。よって、プラグ12の拡径部42は、後端側の鋼球24と嵌合する。同時に、バネ28の付勢力により、弁体30も後端側に移動し、弁体30の孔部44が隔壁部19により覆われる。これにより、ソケット10の空気流路38と、プラグ12の空気流路40との連通は遮断される。また、プラグ12とソケット10との気密状態は解除されているので、プラグ12と接続されたホース内部の圧縮空気は、プラグ12とソケット10との間隙を経由して外部に放出される。また、ソケット10と接続されたホースの内部は弁体30により空気流路38が閉塞されることで気密状態が確保されている。
図7を参照して次に、ソケット10からプラグ12が引き抜かれる非接続状態を説明する。図7(A)は非接続状態の管継手14を示す平面図であり、図7(B)は図7(A)のB−B’線での断面図である。
図7(A)を参照して、上記した半挿入状態にて、基部18を固定しつつ外側支持部26を先端側にスライドさせると、ソケット10とプラグ12との嵌合が解除されて、プラグ12をソケット10から引きぬくことが出来る。
図7(B)を参照して、半挿入状態から非接続状態に移行する際の鋼球24等の動作を説明する。半挿入状態で外側支持部26を先端側にスライドさせると、環状凸部47が鋼球24よりも先端側に移動して、鋼球24が半径方向外側に移動する。そして、バネ32の付勢力により内側支持部25と共に拡径部42が後端側に押し出されて、ソケット10とプラグ12との嵌合が完全に解除される。この時、鋼球22および24は、内側支持部25で内側から支持される。
上記した本形態の管継手14は、例えば以下のように変更することが出来る。
図5を参照して、本形態では、基部18の先端側に6個の収納孔50を設け、後端側に3つの収納孔52を設け、夫々の収納孔に鋼球を収納させたが、この個数は任意の数に調整されても良い。例えば、8個の収納孔50を設け、4つの収納孔52を設けても良い。
図4(A)を参照して、上記形態では、後端側の収納孔52を軸方向に見て収納孔50同士の中央に配置するとしたが、この両者の位置関係は変更し得る。具体的には、ソケット10をその軸方向に見た場合、収納孔52の一部が収納孔50同士の中央箇所に配置されるようにすれば良い。よれによっても上記した効果が充分に奏される。
10 ソケット
12 プラグ
14 管継手
16 先端基部
18 基部
19 隔壁部
20 鋼球
22 鋼球
24 鋼球
25 内側支持部
26 外側支持部
28 バネ
30 弁体
32 バネ
34 バネ
38 空気流路
40 空気流路
42 拡径部
43 拡径部
44 孔部
45 環状凸部
46 第1溝
47 環状凸部
48 第2溝
50 収納孔
52 収納孔
54 孔部
56 溝部
58 孔部
60 鋼球
62 溝

Claims (5)

  1. 略円筒形状を呈する基部と、
    前記基部に収納される弁体と、
    前記基部を貫通して設けた第1収納孔に収納される複数の第1鋼球と、
    前記第1収納孔よりも後端側で、前記基部を貫通して設けた第2収納孔に収納される複数の第2鋼球と、
    前記第1鋼球および前記第2鋼球を内側から支持し、軸方向に沿って変位可能なリング状の内側支持部と、
    前記第1鋼球および前記第2鋼球を外側から支持し、軸方向および回転方向に沿って変位可能なリング状の単一部材から成り、その内面に、第1溝と、前記第1溝よりも深い第2溝と、が離間して形成された外側支持部と、
    軸方向に沿って前記弁体に付勢力を与える第1付勢手段と、
    軸方向に沿って前記内側支持部に付勢力を与える第2付勢手段と、
    軸方向および回転方向に沿って前記外側支持部に付勢力を与える第3付勢手段と、を具備し、
    プラグが挿入されて気密状態となる挿入状態では、前記外側支持部の前記第1溝に接触することで半径方向内側に配置された前記第1鋼球に、前記プラグの拡径部が嵌合し、
    前記プラグが挿入されて非気密状態となる半挿入状態では、前記外側支持部が回転方向に変位することで、前記外側支持部の前記第2溝に収納された前記第1鋼球が半径方向外側に配置され、前記第1鋼球と前記プラグの前記拡径部との嵌合が解除され、前記プラグの前記拡径部は前記第2鋼球と嵌合し、
    前記プラグが引きぬかれた状態である非挿入状態では、前記外側支持部が軸方向に変位することで、前記第1鋼球および前記第2鋼球が半径方向外側に配置され、前記プラグの前記拡径部と前記第2鋼球との嵌合が解除される、ことを特徴とするソケット。
  2. 前記第2収納孔は、軸方向から見て、前記第1収納孔同士の間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のソケット。
  3. 前記第1溝および前記第2溝は、円周方向に沿って等間隔に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のソケット。
  4. 前記第3付勢手段の一端は前記基部の孔部に挿入され、前記第3付勢手段の他端は前記外側支持部の孔部に挿入されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のソケット。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載されたソケットと、前記ソケットに挿入されるプラグとを具備することを特徴とする管継手。
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