JP6172205B2 - 抜け止めピン、中間支持体の取付方法、及びクレーンのガイライン構造 - Google Patents

抜け止めピン、中間支持体の取付方法、及びクレーンのガイライン構造 Download PDF

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Description

本発明は、長尺のブームを有する大型のクレーンにおいてガイラインに対して中間支持体を取り付ける際の技術に関するものである。
長尺のブームを備えるクレーンには、ブームを起伏させると共に所定角度にて支えるためのガイライン構造が設けられている。このガイライン構造は、ブームの先端と走行体の上部(例えば、上部スプレッダ)との間をワイヤロープや長尺の棒状部材を用いて連結したものであり、連結されたワイヤロープや長尺の棒状部材によってブームの先端を引き起こして、ブームを起伏させ所定角度にて支える構成となっている。
ところで、ブームの長さが100mを超えるような大型のクレーンでは、例えば、ブームを引き起こす際に、ブームの中途部が下方に向かって湾曲してブームに対して大きなモーメントが作用することになり、ブームの起伏動作に支障をきたすことがある。そのため、大型のクレーンでは、ブームの長手方向の中途側とガイラインの長手方向の中途側とを中間支持体により連結し、ブームの長手方向の中途側をガイラインにより支持可能としている。
このようなガイライン構造における中間支持体に関しては、特許文献1や特許文献2などに開示されている。
例えば、特許文献1には、上ブームと下ブームとの間に設けられたシーブ付き特殊エキステンションに、さらに中間支持体を設けておき、この中間支持体を介してブームの中間部を支持するクレーンの吊上機構が開示されている。
また、特許文献2には、ガイライン(main guying11)上の接続点(connection point30,31)に、2本の中間支持体(additional guying system12,13)を追加で設けたデリッククレーンが開示されている。
特許第3227535号公報 米国特許出願公開第2011/0132860号明細書
従来、ガイラインは、長尺に形成されたガイライン部材と、このガイライン部材の端部を左右両側から挟み込むガイリンク片と、を備えており、連結ピンを用いてガイライン部材の端部とガイリンク片とを枢支する構成となっている。そして、上述した中間支持体をこのガイラインに取り付ける際には、図4に示すように、接続片を連結ピンの両端側に嵌め込み、連結ピンに抜け止めピンを差し込むことで、連結ピンから接続片が抜けないようにする。その上で、この接続片に長尺の中間支持体の一端側(上端側)を連結すると共に、中間支持体の他端側(下端側)をブームの長手方向の中途側に連結する。
具体的には、ガイライン部材とガイリンク片とを繋ぐ連結ピンは長尺であり、連結ピンの長手方向の両端側は、ガイリンク片より左右両側に突出するようになっている。この連結ピンの左右両端部には、抜け止めピンを挿し込む挿通孔が連結ピンを軸垂直方向に貫通するように形成されている。
この連結ピンに対して接続片の上端側に形成された挿入孔が挿入されることで、接続片が嵌め込み状に取り付けられ、その上で、連結ピンの挿通孔に抜け止めピンが差し込まれることで、接続片が連結ピンから外れないように固定される。その後、この接続片に長尺の中間支持体の上端側を連結する。
上記の如く、中間支持体をガイラインの連結ピンに取り付ける場合、連結ピンがガイライン部材の左右方向中央部に配置されていることが重要である。連結ピンがガイライン部材に対して左右方向にズレた位置に配備された場合、突出部分の長さが足りなくなって接続片を取り付けることが不可能になったり、連結ピンの挿通孔に抜け止めピンを差し込むことができなくなったりする。
その場合、連結ピンの位置ずれを直すことが必要となるが、連結ピンにはガイライン部材やガイリンク片の重さが加わっている。そのため、手作業では連結ピンを簡単に動かすことはできないし、ハンマーなどで連結ピンを叩いて無理に動かそうとすると連結ピン自体が破壊されてしまう可能性がある。そのため、連結ピンの位置を調整する際には、吊り上げられていたガイラインをブームの上に下ろし、連結ピンの左右位置を適正なものとした上で、再びガイドラインを吊り上げるといった作業が行われることになる。それゆえ、連結ピンの位置ズレを修正するのに多大な手間がかかるという問題が指摘されていた。
本発明は、上述した問題点に鑑みて為されたものであり、連結ピンの位置決めが確実に行えると共に、中間支持体の抜け止めを確実に行うことが可能な抜け止めピン、この抜け止めピンを用いた中間支持体の取付方法、及びこの抜け止めピンが使用されたクレーンのガイライン構造を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の抜け止めピンは以下の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明のかかる抜け止めピンは、長尺のピン体と、当該ピン体の軸芯に沿った方向の一端側に設けられた頭部とを備え、前記頭部は、前記ピン体の軸芯から離れる方向である外側に向かって張り出すように形成されていて、前記頭部の外側の周縁に、長径部と短径部とが形成されていることを特徴とする。
好ましくは、長尺に形成されると共に長手方向に沿って複数配備されたガイライン部材と、当該ガイライン部材の端部に重なり合った状態で配備されると共に隣り合ったガイライン部材の端部同士を連結するガイリンク片と、前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを連通して当該ガイライン部材とガイリンク片とを連結する連結ピンとを備えるガイラインを有するクレーンのガイライン構造に対して、前記連結ピンに取り付けられて当該連結ピンの抜け止めを行う抜け止めピンであって、前記頭部の長径部が、前記ガイリンク片に接触することで、前記連結ピンの長手方向の中央部を前記ガイライン部材の位置に位置決めする位置決め部とされているとよい。
好ましくは、長尺に形成されると共に長手方向に沿って複数配備されたガイライン部材と、当該ガイライン部材の端部に重なり合った状態で配備されると共に隣り合ったガイライン部材の端部同士を連結するガイリンク片と、前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを連通して当該ガイライン部材とガイリンク片とを連結する連結ピンとを備えるガイラインと、前記クレーンのアタッチと、前記ガイラインとを連結する中間支持体と、前記中間支持体の長手方向の一端側に設けられて前記連結ピンに係合する接続片と、を有するクレーンのガイライン構造に対して、前記連結ピンに取り付けられて前記中間支持体の接続片の抜け止めを行う抜け止めピンであって、前記頭部の短径部が、前記中間支持体の接続片に接触することで、前記接続片が前記連結ピンから抜けることを抑制する抜け止め部とされているとよい。
好ましくは、前記頭部は、ピン体の軸芯に垂直な端面が長方形に形成されているとよい。
また、本発明の中間支持体の取付方法は、長尺に形成されると共に長手方向に沿って複数配備されたガイライン部材と、当該ガイライン部材の端部に重なり合った状態で配備されると共に隣り合ったガイライン部材の端部同士を連結するガイリンク片と、前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを連通して当該ガイライン部材とガイリンク片とを連結する連結ピンとを備えるガイラインに対して、前記クレーンのアタッチと、前記ガイラインとを連結する中間支持体と、前記中間支持体の長手方向の一端側に設けられて前記連結ピンに係合する接続片と、を組み付けるに際しては、前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを貫通するように配備された連結ピンに対し、上述した抜け止めピンを、前記頭部の長径部がガイリンク片に接触するように、前記連結ピンの端部であって当該連結ピンの軸芯交差方向に挿し込んで、前記連結ピンの長手方向の中央部を前記ガイライン部材の位置に位置決めしておき、前記連結ピンに貫通状に挿し込まれた抜け止めピンを抜き取り、前記抜け止めピンが抜き取られた連結ピンに対して、前記ガイリンク片の外側から前記中間支持体の接続片を嵌め込み、前記頭部の短径部が前記接続片に接触するように前記抜け止めピンを連結ピンに挿し込むことを特徴とする。
さらに、本発明のクレーンのガイライン構造は、長尺に形成されたガイライン部材が長手方向に沿って複数配備され、前記ガイライン部材の端部を両側から挟み込むと共に隣り合ったガイライン部材の端部同士を連結するようにガイリンク片が配備され、前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを連結ピンが連通していて、前記連結ピンの端部に上述した抜け止めピンが差し込まれていて、前記抜け止めピンの頭部の長径部が位置決め部として、前記ガイリンク片に接触していることを特徴とする。
さらにまた、本発明のクレーンのガイライン構造は、長尺に形成されたガイライン部材が長手方向に沿って複数配備され、前記ガイライン部材の端部を両側から挟み込むと共に隣り合ったガイライン部材の端部同士を連結するようにガイリンク片が配備され、前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを連結ピンが連通していて、前記ガイリンク片の外側から前記連結ピンに、クレーンのアタッチにつながる中間支持体の長手方向の一端側に設けられた接続片が嵌め込まれており、前記接続片が嵌め込まれた前記連結ピンの端部に
上述した抜け止めピンが差し込まれていて、前記抜け止めピンの頭部の短径部が抜け止め部として、前記接続片に接触していることを特徴とするクレーンのガイライン構造。
また、本発明に係る抜け止めピンの最も好ましい形態は、長尺のピン体と、当該ピン体の軸芯に沿った方向の一端側に設けられた頭部とを備え、前記頭部は、前記ピン体の軸芯から離れる方向である外側に向かって張り出すように形成されていて、前記頭部の外側の周縁に、長径部と短径部とが形成されており、長尺に形成されると共に長手方向に沿って複数配備されたガイライン部材と、当該ガイライン部材の端部に重なり合った状態で配備されると共に隣り合ったガイライン部材の端部同士を連結するガイリンク片と、前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを連通して当該ガイライン部材とガイリンク片とを連結する連結ピンとを備えるガイラインを有するクレーンのガイライン構造に対して、前記連結ピンに取り付けられて当該連結ピンの抜け止めを行う抜け止めピンであって、前記頭部の長径部が、前記ガイリンク片に接触することで、前記連結ピンの長手方向の中央部を前記ガイライン部材の位置に位置決めする位置決め部とされていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る抜け止めピンの最も好ましい形態は、長尺のピン体と、当該ピン体の軸芯に沿った方向の一端側に設けられた頭部とを備え、前記頭部は、前記ピン体の軸芯から離れる方向である外側に向かって張り出すように形成されていて、前記頭部の外側の周縁に、長径部と短径部とが形成されており、長尺に形成されると共に長手方向に沿って複数配備されたガイライン部材と、当該ガイライン部材の端部に重なり合った状態で配備されると共に隣り合ったガイライン部材の端部同士を連結するガイリンク片と、前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを連通して当該ガイライン部材とガイリンク片とを連結する連結ピンとを備えるガイラインと、クレーンのアタッチと、前記ガイラインとを連結する中間支持体と、前記中間支持体の長手方向の一端側に設けられて前記連結ピンに係合する接続片と、を有するクレーンのガイライン構造に対して、前記連結ピンに取り付けられて前記中間支持体の接続片の抜け止めを行う抜け止めピンであって、前記頭部の短径部が、前記中間支持体の接続片に接触することで、前記接続片が前記連結ピンから抜けることを抑制する抜け止め部とされていることを特徴とする。
本発明の抜け止めピンによれば、連結ピンの位置決めが確実に行えると共に、中間支持体の抜け止めを確実に行うことが可能となる。また、本発明の抜け止めピンを用いて中間支持体を確実に取り付けることが可能となる。また、本発明の抜け止めピンが使用されたクレーンのガイライン構造を用いることで、長尺のブームを確実に起伏させることができると共に所定角度にて確実に支持できるようになる。
本実施形態のガイライン構造が用いられたクレーンを概略的に示す図である。 接続片の取り付け前のガイライン構造であって、長径部をガイリンク片に接触させた状態で抜け止めピンが取り付けられたガイライン構造を示す図である。 接続片の取付作業中のガイライン構造であって、挿し込まれていた抜け止めピンを取り外している状態のガイライン構造の斜視図である。 接続片の取付作業中のガイライン構造であって、抜け止めピンが取り外された連結ピンに接続片を嵌め込んでいる状態のガイライン構造の斜視図である。 接続片の取付作業中のガイライン構造であって、短径部を接続片に接触させた状態で抜け止めピンを取り付けている状態のガイライン構造の斜視図である。 連結ピンに嵌め込まれた接続片に対して中間支持体を取り付けている状態のガイライン構造の斜視図である。 抜け止めピンの平面図、正面断面図、底面図である。
本発明にかかる抜け止めピン1の技術は、パイプ材や角材を格子状に組み立てたブーム2を有するラチスブーム式のクレーン3、特にラチスブーム式の中でも、ブームの長さが100mを超えるような大型のクレーン3に用いられるものとなっている。このような大型のクレーン3では、ブーム2の中途部が下方に向かって湾曲してブーム2に対して大きなモーメントが作用し、ブーム2の起伏動作に支障をきたすことがある。そのため、ブーム2の長手方向の中途側と、ガイライン4の長手方向の中途側との間に中間支持体5が設けられている。
なお、図示は省略するが、上述したブーム2の先端には、ジブが設けられる場合があり、ジブの長手方向の中途側と、ガイライン4の長手方向の中途側との間に中間支持体5が設けられる場合もある。本発明の抜け止めピン1や中間支持体5の取付方法は、上述したジブとガイライン4との連結にも用いられるものとなっている。つまり、本発明の抜け止めピン1や中間支持体5の取付方法は、クレーンのアタッチと、ガイライン4との連結に用いられるものとなっており、このアタッチにはブーム2またはジブのいずれか、または両方が含まれる。
なお、以降では、ブーム2の長手方向の中途側と、ガイライン4の長手方向の中途側とを連結する場合を例に挙げつつ、本発明の抜け止めピン1や中間支持体5の取付方法について説明する。
本発明は、このような中間支持体5において、中間支持体5を取り付ける際に用いられる抜け止めピン1及びこの抜け止めピン1が使用されたガイライン構造25、またこの抜け止めピン1を用いた中間支持体5を取り付ける際の取付方法に関するものである。
以降、まずは、ガイライン構造25が設けられるクレーン3について説明し、その後、本実施形態の抜け止めピン1の構成とガイライン4の構造の説明を行い、最後に、本実施形態の抜け止めピン1を用いた中間支持体5の取付方法について説明する。
なお、クレーン3の説明では、図1の右側をクレーン3を説明する際の前方、また図1の左側をクレーン3を説明する際の後方という。図1の上下方向をクレーン3を説明する際の上下方向、また図1の紙面貫通方向をクレーン3を説明する際の右左方向という。これらの方向は、クレーン3のオペレータシートに着座したオペレータから見た方向と一致する。
図1に示す本実施形態のクレーン3は、ラチスブームとクローラを備えたラチスブーム式のクローラクレーンとなっている。なお、図1ではクローラクレーンを例に挙げるが、ラチスブーム式のホイールクレーンやトラッククレーン、あるいはクレーン船に備え付けられたラチスブーム式のクレーンや定置式のラチスブームクレーンなどにも本発明の抜け止めピン1及びクレーン3のガイライン構造25は用いることができる。
具体的には、本実施形態のクレーン3は、地面や路面を走行可能なクローラ6を備えた走行体7と、この走行体7の前側に設けられた長尺のブーム2とを備えている。このブーム2の先端には主巻ワイヤロープ8が巻回されるシーブ9が設けられており、走行体7の上面には主巻ワイヤロープ8を巻き取る主巻ドラム10が設けられていて、シーブ9と主巻ドラム10との間には主巻ワイヤロープ8がブーム2に対して略平行となるように張り
渡されている。
また、上述した走行体7の上側には、ブーム起伏ワイヤロープ11を巻き取るブームドラム12(ブーム起伏ウィンチ)と、ブーム2に対して交差方向(図例では120°程度の角度)に伸びる櫓状のガントリ13とが配備されている。さらに、このガントリ13の上端には下部スプレッダ14が配備されており、下部スプレッダ14からブーム2の先端に向かう中途側に上部スプレッダ15が配備されていて、ブームドラム12から巻き出されたブーム起伏ワイヤロープ11が上下スプレッダ14、15間に複数回に亘って架け渡されている。つまり、ブームドラム12を用いてブーム起伏ワイヤロープ11を巻き上げれば、滑車の原理で上部スプレッダ15が下部スプレッダ14に強い力で引き寄せられるので、この上部スプレッダ15とブーム2の先端との間にガイライン4(ブームガイライン)を設ければブーム2を起伏したりブーム2を所定の傾斜角度で支持するに十分な力をガイライン4に付与することが可能となる。
さらに、上述した走行体7の後方には、前方に加わる荷重との釣り合いをとるためのカウンタウェイト16が配備されており、カウンタウェイト16と上部スプレッダ15との間にはカウンタウェイト16により発生した力(荷重)をガントリ13の先端に伝えるテンションメンバ17が設けられている。
本実施形態のガイライン4は、ブーム2の先端側に設けられたシーブ9と、上部スプレッダ15との間に設けられた部材であり、ブーム2の先端側を上部スプレッダ15側に引き寄せたり引き離したりすることで、ブーム2を起伏したり所定の傾動角度で支持可能となっている。
具体的には、本実施形態のガイライン4は、長尺の棒状に形成されると共にブーム2の長手方向に沿って複数配備されたガイライン部材18(梯部材)と、ガイライン部材18の端部に左右方向に重なり合った状態で配備されると共に隣り合ったガイライン部材18の端部同士を連結するガイリンク片19と、ガイライン部材18の端部とガイリンク片19とを重ね合わせた状態で左右方向に貫通(連通)することでそれぞれの部材を揺動自在に連結する連結ピン20と、を備えたものとなっている。
ガイライン部材18は、ガイライン4を構成する長尺の帯板状の部材である。ガイライン部材18の長手方向の両端側は、中途側に比べて広幅(径大)に形成されており、この広幅なガイライン部材18の両端側に、連結ピン20を挿通可能な第1孔部21が左右方向を向くように形成されている。つまり、ガイライン部材18は、第1孔部21に挿通された連結ピン20を用いて、左右方向を向く軸回りに回動自在にガイリンク片19に連結されている。
ガイリンク片19は、正面視が長円形状(長方形状で両端が円弧状)の部材であり、ガイライン4の伸長方向に沿うように複数配備されている。ガイリンク片19は、上述したガイライン部材18の端部同士を連結可能なように、隣り合ったガイライン部材18の間に配備されている。具体的には、本実施形態のガイリンク片19は、上述したガイライン部材18の端部を左右両側から挟み込むように2枚配備されている。そして、それぞれのガイリンク片19の両端側には、連結ピン20を挿通可能な第2孔部22がそれぞれ形成されており、この第2孔部22とガイライン部材18の第1孔部21とを連結ピン20を用いて連通することで、ガイリンク片19とガイライン部材18とが連結可能となっている。
連結ピン20は、左右方向に沿って配備された細長いピン部材であり、ガイライン4の伸長方向とは交差する方向に沿って形成されていて、上述した第1孔部21や第2孔部22に挿し込みやすいように本実施形態では左右両側がテーパ状とされた両テーパピンが用
いられている。連結ピン20の長手方向の中途側は、上述した第1孔部21、第2孔部22の内径と同じか、やや小さな外径を備えており、第1孔部21及び第2孔部22の内径部に挿通可能となっている。
この連結ピン20は所謂ロングピンといわれるものであって、左右方向の中途側がガイライン部材18、ガイリンク片19、及び上述した中間支持体5(正確には後述する中間支持体5の接続片23)の3部材を貫通していても、左右方向の両端側は接続片23よりもさらに外側に突出した状態となっている。そして、この連結ピン20における外側に突出する部分(左右両側)に、連結ピン20を径方向に貫通する挿通孔24が形成されていて、この挿通孔24に抜け止めピン1を挿し込んで連結ピン20を固定できるようになっている。
加えて、連結ピン20の両端側は、内部に向かって窪んだ形状とされており、連結ピン20の軽量化に寄与するものとなっている。
さて、本実施形態のクレーン3では、上述したガイライン4とブーム2とを長手方向(前後方向)の中途側で連結する中間支持体5を設けている。また、この中間支持体5の長手方向の一端側には、中間支持体5を連結ピン20に係合させるための接続片23が配備されており、上述したガイライン4と中間支持体5とがガイライン構造25を構成している。次に、ガイライン構造25を構成する中間支持体5及び接続片23について説明する。
中間支持体5は、図1に拡大して示すように、ガイライン4における先端に近い部分に設けられた連結ピン20とブーム2とを上下に連結する棒状の部材であり、ブーム2の長手方向の中途側をガイライン4に吊り上げ状態で支持可能となっている。この中間支持体5の上端側には、中間支持体5を連結ピン20に接続するための接続片23が連結している。具体的には、この接続片23の下端側には上述した中間支持体5の上端側が挿し込まれており、両部材を左右方向に接続ピン26を用いて貫通することにより、接続片23と中間支持体5とは左右方向を向く軸回りに回動自在に連結されている。また、中間支持体5の下端側も、ブーム2の長手方向の中途側に左右方向を向く軸回りに回動自在に枢支されている。
なお、本実施形態の中間支持体5は、棒状の部材で形成されているが、ワイヤーロープなどで形成することもできる。
接続片23は、中間支持体5の上端側を連結ピン20に連結する部材であり、ガイライン部材18及びガイリンク片19を左右両側から挟み込むように配備された左右一対の板部材から構成されている。接続片23の上端側には、左右方向に接続片23を貫通する貫通孔27が形成されており、この貫通孔27に連結ピン20を挿し込むことで接続片23をガイライン4に連結可能となっている。
また、接続片23における貫通孔27の開口径は、上述した連結ピン20の外径と同じ径か、やや大きな径とされている、言い換えれば貫通孔27の開口径は上述したガイライン部材18の第1孔部21またはガイリンク片19の第2孔部22の内径とほぼ等しいので、貫通孔27、第1孔部21、及び第2孔部22の3つの孔部に連通状態で連結ピン20を内挿することが可能となる。
図3に示すように、抜け止めピン1は、「接続片23を取り付ける前」の状態では連結ピン20の左右方向の中間にガイライン部材18を位置決めすると共に、「接続片23を取り付けた後」の状態では連結ピン20から接続片23が抜けることを抑制する構成となっている。具体的には、抜け止めピン1は、連結ピン20の挿通孔24に挿通可能な部材であり、長尺のピン体28と、このピン体28の長手方向(ピン体28の軸芯に沿った方
向)の一端側に設けられた頭部29とを備えている。
ピン体28は、細長い棒部材であり、長手方向の一端側がそれ以外の部分に比べて小径となっていて、この小径な一端側に頭部29を嵌め込み状に固定した構造となっている。また、長手方向の他端側は、上述した連結ピン20の挿通孔24などに挿し込みやすいように小径なテーパ状に形成されており、またこの他端側にはピン体28を半径方向に貫通するロックピン用孔部30が互いに直交状に2本穿孔されている。つまり、ロックピン用孔部30にロック部材31(例えば「安全ピン」のような構造を備えた部材)を取り付ければ、抜け止めピン1自体が連結ピン20から抜けることも抑制可能となる。
上述した抜け止めピン1の頭部29は、ピン体28の径外方向に向かって(ピン体28の軸芯から離れる方向である外側に向かって)張り出すように形成されていて、径外方向に向かって張り出した頭部29の外周側(外側の周縁)に、長径部32と短径部33とが形成されている。具体的には、本実施形態の頭部29は、外周側に平坦な当接面を2つ備えている。これら2つの当接面は、ピン体28の軸芯からの距離が異なる位置にそれぞれ形成されており、ピン体28の軸芯からの距離が遠い当接面が「長径部32」と、またピン体28の軸芯からの距離が近い当接面が「短径部33」となっている。
例えば、本実施形態の頭部29は、ピン体28の軸芯の垂直な端面、言い換えればピン体28の長手方向(軸方向)から見た形状が長方形となるような部材であり、頭部29の外周面に「長径部32」や「短径部33」が形成されている。つまり、本実施形態の頭部29では、長方形の短辺を含む外周面が「長径部32」と、また長辺を含む外周面が「短径部33」となっている。
上述した「長径部32」と「短径部33」とは、それぞれがほぼ90°の角度でほぼ直交する方向に沿って形成されている。それゆえ、抜け止めピン1を連結ピン20の挿通孔24から抜いた上で、軸芯回りに90°反転させることで、長径部32をガイリンク片19に接触させるか、または短径部33を接続片23に接触可能となっている。
また、ピン体28の軸芯から長径部32までの距離(最短距離)は、ピン体28の軸芯から短径部33までの距離(最短距離)に、接続片23の厚みを加えたものと等しくされている。それゆえ、抜け止めピン1を軸芯回りに90°反転させれば、ガイリンク片19に長径部32が接触した状態と、短径部33が接続片23に接触した状態とを切り換えることが可能となると共に、抜け止めピン1とガイリンク片19との間に接続片23を挿し込むことが可能となる。
つまり、図2Aに示すように、接続片23が接続されていないガイリンク構造25の連結ピン20では、頭部29の長径部32が左右方向に向くように抜け止めピン1は配備されており、頭部29の長径部32をガイリンク片19に接触させた状態で、抜け止めピン1が挿通孔24を挿通している。この状態では左右の連結ピン20設けられる頭部29の長径部32が左右のガイリンク片19を両側から挟み込むので、ガイリンク片19及びガイライン部材18を連結ピン20に移動しない状態で固定することができる。また、この状態では、頭部29の長径部32が、ガイリンク片19に接触するように、連結ピン20の端部に、連結ピン20の軸芯と交差する方向に沿って挿し込まれているので、連結ピン20の長手方向の中央部がガイライン部材18の左右方向中央部に位置するようになり、ガイライン部材18に対する連結ピン20の正確な位置決めが可能となる。
一方、図2Dに示すように、接続片23が接続された後のガイリンク構造25の連結ピン20では、抜け止めピン1は図2Aの状態に対して軸芯回りに90°回転させられており、頭部29の短径部33が左右方向に向くように配備されている。この状態では、短径部33と長径部32との寸法差により頭部29の短径部33とガイリンク片19との間に
、接続片23を挿し込む隙間が確保されるので、中間支持体5の接続片23を連結ピン20に嵌め込んだ上で抜け止めピン1を挿し込めば、頭部29の短径部33が接続片23に接触して、ガイライン部材18及びガイリンク片19に加えて接続片23が連結ピン20に移動しない状態で固定される。つまり、この抜け止めピン1の短径部33は、接続片23が連結ピン20から抜けることを抑制する抜け止め部とされている。
次に、上述した抜け止めピン1及びガイライン構造25を用いた中間支持体5の取付方法について説明する。
まず、図2A〜図2Dを用いて、中間支持体5を連結ピン20に取り付ける(組み付ける)際の手順、言い換えれば本発明の中間支持体5の取付方法について説明する。
図2Aに示すように、接続片23を取り付ける前の状態のガイライン4には、複数のガイライン部材18とガイリンク片19とが長手方向に交互に配備され、それぞれが左右方向を向く連結ピン20によって回動自在に連結されている。この図2Aの状態では、抜け止めピン1は、頭部29の長径部32をガイリンク片19に接触させるようにして、連結ピン20の挿通孔24に挿通させられている。
つまり、図2Aでは、まず、連結ピン20の挿通孔24に対して抜け止めピン1を挿入する。この際に、当該連結ピン20の軸芯方向を向くように、抜け止めピン1の頭部29の長径部32を向けておく。その後、ガイライン部材18を左右から挟み込んだ状態のガイリンク片19に連結ピン20を挿入する。このとき、頭部29の長径部32をガイリンク片19に接触させることにより、連結ピン20の長手方向の中央部をガイライン部材18に対応した位置に位置させるようになっており、ガイライン部材18及びガイリンク片19に対する連結ピン20の位置が位置決めされている。
連結ピン20を一方のガイリンク片19に挿入後は、他方側のガイリンク片19から突出している連結ピン20の端部に形成された挿通孔24に対して抜け止めピン1を挿入する。この際にも、頭部29の長径部32をガイリンク片19に接触させるようにする。すると、ガイライン部材18及びガイリンク片19に対する連結ピン20の位置決めが確実なものとなる。
この図2Aのガイライン構造25に対して、クレーン3のブーム2またはジブと、ガイライン4とを連結する中間支持体5の接続片23を取り付ける際には、図2Bに示すように左右の抜け止めピン1を上方に引き上げ、連結ピン20の挿通孔24から抜け止めピン1を引き抜く。そうすると、抜け止めピン1が外された連結ピン20の両端側に対して接続片23を取り付けることが可能となる。
つまり、図2Cに示すように、抜け止めピン1が外された連結ピン20の両端側に対して接続片23の貫通孔27を挿し入れるようにして、接続片23を連結ピン20の両端側に嵌め込む。ここで、貫通孔27の内径は、上述した連結ピン20の外径と同じ径か、やや大きな径とされているので、連結ピン20の両端側に対して接続片23を外側から嵌め込むことが可能となる。また、抜け止めピン1を外すまでは、抜け止めピン1の長径部32によって連結ピン20の左右方向の中央側にガイライン部材18が位置決めされているので、抜け止めピン1を抜き取った後、すぐに接続片23をガイリンク片19の外側から取り付けるのであれば、連結ピン20にずれが発生することはない。
それゆえ、図2Bに示す状態から連結ピン20を軸芯回りに90°回転させれば、図2Dに示すように抜け止めピン1を短径部33が左右方向を向くように挿通孔24に挿し込むことができる。また、この状態では、抜け止めピン1の短径部33とガイリンク片19との間に接続片23が入り込むスペースが確保されるので、短径部33とガイリンク片19との間に接続片23を入れた上で短径部33を接続片23に接触させることができ、抜
け止めピン1の頭部29の短径部33により接続片23の抜け止めも可能となる。最後に、抜け止めピン1の先端側に設けられたロックピン用孔部30に、ロック部材31を挿し込めば、抜け止めピン1の抜け止めを行うことも可能となり、中間支持体5をガイライン4に確実に取り付けることが可能となる。
図2Eに示すように、抜け止めピン1の短径部33により抜け止め状態で取り付けられた接続片23に、中間支持体5の上端部を連結すれば、ガイライン4に対して中間支持体5を取り付けることも可能となる。
上述した抜け止めピン1、中間支持体5の取付方法、及びガイライン構造25を用いれば、位置決めピンの軸芯回りに回転させるだけで、長径部32をガイリンク片19に接触させるか、又は短径部33を接続片23に接触させることが可能となる。言い換えれば、本発明の抜け止めピン1は、接続片23の取り付け前においてはガイライン部材18及びガイリンク片19に対する連結ピン20の位置を位置決めする位置決め部として機能し、接続片23の取り付け後においては接続片23が連結ピン20から抜けることを抑制する抜け止め部として機能している。すなわち、位置決め部は実質的に抜け止めピン1の長径部32と同じ部位であり、また抜け止め部は実質的に抜け止めピン1の短径部33と同じ部位である。
つまり、本発明の抜け止めピン1を用いれば、中間支持体5の取り付け前にガイライン4を組み立てる際には、抜け止めピン1の長径部32が位置決め部として作用して、連結ピン20の左右方向の中央側にガイライン部材18を位置決めするため、ガイライン部材18やガイリンク片19が連結ピン20に対してずれることがない。なお、上述したそれゆえ、連結ピン20の位置調整を行う必要がなく、また一つの抜け止めピン1で抜け止めだけでなく位置決めも行えるので、接続片23や中間支持体5の取り付けを簡便に且つ効率良く行うことが可能となる。また、抜け止めピン1の短径部33を利用して、接続片23が連結ピン20から抜け落ちることを確実に防止できるようになる。
それゆえ、本発明の抜け止めピン1、この抜け止めピン1を用いた中間支持体5の取付方法、及びこの抜け止めピン1が使用されたクレーン3のガイライン構造25では、連結ピン20の位置決めが確実に行えると共に、中間支持体5の抜け止めを確実に行うことが可能となる。
なお、今回開示された各実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された各実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
1 抜け止めピン
2 ブーム
3 クレーン
4 ガイライン
5 中間支持体
6 クローラ
7 走行体
8 主巻ワイヤロープ
9 シーブ
10 主巻ドラム
11 ブーム起伏ワイヤロープ
12 ブームドラム(ブーム起伏ウィンチ)
13 ガントリ
14 下部スプレッダ
15 上部スプレッダ
16 カウンタウェイト
17 テンションメンバ
18 ガイライン部材(梯部材)
19 ガイリンク片
20 連結ピン
21 第1孔部
22 第2孔部
23 接続片
24 挿通孔
25 ガイライン構造
26 接続ピン
27 貫通孔
28 ピン体
29 頭部
30 ロックピン用孔部
31 ロック部材
32 長径部
33 短径部

Claims (6)

  1. 長尺のピン体と、当該ピン体の軸芯に沿った方向の一端側に設けられた頭部とを備え、
    前記頭部は、前記ピン体の軸芯から離れる方向である外側に向かって張り出すように形成されていて、
    前記頭部の外側の周縁に、長径部と短径部とが形成されており、
    長尺に形成されると共に長手方向に沿って複数配備されたガイライン部材と、当該ガイライン部材の端部に重なり合った状態で配備されると共に隣り合ったガイライン部材の端部同士を連結するガイリンク片と、前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを連通して当該ガイライン部材とガイリンク片とを連結する連結ピンとを備えるガイラインを有するクレーンのガイライン構造に対して、前記連結ピンに取り付けられて当該連結ピンの抜け止めを行う抜け止めピンであって、
    前記頭部の長径部が、前記ガイリンク片に接触することで、前記連結ピンの長手方向の中央部を前記ガイライン部材の位置に位置決めする位置決め部とされていることを特徴とする抜け止めピン。
  2. 長尺のピン体と、当該ピン体の軸芯に沿った方向の一端側に設けられた頭部とを備え、
    前記頭部は、前記ピン体の軸芯から離れる方向である外側に向かって張り出すように形成されていて、
    前記頭部の外側の周縁に、長径部と短径部とが形成されており、
    長尺に形成されると共に長手方向に沿って複数配備されたガイライン部材と、当該ガイライン部材の端部に重なり合った状態で配備されると共に隣り合ったガイライン部材の端部同士を連結するガイリンク片と、前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを連通して当該ガイライン部材とガイリンク片とを連結する連結ピンとを備えるガイラインと、クレーンのアタッチと、前記ガイラインとを連結する中間支持体と、前記中間支持体の長手方向の一端側に設けられて前記連結ピンに係合する接続片と、を有するクレーンのガイライン構造に対して、前記連結ピンに取り付けられて前記中間支持体の接続片の抜け止めを行う抜け止めピンであって、
    前記頭部の短径部が、前記中間支持体の接続片に接触することで、前記接続片が前記連結ピンから抜けることを抑制する抜け止め部とされていることを特徴とする抜け止めピン。
  3. 前記頭部は、ピン体の軸芯に垂直な端面が長方形に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の抜け止めピン。
  4. 長尺に形成されると共に長手方向に沿って複数配備されたガイライン部材と、当該ガイライン部材の端部に重なり合った状態で配備されると共に隣り合ったガイライン部材の端部同士を連結するガイリンク片と、前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを連通して当該ガイライン部材とガイリンク片とを連結する連結ピンとを備えるガイラインに対して、前記クレーンのアタッチと、前記ガイラインとを連結する中間支持体と、前記中間支持体の長手方向の一端側に設けられて前記連結ピンに係合する接続片と、を組み付けるに際しては、
    前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを貫通するように配備された連結ピンに対し、請求項1〜のいずれかに記載の抜け止めピンを、前記頭部の長径部がガイリンク片に接触するように、前記連結ピンの端部であって当該連結ピンの軸芯交差方向に挿し込んで、前記連結ピンの長手方向の中央部を前記ガイライン部材の位置に位置決めしておき、
    前記連結ピンに貫通状に挿し込まれた抜け止めピンを抜き取り、
    前記抜け止めピンが抜き取られた連結ピンに対して、前記ガイリンク片の外側から前記中間支持体の接続片を嵌め込み、
    前記頭部の短径部が前記接続片に接触するように前記抜け止めピンを連結ピンに挿し込むことを特徴とする中間支持体の取付方法。
  5. 長尺に形成されたガイライン部材が長手方向に沿って複数配備され、
    前記ガイライン部材の端部を両側から挟み込むと共に隣り合ったガイライン部材の端部同士を連結するようにガイリンク片が配備され、
    前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを連結ピンが連通していて、
    前記連結ピンの端部に請求項1〜のいずれかに記載の抜け止めピンが差し込まれていて、前記抜け止めピンの頭部の長径部が位置決め部として、前記ガイリンク片に接触していることを特徴とするクレーンのガイライン構造。
  6. 長尺に形成されたガイライン部材が長手方向に沿って複数配備され、
    前記ガイライン部材の端部を両側から挟み込むと共に隣り合ったガイライン部材の端部同士を連結するようにガイリンク片が配備され、
    前記ガイライン部材の端部とガイリンク片とを連結ピンが連通していて、
    前記ガイリンク片の外側から前記連結ピンに、クレーンのアタッチにつながる中間支持体の長手方向の一端側に設けられた接続片が嵌め込まれており、
    前記接続片が嵌め込まれた前記連結ピンの端部に請求項1〜のいずれかに記載の抜け止めピンが差し込まれていて、前記抜け止めピンの頭部の短径部が抜け止め部として、前記接続片に接触していることを特徴とするクレーンのガイライン構造。
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