JP6171489B2 - 搭載物の製造方法、連続搭載装置および搭載方法 - Google Patents

搭載物の製造方法、連続搭載装置および搭載方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の部材が重ねて搭載されてなる搭載物を製造する方法、並びに、複数の部材を連続で搭載する装置および方法に関する。
薄板といった複数の部材を重ねて搭載する方法として、台に載せられた部材(以下、「搭載済部材」と称す)上に新たな部材(以下、「未搭載部材」と称す)を重ねる方法が提案されている(例えば特許文献1)。
この搭載方法では、未搭載部材が搭載済部材上に重ねられる際に、搭載済部材が台上を移動したり未搭載部材が搭載済部材上を移動したりし、未搭載部材の位置が搭載済部材の位置に対してずれることがある。この現象は「搭載ずれ」と呼ばれており、特許文献1では搭載ずれを抑制する方法が開示されている。特許文献1に開示の搭載方法について図7を用いて説明する。なお、本書の図において、搭載物を構成する部材はドットで塗られている。
まず、図7(a)に示されるように、第1および第2の部材1,2が用意される。第1の部材1は台3に載せられている。そして、第1および第2の押し付け手段(「クランプ」とも呼ばれる)4,5が第1の部材1を台3に押し付けている。具体的には、第1の部材1の縁のうち第1の部分に第1の押し付け手段4による力が作用しており、第1の部材1の縁のうち第1の部分とは反対側に位置する第2の部分に第2の押し付け手段5による力が作用している。
第2の部材2は、吸着手段6を用いて第1の部材1の上方に保持されている。吸着手段6は減圧装置(不図示)と接続されており、吸着手段6と第2の部材2とで形成された空間内を減圧装置が減圧することで第2の部材2が吸着手段6に所定の吸着力で吸着される。
図7(b)に示されているように、吸着手段6が移動して第2の部材2が第1の部材1上へ重ねられる。このとき、吸着手段6が第1および第2の部材1,2を台3に押し付ける。
続いて、図7(c)に示されるように第1および第2の押し付け手段4,5が第1の部材1から離れる。そして、図7(d)に示されるように第1および第2の押し付け手段4,5が第2の部材2を介して第1の部材1を台3に押し付ける。
その後、吸着手段6による第2の部材2の吸着が解除され、吸着手段6は台3から離れる方向へ移動する(図7(e)参照)。その結果、第2の部材2が第1の部材1上に残り、第1および第2の部材1,2が重ねて搭載されてなる搭載物が得られる。
特許文献1に開示の方法によれば、第2の部材2が第1の部材1上に重ねられる際、第1の部材1は第1および第2の押し付け手段4,5または吸着手段6を用いて台3に押し付けられる。したがって、第1の部材1が台3上を移動しにくい。また、吸着手段6が台3から離れる際、第2の部材2は吸着手段6を用いて台3に押し付けられている。したがって、第2の部材2は第1の部材1上を移動しにくい。
このように、第1の部材1が台3上を移動しにくく、かつ第2の部材2が第1の部材1上を移動しにくいので、第2の部材2が第1の部材1上の所定の位置に重ねられる。その結果、搭載ずれが抑制される。
しかしながら、特許文献1に開示の方法では、吸着手段6が第1および第2の部材1,2を台3に押し付けて第1および第2の押し付け手段4,5が第1の部材1,2から離れた後に、第1および第2の押し付け手段4,5が第2の部材2を台3に押し付ける。そのため、第2の部材2を第1の部材1上に重ねてから、吸着手段6による第2の部材2の吸着を解除するまでに、比較的長い時間が掛かるという問題があった。
このような問題を解決する技術が特許文献2に開示されている。図8は特許文献2に開示の方法を説明するための図である。なお、図7に示される構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
特許文献2に開示の方法では、まず、図8(a)に示されるように、第1の部材1が台3に載せられる。このとき、第1の押し付け手段4だけが第1の部材1を台3に押し付けており、第2の押し付け手段5は第1の部材1から離れている。
次に、図8(b)に示されるように、吸着手段6が移動して第2の部材2が第1の部材1上へ移動する。続いて、図8(c)に示されるように、第2の押し付け手段5が第2の部材2を介して第1の部材1を台3に押し付ける。
その後、吸着手段6による第2の部材2の吸着が解除され、吸着手段6は台3から離れる方向へ移動する(図8(d)参照)。その結果、第2の部材2は第1の部材1上に残り、第1および第2の部材1,2が重ねて搭載されてなる搭載物が得られる。
特許文献2に開示の方法によれば、第2の部材2が第1の部材1上に重ねられる際には第2の押し付け手段5が第1の部材1から離れている。したがって、第2の部材2が第1の部材1上に重ねられた後、すぐさま第2の押し付け手段5が第2の部材2を台3に押し付けることができる。その結果、第2の部材2を第1の部材1上に重ねてから、吸着手段6による第2の部材2の吸着を解除するまで、の時間をより短くすることができる。
特開2012−221715号公報 特開2010−212018号公報
ところで、特許文献1,2に開示の方法では、第1および第2の押し付け手段4,5の押し付け力を受けて台3が歪むことがある。特許文献2に開示の方法では台3の歪みが搭載ずれを招く可能性があった。図9および10を用いて搭載ずれの原因を詳述する。なお、図9および10において、太矢印は、第1または第2の押し付け手段4,5により第1の部材1に作用する力を示している。
図9および10に示されるように、第1または第2の押し付け手段4,5が第1の部材1を台3に押し付けると、台3の法線方向の力Fnが第1の部材1に作用する。台3が歪んでいる場合、力Fnは、第1の押し付け手段4から第2の押し付け手段5へ向かうY方向にも作用する(図9および10に示される力Fy)。
特許文献1に開示の方法では、第1および第2の押し付け手段4,5が一緒に第1の部材1を台3に押し付けている(図7(a)および(b)参照)。したがって、図9に示されるように、第1の押し付け手段4により生じるFyは第2の押し付け手段5により生じるFyによって相殺され、第1の部材1は台3上を移動しない。
しかしながら、特許文献2に開示の方法では、第1の押し付け手段4だけが第1の部材1を台3に押し付けるステップがある(図8(a)参照)。このステップでは、図10に示されるように、第1の押し付け手段4により生じるFyだけが第1の部材1に作用する。したがって、第1の部材1が台3上を移動し、搭載ずれが起きてしまう。
特に、図8(c)に示されるステップでは、吸着手段6と第2の部材2とは密着している。そのため、吸着手段6の吸着を解除しても、吸着手段6の移動時に負圧が発生し第2の部材2が動いてしまうことがある。
第2の部材2の動きに起因する搭載ずれの程度を抑制するため、第2の押し付け手段5は、比較的強い力で第2の部材2を台3に押し付けている必要がある。そして、第2の押し付け手段5により生じるFyを第1の押し付け手段4により生じるFyで相殺させるために、第1の押し付け手段4も比較的強い力で第1の部材1を台13に押し付けなければならない。
第1の押し付け手段4の押し付け力がより強くなると、図8(a)に示されるステップにおいて第1の部材1に作用するY方向の力Fyがより強くなる。その結果、第1の部材1が台3上をより移動しやすくなり、搭載ずれの程度がより大きくなる。
そこで、本発明の目的の一例は、搭載ずれの程度がより小さい搭載物をより短い時間で製造することができる製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、より短い時間でかつより小さい程度の搭載ずれで複数の部材を搭載することができる連続搭載装置および搭載方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一つの態様は、それぞれ平面視で四角形の第1および第2の部材が重ねて搭載されてなる搭載物の製造方法に係る。この態様において、本発明は、台および吸着手段を用意する第1の工程と、第1の部材を台に押し付ける第2の工程と、吸着手段を用いて第2の部材を吸着して該第2の部材を第1の部材上に重ねる第3の工程と、第2の部材を台に押し付ける第4の工程と、第2の部材から吸着手段を引き離す第5の工程と、を含む。第1の工程で用意される吸着手段は、台上へ移動可能であり、かつ所定の吸着力で第2の部材を吸着可能である。第2の工程では、第1の部材が台に載せられ、第1の部材の縁のうち第1の部分が第1の強さの力で台に押し付けられる。第3の工程では、吸着手段が台上へ移動することで第2の部材が第1の部材上へ重ねられる。第4の工程では、第1の部材を押し付ける力の強さを、第1の強さから、該第1の強さよりも強い第2の強さに切り替えるとともに、第1の部材の縁のうち第1の部分とは反対側に位置する第2の部分が、第2の部材を介して第2の強さの力で台に押し付けられる。第5の工程では、吸着手段による第2の部材の吸着が解除されて吸着手段が移動することで第2の部材から吸着手段が引き離される。
本発明の他の態様は、それぞれ平面視で四角形の第1および第2の部材を台上に連続で搭載する装置に係る。この態様において、本発明は、吸着手段と、第1の押し付け手段と、第2の押し付け手段と、制御手段と、を備える。吸着手段は、台上へ移動可能であり、かつ第2の部材を吸着可能である。第1の押し付け手段は、第1の部材の縁のうち第1の部分を台に押し付け可能であり、かつ第1の部分を台に押し付ける力の強さを、第1の強さと、該第1の強さよりも強い第2の強さと、の間で切り替え可能である。第2の押し付け手段は、第1の部材の縁のうち第1の部分とは反対側に位置する第2の部分を第2の部材を介して第2の強さの力で台に押し付け可能である。制御手段は、吸着手段、第1および第2の押し付け手段の動作を制御する。そして、制御手段は、第1の押し付け手段に、第1の部材の第1の部分を第1の強さの力で台に対して押し付けさせ、吸着手段に第2の部材を吸着させるとともに吸着手段を台上へ移動させて第2の部材を第1の部材上へ重ね、第1の押し付け手段に第2の強さの力で第1の部分を台に対して押し付けさせるとともに、第2の押し付け手段に第2の部材を介して第2の部分を第2の強さの力で台に対して押し付けさせ、吸着手段による第2の部材の吸着を解除して吸着手段を移動させることで第2の部材から吸着手段を引き離すものである。
本発明の他の態様は、それぞれ平面視で四角形の第1および第2の部材を台上に重ねて搭載する方法に係る。この態様において、本発明は、吸着手段を用意する第1のステップと、第1の部材を台に押し付ける第2のステップと、吸着手段を用いて第2の部材を吸着して該第2の部材を第1の部材上に重ねる第3のステップと、第2の部材を台に押し付ける第4のステップと、第2の部材から吸着手段を引き離す第5のステップと、を含む。第1のステップで用意される吸着手段は、台上へ移動可能であり、かつ第2の部材を吸着可能である。第2のステップでは、第1の部材が台に載せられ、第1の部材の縁のうち第1の部分が第1の強さの力で台に押し付けられる。第3のステップでは、吸着手段が台上へ移動することで第2の部材が第1の部材上へ重ねられる。第4のステップでは、第1の部材を押し付ける力の強さを、第1の強さから、該第1の強さよりも強い第2の強さに切り替えるとともに、第1の部材の縁のうち第1の部分とは反対側に位置する第2の部分が、第2の部材を介して第2の強さの力で台に押し付けられる。第5のステップでは、吸着手段による第2の部材の吸着が解除されて吸着手段が移動することで第2の部材から吸着手段が引き離される。
本発明によれば、搭載ずれの程度がより小さい搭載物をより短い時間で製造することができる。また、より短い時間でかつより小さい程度の搭載ずれで複数の部材を搭載することができる。
本発明の実施形態に係る連続搭載装置の概略側面図である。 本発明の実施形態に係る連続搭載装置の動作を説明するための図である。 台が歪んでおり、かつ第1および第2の押し付け手段が第1の部材を第2の強さの力で台に押し付けているときの連続搭載装置の側面図である。 台が歪んでおり、かつ第1の押し付け手段のみが第1の部材を台に押し付けているときの連続搭載装置の側面図である。 台が歪んでおり、かつ第1の部材としての搭載物が比較的強い力で台に押し付けられているときの連続搭載装置の側面図である。 台が歪んでおり、かつ第1の部材としての搭載物が比較的弱い力で台に押し付けられているときの連続搭載装置の側面図である。 特許文献1に開示の搭載方法を説明するための図である。 特許文献2に開示の搭載方法を説明するための図である。 特許文献1に開示の搭載方法において、台が歪んでいる状態を説明するための図である。 特許文献2に開示の搭載方法において、台が歪んでいる状態を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態に搭載物製造方法および連続搭載装置について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る連続搭載装置の概略側面図である。図1に示すように、連続搭載装置7は、吸着手段8と、第1の押し付け手段9と、第2の押し付け手段10と、を備える。
吸着手段8は第1の部材11や第2の部材12を所定の吸着力で吸着可能である。具体的には、吸着手段8は、凹部(不図示)を有する吸着部8aと、吸着部8aの凹部に接続された減圧装置(不図示)と、を備える。吸着手段8が第2の部材12を吸着する際には、吸着部8aの凹部が塞がれるように吸着部8aが第2の部材12へ押し付けられる。その後、減圧装置が吸着部8aの凹部内を減圧することで第2の部材12が吸着部8aに吸着される。
なお、吸着手段8はこのような形態に限られない。第1および第2の部材11,12が磁性体から形成されている場合には、吸着手段8は磁力を用いて第1および第2の部材11,12を吸着する形態であってもよい。
また、吸着手段8は、台13の、第1の部材11が載せられる面と交わるX方向および当該面に沿ったY方向へ移動可能である。吸着手段8をX方向やY方向へ移動させる機構は、モータといった駆動源(不図示)を用いて実現される。
ここで、吸着手段8を用いて第1および第2の部材11,12を台13上に重ねて搭載する方法について簡単に説明する。
まず、吸着手段8は第1の部材供給部14上へ移動する。第1の部材供給部14上には第1の部材11が供給されており、吸着手段8は第1の部材供給部14上で第1の部材11を吸着する。その後、吸着手段8が第1の部材11を吸着したまま台13上へ移動することで、第1の部材11が台13に載せられる。
続いて、吸着手段8による第1の部材11の吸着が解除され、吸着手段8は第2の部材供給部15上へ移動する。このとき、吸着手段8による第1の部材11の吸着が解除されているので、第1の部材11は台13に残る。
第2の部材供給部15上には第2の部材12が供給されており、吸着手段8は第2の部材供給部15上で第2の部材12を吸着する。台13に載せられた第1の部材11上へ吸着手段8が第2の部材12を吸着したまま移動することで、第2の部材12が第1の部材11上に重ねられる。
その後、吸着手段8による第2の部材12の吸着が解除され、吸着手段8は台13から離れる方向へ移動する。吸着手段8による第2の部材12の吸着が解除されているので、第2の部材12は第1の部材11上に残る。その結果、第1および第2の部材11が重ねて搭載されてなる搭載物が完成する。
再び連続搭載装置7の構造について説明する。
第1の押し付け手段9は、第1の部材11の縁のうち第1の部分を台13に押し付け可能である。具体的には、第1の押し付け手段9は押し付け部9aと支持部9bとを含み、押し付け部9aがX方向へ移動することで第1の部材11の第1の部分を台13に押し付ける。
第2の押し付け手段10は、第1の部材11の縁のうち、第1の部分とは反対側に位置する第2の部分を台13に押し付け可能である。第2の押し付け手段10は押し付け部10aと支持部10bとを含み、押し付け部10aがX方向へ移動することで第1の部材11の第2の部分を台13に押し付ける。
また、第1および第2の押し付け手段9,10は、第1の部材11や第2の部材12を台13に押し付ける力の強さを、第1の強さと、該第1の強さよりも強い第2の強さと、の間で切り替え可能である。加えて、押し付け部9a,10aはY方向へ移動可能である。
押し付け部9a,10aをX方向およびY方向へ移動させる機構や力の強さを切り替える機構は、モータといった駆動源(不図示)を用いて実現される。支持部9b,10bをY方向へ移動させて押し付け部9a,10aをY方向へ移動させてもよいし、X方向に延びる軸を中心に支持部9b,10bを回転させて押し付け部9a,10aをY方向へ移動させてもよい。
台13は、第1の部材11が載せられるパレット16と、パレット16を支持するベース体17と、を含む。パレット16はベース体17に対して取り外し可能に設けられている。パレット16上で搭載物が製造された後、パレット16がベース体17から取り外され、搭載物がパレット16ごと運ばれる。
なお、第1および第2の部材11,12がベース体17上に重ねて搭載されてもよい。
さらに、連続搭載装置7は、吸着手段8並びに第1および第2の押し付け手段9,10の動作を制御する制御手段18を備える。
ここで、連続搭載装置7の動作、すなわち本発明の実施形態に係る搭載物の製造方法および搭載方法について、図1,2を用いて説明する。図2は、連続搭載装置7の動作を説明するための図である。なお、図2では、第1および第2の部材供給部14,15並びに制御手段18は省略されている。
まず、図2(a)に示されるように、吸着手段8は、第1の部材供給部14から供給された第1の部材11を所定の吸着力で吸着し、第1の部材11を吸着したまま台13上へ移動する。このとき、第1の部材11が台13と接していることが好ましい。
続いて、図2(b)に示されるように、第1および第2の押し付け手段9,10が第1の部材11を台13に第2の強さの力F2で押し付ける。その後、吸着手段8による第1の部材11の吸着が解除され、吸着手段8は第2の部材供給部15上へ移動する(図2(c)参照)。その結果、第1の部材11は吸着手段8から引き離され、第1の部材11が台13上に残る。
このとき、吸着手段8と第1の部材11とは密着しているので、吸着手段8の吸着を解除しても吸着手段8の移動時に負圧が発生し第1の部材11に力が作用する。第1および第2の押し付け手段9,10が第2の強さの力F2で第1の部材11を台13に押し付けているので、当該負圧による第1の部材11の移動が抑制される。
第1の部材11が吸着手段8から引き離されたところで、第2の押し付け手段10は第1の部材11から離れる(図2(d)参照)。このとき、制御手段18は、第1の押し付け手段9に第1の部材11を台13に第1の強さの力F1で押し付けさせる。すなわち、第1の押し付け手段9の押し付け力の強さが第2の強さから第1の強さに切り替えられる。
続いて、吸着手段8は、第2の部材供給部15から供給された第2の部材12を吸着し、第2の部材12を吸着したまま台13上へ移動する(図2(e)参照)。その結果、台13に載せられた第1の部材11に第2の部材12が重ねられる。このとき、第2の部材12が第1の部材11と接していることが好ましい。
第1の部材11のX方向における位置は、例えば、第1の部材11の厚みに基づいて算出される。押し付け部9aのX方向における位置から第1の部材11のX方向における位置が算出されてもよい。
第2の部材12が第1の部材11上に重ねられたところで、第2の押し付け手段10が第2の部材12を介して第1の部材11を台13に第2の強さの力F2で押し付ける(図2(f)参照)。このとき、制御手段18は、第1の押し付け手段9に第1の部材11を台13に対して第2の強さの力F2で押し付けさせる。すなわち、第1の押し付け手段9の押し付け力の強さが第1の強さから第2の強さに切り替えられる。
その後、図2(g)に示されるように、吸着手段8による第2の部材12の吸着が解除され、吸着手段8は台13から離れる方向へ移動する(図2(c)参照)。その結果、第2の部材12は吸着手段8から引き離され、第2の部材12が第1の部材11上に残る。
このようにして、第1および第2の部材1,2が重ねて搭載されてなる搭載物が得られる。
第2の部材12上に新たな部材を重ねるために、第1の押し付け手段9を第1の部材11から離してもよい(図2(h))。このとき、第2の押し付け手段10による押し付け力の強さを第2の強さから第1の強さに切り替えることが望ましい。図2(e)〜(g)に示される工程を繰り返えすことで、3つ以上の部材を台13上に重ねて搭載することが可能である。
本実施形態によれば、第2の部材12が第1の部材11上に重ねられる際には第2の押し付け手段10が第1の部材11から離れている(図2(e)参照)。したがって、第2の部材12が第1の部材11上に重ねられた後、すぐさま第2の押し付け手段10が第2の部材12を台13に押し付けることができる。その結果、第2の部材12を第1の部材11上に重ねてから、吸着手段8による第2の部材12の吸着を解除するまで、の時間をより短くすることができる。
また、吸着手段8による第2の部材12の吸着を解除して吸着手段8を台13から離れる方向へ移動させる工程(図2(c),(g)参照)では、第2の部材12は、第1の強さよりも強い第2の強さの力F2で台13に押し付けられる。したがって、吸着手段8の移動時に負圧が発生しても、当該負圧による第2の部材12の移動が抑制される。すなわち、第2の部材12は第1の部材11上の所定の位置からずれにくく、搭載ずれが起きにくくなる。
押し付け力の第2の強さは、第2の部材12から吸着手段8を引き離す際に生じる負圧よりも強く第2の部材12が動かない程度の強さであることがより望ましい。
図2(c),(g)に示される工程では、第1および第2の押し付け手段9,10が第1の部材11を第2の強さの力F2で台13に押し付けている。したがって、図3に示されるように台13が歪んでいても、第2の押し付け手段10により生じるFyは第1の押し付け手段9により生じるFyによって相殺され、第1の部材11は台13上を移動しない。
なお、図3に示されるステップでは、第2の押し付け手段10により生じるFyが第2の部材12に作用する。しかし、第2の部材12の縁の一部が第1の押し付け手段上に載っているので、第2の部材12はY方向へ移動しにくい。
本実施形態では、図2(c),(g)に示される工程において、第1および第2の押し付け手段9、10が同じ強さの力F2で第1の部材11を台13に押し付けているが、この形態に限られない。第1の押し付け手段9の押し付け力の強さと第2の押し付け手段10の押し付け力の強さとの間に差があっても、第1の部材11が台13上をY方向へ移動しなければよい。
さらに、第1の押し付け手段9だけが第1の部材11を台13に押し付ける工程(図2(d)参照)では、第1の部材11は、第1の強さの力F1で台13に押し付けられる。したがって、図4に示されるように台13が歪んでいても、第1の部材11に作用するY方向の力Fyは比較的小さく、第1の部材11が台13上を移動しにくい。その結果、搭載ずれの程度が抑制される。
特に、第1の部材11が複数の部材を重ねて搭載してなる搭載物であり、かつ第1の押し付け手段9だけが第1の部材11を比較的強い力F2で台13に押し付ける場合、第1の部材11が崩れやすい(図5参照)。
本実施形態では、第1の押し付け手段9だけが第1の部材11を台13に押し付けるときの押し付け力は比較的弱い(第1の強さ)ので、第1の部材11としての搭載物は崩れにくい(図6参照)。その結果、搭載ずれが起きにくくなる。
押し付け力の第1の強さは、第1または第2の押し付け手段9,10のいずれかが第1または第2の部材11,12を台13に押し付ける際に第1または第2の部材11,12が移動しない程度の強さであることがより望ましい。
なお、第1の押し付け手段9だけが第1の部材11を台13に押し付ける工程(図2(d)参照)では、第1の部材11はすでに吸着手段8から引き離されているので、第1の強さは第1の部材11から吸着手段8を引き離す際に生じる負圧よりも弱くてもよい。
1 第1の部材
2 第2の部材
3 台
4 第1の押し付け手段
5 第2の押し付け手段
6 吸着手段
7 連続搭載装置
8 吸着手段
9 第1の押し付け手段
10 第2の押し付け手段
11 第1の部材
12 第2の部材
13 台
14 第1の部材供給部
15 第2の部材供給部
16 パレット
17 ベース体
18 制御手段

Claims (7)

  1. それぞれ平面視で四角形の第1および第2の部材が重ねて搭載されてなる搭載物の製造方法であって、
    台と、前記台上へ移動可能であり前記第2の部材を吸着可能な吸着手段と、を用意する工程と、
    前記台に前記第1の部材を載せ、該第1の部材の縁のうち第1の部分を第1の強さの力で前記台に押し付ける工程と、
    前記吸着手段を用いて前記第2の部材を吸着し、該吸着手段を前記台上へ移動させて前記第2の部材を前記第1の部材上へ重ねる工程と、
    前記第1の部分を前記台に押し付ける力の強さを、前記第1の強さから、該第1の強さよりも強い第2の強さに切り替えるとともに、前記第1の部材の縁のうち前記第1の部分とは反対側に位置する第2の部分を、前記第2の部材を介して前記第2の強さの力で前記台に押し付ける工程と、
    前記吸着手段による前記第2の部材の吸着を解除して前記吸着手段を移動させることで前記第2の部材から前記吸着手段を引き離す工程と、を含む、製造方法。
  2. 前記第2の強さが、前記第2の部材から前記吸着手段を引き離す際に生じる負圧よりも強い、請求項1に記載の製造方法。
  3. それぞれ平面視で四角形の第1および第2の部材を台上に連続で搭載する装置であって、
    前記台上へ移動可能であり、かつ前記第2の部材を吸着可能な吸着手段と、
    前記第1の部材の縁のうち第1の部分を前記台に押し付け可能であり、かつ前記第1の部分を前記台に押し付ける力の強さを、第1の強さと、該第1の強さよりも強い第2の強さと、の間で切り替え可能な第1の押し付け手段と、
    前記第1の部材の縁のうち前記第1の部分とは反対側に位置する第2の部分を、前記第2の部材を介して、前記第2の強さの力で前記台に押し付け可能な第2の押し付け手段と、
    前記吸着手段、前記第1および第2の押し付け手段の動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1の押し付け手段に、前記第1の部材の前記第1の部分を前記第1の強さの力で前記台に対して押し付けさせ、
    前記吸着手段に前記第2の部材を吸着させるとともに前記吸着手段を前記台上へ移動させて前記第2の部材を前記第1の部材上へ重ね、
    前記第1の押し付け手段に前記第2の強さの力で前記第1の部分を前記台に対して押し付けさせるとともに、前記第2の押し付け手段に前記第2の部材を介して前記第2の部分を前記第2の強さの力で前記台に対して押し付けさせ、
    前記吸着手段による前記第2の部材の吸着を解除して前記吸着手段を移動させることで前記第2の部材から前記吸着手段を引き離すものである、連続搭載装置。
  4. 前記第2の押し付け手段が、前記第2の部分を前記台に押し付ける力の強さを前記第1の強さと前記第2の強さとの間で切り替え可能であり、
    前記制御手段は、
    前記第1の押し付け手段が前記第1の部材から離れている状態で、前記第2の押し付け手段に前記第1の強さの力で前記第1および第2の部材を前記台に対して押し付けさせるものである、請求項3に記載の連続搭載装置。
  5. 前記第2の強さが、前記第2の部材から前記吸着手段を引き離す際に生じる負圧よりも強い、請求項3または4に記載の連続搭載装置。
  6. それぞれ平面視で四角形の第1および第2の部材を台上に連続で搭載する方法であって、
    前記台上へ移動可能であり前記第2の部材を吸着可能な吸着手段を用意するステップと、
    前記台に前記第1の部材を載せ、該第1の部材の縁のうち第1の部分を第1の強さの力で前記台に押し付けるステップと、
    前記吸着手段を用いて前記第2の部材を吸着し、該吸着手段を前記台上へ移動させて前記第2の部材を前記第1の部材上へ重ねるステップと、
    前記第1の部分を前記台に押し付ける力の強さを、前記第1の強さから、該第1の強さよりも強い第2の強さに切り替えるとともに、前記第1の部材の縁のうち前記第1の部分とは反対側に位置する第2の部分を、前記第2の部材を介して前記第2の強さの力で前記台に押し付けるステップと、
    前記吸着手段による前記第2の部材の吸着を解除して前記吸着手段を移動させることで前記第2の部材から前記吸着手段を引き離すステップと、を含む、搭載方法。
  7. 前記第2の強さが、前記第2の部材から前記吸着手段を引き離す際に生じる負圧よりも強い、請求項6に記載の搭載方法。
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