JP4875550B2 - アッセンブリの組立て方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アッセンブリの組立て方法に関する。詳しくは、複数の部品が積層されたアッセンブリの組立て方法に関する。
従来より、自動二輪車の前輪部分であるフロントフォークアッセンブリは、一対のフォーク、ステム、ホイール、ブレーキパネル、アクスルなどの部品で構成される。これらの部品のうち、フォーク、ステム、ホイール、およびブレーキパネルには、挿通孔が形成されている。
このフロントフォークアッセンブリは、例えば、以下の手順で組み立てられる(特許文献1参照)。
すなわち、まず、ステムを組み立てて、ステムに一対のフォークを取り付けてアッセンブリ化し、その後、このアッセンブリを組付ステーションに搬送する。
この組付ステーションでは、ブレーキパネルが取り付けられたホイールを用意しておき、搬送されたアッセンブリの一対のフォーク間にこのホイールを配置して、フォークおよびホイールにアクスルを挿通する。その後、フォークとホイールとの相対位置を調整し、アクスルをナットで締め付ける。
この方法によれば、作業工程の一部を自動化して、フロントフォークアッセンブリを容易に組み立てることができる。
特許第2773754号公報
しかしながら、上述の組立て方法では、ホイールおよびフォークにアクスルを挿通する設備や、ホイールとフォークとを位置決めする設備が必要となる。よって、設備コストが高くなるうえに、広いスペースが必要となる。
以上の課題を解決するため、本発明者らは、上述のフロントフォークアッセンブリの構成部品のうち、フォーク、ホイール、ブレーキパネルは、積層されてアクスルが挿通される構造である点に着目した。
本発明は、複数の部品が積層されて構成されるアッセンブリについて、低コストかつ省スペースで組み立てできるアッセンブリの組立て方法を提供することを目的とする。
本発明のアッセンブリの組立方法は、最上段に位置する第1番目の部品(例えば、後述の右フォーク11A)から最下段に位置する第n番目(nは2以上の整数)の部品(例えば、後述の左フォーク11B)までが積層されて構成されるアッセンブリ(例えば、後述のフロントフォークアッセンブリ10)の組立方法であって、搬送手段(例えば、後述の搬送装置22)により、第1番目の部品を把持する第1の手順と、搬送手段により、第1番目から第(m−1)番目(mは2以上の整数)までの部品を把持した状態で、第m番目の部品を把持する第mの手順と、を備え、前記第mの手順を、mが2からnになるまで繰り返すことにより、前記アッセンブリの組み付け状態を順番に実現することを特徴とする。
この発明によれば、まず、搬送手段により、第1番目の部品を把持する。次に、搬送手段により、第1番目の部品を把持した状態で、第2番目の部品を把持する。次に、搬送手段により、第1番目および第2番目の部品を把持した状態で、第3番目の部品を把持する。次に、搬送手段により、第1番目から第3番目の部品を把持した状態で、第4番目の部品を把持する。このような動作を、最下段に位置する部品を把持するまで繰り返す。
よって、第1番目の部品から第n番目の部品まで順番に搬送手段を移動させるだけで、アッセンブリの組み付け状態を順番に実現していくので、アッセンブリを組み立てることができる。よって、従来のような組付ステーションや部品同士を位置決めする設備が不要となるうえに、1台の搬送手段で組み立てできるので、コストを低減できるとともに、スペースを有効活用できる。
本発明によれば、第1番目の部品から第n番目の部品まで順番に搬送手段を移動させるだけで、アッセンブリの組み付け状態を順番に実現していくので、アッセンブリを組み立てることができる。よって、従来のような組付ステーションや部品同士を位置決めする設備が不要となるうえに、1台の搬送手段で組み立てできるので、コストを低減できるとともに、スペースを有効活用できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[フロントフォークアッセンブリの構成]
図1は、本発明一実施形態に係るアッセンブリの組立方法により組み立てられるフロントフォークアッセンブリ10の分解斜視図である。
フロントフォークアッセンブリ10は、自動二輪車の前輪部分であり、一対のフォーク11A、11B、ステム12、ホイール13、ブレーキパネル14、アクスル15を含んで構成される。
一対のフォーク11A、11Bは、右側に配置される右フォーク11Aと、左側に配置される左フォーク11Bとで構成され、それぞれ、長尺状の部材であり、先端側には、挿通孔111が形成されている。
ステム12は、フォーク11A、11Bが挿通される一対の挿通孔121が形成されており、これら挿通孔121のそれぞれにフォーク11A、11Bを挿通してボルト122で締め付けることにより、一対のフォーク11A、11Bを略平行に保持する。
ホイール13は、略円盤状であり、ホイール13の中心には挿通孔131が形成されている。
ブレーキパネル14は、略円盤状であり、ホイール13に取り付けられる。このブレーキパネル14の中心には、挿通孔141が形成されている。
ホイール13は、ブレーキパネル14が取り付けられた状態で、一対のフォーク11A、11Bの間に配置される。
アクスル15は、一対のフォーク11、ホイール13、およびブレーキパネル14のそれぞれの挿通孔111、131、141と、円筒状のカラー151とに挿通され、ナット152で締め付けられることにより、ホイール13をフォーク11に回転自在に固定する。つまり、アクスル15を挿通することにより、一対のフォーク11、ホイール13、およびブレーキパネル14のそれぞれの挿通孔111、131、141と、円筒状のカラー151とは、共通の軸心を有することになる。
[組立装置の全体構成]
図2は、フロントフォークアッセンブリ10を組み立てる組立装置1の平面図である。
組立装置1は、第1組立装置2、第1組立装置2を制御する制御盤3、第2組立装置4、および、第2組立装置4を制御する制御盤5を備える。
[第1組立装置の構成]
第1組立装置2は、右フォーク11A、カラー151、ホイール13、ブレーキパネル14、および左フォーク11Bを順番に積層して把持してアッセンブリ化してアッセンブリ16を形成し、このアッセンブリ16にアクスル15を挿通する。
この第1組立装置2は、壁部211に囲まれた矩形状のテーブル21と、このテーブル21の上に設けられた搬送手段としての搬送装置22と、このテーブル21に回転可能に設けられた円形状の反転テーブル23と、を備える。
テーブル21上には、右フォーク11A、カラー151、ホイール13、ブレーキパネル14、および左フォーク11Bのそれぞれが供給される右フォーク供給エリア212、カラー供給エリア213、ホイール供給エリア214、ブレーキパネル供給エリア215、および左フォーク供給エリア216が設けられている。
搬送装置22は、把持装置30と、この把持装置30を上昇あるいは下降させる昇降機構221と、この昇降機構221をY軸方向に移動する第1移動機構222と、この第1移動機構222をX軸方向に移動する第2移動機構223と、を有する。
これら第1移動機構222および第2移動機構223により、供給エリア212〜215を含むテーブル21のほぼ全域に亘って、把持装置30を移動させることができる。
把持装置30の具体的な構成については、後に詳述する。
反転テーブル23の回転中心は、テーブル21の端縁に位置しており、これにより、反転テーブル23の半分は、テーブル21の半分に重なって配置されている。
この反転テーブル23上には、回転中心を通って直線状に延びる壁部231が設けられており、この壁部231により、反転テーブル23は、第1作業エリア23Aおよび第2作業エリア23Bに仕切られている。
2つの作業エリア23A、23Bのうち一方(図2では、作業エリア23A)は、テーブル21上に位置し、テーブル21の壁部211および反転テーブル23の壁部231により囲まれる。同時に、2つの作業エリア23A、23Bのうち他方(図2では、作業エリア23B)は、テーブル21の壁部211および反転テーブル23の壁部231の外側に位置する。
これら第1作業エリア23Aおよび第2作業エリア23Bのそれぞれには、アクスル昇降機構24が設けられている。
図3は、アクスル昇降機構24の断面図である。
アクスル昇降機構24は、中心軸が略鉛直になるようにアクスル15を把持するチャック241と、このチャック241を昇降させる昇降機構242と、を備える。このアクスル昇降機構24によれば、アクスル15をチャック241に把持させて、昇降機構242を駆動することで、アクスル15を軸方向に沿って上昇させて、反転テーブル23の表面から突出させることができる。
[把持装置の構成]
図4は、把持装置30の概略構成を示す斜視図である。図5は、把持装置30の側面図である。
把持装置30は、一列に配置された複数の円筒状のコレット31と、複数のコレット31同士の間に配置された複数の円筒状の駒32と、これらコレット31および駒32を両端側から挟んで加圧する加圧装置33と、を備える。
複数のコレット31は、中心軸が同軸になるように配置され、駒32は、コレット31同士の間に、中心軸がコレット31と同軸になるように配置される。つまり、コレット31と駒32とは、一直線上に交互に配置される。
図6は、把持装置30の一部の分解斜視図である。
コレット31には、一端縁付近から他端縁に至るスリット311と、他端縁付近から一端縁に至るスリット312と、が交互に形成されている。
駒32の外径は、中央部では、コレット31の内径よりも大きく、中央部から両端部に向かうに従って小さくなり、両端部では、コレット31の内径よりも小さくなっている。よって、駒32の両端部はコレット31の内径よりも小さいので、駒32の両端側は、コレット31内部に入り込んだ状態となっている。
図4および図5に戻って、加圧装置33は、上述の昇降機構221に支持されて貫通孔341が形成された把持フランジ34と、貫通孔341に挿通されコレット31および駒32に挿通される加圧ピン35と、把持フランジ34に設けられ加圧ピン35を進退させるアクチュエータ36と、を備える。
把持フランジ34は、平板状のプレート342と、このプレート342の中央に一体に形成された第1加圧部343と、を備える。この第1加圧部343は、駒32を半分にした形状である。すなわち、この第1加圧部343の外径は、プレート側ではコレット31の内径よりも大きく、先端部に向かうに従って小さくなり、先端部では、コレット31の内径よりも小さくなっている。
上述の貫通孔341は、プレート342および第1加圧部343を貫通して形成されている。
加圧ピン35の先端には、駒32と同一形状の第2加圧部351が一体に形成されている。
アクチュエータ36は、加圧ピン35を進退させるものであり、上述の制御盤3により制御される。
この加圧装置33によれば、加圧ピン35を後退させて、第1加圧部343および第2加圧部351により、コレット31および駒32を両端側から挟んで加圧する。
次に、把持装置30の動作について説明する。
アクチュエータ36を動作させない場合、駒32の両端側がコレット31内部に入り込んでいるが、コレット31は、加圧されないため拡張しない。
次に、アクチュエータ36を動作させて、加圧ピン35を加圧力Fで後退させる。すると、第1加圧部343および第2加圧部351は、コレット31および駒32を加圧力Fで加圧する。この加圧力Fは、各コレット31および各駒32を介して伝達し、全てのコレット31および駒32に対して均等に作用する。
例えば、あるコレット31について説明すると、コレット31の両側に位置する2つの駒32が、それぞれ、コレット31内部に向かって前進し、互いに隣り合う駒32同士の間隔が短くなる。すると、駒32の中央部の外径は、コレット31の内径よりも大きいので、図7に示すように、駒32の外周面はコレット31の内壁面を矢印A方向に押圧する。その結果、コレット31が弾性変形し、図8に示すように、コレットの外径は矢印B方向に拡張される。
その後、加圧装置33による加圧を解除すると、今度は、コレット31の弾性変形の復元力により、コレット31の内壁面により駒32が押圧されて、駒32がコレット31の外部に向かって後退するとともに、コレット31の外径が収縮して元に外径に戻る。
以上の第1組立装置2の動作について説明する。
搬送装置22を駆動して、把持装置30により、右フォーク11A、カラー151、ホイール13、ブレーキパネル14、および左フォーク11Bを順番に積層して把持し、アッセンブリ化する。
具体的には、図9に示すように、右フォーク11A、ホイール13、ブレーキパネル14、および左フォーク11Bの挿通孔111、131、141やカラー151に把持装置30を挿入して、加圧装置33を動作させる。すると、挿通孔111、131、141やカラー151の内壁面をコレット31が押圧することになり、これら挿通孔111、131、141およびカラー151が同軸上になるように保持しつつ、摩擦力により、これらの部品11A、11B、13、14を把持する。
次に、図10に示すように、このアッセンブリ16を把持した状態で、テーブル21に重ねて配置された反転テーブル23上に把持装置30を移動して、これら右フォーク11A、カラー151、ホイール13、ブレーキパネル14、および左フォーク11Bを積層した状態で載置する。
次に、加圧装置33による加圧を解除すると、挿通孔111、131、141やカラー151の内壁面に対するコレット31の押圧力が解除され、このアッセンブリ16は、反転テーブル23上に載置される。
続いて、アクスル15を把持装置30に向かって前進させる。つまり、アクスル15を上昇させる。すると、アクスル15の先端は、アッセンブリ16に挿入され、把持装置30の先端に当接する。
続いて、図11に示すように、把持装置30を上方へ摺動自在とするとともに、アクスル15と把持装置30との当接を維持させて押し上げるように、アクスル15を上昇させる。
このようにして、把持装置30は、アッセンブリ16から離脱し、アクスル15は、アッセンブリ16の挿通孔111、131、141やカラー151に挿通される。
以上の第1組立装置2では、作業員は、以下の手順で作業を行う。
図2に戻って、まず、2つの作業エリア23A、23Bのうちの一方について、アクスル15をアクスル昇降機構24にセットし、反転テーブル23を反転させる。すると、2つの作業エリア23A、23Bのうちの一方は、テーブル21の内側に位置する。そして、搬送装置22によりアッセンブリ16が搬送されると、アクスル昇降機構24により、アッセンブリ16にアクスル15を挿通させる。
このとき、2つの作業エリア23A、23Bのうちの他方は、テーブル21の外側に位置するので、別のアクスル15をアクスル昇降機構24にセットしておく。
次に、反転テーブル23を再び反転させて、2つの作業エリア23A、23Bのうちの一方をテーブル21の外側に位置させる。この一方の作業エリアには、アクスル15が挿通されたアッセンブリ16が載置されているので、作業員は、図示しない搬送装置のアシスト装置により、アクスル15が挿通されたアッセンブリ16を、第2組立装置4に搬送する。
このとき、2つの作業エリア23A、23Bのうちの他方は、テーブル21の内側に位置するため、搬送装置22により次のアッセンブリ16が載置される。
[第2組立装置の構成]
第2組立装置4は、第1組立装置2から搬送されたアッセンブリ16について、作業員がアクスル15にナット152を仮付けし、ステム12をセットすると、アッセンブリ16のフォーク11A、11Bをボルト122でステム12に締め付けて、フロントフォークアッセンブリを組み立てる。
この第2組立装置4は、壁部411に囲まれた矩形状のテーブル41と、このテーブル41の上に設けられたボルト締付装置42と、テーブル41に回転可能に設けられた円形状の反転テーブル43と、を有する。
テーブル41上には、ボルト122が供給されるボルト供給エリア412が設けられている。
ボルト締付装置42は、ボルト122を把持して締め付ける締付装置421と、この締付装置421を上昇あるいは下降させる昇降機構422と、この昇降機構422をX軸方向に移動する第1移動機構423と、この第1移動機構423をY軸方向に移動する第2移動機構424と、を有する。
これら第1移動機構423および第2移動機構424により、ボルト供給エリア412を含むテーブル41のほぼ全域に亘って、締付装置421を移動させることができる。
反転テーブル43の回転中心は、テーブル41の端縁に位置しており、これにより、反転テーブル43の半分は、テーブル41の半分に重なって配置されている。
この反転テーブル43上には、回転中心を通って直線状に延びる壁部431が設けられており、この壁部431により、反転テーブル43は、第1作業エリア43Aおよび第2作業エリア43Bに仕切られている。
2つの作業エリア43A、43Bのうち一方(図2では、作業エリア43A)は、テーブル41上に位置し、テーブル41の壁部411および反転テーブル43の壁部431により囲まれる。同時に、2つの作業エリア43A、43Bのうち他方(図2では、作業エリア43B)は、テーブル41の壁部411および反転テーブル43の壁部431の外側に位置する。
以上の第2組立装置4では、作業員は、以下の手順で作業を行う。
まず、2つの作業エリア43A、43Bのうちの一方について、第1組立装置2より、アクスル15が挿通されたアッセンブリ16が搬送される。
そこで、作業員は、ステム12をセットし、アクスル15にナット152を仮付けして、反転テーブル43を反転させる。すると、2つの作業エリア43A、43Bのうちの一方は、テーブル41の内側に位置する。
次に、ボルト締付装置42により、ステム12にボルト122を取り付けて、締め付ける。これにより、フロントフォークアッセンブリ10が完成する。
このとき、2つの作業エリア43A、43Bのうちの他方は、テーブル41の外側に位置するので、次のアッセンブリ16およびステム12をセットしておく。
次に、反転テーブル43を再び反転させて、2つの作業エリア43A、43Bのうちの一方をテーブル41の外側に位置させる。この一方の作業エリアに載置されたアッセンブリ16は、既に完成しているので、作業員は、図示しない搬送装置のアシスト装置により、この完成したフロントフォークアッセンブリ10を、供給コンベアに搬送して、メインラインに送り出す。
このとき、2つの作業エリア43A、43Bのうちの他方は、テーブル41の内側に位置するため、ボルト締付装置42により、次のアッセンブリ16にボルト122が取り付けられる。
次に、上述のフロントフォークアッセンブリ10の組立方法を、図12〜図19を参照しながら説明する。
まず、図12に示すように、右フォーク供給エリア212(図2参照)に把持装置30を移動し、右フォーク11Aの挿通孔111に把持装置30のコレット31を挿通して、右フォーク11Aを把持する。
次に、図13に示すように、カラー供給エリア213(図2参照)に把持装置30を移動し、右フォーク11Aをカラー151に積層する。その後、右フォーク11Aに加えてカラー151にも把持装置30を挿通して、右フォーク11Aおよびカラー151を把持する。この状態では、右フォーク11Aの挿通孔111およびカラー15は、同軸上に位置している。
次に、図14に示すように、ホイール供給エリア214(図2参照)に把持装置30を移動し、右フォーク11Aおよびカラー151を、ホイール13に積層する。その後、右フォーク11Aおよびカラー151に加えて、ホイール13にも把持装置30を挿通して、右フォーク11A、カラー151、およびホイール13を把持する。この状態では、右フォーク11Aの挿通孔111、カラー15、およびホイール13の挿通孔131は、同軸上に位置している。
次に、図15に示すように、ブレーキパネル供給エリア215(図2参照)に把持装置30を移動し、右フォーク11A、カラー151、およびホイール13を、ブレーキパネル14に積層する。その後、右フォーク11A、カラー151、およびホイール13に加えて、ブレーキパネル14にも把持装置30を挿通して、右フォーク11A、カラー151、ホイール13、およびブレーキパネル14を把持する。この状態では、右フォーク11Aの挿通孔111、カラー15、ホイール13の挿通孔131、およびブレーキパネル14の挿通孔141は、同軸上に位置している。
次に、図16に示すように、左フォーク供給エリア216(図2参照)に把持装置30を移動し、右フォーク11A、カラー151、ホイール13、およびブレーキパネル14を、左フォーク11Bに積層する。その後、右フォーク11A、カラー151、ホイール13、およびブレーキパネル14に加えて、左フォーク11Bにも把持装置30を挿通して、右フォーク11A、カラー151、ホイール13、ブレーキパネル14、および左フォーク11Bを把持して、アッセンブリ化する。この状態では、右フォーク11Aの挿通孔111、カラー15、ホイール13の挿通孔131、ブレーキパネル14の挿通孔141、および左フォーク11Bの挿通孔111は、同軸上に位置している。
次に、図17に示すように、このアッセンブリ16を反転テーブル23(図2参照)上に載置して、アクスル15をこのアッセンブリ16に挿通する。
次に、反転テーブル23を反転させて、アクスル15が挿通されたアッセンブリ16を取り出す。その後、このアッセンブリ16を第2組立装置4の反転テーブル43(図2参照)上に搬送して、図18に示すように、アクスル15の先端にナット152を締め付け、ステム12を取り付ける。
次に、図19に示すように、第2組立装置4のボルト締付装置42(図2参照)により、ステム12にボルト122を締め付けて、フロントフォークアッセンブリ10を完成させる。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)搬送装置22により、最上段に位置する右フォーク11Aを把持する。次に、搬送装置22により、右フォーク11Aを把持した状態で、カラー151を把持する。次に、搬送装置22により、右フォーク11Aからカラー151までを把持した状態で、ホイール13を把持する。次に、搬送装置22により、右フォーク11Aからホイール13までを把持した状態で、ブレーキパネル14を把持する。次に、搬送装置22により、右フォーク11Aからブレーキパネル14までを把持した状態で、左フォーク11Bを把持する。
よって、右フォーク11A、カラー151、ホイール13、ブレーキパネル14、および左フォーク11Bの順番に、搬送手段22を移動させるだけで、フロントフォークアッセンブリ10の組み付け状態を順番に実現していくので、フロントフォークアッセンブリ10を組み立てることができる。よって、従来のような組付ステーションや部品同士を位置決めする設備が不要となるうえに、1台の搬送手段で組み立てできるので、コストを低減できるとともに、スペースを有効活用できる。
(2)フロントフォークアッセンブリ10を構成する右フォーク11A、カラー151、ホイール13、ブレーキパネル14、および左フォーク11Bは、機種による寸法や形状の違いが大きいため、把持装置30により挿通孔111、131、141、およびカラー151を基準として、把持することで、機種変更に容易に対応できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本発明一実施形態に係るアッセンブリの組立方法により組み立てられるフロントフォークアッセンブリの分解斜視図である。 前記実施形態に係るフロントフォークアッセンブリを組み立てる組立装置の平面図である。 前記実施形態に係る組立装置を構成するアクスル昇降機構の断面図である。 前記実施形態に係る組立装置を構成する把持装置の断面図である。 前記実施形態に係る把持装置の側面図である。 前記実施形態に係る把持装置の一部の分解斜視図である。 前記実施形態に係るコレットおよび駒に加圧した状態を示す断面図である。 前記実施形態に係るコレットが拡張した状態を示す断面図である。 前記実施形態に係るフロントフォークアッセンブリを構成する把持装置の動作を説明するための斜視図である。 前記実施形態に係るアクスル昇降機構にアッセンブリをセットした状態を示す断面図である。 前記実施形態に係るアクスル昇降機構によりアッセンブリにアクスルを挿通した状態を示す断面図である。 前記実施形態に係るフロントフォークアッセンブリを構成する右フォークを把持した状態を示す側面図である。 前記実施形態に係るフロントフォークアッセンブリを構成する右フォークおよびカラーを把持した状態を示す側面図である。 前記実施形態に係るフロントフォークアッセンブリを構成する右フォーク、カラー、およびホイールを把持した状態を示す側面図である。 前記実施形態に係るフロントフォークアッセンブリを構成する右フォーク、カラー、ホイール、およびブレーキパネルを把持した状態を示す側面図である。 前記実施形態に係るフロントフォークアッセンブリを構成する右フォーク、カラー、ホイール、ブレーキパネル、および左フォークを把持した状態を示す側面図である。 前記実施形態に係るフロントフォークアッセンブリを構成するアッセンブリにアクスルを挿通した状態を示す側面図である。 前記実施形態に係るフロントフォークアッセンブリを構成するアッセンブリにステムを取り付けた状態を示す側面図である。 前記実施形態に係るフロントフォークアッセンブリを完成させた状態を示す側面図である。
符号の説明
10 フロントフォークアッセンブリ(アッセンブリ)
11A 右フォーク(第1番目の部品)
151 カラー(第2番目の部品)
13 ホイール(第3番目の部品)
14 ブレーキパネル(第4番目の部品)
11B 左フォーク(第5番目の部品)
22 搬送手段(搬送装置)

Claims (1)

  1. 最上段に位置する第1番目の部品から最下段に位置する第n番目(nは2以上の整数)の部品までが積層されて構成されるアッセンブリの組立方法であって、
    搬送手段により、一列に配置された複数の円筒状のコレットと、複数のコレット同士の間に配置された複数の円筒状の駒と、これらコレットおよび駒を両端側から挟んで加圧する加圧装置と、を備え、前記複数のコレットの各々は、一端縁付近から他端縁に至るスリットと他端縁付近から一端縁に至るスリットとが交互に形成される円筒状をなすと共に、互いに近接して配置されており、前記駒は、外径が、中央部では、前記コレットの内径よりも大きく、当該中央部から両端部に向かうに従って小さくなり、当該両端部では、前記コレットの内径よりも小さくなるそろばん珠形状をなす把持装置の前記コレットおよび前記駒を、第1番目の部品が有する挿通孔に挿通して前記把持装置の前記コレットの外径を拡張することで前記第1番目の部品を把持する第1の手順と、
    搬送手段により、第1番目から第(m−1)番目(mは2以上の整数)までの部品を第m番目の部品上に積層し、元の外径に戻した前記把持装置の前記コレットおよび前記駒を第m番目の部品が有する挿通孔に挿通して前記把持装置の前記コレットの外径を拡張することで前記第1番目から第m番目までの部品を、各部品の挿通孔を同軸上に位置決めして把持する第mの手順と、を備え、
    前記第mの手順を、mが2からnになるまで繰り返すことにより、前記アッセンブリの組み付け状態を順番に実現することを特徴とするアッセンブリの組立方法。
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