JP6384190B2 - 貼合方法及び貼合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貼合方法及び貼合装置に関する。
例えば板状部材同士を接着剤等により貼り合わせる際に、板状部材間に気泡が混入すると、一方の板状部材が他方の板状部材から剥がれて脱落し易くなる。
そこで、一端が持ち上げられた第1板状部材を、他端から一端に向かって走行するローラで押圧し、第2板状部材に貼り合わせる板状部材貼り合わせ装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に係る板状部材貼り合わせ装置によれば、ローラで気泡を押し出しながら貼り合わせることで、第1板状部材と第2板状部材との間への気泡の混入が防止される。
特開2011−53503号公報
上記した特許文献1に係る板状部材貼り合わせ装置では、ローラが第1板状部材を第2板状部材に押圧して貼り合わせる貼合圧力が一定に保たれるように、走行するローラの位置に応じて第1板状部材の一端の高さが制御される。
しかしながら、ローラの走行速度や第1板状部材の剛性等のばらつきにより、第1板状部材と第2板状部材との貼合圧力を一定に保つのは困難であり、貼合圧力にばらつきが生じて第1板状部材と第2板状部材との間に気泡が混入してしまう場合があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、貼合面の端部に気泡を混入させることなく板状の貼合物を被貼合物に貼り合わせることが可能な貼合方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、板状の貼合物を被貼合物に貼り合わせる貼合方法であって、前記貼合物を前記被貼合物に対向して配置し、前記貼合物を前記被貼合物に押圧して貼り合わせる貼合工程を有し、前記貼合工程は、スペーサを用いて前記貼合物の端部の貼合面と前記被貼合物の表面とを平行に保ちながら、前記貼合物の端部を前記被貼合物に貼り合わせる端部貼合工程を有し、前記スペーサは、弾性体からなり、前記スペーサを、前記被貼合物の、前記貼合物と前記被貼合物との貼り合わせが進行する方向の両端部の外側に設ける
本発明の実施形態によれば、貼合面の端部に気泡を混入させることなく板状の貼合物を被貼合物に貼り合わせることが可能な貼合方法が提供される。
第1の実施形態における貼合装置の構成を例示する側面概略図である。 第1の実施形態における貼合装置の構成を例示する上面概略図である。 第1の実施形態における湾曲プレートの概略構成を例示する図である。 第1の実施形態において液晶パネルが湾曲プレートに吸着された状態を例示する図である。 第1の実施形態において湾曲プレートが位置決めされる様子を説明する図である。 第1の実施形態において表示装置がガラス板に貼合される様子を説明する図である。 第2の実施形態における貼合装置の構成を例示する側面概略図である。 第3の実施形態における貼合装置の構成を例示する側面概略図である。 第4の実施形態における貼合装置の構成を例示する側面概略図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
なお、以下で説明する各実施形態では、貼合物の一例としての表示装置を、被貼合物の一例としてのガラス板に貼り合わせる場合について説明する。被貼合物は、ガラス板とは異なる部材であってもよく、剛性を有する樹脂基板や、柔軟性を有する樹脂フィルムであってもよい。
[第1の実施形態]
<貼合装置>
本発明の一態様に係る貼合装置は、板状の貼合物を被貼合物に貼り合わせる貼合装置であって、前記貼合物を前記被貼合物に押圧して貼り合わせる貼合手段と、前記貼合手段により前記貼合物の端部が前記被貼合物に押圧される際に、前記貼合物の端部の貼合面と前記貼合物の表面とを略平行に保つスペーサと、を有する。
本発明に係る貼合装置の好ましい態様を、図1及び図2に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態における貼合装置100の構成を例示する側面概略図である。また、図2は、第1の実施形態における貼合装置100の構成を例示する上面概略図である。
図1及び図2に示すように、貼合装置100は、ステージ10、位置決め部材12、第1スペーサ14、第2スペーサ16、ローラ20、湾曲プレート30、吸引ポンプ40を有する。なお、図1において、X方向はステージ10の移動方向であり、Y方向はステージ10の表面においてX方向に直交する幅方向であり、Z方向はステージ10の表面に対して垂直な高さ方向である。
(ステージ)
ステージ10は、例えば平板状のガラス板であって、位置決め部材12、第1スペーサ14及び第2スペーサ16が所定の位置に設けられている。第1スペーサ14及び第2スペーサ16は、X方向において離間して設けられ、第1スペーサ14と第2スペーサ16との間に、被貼合物であるガラス板50が載置される。
(位置決め部材)
位置決め部材12は、図2に示すように、例えば上面視でL字状の形状を有し、樹脂等を用いて形成され、ステージ10の所定の位置に設けられている。位置決め部材12は、略矩形状の湾曲プレート30の2つの辺が突き当てられることで、X方向及びY方向において湾曲プレート30を位置決めする。なお、位置決め部材12は、本実施形態では第1スペーサ14の上に固定されているが、ステージ10の上に固定して設けられてもよい。また、位置決め部材12は、X方向及びY方向において湾曲プレート30を位置決め可能であればよく、本実施形態とは異なる形状であってもよい。
(スペーサ)
第1スペーサ14は、例えばアルミ等の金属又はゴム等の弾性体で形成された平板状の部材であり、ステージ10上の所定の位置に設けられる。第1スペーサ14は、図1及び図2に示すように、位置決め部材12により位置決めされた湾曲プレート30の一端(図1における左側端部)が載置され、湾曲プレート30の一端側における外周面(図1における下面)とステージ10の表面との間に一定の間隙を形成する。
第2スペーサ16は、第1スペーサ14と同様に、例えばアルミなどの金属又はゴム等の弾性体で形成された平板状の部材であり、ステージ10上において第1スペーサ14とはX方向に離間した所定の位置に設けられる。第2スペーサ16は、湾曲プレート30の他端(図1における右側端部)が乗り上げられ、湾曲プレート30の他端側における外周面とステージ10の表面との間に一定の間隙を形成する。
第1スペーサ14及び第2スペーサ16は、例えばガラス板50、液晶パネル60及び粘着層65が重ねられた厚さと同等の厚さを有する。第1スペーサ14は、液晶パネル60とガラス板50との貼合開始位置において、液晶パネル60の貼合面をガラス板50の表面に平行に保つ。また、第2スペーサ16は、液晶パネル60とガラス板50との貼合完了位置において、液晶パネル60の貼合面をガラス板50の表面に平行に保つ。
第1スペーサ14及び第2スペーサ16によって、貼合開始位置及び貼合完了位置において液晶パネル60の貼合面とガラス板50の表面とが平行に保たれることで、液晶パネル60の端部に過剰な圧力がかかるのが防止される。このように、液晶パネル60をガラス板50に貼り合わせる際に、貼合開始位置及び貼合完了位置とその他の部分との圧力変動が抑制されることで、液晶パネル60とガラス板50との間への気泡の混入が防止される。
第1スペーサ14及び第2スペーサ16は、例えば貼合時において湾曲プレート30とガラス板50との間隔が、液晶パネル60及び粘着層65を合わせた厚さに対して0.3〜1.1倍になる厚さを有することが好ましい。
なお、本実施形態では、湾曲プレート30の両端部が第1スペーサ14及び第2スペーサ16に当接するように設けられているが、液晶パネル60の両端部が第1スペーサ14及び第2スペーサ16の上面に当接するように設けられてもよい。この場合には、第1スペーサ14及び第2スペーサ16は、ガラス板50及び粘着層65が重ねられた厚さと同等の厚さに設けられる。
また、本実施形態では、第1スペーサ14及び第2スペーサ16がステージ10上に設けられているが、第1スペーサ14及び第2スペーサ16は、それぞれ湾曲プレート30の端部に設けられてもよい。さらに、湾曲プレート30の端部に第1スペーサ14及び第2スペーサ16が設けられる場合には、第1スペーサ14及び第2スペーサ16が被貼合物であるガラス板50の上面に当接するように設けられてもよい。
また、第1スペーサ14及び第2スペーサ16は、ガラス板50及び液晶パネル60の一方に載置又は接着され、他方に当接することで、ガラス板50と液晶パネル60との間に粘着層65の厚さに相当する間隙を形成するように設けられてもよい。
上記した何れの構成であっても、第1スペーサ14及び第2スペーサ16によって、貼合開始位置及び貼合完了位置において、液晶パネル60の貼合面とガラス板50の表面とが平行に保たれる。したがって、貼合開始位置及び貼合完了位置とその他の部分との圧力変動が抑制されることで、液晶パネル60とガラス板50との間への気泡の混入が防止されることとなる。
また、本実施形態に係る貼合装置100では、貼合開始位置及び貼合完了位置にそれぞれ第1スペーサ14、第2スペーサ16が設けられているが、液晶パネル60とガラス板50との間に気泡が混入し易い貼合開始位置のみにスペーサが設けられてもよい。
(ローラ)
ローラ20は、貼合手段の一例であり、例えば金属材料で形成された回転軸の外周面に樹脂層が形成された回転体であり、図1に示す矢印方向に回転可能に設けられている。ローラ20は、湾曲プレート30の内周面(図1における上面)に当接し、湾曲プレート30を押圧しながら回転する。ローラ20は、ステージ10がX方向に移動することで、湾曲プレート30の一端から他端まで、湾曲プレート30を押圧しながら回転する。なお、ローラ20は、ステージ10及び湾曲プレート30に対して相対的に移動可能であればよく、ステージ10が固定され、ローラ20が湾曲プレート30の一端から他端までZ方向において一定の高さで移動するように構成されてもよい。
(湾曲プレート)
湾曲プレート30は、図3に示すように、プレート31、表面カバー34を有する。
プレート31は、例えばアルミ等の金属板であり、一定の曲率で湾曲するように形成されている。
プレート31の外周面には、それぞれ幅方向Wpに略平行に延伸する複数の吸引溝32が、周方向Rにおいて異なる位置に設けられている。吸引溝32は、幅方向Wpの一方の端部がプレート31の側面に達するように形成されている。
表面カバー34は、例えば樹脂等の弾性を有する材料で形成されたシート状の部材であり、例えば接着剤等によりプレート31の外周面に貼り合わされている。表面カバー34には、プレート31の吸引溝32に対応する位置に、複数の吸引孔35が設けられている。
湾曲プレート30は、図4に示すように、表面カバー34の上に載置される液晶パネル60を吸着して保持する。また、湾曲プレート30の吸着面は、第1スペーサ14及び第2スペーサ16に当接できるように、液晶パネル60の表示面よりも大きいことが好ましい。
湾曲プレート30の厚さは、プレート31及び表面カバー34の厚さを合わせて10mm以下であることが好ましい。湾曲プレート30が、貼合時に押圧力を粘着剤又は接着剤に正確に伝えることが可能になると共に、扱い易くなるため位置合わせを高精度に行うことが可能になる。
プレート31の吸引溝32の一端には、それぞれ湾曲プレート30の側面から吸引管41が挿入されている。各吸引管41は、図1及び図2に示す吸引ポンプ40に接続されている。吸引ポンプ40が吸引管41を通じて空気を吸引すると、表面カバー34の上に載置された液晶パネル60が、吸引孔35から吸引されて湾曲プレート30に吸着される。
吸引ポンプ40は、吸引管41ごとに吸引のON/OFFを切り替えることで、湾曲プレート30の周方向Rにおいて液晶パネル60を吸着する領域を変更できる。例えば、吸引ポンプ40が全ての吸引管41で吸引を実行すると、液晶パネル60の全体が湾曲プレート30に吸着される。また、例えば図1及び図2において左側2つの吸引管41の吸引を停止し、右側2つの吸引管41の吸引を実行すると、液晶パネル60の略半分が湾曲プレート30に吸着され、残り半分が湾曲プレート30から解放されることになる。
液晶パネル60の湾曲プレート30とは反対側の面には、図1に示すように、粘着層65が形成されている。粘着層65は、例えば液晶パネル60の表面に塗布された接着剤層であり、液晶パネル60の表面に貼り合わされた接着フィルム等であってもよい。
また、液晶パネル60には、図2及び図4に示すように、例えば複数のフラットケーブル62により基板61が接続されている。基板61は、液晶パネル60の各種制御を行う回路等が搭載されており、湾曲プレート30に沿って曲げられたり、ローラ20に押圧されると破損等する可能性がある。したがって、接続されている基板61が湾曲プレート30の外部に位置するように、液晶パネル60が湾曲プレート30に吸着されることが好ましい。
また、基板61は、湾曲プレート30と第1スペーサ14や第2スペーサ16等との間に挟み込まれると破損する可能性がある。そこで、基板61が幅方向Wpにおいて湾曲プレート30の外側に位置するように、液晶パネル60が湾曲プレート30に吸着されることが好ましい。
なお、吸引溝32、吸引孔35及び吸引管41の形状、位置、数等は、湾曲プレート30が液晶パネル60を吸着して保持可能な構成であればよく、本実施形態において例示される構成に限られない。
<貼合方法>
本発明の一態様に係る貼合方法は、板状の貼合物を被貼合物に貼り合わせる貼合方法であって、前記貼合物を前記被貼合物に対向して配置し、前記貼合物を前記被貼合物に押圧して貼り合わせる貼合工程を有し、前記貼合工程は、スペーサを用いて前記貼合物の端部の貼合面と前記被貼合物の表面とを平行に保ちながら、前記貼合物の端部を前記被貼合物に貼り合わせる端部貼合工程を有する。
以下に、本発明に係る貼合方法の好ましい態様を、図4から図6に基づいて説明する。図4から図6には、貼合装置100を用いて、液晶パネル60をガラス板50に貼り合わされる貼合方法が例示されている。なお、図5及び図6において、吸引ポンプ40、吸引管41、基板61は図示が省略されている。
まず、図4に示すように、吸引ポンプ40が全ての吸引管41から吸引し、液晶パネル60の粘着層65とは反対側の面が湾曲プレート30の外周面に吸着される。湾曲プレート30は、外周面に液晶パネル60を吸着した状態で、液晶パネル60の粘着層65側の面がガラス板50に対向するように配置される。
次に、図5に示すように、湾曲プレート30の周方向Rにおける一端(図5における左側端部)が位置決め部材12に突き当てられ、湾曲プレート30がX方向及びY方向において位置決めされる。
続いて、図6(A)に示すように、ローラ20が湾曲プレート30の周方向における一端(図6における左側端部)に当接し、湾曲プレート30をステージ10に向かって押圧し始める。湾曲プレート30は、ステージ10と共にX方向に移動し、固定して設けられているローラ20に押圧されて回転するように変位し、粘着層65を介して液晶パネル60をガラス板50に貼り合わせる。
液晶パネル60とガラス板50との貼合開始位置では、第1スペーサ14によって、湾曲プレート30とステージ10との間に、第1スペーサ14の厚さに相当する間隙が形成される。ガラス板50、液晶パネル60及び粘着層65が重ねられた厚さと同等の厚さを有する第1スペーサ14によって、液晶パネル60とガラス板50との貼合開始位置において、液晶パネル60の貼合面がガラス板50の表面に略平行に保たれ、液晶パネル60の端部に過剰な圧力がかかるのが防止される。
第1スペーサ14が無い場合には、液晶パネル60とガラス板50との貼合開始位置において液晶パネル60の端部に過剰な圧力がかかり、液晶パネル60とガラス板50との間に気泡が混入し易くなる。
本実施形態では、上記したように、第1スペーサ14によって、貼合開始位置において液晶パネル60の貼合面がガラス板50の表面に平行に保たれることで、液晶パネル60の端部にかかる圧力が抑制され、液晶パネル60とガラス板50との間への気泡の混入が防止される。
続いて、図6(B)に示すように、湾曲プレート30がステージ10と共にX方向に移動して回転するように変位し、液晶パネル60が粘着層65を介してガラス板50に押圧され、液晶パネル60がガラス板50に貼り合わされる。
液晶パネル60とガラス板50とは、湾曲プレート30の周方向における一端(図6における左側端部)から他端(図6における右側端部)に向かって一方向に、ローラ20により押圧されることで貼り合わされる。液晶パネル60とガラス板50とが粘着層65を介して接触して貼り合わされる領域では、湾曲プレート30がローラ20により常に一方に向かって押圧されることで、液晶パネル60とガラス板50との間から空気が押し出され、粘着層65への気泡の混入が防止される。
また、液晶パネル60とガラス板50とが粘着層65を介して貼り合わされた領域では、吸引ポンプ40による液晶パネル60の吸引が停止され、液晶パネル60が湾曲プレート30から解放されてガラス板50に貼り合わされた状態が保たれる。
図6に例示するように、湾曲プレート30の4つの吸引溝32にそれぞれ吸引管41a〜41dが挿入されている構成では、吸引ポンプ40がステージ10の位置等に応じて吸引管41a,41b,41c,41dの順に吸引を停止する。
例えば図6(B)に示す状態では、液晶パネル60とガラス板50とが既に貼り合わされた領域において、吸引管41a,41bの吸引が停止されて液晶パネル60が湾曲プレート30から解放されている。また、液晶パネル60とガラス板50とが貼り合わされていない領域では、吸引管41a,41bの吸引が継続されて液晶パネル60が湾曲プレート30に引き続き吸着されている。
このように、吸引ポンプ40が液晶パネル60の吸着領域を制御することで、液晶パネル60がガラス板50に貼り合わされた領域では、液晶パネル60が湾曲プレート30から解放され、液晶パネル60とガラス板50との貼合状態が維持される。
図6(C)に示すように、ステージ10が移動してローラ20が湾曲プレート30の他端(図6における右側端部)に達すると、液晶パネル60とガラス板50との貼り合わせが完了する。
液晶パネル60とガラス板50との貼合完了位置では、第2スペーサ16によって、湾曲プレート30とステージ10との間に、第2スペーサ16の厚さに相当する間隙が形成されることが好ましい。ガラス板50、液晶パネル60及び粘着層65が重ねられた厚さと同等の厚さを有する第2スペーサ16によって、液晶パネル60とガラス板50との貼合完了位置において、液晶パネル60の貼合面がガラス板50の表面に略平行に保たれ、液晶パネル60の端部に過剰な圧力がかかるのが防止される。
本実施形態では、上記したように、第2スペーサ16によって、貼合完了位置において液晶パネル60の貼合面がガラス板50の表面に平行に保たれることで、液晶パネル60の端部にかかる圧力が抑制され、液晶パネル60とガラス板50との間への気泡の混入が防止される。
以上で説明したように、第1の実施形態に係る貼合装置100を用いた貼合方法によれば、液晶パネル60とガラス板50との貼合圧力が一定に保たれ、気泡を混入させることなく液晶パネル60をガラス板50に貼り合わせることが可能である。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は省略する。
図7は、第2の実施形態における貼合装置200の構成を例示する側面概略図である。
図7に示すように、貼合装置200は、位置決め部材12、第1スペーサ14、第2スペーサ16、ローラ70、保持装置71を有する。図7に例示される構成では、被貼合物としての液晶パネル60の下面に対向するように、貼合物としてのガラス板50が配置されている。また、ガラス板50の液晶パネル60に対向する面に、粘着層65が形成されている。
保持装置71は、ガラス板50の両端部にそれぞれ設けられている。保持装置71は、ガラス板50の端部に吸着する吸着部材を有し、吸着部材を変位させることでガラス板50の端部と液晶パネル60との距離を任意に保つ。
ガラス板50は、一方の面に粘着層65が設けられており、粘着層65側の面が液晶パネル60に対向するように配置され、一端が位置決め部材12に突き当てられて位置決めされる。
ローラ70は、第1スペーサ14から第2スペーサ16に向かって回転移動しながら、ガラス板50を液晶パネル60に押圧する。このとき、第2スペーサ16側の保持装置71は、ガラス板50が屈曲して破損しないように、ガラス板50の端部を徐々に液晶パネル60に近付けるように保持する。
ガラス板50は、第1スペーサ14から第2スペーサ16に向かって一方向に移動するローラ70によって押圧されることで、液晶パネル60との間から空気が押し出され、気泡の混入が防止される。
ガラス板50と液晶パネル60との貼合開始位置及び貼合完了位置では、第1スペーサ14又は第2スペーサ16によって、ガラス板50の貼合面が液晶パネル60の表面に平行に保たれる。したがって、ガラス板50の端部にかかる圧力が抑制され、ガラス板50と液晶パネル60との間への気泡の混入が防止される。
以上で説明したように、第2の実施形態に係る貼合装置200を用いた貼合方法によれば、ガラス板50と液晶パネル60との間に気泡を混入させることなく貼り合わせることができる。
なお、貼合装置200は、図7に例示される構成が上下反転され、液晶パネル60の上面にガラス板50を貼合する構成であってもよい。また、粘着層65は、液晶パネル60に設けられてもよい。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は省略する。
図8は、第3の実施形態における貼合装置300の構成を例示する側面概略図である。
図8に示すように、貼合装置300は、第1スペーサ14、第2スペーサ16、ローラ80、保持装置81を有し、被貼合物としての液晶パネル60に、貼合物としてのガラス板50を貼合する。
ガラス板50は、一方の面に粘着層65が設けられており、保持装置81により両端部が保持された状態で、粘着層65側の面が液晶パネル60に対向するように離間して配置される。保持装置81は、ガラス板50の端部に吸着する吸着部材を有し、吸着部材の位置を変えることでガラス板50の端部を任意の高さで保持できる。
ローラ80は、ガラス板50の略中央位置から、第1スペーサ14又は第2スペーサ16に向かって回転移動しながら、ガラス板50を液晶パネル60に押圧する。このとき、両端部の保持装置81は、ガラス板50が屈曲して破損しないように、ガラス板50の端部を徐々に液晶パネル60に近付けるように保持する。
ガラス板50は、略中央位置から第1スペーサ14又は第2スペーサ16に向かって移動するローラ70によって押圧されることで、液晶パネル60との間から空気が押し出され、気泡の混入が防止される。
両端部におけるガラス板50と液晶パネル60との貼合完了位置では、第1スペーサ14又は第2スペーサ16によって、ガラス板50の貼合面が液晶パネル60の表面に平行に保たれる。したがって、ガラス板50の端部にかかる圧力が抑制され、ガラス板50と液晶パネル60との間への気泡の混入が防止される。
以上で説明したように、第3の実施形態に係る貼合装置300を用いた貼合方法によれば、ガラス板50と液晶パネル60との間に気泡を混入させることなく貼り合わせることができる。
なお、第3の実施形態に係る貼合装置300において、ガラス板50をステージ10の上に載置し、液晶パネル60の両端を保持装置81で保持して、上記した方法により液晶パネル60をガラス板50に貼合してもよい。また、粘着層65は、ガラス板50に設けられてもよく、液晶パネル60に設けられてもよい。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は省略する。
図9は、第4の実施形態における貼合装置400の構成を例示する側面概略図である。
図9に示すように、貼合装置400は、第1スペーサ14、第2スペーサ16、ローラ90を有し、被貼合物としての液晶パネル60に、貼合物としてのガラス板50を貼合する。
ガラス板50は、一方の面に粘着層65が設けられており、粘着層65とは反対側の面がローラ90に吸着して保持されている。ローラ90は、例えば吸引ポンプによって複数箇所でガラス板50を吸引して保持する。
ローラ90は、第1スペーサ14から第2スペーサ16に向かって回転移動しながら、ガラス板50を液晶パネル60に押圧する。このとき、ローラ90は、ガラス板50が液晶パネル60に貼り合わされた部分から、吸引を停止してガラス板50を解放する。
ガラス板50は、第1スペーサ14から第2スペーサ16に向かって一方向に移動するローラ90によって押圧されることで、液晶パネル60との間から空気が押し出され、気泡の混入が防止される。
ガラス板50と液晶パネル60との貼合開始位置及び貼合完了位置では、第1スペーサ14又は第2スペーサ16によって、ガラス板50の貼合面が液晶パネル60の表面に平行に保たれる。したがって、ガラス板50の端部にかかる圧力が抑制され、ガラス板50と液晶パネル60との間への気泡の混入が防止される。
以上で説明したように、第4の実施形態に係る貼合装置400を用いた貼合方法によれば、ガラス板50と液晶パネル60との間に気泡を混入させることなく貼り合わせることができる。
なお、第4の実施形態に係る貼合装置400において、ガラス板50をステージ10の上に載置し、液晶パネル60をローラ90に吸着させ、液晶パネル60をガラス板50に貼合する構成であってもよい。また、粘着層65は、ガラス板50に設けられてもよく、液晶パネル60に設けられてもよい。
なお、上記した各実施形態では、貼合物又は被貼合物としてガラス板50及び液晶パネル60を例示したが、貼合物又は被貼合物としては有機ELディスプレイ等の表示装置や透明フィルム等であってもよい。
以上、実施形態に係る貼合方法及び貼合装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
10 ステージ
12 位置決め部材
14 第1スペーサ(スペーサ)
16 第2スペーサ(スペーサ)
20 ローラ(貼合手段)
30 湾曲プレート(保持手段)
50 ガラス板(貼合物、被貼合物)
60 液晶パネル(貼合物、被貼合物)
65 粘着層
70,80 ローラ(貼合手段)
71,81 保持装置(保持手段)
90 ローラ(保持手段、貼合手段)
100,200,300,400 貼合装置

Claims (7)

  1. 板状の貼合物を被貼合物に貼り合わせる貼合方法であって、
    前記貼合物を前記被貼合物に対向して配置し、前記貼合物を前記被貼合物に押圧して貼り合わせる貼合工程を有し、
    前記貼合工程は、スペーサを用いて前記貼合物の端部の貼合面と前記被貼合物の表面とを平行に保ちながら、前記貼合物の端部を前記被貼合物に貼り合わせる端部貼合工程を有し、
    前記スペーサは、弾性体からなり、前記スペーサを、前記被貼合物の、前記貼合物と前記被貼合物との貼り合わせが進行する方向の両端部の外側に設ける
    ことを特徴とする貼合方法。
  2. 一定の曲率で湾曲する湾曲プレートの外周面に前記貼合物を吸着させて保持する保持工程を有し、
    前記貼合工程は、前記湾曲プレートの内周面に当接し、前記湾曲プレートを介して前記貼合物を前記被貼合物に押圧して回転するローラによって、前記貼合物を前記被貼合物に貼り合わせる
    ことを特徴とする請求項1に記載の貼合方法。
  3. 前記貼合物の両端部を変位可能に保持する保持工程を有し、
    前記貼合工程は、前記貼合物を前記被貼合物に押圧しながら回転するローラによって、前記貼合物を前記被貼合物に貼り合わせる
    ことを特徴とする請求項1に記載の貼合方法。
  4. 回転可能に設けられたローラの外周面に前記貼合物を吸着させて保持する保持工程を有し、
    前記貼合工程は、前記貼合物を前記被貼合物に押圧して回転する前記ローラによって、前記貼合物を被貼合物に貼り合わせる
    ことを特徴とする請求項1に記載の貼合方法。
  5. 前記スペーサを、ステージの上に固定した状態で設ける
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の貼合方法。
  6. 前記スペーサを、押圧可能に設ける
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の貼合方法。
  7. 板状の貼合物を被貼合物に貼り合わせる貼合装置であって、
    前記貼合物を前記被貼合物に押圧して貼り合わせる貼合手段と、
    前記貼合手段により前記貼合物の端部が前記被貼合物に押圧される際に、前記貼合物の端部の貼合面と前記貼合物の表面とを略平行に保つスペーサと、を有し、
    前記スペーサは、弾性体からなり、前記被貼合物の、前記貼合物と前記被貼合物との貼り合わせが進行する方向の両端部の外側に設けられる
    ことを特徴とする貼合装置。
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