JP5859376B2 - シート貼付装置及びシート貼付方法 - Google Patents

シート貼付装置及びシート貼付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5859376B2
JP5859376B2 JP2012116206A JP2012116206A JP5859376B2 JP 5859376 B2 JP5859376 B2 JP 5859376B2 JP 2012116206 A JP2012116206 A JP 2012116206A JP 2012116206 A JP2012116206 A JP 2012116206A JP 5859376 B2 JP5859376 B2 JP 5859376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
mating member
holding
end side
sticking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012116206A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013240943A (ja
Inventor
広昭 鍋島
広昭 鍋島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Machinery Inc
Original Assignee
Canon Machinery Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Machinery Inc filed Critical Canon Machinery Inc
Priority to JP2012116206A priority Critical patent/JP5859376B2/ja
Publication of JP2013240943A publication Critical patent/JP2013240943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5859376B2 publication Critical patent/JP5859376B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、シートを相手部材に対して貼り付けるシート貼付装置、及びシート貼付方法に関する。
図13は、従来のシート貼付装置の構成を示す図である。
図13に示すように、このシート貼付装置は、シート1を吸着保持する吸着保持板100と、シート1を貼り付ける相手部材2を吸着保持する吸着テーブル200とを備える(下記の特許文献1参照)。吸着保持板100と吸着テーブル200には、それぞれ図示しない複数の吸引口が設けてあり、吸引口からエアを吸引することによってシート1又は相手部材2を吸着保持する。また、吸着保持板100は、昇降機構300によって上下動可能に構成されている。
シート1を相手部材2に貼り付けるときは、予め接着剤が塗布された相手部材2を吸着テーブル200上に載置して吸着保持する。そして、吸着保持板100によってシート1を吸着保持し、そのまま吸着保持板100を降下させて、シート1を相手部材2に貼り付ける。
特開2003−62912号公報
しかしながら、上記従来の貼付方法では、シート全面を同時に貼り付けるため、吸着保持板と吸着テーブルのそれぞれの吸着面はフラットでかつ平行な状態であることが望ましく、高い機械的精度が要求される。また、上記のように、シートを吸着保持した状態で貼付を行うと、吸着保持された箇所でシートに凹みが生じ、その部分に空気が閉じこめられ気泡が発生する場合がある。
そこで、本発明は、斯かる事情に鑑み、簡単な構成で貼付面間の気泡の発生を抑制することが可能なシート貼付装置及びその方法を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、シートを相手部材に対して貼り付けるシート貼付装置において、前記シートの一端部側を吸着保持する端部側保持部と、前記一端部側以外の部分で前記シートを吸着保持する主吸着保持部と、前記シートの一端部側が前記相手部材の貼付面に重ね合わされた状態で、前記主吸着保持部による吸着保持が解除された前記シートを前記相手部材の貼付面から離れた対向位置で支持する支持部材と、前記シートと前記相手部材との重ね合わされたそれぞれの端部を保持する保持部材と、前記シートの前記保持部材が保持する端部側で、前記シートを前記相手部材に貼り付ける方向に押さえる押さえ部材とを備え、前記押さえ部材を、前記シートの前記保持部材が保持する端部側から反対側の端部側へ相対的に移動可能に構成し、前記端部側保持部を、前記主吸着保持部に対して独立して前記相手部材の貼付面に接近離間可能に構成したものである。
押さえ部材によってシートを押さえた状態で、押さえ部材をシートの保持部材が保持する端部側から反対側の端部側へ相対的に移動させることで、シートの保持される端部側から反対側の端部側へと順に貼り付けられる。このように、シートの一端部側から反対側の端部側へ順にシートを押さえて貼り付けることにより、シートと相手部材との間から空気を逃がしやすくなり、両者の間に気泡が入るのを抑制することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のシート貼付装置において、前記保持部材を、前記シートの前記保持部材が保持する端部側から反対側の端部側へ向かう方向とは反対方向に移動可能に構成したものである。
保持部材を、シートの保持部材が保持する端部側から反対側の端部側へ向かう方向とは反対方向に移動させることで、押さえ部材をシートの保持される端部側から反対側の端部側へ相対的に移動させ、シートの貼付を行うことができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載のシート貼付装置において、前記保持部材の移動方向が、貼付後の前記シートと前記相手部材とを次の工程へと搬送する搬送方向と同じ方向となるように構成したものである。
保持部材の移動方向が、貼付後のシートと相手部材とを次の工程へと搬送する搬送方向と同じ方向となるように構成することで、保持部材がシートと相手部材の搬送を兼ねることができ、生産の効率化を図れるようになる。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のシート貼付装置において、前記押さえ部材を、前記シートと前記相手部材とを互いに貼り付ける方向に両側から挟む回転可能な一対の押さえローラとしたものである。
押さえ部材を回転可能な一対の押さえローラとすることで、シートを貼り付ける際に押さえローラが回転するため、シートや相手部材にかかる負荷を軽減することができると共に、シートや相手部材が傷付きにくくなる。また、シートの押さえられる箇所の面積が小さくなる(線接触となる)ので、より気泡が発生しにくくなる。
請求項5の発明は、請求項4に記載のシート貼付装置において、前記シートと前記相手部材は、少なくとも一方の貼付面に凹凸が形成されたものであって、前記一対の押さえローラで前記シートと前記相手部材とを挟む際、前記押さえローラ同士の間に所定の間隔をあけるようにしたものである。
一対の押さえローラでシートと相手部材とを挟む際、押さえローラ同士の間に所定の間隔をあけるようにすることで、シートと相手部材とを強く押さえすぎないようにし、凹凸が形成された貼付面における圧力差を軽減することができる。これにより、シートが傾くことなく貼付を行うことができる。
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載のシート貼付装置において、前記シートを前記支持部材上に搬送し、かつ、前記シートの端部を前記相手部材に重ね合わせる搬送手段を備えるものである。
シートの貼付を行う際に、搬送手段によってシートの端部を相手部材に重ね合わせるようにすることで、シートを精度良く貼り付けることが可能となる。
請求項7の発明は、 シートを相手部材に対して貼り付けるシート貼付け方法において、前記シートの一端部側及びそれ以外の部分を吸着保持しつつ、当該シートの一端部側をそれ以外の部分に対して独立して前記相手部材の貼付面に接近させて重ね合わせ、吸着保持が解除された前記シートを前記相手部材の貼付面から離れた対向位置で支持し前記シートと前記相手部材との重ね合わされたそれぞれの端部を保持し、前記シートの前記相手部材に重ね合わされた端部側で、前記シートを前記相手部材に貼り付ける方向に押さえ、前記シートの前記相手部材に重ね合わされた端部側から反対側の端部側へ順に前記シートを押さえて貼り付ける方法である。
このように、シートの相手部材に重ね合わされた端部側から反対側の端部側へ順にシートを貼り付けることにより、シートと相手部材との間から空気を逃がしやすくなり、両者の間に気泡が入るのを抑制することができる。
請求項8の発明は、請求項7に記載のシート貼付方法において、前記シートの前記相手部材に重ね合わされた端部側で、前記シートを前記相手部材に貼り付ける方向に押さえたまま、前記シートを、前記相手部材に重ね合わされた端部側から反対側の端部側へ向かう方向とは反対方向に移動させ、前記シートの前記相手部材に重ね合わされた端部側から反対側の端部側へ順に前記シートを押さえて貼り付ける方法である。
このように、シートを移動させて貼付を行ってもよい。
本発明によれば、シートの一端部側から反対側の端部側へ順にシートを押さえて貼り付けるので、シートと相手部材との間から空気を逃がしやすくなり、両者の間に気泡が入るのを抑制することができる。また、本発明は、従来の吸着保持板と吸着テーブルとを用いた構成とは異なり、シート全面を同時に貼り付けるものではないので、高い機械的精度が要求されることはない。従って、簡単な構成で良好にシートの貼付を行うことができる。
本発明に係るシート貼付装置の実施の一形態を示す概略構成図である。 前記シート貼付装置の動作を説明するための図である。 前記シート貼付装置の動作を説明するための図である。 前記シート貼付装置の動作を説明するための図である。 前記シート貼付装置の動作を説明するための図である。 前記シート貼付装置の動作を説明するための図である。 前記シート貼付装置の動作を説明するための図である。 前記シート貼付装置の動作を説明するための図である。 押さえローラの回転軸とは直交する方向から見た各シートの断面図である。 押さえローラ間の隙間を示す図である。 本発明の他の実施形態を示す概略構成図である。 本発明のさらに別の実施形態を示す概略構成図である。 従来のシート貼付装置の構成を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は、本発明に係るシート貼付装置の実施の一形態を示す概略構成図である。
図1に示すように、シート貼付装置3は、第1のシート1を保持して搬送する搬送手段である吸着搬送装置4と、第1のシート1を貼り付ける相手部材としての第2のシート2を載置する載置台である搬送ステージ5とを備える。なお、本実施形態では、第1のシート1と第2のシート2として、いずれも柔軟性を有するシートを用いている。
吸着搬送装置4は、搬送ステージ5の上方でレール8に支持されており、水平方向(例えば図1の紙面に直交する方向)に移動可能に構成されている。また、吸着搬送装置4は、第1のシート1を全体的に吸着保持する主吸着保持部6と、第1のシート1の特に端部側を吸着保持する端部側保持部7とを有している。主吸着保持部6と端部吸着保持部7には、それぞれ下方に向けて開口する吸引口6a,7aが設けてあり、それらの吸引口6a,7aからエアを吸引することによってシート1を吸着保持するようになっている。また、主吸着保持部6と端部吸着保持部7は、上下方向に移動可能に構成されている。さらに、端部吸着保持部7は、主吸着保持部6に対し独立して上下方向に移動可能となっている。
搬送ステージ5は、水平方向に移動可能に構成されており、その上面に第2のシート2を載置した状態で、図1の左側から図1に示す位置へ第2のシート2を搬送するようになっている。
また、シート貼付装置3は、第1のシート1を支持する支持部材としての複数のシャフト9と、シート貼付時に各シート1,2の端部を保持する保持部材としてのチャック10と、シート貼付時に各シート1,2を押さえる押さえ部材としての一対の押さえローラ11とを備える。なお、チャック10は、図1の紙面に直交する方向対して手前側と奥側にそれぞれ1つずつ配設されている。
複数のシャフト9は、水平方向に配設されており、搬送ステージ5が図1に示す位置に配置された状態で、その上方に位置する。また、各シャフト9は、吸着搬送装置4が第1のシート1を搬送ステージ5の上方に搬送した状態(図1に示す状態)で、その第1のシート1よりも下方に位置するように配設されている。なお、シャフト9に代えて、板状の部材などを支持部材として用いることも可能である。
チャック10は、互いに接近・離間する方向に移動可能な一対の爪部材10aを有している。また、チャック10は、水平方向に移動可能に構成されており、搬送ステージ5に対し接近・離間するようになっている。詳しくは、搬送ステージ5の端部吸着保持部7が上方に配置される側の端部(図1における右側の端部)に対して、チャック10は接近・離間するようになっている。
一対の押さえローラ11は、上記搬送ステージ5のチャック10が配設される側の端部付近に配設されている。押さえローラ11は、水平に、かつ、上下に並んで配設されており、互いに接近・離間するように構成されている。押さえローラ11が互いに離間した状態(図1に示す状態)では、両者の間をチャック10が通過可能となる。一方、押さえローラ11が互いに接近した状態になると、抑えローラ11で第1のシート1と第2のシート2とを両側から挟んで押さえることができるようになっている。すなわち、押さえローラ11は、チャック10と干渉しないように互いに離間した待避位置と、互いに接近して各シート1,2を挟んで押さえる押さえ位置との間で移動可能に構成されている。
また、本実施形態では、押さえローラ11の一方を、SUS等から成る金属ローラで構成し、他方を、同様の金属ローラの外周にシリコン層を形成したローラで構成している。このように、少なくとも一方の押さえローラ11の表面を弾性又は柔軟性を有する材料で構成することで、シート押さえ時におけるクッション性を与えることができる。
以下、本実施形態に係るシート貼付装置3の動作(シート貼付方法)について説明する。
まず、図示しないピックアップ位置に載置してある第1のシート1を吸着搬送装置4で吸着保持し、第1のシート1を図1に示す位置に搬送して複数のシャフト9の上方に配置する。また、第2のシート2が搬送ステージ5上に載置され、その後、搬送ステージ5が水平方向に移動して、図1に示す位置に第2のシート2を搬送する。なお、この状態で、第2のシート2の貼付面(上面)には、接着剤が塗布されている。
次に、図2に示すように、主吸着保持部6の位置はそのままで、端部吸着保持部7を下方へ移動させ、第1のシート1の端部を第2のシート2の端部に重ね合わせる。その後、主吸着保持部6の吸引を停止し、図3に示すように、第1のシート1を複数のシャフト9の上に落下させる。
その後、図4に示すように、チャック10を搬送ステージ5側へ接近させ、一対の爪部材10aにて各シート1,2の重ね合わせた端部を保持する。なお、このとき、爪部材10aが搬送ステージ5の端部と干渉しないように、搬送ステージ5には逃げ部(図示省略)が形成されている。そして、チャック10で各シート1,2の端部を保持した状態で、図5に示すように、端部吸着保持部7の吸引を停止すると共に、端部吸着保持部7を上方へ移動させる。
その後、図6に示すように、チャック10を図の右側へ移動させ(チャック10が保持する各シート1,2の端部側から反対側の端部側へ向かう方向とは反対方向に移動させ)、両シート1,2を引っ張る。そして、図7に示すように、両シート1,2の保持される端部が一対の押さえローラ11の間を通過した時点で、両押さえローラ11を互いに接近させ、両シート1,2を挟んで互いに貼り付けられる方向に押さえる。
そして、図8に示すように、一対の押さえローラ11で両シート1,2を押さえた状態で、さらにチャック10を図の右側へ移動させる。これにより、一対の押さえローラ11によって、両シート1,2がチャック10で保持される端部側から反対側の端部側へと順に押さえられ貼り付けられる。その後、チャック10による保持が解除され、両シート1,2は図示しない搬送装置によって次の工程へと搬送される。
また、図9は、押さえローラ11の回転軸とは直交する方向から見た各シート1,2の断面図である。
図9に示すように、本実施形態の第1のシート1は、2枚のシート12,13を積層したものであり、両シート12,13の間に、別のシート状の中間層体14が挟み込まれている。この中間層体14は、例えば、カード、紙、樹脂製又は金属製等のフィルムなどであり、その形状や素材は特に限定されるものではない。また、中間層体14のシート12,13への挟み込み工程は、上記シート貼付工程よりも前段階で行われる。
このように、第1のシート1には中間層体14が挟み込まれているため、第1のシート1の貼付面1aには例えば数ミクロン程度の凹凸が形成されている。一方、第2のシート2の貼付面2aには凹凸は形成されておらず、平坦面となっている。なお、図9において、符号15で示すのは、均一の厚さに塗布された接着剤層である。
ここで、貼付面1aに凹凸が形成された第1のシート1と、上記貼付面1aに凹凸が形成されていない第2のシート2と貼り付ける際、押さえローラ11で強く押圧しすぎると、第1のシート1の突出した面とそうでない面とにおいて圧力差が生じ、両シート1,2をチャック10で引っ張る方向に対し両シート1,2が傾いてしまう虞がある。
そのため、本実施形態では、図10に示すように、押さえローラ11で両シート1,2を挟む際、押さえローラ11同士の間に所定の間隔dをあけ、両シート1,2を強く押さえすぎないようにしている。これにより、第1のシート1の突出した面とそうでない面とにおける圧力差を軽減することができ、両シート1,2が傾くことなく貼付及び搬送を行えるようにしている。
以上、本発明の実施の一形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
例えば、図11に示すように、押さえローラ11を1つとすることも可能である。この場合、押さえローラ11の下方で第2のシート2が搬送ステージ5によって支持されているので、押さえローラ11と搬送ステージ5によって挟まれた箇所で両シート1,2を貼付処理することができる。
また、上述の実施形態では、押さえローラ11で両シート1,2を押さえた状態で、押さえローラ11を静止させておき、チャック10を移動させることで、シート1,2の貼付を行っているが、図12に示すように、反対に、チャック10を静止させ、押さえローラ11を動かすことでも、両シート1,2を貼り付けることが可能である。すなわち、押さえローラ11は、シート貼付時に静止していても移動してもよく、押さえローラ11が、チャック10が保持する両シート1,2の端部側から反対側の端部側へ相対的に移動可能であればよい。
なお、上述の実施形態のように、チャック10が移動するように構成した場合は、チャック10が両シート1,2の搬送を兼ねることができる。すなわちチャック10の移動方向が、貼付後の両シート1,2を次の工程へと搬送する搬送方向と同じ方向となるようにすることで、シートの貼付と搬送を同時に行うことができ、生産の効率化を図れる。
また、両シート1,2を貼り付ける方向に押さえる押さえ部材には、ローラ以外のものも適用可能であるが、押さえ部材をローラとすることで両シート1,2をチャック10で引っ張った際にそれに伴い押さえ部材(ローラ)が回転するため、両シート1,2にかかる負荷を軽減することができると共に、両シート1,2が傷付きにくくなる。
また、上述の実施形態では、第1のシート1を貼り付ける相手部材として、柔軟性を有するシート2を用いた場合を例に説明したが、これに限らず、相手部材は、柔軟性の無い板状部材などであってもよい。また、シートと相手部材の両方の貼付面に凹凸があるものや、いずれの貼付面にも凹凸がないものに対しても、本発明を適用することは可能である。
以上のように、本発明によれば、シートの一端部側から反対側の端部側へ順にシートを押さえて貼り付けるので、シートと相手部材との間から空気を逃がしやすくなり、両者の間に気泡が入るのを抑制することができる。特に、上述の実施形態のように押さえ部材をローラで構成した場合は、シートの押さえられる箇所の面積が小さくなる(線接触となる)ので、より気泡が発生しにくくなる。
また、本発明は、従来の吸着保持板と吸着テーブルとを用いた構成とは異なり、シート全面を同時に貼り付けるものではないので、高い機械的精度が要求されることはない。従って、簡単な構成で良好にシートの貼付を行うことができる。
さらに、上述の実施形態のように、シートの貼付を行う際に、搬送手段(端部吸着保持部7)によってシートの端部を相手部材に重ね合わせるようにすることで、シートを精度良く貼り付けることが可能となる。
1 第1のシート(シート)
2 第2のシート(相手部材)
3 シート貼付装置
4 吸着搬送装置(搬送手段)
5 搬送ステージ(載置台)
6 主吸着保持部
7 端部吸着保持部
9 シャフト(支持部材)
10 チャック(保持部材)
11 押さえローラ(押さえ部材)

Claims (8)

  1. シートを相手部材に対して貼り付けるシート貼付装置において、
    前記シートの一端部側を吸着保持する端部側保持部と、
    前記一端部側以外の部分で前記シートを吸着保持する主吸着保持部と、
    前記シートの一端部側が前記相手部材の貼付面に重ね合わされた状態で、前記主吸着保持部による吸着保持が解除された前記シートを前記相手部材の貼付面から離れた対向位置で支持する支持部材と、
    前記シートと前記相手部材との重ね合わされたそれぞれの端部を保持する保持部材と、
    前記シートの前記保持部材が保持する端部側で、前記シートを前記相手部材に貼り付ける方向に押さえる押さえ部材とを備え、
    前記押さえ部材を、前記シートの前記保持部材が保持する端部側から反対側の端部側へ相対的に移動可能に構成し
    前記端部側保持部を、前記主吸着保持部に対して独立して前記相手部材の貼付面に接近離間可能に構成したことを特徴とするシート貼付装置。
  2. 前記保持部材を、前記シートの前記保持部材が保持する端部側から反対側の端部側へ向かう方向とは反対方向に移動可能に構成した請求項1に記載のシート貼付装置。
  3. 前記保持部材の移動方向が、貼付後の前記シートと前記相手部材とを次の工程へと搬送する搬送方向と同じ方向となるように構成した請求項2に記載のシート貼付装置。
  4. 前記押さえ部材を、前記シートと前記相手部材とを互いに貼り付ける方向に両側から挟む回転可能な一対の押さえローラとした請求項1から3のいずれか1項に記載のシート貼付装置。
  5. 前記シートと前記相手部材は、少なくとも一方の貼付面に凹凸が形成されたものであって、
    前記一対の押さえローラで前記シートと前記相手部材とを挟む際、前記押さえローラ同士の間に所定の間隔をあけるようにした請求項4に記載のシート貼付装置。
  6. 前記シートを前記支持部材上に搬送し、かつ、前記シートの端部を前記相手部材に重ね合わせる搬送手段を備える請求項1から5のいずれか1項に記載のシート貼付装置。
  7. シートを相手部材に対して貼り付けるシート貼付け方法において、
    前記シートの一端部側及びそれ以外の部分を吸着保持しつつ、当該シートの一端部側をそれ以外の部分に対して独立して前記相手部材の貼付面に接近させて重ね合わせ、
    吸着保持が解除された前記シートを前記相手部材の貼付面から離れた対向位置で支持し
    前記シートと前記相手部材との重ね合わされたそれぞれの端部を保持し、
    前記シートの前記相手部材に重ね合わされた端部側で、前記シートを前記相手部材に貼り付ける方向に押さえ、
    前記シートの前記相手部材に重ね合わされた端部側から反対側の端部側へ順に前記シートを押さえて貼り付けることを特徴とするシート貼付方法。
  8. 前記シートの前記相手部材に重ね合わされた端部側で、前記シートを前記相手部材に貼り付ける方向に押さえたまま、前記シートを、前記相手部材に重ね合わされた端部側から反対側の端部側へ向かう方向とは反対方向に移動させ、
    前記シートの前記相手部材に重ね合わされた端部側から反対側の端部側へ順に前記シートを押さえて貼り付ける請求項7に記載のシート貼付方法。
JP2012116206A 2012-05-22 2012-05-22 シート貼付装置及びシート貼付方法 Active JP5859376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012116206A JP5859376B2 (ja) 2012-05-22 2012-05-22 シート貼付装置及びシート貼付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012116206A JP5859376B2 (ja) 2012-05-22 2012-05-22 シート貼付装置及びシート貼付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013240943A JP2013240943A (ja) 2013-12-05
JP5859376B2 true JP5859376B2 (ja) 2016-02-10

Family

ID=49842338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012116206A Active JP5859376B2 (ja) 2012-05-22 2012-05-22 シート貼付装置及びシート貼付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5859376B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068420A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Mck:Kk フィルム仮付け装置及びフィルム仮付け方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013240943A (ja) 2013-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019188629A (ja) 積層体製造装置とこの装置を用いた積層体の製造方法
TWI540053B (zh) 層壓光學膜之系統及使用其製備顯示單元之方法
JP2008191438A (ja) 光学フィルム貼付け方法、光学フィルム貼付け装置、及び表示用パネルの製造方法
JP6384190B2 (ja) 貼合方法及び貼合装置
JP5859376B2 (ja) シート貼付装置及びシート貼付方法
JP2014229636A (ja) シート貼付装置及びシート貼付方法
JP5992670B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP6836924B2 (ja) シート貼付装置および貼付方法
JP2009025567A (ja) 光学フィルム貼り付け方法、光学フィルム貼り付け装置、及び表示用パネルの製造方法
JP6203234B2 (ja) 光学的表示装置を連続的に製造する装置及び方法
CN211868630U (zh) 一种贴膜设备
JP6211828B2 (ja) シート貼付装置および貼付方法
JP2008050187A (ja) 合わせガラスの製造装置
JP6097604B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP2013208827A (ja) 貼合方法および装置
JP6405786B2 (ja) 貼合方法及び貼合装置
JP2015035452A (ja) シート貼付装置及びシート貼付方法
JP2013235980A (ja) シート貼付装置およびシート貼付方法
JP6177621B2 (ja) シート貼付装置及びシート貼付方法
JP2014165195A (ja) 支持装置および支持方法
JP6122316B2 (ja) 押圧装置および押圧方法
JP6254795B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP6189123B2 (ja) 搬送方法及び搬送装置
JP6043575B2 (ja) シート貼付装置およびシート貼付方法
JP6155180B2 (ja) シート供給装置及び供給方法、並びに、シート貼付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5859376

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250