JP6170699B2 - 溝加工方法 - Google Patents

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この発明は、円盤状の回転カッタによりワークに対して溝加工を施す溝加工方法に関するものである。
一般に、電気機器の制御部に用いられる回路基板31においては、図4に示すように、中央部にICチップ装着部32が設けられるとともに、そのICチップ装着部32の周側部に電極を取り付けるための細幅長孔状の複数の取付孔33が形成されている。このような回路基板31において、取付孔33を成形する場合には、例えば図5に示すように、ダイ35及びパンチ36を備えた成形装置34が用いられる。この成形装置34のパンチ36には、図5及び図6に示すように、基板31に取付孔33を形成するための複数の細幅のパンチ部361が細幅の溝部362を介して所定間隔おきに形成されている。
従来、このような構造のパンチ36は、例えば図7に示すように、回転カッタとしての細幅の回転砥石37を用いて製作されている。すなわち、回転砥石37が回転されながら、ワーク38に対して切り込み移動される。それとともに、ワーク38が溝の延長方向に送り移動される。これにより、ワーク38に対して溝加工381が施される。そして、この溝加工381が所定間隔おきに行われることによって、複数のパンチ部361を有するパンチ36が製作される。
なお、特許文献1には、カップ砥石を振動させて、切れ味を向上させるという技術が開示されている。
特開平6-339865号公報
ところが、この従来の溝加工方法においては、回転カッタとしての回転砥石37が細幅であるとともに、切り込み方法がカッタ軸と直交する方向であるため、ワーク38に対する溝加工381にともなって、回転砥石37の外周縁が摩耗しやすい。すなわち、ワーク38に対する溝加工381につれて、図8に示すように、回転砥石37の外周両側縁が摩耗して円弧面状になるとともに、回転砥石37の外周両側面が摩耗して先細テーパ状になりやすい。このため、ワーク38に対する溝加工381を高精度に行うことができないという問題があった。前記特許文献1の技術は、カップ砥石を振動させるのみであるため、前記のような問題点を解消することは困難である。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、加工にともなう回転カッタの摩耗を低減することができて、ワークに対して高精度の溝加工を施すことができる溝加工方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この溝加工方法は、回転カッタによりワークに対して溝加工を施す溝加工方法において、前記回転カッタは外周面及びその外周面と直角をなす外周両側面に砥粒面よりなる研削面を有する回転砥石であり、前記回転カッタを工作機械のコラム上に支持し、そのコラムを駆動手段としてのリニアモータによって往復動させることにより、前記回転カッタをその軸方向に往復移動させながら、ワークに対して切り込み移動させる溝加工によって、パンチ部を有するパンチが形成されることを特徴としている。
従って、この溝加工方法においては、回転カッタが回転されるとともにその軸方向に往復移動されながら、ワークに対して切り込み移動されて、ワークが回転カッタの外周縁及び外周両側縁により、所定幅で所定深さまで溝加工される。よって、回転カッタの外周縁が早期に摩耗するおそれはなく、加工にともなう回転カッタの摩耗を低減することができる。その結果、ワークに対して高精度の溝加工を施すことができる。
前記の溝加工方法によれば、加工にともなう回転カッタの摩耗を低減することができて、ワークに対して高精度の溝加工を施すことができるという効果を発揮する。
一実施形態の溝加工方法を示す要部正面図。 ワークに溝加工を施す工作機械を示す正面図。 図2の工作機械の側面図。 一般的な回路基板を示す平面図。 図4の回路基板における電極用の取付孔を成形するための成形装置を示す断面図。 図5の成形装置のパンチを拡大して示す斜視図。 図6のパンチを溝加工により製作する方法を示す要部正面図。 図7の加工方法に使用される回転砥石の摩耗状態を示す部分拡大正面図。
以下、一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
次に、この溝加工を行う際に用いられる工作機械について説明する。
図2及び図3に示すように、この工作機械15は、ベース16を備えている。ベース16の一側上面には、コラム17が水平面内において一方向へ移動可能に支持されている。コラム17の側面には、加工ヘッド18が上下動可能に支持されている。加工ヘッド18には、回転軸19がその軸線をコラム17の移動方向に延長させた状態で回転可能に支持されている。回転軸19の先端には、円盤状の回転砥石11が装着されている。そして、ワーク12に対する溝加工時において、加工ヘッド18が図示しない移動用モータ等によりボールネジ等を介して下方に移動されることによって、回転カッタとしての回転砥石11がワーク12に対して切り込み移動されるようになっている。
図2に示すように、前記加工ヘッド18内には、回転軸19を介して回転砥石11を回転させるための回転用モータ20が配置されている。ベース16内には、コラム17を移動させるための駆動手段としてのリニアモータ21が設けられている。そして、ワーク12に対する溝加工時において、このリニアモータ21によりコラム17が往復動されることによって、回転砥石11が軸方向へ微細に往復移動されるようになっている。
図2及び図3に示すように、前記ベース16の他側上面には、テーブル22が水平面内においてコラム17の移動方向と直交する方向へ移動可能に支持されている。テーブル22の上面には、前記ワーク12を起立状態で保持するための保持部221が設けられている。そして、ワーク12に対する溝加工時において、このテーブル22が図示しない移動用モータによりボールネジ等を介して移動されることによって、ワーク12が溝の延長方向に送り移動されるようになっている。
次に、溝加工方法について説明する。
図1に示すように、この実施形態の溝加工方法においては、回転カッタとしての細幅の回転砥石11の外周面がワーク12の被加工面に対向配置された状態で、回転砥石11が回転用モータ20により軸心を中心に回転される。それとともに、回転砥石11がリニアモータ21によりその軸方向へ微細に往復移動される。この状態で、回転砥石11が加工ヘッド18が図示しないモータによって下降されてワーク12に対して切り込み移動される。さらに、ワーク12がテーブル22の移動により溝の延長方向に送り移動される。このため、回転砥石11の外周面及び外周両側面の砥粒面により、ワーク12の被加工面に対して所定幅で所定深さの溝加工121が施される。そして、このワーク12に対する溝加工121が所定間隔おきに複数回行われることによって、図5及び図6に示すような複数のパンチ部361を有するパンチ36が製作される。
この溝加工方法においては、回転砥石11の外周面のみでなく、回転砥石11の外周面及び外周両側面の砥粒面を用いて、ワーク12に対して溝加工121が施される。このため、細幅の回転砥石11を使用しても、その回転砥石11の外周面のみが早期に摩耗するおそれはない。すなわち、図8に示す従来の回転砥石37とは異なり、回転砥石37の外周両側縁が摩耗して円弧面状になったり、回転砥石37の外周両側面が摩耗して先細テーパ状になったりするおそれはない。よって、摩耗の少ない回転砥石11を使用して、ワーク12に対して高精度の内側面が上面と直角をなす溝加工121を施すことができる。
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) この溝加工方法においては、回転砥石11によりワーク12に対して溝加工121を施す溝加工方法において、前記回転砥石11をその軸方向に往復移動させながら、ワーク12に対して切り込み移動させるようにしている。このため、この溝加工方法においては、回転砥石11が回転されるとともにその軸方向に往復移動されながら、ワーク12に対して切り込み移動されて、ワーク12が回転砥石11の外周縁及び外周両側縁により、所定幅で所定深さまで溝加工121される。よって、回転砥石11の外周縁が早期に摩耗するおそれはなく、加工にともなう回転砥石11の摩耗を低減することができる。その結果、ワーク12に対して高精度の溝加工121を施すことができる。
(2) この溝加工方法においては、前記回転カッタが回転砥石11よりなっている。このため、回転砥石11の外周面及び両側面の砥粒面を用いて、ワーク12に対し溝加工121を効率よく行うことができる。
(3) この溝加工方法においては、前記回転砥石11を工作機械15のコラム17上に支持し、そのコラム17をリニアモータ21等の駆動手段によって往復動させることにより、回転砥石11を往復移動させるようにしている。このため、工作機械15を用いて溝加工121を行う際に、リニアモータ21等の駆動手段によるコラム17の往復動によって、回転砥石11を微細に往復移動させることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 回転カッタとして表裏両面に切刃を有する両刃フライス等の他の円盤状カッタを用いて溝加工を行うようにすること。
・ 前記実施形態とは異なる用途のワークを加工すること。
11…回転カッタとしての回転砥石、12…ワーク、121…溝加工、15…工作機械、16…ベース、17…コラム、18…加工ヘッド、19…回転軸、21…駆動手段としてのリニアモータ、36…パンチ、361…パンチ部。

Claims (1)

  1. 円盤状の回転カッタによりワークに対して溝加工を施す溝加工方法において、
    前記回転カッタは外周面及びその外周面と直角をなす外周両側面に砥粒面よりなる研削面を有する回転砥石であり、前記回転カッタを工作機械のコラム上に支持し、そのコラムを駆動手段としてのリニアモータによって往復動させることにより、前記回転カッタをその軸方向に往復移動させながら、ワークに対して切り込み移動させる溝加工によって、パンチ部を有するパンチが形成される溝加工方法。
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