JP6170240B2 - 超音波内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波内視鏡に係り、特に、体腔内に挿入される挿入部の先端部にバルーンを装着可能な超音波内視鏡に関する。
従来から、医療分野において超音波内視鏡が利用されている。超音波内視鏡は、被検体の体腔内に挿入される挿入部の先端部に、撮像素子と複数の超音波トランスデューサとを一体的に配置したものである。各超音波トランスデューサは、体腔内の被観察部位に向けて超音波を発生し、被観察部位で反射した超音波エコー(エコー信号)を受信し、受信した超音波エコーに応じた電気信号(超音波検出信号)が超音波観測装置(超音波用プロセッサ装置)に出力される。そして、超音波観測装置において各種の信号処理がなされた後、超音波断層画像としてモニタ等に表示される。
超音波やエコー信号は空気中で著しく減衰するため、超音波トランスデューサと被観察部位の間に超音波伝達媒体(例えば、水やオイルなど)を介在させる必要がある。そこで、超音波内視鏡の先端部に伸縮性のある袋状のバルーンを装着し、このバルーンに超音波伝達媒体を注入して膨張させ、被観察部位に当接させている。これにより、超音波トランスデューサと被観察部位の間から空気が排除され、超音波やエコー信号の減衰が防止される。
バルーンの内部に超音波伝達媒体を供給及び排出するために、超音波内視鏡の挿入部の内部には給排管路(バルーン用給排管路)が挿通されている。給排管路は、挿入部の先端部に開口する給排口(先端開口)を有し、この給排口を介してバルーンの内部に超音波伝達媒体が供給及び排出されるようになっている。
また、超音波内視鏡は検査後に洗浄、消毒が行われるが、給排管路はブラッシングを行う必要がある。特にバルーンを装着しない状態で検査が行われる場合には、体液や残渣等が給排口から給排管路内に入り込みやすいのでブラッシングが必要となる。
給排管路のブラッシングでは、給排管路の入口が設けられる操作部側から洗浄ブラシを給排管路の内部に挿入し、給排管路の内部を先端側に向かって押し進める操作と操作部側へ洗浄ブラシのブラシ部を引き戻す操作が行われる。
ところで、従来の超音波内視鏡では、挿入部の軸線方向に垂直な方向に給排口が開口しており、挿入部の軸線方向に沿って配設される給排管路は直角又は斜めに屈曲した状態で給排口に連結される構成となっている。このため、給排管路内をブラッシングする際、洗浄ブラシの先端に配置されるブラシ部を給排口から突出させることができず、給排口から給排管路内に入り込んだ体液や残渣等を十分に取り除くことができない問題がある。また、給排管路は直径φ1.0mm程度と大変細く、洗浄ブラシも細いものが使用されるため、給排管路の屈曲角度が大きくなると、給排管路の屈曲部分で洗浄ブラシに大きな曲げ応力が与えられて洗浄ブラシを折り曲げ破損させてしまう場合がある。
これに対し、例えば特許文献1に開示される超音波内視鏡では、超音波観察部が配設される先端ユニット用凸部の外形より外側(肉厚の厚い偏肉部側)に先端面を形成し、その先端面に給排管路(バルーン用管路)の給排口(管路開口)が設けられている。この超音波内視鏡によれば、洗浄ブラシのブラシ部を給排口から容易に突出させることができるので、給排口近辺の体液や残渣等を洗浄ブラシで効率的に洗浄することが可能となる。また、バルーン用管路が緩やかな曲げ角度で管路開口に連結されるので、洗浄ブラシの折り曲げ破損も防止することができる。
特開2009−207758号公報
しかしながら、特許文献1に開示される超音波内視鏡では、給排口の配置スペースを確保するためには、上述のように超音波観察部が配設される先端ユニット用凸部の外形より外側(肉厚の厚い偏肉部側)に先端面を形成しなければならず、挿入部の先端部の外径を大きくする必要がある。このため、挿入部の先端部の細径化、小型化を図ることは困難であり、患者の身体的負担が大きくなる要因となる。一方、挿入部の先端部の外径を変えることなく給排口を配置するためには、超音波観察部が配設される先端ユニット用凸部の外形を小さくしなければならず、超音波観察部を配設するためのスペースが不足する要因となる。
また、先端ユニット用凸部の外形より外側に形成された先端面に給排口が露出している構成では、バルーン内の超音波伝達媒体を排出する際に、バルーンが給排口に張り付いて給排口を塞いだ状態となってしまい、バルーンから超音波伝達媒体を排出することができなくなる問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、体腔内に挿入される挿入部の先端部の細径化、小型化を図りつつ、給排管路を洗浄ブラシで効率的に洗浄することが可能な超音波内視鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る超音波内視鏡は、先端と基端と長手軸とを有する挿入部と、挿入部の先端に設けられた超音波トランスデューサと、超音波トランスデューサよりも基端側に配置され、超音波トランスデューサを包むバルーンが着脱自在に装着されるバルーン装着部と、挿入部の内部に延設されたバルーン用給排管路と、長手軸に沿って設けられた溝部であって、長手軸方向でバルーン装着部よりも遠位側に設けられ、かつ長手軸と交差する面上に設けられた基端面と、基端面から長手軸に沿って遠位方向に延設され、少なくとも一部の長手軸方向の範囲が超音波トランスデューサの長手軸方向の範囲と重複する側面と、を有する溝部と、溝部の基端面に設けられ、長手軸方向の法線成分を有するバルーン用給排管路の先端側開口面と、を備える。
本態様によれば、バルーン用給排管路の先端側開口面は、バルーン装着部よりも先端側に設けられ挿入部の長手軸方向の成分を有し、かつ先端側開口面を起点として先端方向に向かって設けられ、その長手軸方向において少なくとも一部が超音波トランスデューサと重複する溝部が設けられる。これにより、バルーン用給排管路に挿通された洗浄ブラシに過度な曲げ応力が作用することなく、先端側開口面から洗浄ブラシのブラシ部を突出させることができる。したがって、体腔内に挿入される挿入部の先端部の小型化、小径化を図りつつ、バルーン用給排管路のブラッシングを効率的に行うことが可能となる。
本発明の一態様に係る超音波内視鏡において、溝部は、先端側開口面から長手軸方向に沿って延設された直線溝と、直線溝から長手軸方向に対して斜めに傾斜して延設され、先端側に向かって次第に溝深さが浅くなる傾斜溝とから構成される。
本発明の一態様に係る超音波内視鏡において、溝部の基端側は、先端側開口面を超えて基端側に延設され、かつ基端側に向かって浅くなる。
本発明の一態様に係る超音波内視鏡において、溝部は、超音波トランスデューサを間に挟んで対向する一対の側壁部のいずれか一方に設けられる。
本発明の一態様に係る超音波内視鏡において、溝部は、超音波トランスデューサを間に挟んで対向する一対の側壁部が立設される底壁部に設けられる。
本発明の一態様に係る超音波内視鏡において、溝部は、挿入部の先端面よりも基端側の位置まで延設される。
本発明の一態様に係る超音波内視鏡において、溝部は、挿入部の先端面まで延設される。
本発明によれば、体腔内に挿入される挿入部の先端部の細径化、小型化を図りつつ、バルーン用給排管路を洗浄ブラシで効率的に洗浄することが可能となる。
図1は、本発明が適用される超音波内視鏡を使用した超音波検査システムの構成を示した概略図である。 図2は、超音波内視鏡の管路構成を示した管路構成図である。 図3は、超音波内視鏡の挿入部の先端部の斜視図である。 図4は、超音波内視鏡の挿入部の先端部の側面図である。 図5は、超音波内視鏡の挿入部の先端部の平面図(一部破断面図)である。 図6は、給排管路がブラッシングされる様子を示した図である。 図7は、ハウジング部材に形成される溝部の他の構成例を示した図である。 図8は、給排口付近の汚れをブラシで除去する様子を示した図である。 図9は、ハウジング部材の右側の側壁部に溝部が設けられる構成を示した図である。 図10は、ハウジング部材の底壁部に溝部が設けられる構成を示した図である。
以下、添付図面に従って本発明に係る超音波内視鏡の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明が適用される超音波内視鏡を使用した超音波検査システムの構成を示した概略図である。
図1に示すように、超音波検査システム2は、被検体の体腔内を撮影する超音波内視鏡10と、超音波画像を生成する超音波用プロセッサ装置12と、内視鏡画像を生成する内視鏡用プロセッサ装置14と、体腔内を照明するための照明光を超音波内視鏡10に供給する光源装置16と、超音波画像や内視鏡画像を表示するモニタ18と、を備えて構成されている。
超音波内視鏡10は、被検体の体腔内に挿入される挿入部20と、挿入部20の基端部に連設され、医師や技師などの術者が操作を行うための操作部22と、操作部22に一端が接続されたユニバーサルコード24とから構成されている。ユニバーサルコード24の他端部には、超音波用プロセッサ装置12に接続される超音波用コネクタ26と、内視鏡用プロセッサ装置14に接続される内視鏡用コネクタ28と、光源装置16に接続される光源用コネクタ30とが設けられている。超音波内視鏡10は、これらの各コネクタ26、28、30を介して超音波用プロセッサ装置12、内視鏡用プロセッサ装置14、光源装置16に着脱自在に接続される。また、光源用コネクタ30には、送気送水用のチューブ32や吸引用のチューブ34が接続される。
モニタ18は、超音波用プロセッサ装置12及び内視鏡用プロセッサ装置14により生成された各映像信号を受けて超音波画像や内視鏡画像を表示する。これらの超音波画像や内視鏡画像の表示は、いずれか一方のみの画像を適宜切り替えてモニタ18に表示することや両方の画像を同時に表示すること等が可能である。なお、超音波画像を表示するためのモニタと内視鏡画像を表示するためのモニタを別個に設けてよいし、他の任意の形態で、これらの超音波画像と内視鏡画像とを表示するようにしてもよい。
操作部22には、送気送水ボタン36、及び吸引ボタン38が並設されるとともに、一対のアングルノブ42、42、及び処置具挿入口(鉗子口)44が設けられている。
挿入部20は、先端と基端と長手軸とを有し、先端側から順に、硬質部材で形成される先端部(先端硬質部)50と、先端部50の基端側に連設された湾曲自在の湾曲部52と、湾曲部52の基端側と操作部22の先端側との間を連結し、細長かつ長尺の可撓性を有する軟性部54とから構成されている。湾曲部52は、操作部22に設けられた一対のアングルノブ42、42を回動することによって遠隔的に湾曲操作される。これにより、先端部50を所望の方向に向けることができる。また、先端部50には、後述するバルーン64が着脱自在に装着される。
ここで、超音波内視鏡10の管路構成について説明する。図2は、超音波内視鏡10の管路構成を示した管路構成図である。
図2に示すように、挿入部20及び操作部22の内部には、処置具チャンネル100と、送気送水管路102と、一端がバルーン64の内部空間に通じるバルーン管路104とが設けられている。バルーン管路104は、本発明のバルーン用給排管路の一形態である。
処置具チャンネル100の一端は後述する処置具導出口94(図3参照)に接続され、他端は操作部22に設けられた処置具挿入口44に接続されている。この処置具挿入口44は、処置具を挿入するとき以外は栓(不図示)により塞がれている。また、処置具チャンネル100からは吸引管路106が分岐されており、この吸引管路106は操作部22に設けられた吸引ボタン38に接続されている。
送気送水管路102の一端は後述する送気送水ノズル92(図3参照)に接続され、他端は送気管路108と送水管路110に分岐されている。送気管路108及び送水管路110は、操作部22に設けられた送気送水ボタン36に接続されている。
バルーン管路104の一端は後述するバルーン装着部よりも先端側に設けられる給排口70aに接続され、他端はバルーン送水管路112とバルーン排水管路114とに分岐されている。バルーン送水管路112は送気送水ボタン36に接続され、バルーン排水管路114は吸引ボタン38に接続されている。
送気送水ボタン36には、送気管路108、送水管路110、及びバルーン送水管路112の他に、送気ポンプ129に通じる送気源管路116の一端と、送水タンク118に通じる送水源管路120の一端とが接続されている。送気ポンプ129は、超音波観察中は常時作動する。
送気源管路116からは分岐管路122が分岐されており、分岐管路122は送水タンク118の入口(液面上)に接続されている。また、送水源管路120の他端は、送水タンク118内(液面下)に挿入されている。そして、分岐管路122を介した送気ポンプ129からの送気により、送水タンク118の内部圧力が上昇すると、送水タンク118内の水が送水源管路120へ送水される。
送気送水ボタン36は、いわゆる2段切り換え式のボタンである。この送気送水ボタンの操作キャップ36aには、図示は省略するが大気に通じる排気口が形成されている。送気送水ボタン36は、操作キャップ36aが操作されていないときは、送水源管路120を遮断するとともに、送気源管路116を操作キャップ36aの排気口に連通させる。これにより、送気源管路116から送られる空気が送気送水ボタン36の排気口からリークされる。そして、この状態で排気口が塞がれると、送水源管路120の遮断が継続された状態で、送気源管路116と送気管路108とが連通する。これにより、送気管路108へ空気が送られて送気送水ノズル92から空気が噴出される。
また、送気送水ボタン36は、操作キャップ36aが半押し操作されたときは、送気源管路116を遮断するとともに、送水源管路120を送水管路110のみに連通させる。これにより、送水源管路120から送られる水が送水管路110等を介して送気送水ノズル92から噴出される。そして、送気送水ボタン36は、操作キャップ36aが全押し操作されたときは、送気源管路116の遮断が継続された状態で、送水源管路120をバルーン送水管路112のみに連通させる。これにより、送水源管路120から送られる水がバルーン送水管路112等を介してバルーン64内へ送水される。
吸引ボタン38には、吸引管路106及びバルーン排水管路114の他に、一端が吸引ポンプ124に通じる吸引源管路126の他端が接続されている。吸引ポンプ124も超音波観察中は常時作動する。吸引ボタン38は、送気送水ボタン36と同様に2段切り換え式のボタンである。
吸引ボタン38は、その操作キャップ38aが操作されていないときは、吸引源管路126を外部(大気)に連通させる。これは吸引ポンプ124が常時作動しているので、吸引源管路126が大気と連通しないと、吸引ポンプ124に掛かる負荷が増加するためである。吸引源管路126を大気と連通させることで吸引ポンプ124の負荷の増加が抑えられる。
また、吸引ボタン38は、操作キャップ38aが半押し操作されたときは、吸引源管路126を吸引管路106のみに連通させる。これにより、吸引管路106及び処置具チャンネル100の負圧吸引力が上昇して、処置具導出口94(図3参照)から各種吸引物が吸引される。そして、吸引ボタン38は、操作キャップ38aが全押し操作されたときは、吸引源管路126をバルーン排水管路114のみに連通させる。これにより、バルーン排水管路114及びバルーン管路104の負圧吸引力が上昇して、バルーン64内の水が排水される。
次に、超音波内視鏡10の先端部50の構成について詳説する。図3〜図5は、それぞれ、先端部50の斜視図、側面図、平面図(一部破断面図)である。
図3〜図5に示すように、超音波内視鏡10の先端部50には、超音波画像を取得するための超音波観察部60と、内視鏡画像を取得するための内視鏡観察部80とが設けられている。
超音波観察部60は、複数の超音波振動子からなる超音波トランスデューサ62を備える。超音波トランスデューサ62を構成する各超音波振動子は、先端部50の軸線方向(挿入部20の長手軸方向)に沿って凸湾曲状に等間隔で配列されており、超音波用プロセッサ装置12から入力される駆動信号に基づいて順次駆動されるようになっている。これによって、図4にWで示した走査範囲にわたってコンベックス電子走査が行われる。各超音波振動子は駆動されると、被観察部位に向けて超音波を順次発生し、被観察部位で反射した超音波エコー(エコー信号)を受信し、受信した超音波エコーに応じた電気信号(超音波検出信号)を超音波用プロセッサ装置12に出力する。そして、超音波用プロセッサ装置12において各種の信号処理が施されてから、超音波画像としてモニタ18に表示される。
超音波及び超音波エコー(エコー信号)の減衰を防ぐために、先端部50には、超音波トランスデューサ62を覆い包む袋状のバルーン64が装着される(図4及び図5参照)。バルーン64は、伸縮性のある弾性材からなり、その開口端には伸縮自在な係止リング66が形成されている。一方、先端部50には、バルーン装着部を構成する係止溝68が設けられる。この係止溝68は、先端部50において軸線方向を中心とした周方向の全周(外周)にわたって形成された環状の溝部により構成されている。そして、係止溝68に係止リング66を嵌合させることで、先端部50にバルーン64が着脱自在に装着される。
バルーン64は、先端部50の外壁面に密着するように収縮した状態で体腔内に挿入される。そして、超音波トランスデューサ62の各超音波振動子から超音波を被観察部位に向けて発生する際には、送気送水ボタン36の操作キャップ36aを全押し操作することにより、バルーン管路104及びバルーン送水管路112等を介してバルーン64内に送水タンク118内の水を供給し、バルーン64を体腔内壁に当接するまで膨張させる。これにより、被観察部位と超音波トランスデューサ62の間は超音波伝達媒体である水で満たされ、バルーン64は、先端部50の体腔内壁への密着性を高めるとともに、超音波トランスデューサ62の各超音波振動子から発生する超音波及び超音波エコーが空気によって減衰してしまうことを防止する。また、挿入部20を体腔外へ引き出す際には、吸引ボタン38の操作キャップ38aを全押し操作することにより、バルーン管路104及びバルーン排水管路114等を介してバルーン64内の水を排出して、挿入部20を体腔内に挿入する際と同様に、バルーン64を先端部50の外壁面に密着するように収縮させる。なお、バルーン64には、例えば、ラテックスゴムなどが用いられる。また、バルーン64内に供給される超音波伝達媒体は、溶解ガスを脱気した脱気水であることが好ましい。
バルーン用給排管路としてのバルーン管路104は、上述のとおり挿入部20の内部に延設されており、その先端側には挿入部20の長手軸方向(先端部50の軸線方向)の法線成分を有する先端側開口面70が設けられる。この先端側開口面70は、バルーン装着部を構成する係止溝68よりも先端側に設けられ、バルーン管路104の一端(先端)が開口する給排口70aを有する。
超音波トランスデューサ62を保持するハウジング部材(外装部材)72には、外壁の一部を切り欠いて形成された(切り欠いた形状の)溝部74が形成されている。この溝部74は、先端側開口面70を起点として先端方向に向かって設けられ、挿入部20の長手軸方向において少なくとも一部が超音波トランスデューサ62と重複するように設けられている。
なお、図3〜図5に示した例では、ハウジング部材72の外壁部のうち、超音波トランスデューサ62を間に挟んで対向する一対の側壁部72a、72bのうち、先端部50を先端側から見て、左側の側壁部72aに溝部74が設けられた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、後述するように、右側の側壁部72bや、これらの側壁部72a、72bが立設される底壁部72cに設けられていてもよい。
ここで、溝部74の構成について更に詳しく説明すると、先端側開口面70を起点として先端方向に向かって設けられる溝部74は、図5に示すように、先端部50の先端面の手前側(基端側)まで延設されており、基端側(先端側開口面70が形成される側)から順に、直線溝74aと、傾斜溝74bとから構成されている。
直線溝74aは、先端側開口面70から挿入部20の長手軸方向に沿って延設され、挿入部20の長手軸方向と平行な底面を有している。この直線溝74aは、先端側開口面70の給排口70aから導出された洗浄ブラシの先端に設けられるブラシ部を屈曲させることなくバルーン管路104の軸線方向に沿って誘導する。直線溝74aの長さL(図5参照)は1mm以上であることが好ましく、本例では1.5mmに構成されている。このような長さであれば、洗浄ブラシのブラシ部に過度な応力が作用することなく給排口70aから突出させることが可能となる。
傾斜溝74bは、直線溝74aから挿入部20の長手軸方向に対して斜めに傾斜して延設され、先端側に向かって次第に溝深さが浅くなっている。すなわち、先端側開口面70の法線方向(給排口70aの開口方向)に対して斜め方向に傾斜して形成された底面を有している。これにより、給排口70aから突出された洗浄ブラシのブラシ部を先端側に向かって更に押し進めると、洗浄ブラシのブラシ部は超音波トランスデューサ62から離れる方向に誘導され、ハウジング部材72の外壁面よりも外側(側方)に引き出された状態となる。これにより、洗浄ブラシのブラシ部を容易にもみ洗いすることが可能となる。なお、傾斜溝74bの傾斜角α(図5参照)は大きすぎると洗浄ブラシのブラシ部に過度な応力が作用することになることから、少なくとも45度以下であることが好ましく、本例では10度に構成されている。
特に本実施形態では、ハウジング部材72において超音波トランスデューサ62に並設される外壁の一部を切り欠くことによって(切り欠いた形状の)溝部74を形成したので、すなわち、挿入部20の長手軸方向において少なくとも一部が超音波トランスデューサ62と重複するように溝部74を設けたので、先端部50を軸線方向に大型化することなく、溝部74の長さ(挿入部20の長手軸方向の長さ)を十分に確保することが可能となり、傾斜溝74bの傾斜角αをより緩やかなものとすることができる。したがって、傾斜溝74bによってハウジング部材72の側方に誘導される洗浄ブラシのブラシ部に過度な応力が作用することがないので、洗浄ブラシの折り曲げ破損を防止することができる。
一方、内視鏡観察部80は、観察部82と照明部84とを有し、これらは先端部50において係止溝68から基端側に向かって先端部50の軸線方向に対して斜めに形成された斜面部86に配置される。
観察部82は、観察窓88を有しており、観察窓88の後方には、観察光学系の対物レンズや、この対物レンズの結像位置に配置されたCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子が配設されている。この撮像素子を支持する基板には信号ケーブル(不図示)が接続される。信号ケーブルは挿入部20及びユニバーサルコード24を挿通して内視鏡用コネクタ28まで延設され、内視鏡用プロセッサ装置14に接続される。観察窓88から取り込まれた観察像は、撮像素子の受光面に結像されて電気信号(撮像信号)に変換され、この電気信号が信号ケーブルを介して内視鏡用プロセッサ装置14に出力されて映像信号に変換される。そして、この映像信号は内視鏡用プロセッサ装置14に接続されたモニタ18に出力され、モニタ18の画面上に内視鏡画像が表示される。
照明部84は、照明窓90、90を有しており、照明窓90、90の後方にはライトガイド128(図2参照)の出射端が配設されている。このライトガイド128は、挿入部20及びユニバーサルコード24を挿通して光源用コネクタ30内に入射端が配設される。したがって、この光源用コネクタ30を光源装置16に連結することによって、光源装置16から照射された照明光がライトガイドを介して照明窓90、90に伝送され、照明窓90、90から前方に照射される。
先端部50の斜面部86には、観察窓88や照明窓90、90の他に、送気送水ノズル92が観察窓88の近傍に設けられている。送気送水ノズル92は、観察窓88の表面に付着した異物等を洗浄するために水や空気を噴出する。
また、先端部50には、処置具導出口94が設けられている。処置具導出口94は、挿入部20の内部に挿通される処置具チャンネル100(図2参照)に接続されており、処置具挿入口44に挿入された処置具は、処置具チャンネル100を介して処置具導出口94から体腔内に導入される。なお、処置具導出口94は、係止溝68よりも基端側に位置しているが、処置具導出口94から体腔内に導入された処置具の動きを超音波画像で確認できるように、超音波トランスデューサ62に近づけて配設されている。
処置具導出口94の内部には、処置具導出口94から体腔内に導入される処置具の導出方向を可変する起立台96が設けられている。起立台96にはワイヤ(不図示)が取り付けられており、操作部22の起立レバー(不図示)の操作による押し引き操作によって起立台96の起立角度が変化し、これによって処置具が所望の方向に導出されるようになる。
以上のように構成される超音波内視鏡10では、内視鏡検査終了後、バルーン管路104のブラッシングは、次のようにして行われる。図6は、洗浄ブラシを用いてバルーン管路104をブラッシングする様子を示した図である。図6に示すように、洗浄ブラシ130は、ブラシ挿入部132と、ブラシ挿入部132の先端部に配置されたブラシ部134とから構成される。
まず、挿入部20の先端部50からバルーン64を取り外した後、バルーン管路104の入口である吸引ボタン38側から洗浄ブラシ130を挿入する。そして、バルーン管路104のバルーン排水管路114に挿入された洗浄ブラシ130を進退させながら先端側に向かって押し進め、洗浄ブラシ130のブラシ部134をバルーン管路104の出口である給排口70aから突出させる。なお、送気送水ボタン36側から洗浄ブラシ130を挿入してもよい。
そして、洗浄ブラシ130のブラシ部134を更に押し進めていくと、直線溝74aにより洗浄ブラシ130のブラシ部134は挿入部20の長手軸方向(すなわち、バルーン管路104の軸線方向)と同方向に誘導された後、傾斜溝74bにより先端部50の軸線方向から離れる方向にオフセットされる。
このとき、上述したように本実施形態では、ハウジング部材72において超音波トランスデューサ62に並設される外壁の一部を切り欠くことによって(切り欠いた形状の)溝部74が形成されるので、先端部50を大型化することなく溝部74の長さ(先端部50の軸線方向に沿った長さ)を十分に確保することができ、傾斜溝74bの傾斜角α(図参照)をより緩やかなものとすることができる。このため、ブラシ部134には過度な曲げ応力が作用することがなく、洗浄ブラシ130の折り曲げ破損を防止でき、先端部50の側方に洗浄ブラシ130のブラシ部134を簡単に引き出すことができる。これによって、ブラシ部134のもみ洗いを簡単に行うことが可能となる。
また、洗浄ブラシ130のブラシ部134をもみ洗いする際、ユーザーはブラシ部134の汚れ具合を判定する。バルーン管路104のブラッシングが更に必要と判断される場合には洗浄ブラシ130を引き戻す操作を行いながらバルーン管路104のブラッシングを行った後、洗浄ブラシ130を吸引ボタン38側から抜去し、再びブラシ部134をもみ洗いを行い、ブラシ部134の汚れ具合を判定する。そして、バルーン管路104のブラッシングが更に必要と判定された場合には、吸引ボタン38側から洗浄ブラシ130を挿入して同様の処理を繰り返し行う。
以上のようにして、バルーン管路104のブラッシングが行われ、洗浄ブラシ130のブラシ部134の汚れ具合からバルーン管路104が清浄な状態と判定された場合にはブラッシングを終了する。
このように本実施形態によれば、バルーン用給排管路を構成するバルーン管路104の先端側開口面70は、バルーン装着部である係止溝68よりも先端側に設けられ挿入部20の長手軸方向の成分を有し、かつ先端側開口面70を起点として先端方向に向かって設けられ、その長手軸方向において少なくとも一部が超音波トランスデューサ62と重複する溝部74が設けられる。これにより、先端部50を挿入部20の長手軸方向に大型化することなく溝部74を配設することができるとともに、溝部74の長さを十分に確保することができる。よって、バルーン管路104に挿通された洗浄ブラシに過度な曲げ応力が作用することなく、給排口70aから洗浄ブラシのブラシ部を突出させることができ、給排口70a付近に付着した体液や残渣等を容易に取り除くことが可能となる。したがって、挿入部20の先端部50の小型化、小径化を図りつつ、バルーン管路104のブラッシングを効率的に行うことが可能となる。
なお、本実施の形態では、図3〜図5に示したように、溝部74は、先端部50の先端面50aよりも基端側の位置で収束して形成されているが、これに限らず、例えば図7に示すように、先端部50の先端面50aまで形成されていてもよい。このような先端面50aに開放された溝部74を有する構成によれば、図3〜図5に示した構成に比べて、溝部74の長さが長くなるので傾斜溝74bの傾斜角α(図5参照)をより緩やかなものとすることができ、洗浄ブラシの折り曲げ破損をより効果的に防止することが可能となる。なお、傾斜溝74bの傾斜角αは5度〜10度が好ましく、例えば7.5度に設定される。
また、先端部50の先端面50aに溝部74が開放されていることによって、バルーン64内の超音波伝達媒体を排出する際に、仮にバルーン64が先端部50の側面に張り付いてしまっても、バルーン64を確実に収縮できる効果も得られる。
なお、図3〜図5に示したように、溝部74が先端部50の先端面50aよりも基端側の位置で収束して形成される構成によれば、先端部50の先端面50aを滑らかに加工できるため、超音波内視鏡10の挿入部20の体腔内への挿入性を高めることができる。
また、図5において給排口70a付近を拡大して示した図8に示すように、溝部74の基端側は、先端側開口面を超えて基端側に延設され、かつ前記基端側に向かって溝の深さが浅くなる構成であることが好ましい。溝部74の基端側の傾斜面98の傾斜角(挿入部20の長手軸方向に垂直な方向に対する傾き角度)βは10度以上45度以下が好ましく、例えば30度に構成される。このように溝部74が基端側に向かって外側に広がる形状にすれば、溝部74を溝部用ブラシ99でブラッシングする際に、給排口70a付近の汚れを容易に掻き出すことが可能となる。
また、本実施形態では、図3〜図5に示したように、ハウジング部材72の外壁部のうち、超音波トランスデューサ62を間に挟んで対向する一対の側壁部72a、72bのうち、先端部50を先端側から見て、左側の側壁部72aに溝部74が設けられた構成を示したが、超音波トランスデューサ62に並設される他の外壁部に設けられていてもよい。例えば、図9に示すように、先端部50を先端側から見て、右側の側壁部72bに溝部74が設けられていてもよい。また、図10に示すように、左右の側壁部72a、72bが立設される底壁部72cに溝部74が設けられていてもよい。
このように超音波トランスデューサ62に並設される外壁の一部を切り欠いて形成された(切り欠いた形状の)溝部74を備えた構成によれば、先端部50の外径を大きくすることなく、先端部50の小径化、小型化を図ることが可能となる。特に、挿入部20の長手軸方向において少なくとも一部が超音波トランスデューサ62と重複するように溝部74を設けたことにより、超音波トランスデューサ62と重複しない構成に比べて、挿入部20の長手軸方向における先端部50の大きさを大幅に小型化を図ることができる。
なお、図3〜図5に示したように、溝部74と給排口70aが形成されるハウジング部材72は単一の部材で形成される必要はなく、複数の部材、例えば、ハウジング部材72を、超音波トランスデューサ62を保持する先端側ハウジング部材と、係止溝68に連設する基端側ハウジング部材とによって構成し、基端側ハウジング部材に溝部74の基端側と給排口70aとを形成してもよい。
以上、本発明に係る超音波内視鏡について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
10…超音波内視鏡、12…超音波用プロセッサ装置、14…内視鏡用プロセッサ装置、16…光源装置、18…モニタ、20…挿入部、22…操作部、24…ユニバーサルコード、50…先端部、52…湾曲部、54…軟性部、44…処置具挿入口、60…超音波観察部、62…超音波トランスデューサ、64…バルーン、68…係止溝、70…先端側開口面、70a…給排口、72…ハウジング部材、74…溝部、80…内視鏡観察部、82…観察部、84…照明部、86…斜面部、88…照明窓、92…送気送水ノズル、94…処置具導出口、96…起台、104…バルーン管路

Claims (7)

  1. 先端と基端と長手軸とを有する挿入部と、
    前記挿入部の先端に設けられた超音波トランスデューサと、
    前記超音波トランスデューサよりも基端側に配置され、前記超音波トランスデューサを包むバルーンが着脱自在に装着されるバルーン装着部と、
    前記挿入部の内部に延設されたバルーン用給排管路と、
    前記長手軸に沿って設けられた溝部であって、前記長手軸方向で前記バルーン装着部よりも遠位側に設けられ、かつ前記長手軸と交差する面上に設けられた基端面と、前記基端面から前記長手軸に沿って遠位方向に延設され、少なくとも一部の前記長手軸方向の範囲が前記超音波トランスデューサの前記長手軸方向の範囲と重複する側面と、を有する溝部と、
    前記溝部の前記基端面に設けられ、前記長手軸方向の法線成分を有する前記バルーン用給排管路の先端側開口面と、
    を備える超音波内視鏡。
  2. 前記溝部は、前記先端側開口面から前記長手軸方向に沿って延設された直線溝と、前記直線溝から前記長手軸方向に対して斜めに傾斜して延設され、先端側に向かって次第に溝深さが浅くなる傾斜溝とから構成される請求項1に記載の超音波内視鏡。
  3. 前記溝部の基端側は、前記先端側開口面を超えて基端側に延設され、かつ前記基端側に向かって浅くなる請求項1又は2に記載の超音波内視鏡。
  4. 前記溝部は、前記超音波トランスデューサを間に挟んで対向する一対の側壁部のいずれか一方に設けられる請求項1〜3のいずれか1項に記載の超音波内視鏡。
  5. 前記溝部は、前記超音波トランスデューサを間に挟んで対向する一対の側壁部が立設される底壁部に設けられる請求項1〜3のいずれか1項に記載の超音波内視鏡。
  6. 前記溝部は、前記挿入部の先端面よりも基端側の位置まで延設される請求項1〜5のいずれか1項に記載の超音波内視鏡。
  7. 前記溝部は、前記挿入部の先端面まで延設される請求項1〜5のいずれか1項に記載の超音波内視鏡。
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