JP6169942B2 - Rfid用書き込み装置 - Google Patents
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そこで、複数枚のRFIDインレイに対して同時に情報書き込みを行うことができるように、複数枚のRFIDインレイを幅方向に複数列並べて配置された媒体を用意し、この幅方向に並んだ複数枚のRFIDインレイに対して同時に書き込み処理を行う場合がある。この場合、並べて配置されているRFIDインレイの数に対応した数の書き込み用アンテナ、又は、リーダライタを配置したRFID用書き込み装置を用いていた。
また、RFID用書き込み装置は、RFIDインレイの配列が異なる媒体に簡単に対応可能である。
図1は、本発明によるRFID用書き込み装置10により書き込みを行う媒体1の一例を示す概略図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
本実施形態のRFID用書き込み装置10は、装填部11と、供給部12と、搬送ベルト13と、搬送プーリ14,15と、TIDアンテナ16と、EPCアンテナ17と、制御部18と、回収部19と、媒体センサ20とを備えており、ホスト500と接続されている。
TIDアンテナ16は、複数の読み取りアンテナ16aの集合体として構成されている。具体的には、本実施形態のTIDアンテナ16は、媒体1の幅方向に12個並べられているRFIDインレイ2と対応するように搬送方向に直交する方向に並べて配置されている12個の読み取りアンテナ16aにより構成されている。TIDアンテナ16の個々の読み取りアンテナ16aは、対応する位置に搬送されてくるRFIDインレイ2が記憶している固有の識別情報であるTID(Tag ID)を読み取る。
ステップ(以下、Sとする)110では、制御部18は、新たな媒体1が装填部11に装填されたか否かを確認する。この確認は、例えば、利用者による入力操作に基づいて行ってもよいし、装填部11にセンサを設けて、このセンサからの情報に基づいて行ってもよい。新たな媒体1が装填されている場合には、S120へ進む。一方、新たな媒体1が装填されていない場合には、S150へ進む。
図5に示した媒体1Aは、RFIDインレイ2の配置が媒体1と異なり、RFIDインレイ2の存在位置が限定されている例である。図5において、媒体1A中にハッチングを付した位置には、RFIDインレイ2が存在し、ハッチングが付されていない位置には、RFIDインレイ2存在しないものとする。
制御部18は、S130における確認結果にしたがい、EPCアンテナ17の書き込みアンテナ17aを、EPCの書き込みを行うアンテナと、EPCの書き込みを行わないアンテナとに設定を分ける。図5中では、書き込みアンテナ17a中にハッチングを付した部分は、EPCの書き込みを行うアンテナ位置を示し、書き込みアンテナ17a中にハッチングを付していない部分は、EPCの書き込みを行わないアンテナ位置を示している。
図6に示した媒体1Bは、RFIDインレイ2の幅が媒体1の場合と異なる例である。図6において、媒体1B中にハッチングを付した位置には、RFIDインレイ2が存在しているものとする。
制御部18は、S130における確認結果にしたがい、EPCアンテナ17の書き込みアンテナ17aを、EPCの書き込みを行うアンテナと、EPCの書き込みを行わないアンテナとに設定を分ける。図6中では、書き込みアンテナ17a中にハッチングを付した部分は、EPCの書き込みを行うアンテナ位置を示し、書き込みアンテナ17a中にハッチングを付していない部分は、EPCの書き込みを行わないアンテナ位置を示している。
第2実施形態は、制御部18の動作が一部異なる他は、第1実施形態と同様な形態をしている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図7は、第2実施形態のRFID用書き込み装置10の動作を示すフローチャートである。
S260では、制御部18は、ホスト500から指定された所定数の書き込みが完了したか否かの判断を行う。所定数の書き込みが完了した場合には、動作を終了する。一方、所定数の書き込みが完了していない場合には、S210に戻る。
図8は、媒体1Cと、TIDアンテナ16と、EPCアンテナ17との関係を示す図である。
図8に示した媒体1Cは、RFIDインレイ2の配置パターンが搬送方向の位置によって異なる例である。図8において、媒体1C中にハッチングを付した位置には、RFIDインレイ2が存在しているものとする。
図8に示したようなRFIDインレイ2の配置パターンの場合には、第1実施形態の場合には対応することができない。しかし、第2実施形態では、RFIDインレイ2の位置確認を行う頻度を任意に変更可能である。したがって、媒体1Cを用いる場合には、RFIDインレイ2の位置確認を毎回行うように設定することにより、対応可能となる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
1a 貫通孔
2 IDインレイ
2a ICチップ
2b インレイアンテナ
10 RFID用書き込み装置
11 装填部
12 供給部
13 搬送ベルト
13a 突起
14,15 搬送プーリ
16 TIDアンテナ
16a 読み取りアンテナ
17 EPCアンテナ
17a 書き込みアンテナ
18 制御部
19 回収部
20 媒体センサ
500 ホスト
Claims (6)
- RFIDインレイが幅方向に複数列並べて配置された媒体を前記幅方向と直交する方向に搬送する搬送路と、
前記搬送路の搬送方向に交差する方向に複数並べて配置され、前記RFIDインレイが記憶している固有の識別情報を読取る複数の読み取りアンテナと、
前記読み取りアンテナよりも搬送方向の下流側において、前記搬送路の搬送方向に交差する方向に複数並べて配置され、前記RFIDインレイに情報の書き込みを行う書き込みアンテナと、
前記読み取りアンテナにより前記識別情報を取得できた列にあるRFIDインレイに対してのみ書き込みアンテナから情報を書き込むように制御する制御部と、
を備えるRFID用書き込み装置。 - 請求項1に記載のRFID用書き込み装置において、
前記制御部は、前記RFIDインレイに対してエンコード処理の書き込みを行うように制御を行うこと、
を特徴とするRFID用書き込み装置。 - 請求項1に記載のRFID用書き込み装置において、
前記読み取りアンテナは、前記RFIDインレイからTIDの読み取りを行い、
前記書き込みアンテナは、前記RFIDインレイに対してEPCの書き込みを行うこと、
を特徴とするRFID用書き込み装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のRFID用書き込み装置において、
前記制御部は、情報の書き込みを行わない列に対応した書き込みアンテナ及び/又は書き込みユニットを、待機状態、又は、休止状態とすること、
を特徴とするRFID用書き込み装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のRFID用書き込み装置において、
前記制御部は、媒体の装填が行われた直後のみ前記読み取りアンテナを用いた前記RFIDインレイの位置確認を行い、
前記位置確認の結果にしたがって、それ以降の情報の書き込みを制御すること、
を特徴とするRFID用書き込み装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のRFID用書き込み装置において、
前記制御部は、前記RFIDインレイの位置確認の頻度を設定にしたがって変更すること、
を特徴とするRFID用書き込み装置。
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