JP2023035621A - タグ通信装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の無線タグの識別コードの書き換えを簡易な構成で実現可能とする。【解決手段】実施形態のタグ通信装置は、通信部、選択部、要求部、書き換え部及び制御部を備える。選択部は、識別コードの共通部分の一部であるマスクパターンを含んだ識別コードを持つ無線タグの選択通知の第1コマンドを通信部から送信させる。要求部は、選択した無線タグに応答を要求する第2コマンドを通信部から送信させる。書き換え部は、第2コマンドに対して無線タグから送信されたデータが通信部により受信されたことに応じて、当該データを送信した無線タグに対して、書き換えを要求する第3コマンドを通信部から送信させる。制御部は、所定数の無線タグに対し第3コマンドの送信が行われるまでの間、第3コマンドの送信が行われた場合に、あるいは第2コマンドの送信に対して無線タグからデータが受信されなかった場合に、第2コマンドの送信を繰り返させる。【選択図】 図4
Description
本発明の実施形態は、タグ通信装置及び情報処理プログラムに関する。
無線タグがそれぞれに取り付けられている複数のラベルを含んだプリント媒体に画像を形成するとともに、各無線タグの識別コードを個別に書き換える画像形成装置は知られている。
しかしながら、このような画像形成装置に適用されるタグ通信装置では、複数の無線タグが近接して存在しているために、これら複数の無線タグが1つずつ順次に通信可能となるように、例えば電波遮蔽部材を配置するなどの機構的な工夫を講じる必要があった。
このような事情から、複数の無線タグの識別コードの書き換えを簡易な構成で実現することを可能とすることが望まれていた。
しかしながら、このような画像形成装置に適用されるタグ通信装置では、複数の無線タグが近接して存在しているために、これら複数の無線タグが1つずつ順次に通信可能となるように、例えば電波遮蔽部材を配置するなどの機構的な工夫を講じる必要があった。
このような事情から、複数の無線タグの識別コードの書き換えを簡易な構成で実現することを可能とすることが望まれていた。
本発明が解決しようとする課題は、複数の無線タグの識別コードの書き換えを簡易な構成で実現することを可能とするタグ通信装置及び情報処理プログラムを提供することである。
実施形態のタグ通信装置は、通信部、選択部、要求部、書き換え部及び制御部を備える。通信部は、既知の共通部分を少なくとも一部として含んだ識別コードをそれぞれ記憶する複数の無線タグと無線通信する。選択部は、共通部分のうちの少なくとも一部をマスクパターンとして指定しつつ、当該マスクパターンを含んだ識別コードを持つ無線タグを選択することを通知するための第1のコマンドを通信部から送信させる。要求部は、選択した無線タグに応答を要求するための第2のコマンドを通信部から送信させる。書き換え部は、第2のコマンドに対して1つの無線タグから送信されたデータが通信部により受信されたことに応じて、当該データを送信した無線タグに対して、識別コードの書き換えを要求するための第3のコマンドを通信部から送信させる。制御部は、予め定められた数の無線タグのそれぞれに対して書き換え手段による第3のコマンドの送信が行われるまでの間、書き換え手段による第3のコマンドの送信が行われた場合に、あるいは要求部による第2のコマンドの送信に対して1つの無線タグから送信されたデータが通信部により受信されなかった場合に、要求部による第2のコマンドの送信を繰り返させる。
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。なお、本実施の形態では、タグ通信装置としての機能を備えた複合機を例に説明する。
図1は本実施形態に係る複合機1の要部回路構成を示すブロック図である。
複合機1は、コピー機、スキャナ、プリンタ及びファクシミリ装置などとしての機能を複合的に備えた装置である。ただし、これらの機能の全てを備える必要は無いし、あるいは、例えばファイルサーバ機能などの別の機能を備えていても構わない。なお、複合機1は、MFP(multi-function peripheral)とも称される。
図1は本実施形態に係る複合機1の要部回路構成を示すブロック図である。
複合機1は、コピー機、スキャナ、プリンタ及びファクシミリ装置などとしての機能を複合的に備えた装置である。ただし、これらの機能の全てを備える必要は無いし、あるいは、例えばファイルサーバ機能などの別の機能を備えていても構わない。なお、複合機1は、MFP(multi-function peripheral)とも称される。
複合機1は、プロセッサ10、メインメモリ11、補助記憶ユニット12、操作・表示ユニット13、スキャンユニット14、画像形成ユニット15、ファクシミリユニット16、タグ通信ユニット17、外部通信ユニット18及び伝送路19等を備える。プロセッサ10、メインメモリ11、補助記憶ユニット12、操作・表示ユニット13、スキャンユニット14、画像形成ユニット15、ファクシミリユニット16、タグ通信ユニット17及び外部通信ユニット18は、伝送路19を介して接続される。
プロセッサ10、メインメモリ11及び補助記憶ユニット12を伝送路19で接続することによって、情報処理を行うコンピュータを構成する。
プロセッサ10は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ10は、オペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラム等の情報処理プログラムに従って情報処理を実行する。
プロセッサ10は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ10は、オペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラム等の情報処理プログラムに従って情報処理を実行する。
メインメモリ11は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域では情報処理プログラムを記憶する。またメインメモリ11は、プロセッサ10が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ11は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ10によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。
補助記憶ユニット12は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット12としては、例えばEEPRO(Melectric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disc drive)及びSSD(solid state drive)等の周知の記憶デバイスを単独で又は複数組み合わせて用いることができる。補助記憶ユニット12は、プロセッサ10が各種の処理を行う上で使用するデータや、プロセッサ10での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット12は、情報処理プログラムを記憶する。補助記憶ユニット12の記憶領域の一部は、後述する設定ファイルFIAを記憶するために利用される。
操作・表示ユニット13は、複合機1を利用するユーザによる操作を入力するとともに、ユーザに対して各種の情報を提示するための表示を行う。操作・表示ユニット13には、タッチパネル、キーボード、キースイッチ、LEDランプ、あるいは液晶表示パネルなどの各種の操作デバイス及び表示デバイスを適宜に含み得る。
スキャンユニット14は、原稿を読み取って、その原稿に表された画像の画像データを生成する。
画像形成ユニット15は、画像データが示す画像をプリント媒体に対して形成する。画像形成ユニット15は、例えば電子写真方式の画像形成ユニットなどの周知の画像形成デバイスを備える。プリント媒体としては、カット紙などの周知の種々の媒体が用いられてよいが、その1つにタグ付きラベル用紙を含む。
画像形成ユニット15は、画像データが示す画像をプリント媒体に対して形成する。画像形成ユニット15は、例えば電子写真方式の画像形成ユニットなどの周知の画像形成デバイスを備える。プリント媒体としては、カット紙などの周知の種々の媒体が用いられてよいが、その1つにタグ付きラベル用紙を含む。
図2はタグ付きラベル用紙の一例を表す図である。
図2が表すタグ付きラベル用紙は、例えばA4判の台紙MOAに、それぞれに無線タグTAA,TAB,TAC,TAD,TAEが取り付けられたラベルRAA,RAB,RAC,RAD,RAEが貼り付けられて構成されている。なお、無線タグは、RFID(radio frequency identification)タグとも称される。なお、以下において、無線タグTAA,TAB,TAC,TAD,TAEは、個々を区別する必要が無い場合には、無線タグTAと記すこととする。
図2が表すタグ付きラベル用紙は、例えばA4判の台紙MOAに、それぞれに無線タグTAA,TAB,TAC,TAD,TAEが取り付けられたラベルRAA,RAB,RAC,RAD,RAEが貼り付けられて構成されている。なお、無線タグは、RFID(radio frequency identification)タグとも称される。なお、以下において、無線タグTAA,TAB,TAC,TAD,TAEは、個々を区別する必要が無い場合には、無線タグTAと記すこととする。
なお図2に表したタグ付きラベル用紙はあくまでも一例であり、台紙のサイズ、ラベルのサイズ、ラベルの枚数、ラベルの大きさ、ラベルの形状、台紙上でのラベルの位置、あるいはラベル中での無線タグの取り付け位置などは任意であってよい。また、それらの一部が異なる複数種のタグ付きラベル用紙が選択的に使用されても構わない。
ただし、以下においては、図2に表すタグ付きラベル用紙がプリント媒体として用いられる場合に関して詳述する。
ただし、以下においては、図2に表すタグ付きラベル用紙がプリント媒体として用いられる場合に関して詳述する。
図1中のファクシミリユニット16は、ファクシミリ規格に準じた画像通信をPSTN(public switched telephone network)などの通信ネットワーク(図示せず)を介して行うための周知の各種の処理を行う。
タグ通信ユニット17は、タグ付きラベル用紙がプリント媒体として利用される場合に、当該プリント媒体に取り付けられている複数の無線タグTAと無線通信する。なおタグ通信ユニット17が無線タグTAと通信するタイミングは、プリント媒体が画像形成ユニット15へと送り込まれる前、画像形成ユニット15によりプリント媒体に対する画像形成が行われている最中、あるいは画像形成ユニット15からプリント媒体が排出された後、のいずれであっても構わない。
タグ通信ユニット17は、タグ付きラベル用紙がプリント媒体として利用される場合に、当該プリント媒体に取り付けられている複数の無線タグTAと無線通信する。なおタグ通信ユニット17が無線タグTAと通信するタイミングは、プリント媒体が画像形成ユニット15へと送り込まれる前、画像形成ユニット15によりプリント媒体に対する画像形成が行われている最中、あるいは画像形成ユニット15からプリント媒体が排出された後、のいずれであっても構わない。
外部通信ユニット18は、複合機1の外部の機器と通信ネットワーク2を介したデータ通信を行うための通信処理を実行する。外部通信ユニット18は、例えばLAN(local area network)用の既存の通信デバイスを用いることができる。
伝送路19は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続された各部の間で授受されるデータ及び制御信号を伝送する。
伝送路19は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続された各部の間で授受されるデータ及び制御信号を伝送する。
図3はタグ通信ユニット17の要部回路構成を表すブロック図である。
タグ通信ユニット17は、変調部171、送信アンプ172、サーキュレータ173、アンテナ174、受信アンプ175、復調部176、制御部177及びインタフェース178を含む。
タグ通信ユニット17は、変調部171、送信アンプ172、サーキュレータ173、アンテナ174、受信アンプ175、復調部176、制御部177及びインタフェース178を含む。
変調部171は、制御部177から与えられるデータにより搬送波を変調して送信信号を得る。なお変調部171は、制御部177からデータが与えられない間は、無変調の搬送波をそのまま送信信号として出力することもできる。
送信アンプ172は、変調部171から出力される送信信号を増幅し、無線送信するのに適した信号状態とする。
送信アンプ172は、変調部171から出力される送信信号を増幅し、無線送信するのに適した信号状態とする。
サーキュレータ173は、送信アンプ172から出力される送信信号をアンテナ174へと出力する。サーキュレータ173は、アンテナ174で後述のように得られる受信信号を受信アンプ175へと出力する。これによりサーキュレータ173は、アンテナ174を送信及び受信で共用可能とする。
アンテナ174は、サーキュレータ173から与えられた送信信号に応じた電波を放射する。アンテナ174は、空間を伝播して到来した電波に応じた電気信号を受信信号としてサーキュレータ173へと出力する。
アンテナ174は、サーキュレータ173から与えられた送信信号に応じた電波を放射する。アンテナ174は、空間を伝播して到来した電波に応じた電気信号を受信信号としてサーキュレータ173へと出力する。
受信アンプ175は、無線タグTAから放射されてアンテナ174に到来する微弱な電波からアンテナ174で得られた微弱な受信信号を増幅し、復調部176での処理に適した信号状態とする。
復調部176は、受信信号がデータによる変調信号である場合に、データを復調する。
以上の変調部171、送信アンプ172、サーキュレータ173、受信アンプ175及び復調部176により、あるいはさらにアンテナ174を加えて、通信部としての機能が実現される。
復調部176は、受信信号がデータによる変調信号である場合に、データを復調する。
以上の変調部171、送信アンプ172、サーキュレータ173、受信アンプ175及び復調部176により、あるいはさらにアンテナ174を加えて、通信部としての機能が実現される。
制御部177は、予め定められた通信規格に従って無線タグTAと通信するために、データを変調部171へと出力したり、復調部176で得られたデータを処理したりする。制御部177は、インタフェース178による伝送路19を介したプロセッサ10との通信により、無線タグTAとの通信のための設定データなどの諸データを受ける。制御部177は、インタフェース178による伝送路19を介したプロセッサ10との通信により、無線タグTAから読み取ったデータなどの諸データをプロセッサ10に通知する。
制御部177は、プロセッサ1771及び記憶部1772を含む。プロセッサ1771は、CPU(central processing unit)を含む。プロセッサ1771は、ASIC(application-specific integrated circuit)等を用いた高速な信号処理プロセッサを含んでもよい。プロセッサ1771は、通信規格に準拠したシーケンスでの送受信が行われるように、タグ通信ユニット17の各部の動作を制御するとともに、送信すべきデータの生成、出力と、受信データの処理とのための情報処理及び信号処理を行う。記憶部1772は、プロセッサ1771のための情報処理プログラムを記憶する。また記憶部1772は、プロセッサ1771が情報処理や信号処理を実行する上で必要なデータを記憶するワークエリアとして使用される。記憶部1772が記憶する情報処理プログラムの1つは、後述する書き換え処理に関して記述された書き換えプログラムPRAである。書き換えプログラムPRAは、複合機1の譲渡の際には記憶部1772に記憶されていてもよいし、複合機1の譲渡後に複合機1のユーザ又はメンテナンス作業者などの操作に応じて記憶部1772に書き込まれてもよい。後者は例えば、書き換えプログラムPRAがバージョンアッププログラムとして提供される場合が想定される。書き換えプログラムPRAの譲渡は、ネットワークを介した通信により行うことが想定される。しかしながら書き換えプログラムPRAの譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して行われてもよい。
インタフェース178は、伝送路19を介したデータ通信のためのインタフェース処理を行う。
インタフェース178は、伝送路19を介したデータ通信のためのインタフェース処理を行う。
次に以上のように構成された複合機1の動作について説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、一部の処理の順序の変更、一部の処理の省略、あるいは別の処理の追加などは適宜に可能である。本実施形態では、タグ通信ユニット17と無線タグTAとの無線通信は、ISO(international standards organization)/IEC(international electrotechnical commission) 18000-6 Type Cに準拠することとする。
複合機1は、コピー機、スキャナ、プリンタ及びファクシミリ装置などとしての各種機能を実現するように動作する。この動作は、同種の別の複合機の動作と同様であってよい。複合機1の本実施形態における特徴的な動作は、無線タグTAの識別コードを書き換えるための動作にある。そこで以下では、その動作を中心に説明することとする。なお、無線タグTAの識別コードは、EPC(electronic product code)とも称される。
前提として、無線タグTAA~TAEには、少なくとも一部が共通である識別コードが予め設定されている。本実施形態では、無線タグTAA~TAEのいずれも、同一の識別コードが設定されていることとする。その識別コードは、「3008 33B2 DDD9 0140 0000 0000」である。この識別コードは、Impinj社製の「Monza 5」と称される製品に出荷時に設定される識別コードである。ただし無線タグTAA~TAEには、先頭側の一部分が共通である別々のコードが設定されていても構わない。無線タグTAA~TAEは、それぞれに内蔵しているメモリに、上記のように設定されている識別コードを記憶している。
図2に表すようなタグ付きラベル用紙をプリント媒体として用いるプリントに関わる設定の1つとしてのタグ数としては「5」が定められる。当該の設定の1つとしてのマスクパターンとしては、無線タグTAA~TAEの書き換え前の識別コードのうちの共通する一部の任意のコードが定められて構わないが、ここでは先頭の8桁に相当する「3008 33B2」とする。マスクパターンは、識別コードのうちの共通部分の全てとしても構わない。また当該設定の1つとしての書き換え後の識別コードとしては、任意のコードが定められて構わないが、ここでは「3010 2EDA F110 F040 0000 0001」~「3010 2EDA F110 F040 0000 0005」とする。ただし書き換え後の識別コードは、マスクパターンが一致しないように定められるべきである。また書き換え後の識別コードは、5つ全て又はその一部が互いに同一に定められても構わない。これらの設定を表す設定データが、例えば操作・表示ユニット13での操作者による操作に応じてプロセッサ10により生成されて、設定ファイルFIAに含められる。あるいは設定データは、通信ネットワーク2を介して、図1では図示を省略しているサーバ装置又はコンピュータ装置から取得されて、設定ファイルFIAに含められてもよい。かくして、補助記憶ユニット12は、マスクパターンとして操作者により指定されたコードを設定ファイルFIAに含めて記憶しているのであり、記憶部としての機能を有する。
プロセッサ10は、操作・表示ユニット13での操作、あるいは通信ネットワーク2を介してなされた要求によって、識別コードの書き換えを伴ってタグ付きラベル用紙をプリント媒体として用いるプリントを行う必要が生じたならば、画像形成ユニット15を周知のように動作させてプリント媒体に画像を形成するとともに、タグ通信ユニット17に対して書き換え実行を指示する。そしてプロセッサ10はこののち、設定ファイルFIAから上記の設定データを読み出して、タグ通信ユニット17に送る。なおプロセッサ10は、通信ネットワーク2を介してなされた要求に応じて当該のプリントを開始する場合には、通信ネットワーク2を介して取得した設定データをそのままタグ通信ユニット17に送るのでもよい。
タグ通信ユニット17では、プロセッサ10から書き換え実行を指示するために送信されたデータがインタフェース178を介して取り込まれると、プロセッサ1771は書き換えプログラムPRAに従って書き換え処理を開始する。
図4はプロセッサ1771による書き換え処理のフローチャートである。
ACT1としてプロセッサ1771は、上記のようにプロセッサ10から送られた設定データを、インタフェース178を介して取得する。なおプロセッサ1771が、取得した設定データを記憶部1772に保存しておく。
ACT2としてプロセッサ1771は、変数Mに、設定データに表された無線タグの数を設定する。つまり本実施形態においてプロセッサ1771は、変数Mに「5」をセットする。変数Mは、識別コードを書き換えるべき無線タグTAの個数を管理するための変数である。
図4はプロセッサ1771による書き換え処理のフローチャートである。
ACT1としてプロセッサ1771は、上記のようにプロセッサ10から送られた設定データを、インタフェース178を介して取得する。なおプロセッサ1771が、取得した設定データを記憶部1772に保存しておく。
ACT2としてプロセッサ1771は、変数Mに、設定データに表された無線タグの数を設定する。つまり本実施形態においてプロセッサ1771は、変数Mに「5」をセットする。変数Mは、識別コードを書き換えるべき無線タグTAの個数を管理するための変数である。
ACT3としてプロセッサ1771は、電波放射を開始させる。プロセッサ1771は例えば、データにより変調されていない搬送波を送信信号として変調部171に出力させる。この送信信号が送信アンプ172により増幅された上で、サーキュレータ173を介してアンテナ174へと供給されることによって、アンテナ174からの電波放射が開始される。
このようにしてアンテナ174から放射された電波が無線タグTAに到達すると、無線タグTAはこの電波から得た電力により動作を開始する。そしてタグTAは、例えば16ビットの乱数RNを発生する。
このようにしてアンテナ174から放射された電波が無線タグTAに到達すると、無線タグTAはこの電波から得た電力により動作を開始する。そしてタグTAは、例えば16ビットの乱数RNを発生する。
図5、図6、図7、図8、図9、図10及び図11はタグ通信ユニット17と無線タグTAA~TAEとの通信のシーケンスと無線タグTAA~TAEの状態変化の一例を表す図である。
図5中のイベントEAAとしてタグ通信ユニット17からの電波放射が開始されていることに応じて、無線タグTAA~TAEは、乱数RNとして「AA」「AB」「AC」「AD」「AE」をそれぞれ発生している。なお、「AA」「AB」「AC」「AD」「AE」は、それぞれ16ビットの任意の数値を表す。「AA」「AB」「AC」「AD」「AE」のうちの複数が、互いに同一数値である場合もある。
図5中のイベントEAAとしてタグ通信ユニット17からの電波放射が開始されていることに応じて、無線タグTAA~TAEは、乱数RNとして「AA」「AB」「AC」「AD」「AE」をそれぞれ発生している。なお、「AA」「AB」「AC」「AD」「AE」は、それぞれ16ビットの任意の数値を表す。「AA」「AB」「AC」「AD」「AE」のうちの複数が、互いに同一数値である場合もある。
ACT4としてプロセッサ1771は、Selectコマンドを送信する。プロセッサ1771は、Selectコマンド及び後述する各種のコマンドの送信に当たっては例えば、各コマンドに相当するデータを生成し、出力する。そうすると、Selectコマンドにより変調された送信信号が変調部171により得られて、送信アンプ172で増幅された上で、アンテナ174から無線送信される。プロセッサ1771は、ACT1で取得した設定データに表されているマスクパターンをSelectコマンドに含める。このSelectコマンドの送信が、図5中のイベントEABである。Selectコマンドは、無線タグTAA~TAEのそれぞれで受信される。Selectコマンドは、マスクパターンを指定しつつ、当該マスクパターンを含んだ識別コードを持つ無線タグTAを選択することを通知するためのコマンドであり、第1のコマンドに相当する。かくして書き換えプログラムPRAに基づく情報処理をプロセッサ1771が実行することによって、プロセッサ1771は選択部として機能する。なお、ACT1で取得した設定データが表すマスクパターンは、記憶部としての補助記憶ユニット12に記憶されているコードであるから、プロセッサ1771の選択部としての機能は、記憶部が記憶しているコードをマスクパターンとしていることになる。
ACT5としてプロセッサ1771は、変数Nを初期化する。変数Nは、タグ検出の繰り返し回数を管理するための変数である。プロセッサ1771は例えば、タグ検出の繰り返しの制限回数として予め定められている数を変数Nにセットする。
ACT5としてプロセッサ1771は、変数Nを初期化する。変数Nは、タグ検出の繰り返し回数を管理するための変数である。プロセッサ1771は例えば、タグ検出の繰り返しの制限回数として予め定められている数を変数Nにセットする。
ACT6としてプロセッサ1771は、Queryコマンドを送信する。このQueryコマンドの送信が、図5中のイベントEACである。Queryコマンドは、無線タグTAA~TAEのそれぞれで受信される。このQueryコマンドと、後述するQueryRepコマンドとは、Selectコマンドにより選択した無線タグTAに応答を要求するためのコマンドであり、第2のコマンドに相当する。かくして書き換えプログラムPRAに基づく情報処理をプロセッサ1771が実行することによって、プロセッサ1771は要求部として機能する。
無線タグTAは、Queryコマンドを受信すると、Selectコマンドに含められたマスクパターンが一致する識別コードを有している場合に、カウンタ値CVを予め定められた範囲内の数値としてランダムに決定する。無線タグTAA~TAEは、いずれもマスクパターンが一致する識別コードを有しているから、図5中のイベントEACに応じて、カウンタ値CVとして「3」「0」「3」「2」「4」をそれぞれ発生している。各無線タグTAが互いに無関係にカウンタ値CVを発生するので、上記の例のように複数のカウンタ値CVが同一数値となる場合もある。
無線タグTAは、Queryコマンドを受信すると、Selectコマンドに含められたマスクパターンが一致する識別コードを有している場合に、カウンタ値CVを予め定められた範囲内の数値としてランダムに決定する。無線タグTAA~TAEは、いずれもマスクパターンが一致する識別コードを有しているから、図5中のイベントEACに応じて、カウンタ値CVとして「3」「0」「3」「2」「4」をそれぞれ発生している。各無線タグTAが互いに無関係にカウンタ値CVを発生するので、上記の例のように複数のカウンタ値CVが同一数値となる場合もある。
無線タグTAは、決定したカウンタ値CVが「0」である場合に、乱数RNを通知するための応答データを送信する。なお、無線タグTAからの応答データ及び後述する各種のデータの送信には、例えばバックスキャッタ通信が用いられる。
図5の例では、無線タグTABのみがカウンタ値CVとして「0」を決定しているから、無線タグTABは図6中のイベントEBAとして、自らの乱数RNである「AB」を表すデータを含んだ応答データを送信している。
図5の例では、無線タグTABのみがカウンタ値CVとして「0」を決定しているから、無線タグTABは図6中のイベントEBAとして、自らの乱数RNである「AB」を表すデータを含んだ応答データを送信している。
図4中のACT7としてプロセッサ1771は、無線タグTAからの応答がなされたか否かを確認する。
各種のデータにより変調されている無線タグTAからの反射波がアンテナ174に到達し、この反射波に応じた受信信号がアンテナ174から出力されると、受信アンプ175での増幅を経て、復調部176でデータが復調される。そしてこのように復調されたデータは、制御部177に与えられる。このようにして、無線タグTABが上述のように送信した応答データが復調部176から制御部177へと与えられると、プロセッサ1771は、応答データが正しく受信できているならばACT7にてYESと判定し、ACT8へと進む。
各種のデータにより変調されている無線タグTAからの反射波がアンテナ174に到達し、この反射波に応じた受信信号がアンテナ174から出力されると、受信アンプ175での増幅を経て、復調部176でデータが復調される。そしてこのように復調されたデータは、制御部177に与えられる。このようにして、無線タグTABが上述のように送信した応答データが復調部176から制御部177へと与えられると、プロセッサ1771は、応答データが正しく受信できているならばACT7にてYESと判定し、ACT8へと進む。
ACT8としてプロセッサ1771は、ACKコマンドを送信する。このACKコマンドの送信が、図6中のイベントEADである。ACKコマンドは、応答データを受信したことを、応答データを送信した無線タグTAに通知するためのコマンドである。そしてACKコマンドを受けると無線タグTAは、通知データを送信する。無線タグTAは、内蔵するメモリに保存されている識別コードを通知データに含める。つまり通知データは、識別コードを通知するためのデータである。図6の例では、イベントEADで送信されるACKコマンドは、無線タグTABに対する通知である。そして無線タグTABはイベントEBBとして、識別コード「3008 33B2 DDD9 0140 0000 0000」を含んだ通知データを送信する。
図4中のACT9としてプロセッサ1771は、復調部176で復調された通知データを取得する。
図4中のACT9としてプロセッサ1771は、復調部176で復調された通知データを取得する。
ACT10としてプロセッサ1771は、Writeコマンドを送信する。このWriteコマンドの送信が、図6中のイベントEAEである。プロセッサ1771は、ACT1で取得した設定データに書き換え後の識別コードとして表された識別コードの1つをWriteコマンドに含める。Writeコマンドは、識別コードの書き換えを要求するためのコマンドであり、第3のコマンドに相当する。かくして書き換えプログラムPRAに基づく情報処理をプロセッサ1771が実行することによって、プロセッサ1771は書き換え部として機能する。
Writeコマンドの送信の契機となった通知データを送信した無線タグTAは、Writeコマンドを待ち受け、上記のように送信されたWriteコマンドを受けると、内蔵するメモリに保存されている識別コードをWriteコマンドに含まれた識別コードに書き換える。図6の例では、無線タグTABは、イベントEAEにて送信されたWriteコマンドを受けて、識別コードをWriteコマンドに含まれた「3010 2EDA F110 F040 0000 0001」に書き換えている。
なお、プロセッサ1771は実際には、ISO/IEC 18000-6 Type Cでの規定に従い、ReqRNコマンドの送信と、このReqRNコマンドに対する無線タグTAからの応答の確認を経てWriteコマンドを送信するが、ここではその処理の詳細な説明及び図示を省略する。
Writeコマンドの送信の契機となった通知データを送信した無線タグTAは、Writeコマンドを待ち受け、上記のように送信されたWriteコマンドを受けると、内蔵するメモリに保存されている識別コードをWriteコマンドに含まれた識別コードに書き換える。図6の例では、無線タグTABは、イベントEAEにて送信されたWriteコマンドを受けて、識別コードをWriteコマンドに含まれた「3010 2EDA F110 F040 0000 0001」に書き換えている。
なお、プロセッサ1771は実際には、ISO/IEC 18000-6 Type Cでの規定に従い、ReqRNコマンドの送信と、このReqRNコマンドに対する無線タグTAからの応答の確認を経てWriteコマンドを送信するが、ここではその処理の詳細な説明及び図示を省略する。
図4中のACT11としてプロセッサ1771は、変数Mの値を1つ減らす。
ACT12としてプロセッサ1771は、画像形成の対象とされているプリント媒体に取り付けられた全ての無線タグTAに関する書き換えが完了したか否かを確認する。プロセッサ1771は、例えば変数Mが「1」以上であるならば、完了していないとしてNOと判定し、ACT13へと進む。
ACT12としてプロセッサ1771は、画像形成の対象とされているプリント媒体に取り付けられた全ての無線タグTAに関する書き換えが完了したか否かを確認する。プロセッサ1771は、例えば変数Mが「1」以上であるならば、完了していないとしてNOと判定し、ACT13へと進む。
ACT13としてプロセッサ1771は、変数Nの値を1つ減らす。
ACT14としてプロセッサ1771は、ラウンドが終了したか否かを確認する。ここでは、タグ検出の試行を予め定められた制限回数まで繰り返し行う期間をラウンドとする。プロセッサ1771は、例えば変数Nが「1」以上であるならば、ラウンドが終了していないとしてNOと判定し、ACT15へと進む。
ACT14としてプロセッサ1771は、ラウンドが終了したか否かを確認する。ここでは、タグ検出の試行を予め定められた制限回数まで繰り返し行う期間をラウンドとする。プロセッサ1771は、例えば変数Nが「1」以上であるならば、ラウンドが終了していないとしてNOと判定し、ACT15へと進む。
ACT15としてプロセッサ1771は、QueryRepコマンドを送信する。このQueryRepコマンドの送信が、図6中のイベントEAFである。QuaryRepコマンドは、無線タグTAA~TAEのそれぞれで受信される。ただし、Selectコマンドの受信後に既にQueryコマンド又はQueryRepコマンドを受けたことに対して応答済みである無線タグTAは、今回のQueryRepコマンドは無視する。つまり、無線タグTABは、イベントEAFとして送信されたQueryRepコマンドを無視する。
未応答である無線タグTAは、QueryRepコマンドを受信すると、カウンタ値CVの値を1つ減らす。そして無線タグTAは、減らした後のカウンタ値CVが「0」である場合に、乱数RNを通知するための応答データを送信する。無線タグTAA,TAC~TAEは、イベントEAFに応じて、カウンタ値CVを「2」「2」「1」「3」とする。従って、無線タグTAA,TAC~TAEは、いずれもカウンタ値CVが「0」ではなく、いずれも応答データを送信しない。
プロセッサ1771は、QueryRepコマンドを送信したならば、図4中のACT7へと戻る。そしてプロセッサ1771は、例えばQueryRepコマンドを送信してから予め定められた待機時間が経過するまでに応答データが得られなければ、応答が無いとしてACT7にてNOと判定し、ACT8~ACT12をパスしてACT13へと進み、ACT13以降を上記と同様に繰り返す。プロセッサ1771は、このように無線タグTAからの応答が無かった場合も、ACT13にて変数Nの値を1つ減らす。そしてプロセッサ1771は、依然としてラウンドが終了しておらず、ACT14にてNOと判定したらならば、ACT15以降を前述と同様に繰り返す。これにより次にプロセッサ1771は、図7中のイベントEAGとしてQueryRepコマンドを送信する。無線タグTAA,TAC~TAEは、このイベントEAGに応じて、カウンタ値CVを「1」「1」「0」「2」とする。従って、無線タグTADは、カウンタ値CVが「0」となったので、図7中のイベントEBCとして、自らの乱数RNである「AD」を表すデータを含んだ応答データを送信している。
この後、前述と同様に、イベントEAHとしてのACKコマンドの授受、イベントEBDとしての通知データの授受、さらにはイベントEAIとしてのWriteコマンドの授受を経て、無線タグTADは、識別コードを「3010 2EDA F110 F040 0000 0002」に書き換えている。
この後、前述と同様に、イベントEAHとしてのACKコマンドの授受、イベントEBDとしての通知データの授受、さらにはイベントEAIとしてのWriteコマンドの授受を経て、無線タグTADは、識別コードを「3010 2EDA F110 F040 0000 0002」に書き換えている。
次にプロセッサ1771は、図8中のイベントEAJとしてQueryRepコマンドを送信する。無線タグTAA,TAC,TAEは、このイベントEAJに応じて、カウンタ値CVを「0」「0」「1」とする。従って、無線タグTAAは、カウンタ値CVが「0」となったので、イベントEBEとして、自らの乱数RNである「AA」を表すデータを含んだ応答データを送信している。また、無線タグTACは、カウンタ値CVが「0」となったので、イベントEBFとして、自らの乱数RNである「AC」を表すデータを含んだ応答データを送信している。このイベントEBEとイベントEBFとは、ほぼ同時に生じる。このためプロセッサ1771では、イベントEAKとして応答データの衝突が生じ、いずれの応答データも正しく得ることができない。従ってプロセッサ1771は、応答がなされなかったとみなしてACT7にてNOと判定する。
次にプロセッサ1771は、図9中のイベントEALとしてQueryRepコマンドを送信する。無線タグTAEは、このイベントEALに応じて、カウンタ値CVを「0」とする。従って、無線タグTAEは、カウンタ値CVが「0」となったので、イベントEBGとして、自らの乱数RNである「AE」を表すデータを含んだ応答データを送信している。なお、無線タグTAA及び無線タグTACは、既に応答データの送信を行っているので、ここでは応答データを送信しない。
続いて、前述と同様に、イベントEAMとしてのACKコマンドの授受、イベントEBHとしての通知データの授受、さらにはイベントEANとしてのWriteコマンドの授受を経て、無線タグTAEは、識別コードを「3010 2EDA F110 F040 0000 0003」に書き換えている。
続いて、前述と同様に、イベントEAMとしてのACKコマンドの授受、イベントEBHとしての通知データの授受、さらにはイベントEANとしてのWriteコマンドの授受を経て、無線タグTAEは、識別コードを「3010 2EDA F110 F040 0000 0003」に書き換えている。
この後、プロセッサ1771は、図4中のACT15でのQueryRepコマンドの送信を繰り返すが、無線タグTAA及び無線タグTACはともに応答データを送信しないので、書き換えは完了せず、ACT12ではNOと判定することとなる。そしてプロセッサ1771がQueryコマンド及びQueryRepコマンドの送信を繰り返した回数が制限回数になっている場合、プロセッサ1771がACT13にて変数Nを「0」に変更することになる。プロセッサ1771は、例えばこのように変数Nが「0」となったならばACT14にて、ラウンドが終了したとしてYESと判定し、ACT4へと戻り、ACT4以降を前述と同様に繰り返す。つまりプロセッサ1771は、新たなラウンドを開始する。
そしてプロセッサ1771は、図10中のイベントEAOとしてイベントEABと同様のSelectコマンドを送信し、さらにイベントEAPとしてQueryコマンドを送信する。Selectコマンド及びQueryコマンドは、無線タグTAA~TAEのそれぞれで受信される。
しかしながら、無線タグTAB,TAD,TAEは、識別コードが書き換えられていてマスクパターンが一致しないので、Queryコマンドを無視する。無線タグTAA,TACは、マスクパターンが一致する識別コードを有しているので、イベントEAPに応じて、カウンタ値CVとして「0」「1」をそれぞれ発生している。
無線タグTAAはカウンタ値CVとして「0」を決定しているから、イベントEBIとして、自らの乱数RNである「AA」を表すデータを含んだ応答データを送信している。
この後、前述と同様に、イベントEAQとしてのACKコマンドの授受、イベントEBJとしての通知データの授受、さらにはイベントEARとしてのWriteコマンドの授受を経て、無線タグTAAは、識別コードを「3010 2EDA F110 F040 0000 0004」に書き換えている。
そしてプロセッサ1771は、図10中のイベントEAOとしてイベントEABと同様のSelectコマンドを送信し、さらにイベントEAPとしてQueryコマンドを送信する。Selectコマンド及びQueryコマンドは、無線タグTAA~TAEのそれぞれで受信される。
しかしながら、無線タグTAB,TAD,TAEは、識別コードが書き換えられていてマスクパターンが一致しないので、Queryコマンドを無視する。無線タグTAA,TACは、マスクパターンが一致する識別コードを有しているので、イベントEAPに応じて、カウンタ値CVとして「0」「1」をそれぞれ発生している。
無線タグTAAはカウンタ値CVとして「0」を決定しているから、イベントEBIとして、自らの乱数RNである「AA」を表すデータを含んだ応答データを送信している。
この後、前述と同様に、イベントEAQとしてのACKコマンドの授受、イベントEBJとしての通知データの授受、さらにはイベントEARとしてのWriteコマンドの授受を経て、無線タグTAAは、識別コードを「3010 2EDA F110 F040 0000 0004」に書き換えている。
次にプロセッサ1771は、図11中のイベントEASとしてQueryRepコマンドを送信する。無線タグTACは、このイベントEASに応じて、カウンタ値CVを「0」とする。従って、無線タグTACは、カウンタ値CVが「0」となったので、イベントEBKとして、自らの乱数RNである「AC」を表すデータを含んだ応答データを送信している。
この後、前述と同様に、イベントEATとしてのACKコマンドの授受、イベントEBLとしての通知データの授受、さらにはイベントEAUとしてのWriteコマンドの授受を経て、無線タグTACは、識別コードを「3010 2EDA F110 F040 0000 0005」に書き換えている。
ここまでに説明したように、プロセッサ1771は、Queryコマンド及びQueryRepコマンドを繰り返し送信させる。かくして書き換えプログラムPRAに基づく情報処理をプロセッサ1771が実行することによって、プロセッサ1771は、第2のコマンドとしてのQueryコマンド及びQueryRepコマンドの送信を繰り返させる制御部として機能する。
この後、前述と同様に、イベントEATとしてのACKコマンドの授受、イベントEBLとしての通知データの授受、さらにはイベントEAUとしてのWriteコマンドの授受を経て、無線タグTACは、識別コードを「3010 2EDA F110 F040 0000 0005」に書き換えている。
ここまでに説明したように、プロセッサ1771は、Queryコマンド及びQueryRepコマンドを繰り返し送信させる。かくして書き換えプログラムPRAに基づく情報処理をプロセッサ1771が実行することによって、プロセッサ1771は、第2のコマンドとしてのQueryコマンド及びQueryRepコマンドの送信を繰り返させる制御部として機能する。
このようにして、無線タグTAA~TAEの全てについての識別コードを書き換え終えたのちには、プロセッサ1771がACT11にて変数Mを「0」に変更することになる。プロセッサ1771は、例えばこのように変数Mが「0」となったならばACT12にて、書き換えが完了したとしてYESと判定し、ACT16へと進む。
ACT16としてプロセッサ1771は、電波放射を停止させる。プロセッサ1771は例えば、変調部171に送信信号の出力を停止させる。そしてプロセッサ1771はこののち、この書き換え処理を終了する。
ACT16としてプロセッサ1771は、電波放射を停止させる。プロセッサ1771は例えば、変調部171に送信信号の出力を停止させる。そしてプロセッサ1771はこののち、この書き換え処理を終了する。
以上のように複合機1にてタグ通信ユニット17は、通信によって、無線タグTAA~TAEの識別コードを、選択的に、かつ順次に書き換える。従って、タグ通信ユニット17は、無線タグTAA~TAEと同時に通信できる状態であってよく、電波遮蔽部材を配置するなどの機構的な工夫を講じる場合に比べて簡易な構成で実現可能である。
また複合機1では、操作者により指定されたマスクパターンを含んだ設定データを設定ファイルFIAに含めて補助記憶ユニット12に記憶しておき、書き換え処理に適用する。このため、取り付けられている無線タグTAに予め設定された識別コードがそれぞれに異なる複数種類のタグ付きラベル用紙が存在する場合に、そのうちのどのタグ付きラベル用紙をプリント媒体として用いるかに応じてマスクパターンを設定しておくことで、適正に動作することが可能である。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
上記の実施形態では、ISO/IEC 18000-6 Type CにおけるSelectコマンドを第1のコマンドとして、Queryコマンド及びQueryRepコマンドを第2のコマンドとして、Writeコマンドを第3のコマンドとして、それぞれ用いている。しかしながら、ISO/IEC 18000-6 Type Cを基本としながら、Selectコマンド、Queryコマンド、QueryRepコマンド及びWriteコマンドの少なくとも1つを一部改変したコマンド、又は別のコマンドに置き換えて用いてもよい。またISO/IEC 18000-6 Type C以外の規格に準拠することとし、Selectコマンド、Queryコマンド、QueryRepコマンド及びWriteコマンドとは全く別のコマンドを第1~第3の各コマンドとして用いてもよい。
上記の実施形態では、ISO/IEC 18000-6 Type CにおけるSelectコマンドを第1のコマンドとして、Queryコマンド及びQueryRepコマンドを第2のコマンドとして、Writeコマンドを第3のコマンドとして、それぞれ用いている。しかしながら、ISO/IEC 18000-6 Type Cを基本としながら、Selectコマンド、Queryコマンド、QueryRepコマンド及びWriteコマンドの少なくとも1つを一部改変したコマンド、又は別のコマンドに置き換えて用いてもよい。またISO/IEC 18000-6 Type C以外の規格に準拠することとし、Selectコマンド、Queryコマンド、QueryRepコマンド及びWriteコマンドとは全く別のコマンドを第1~第3の各コマンドとして用いてもよい。
マスクパターンは、例えば複合機1の設計者などにより予め定められたコードを固定的に用いるのでもよい。
識別コードの書き換えの対象となる無線タグTAは、必ずしもプリント媒体に取り付けられている必要はなく、どのような状態にあってもよい。そして、本願のタグ通信装置は、複合機1以外の任意の装置に組み込まれてもよいし、無線タグTAの識別コードを書き換える機能を主体とする独立したタグ通信装置として実現することも可能である。
情報処理によりプロセッサ1771が実現する各機能は、その一部又は全てをロジック回路などのようなプログラムに基づかない情報処理を実行するハードウェアにより実現することも可能である。また上記の各機能のそれぞれは、上記のロジック回路などのハードウェアにソフトウェア制御を組み合わせて実現することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…複合機、2…通信ネットワーク、10…プロセッサ、11…メインメモリ、12…補助記憶ユニット、13…操作・表示ユニット、14…スキャンユニット、15…画像形成ユニット、16…ファクシミリユニット、17…タグ通信ユニット、18…外部通信ユニット、19…伝送路、171…変調部、172…送信アンプ、173…サーキュレータ、174…アンテナ、175…受信アンプ、176…復調部、177…制御部、178…インタフェース、1771…プロセッサ、1772…記憶部、TA,TAA~TAE…無線タグ。
Claims (5)
- 既知の共通部分を少なくとも一部として含んだ識別コードをそれぞれ記憶する複数の無線タグと無線通信する通信部と、
前記共通部分のうちの少なくとも一部をマスクパターンとして指定しつつ、当該マスクパターンを含んだ識別コードを持つ無線タグを選択することを通知するための第1のコマンドを前記通信部から送信させる選択部と、
選択した無線タグに応答を要求するための第2のコマンドを前記通信部から送信させるための要求部と、
前記第2のコマンドに対して1つの無線タグから送信されたデータが前記通信部により受信されたことに応じて、当該データを送信した無線タグに対して、識別コードの書き換えを要求するための第3のコマンドを前記通信部から送信させる書き換え部と、
予め定められた数の無線タグのそれぞれに対して前記書き換え手段による第3のコマンドの送信が行われるまでの間、前記書き換え手段による第3のコマンドの送信が行われた場合に、あるいは前記要求部による第2のコマンドの送信に対して1つの無線タグから送信されたデータが前記通信部により受信されなかった場合に、前記要求部による前記第2のコマンドの送信を繰り返させる制御部と、
を具備したタグ通信装置。 - 前記書き換え部は、第3のコマンドを送信するたびに、それぞれ異なる識別コードへの書き換えを要求する、
請求項1に記載のタグ通信装置。 - 操作者により指定されたコードを記憶する記憶部、
をさらに備え、
前記選択部は、前記記憶部が記憶しているコードを前記マスクパターンとする、
請求項1又は請求項2に記載のタグ通信装置。 - 複数の無線タグがそれぞれに取り付けられている複数のラベルを含んだプリント媒体に画像を形成する画像形成装置に設けられ、
前記通信部は、前記画像形成装置での画像形成の対象となるプリント媒体に取り付けられている複数の無線タグと無線通信し、
前記制御部は、前記プリント媒体に取り付けられた数の無線タグのそれぞれに対して前記書き換え手段による第3のコマンドの送信が行われるまで、前記要求部による前記第2のコマンドの送信を繰り返させる、
請求項1-請求項3のいずれか一項に記載のタグ通信装置。 - 既知の共通部分を少なくとも一部として含んだ識別コードをそれぞれ記憶する複数の無線タグと無線通信する通信部、を備えるタグ通信装置に設けられたプロセッサを、
前記共通部分のうちの少なくとも一部をマスクパターンとして指定しつつ、当該マスクパターンを含んだ識別コードを持つ無線タグを選択することを通知するための第1のコマンドを前記通信部から送信させる選択部と、
選択した無線タグに応答を要求するための第2のコマンドを前記通信部から送信させるための要求部と、
前記第2のコマンドに対して1つの無線タグから送信されたデータが前記通信部により受信されたことに応じて、当該データを送信した無線タグに対して、識別コードの書き換えを要求するための第3のコマンドを前記通信部から送信させる書き換え部と、
予め定められた数の無線タグのそれぞれに対して前記書き換え手段による第3のコマンドの送信が行われるまでの間、前記書き換え手段による第3のコマンドの送信が行われた場合に、あるいは前記要求部による第2のコマンドの送信に対して1つの無線タグから送信されたデータが前記通信部により受信されなかった場合に、前記要求部による前記第2のコマンドの送信を繰り返させる制御部と、
して機能させるための情報処理プログラム。
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