JP6497020B2 - 通信装置 - Google Patents

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本発明は、通信装置に関する。
通信対象となる通信対象機器との間の距離が所定の通信可能距離内となることで確立される無線通信にて、当該通信対象機器とデータ通信を行う通信モジュールを複数備えた通信装置が知られている。例えば、特許文献1には、ICタグが内部に有する情報を非接触で読み取り可能なICタグリーダ(通信モジュール)を複数設置した管理装置が開示されている。この管理装置では、複数設置されたICタグリーダ間の電波干渉を防止すべく、電波干渉するICタグリーダ同士は、或るICタグリーダによりICタグのリード処理が終了するまでは、他のICタグリーダによるICタグのリード処理を行わないように構成されている。
ところで、この種の通信装置において、通信モジュールと通信対象機器との間でデータ通信(特許文献1では上記のリード処理)を行う際には、通信モジュールから通信可能距離内に存在する通信対象機器を検出するための電波(ポーリング信号)を出力する必要がある。
特開2007−28119号公報
ここで、特許文献1に開示された管理装置は、或るICタグリーダ以外の他のICタグリーダがリード処理を行うに際してポーリング信号を出力している検出期間内においては、この或るICタグリーダからはポーリング信号を出力させない構成にされている。このため、この或るICタグリーダの通信可能距離内にICタグが新たに進入したとしても、他のICタグリーダに係る上記検出期間が過ぎるまでは、或るICタグリーダからポーリング信号を出力させることができない。その結果として、ICタグリーダとICタグとの間でデータ通信が開始されるまでに長時間を要することになるため、ICタグリーダの応答性が悪くなる。
そこで、本発明の目的は、複数の通信モジュールそれぞれについての無線通信の応答性を向上させることが可能な通信装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の第1観点に係る通信装置は、通信対象となる通信対象機器との間の距離が所定の通信可能距離内となることで確立される無線通信にて、当該通信対象機器とデータ通信を行うための少なくとも1つの第1通信モジュールを着脱可能に接続するための接続機器と、前記通信装置に内蔵された、前記無線通信にて前記通信対象機器とデータ通信を行うための少なくとも1つの第2通信モジュールと、前記少なくとも1つの第1通信モジュール及び前記少なくとも1つの第2通信モジュールからなる複数の通信モジュールを制御するための制御手段とを備える。
また、本発明の第2観点に係る通信装置は、通信対象となる通信対象機器との間の距離が所定の通信可能距離内となることで確立される無線通信にて、当該通信対象機器とデータ通信を行うための複数の通信モジュールと、前記複数の通信モジュールを制御するための制御手段とを備える。
本発明の第1観点及び第2観点に係る通信装置それぞれの制御手段は、(a1)前記複数の通信モジュールそれぞれから、前記通信可能距離内にある前記通信対象機器を検出するためのポーリング信号を、互いに異なる出力タイミングで出力させ、且つ、前記複数の通信モジュールにおける任意の通信モジュールと、この任意の通信モジュール以外の少なくとも1つの通信モジュールとの関係が、前記ポーリング信号を出力する検出期間の少なくとも一部が互いに重複する重複関係となるよう、前記任意の通信モジュール及び前記少なくとも1つの通信モジュールのうちの少なくとも何れか一方の前記検出期間を調整する処理、(a2)前記複数の通信モジュールそれぞれに、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力される前記ポーリング信号を受信させることで、前記複数の通信モジュールそれぞれについての、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから受信する前記ポーリング信号の、電波強度及び受信タイミングの少なくとも何れか一方を含むポーリング特性を取得する処理、(a3)前記複数の通信モジュールのうちの何れかの通信モジュールが電波を受信したときに、前記(a2)の処理により取得した、その電波を受信した通信モジュールについての、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから受信する前記ポーリング信号の前記ポーリング特性に基づいて、受信した電波が、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号であるか否かを判断する処理、(a4)前記(a3)の処理にて、受信した電波が前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号ではないと判断したときには、その電波を受信した前記通信モジュールに対して、当該電波の送信元との前記無線通信によるデータ通信を試行させ、前記(a3)の処理にて、受信した電波が前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号であると判断したときには、その電波を受信した前記通信モジュールに対して、当該電波の送信元との前記無線通信によるデータ通信を試行させない処理、を実行することを特徴とする。
本発明によると、制御手段は、或る通信モジュールが他の通信モジュールから出力されたポーリング信号に係る電波を受信したとしても、その受信した電波が通信対象機器からの電波ではなく、重複関係にある通信モジュールから出力されたポーリング信号であると判断して、この或る通信モジュールと電波の送信元との間の無線通信によるデータ通信を試行させないようにすることができる。その結果として、複数の通信モジュールそれぞれから、互いに電波干渉が生じる出力タイミングでポーリング信号を出力させることが可能となるので、複数の通信モジュールそれぞれについての無線通信の応答性を向上させることができる。
複合機の外観斜視図である。 図1に示す複合機の電気的構成図である。 図1に示す第1NFCインターフェースの電気的構成図である。 (a)は携帯端末の電気的構成図であり、(b)はICカードの電気的構成図である。 (a)はNFC通信モジュールのポーリング動作について説明する図であり、(b)はNFC通信モジュールがICカードから受信するレスポンス信号について説明する図であり、(c)はNFC通信モジュールが携帯端末から受信するレスポンス信号について説明する図であり、(d)はNFC通信モジュールが、検出期間が重複する他のNFC通信モジュールから受信するポーリング信号について説明する図である、 (a)は各NFC通信モジュールのポーリング動作について説明する図であり、(b)はポーリング特性取得処理について説明する図であり、(c)及び(d)は信号判断処理について説明する図である。 複合機の動作フロー図である。 (a)は電波強度低下処理について説明する図であり、(b)は変形例に係る信号判断処理について説明する図であり、(c)は変形例に係るNFC通信モジュールそれぞれの検出期間について説明する図である。
以下、本発明の通信装置を複合機(MFP:Multi Function Peripheral)1に適用して、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に示すように、複合機1は、印刷機能や画像読取機能(スキャナ機能)を有する画像記録装置である。この複合機1は、携帯電話機等の携帯端末100やICカード150との間で、NFC(Near Field Communication)規格の通信方式(以下、NFC通信方式)による無線通信を実行可能である。NFC規格は、ISO/IEC21481又はISO/IEC18092の国際標準規格である。NFC通信方式の通信は、13.56MHz帯の電波を利用した無線通信である。また、複合機1と携帯端末100との間では、NFC通信方式の通信リンクとは異なる無線ネットワークを利用して、無線通信を実行可能である。以下においては、複合機の通信対象となる携帯端末100やICカード150を総称して「通信対象機器200」という場合もある。
複合機1は、図1に示すように、略直方体形状に形成された筐体1aを有する。そして、複合機1は、図2に示すように、画像記録機構11、画像読取機構12、操作キー13、ディスプレイ14、ネットワークインターフェース15(以下、ネットワークI/F15)、第1NFCインターフェース20(以下、第1NFC I/F20)、第2NFCインターフェース30(以下、第2NFC I/F30)、外部通信機器接続用アダプタ40(接続機器に相当)、及び、これらを制御する制御装置50を備えている。
画像記録機構11は、インクジェット方式やレーザ方式の画像記録機構であり、制御装置50からの指示に従い用紙等の記録媒体に画像を記録する画像記録処理を行う。画像読取機構12はCCDやCIS等の画像読取機構であり、制御装置50からの指示に従い、用紙等の記録媒体に記録された画像を読み取る画像読取処理を行う。操作キー13は、ユーザからの操作入力を受け付けて、制御装置50に出力する。ディスプレイ14は、制御装置50からの指示に従い、種々の情報を表示する。
ネットワークI/F15は、無線ネットワークに接続するためのインターフェースである。この無線ネットワークは、NFC方式の通信とは異なる無線通信を実行するためのネットワークであり、例えば、IEEEの802.11の規格及びそれに準ずる規格に基づくネットワークである。本実施形態で、ネットワークI/F15は、この無線ネットワークを介してWi−Fi(Wireless Fidelity)ダイレクト方式による無線通信を実行可能である。
なお、NFC方式による無線通信(以下、NFC通信と称す。)、及び、WI−Fiダイレクト方式による無線通信(WFD通信)それぞれの特徴は、以下の通りである。
NFC通信は、10cm程度の極近距離を通信可能距離とする無線通信であり、送信元及び受信元の装置を近接(又は接触)させることで通信が確立される。また、NFC通信は、WFD通信と比べて、通信速度が遅いため、比較的小容量のデータの通信に用いられる。なお、NFC通信の場合、その通信可能距離の物理的制限から通信相手の特定が容易であり、その分、通信の確立が、WFD通信の場合よりも容易である。例えば、複合機1と携帯端末100との間でNFC通信を確立させる際には、携帯端末100のユーザが通信相手となる複合機1に携帯端末100近接させる必要があるが、その行為自体が通信相手を指定することになり、NFC通信が確立される。
一方、WFD通信は、通信可能距離が数メートル〜数十メートル程度のローカルな無線通信である。ここで、WFD通信は、無線ネットワークを構築し、その無線ネットワーク内でデータの受け渡しを可能にする通信方式である。そのため、送信元及び受信元の装置間でデータ通信を行うには、WFDネットワークを構築する必要がある。
本実施形態では、複合機1と携帯端末100との間でNFC通信が確立されたときに、WFD通信を確立させるためのWFD接続情報を、複合機1と携帯端末100との間で送受信する。そして、このWFD接続情報に基づいて、複合機1と携帯端末100との間でWFD通信を確立(所謂、ハンドオーバー)するように構成されている。
第1NFC I/F20は、NFC通信を実行するためのインターフェースであり、NFC制御回路21、通信回路22、及びアンテナ23を備えている。NFC制御回路21は、第1NFC I/F20全体の動作を管理する回路である。このNFC制御回路21には、通信回路22を介してアンテナ23が接続されている。アンテナ23は、電波として磁界を送受信する磁界アンテナであって、例えば、ループアンテナが使用される。
通信回路22は、図3に示すように、変調回路25、増幅回路26、復調回路27、及び受信強度測定回路28を備えている。変調回路25は、NFC制御回路21から出力される送信データを、符号化及び変調して増幅回路26に出力する。増幅回路26は、変調回路25により符号化及び変調が行われた送信データを増幅して、アンテナ23へ出力する。なお、この増幅回路26の増幅率は、NFC制御回路21を介した制御装置50の指令に応じて変更される構成となっている。このため、制御装置50は、アンテナ23から出力される電波の出力強度を調整することができる。
復調回路27は、アンテナ23が受信した受信信号を、復調及び複号化してNFC制御回路21に出力する。受信強度測定回路28は、アンテナ23が受信した受信信号の受信強度を測定して、測定結果をNFC制御回路21に出力する。制御装置50は、NFC制御回路21を介してアンテナ23が受信した電波の受信強度を取得することができる。
図2に戻って、第2NFC I/F30も、第1NFC I/F20と同様な、NFC制御回路31、通信回路32、及びアンテナ33を備えている。なお、第1NFC I/F20と第2NFC I/F30とは、NFC通信を実行するためのインターフェースであることは共通であるが、それぞれのNFC制御回路等は互いに異なる種類のチップで構成されており、加えて、互いに異なるプロトコルに従って通信リンクを確立するため、互換性がない。
また、本実施形態では、第1NFC I/F20のアンテナ23と、第2NFC I/F30のアンテナ33とは、図1に示すように、筐体1aの天板において互いに近接した位置に配置されている。このため、第1NFC I/F20と第2NFC I/F30とは、互いのアンテナから発生される電波によって電波干渉が発生しうる環境下にある。
外部通信機器接続用アダプタ40は、複合機1に外付けされる外付NFC機器80を着脱可能に接続するための接続機器である。外付NFC機器80は、第1NFC通信 I/F20と同様な、NFC制御回路81、通信回路82、及びアンテナ83を備えている。この外付NFC機器80は、例えば、複合機1に内蔵された、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30では対応していないプロトコルをサポートするためや、課金処理専用のNFCインターフェースとして使用される。なお、外付NFC機器80が外部通信機器接続用アダプタ40に接続される際には、図1に示すように、外付NFC機器80は、筐体1aの側壁に設けられた取付部(不図示)に取り付けられる。このとき、外付NFC機器80のアンテナ83は、第1NFC I/F20のアンテナ23及び第2NFC I/F30のアンテナ33に対して近接した位置に配置される。このため、外付NFC機器80と、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30それぞれとは、互いのアンテナから発生される電波によって電波干渉が発生しうる環境下にあることになる。
制御装置50は、CPU51と、メモリ52とを有している。メモリ52は、ROM、RAM、フラッシュメモリ等によって構成されており、CPU51によって実行されるプログラムが記憶されている。メモリ52は、各種プログラムが読み出される作業領域として、或いはデータを一時的に記憶する記憶領域として利用される。また、メモリ52には、ポーリング特性が記憶されている。ポーリング特性については、後で詳細に説明する。
プログラムには、P2P(Peer to Peer)モードに従った処理を行うためのP2Pプログラム、CE(Card Emulation)モードに従った処理を行うためのCEプログラム、及び、R/Wモードに従った処理を行うためのR/Wプログラムを含む。
P2Pモードは、一対のNFC通信モジュール(NFC通信を実行可能な通信モジュール)の間で双方向通信を実行するためのモードである。CEモードは、NFC通信モジュールがNFCフォーラムによって定められた形式である「カード」として動作するためのモードである。R/Wモードは、CEモードで動作するNFC通信モジュールからデータを読み込むためのReaderモード、及びCEモードで動作するNFC通信モジュールにデータを書き込むためのWriterモードを含む。本実施形態では、複合機1及び携帯端末100は、P2Pモード、CEモード、及び、R/Wモードの3つのモードを全て利用可能な機器である。これに対して、ICカード150は、CEモードのみ利用可能な機器である。以下においては、第1NFC I/F20、第2NFC I/F30、及び、外付NFC機器80を総称して「NFC通信モジュール90」という場合もある。
次に、複合機1の通信対象機器200となる携帯端末100について説明する。携帯端末100は、図4(a)に示すように、ネットワークI/F101、NFC I/F110、及びこれらを制御する制御装置120を備えている。
ネットワークI/F101は、複合機1のネットワークI/F15と同様に、WFD通信を可能にするインターフェースである。NFC I/F110は、複合機1の第1NFC I/F20と同様に、NFC通信を可能にするインターフェースである。制御装置120は、CPU121と、メモリ122とを備えている。このメモリ122には、複合機1に種々の処理(例えば、画像記録処理や画像読取処理)を実行させるためのアプリケーションプログラム(以下、複合機用アプリケーション)がインストールされている。
以上の構成により、携帯端末100は、この複合機用アプリケーションプログラムが起動されている状態で、複合機1との間でNFC通信が確立されたときに、複合機1に対して種々の処理を実行させることが可能となる。
なお、携帯端末100は、NFC I/F110によりNFC通信をする際に、内蔵された電池の電力を用いて電波を発するアクティブ型のNFC通信モジュールである。
ICカード150は、図4(b)に示すように、メモリ151、NFC制御回路152、変調回路153、復調回路154、アンテナ155、及び電源発生回路156を備えている。電源発生回路156は、アンテナ155で受信した電波から電源電圧を生成する回路である。ICカード150は、この電源発生回路156により生成された電源電圧に基づいて動作する。
メモリ151には、複合機1との間で認証処理をする際に用いられる認証情報や、課金処理をする際に用いられる課金情報等各種のデータが格納されている。復調回路154は、アンテナ155が受信した受信信号を、復調及び複号化してNFC制御回路152に出力する。NFC制御回路152は、復調回路154から受信した信号に基づいてメモリ151へのデータ書込みや、メモリ151から読み出したデータを変調回路153に出力する。変調回路153は、NFC制御回路152から受信したデータを符号化及び変調して、アンテナ155に出力する。
以上の構成により、ICカード150は、複合機1との間でNFC通信が確立されたとき、複合機1との間で認証情報や課金情報等のデータを送受信することが可能となる。
なお、ICカード150は、電池を内蔵しておらず、NFC通信をする際には、アンテナ155が受信した電波をエネルギー源として電波を発するパッシブ型のNFC通信モジュールである。
次に、NFC通信モジュール90によって実行されるポーリング動作について説明する。なお、このポーリング動作は、CPU51がプログラムに従って実行するのではなく、NFC通信モジュール90が実行する動作である。以下、第1NFC I/F20により実行されるポーリング動作を例にして説明する。
ポーリング動作は、通信可能距離内にある通信対象機器200を検出するための動作である。このポーリング動作では、図5(a)に示すように、通信可能距離内にある通信対象機器200を検出するためのポーリング信号を出力する出力動作、及び、当該ポーリング信号に対する通信対象機器200からの応答信号の受信を所定時間監視する監視動作を1セットとして、この1セットの動作が所定回数繰り返される。従って、ポーリング動作中には、ポーリング信号が所定の出力間隔で出力されることになる。なお、以下においては、ポーリング動作中の期間(ポーリング信号を出力して通信対象機器200の検出を行っている期間)を「検出期間」と称す。
第1NFC I/F20は、検出期間中において、その通信可能距離内に通信対象機器200が侵入した場合には、当該通信対象機器200からレスポンス信号を受信することになる。ここで、第1NFC I/F20の通信可能距離内に進入した通信対象機器200がパッシブ型のNFC通信モジュールである場合とアクティブ型のNFC通信モジュールである場合とでは、基本的に、第1NFC I/F20が受信するレスポンス信号の受信タイミング(ポーリング信号を出力してから、当該ポーリング信号に応じたレスポンス信号を受信するまでの期間)は異なる。
例えば、パッシブ型のNFC通信モジュールであるICカード150では、ポーリング信号を受信すると、そのポーリング信号の反射波としてレスポンス信号を出力する。このため、図5(b)に示すように、第1NFC I/F20の通信可能距離内にICカード150が侵入した際において、第1NFC I/F20がポーリング信号を出力してからレスポンス信号を受信するまでの期間は短くなる。これに対して、アクティブ型のNFC通信モジュールである携帯端末100では、自らの電力でレスポンス信号を送信する機器であるため、パッシブ型のNFC通信モジュールとは異なり、ポーリング信号を受信した直後にレスポンス信号を出力する必要がない。このため、図5(c)に示すように、第1NFC I/F20の通信可能距離内に携帯端末100が侵入した際において、第1NFC I/F20がポーリング信号を出力してからレスポンス信号を受信するまでの期間は長くなる。なお、第1NFC I/F20は、ポーリング動作中に通信対象機器200からレスポンス信号を受信した場合には、ポーリング動作を中断して、これ以降のNFC通信のための各処理をCPU51に引き継ぐ。
ところで、本実施形態に係る複合機1では、外部通信機器接続用アダプタ40に外付NFC機器80が接続されることで、最大3つのNFC通信モジュール90を利用可能である。ここで、2以上のNFC通信モジュール90を同時にポーリング動作させた場合には、この2以上のNFC通信モジュール90それぞれは、検出期間中に他のNFC通信モジュール90からのポーリング信号を受信することになる。以下、第1NFC I/F20と、外付NFC機器80とを同時にポーリング動作させた場合を例にして説明する。
図5(d)に示すように、第1NFC I/F20と、外付NFC機器80とを同時にポーリング動作をさせた場合において、第1NFC I/F20では外付NFC機器80からポーリング信号が出力された直後に当該ポーリング信号を受信し、外付NFC機器80では第1NFC I/F20からポーリング信号が出力された直後に当該ポーリング信号を受信する。このとき、第1NFC I/F20及び外付NFC機器80それぞれから出力されるポーリング信号の電波強度が大きいときには、これらのNFC通信モジュール90の間で電波干渉が発生して、種々の問題を発生する。例えば、第1NFC I/F20が、外付NFC機器80から受信したポーリング信号を、通信対象機器200からのレスポンス信号と誤って判断して、ポーリング動作を中断する。そして、第1NFC I/F20から処理を引き継いだCPU51が、第1NFC I/F20と外付NFC機器80との間でNFC通信によるデータ通信を無為に試行させてしまう問題が発生し得る。
このNFC通信モジュール90間での電波干渉の発生を防止すべく、NFC通信モジュール90それぞれのポーリング動作に係る検出期間を重複させないことも考えられるが、この場合、NFC通信モジュール90それぞれのNFC通信の応答性が悪くなる。例えば、第1NFC I/F20がポーリング動作を行っている際には、外付NFC機器80はポーリング動作を行うことができない。このため、外付NFC機器80の通信可能距離内に通信対象機器200が新たに進入したとしても、第1NFC I/F20によるポーリング動作が終了するまでは、外付NFC機器80はポーリング動作を行うことができず、その結果、外付NFC機器80と通信対象機器200との間でNFC通信によるデータ通信が開始されるまでに長時間を要することになる。
そこで、本実施形態では、上記問題を解決するために、CPU51が、出力制御処理、ポーリング特性取得処理、信号判断処理、及びデータ通信処理を行う。以下、それぞれの処理について詳細に説明する。なお、以下においては、3つのNFC通信モジュール90それぞれは、互いに電波干渉するものとして説明する。
出力制御処理は、3つのNFC通信モジュール90それぞれの、ポーリング信号の出力を制御する処理である。この出力制御処理では、CPU51は、図6(a)に示すように、3つのNFC通信モジュール90それぞれのポーリング動作に係る検出期間の少なくとも一部を互いに重複させる。これにより、3つのNFC通信モジュール90は、ポーリング動作に係る検出期間の少なくとも一部が互いに重複する重複関係となる。
また、出力制御処理では、CPU51は、NFC通信モジュール90それぞれのポーリング信号の出力タイミングが互いに異なるように、3つのNFC通信モジュール90の何れかの出力タイミングを調整する。加えて、本実施形態では、CPU51は、任意のNFC通信モジュール90が自ら出力したポーリング信号に応じてパッシブ型のNFC通信モジュール(ICカード150等)から反射される反射信号を受信する可能性のあるタイミングと、この任意のNFC通信モジュール90以外の他の2つのNFC通信モジュール90から出力されたポーリング信号を受信するタイミングとが異なるように、3つのNFC通信モジュール90の何れかのポーリング信号の出力タイミングを調整する。以下、ポーリング信号の出力タイミングの調整方法について説明する。
ところで、複合機1に内蔵された第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30については、NFC通信モジュール90の種類が決まっているため、基本的に、CPU51はこれらを制御して、それぞれのポーリング信号の出力タイミングやポーリング信号の電波強度の調整等をすることができる。これに対して、外部通信機器接続用アダプタ40には、種々の外付NFC機器80が接続される。このため、外部通信機器接続用アダプタ40に接続される外付NFC機器80の種類によって、CPU51がその外付NFC機器80に対して制御可能な処理内容が異なる。例えば、CPU51は外付NFC機器80を制御しても、ポーリング信号の出力タイミングの調整することができない可能性がある。
そこで、本実施形態では、外付NFC機器80に係るポーリング信号の出力タイミングは調整せずに、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30に係るポーリング信号の出力タイミングをそれぞれ調整する。加えて、外付NFC機器80に係る検出期間は調整せずに、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30それぞれに係る検出期間を調整する。詳細には、CPU51は、外付NFC機器80にポーリング動作を実行(予め機器に設定された出力間隔でポーリング信号を出力)させて、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30の少なくとも何れか一方にそのポーリング信号を受信させる。そして、CPU51は、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30の少なくとも何れか一方が受信したポーリング信号の受信タイミングに基づき、外付NFC機器80から出力されるポーリング信号の出力間隔(出力周期)を取得する。CPU51は、この取得した出力間隔を均等に3分割した時間間隔ずつずらして、3つのNFC通信モジュール90からポーリング信号が順次出力されるよう、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30それぞれの出力タイミングを調整する。これにより、図6(a)に示すように、3つのNFC通信モジュール90それぞれから出力されるポーリング信号の出力間隔は互いに同じとなる。加えて、3つのNFC通信モジュール90それぞれに係る検出期間も重複することになる。なお、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30のうちの一方のポーリング信号の出力タイミングを調整する際には、外付NFC機器80に加えて、他方のNFC I/Fからもポーリング信号を出力させ、このポーリング信号を受信した受信タイミングに基づいて出力タイミングを調整してもよい。
以上のようにして出力タイミングを調整することで、3つのNFC通信モジュール90それぞれのポーリング信号の出力タイミングを確実に異ならせることができる。加えて、3つのNFC通信モジュール90それぞれにおいて、他のNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号の受信タイミングと、パッシブ型のNFC通信モジュールから受信するレスポンス信号の受信タイミングとを確実に異ならせることができる。なお、変形例として、3つのNFC通信モジュール90それぞれについて、出力するポーリング信号の出力タイミングを調整するように構成されていてもよい。加えて、3つのNFC通信モジュール90それぞれに係る検出期間を調整してもよい。
次に、ポーリング特性取得処理について説明する。このポーリング特性取得処理では、CPU51は、まず、3つのNFC通信モジュールそれぞれに、他の2つのNFC通信モジュール90(重複関係にあるNFC通信モジュール90)から、上記出力制御処理により出力されるポーリング信号を受信させる。そして、CPU51は、この受信させたポーリング信号に基づき、3つのNFC通信モジュールそれぞれについての、他の2つのNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号のポーリング特性を取得して、メモリ151に記憶する。なお、本実施形態では、ポーリング特性は他の2つのNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号の電波強度及び受信タイミング(受信間隔など)を含む。
例えば、図6(b)に示すように、第1NFC I/F20に、第2NFC I/F30及び外付NFC機器80から出力させたポーリング信号を受信させることで、第1NFC I/F20についての他のNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号のポーリング特性を取得する。なお、このとき、CPU51は、第1NFC I/F20が受信したポーリング信号それぞれが、第2NFC I/F30及び外付NFC機器80の何れから出力されたものであるかを判断する必要はなく、他の何れかのNFC通信モジュール90から出力されたポーリング信号であると判断できればよい。以上のポーリング特性取得処理により、各NFC通信モジュール90が、他のNFC通信モジュール90から、どのくらいの電波強度のポーリング信号をどのタイミングで受信するかを示すポーリング特性が取得されることになる。
なお、本実施形態では、複合機1に内蔵された、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30に対してのみポーリング動作をさせたときの、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30それぞれのポーリング特性については予めメモリ52に記憶されている。
次に、信号判断処理について説明する。この信号判断処理は、CPU51が3つのNFC通信モジュール90のうちの何れかが電波を受信したときに、その電波が、通信対象機器200から受信したレスポンス信号であるのか他のNFC通信モジュール90から受信したポーリング信号であるのかを判断する処理である。以下、第1NFC I/F20が電波を受信したときを例として説明する。
第1NFC I/F20が電波を受信すると、メモリ52に記憶された、第1NFC I/F20についての他の2つのNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号のポーリング特性を参照する。そして、第1NFC I/F20が受信した電波の電波強度がポーリング特性における電波強度と同じであり、且つ、その電波を受信した受信タイミングがポーリング特性における電波強度と同じである場合には、その電波が第2NFC I/F30及び外付NFC機器80の何れかから受信したポーリング信号であると判断することができる。
これに対して、図6(c)に示すように、第1NFC I/F20が、第2NFC I/F30及び外付NFC機器80からポーリング信号を受信する受信タイミングとは異なるタイミングで電波を受信したときには、その電波が通信対象機器200から受信したレスポンス信号であると判断することができる。特に、上述の出力制御処理により、第1NFC I/F20が、パッシブ型の通信対象機器200から受信するレスポンス信号の受信タイミングと、第2NFC I/F30及び外付NFC機器80からポーリング信号を受信する受信タイミングとが異なるようにされているため、パッシブ型の通信対象機器200から受信するレスポンス信号については確実にポーリング信号と区別することができる。
また、図6(d)に示すように、第1NFC I/F20が、第2NFC I/F30及び外付NFC機器80からポーリング信号を受信する受信タイミングと同じタイミングで電波を受信した場合でも、その電波の電波強度が、ポーリング特性のポーリング信号の電波強度とは異なる場合には、通信対象機器200から受信したレスポンス信号であると判断することができる。即ち、ポーリング信号とレスポンス信号とを同じタイミングで受信したと判断することができる。
次に、データ通信処理について説明する。データ通信処理では、CPU51は、上記信号判断処理により、受信した電波がポーリング信号ではないと判断したときに、即ち、通信対象機器200からのレスポンス信号であると判断したときに、その電波を受信したNFC通信モジュール90に対して、当該電波の送信元とのNFC通信によるデータ通信を試行させる。
一方で、CPU51は、上記信号判断処理により、受信した電波がポーリング信号であると判断したときには、その電波を受信したNFC通信モジュール90に対して、当該電波の送信元とのNFC通信によるデータ通信を試行させないで、ポーリング動作を継続させる。
以上の、出力制御処理、ポーリング特性取得処理、信号判断処理、及びデータ通信処理を行うことで、CPU51は、或るNFC通信モジュール90が他のNFC通信モジュール90から出力されたポーリング信号に係る電波を受信したとしても、その受信した電波が通信対象機器200からの電波ではなく、ポーリング信号であると判断して、この或るNFC通信モジュール90と電波の送信元との間のNFC通信によるデータ通信を試行させないようにすることができる。
ここで、先に少し触れたように、CPU51は、複合機1に内蔵された第1NFC I/F20、及び第2NFC I/F30の種類は予め決まっているため、これらを制御して、それぞれが受信する電波の電波強度やその受信タイミングを取得することができる。即ち、CPU51は、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30それぞれが他のNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号と、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30それぞれが通信対象機器200から受信するレスポンス信号とを識別できる。
これに対して、外部通信機器接続用アダプタ40に接続される外付NFC機器80の種類によっては、CPU51は、その外付NFC機器80を制御しても、外付NFC機器80が受信する電波の電波強度やその受信タイミングを取得することができない場合がある。このため、CPU51は、外付NFC機器80が他のNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号と、外付NFC機器80が通信対象機器200から受信するレスポンス信号とを識別できない場合がある。そこで、本実施形態では、CPU51が、外付NFC機器80を制御して、外付NFC機器80が他のNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号と、外付NFC機器80が通信対象機器200からのレスポンス信号とを識別できるか否かを判断する判断処理を行う。そして、その判断処理の結果、外付NFC機器80を制御しても上記識別をすることができないと判断したときには、上記ポーリング取得処理において、外付NFC機器80についての、他のNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号のポーリング特性の取得を行わないで、下記の電波強度低下処理を行う。なお、この場合においても、第1NFC I/F20及び第2NFCインターフェース30それぞれについての、他のNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号のポーリング特性の取得については行われる。
電波強度低下処理は、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30から出力させるポーリング信号の電波強度を低下させる処理である。電波強度低下処理では、CPU51は、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30からポーリング信号を出力させた環境下で、外付NFC機器80が通信対象装置からのレスポンス信号を正確に判断する(読み取る)ことができるかを測定する。この測定は、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30から出力させるポーリング信号の電波強度を、通信可能距離内にある通信対象機器200を検出するのに必要な最小の電波強度よりも低くならない範囲で徐々に低下させながら、複数回実行される。この測定結果から、外付NFC機器80が通信対象装置からのレスポンス信号を正確に判断することができる最大の電波強度(受信するポーリング信号の最大強度)を第2閾値として決定する。そして、CPU51は、図8(a)に示すように、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30から出力させるポーリング信号の電波強度を、外付NFC機器80にて受信するポーリング信号の電波強度がこの第2閾値以下となるように、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30を制御する。
そして、CPU51は、外付NFC機器80にて、決定した第2閾値よりも大きい電波強度の電波を受信したときには当該電波は通信対象機器200から出力されたレスポンス信号であると判断する。以上の構成にすることで、3つのNFC通信モジュール90にポーリング動作を同時に実行させた場合でも、外付NFC機器80は通信対象機器200から出力されたレスポンス信号を読み取ることが可能となる。
続いて、メモリ52に記録されたプログラムに従ってCPU51が実行する処理の一例について、図7を参照しつつ説明する。なお、本実施形態では、図7の動作フローは、ユーザにより外付NFC機器80が外部通信機器接続用アダプタ40に新たに接続されたときに実行される動作フローである。変形例として、複合機1に対して電力が供給されたとき等の他の契機に、図7の動作フローを実行してもよい。
まず、CPU51は、外付NFC機器80にポーリング動作を実行させて、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30に外付NFC機器80から出力されたポーリング信号を受信させる(A1)。次に、CPU51は、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30が受信したポーリング信号の出力間隔等に基づいて、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30から出力させるポーリング信号の出力タイミングを、外付NFC機器80から出力されるポーリング信号の出力タイミングと異ならせることができるかを判断する(A2)。なお、ポーリング信号の出力タイミングを異ならせることができない状況は、例えば、外付NFC機器80から出力されるポーリング信号の出力間隔が短く、その出力間隔の間において、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30からポーリング信号を出力させることが精度的に困難である場合などが挙げられる。
出力タイミングを異ならせることができると判断した場合(A2:YES)には、CPU51は、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30それぞれから出力させるポーリング信号の出力タイミングを決定する(A3)。次に、CPU51は、外付NFC機器80を制御して、外付NFC機器80が他のNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号と、外付NFC機器80が通信対象機器200からのレスポンス信号とを識別できるか否かを判断する(A4)。識別できると判断した場合(A4:YES)には、CPU51は、A3の処理で決定した出力タイミングに基づき、3つのNFC通信モジュール90それぞれから互いに異なる出力タイミングでポーリング信号を出力させる(A5)。
その後、CPU51は、ポーリング特性取得処理を行う(A6)。この処理により、3つのNFC通信モジュールそれぞれについての、他の2つのNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号のポーリング特性がメモリ52に記憶される。その後、CPU51は、3つのNFC通信モジュール90の何れかが電波を受信したか否かを判断する(A7)。電波を受信していないと判断した場合(A7:NO)は、3つのNFC通信モジュール90の何れかが電波を受信するまでA7の処理を繰り返す。
一方で、電波を受信したと判断した場合(A7:YES)には、CPU51は信号判断処理を行う(A8)。詳細には、メモリ52に記憶された、電波を受信したNFC通信モジュール90についての、他の2つのNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号のポーリング特性に基づき、受信した電波が他の2つのNFC通信モジュール90何れかからのポーリング信号であるか通信対象機器200からのレスポンス信号であるか否かを判断する。そして、受信した電波がポーリング信号であると判断した場合(A9:NO)には、ステップA7の処理に戻る。
一方で、受信した電波がレスポンス信号であると判断した場合(A9:YES)には、CPU51は、3つのNFC通信モジュール90のポーリング動作を終了させ(A10)、電波を受信したNFC通信モジュール90に対して、電波の送信元とのNFC通信によるデータ通信を試行させる(A11)。
ステップA4の処理で、外付NFC機器80を制御して、外付NFC機器80が他のNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号と、通信対象機器200からのレスポンス信号とを識別することができないと判断した場合(A4:NO)には、上記電圧強度低下処理を行う(A11)。これにより、外付NFC機器80にて受信する他のNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号の電波強度が第2閾値以下となる。その後、CPU51は、A3の処理で決定した出力タイミングに基づき、3つのNFC通信モジュール90それぞれから互いに異なる出力タイミングでポーリング信号を出力させて(A12)、ポーリング特性取得処理を行う(A13)。このA13の処理では、A6の処理とは異なり、外付NFC機器80についての、他の2つのNFC通信モジュール90から受信するポーリング信号のポーリング特性は取得しない。
この後、CPU51は、ステップA7及びA8と同様な、ステップA14及びA15の処理を行う。なお、ステップA15では、ステップA14で電波を受信したNFC通信モジュール90が外付NFC機器80の場合には、第2閾値以下の電波強度の電波を受信したときには当該電波は他のNFC通信モジュール90から出力されたポーリング信号であると判断し、決定した閾値よりも大きい電波強度の電波を受信したときには当該電波は通信対象機器200から出力されたレスポンス信号であると判断する。そして、A15の処理でポーリング信号であると判断した場合(A16:NO)にはA14の処理戻り、レスポンス信号であると判断した場合(A16:YES)には上述のA10のステップに移る。
ステップA2の処理で、出力タイミングを異ならせることができないと判断した場合(A2:NO)には、CPU51は、外付NFC機器80を利用するか、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30を利用するかをユーザに選択させる画面をディスプレイ14に表示させる(A17)。その後、CPU51は、操作キー13を介して入力されたユーザの選択に応じて、外付NFC機器80のポーリング動作を中断させる処理、又は、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30のポーリング動作を中断させる処理を行う(A18)。この後、CPU51は、ポーリング動作を継続しているNFC通信モジュール90がレスポンス信号を受信したとき(A19:YES)に、上述のステップA10の処理に移る。なお、A18の処理で第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30のポーリング動作を続行させていた際には、A19において、メモリ52に予め記憶された、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30それぞれのポーリング特性に基づいて、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30の何れかが受信した電波が、通信対象機器200からのレスポンス信号であるか否かを判断する処理が行われる。
以上、本実施形態によると、CPU51は、或るNFC通信モジュール90が他のNFC通信モジュール90から出力されたポーリング信号に係る電波を受信したとしても、その受信した電波が通信対象機器200からの電波ではなく、ポーリング信号であると判断して、この或るNFC通信モジュール90と電波の送信元との間の無線通信によるデータ通信を試行させないようにすることができる。その結果として、複数のNFC通信モジュール90それぞれから、互いに電波干渉が生じる出力タイミングでポーリング信号を出力させることが可能となるので、複数のNFC通信モジュール90それぞれについての無線通信の応答性を向上させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。以下、本実施形態の変形例について説明する。
上述の実施形態では、ポーリング特性には、NFC通信モジュール90が受信したポーリング信号の電波強度及び受信タイミングの両方が含まれていたが何れか一方でもよい。例えば、ポーリング特性が、NFC通信モジュール90が受信したポーリング信号の電波強度のみ含む場合には、図8(b)に示すように、当該電波強度以上の値を第1閾値とする。この第1閾値は3つのNFC通信モジュール90それぞれに対応して設定される。そして、3つのNFC通信モジュール90の何れかが電波を受信したときに、その受信した電波の電波強度が第1閾値よりも高い場合には通信対象機器200から受信したレスポンス信号であると判断し、その受信した電波の電波強度がこの第1閾値以下の場合には他のNFC通信モジュール90から受信したポーリング信号であると判断してもよい。
また、上述の実施形態では3つのNFC通信モジュール90は、互いに検出期間が重複していたが、特にこれに限定されるものではなく、任意のNFC通信モジュール90は、少なくとも1つのNFC通信モジュール90と、その検出期間が互いに重複していればよい。例えば、図8(c)に示すように、第1NFC I/F20及び外付NFC80それぞれが、第2NFCインターフェース30の検出期間に対してのみ重複していてもよい。この場合、第1NFC I/F20と第2NFCインターフェース30との関係は重複関係であり、第2NFCインターフェース30と外付NFC機器80との関係は重複関係であるが、第1NFC I/F20と外付NFC機器80との関係は重複関係ではない。従って、ポーリング特性取得処理では、第1NFC I/F20については重複関係である第2NFCインターフェース30から受信したポーリング信号のみ取得すればよく、外付NFC機器80については重複関係である第2NFCインターフェース30から受信したポーリング信号のみ取得すればよい。
また、上述の実施形態では、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30に対してのみポーリング動作をさせたときの、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30それぞれのポーリング特性については予めメモリ52に記憶されている形態であるが、予めメモリ52に記憶されていなくてもよい。即ち、第1NFC I/F20及び第2NFC I/F30に対してのみポーリング動作をさせる場合においても、上述の出力制御処理及びポーリング特性取得処理が行われるように構成されていてもよい。
上述の実施形態では、複合機1が制御可能なNFC通信モジュール90の個数は3つであるが、これに限定されるものではなく、複数であればよい。例えば、複合機1に内蔵されたNFC通信モジュール90と、複合機1の外部通信機器接続用アダプタ40に接続されたNFC通信モジュール90とがそれぞれ1つずつであってもよい。また、外部通信機器接続用アダプタ40に複数の外付NFC機器80が接続可能に構成されていてもよい。また、外部通信機器接続用アダプタ40を備えていてなくてもよい。
また、上述の実施形態では、通信モジュールはNFC規格の通信方式による無線通信を実行可能なNFC通信モジュールであったが、特にこれに限定されるものではなく、RFID(Radio Frequency Identification)やトランスファージェット(登録商標)等の規格の通信方式による無線通信を実行可能な通信モジュールであってもよい。
また、本発明の通信装置は、複合機以外の種々の装置に適用することができる。
1 複合機(通信装置)
20 第1NFCインターフェース(第1通信モジュール)
30 第2NFCインターフェース(第1通信モジュール)
40 外部通信機器接続用アダプタ(接続機器)
50 制御装置(制御手段)
80 外付NFC機器(第2通信モジュール)

Claims (9)

  1. 通信装置であって、
    通信対象となる通信対象機器との間の距離が所定の通信可能距離内となることで確立される無線通信にて、当該通信対象機器とデータ通信を行うための少なくとも1つの第1通信モジュールを着脱可能に接続するための接続機器と、
    前記通信装置に内蔵された、前記無線通信にて前記通信対象機器とデータ通信を行うための少なくとも1つの第2通信モジュールと、
    前記少なくとも1つの第1通信モジュール及び前記少なくとも1つの第2通信モジュールからなる複数の通信モジュールを制御するための制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    (a1)前記複数の通信モジュールそれぞれから、前記通信可能距離内にある前記通信対象機器を検出するためのポーリング信号を、互いに異なる出力タイミングで出力させ、且つ、前記複数の通信モジュールにおける任意の通信モジュールと、この任意の通信モジュール以外の少なくとも1つの通信モジュールとの関係が、前記ポーリング信号を出力する検出期間の少なくとも一部が互いに重複する重複関係となるよう、前記任意の通信モジュール及び前記少なくとも1つの通信モジュールのうちの少なくとも何れか一方の前記検出期間を調整する処理、
    (a2)前記複数の通信モジュールそれぞれに、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力される前記ポーリング信号を受信させることで、前記複数の通信モジュールそれぞれについての、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから受信する前記ポーリング信号の、電波強度及び受信タイミングの少なくとも何れか一方を含むポーリング特性を取得する処理、
    (a3)前記複数の通信モジュールのうちの何れかの通信モジュールが電波を受信したときに、前記(a2)の処理により取得した、その電波を受信した通信モジュールについての、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから受信する前記ポーリング信号の前記ポーリング特性に基づいて、受信した電波が、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号であるか否かを判断する処理、
    (a4)前記(a3)の処理にて、受信した電波が前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号ではないと判断したときには、その電波を受信した前記通信モジュールに対して、当該電波の送信元との前記無線通信によるデータ通信を試行させ、前記(a3)の処理にて、受信した電波が前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号であると判断したときには、その電波を受信した前記通信モジュールに対して、当該電波の送信元との前記無線通信によるデータ通信を試行させない処理、を実行することを特徴とする通信装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記複数の通信モジュールにおける或る通信モジュールと前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから前記ポーリング信号を出力させて、この出力された前記ポーリング信号を前記或る通信モジュールが受信した受信タイミングに基づき、前記或る通信モジュールの前記ポーリング信号の出力タイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記ポーリング特性は、前記ポーリング信号の前記電波強度を含むものであり、
    前記制御手段は、
    前記(a3)の処理において、
    前記複数の通信モジュールのうちの何れかの通信モジュールが電波を受信したときに、前記(a2)の処理により取得した、その電波を受信した通信モジュールについての、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから受信する前記ポーリング信号の前記ポーリング特性における前記電波強度以上の値を第1閾値とし、受信した電波の電波強度が前記第1閾値よりも高い場合に、その受信した電波が前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号ではないと判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記ポーリング特性は、前記ポーリング信号の前記電波強度及び前記受信タイミングの両方を含むものであり、
    前記制御手段は、
    前記(a3)の処理において、
    前記複数の通信モジュールのうちの何れかの通信モジュールが電波を受信したときに、前記(a2)の処理により取得した、その電波を受信した通信モジュールについての、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから受信する前記ポーリング信号の前記ポーリング特性における前記電波強度及び前記受信タイミングに基づいて、受信した電波が前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号であるか否かを判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記(a1)の処理において、
    前記複数の通信モジュールにおける任意の通信モジュールが自ら出力した前記ポーリング信号に応じて前記通信対象機器から反射される反射信号を受信するタイミングと、前記任意の通信モジュールが前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号を受信するタイミングとが異なるように、前記任意の通信モジュール及び前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールのうちの少なくとも何れか一方の前記ポーリング信号の出力タイミングを調整することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の通信装置。
  6. 前記複数の通信モジュールにおいて、互いに前記重複関係にある少なくとも2つの通信モジュールから出力される前記ポーリング信号の出力間隔は、互いに同じであり、
    前記制御手段は、
    前記(a1)の処理において、
    前記重複関係にある少なくとも2つの通信モジュールの数で前記ポーリング信号の出力間隔を均等に分割した時間間隔ずつずらして、前記重複関係にある少なくとも2つの通信モジュールから前記ポーリング信号を順次出力させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の通信装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記少なくとも1つの第2通信モジュールを制御して、前記少なくとも一つの第2通信モジュールが前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから受信する前記ポーリング信号と、前記少なくとも一つの第2通信モジュールが前記通信対象機器から受信する電波とを識別可能であり、且つ、
    (b)前記少なくとも1つの第1通信モジュールを制御して、前記少なくとも1つの第1通信モジュールが前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから受信する前記ポーリング信号と、前記少なくとも1つの第1通信モジュールが前記通信対象機器から受信する電波とを識別できるか否かを判断する処理を更に実行するものであり、
    前記(b)の処理において、前記識別をすることができると判断したときには、前記(a1)〜(a4)の処理を実行し、
    前記(b)の処理において、前記識別をすることができないと判断したときには、
    前記(a2)の処理において、前記少なくとも1つの第1通信モジュールについての、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから受信する前記ポーリング信号の前記ポーリング特性は取得せずに、
    前記少なくとも1つの第1通信モジュールと前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力させる前記ポーリング信号の電波強度を、前記通信可能距離内にある前記通信対象機器を検出するのに必要な最小の電波強度よりも低くならない範囲で低下させて、前記少なくとも1つの第1通信モジュールが前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから受信する前記ポーリング信号の電波強度を第2閾値以下にする処理を実行し、
    前記(a3)の処理において、前記少なくとも1つの第1通信モジュールが電波を受信したときに、その受信した電波の電波強度が前記第2閾値を超えた場合には、その受信した電波は前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号ではないと判断することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の通信装置。
  8. 前記複数の通信モジュールにおいて、前記重複関係にある少なくとも2つの通信モジュールは互いに電波干渉する、請求項1〜7の何れか一項に記載の通信装置。
  9. 通信対象となる通信対象機器との間の距離が所定の通信可能距離内となることで確立される無線通信にて、当該通信対象機器とデータ通信を行うための複数の通信モジュールと、
    前記複数の通信モジュールを制御するための制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    (c1)前記複数の通信モジュールそれぞれから、前記通信可能距離内にある前記通信対象機器を検出するためのポーリング信号を、互いに異なる出力タイミングで出力させ、且つ、前記複数の通信モジュールにおける任意の通信モジュールと、この任意の通信モジュール以外の少なくとも1つの通信モジュールとの関係が、前記ポーリング信号を出力する検出期間の少なくとも一部が互いに重複する重複関係となるよう、前記任意の通信モジュール及び前記少なくとも1つの通信モジュールのうちの少なくとも何れか一方の前記検出期間を調整する処理、
    (c2)前記複数の通信モジュールそれぞれに、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力される前記ポーリング信号を受信させることで、前記複数の通信モジュールそれぞれについての、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから受信する前記ポーリング信号の、電波強度及び受信タイミングの少なくとも何れか一方を含むポーリング特性を取得する処理、
    (c3)前記複数の通信モジュールのうちの何れかの通信モジュールが電波を受信したときに、前記(c2)の処理により取得した、その電波を受信した通信モジュールについての、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから受信する前記ポーリング信号の前記ポーリング特性に基づいて、受信した電波が、前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号であるか否かを判断する処理、
    (c4)前記(c3)の処理にて、受信した電波が前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号ではないと判断したときには、その電波を受信した前記通信モジュールに対して、当該電波の送信元との前記無線通信によるデータ通信を試行させ、前記(c3)の処理にて、受信した電波が前記重複関係にある前記少なくとも1つの通信モジュールから出力された前記ポーリング信号であると判断したときには、その電波を受信した前記通信モジュールに対して、当該電波の送信元との前記無線通信によるデータ通信を試行させない処理、を実行することを特徴とする通信装置。
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