JP2006268380A - 非接触idシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 非接触ICカードとの通信時間を短縮する。
【解決手段】 上位管理装置10が、複数の質問器20,30それぞれに対して、互いに異なる複数の通信規格を非接触ICカード50に問い合わせる要求を含んだ質問要求を1度に送信する際、上記質問要求に、自身以外の質問器が質問信号を送信する際には、非接触ICカード50への質問信号の送信を停止するよう要求する停止要求を含ませることで実現する。
【選択図】 図6
【解決手段】 上位管理装置10が、複数の質問器20,30それぞれに対して、互いに異なる複数の通信規格を非接触ICカード50に問い合わせる要求を含んだ質問要求を1度に送信する際、上記質問要求に、自身以外の質問器が質問信号を送信する際には、非接触ICカード50への質問信号の送信を停止するよう要求する停止要求を含ませることで実現する。
【選択図】 図6
Description
本発明は、所定の周波数の搬送波を介して、互いに通信規格の異なる複数の非接触IC(Integrated Circuit)カードとの無線通信をする非接触IDシステムに関する。
非接触IC(Integrated Circuit)カードといった非接触情報媒体を用いた非接触IDシステムであるRFIDシステムが考案、実施されている。RFIDシステムは、非接触情報媒体に内蔵されているICチップと、カードリーダとの間で情報通信がなされるものであり、例えば、駅の自動改札や、図書館における書籍の貸し出しなどに利用されており、今後も様々な分野で個人情報のやり取りに用いられることが予想される。
なお、非接触ICカードとは、いわゆるクレジットカードなどのようにカード形状をした非接触情報媒体の総称であると共に、カード形状以外の非接触情報媒体、例えば、クレジットカードよりも小さなラベルサイズ、切手サイズやそれ以下のサイズのもの、また、形状もカード形状だけではなく、丸型や、星形など様々な形状をした非接触情報媒体も含むものとする。
例えば、電磁誘導方式によるRFIDシステムにおいて、非接触情報媒体は、カードリーダから送信された電波を受信し、受信した電波から電磁誘導によって動作電力を得ると共に、この電波を利用してカードリーダとの間でデータ通信を行う。非接触情報媒体と、カードリーダとは、この電波を送受信するためのアンテナコイルをそれぞれ内蔵している。このような、電磁誘導方式のカードリーダと、非接触情報記録媒体との適切な通信距離は、概ね数cm〜数十cmとなる。
このようなRFIDシステムにおいて、通信規格の異なる非接触ICカードに1台で対応することができるマルチカードリーダシステムが用いられることがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−143023号公報
例えば、図8に示すように、マルチカードリーダシステム200は、互いにシリアルケーブル201で接続された上位管理装置210と、質問器(リーダモジュール)220とからなる。マルチカードリーダシステム200の上位管理装置210は、質問器220に対して、質問要求として、カード捕捉要求をし、これに応じた質問器220が非接触ICカード250に対して通信規格の問い合わせを行う。
非接触ICカード250から応答があった場合、問い合わせた通信規格にて、非接触ICカード250と、マルチカードリーダシステム200との間で非接触の通信が実行されることになる。
具体的には、図9に示すフローチャートのように、質問器220が、非接触ICカード250が取りうる1〜N(Nは、自然数)までの通信規格1〜Nを、順番に非接触ICカード250に問い合わせていき、(ステップS101,103,105)、応答があった場合に、非接触ICカード250の所定のメモリに格納されているカード固有識別番号を読み取り(ステップS102,104,106)、通信を実行する。
また、質問器220と、上位管理装置210とのシーケンスは、図10に示すようになる。図10に示すように、上位管理装置210から、質問器220を介した質問要求を、通信規格毎に行っているのが分かる。
このように、マルチカードリーダシステム200は、様々な通信規格の非接触ICカード250と通信を実行することができるが、上位管理装置210から、質問器220を介しての質問要求が通信規格毎になされているため、非接触ICカード250の応答により通信規格を特定して実際の通信に至るまでに多大な時間を要してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上述したような問題を解決するために案出されたものであり、マルチ対応としたカードリーダの非接触ICカードとの通信時間を効率的に短縮させる非接触IDシステムを提供することを目的とする。
なお、上述した課題以外にもさらに課題がある場合は、発明を実施するための最良の形態に示し、その解決手法を適宜示すことにする。
本発明の非接触IDシステムは、通信規格の異なる非接触IC(Integrated Circuit)カードとの無線通信をする非接触IDシステムにおいて、外部から送信される質問要求に応じて、上記非接触ICカードの通信規格を問い合わせる質問信号を送信し、上記非接触ICカードからの応答信号を、それぞれ受信する複数の質問器と、上記複数の質問器に対して、上記非接触ICカードの通信規格を問い合わせる要求を含んだ質問要求を送信し、上記複数の質問器で、それぞれ受信された上記応答信号から上記非接触ICカードを通信対象として認証する上位管理装置とを備え、上記上位管理装置は、上記複数の質問器それぞれに対して、互いに異なる複数の通信規格を上記非接触ICカードに問い合わせる要求を含んだ質問要求を1度に送信する際、上記質問要求に、自身以外の質問器が質問信号を送信する際には、上記非接触ICカードへの上記質問信号の送信を停止するよう要求する停止要求を含ませることにより、上述の課題を解決する。
本発明の非接触IDシステムは、上位管理装置から質問器に送信する質問要求に、複数の質問器それぞれに対して、互いに異なる複数の通信規格を非接触ICカードに問い合わせる要求を含ませる際、質問器が同時に非接触ICカードに対して質問信号を送信することがないような停止処理要求を含ませることで、上位管理装置から質問器に対する質問信号を、1度に一括して送信することができる。
したがって、質問器から非接触ICカードに対して同時に質問信号を送信することが回避されるため、通信エラーの発生確率を大幅に下げると共に、質問器にそれぞれ交互に質問信号を複数回送信する場合と比較して、非接触ICカードとの通信時間を大幅に短縮することができる。
これは、互いに非接触ICカードに送信する質問信号が干渉してしまう範囲内に複数の質問器が設置されている場合において、特に有効になる。
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態として示す非接触IDシステムについて説明をする。図1に示すように、本発明の実施の形態として示す非接触IDシステムは、例えば、PC(Personal Computer)などの上位管理装置10と、リーダモジュールである質問器20、質問器30とを有するマルチカードリーダシステム40と、非接触ICカード50とを備えてなる。
この非接触IDシステムは、例えば、13.56MHz以下の周波数帯域を利用する電磁誘導方式(電磁結合方式)によるRFID(Radio Frequency IDentification)システムであり、非接触情報媒体である非接触ICカード50が、マルチカードリーダシステム40から送信された電波を受信して、電磁誘導によって動作電力を得ると共に、この電波を利用してマルチカードリーダシステム40との間でデータ通信を行う。
また、非接触IDシステムは、上述した電磁誘導方式に限定されるものではなく、UHF帯以上の周波数帯域を利用して電力を確保する電波方式(マイクロ波方式)によるRFIDシステムであってもよい。なお、説明のため、以下においては、13.56MHzの周波数を利用して電力を確保する電磁誘導方式を適用して説明をする。
マルチカードリーダシステム40は、インダクタである図示しないアンテナコイルを備えており、周波数fc(例えば、13.56MHz付近)をキャリア周波数とする搬送波を変調した電波を利用して非接触ICカード50と無線通信をする。なお、以下の説明において、キャリア周波数をキャリア周波数fcとするが、キャリア周波数fcは、13.56MHzに限定されるものではない。
データ送信時において、マルチカードリーダシステム40は、キャリア周波数fcの搬送波を、送信するデータによって変調して伝送信号を生成する。データの変調方式としては、ASK(Amplitude Shift Keying)、PWM(Pulse Width Modulation)、PSK(Phase Shift Keying)などが使用可能である。
変調され、生成された伝送信号は、図示しないアンテナコイルに供給され、磁界を発生させる。アンテナコイルで発生する磁界は、伝送信号に基づいて変化することになり、キャリア周波数fcの搬送波に乗ったデータが、磁束の変化として伝達される。
また、データ受信時において、マルチカードリーダシステム40は、非接触ICカード50から送信され、アンテナコイルで磁束の変化として受信されるデータを復調する。非接触ICカード50からデータが送信されると、アンテナコイルには、磁束の変化によって誘導電流が発生する。
アンテナコイルで発生する誘導電流は、磁束に基づいて変化することになり、キャリア周波数fcの搬送波に乗ったデータが、誘導電流の変化として伝達される。
マルチカードリーダシステム40は、この誘導電流を復調することで、非接触ICカード50から送信されたデータを取得する。
このようなマルチカードリーダシステム40において、上位管理装置10は、当該マルチカードリーダシステム40を統括的に制御し、質問器20、30に対して質問要求を行う。質問器20、30は、上位管理装置10からの質問要求に応じて、非接触ICカード50とネゴシエーションを行い、当該非接触ICカード50に応じた通信規格にてデータ通信を実行する。図1に示すマルチカードリーダシステム40の構成は、実際に非接触ICカード50との通信を担う質問器の数を複数設けることで、マルチ対応させている。質問器の数は、図1に示すように、2つに限定されるものではなく、2つ以上の質問器を備えるようにしてもよい。
このように、複数の質問器を備えることでマルチ対応とさせると、1つの質問器に係る消費電力や、回路的な付加を軽減させることができるため、部品点数は多くなるが通信効率を向上させることができる。
図1に示す質問器20、30は、それぞれ同じ周波数で非接触ICカード50と無線通信を実行する。また、質問器20は、互いに異なる通信規格である通信規格1,3の非接触ICカード50と通信をすることができる。一方、質問器30は、通信規格1,3と異なり、さらに互いに異なる通信規格である通信規格2,4の非接触ICカード50と通信をすることができる。なお、通信規格1〜4は、特に指定された通信規格ではなく、一般的な非接触ICカードに適用されている、例えば、国際標準化機構(ISO:International Organization for Standardization)で策定されたISO14443に準拠した近接型(通信距離、約10cm以下)の通信規格であるTypeA、TypeBといった通信規格である。
非接触ICカード50は、インダクタである図示しないアンテナコイルによって受信された電波の磁束の変化を妨げる向きに誘導起電力を発生することになり、この誘導起電力によって周波数fc=13.56MHz付近で同調するようになる。
動作電力が供給された非接触ICカード50は、マルチカードリーダシステム40から送信されたデータの受信及びマルチカードリーダシステム40へデータを送信する。
データ受信時において、非接触ICカード50は、マルチカードリーダシステム40から送信され、アンテナコイルで磁束の変化として受信される電波を復調し、データを取得する。
データ送信時において、非接触ICカード50は、キャリア周波数fcの搬送波を送信するデータによって変調して伝送信号を生成する。非接触ICカード50は、送信するデータに応じて、アンテナコイルの負荷を変えて搬送波を変調する負荷変調を行う。
変調され、生成された伝送信号は、アンテナコイルに供給され、磁界を発生させる。アンテナコイルで発生する磁界は、伝送信号に基づいて変化することになり、キャリア周波数fcの搬送波に乗ったデータが、磁束の変化として伝達される。
ところで、マルチカードリーダシステム40が、非接触ICカード50とデータ通信を実行するには、質問器20、30によって、上位管理装置10からの質問要求に応じて、非接触ICカード50に問い合わせることで、通信規格を特定する必要がある。このとき、従来の技術として示した図9に示すような手法を用いると通信を開始するまでに多大な時間を要してしまうことになる。
そこで、図2に示すように、上位管理装置から質問器に対して、1回の送信で複数の質問要求、例えば、通信規格1〜Nまでの質問要求を実行し、非接触ICカードからの応答回数を削減させるという手法が考えられる。
これを、図1のマルチカードリーダシステム40に適用すると、図3に示すように、上位管理装置10は、質問器20に対して、通信規格1,3であるかどうかを問う複数の質問要求を一度に送信し、これに応じて質問器20は、通信規格1,3であるかどうかを問い合わせる質問信号を生成して、非接触ICカード50に送信する。
一方、マルチカードリーダシステム40は、質問器30に対して、通信規格2,4であるかどうかを問う複数の質問要求を一度に送信し、これに応じて質問器30は、通信規格2,4であるかどうかを問い合わせる質問信号を生成して、非接触ICカード50に送信する。
質問器20と、質問器30は、上述したように同一の周波数で無線通信をするため、同時に質問信号を非接触ICカード50に送信した場合、互いに干渉してしまうことになる。
つまり、図2で示した手法を、図1に示すような構成の非接触IDシステムに適用した場合、質問器20,30からそれぞれ送信される質問信号は、互いに干渉しあって、非接触ICカード50に送信することができないとった問題が発生してしまうことになる。
このように、質問器20,30からの質問信号が互いに干渉してしまうことを考慮すると、上位管理装置10は、例えば、質問器20に対して一度に複数の質問要求をした場合、質問要求に応じた質問器20によって該当する通信規格の質問信号が順次、非接触ICカード50に送信されている期間、質問器30の動作を一時的に完全に停止させておく必要がある。
さらに、通信規格1〜Nの質問信号を、通信規格1,2,3,4・ ・ ・N−1,Nというように、非接触ICカード50に順番に送信する場合には、以下に示すように、1回の送信で、複数の質問信号を送信することができなくなる。
例えば、図4に示すよう、通信規格1,2,3,4の順番で、非接触ICカード50に質問信号を送信するためには、上位管理装置10は、図5に示すようなタイミングチャートで、質問器20,30に質問要求をする必要がある。
図5に示すように、上位管理装置10は、質問器20に対して、通信規格1の質問要求をし、非接触ICカード50に質問信号を送信し、その応答を受け取る(ステップS1〜S4)。次に、上位管理装置10は、質問器30に対して、通信規格2の質問要求をし、非接触ICカード50に質問信号を送信し、その応答を受け取る(ステップS5〜S8)。さらに、上位管理装置10は、質問器20に対して、通信規格3の質問要求をし、非接触ICカード50に質問信号を送信し、その応答を受け取る(ステップS9〜S12)。最後に、上位管理装置10は、質問器30に対して、通信規格4の質問要求をし、非接触ICカード50に質問信号を送信し、その応答を受け取る(ステップS13〜S16)。
したがって、1回に複数の質問要求を質問器20,30に送信することができないため、送信回数が増えてしまうことになる。さらに、別な通信規格への質問要求をする場合には、前回の質問要求に対する非接触ICカード50からの応答を待ってから実行しないと、上述した通信時の干渉を確実に回避する保証がとれない。したがって、送信時間を多大に要してしまうことになる。
そこで、このような問題を解決するために、図6に示すように、上位管理装置10は、質問器20,30それぞれに対して、他方の質問器において質問信号を出力し、非接触ICカード50から応答があるまでの期間において、自身の質問信号の出力を停止させる停止処理要求を含んだ質問要求を送信する。
具体的には、上位管理装置10は、質問器20に対する質問要求として、通信規格1の問い合わせ要求と、質問器30において通信規格2の問い合わせ処理に要する時間だけ質問器20から質問信号を送信することを停止させる停止処理要求と、通信規格3の問い合わせ要求と、質問器30において通信規格4の問い合わせ処理に要する時間だけ質問器20から質問信号を送信することを停止させる停止処理要求とを1回の送信で送信する。
また、上位管理装置10は、質問器30に対する質問要求として、質問器20において通信規格1の問い合わせ処理に要する時間だけ質問器30から質問信号を送信することを停止させる停止処理要求と、通信規格2の問い合わせ要求と、質問器20において通信規格3の問い合わせ処理に要する時間だけ質問器30から質問信号を送信することを停止させる停止処理要求と、通信規格4の問い合わせ要求とを1回の送信で送信する。
なお、質問器20,30を停止させる停止時間は、あらかじめ停止処理に要する時間を計測しておき上位管理装置10が保持しているものとする。
図7に、上述したような停止処理要求を含む質問要求を質問器20,30にそれぞれ一括して送信する際のタイミングチャートを示す。
図7に示すように、上位管理装置10は、質問器20,30それぞれに同時に質問要求を送信する(ステップS11,S21)。質問器20,30は、質問要求を受け取ったことに応じて、非接触ICカード50に送信する質問信号を生成することになるが、受け取った質問要求には、上述したような停止時間を指定した停止処理要求が含まれていることから質問器30から始まり、通信規格1〜4までの問い合わせが終了するまで交互に、非接触ICカード50へ質問信号を送信する動作が停止されることになる。
まず、質問器30の非接触ICカード50に対する質問信号送信動作が停止時間T1だけ停止される。このとき、質問器20は、非接触ICカード50に通信規格1の問い合わせをし(ステップS12)、非接触ICカード50からの応答を受ける(ステップS13)。
次に、質問器20の非接触ICカード50に対する質問信号送信動作が停止時間T2だけ停止される。このとき、質問器30は、非接触ICカード50に通信規格2の問い合わせをし(ステップS22)、非接触ICカード50からの応答を受ける(ステップS23)。
このとき質問器20は、通信規格1の問い合わせに対する非接触ICカード50からの応答を上位管理装置10に伝える(ステップS14)。
続いて、質問器30の非接触ICカード50に対する質問信号送信動作が停止時間T3だけ停止される。このとき、質問器20は、非接触ICカード50に通信規格3の問い合わせをし(ステップS15)、非接触ICカード50からの応答を受ける(ステップS16)。
このとき質問器30は、通信規格2の問い合わせに対する非接触ICカード50からの応答を上位管理装置10に伝える(ステップS24)。
最後に、質問器20の非接触ICカード50に対する質問信号送信動作が停止時間T4だけ停止される。このとき、質問器30は、非接触ICカード50に通信規格4の問い合わせをし(ステップS25)、非接触ICカード50からの応答を受ける(ステップS26)。
このとき質問器20は、通信規格3の問い合わせに対する非接触ICカード50からの応答を上位管理装置10に伝える(ステップS17)。
停止時間T4が経過後、質問器30は、通信規格4の問い合わせに対する非接触ICカード50からの応答を上位管理装置10に伝える(ステップS27)。
このように、互いに非接触ICカードに送信する質問信号が干渉してしまう範囲内に質問器20,30が設置されている場合において、上位管理装置10から質問器20,30に送信する質問要求内に、質問器20,30が同時に非接触ICカード50に対して質問信号を送信することがないような停止処理要求を含ませることで、上位管理装置10から質問器20,30に対する質問信号を、1回に一括して送信することができる。
したがって、質問器20,30から非接触ICカード50に対して同時に質問信号を送信することが回避されるため、通信エラーの発生確率を大幅に下げると共に、質問器20,30にそれぞれ交互に質問信号を複数回送信する場合と比較して、非接触ICカード50との通信時間を大幅に短縮することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
10 上位管理装置
20 質問器
30 質問器
40 マルチカードリーダシステム
50 非接触ICカード
20 質問器
30 質問器
40 マルチカードリーダシステム
50 非接触ICカード
Claims (2)
- 通信規格の異なる非接触IC(Integrated Circuit)カードとの無線通信をする非接触IDシステムにおいて、
外部から送信される質問要求に応じて、上記非接触ICカードの通信規格を問い合わせる質問信号を送信し、上記非接触ICカードからの応答信号を、それぞれ受信する複数の質問器と、
上記複数の質問器に対して、上記非接触ICカードの通信規格を問い合わせる要求を含んだ質問要求を送信し、上記複数の質問器で、それぞれ受信された上記応答信号から上記非接触ICカードを通信対象として認証する上位管理装置とを備え、
上記上位管理装置は、上記複数の質問器それぞれに対して、互いに異なる複数の通信規格を上記非接触ICカードに問い合わせる要求を含んだ質問要求を1度に送信する際、上記質問要求に、自身以外の質問器が質問信号を送信する際には、上記非接触ICカードへの上記質問信号の送信を停止するよう要求する停止要求を含ませること
を特徴とする非接触IDシステム。 - 上記複数の質問器は、上記質問要求に応じた上記質問信号を同時に送信した場合に、上記質問信号が互いに干渉する範囲内に配置されていること
を特徴とする請求項1記載の非接触IDシステム。
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