JP2003076955A - リーダライタの干渉防止方法 - Google Patents

リーダライタの干渉防止方法

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JP2003076955A
JP2003076955A JP2001261847A JP2001261847A JP2003076955A JP 2003076955 A JP2003076955 A JP 2003076955A JP 2001261847 A JP2001261847 A JP 2001261847A JP 2001261847 A JP2001261847 A JP 2001261847A JP 2003076955 A JP2003076955 A JP 2003076955A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 方式の異なるリーダライタが近接して設置さ
れていても、相互に干渉しない方法により信頼性の高い
安価なリーダライタを提供すること。 【解決手段】 図示しない上位機器とリーダライタA、
Bが認証動作を行う(S1)。次に、リーダライタAの
電波を発射する(S2)。続いてリーダライタBの電波
を停止する(S3)。次に、リーダライタAにレスポン
スがあるかを見て(S4)、YESであれば、カードC
の通信を行い(S5)、通信完了を判断し(S6)、N
Oであれば、S4に戻り、YESであれば、S2に戻
る。S4でNOであれば、リーダライタBにレスポンス
があるかを見て(S7)、YESであれば、リーダライ
タAの電波を停止し(S8)、リーダライタBの電波を
発射して(S9)、カードBの通信を行い(S10)、
通信完了を判断する(S11)。ここでNOであれば、
S7に戻り、YESであれば、S2に戻る。S7でNO
であれば、S2に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リーダライタの干
渉防止方法に関し、さらに詳しくは、非接触型ICカー
ド用リーダライタと、異なる方式のリーダライタ間の干
渉防止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ICカードと呼ばれる新しい情報
記録媒体が、市場に広く出回っている。ICカードは、
クレジットカード、銀行カード、ポイントカード等のカ
ード状あるいはシート状の形状を備え、カード内にIC
(Integrated Circuit)が組み込まれているものを総称
した名称である。その中で非接触型ICカードは、鉄道
の乗降時に使用される定期券として、現在の磁気カード
方式に代わり採用することが検討されている。さらに、
官公庁では、省資源ならびに環境問題に鑑み、ペーパー
レス化を推進する意味と、省力化を実現する一環とし
て、IT(Information Technology)化が強力に推し進め
られており、特に、福祉や公共施設の利用、各種証明書
交付など、国、地方自治体の幅広い行政サービスに効率
的に使えるカードとして、ICカード化の動きが出てき
ている。特に、前記した非接触ICカードは、データの
やり取りを電波で行うため、改札口通過の際に、一々定
期券を取り出す必要がなく、定期入れや鞄等の中からで
も情報交換できるため、利便性が大きく向上するものと
期待され、従来の記録媒体に代わるものとして注目され
ている。しかしまだ、過渡的な段階として、従来から使
用されている1回券と呼ばれるカード用のリーダライタ
が、前記非接触ICカード用リーダライタと近接して使
われている。
【0003】図7は、従来の前記1回券と呼ばれるカー
ド用のリーダライタが、前記非接触ICカード用リーダ
ライタと近接して使われている場合の動作フローチャー
トである。例えば、ここでは非接触ICカード用リーダ
ライタをリーダライタA、1回券カード用のリーダライ
タをリーダライタBとする。まず、図示しない上位機器
とリーダライタA、Bが認証動作を行う(ステップS6
0)。次に、リーダライタAの電波を発射する(ステッ
プS61)。続いてリーダライタBの電波を発射する
(ステップS62)。次に、リーダライタAにレスポン
スがあるかを見て(ステップS63)、YESであれ
ば、カードAの通信を行い(ステップS64)、通信完
了を判断する(ステップS65)。NOであれば、ステ
ップS63に戻り、YESであれば、ステップS61に
戻る。ステップS63でNOであれば、リーダライタB
にレスポンスがあるかを見て(ステップS66)、YE
Sであれば、カードBの通信を行い(ステップS6
7)、通信完了を判断する(ステップS68)。NOで
あれば、ステップS66に戻り、YESであれば、ステ
ップS62に戻る。ステップS66でNOであれば、ス
テップS61に戻る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、非接
触ICカードは、データのやり取りを電波で行うため、
利便性が高い反面、その信頼性も高く要求される。つま
り、外来ノイズによるデータの誤認識や、異なるタイプ
のICカードによる操作性の悪化を極力抑えなければな
らない。しかし、図7のように1回券のカードリーダと
非接触型ICカードとが近接して設置された改札機の場
合、両方のリーダライタから電波が常に発射されている
ため、相互の電波による干渉やその他のノイズによる誤
動作が問題となる。本発明は、かかる課題に鑑み、方式
の異なるリーダライタが近接して設置されていても、相
互に干渉しない方法により信頼性の高い安価なリーダラ
イタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、請求項1の発明は、ICカードのループ
アンテナを介して、所定の変復調方式に基づく搬送電力
の送信とデータの授受を非接触にて行う非接触型ICカ
ード用リーダライタと、該リーダライタと異なる方式の
リーダライタ間の干渉防止方法において、前記両リーダ
ライタの上位機器との認証動作の完了後、前記異なる方
式のリーダライタの電波を停止し、前記両リーダライタ
の何れか一方が選択された場合、該選択されたリーダラ
イタの通信が完了若しくは終了するまで、選択されない
他方のリーダライタの電波を停止することを特徴とす
る。複数のリーダライタ間の干渉の要因として、不要輻
射によるものと電源や筐体を伝わってくるノイズによる
ものが多い。その中でも不要輻射によるものは、目に見
えないだけに対策が困難である。特に、微弱な電波によ
り通信を行う非接触型のICカードはその影響を受けや
すい。不要輻射を完全に無くすことは不可能であるが、
機器全体をシールドして極力少なくすることは可能であ
る。しかし、電波による通信を目的としたリーダライタ
は、シールドによる対策には限界がある。そこで、実際
に通信を実行中の機器のみ電波を発生し、他の機器の電
波は停止する方法が有効である。かかる発明によれば、
選択されたリーダライタの通信が完了若しくは終了する
まで、選択されない他方のリーダライタの電波を停止す
るので、通信中の機器に悪影響を与えず信頼性のある通
信が安価に実現できる。また、請求項2の発明は、前記
両リーダライタの電波は、同一時間帯で重複して発射さ
れないことも本発明の有効な手段である。通信中の機器
に対してノイズを与えないためには、その機器の電波以
外に他の電波を極力発生しないことである。その意味で
も同一時間帯に他の電波を発生すると、位相が一致した
場合、より大きなノイズとして影響を与えてしまう。か
かる技術手段によれば、両リーダライタの電波は、同一
時間帯で重複して発射されないので、より一層ノイズが
なくなり通信の信頼性が高くなる。
【0006】また、請求項3の発明は、ICカードのル
ープアンテナを介して、所定の変復調方式に基づく搬送
電力の送信とデータの授受を非接触にて行う非接触型I
Cカード用リーダライタと、異なる方式のリーダライタ
間の干渉防止方法において、前記非接触型ICカード用
リーダライタの上位機器との認証動作の完了後、前記異
なる方式のリーダライタの電源を停止し、前記異なる方
式のリーダライタが選択された場合、前記非接触型IC
カード用リーダライタの電波を停止すると共に、該選択
されたリーダライタの電源を投入し、該選択されたリー
ダライタの通信が完了若しくは終了するまで、前記非接
触型ICカード用リーダライタの電波を停止することを
特徴とする。前記請求項1では、選択されないリーダラ
イタの電波を停止した方法であるが、この一つの理由
は、電波の停止と発射を制御すればスピードを低下する
ことなく行え、しかも、上位機器との認証動作が1回で
済むからである。しかし、ノイズの観点からみれば、電
源を停止するのが最も効果的である。かかる発明によれ
ば、異なる方式のリーダライタが選択されなければ、こ
の電源を停止するので、より確実にノイズを減少するこ
とができる。また、請求項4の発明は、前記異なる方式
のリーダライタの通信が完了若しくは終了すると、再び
前記異なる方式のリーダライタの電源を停止することも
本発明の有効な手段である。非接触型ICカード用リー
ダライタと、異なる方式のリーダライタが近接されて設
置されている場合、非接触型ICカード用リーダライタ
が優先される。その理由は、非接触型ICカードの場合
ほとんどが無電地タイプであり、リーダライタからの搬
送波により電源を生成して供給している。従って、他の
方式のリーダライタは、電波を停止するか電源を停止し
ておく必要がある。そのため、一旦選択されて電源を投
入した場合、通信が完了若しくは終了したら即座に電源
を停止することが要求される。かかる技術手段によれ
ば、通信が完了若しくは終了すると、再び前記異なる方
式のリーダライタの電源を停止するので、非接触型IC
カード用リーダライタのS/Nが向上する。
【0007】また、請求項5の発明は、前記異なる方式
のリーダライタの電源が投入されると、前記上位機器と
の認証動作を行うことも本発明の有効な手段である。リ
ーダライタと上位機器との間は、電源投入時にイニシャ
ル動作としての認証動作が必要である。かかる技術手段
によれば、電源が投入されると、前記上位機器との認証
動作を行うので、上位機器との通信がより確実になる。
また、請求項6の発明は、ICカードのループアンテナ
を介して、所定の変復調方式に基づく搬送電力の送信と
データの授受を非接触にて行う非接触型ICカード用リ
ーダライタと、異なる方式のリーダライタ間の干渉防止
方法において、前記両リーダライタの上位機器との認証
動作の完了後、前記両リーダライタから交互に電波を発
射し、前記両リーダライタの何れか一方が選択された場
合、該選択されたリーダライタの通信が完了若しくは終
了するまで、選択されない他方のリーダライタの電波を
停止することを特徴とする。前記請求項2でお互いの電
波が同一時間帯に重複しないことを述べた。そこで本発
明ではその考え方を応用して、両リーダライタから交互
に電波を発射して、その都度応答の有無を確認して何れ
か一方が選択された場合、該選択されたリーダライタの
通信が完了若しくは終了するまで、選択されない他方の
リーダライタの電波を停止する。かかる発明によれば、
両リーダライタから交互に電波を発射するので、相互に
ノイズによる影響を回避し、信頼性の高い通信を実現で
きる。また、請求項7の発明は、前記両リーダライタか
ら交互に発射される電波の発射時間は、通信が成立する
のに必要充分な時間であることも本発明の有効な手段で
ある。電波の発射継続時間は、できるだけ長いほうがそ
れを捕捉する確率が高くなる。しかし、あまり長いとア
クセスタイムに影響を与え利用者の利便性を悪くする。
従って、両者を満足する時間に決められるのが好まし
い。かかる技術手段によれば、交互に発射される電波の
発射時間は、通信が成立するのに必要充分な時間である
ので、アクセスタイムと利便性を損なうことなく通信を
行える。また、請求項8の発明は、前記異なる方式のリ
ーダライタは、カードの挿入により該リーダライタが選
択されたことを認識するリーダライタであることも本発
明の有効な手段である。非接触ICカード用リーダライ
タと近接して設置されるリーダライタは、カードを挿入
することによりセンサが働き、それにより以後の動作が
進行するリーダライタである。従って、カードが挿入さ
れるまで主電源を停止したり、電波を停止していても動
作に影響を与えない。かかる技術手段によれば、カード
の挿入により該リーダライタが選択されたことを認識す
るので、電波や主電源を停止した状態で待機できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施形
態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載
される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配
置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそ
れのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎな
い。図1は、本発明の一実施形態のICカード用リーダ
ライタの構成を示すブロック図である。このICカード
用リーダライタ100の構成は、外部にありリーダライ
タ100に対してデータの授受を行ってシステム全体を
制御するコンピュータ50と、外部のコンピュータ50
とのデータの通信プロトコルを司る送受信装置1と、リ
ーダライタ100全体の動作を制御する制御装置2と、
制御装置2を動作させる手順を記録したファームウェア
と複数の複変調方式を格納するメモリ装置3と、制御装
置2からのデータを搬送波に乗せて変調する変調器4
と、操作コマンドを入力する入力装置5と、制御装置2
からの情報を表示する表示装置6と、制御装置2からの
交流信号である電力供給用信号と変調器4からの書き込
みコマンドを電力増幅する電力増幅器7と、ループアン
テナ9から受信した搬送波から2値化データに変換する
検波復調器8と、図示しないICカードとの電力用搬送
波とデータの授受をするループアンテナ9と、乱数表を
有し、その乱数表から乱数を発生する乱数発生装置10
から構成されている。次に、本構成によるリーダライタ
100の動作を説明する前に、対を成すICカードの構
成を先に説明しておく。図2は、本発明の実施形態の非
接触型ICカードの構成を示すブロック図である。実施
形態の非接触型ICカード200の構成は、前記リーダ
ライタ100からの電力用搬送波によりデータの授受を
するループアンテナ20と、書き込みコマンド読み出し
コマンドを生成する送受信回路21と、ループアンテナ
20からの電力用搬送波を受け、それを整流して直流電
力に変換する電力生成回路22と、制御用ファームウェ
アとデータの一時記憶を司るメモリ装置23と、制御回
路26からの送信コマンドに搬送波を乗せて変調する変
調器24と、送受信回路21からの搬送波データから2
値化データに変換する検波器25と、ICカード200
の全体の動作を制御する制御回路26から構成されてい
る。
【0009】次に、図1と図2を併せて参照してそれぞ
れ単独の動作について説明する。リーダライタ100
は、図示しない電源が入れられると制御装置2のイニシ
ャル動作後、メモリ装置3に記憶されたプログラムに従
い動作を開始する。まず、図3(a)に示すシーケンス
により上位機器50との初期化が行われる(詳細は後
述)。次に、制御装置2は、ICカード200に供給す
る電力供給用信号と、ポーリング信号を交互に電力増幅
器7から送信する。その信号は、ループアンテナ9から
電磁波として外部に放射される。例えば、ISO144
43タイプBでは、中心搬送周波数13.56MHz±
7KHz、AM変調度10%、変調方式ASK(Amplit
ude Shift Keying)、符号化方式はNRZ−L、通信速
度が106kb/sで行われる。次に、ICカード20
0がリーダライタ100に近接すると、ループアンテナ
20が電力供給用信号を受信し、電力生成回路22によ
りその搬送波を整流して直流電力に変換して、カード内
の全ての回路に供給する。電力を供給されて制御回路2
6が駆動すると、メモリ装置23に格納されたプログラ
ムに従って、制御を開始する。ICカード200は前記
と同じ規格に従えば、通信方式は、負荷変動方式、リー
ダライタとの通信関係は、リーダライタ100からの固
有の呼び出しコードを認識して初めて返信する。また、
副搬送波は中心搬送波の1/16の847.5kHz、
変調方式は副搬送波のASK、符号化方式はNRZ−L
方式、通信速度は106kb/sである。次に、制御回
路26は、まず送受信回路21からコマンドを検波器2
5で復調して2値化信号に変換し、そのコマンドを解析
する。その結果自分が呼び出されていることを認識する
と、レスポンスを変調器24により変調して送受信回路
21を介してループアンテナ20から送信する。このレ
スポンスをリーダライタ100がループアンテナ9で受
信して、検波復調器8で2値化コードに変換し、制御回
路2により解析してICカード200が規格に合致した
カードであると認識する。それにより、以後リーダライ
タ100とICカード200の間でポーリングが行われ
る。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図3は、本発明の第1の実施例の動
作を説明するフローチャートである。図1、2と併せて
参照しながら説明する。以下から非接触ICカード用リ
ーダライタをリーダライタA、1回券カード用のリーダ
ライタをリーダライタBとする。まず、図示しない上位
機器とリーダライタA、Bが認証動作を行う(ステップ
S1)(詳細は後述する)。次に、リーダライタAの電
波を発射する(ステップS2)。続いてリーダライタB
の電波を停止する(ステップS3)。次に、リーダライ
タAにレスポンスがあるかを見て(ステップS4)、Y
ESであれば、カードCの通信を行い(ステップS
5)、通信完了を判断し(ステップS6)、NOであれ
ば、ステップS4に戻り、YESであれば、ステップS
2に戻る。ステップS4でNOであれば、リーダライタ
Bにレスポンスがあるかを見て(ステップS7)、YE
Sであれば、リーダライタAの電波を停止し(ステップ
S8)、リーダライタBの電波を発射して(ステップS
9)、カードBの通信を行い(ステップS10)、通信
完了を判断する(ステップS11)。ここでNOであれ
ば、ステップS7に戻り、YESであれば、ステップS
2に戻る。ステップS7でNOであれば、ステップS2
に戻る。
【0011】図4は、本発明の第2の実施例の動作を説
明するフローチャートである。図1、2と併せて参照し
ながら説明する。まず、図示しない上位機器とリーダラ
イタAが認証動作を行う(ステップS20)(詳細は後
述する)。次に、リーダライタAの電波を発射する(ス
テップS21)。次に、リーダライタAにレスポンスが
あるかを見て(ステップS22)、YESであれば、カ
ードCの通信を行い(ステップS23)、通信完了を判
断し(ステップS24)、NOであれば、ステップS2
2に戻り、YESであれば、ステップS21に戻る。続
いてリーダライタBにレスポンスがあるかを見て(ステ
ップS25)、NOであれば、ステップS21に戻り、
YESであれば、リーダライタAの電波を停止し(ステ
ップS26)、リーダライタBの電源を投入し(ステッ
プS27)、図示しない上位機器とリーダライタBが認
証動作を行う(ステップS28)(詳細は後述する)。
次に、リーダライタBの電波を発射して(ステップS2
9)、カードBの通信を行い(ステップS30)、通信
完了を判断する(ステップS31)。ここでNOであれ
ば、ステップS29に戻り、YESであれば、リーダラ
イタBの電源を停止し(ステップS32)、ステップS
21に戻る。
【0012】図5は、本発明の第3の実施例の動作を説
明するフローチャートである。図1、2と併せて参照し
ながら説明する。まず、図示しない上位機器とリーダラ
イタA、Bが認証動作を行う(ステップS40)(詳細
は後述する)。次に、リーダライタAの電波を発射する
(ステップS41)。次に、リーダライタAにレスポン
スがあるかを見て(ステップS42)、YESであれ
ば、カードCの通信を行い(ステップS47)、通信完
了を判断し(ステップS48)、NOであれば、ステッ
プS42に戻り、YESであれば、ステップS43に進
む。続いてリーダライタAの電波を停止し(ステップS
43)、リーダライタBの電波を発射して(ステップS
44)、リーダライタBにレスポンスがあるかを見て
(ステップS45)、YESであれば、カードBの通信
を行い(ステップS49)、通信完了を判断する(ステ
ップS50)。ここでNOであれば、ステップS45に
戻り、YESであれば、ステップS46に戻る。ステッ
プS45でNOであれば、リーダライタBの電波を停止
して(ステップS46)、ステップS41に戻る。
【0013】図6(a)はリーダライタの初期化シーケ
ンスの図であり、図6(b)はCタイプカードの処理シ
ーケンスの図である。以下、全ての実施例では方式が
B、Cの2種類の場合について説明する。図6(a)を
参照してリーダライタの初期化シーケンスを説明する。
まず、リーダライタ100を初期化するため、上位機器
50からアテンション・コマンド(Attention Command)
1を送信する。リーダライタ100はそのコマンドを受
信すると、アテンション・レスポンス(AttentionRespon
se)2を返送する。その信号を受信すると所望のリーダ
ライタである旨の認証コマンド(1)(Authentication
1)3を送信し、そのレスポンス認証コマンド(1)レス
ポンス4を返す。続いて、認証コマンド(2)(Authent
ication1)5を送信し、そのレスポンス認証コマンド
(2)レスポンス6を返す。この一連の動作によりリー
ダライタ100が認証される。次に、図6(b)を参照
してCタイプカードの処理シーケンスについて説明す
る。まず、上位機器50からタイプB、C用のポーリン
グ10を送信する。リーダライタ100はそのコマンド
を受信すると、ポーリングB11とポーリングC12を
交互にCタイプのICカード200aに送信する。IC
カード200aは交互に送られたポーリングを順次受信
して、あるタイミングでポーリングC12を受信すると
ポーリングCレスポンス13をリーダライタ100に返
送する。リーダライタ100はその信号を受信してIC
カード200aがCタイプであることを認識すると同時
に、上位機器50にポーリングCレスポンス14を返送
する。上位機器50がこのレスポンスを受信すると、以
後、上位機器50とリーダライタ100との間の通信
は、図示しないパケット構成で行われる。
【0014】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、請求
項1は、選択されたリーダライタの通信が完了若しくは
終了するまで、選択されない他方のリーダライタの電波
を停止するので、通信中の機器に悪影響を与えず信頼性
のある通信が安価に実現できる。請求項2は、両リーダ
ライタの電波は、同一時間帯で重複して発射されないの
で、より一層のノイズがなくなり通信の信頼性が高くな
る。請求項3は、異なる方式のリーダライタが選択され
なければ、この電源を停止するので、より確実にノイズ
を減少することができる。請求項4は、通信が完了若し
くは終了すると、再び前記異なる方式のリーダライタの
電源を停止するので、非接触型ICカード用リーダライ
タのS/Nが向上する。請求項5は、電源が投入される
と、前記上位機器との認証動作を行うので、上位機器と
の通信がより確実になる。請求項6は、両リーダライタ
から交互に電波を発射するので、相互にノイズによる影
響を回避し、信頼性の高い通信を実現できる。請求項7
は、交互に発射される電波の発射時間は、通信が成立す
るのに必要充分な時間であるので、アクセスタイムと利
便性を損なうことなく通信を行える。請求項8は、カー
ドの挿入により該リーダライタが選択されたことを認識
するので、電波や主電源を停止した状態で待機できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のICカード用リーダライタ
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の非接触型ICカードの構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例の動作を説明するフロー
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施例の動作を説明するフロー
チャートである。
【図5】本発明の第3の実施例の動作を説明するフロー
チャートである。
【図6】(a)はリーダライタの初期化シーケンスの
図、(b)はCタイプカードの処理シーケンスの図であ
る。
【図7】従来例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 送受信装置、2 制御装置、3 メモリ装置、4
変調器、5 入力装置、6 表示装置、7 電力増幅
器、8 検波復調器、9 ループアンテナ、10乱数発
生装置、50 コンピュータ、100 リーダライタ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードのループアンテナを介して、
    所定の変復調方式に基づく搬送電力の送信とデータの授
    受を非接触にて行う非接触型ICカード用リーダライタ
    と、該リーダライタと異なる方式のリーダライタ間の干
    渉防止方法において、 前記両リーダライタの上位機器との認証動作の完了後、
    前記異なる方式のリーダライタの電波を停止し、前記両
    リーダライタの何れか一方が選択された場合、該選択さ
    れたリーダライタの通信が完了若しくは終了するまで、
    選択されない他方のリーダライタの電波を停止すること
    を特徴とするリーダライタの干渉防止方法。
  2. 【請求項2】 前記両リーダライタの電波は、同一時間
    帯で重複して発射されないことを特徴とする請求項1記
    載のリーダライタの干渉防止方法。
  3. 【請求項3】 ICカードのループアンテナを介して、
    所定の変復調方式に基づく搬送電力の送信とデータの授
    受を非接触にて行う非接触型ICカード用リーダライタ
    と、該リーダライタと異なる方式のリーダライタ間の干
    渉防止方法において、 前記非接触型ICカード用リーダライタの上位機器との
    認証動作の完了後、前記異なる方式のリーダライタが選
    択された場合、前記非接触型ICカード用リーダライタ
    の電波を停止すると共に、該選択されたリーダライタの
    電源を投入し、該選択されたリーダライタの通信が完了
    若しくは終了するまで、前記非接触型ICカード用リー
    ダライタの電波を停止することを特徴とするリーダライ
    タの干渉防止方法。
  4. 【請求項4】 前記異なる方式のリーダライタの通信が
    完了若しくは終了すると、前記異なる方式のリーダライ
    タの電源を停止することを特徴とする請求項3記載のリ
    ーダライタの干渉防止方法。
  5. 【請求項5】 前記異なる方式のリーダライタの電源が
    投入されると、前記上位機器との認証動作を行うことを
    特徴とする請求項4記載のリーダライタの干渉防止方
    法。
  6. 【請求項6】 ICカードのループアンテナを介して、
    所定の変復調方式に基づく搬送電力の送信とデータの授
    受を非接触にて行う非接触型ICカード用リーダライタ
    と、該リーダライタと異なる方式のリーダライタ間の干
    渉防止方法において、 前記両リーダライタの上位機器との認証動作の完了後、
    前記両リーダライタから交互に電波を発射し、前記両リ
    ーダライタの何れか一方が選択された場合、該選択され
    たリーダライタの通信が完了若しくは終了するまで、選
    択されない他方のリーダライタの電波を停止することを
    特徴とするリーダライタの干渉防止方法。
  7. 【請求項7】 前記両リーダライタから交互に発射され
    る電波の発射時間は、通信が成立するのに必要充分な時
    間であることを特徴とする請求項6記載のリーダライタ
    の干渉防止方法。
  8. 【請求項8】 前記異なる方式のリーダライタは、カー
    ドの挿入により該リーダライタが選択されたことを認識
    するリーダライタであることを特徴とする請求項1〜7
    記載のリーダライタの干渉防止方法。
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