JP6169886B2 - 懸架装置 - Google Patents

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Description

懸架装置の改良に関する。
一般的に、懸架装置は、車両における車体と車輪との間に介装されて、車輪に入力される路面凹凸による衝撃が車体に伝わることを抑制するものである。このような懸架装置のうち、例えば、特許文献1,2に開示される前輪二輪後輪一輪型の三輪車に利用される前輪用の懸架装置は、左右の前輪を片持ち支持する左右の脚部を備えている。そして、各脚部は、前輪の車軸の一方側に連結されて前後に並ぶ一対のテレスコピック型のチューブ部材と、これらチューブ部材の車体側を連結する車体側連結部材とを備えている。車体側連結部材には、ハンドルに連結されるステアリングパイプが起立した状態に固定されており、ハンドルを操作するとステアリングパイプが回転して車体側連結部材を揺動し、前輪の向きを変えることができるようになっている。
特開2008−168893号公報 国際公開(WO2012/007819)
ここで、車体側連結部材が国際公開(WO2012/007819)に開示のように、上記ステアリングパイプが起立する本体部と、この本体部の前後の側面に形成される円弧状の前後の支持溝と、これら支持溝に挿入される各チューブ部材を本体部側に引き寄せる引き寄せ手段とを備え、この引き寄せ手段が本体部から支持溝と対向して延びて本体部との間にチューブ部材を挟む抱持部と、この抱持部に設けられる切割と、この切割を狭めるボルトとを備える場合、チューブ部材を剛性の高い本体部側に一定方向に引き寄せることができる。
しかし、支持溝の内径の公差とチューブ部材の外径の公差の組み合わせにより支持溝とチューブ部材のクリアランスが変わるので、前輪の左側や右側に向けてチューブ部材が引き寄せられると、前後のチューブ部材の左右のずれ量に上記クリアランスが与える影響が大きくなる。例えば、図4(a)では、同一の径を有する前後の支持溝500,600に、外径の異なる前後のチューブ部材2,3が前輪の左側に向けて本体部400に引き寄せられた場合を模式的に示している。図4中、前側のチューブ部材2の外径が後側のチューブ部材3の外径よりも大きくなっているので、前側のクリアランスが後側と比較して小さく、この前後のクリアランスの差がそのまま前後のチューブ部材2,3の左右のずれ量dとなっている。そして、前後のチューブ部材2,3の左右のずれ量dが大きくなった場合には、これらのチューブ部材2,3で前輪が支えられているのでトー角変化を生じ、車両の直進安定性を低下させる虞がある。
そこで、本発明の目的は、前後のチューブ部材の左右のずれを抑制し、車両の直進安定性を良好にすることが可能な懸架装置を提供することである。
上記課題を解決するための手段は、車体と車輪との間に介装されており、車体側に連結される車体側連結部材と、上記車体側連結部材で連結される前後一対のテレスコピック型のチューブ部材とを備え、これらチューブ部材で上記車輪を一方側から支持する懸架装置において、上記車体側連結部材は、本体部と、上記本体部の前後の側面に形成される円弧状の前後の支持溝と、これら支持溝が最も接近する上記支持溝の最深部に向けて上記各支持溝に挿入される上記各チューブ部材を本体部側に引き寄せる前後の引き寄せ手段とを備えており、上記前後の引き寄せ手段は、上記本体部との間に上記チューブ部材を挟む円弧状の抱持部と、上記抱持部に形成される切割と、上記切割の間隔を狭めるボルトとをそれぞれ備えており、上記前後の引き寄せ手段の上記各切割は、上記前後の引き寄せ手段の上記各抱持部の本体部側端部に形成されており、前側の上記引き寄せ手段の上記ボルトと、後側の上記引き寄せ手段の上記ボルトが前後対称に配置されており、前側の上記引き寄せ手段の上記ボルトと後側の上記引き寄せ手段の上記ボルトの各軸心線と上記前後の支持溝の曲率中心を結ぶ直線との交角が45度以内であることである。
本発明の懸架装置によれば、前後のチューブ部材の左右のずれを抑制し、車両の直進安定性を良好にすることが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る懸架装置の主要部を上側から見た拡大図である。 本発明の一実施の形態に係る懸架装置の取り付け状態を示した左側面図である。 本発明の一実施の形態に係る懸架装置の車体側連結部材を拡大して示した斜視図である。 前後の引き寄せ手段で前後のチューブ部材を本体部に引き寄せる様子を模式的に示した説明図であり、(a)は、従来の懸架装置の場合を示し、(b)は、本発明の一実施の形態に係る懸架装置の場合を示している。
以下に本発明の一実施の形態に係る懸架装置について、図面を参照しながら説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品か対応する部品を示す。
図1に示すように、本実施の形態に係る懸架装置は、図示しない車体と前輪(車輪)W(図2)との間に介装されており、車体側に連結される車体側連結部材1と、この車体側連結部材1で連結される前後一対のテレスコピック型のチューブ部材2,3とを備え、これらチューブ部材2,3で上記前輪(車輪)Wを一方側から支持するものであり、上記車体側連結部材1は、本体部4と、この本体部4の前後の側面に形成される円弧状の前後の支持溝5,6と、これら支持溝5,6が最も接近する上記支持溝5,6の最深部aに向けて上記各支持溝5,6に挿入される上記各チューブ部材2,3を本体部側に引き寄せる前後の引き寄せ手段7,8とを備えている。
上記懸架装置は、前輪二輪型の鞍乗型車両に利用されており、図2に示すように、左右の前輪(一方の前輪Wのみを図示し、他方の前輪を図示せず)を片持ち支持する左右の脚部(一方の脚部Sのみを図示し、他方の脚部を図示せず)を備えている。そして、本発明は、一方または両方の脚部に具現化されており、以下、本発明が具現化された一方の脚部について説明する。なお、本発明は、他の車両に利用されるとしてもよく、例えば、二輪車の前輪を片持ち支持する一本脚タイプのフロントフォークに利用されるとしてもよい。
本発明が具現化された上記脚部Sは、前輪Wの前後に並ぶ一対のテレスコピック型のチューブ部材2,3と、これらチューブ部材2,3の車体側を連結する車体側連結部材1とを備えている。また、車体側連結部材1には、図示しないハンドルに連結されるステアリングパイプ9が起立した状態に固定されており、ハンドルを操作するとステアリングパイプ9が回転して車体側連結部材1を揺動し、前輪Wの向きを変えることができるようになっている。
前後のチューブ部材2,3は、それぞれ車輪側に連結されるアウターチューブ20,30と、車体側に連結されてアウターチューブ20,30に出入りするインナーチューブ21,31とからなり、テレスコピック型となっている。そして、路面凹凸による衝撃が前輪Wに入力されるとインナーチューブ21,31がアウターチューブ20,30に出入りして伸縮する。さらに、図示しないが、アウターチューブ20,30とインナーチューブ21,31の重複部の間に形成される筒状隙間に、インナーチューブ21,31をアウターチューブ20,30に出入り自在に軸支する一対のブッシュが設けられるとともに、各チューブ部材2,3に油が収容されているので、この油で上記ブッシュの摺動面を潤滑することができる。また、後側のチューブ部材3には、上記油を利用してチューブ部材3の伸縮運動を抑制する減衰力を発生する減衰力発生手段と、チューブ部材3を伸長方向に附勢して車体を弾性支持する懸架ばねが収容されており、路面凹凸による衝撃を懸架ばねで吸収するとともに、この衝撃吸収に伴う懸架ばねの伸縮運動を減衰力発生手段で抑制することができるようになっている。なお、各チューブ部材2,3に収容される構成は、上記の限りではなく、適宜変更することができる。また、本実施の形態において、アウターチューブ20,30が車輪側に連結されるとともに、インナーチューブ21,31が車体側に連結されているが、アウターチューブ20,30が車体側に連結されるとともに、インナーチューブ21,31が車輪側に連結されるとしてもよい。また、本実施の形態において、前後のチューブ部材2,3におけるアウターチューブ20,30の外径が等しく、同インナーチューブ21,31の外径が等しいが、前後のチューブ部材2,3のアウターチューブ20,30の外径及びインナーチューブ21,31の外径が異なるとしてもよい。
以下、前側のチューブ部材2のアウターチューブ20を前側のアウターチューブ20、同インナーチューブ21を前側のインナーチューブ21、後側のチューブ部材3のアウターチューブ30を後側のアウターチューブ30、同インナーチューブ31を後側のインナーチューブ31とすると、前後のアウターチューブ20,30には、他方のアウターチューブに向けて延びる上下一対の連結ボス22,23,32,33が起立しており、前側のアウターチューブ20の連結ボス22,23と後側のアウターチューブ30の連結ボス32,33をボルトB1,B2で締結し、前後のチューブ部材2,3が同一直線上に並ぶとともに平行に起立するようにしている。さらに、前後のアウターチューブ20,30には、前輪Wの前後方向に前後のチューブ部材2,3が並ぶように前後のアウターチューブ20,30を固定する連結片24,34が起立するとともに、後側のアウターチューブ30の下端部には、前輪Wの車軸に連結される連結部35が設けられている。
前後のインナーチューブ21,31は、その上端部を車体側連結部材1で連結されている。図3に示すように、車体側連結部材1は、本実施の形態において、前後のインナーチューブ21,31を横側から支える本体部4と、この本体部4から延びて前後のインナーチューブ21,31を本体部側に引き寄せて固定する前後の引き寄せ手段7,8とを備えている。
本体部4は、図1に示すように、平面視略三角状に形成されており、一つの辺4aが前輪Wの前後方向に沿うように配置されている。そして、当該辺4aの前側端部と後側端部に円弧状の支持溝5,6が設けられている。また、上記辺4aから横方向に延びる部分には、ステアリングパイプ9が起立した状態に固定されている。前後の支持溝5,6は、インナーチューブ21,31の外周に沿うように湾曲し、同じ曲率を有して前後対称に形成されており、両支持溝5,6の曲率中心50,60を結ぶ直線X1上で前後の支持溝5,6が最も接近するようになっている。そして、各支持溝5,6において、他の支持溝と最も接近する部分を支持溝5,6の最深部aという。また、本体部4には、各支持溝5,6のステアリングパイプ側にボルト72,82が螺合するボルト挿入孔40,41がそれぞれ形成されており、これらのボルト挿入孔40,41も前後対称に形成されている。また、本実施の形態において、各支持溝5,6のステアリングパイプ側に形成される前後のボルト挿孔40,41及びこのボルト挿孔40,41に挿入されるボルト72,82は、それぞれ上下一対となっている。
前後の引き寄せ手段7,8は、一つの支持溝5,6と対向し本体部4との間に一本のチューブ部材2,3を挟む円弧状の抱持部70,80と、この抱持部70,80に形成される切割71,81と、この切割71,81の間隔を狭めるボルト72,82とをそれぞれ備えている。以下、前側の引き寄せ手段7の抱持部70を前側の抱持部70、同切割71を前側の切割71、同ボルト72を前側のボルト72、後側の引き寄せ手段8の抱持部80を後側の抱持部80、同切割81を後側の切割81、同ボルト82を後側のボルト82とする。
前後の切割71,81は、前後の抱持部70,80の本体側端部にそれぞれ形成されている。本実施の形態において、前後の切割71,81は、前後対称になるように配置されており、前後の切割71,81は、両支持溝5,6の曲率中心50,60を結ぶ直線X1に対して約60度の角度で形成されるとともに、各切割71,81の中心線X2,X3が各支持溝5,6の曲率中心50,60付近を通るように設定されている。図1中、切割71,81の中心線X2,X3と直線X1とがなす角度をα1,α2で示しており、これらの角度が約60度となる。なお、切割71,81の位置や形状は、チューブ部材2,3を本体部4に引き寄せる抱持部70,80の変形の妨げとならない範囲において、適宜変更することが可能である。
また、本実施の形態において、上記したように、各支持溝5,6のステアリングパイプ側に形成されている前後のボルト挿入孔40,41が前後対称に形成されているので、前後のボルト72,82を前後対称に配置することができる。図1中X4は、前側のボルト72の軸心線を示し、同X5は、後側のボルト72の軸心線を示しており、支持溝5,6の曲率中心50,60を結ぶ直線X1と軸心線X4,X5の交角α3,α4が45度以内となるように設定されている。図1中ボルト72,82は、ヘッド側が直線X1に接近するとともに、螺子側が直線X1から離れるように配置され軸心線X4,X5が直線X1と斜交しているが、軸心線X4,X5と直線X1が平行となるとしてもよく、ヘッド側が直線X1から離れるとともに、螺子側が直線X1に接近するように配置されるとしてもよい。
そして、前後の支持溝5,6と前後の抱持部70,80との間にできる空間に前後のインナーチューブ21,31の上端部をそれぞれ挿入し、前後の抱持部70,80の先端部70a,80aの外側から前後のボルト72,82を挿入し、上記各先端部70a,80aを貫通させて前後のボルト挿入孔40,41にねじ込むと、前後の切割71,81の間隔が狭まり、前後のインナーチューブ21,31が前後の抱持部70,80により前後の支持溝5,6の最深部aに向けて引き寄せられて本体部4に固定される。このとき、チューブ部材2,3は、ボルト72,82の軸力の方向に従って、即ち、ボルト72,82の軸心線X4,X5と略平行に本体部4に引き寄せられるので、支持溝5,6の最深部a付近に調心される。例えば、図4(b)では、同一の径を有する前後の支持溝5,6に、外径の異なる前後のチューブ部材2,3が支持溝5,6の最深部a付近に調心された場合を模式的に示している。そして、このようにチューブ部材2,3を本体部4に引き寄せると、前側の支持溝5とチューブ部材2のクリアランスと後側の支持溝6とチューブ部材3のクリアランスの差が前後のチューブ部材2,3の左右のずれ量dに影響し難くなるので、このずれ量dが大きくなることを抑制することができる。つまり、左右のずれ量dを抑制する観点からみれば、ボルト72,82の軸心線X4,X5を直線X1と平行にし、最深部aに調心することが最も有効である。
以下、本実施の形態に係る懸架装置の作用効果について説明する。
本実施の形態において、前側の引き寄せ手段7のボルト72と後側の引き寄せ手段8のボルト82の各軸心線X4,X5と前後の支持溝5,6の曲率中心50,60を結ぶ直線X1との交角α3、α4が45度以内である。
上記構成によれば、前後のチューブ部材2,3を各支持溝5,6の最深部aに向けて確実に引き寄せることが可能となる。しかし、上記交角α3、α4は、上記の限りではなく、適宜変更することが可能である。
本実施の形態において、本体部4には、前後の支持溝5,6の横側にステアリングパイプ9が起立した状態に固定されており、前後の引き寄せ手段7,8の各ボルト72,82は、上記前後の支持溝5,6のステアリングパイプ側に配置されている。
このため、懸架装置を構成する左右の脚部が接近し、左側の脚部を構成する前後のチューブ部材と、右側の脚部を構成する前後のチューブ部材が接近する場合であっても、ボルト72,82が他方の脚部側に突出しないので、一方の脚部と他方の脚部のボルト72,82の干渉を避けることが可能となる。しかし、前後のボルト72,82が前後の支持溝5,6の反ステアリング側に設けられるとしてもよく、ボルト72,82の配置は適宜変更することが可能である。
また、本実施の形態において、前後のチューブ部材2,3の各支持溝5,6に挿入される部分(本実施の形態においては、インナーチューブ21,31)の外径が等しく形成されるとともに、前後の支持溝5,6が前後対称に形成されている。
上記構成によれば、前後のチューブ部材2,3の引き寄せられ方を近似させることができるので、前後のチューブ部材2,3を前後方向に引き寄せたとき、左右のずれ量dをより小さくすることができる。しかし、前後のチューブ部材2,3の前後の支持溝5,6に挿入される部分の外径が異なるとしてもよく、前後の支持溝5,6が前後対称に形成されていなくてもよい。
また、本実施の形態において、前側の引き寄せ手段7のボルト72と、後側の引き寄せ手段8のボルト82が前後対称に配置されている。
上記構成によっても、前後のチューブ部材2,3の引き寄せられ方を近似させることができるので、前後のチューブ部材2,3を前後方向に引き寄せたとき、左右のずれ量dをより小さくすることができる。しかし、前後のボルト72,82が前後対称に配置されていなくてもよく、上記したように、ボルト72,82の配置は適宜変更することが可能である。
また、本実施の形態において、前後の引き寄せ手段7,8は、本体部4との間に上記チューブ部材2,3を挟む円弧状の抱持部70,80と、この抱持部70,80に形成される切割71,81と、この切割71,81の間隔を狭めるボルト72,82とをそれぞれ備えており、上記前後の引き寄せ手段7,8の上記各切割71,81は、上記前後の引き寄せ手段7,8の上記各抱持部70,80の本体部側端部に形成されている。
上記構成によれば、厚みのある本体部4にボルト72,82を螺合することができるので、引き寄せ手段7,8の構成を簡易にすることができる。しかし、切割71,81の位置や、引き寄せ手段7,8の構成は、上記の限りではなく、チューブ部材2,3を支持溝5,6の最深部aに向けて引き寄せることが可能な限りにおいて、適宜変更することが可能である。
また、本実施の形態において、懸架装置は、車体と前輪(車輪)Wとの間に介装されており、車体側に連結される車体側連結部材1と、この車体側連結部材1で連結される前後一対のテレスコピック型のチューブ部材2,3とを備え、これらチューブ部材2,3で上記前輪Wを一方側から支持するものであり、上記車体側連結部材1は、本体部4と、この本体部4の前後の側面に形成される円弧状の前後の支持溝5,6と、これら支持溝5,6が最も接近する上記支持溝5,6の最深部aに向けて上記各支持溝5,6に挿入される上記各チューブ部材2,3を本体部側に引き寄せる前後の引き寄せ手段7,8とを備えている。
上記構成によれば、前後の支持溝5,6の曲率中心50,60を結ぶ直線X1上で支持溝5,6が最も接近するとともに、上記直線X1は前輪Wの前後方向に延びる。このため、前後のチューブ部材2,3を各支持溝5,6の最深部aに向けて引き寄せると、チューブ部材2,3を前輪Wの前後方向に引き寄せて前後のチューブ部材2,3の左右のずれを抑制することができるので、トー角変化を抑制し、車両の直進安定性を良好にすることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱することなく改造、変形及び変更を行うことができることは理解すべきである。
a 支持溝の最深部
W 前輪(車輪)
X1 前後の支持溝の曲率中心を結ぶ直線
X4 前側の引き寄せ手段のボルトの軸心線
X5 後側の引き寄せ手段のボルトの軸心線
α3 前側の引き寄せ手段のボルトの軸心線と前後の支持溝の曲率中心を結ぶ直線の交角
α4 後側の引き寄せ手段のボルトの軸心線と前後の支持溝の曲率中心を結ぶ直線の交角
1 車体側連結部材
2 前側のチューブ部材
3 後側のチューブ部材
4 本体部
5 前側の支持溝
6 後側の支持溝
7 前側の引き寄せ手段
8 後側の引き寄せ手段
9 ステアリングパイプ
50,60 曲率中心
70,80 抱持部
71,81 切割
72,82 ボルト

Claims (3)

  1. 車体と車輪との間に介装されており、車体側に連結される車体側連結部材と、上記車体側連結部材で連結される前後一対のテレスコピック型のチューブ部材とを備え、これらチューブ部材で上記車輪を一方側から支持する懸架装置において、
    上記車体側連結部材は、本体部と、上記本体部の前後の側面に形成される円弧状の前後の支持溝と、これら支持溝が最も接近する上記支持溝の最深部に向けて上記各支持溝に挿入される上記各チューブ部材を本体部側に引き寄せる前後の引き寄せ手段とを備えており、
    上記前後の引き寄せ手段は、上記本体部との間に上記チューブ部材を挟む円弧状の抱持部と、上記抱持部に形成される切割と、上記切割の間隔を狭めるボルトとをそれぞれ備えており、
    上記前後の引き寄せ手段の上記各切割は、上記前後の引き寄せ手段の上記各抱持部の本体部側端部に形成されており、
    前側の上記引き寄せ手段の上記ボルトと、後側の上記引き寄せ手段の上記ボルトが前後対称に配置されており、
    前側の上記引き寄せ手段の上記ボルトと後側の上記引き寄せ手段の上記ボルトの各軸心線と上記前後の支持溝の曲率中心を結ぶ直線との交角が45度以内である
    ことを特徴とする懸架装置。
  2. 上記前後のチューブ部材の上記各支持溝に挿入される部分の外径が等しく形成されるとともに、上記前後の支持溝が前後対称に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の懸架装置。
  3. 上記本体部には、上記前後の支持溝の横側にステアリングパイプが起立した状態に固定されており、上記前後の引き寄せ手段の各ボルトは、上記前後の支持溝のステアリングパイプ側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の懸架装置。
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