JP6169769B1 - リバウンドスプリング構造 - Google Patents

リバウンドスプリング構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6169769B1
JP6169769B1 JP2016213218A JP2016213218A JP6169769B1 JP 6169769 B1 JP6169769 B1 JP 6169769B1 JP 2016213218 A JP2016213218 A JP 2016213218A JP 2016213218 A JP2016213218 A JP 2016213218A JP 6169769 B1 JP6169769 B1 JP 6169769B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rebound
rod
spring
rebound spring
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016213218A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018071691A (ja
Inventor
信之 村口
信之 村口
山本 孝雄
孝雄 山本
直樹 瀬能
直樹 瀬能
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP2016213218A priority Critical patent/JP6169769B1/ja
Priority to DE112017005504.0T priority patent/DE112017005504T9/de
Priority to US16/332,566 priority patent/US11293509B2/en
Priority to CN201780055385.3A priority patent/CN109690125B/zh
Priority to PCT/JP2017/001260 priority patent/WO2018078896A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6169769B1 publication Critical patent/JP6169769B1/ja
Publication of JP2018071691A publication Critical patent/JP2018071691A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
    • F16F1/04Wound springs
    • F16F1/12Attachments or mountings
    • F16F1/125Attachments or mountings where the end coils of the spring engage an axial insert
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
    • F16F1/04Wound springs
    • F16F1/12Attachments or mountings
    • F16F1/127Attachments or mountings allowing rotation about axis of spring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/58Stroke limiting stops, e.g. arranged on the piston rod outside the cylinder
    • F16F9/585Stroke limiting stops, e.g. arranged on the piston rod outside the cylinder within the cylinder, in contact with working fluid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/10Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
    • F16F9/14Devices with one or more members, e.g. pistons, vanes, moving to and fro in chambers and using throttling effect
    • F16F9/16Devices with one or more members, e.g. pistons, vanes, moving to and fro in chambers and using throttling effect involving only straight-line movement of the effective parts
    • F16F9/18Devices with one or more members, e.g. pistons, vanes, moving to and fro in chambers and using throttling effect involving only straight-line movement of the effective parts with a closed cylinder and a piston separating two or more working spaces therein
    • F16F9/185Bitubular units

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

【課題】リバウンドスプリングが塑性変形することを抑制することができるリバウンドスプリング構造を提供する。【解決手段】リバウンドスプリング110とリバウンドスプリング110の一方側の端部を保持する下側リバウンドカラー120とリバウンドスプリング110の他方側の端部を保持する上側リバウンドカラー130とを備え、シリンダ部に対して移動するピストンロッドの周囲に配置されるリバウンドスプリング構造であって、下側リバウンドカラー120はピストンロッドに保持され、上側リバウンドカラー130はピストンロッドに対して移動可能に嵌合されるとともに、リバウンドスプリング110の他方側への移動を規制する上側円板状部131にピストンロッドの周方向への移動を促進させる凹部131aを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、リバウンドスプリング構造に関する。
従来、油圧緩衝装置の最大伸長時の衝撃を緩和するリバウンドスプリングが提案されている。例えば、特許文献1に記載のリバウンドスプリングは、シリンダと、シリンダ内にピストンを介して移動自在に挿入したピストンロッドと、シリンダの一端に取付けられてピストンロッドを軸支するロッドガイドと、ピストンロッドの外周に設けたフランジとを備え、ロッドガイドとフランジとの間に介装される緩衝器におけるリバウンドスプリングである。そして、コイルスプリングと、コイルスプリングのフランジ側端に設けられるとともにピストンロッドの外周に遊嵌される環状のフランジ側ホルダと、コイルスプリングのロッドガイド側端に設けられるとともにピストンロッドが挿通されるガイド側ホルダとを備え、フランジ側ホルダの内周にピストンロッドの外周に嵌合される弾性リングを装着し、当該弾性リングの締付力によってフランジ側ホルダをピストンロッドの外周に固定している。
特開2010−38313号公報
リバウンドスプリングの一方側の端部が固定されていると、例えばリバウンドスプリングが最も縮んだ状態でピストンロッドとシリンダとが相対的に回転した場合に、リバウンドスプリングの一方側の端部と他方側の端部とが相対的に回転して捩れ、塑性変形が生じてしまうおそれがある。
本発明は、リバウンドスプリングが塑性変形することを抑制することができるリバウンドスプリング構造を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、スプリングと前記スプリングの一方側の端部を保持する一方側保持部材と前記スプリングの他方側の端部を保持する他方側保持部材とを備え、シリンダに対して移動するロッドの周囲に配置されるリバウンドスプリング構造であって、前記一方側保持部材は前記ロッドに保持され、前記他方側保持部材は前記ロッドに対して移動可能に嵌合されるとともに、前記スプリングの他方側への移動を規制するフランジ部に前記ロッドの周方向への移動を促進させる促進手段を有するリバウンドスプリング構造である。
本発明によれば、リバウンドスプリングが塑性変形することを抑制することができるリバウンドスプリング構造を提供することができる。
実施形態に係るリバウンドスプリングユニットが適用される懸架装置の概略構成を示す図である。 第1実施例に係るリバウンドスプリングユニットの概略構成を示す図である。 第1実施例に係るリバウンドスプリングユニットの断面図である。 (a)は、シリンダ部からピストンロッドが突出した量(突出量)が最も多い状態の油圧緩衝装置の断面図である。(b)は、ピストンロッドの突出量が最も少ない状態の油圧緩衝装置の断面図である。 比較例に係るリバウンドスプリングユニットの概略構成を示す図である。 (a)は、第1実施例に係るリバウンドスプリングユニットのリバウンドスプリングが胴曲がりを生じた状態を示す図である。(b)は、ピストンロッドの突出量が最も多い状態のリバウンドスプリングユニットの断面図である。 (a)、(b)は、上側リバウンドカラーの参考例を示す図である。 第2実施例に係るリバウンドスプリングユニットの概略構成を示す図である。 第2実施例に係るリバウンドスプリングユニットの断面図である。 (a)〜(f)は、スラストワッシャの参考例を示す図である。 スラストワッシャの他の参考例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るリバウンドスプリングユニットが適用される懸架装置1の概略構成を示す図である。
懸架装置1は、ストラット式サスペンションであり、図1に示すように、油圧緩衝装置2と、油圧緩衝装置2の外側に配置されたコイルスプリング3とを備えている。また、懸架装置1は、コイルスプリング3における一方側(図1では下側)の端部を支持する下スプリングシート4と、コイルスプリング3における他方側(図1では上側)の端部を支持する上スプリングシート5とを備えている。
また、懸架装置1は、後述するピストンロッド20の他方側の端部に取り付けられて、この懸架装置1を車両に取り付けるための車体側取付ブラケット6と、後述するシリンダ部10の一方側の端部に固定されて、懸架装置1を車輪に取り付けるための車輪側取付ブラケット7と、シリンダ部10及びピストンロッド20の少なくとも一部を覆うダストカバー8とを備えている。
以下、油圧緩衝装置2について詳述する。
油圧緩衝装置2は、図1に示すように、複筒型式油圧緩衝装置であり、シリンダ部10と、ピストンロッド20と、ピストンバルブ30と、ボトムバルブ40と、を備えている。また、油圧緩衝装置2は、ピストンロッド20が伸びる際に衝撃を緩和するリバウンドスプリングユニット100を備えている。
〔シリンダ部10〕
シリンダ部10は、薄肉円筒状の外シリンダ11と、外シリンダ11内に収容される薄肉円筒状の内シリンダ12と、円筒状の外シリンダ11の円筒の中心線方向(図1では上下方向)の一方側(図1では下側)の端部を塞ぐ底蓋13とを備えている。外シリンダ11内部にはオイルが充填されている。なお、以下の説明においては、外シリンダ11の円筒の中心線方向を、「軸方向」と称する場合もある。また、中心線方向の一方側を「下側」と称し、中心線方向の他方側を「上側」と称する場合もある。また、中心線から半径方向において中心線側を「内側」と称し、中心線側とは反対側を「外側」と称する場合もある。
シリンダ部10は、外シリンダ11の内側に配置されて内シリンダ12における上側の端部を塞ぐとともにピストンロッド20を移動(摺動)可能に支持する支持部材の一例としてのロッドガイド14と、外シリンダ11における上側の端部に装着されたバンプストッパキャップ15とを備えている。また、シリンダ部10は、外シリンダ11の上部に、外シリンダ11内のオイルの漏れや外シリンダ11内への異物の混入を防ぐオイルシール16を備えている。
そして、シリンダ部10は、内シリンダ12の外周面と外シリンダ11の内周面とで、リザーバ室Rを形成している。
〔ピストンロッド20〕
ピストンロッド20は、中実または中空の棒状の部材であり、円柱状または円筒状のロッド部21を有している。また、ピストンロッド20は、下側の端部にピストンバルブ30を取り付けるための下側取付部22と、上側の端部に油圧緩衝装置2を車体などへ取り付けるための上側取付部23とを有している。下側取付部22及び上側取付部23の端部には雄ねじが形成されている。
ピストンロッド20には、リバウンドシート25が設けられている。リバウンドシート25は鉄にて成形されており、ピストンロッド20に溶接等にて固定されている。
〔ピストンバルブ30〕
ピストンバルブ30は、ピストン31と、ピストン31に形成された複数の油路の内の一部の油路における下側の端部を塞ぐ下側バルブ群32と、ピストン31に形成された一部の油路における上側の端部を塞ぐ上側バルブ群33と、を備えている。
ピストン31は、その外周面に設けられたシール部材を介して内シリンダ12の内周面に接触し、内シリンダ12内のオイルが封入された空間を、ピストン31よりも下側の第1油室Y1と、ピストン31よりも上側の第2油室Y2とに区画する(図1参照)。
〔ボトムバルブ40〕
ボトムバルブ40は、図1に示すように、軸方向に貫通する複数の油路を有するバルブボディ41と、バルブボディ41の下側に設けられる下側バルブ42と、バルブボディ41の上側に設けられる上側バルブ43とを備える。
ボトムバルブ40のバルブボディ41は、第1油室Y1とリザーバ室Rとを区画する。
〔リバウンドスプリングユニット100〕
<第1実施例>
図2は、第1実施例に係るリバウンドスプリングユニット100の概略構成を示す図である。
図3は、第1実施例に係るリバウンドスプリングユニット100の断面図である。
第1実施例に係るリバウンドスプリングユニット100は、ピストンロッド20の周囲に配置されるリバウンドスプリング110と、リバウンドスプリング110の下側の端部を保持する下側リバウンドカラー120と、リバウンドスプリング110の上側の端部を保持する上側リバウンドカラー130とを備えている。
そして、リバウンドスプリングユニット100は、ピストンロッド20に固定されたリバウンドシート25とロッドガイド14(図1参照)との間に配置されている。
(リバウンドスプリング110)
リバウンドスプリング110は、コイルスプリングであり、下側の端部に形成された座巻部である下側座巻部111と、上側の端部に形成された座巻部である上側座巻部112と、下側座巻部111と上側座巻部112との間に形成されて伸縮する伸縮部113とを有する。
下側座巻部111及び上側座巻部112は、線材が密着させられて形成されている。ゆえに、リバウンドスプリング110の総巻数は、有効巻数である伸縮部113の巻数と、下側座巻部111の座巻数と、上側座巻部112の座巻数とを加算した数である。
(下側リバウンドカラー120)
下側リバウンドカラー120は、ピストンロッド20を通すための貫通孔が中央部に形成された円板状の下側円板状部121と、円筒状の下側円筒状部122とを有している。
下側円筒状部122の内周面である下側内周面123の径はピストンロッド20のロッド部21の外周面の径よりも大きい。下側内周面123には、内側に突出した突起124が周方向に等間隔に複数(本実施の形態においては4個)形成されている。そして、複数の突起124の先端部を結ぶことで形成される仮想円125の径は、ピストンロッド20のロッド部21の外径よりも小さい。下側リバウンドカラー120は、下側円板状部121がピストンロッド20に固定されたリバウンドシート25に接触するまで、ピストンロッド20に対して挿し込まれている。下側内周面123から内側に突出した複数の突起124の先端部を結ぶことで形成される仮想円125の径はピストンロッド20のロッド部21の外径よりも小さいので、言い換えれば、下側リバウンドカラー120は、下側円板状部121がリバウンドシート25に接触するまで、ピストンロッド20に圧入されている。
下側円筒状部122の外径はリバウンドスプリング110の内径よりも大きい。下側リバウンドカラー120は、下側円板状部121がリバウンドスプリング110の下端部に接触するまで、下側円筒状部122がリバウンドスプリング110の内側に挿入されている。言い換えれば、下側円筒状部122の外径はリバウンドスプリング110の内径よりも大きいので、下側リバウンドカラー120は、下側円板状部121がリバウンドスプリング110の下端部に接触するまで、リバウンドスプリング110に圧入されている。下側円筒状部122の軸方向の長さはリバウンドスプリング110の下側座巻部111の長さと略同じに設定されている。このようにして、下側リバウンドカラー120は、リバウンドスプリング110を保持している。
(上側リバウンドカラー130)
上側リバウンドカラー130は、ピストンロッド20を通すための貫通孔が中央部に形成された円板状の上側円板状部131と、円筒状の上側円筒状部132とを有している。
上側円板状部131における、ロッドガイド14側の面である上面には、上面から凹んだ凹部131aが形成されている。凹部131aは半円球状や断面が台形状であることを例示することができる。また、凹部131aは周方向に等間隔に複数(例えば4つ)形成されている。
上側円筒状部132は、上側(上側円板状部131側)に形成された第1円筒状部132aと、下側に形成された第2円筒状部132bとを有している。第1円筒状部132aの内径及び第2円筒状部132bの内径は同じで協働して上側内周面132cを形成する。上側内周面132cの径はピストンロッド20のロッド部21の外径よりも大きい。それゆえ、上側リバウンドカラー130は、ピストンロッド20の周囲に配置された状態でピストンロッド20に対して相対的に移動可能である。
第1円筒状部132aの外径は第2円筒状部132bの外径よりも大きい。第1円筒状部132aの外径はリバウンドスプリング110の内径よりも大きく、第2円筒状部132bの外径はリバウンドスプリング110の内径よりも小さい。上側リバウンドカラー130は、上側円板状部131がリバウンドスプリング110の上端部に接触するまで、上側円筒状部132がリバウンドスプリング110の内側に挿入されている。言い換えれば、第1円筒状部132aの外径はリバウンドスプリング110の内径よりも大きいので、上側リバウンドカラー130は、上側円板状部131がリバウンドスプリング110の上端部に接触するまで、リバウンドスプリング110に圧入されている。第1円筒状部132aの軸方向の長さはリバウンドスプリング110の上側座巻部112の長さと略同じに設定されている。このようにして、上側リバウンドカラー130は、リバウンドスプリング110を保持している。
(リバウンドスプリングユニット100の作用)
図4(a)は、シリンダ部10からピストンロッド20が突出した量(突出量)が最も多い状態の油圧緩衝装置2の断面図である。図4(b)は、ピストンロッド20の突出量が最も少ない状態の油圧緩衝装置2の断面図である。
図4(a)に示すように、ピストンロッド20の突出量が最も多い場合、上側リバウンドカラー130がロッドガイド14と接触するとともに、リバウンドスプリング110が最も縮んだ状態(最圧縮状態)、言い換えるとリバウンドスプリング110が最も密着した状態となる。リバウンドスプリング110が縮むことにより、例えば、車両が走行している路面に凹みがありピストンロッド20の突出量が急に多くなった場合であってもリバウンドスプリング110が衝撃を吸収する。なお、下側リバウンドカラー120と上側リバウンドカラー130とは、リバウンドスプリング110が最圧縮状態でも接触しない長さに設定されている。
図4(b)に示すように、ピストンロッド20に固定されたリバウンドシート25とロッドガイド14との間におけるピストンロッド20の長さが、リバウンドスプリング110が縮んでいない状態のリバウンドスプリングユニット100の長さよりも大きい場合、上側リバウンドカラー130がロッドガイド14と接触しない。
以上のように構成された第1実施例に係るリバウンドスプリングユニット100は、リバウンドスプリング110と、下側リバウンドカラー120と、上側リバウンドカラー130とを備えるリバウンドスプリング構造である。そして、リバウンドスプリングユニット100は、シリンダ部10に対して移動するピストンロッド20の周囲に配置されるスプリングの一例としてのリバウンドスプリング110と、リバウンドスプリング110の一方側(下側)の端部を保持するとともにピストンロッド20に保持される一方側保持部材の一例としての下側リバウンドカラー120と、を備えている。また、リバウンドスプリングユニット100は、リバウンドスプリング110の他方側(上側)の端部を保持してピストンロッド20に対して移動可能にピストンロッド20に嵌合されるとともに、リバウンドスプリング110の他方側(上側)への移動を規制するフランジ部の一例としての上側円板状部131(図2又は図3参照)にピストンロッド20の周方向への移動を促進させる促進手段の一例としての凹部131a(図2又は図3参照)を有する他方側保持部材の一例としての上側リバウンドカラー130を備えている。
以上のように構成された第1実施例に係るリバウンドスプリングユニット100によれば、上側リバウンドカラー130がピストンロッド20に対して移動可能にピストンロッド20に嵌合されるとともに、上側円板状部131の上面に凹部131aが形成されていることにより、ピストンロッド20の周方向への移動を促進させリバウンドスプリング110が塑性変形することが抑制される。
図5は、比較例に係るリバウンドスプリングユニット500の概略構成を示す図である。
比較例に係るリバウンドスプリングユニット500は、第1実施例に係るリバウンドスプリングユニット100に対して、上側リバウンドカラー130の上側円板状部131の上面に凹部131aが形成されていない点が異なる。比較例に係るリバウンドスプリングユニット500の上側リバウンドカラーには符号530を、上側円板状部には符号531を付す。
例えば、タイヤ交換を行う場合に車両本体が吊り上げられた状態で、車輪が回転させられると、リバウンドスプリング110に最圧縮荷重が生じている状態でシリンダ部10とピストンロッド20とが軸心回りに相対的に回転する。そして、比較例に係るリバウンドスプリングユニット500においては、上側リバウンドカラー530の上側円板状部531の上面に凹部が形成されていないため、上側リバウンドカラー530とロッドガイド14との間にオイルが介在し難くなり、上側リバウンドカラー530はロッドガイド14との間に生じている接触圧によりシリンダ部10とともに回転する。一方、下側リバウンドカラー120はピストンロッド20に圧入されているためピストンロッド20とともに回転する。その結果、リバウンドスプリング110は、最圧縮荷重が生じている状態で上側の端部と下側の端部とが相対的に回転して捩れ、塑性変形が生じてしまうおそれがある。また、リバウンドスプリング110が変形して内シリンダ12の内周面を傷つけてしまうおそれがある。
これに対して、第1実施例に係るリバウンドスプリングユニット100によれば、リバウンドスプリング110に最圧縮荷重が生じている状態でシリンダ部10とピストンロッド20とが軸心回りに相対的に回転した場合に、上側リバウンドカラー130はロッドガイド14に対して相対的に回転する(滑る)。つまり、上側リバウンドカラー130の上側円板状部131の上面に凹部131aが形成されているので、凹部131aがオイル溜まりとして機能し、上側円板状部131の上面とロッドガイド14との間にオイルが供給される。それゆえ、上側リバウンドカラー130はロッドガイド14に対して滑り易くなる(相対的に回転し易くなる)。その結果、リバウンドスプリング110は、最圧縮荷重が生じているとしても上側の端部と下側の端部とが捩れないため(相対的に回転しないため)、塑性変形することが抑制される。また、リバウンドスプリング110が変形して内シリンダ12の内周面を傷つけてしまうことが抑制される。
(下側リバウンドカラー120の下側円筒状部122と上側リバウンドカラー130の上側円筒状部132とについて)
上述したように、下側リバウンドカラー120と上側リバウンドカラー130とは、リバウンドスプリング110が最圧縮状態でも接触しない長さに設定されている。また、リバウンドスプリング110が最圧縮状態であるときに(下側リバウンドカラー120と上側リバウンドカラー130とが最も接近したときに)、下側リバウンドカラー120の下側円筒状部122の上端部と上側リバウンドカラー130の上側円筒状部132の下端部との間の隙間はリバウンドスプリング110の線径よりも小さくなるように設定されている。言い換えれば、リバウンドスプリング110が最圧縮状態であるときに、下側リバウンドカラー120と上側リバウンドカラー130との間から露出するピストンロッド20の長さがリバウンドスプリング110の線径よりも小さくなるように設定されている。これにより、リバウンドスプリング110が最圧縮状態となったとしても、リバウンドスプリング110が変形してピストンロッド20の外周面を傷つけてしまうことが抑制される。
図6(a)は、第1実施例に係るリバウンドスプリングユニット100のリバウンドスプリング110が胴曲がりを生じた状態を示す図である。図6(b)は、ピストンロッド20の突出量が最も多い状態のリバウンドスプリングユニット100の断面図である。
上側リバウンドカラー130の上側円筒状部132の軸方向の長さは、下側リバウンドカラー120の下側円筒状部122の軸方向の長さよりも長い。それゆえ、例えばリバウンドスプリング110に圧縮荷重が作用していない状態で胴曲がりが生じてリバウンドスプリング110がピストンロッド20の外周面に接触したとしても、図6(a)に示すように、接触箇所はリバウンドシート25に近い部位となる。そして、ピストンロッド20の外周面における接触箇所は、図6(b)に示すように、ピストンロッド20の突出量が最も多い状態であっても上側リバウンドカラー130と同じ部位に位置する(ロッドガイド14よりも下側に位置する)。つまり、ピストンロッド20の外周面における接触箇所に傷が生じているとしても、この接触箇所がロッドガイド14よりも上方に設けられたオイルシール16を通過することはない。その結果、オイルシール16がピストンロッド20の外周面に生じた傷により傷つけられることが抑制される。
(上側リバウンドカラー130の参考例)
図7(a)、図7(b)は、上側リバウンドカラー130の参考例を示す図である。
上側リバウンドカラー130の上側円板状部131に形成された凹部131aは半円球状や断面が台形状に限定されない。例えば、凹部131aは、図7(a)に示すように、半径方向に形成された溝であっても良い。他の形状であっても、凹部131aがオイル溜まりとなり、上側円板状部131の上面とロッドガイド14との間にオイルが供給され、上側リバウンドカラー130はロッドガイド14に対して滑り易くなる。その結果、リバウンドスプリング110は、最圧縮荷重が生じているとしても上側の端部と下側の端部とが捩れ難いため、塑性変形することが抑制される。また、リバウンドスプリング110が変形して内シリンダ12の内周面を傷つけてしまうことが抑制される。
また、上側リバウンドカラー130の上側円板状部131に、凹部131aと連通するように上側円板状部131を貫通する貫通孔131bを形成しても良い。凹部131aに溜まっていたオイルが上側円板状部131の上面とロッドガイド14との間に供給されて少なくなったとしても、貫通孔131bを介して凹部131aにオイルが供給される。その結果、長期間に渡ってリバウンドスプリング110に最圧縮荷重が生じている状態でシリンダ部10とピストンロッド20とが軸心回りに相対的に回転したとしてもリバウンドスプリング110が塑性変形したり内シリンダ12の内周面を傷つけたりしてしまうことが抑制される。
<第2実施例>
図8は、第2実施例に係るリバウンドスプリングユニット200の概略構成を示す図である。
図9は、第2実施例に係るリバウンドスプリングユニット200の断面図である。
第2実施例に係るリバウンドスプリングユニット200は、上側リバウンドカラー130とロッドガイド14との間にスラストワッシャ140が配置されている点が第1実施例に係るリバウンドスプリングユニット100と異なる。
第2実施例に係るリバウンドスプリングユニット200は、上側リバウンドカラー130とロッドガイド14との間に、ピストンロッド20に対して軸方向及び周方向に移動可能に介在する介在部材の一例としてのスラストワッシャ140を備えている。
スラストワッシャ140は、ピストンロッド20を通すための貫通孔が中央部に形成された円板状の部材であり、上側リバウンドカラー130と接触する面である下面141と、ロッドガイド14と接触する面である上面142とを有する。下面141には、表面から凹んだ下側凹部141aが周方向に等間隔に複数形成されている。上面142には、表面から凹んだ上側凹部142aが周方向に等間隔に複数形成されている。下側凹部141a及び上側凹部142aは、半円球状に形成されている。
また、スラストワッシャ140は、自己潤滑性を有する樹脂にて成形されている。例えば、スラストワッシャ140は、上側リバウンドカラー130の材料よりも自己潤滑性が高い材料にて成形されている。例えば、上側リバウンドカラー130の材料がポリアミド合成樹脂のナイロン66(PA66)であり、スラストワッシャ140の材料がテフロン、PFA、四フッ化樹脂などのフッ素樹脂やポリアセタール(POM)であることを例示することができる。
以上のように構成された第2実施例に係るリバウンドスプリングユニット200によれば、上側リバウンドカラー130とロッドガイド14との間に、スラストワッシャ140がピストンロッド20に対して周方向に移動可能に介在していることにより、リバウンドスプリング110が塑性変形することが抑制される。
すなわち、第2実施例に係るリバウンドスプリングユニット200によれば、リバウンドスプリング110に最圧縮荷重が生じている状態でシリンダ部10とピストンロッド20とが軸心回りに相対的に回転した場合に、スラストワッシャ140はロッドガイド14に対して滑る(相対的に回転する)。つまり、スラストワッシャ140は自己潤滑性を有する樹脂にて成形されているため、スラストワッシャ140がリバウンドスプリング110から力を受けてもロッドガイド14に対して滑り易くなる。その結果、リバウンドスプリング110は、最圧縮荷重が生じているとしても上側の端部と下側の端部とが捩れ難いため(相対的に回転し難いため)、塑性変形することが抑制される。また、リバウンドスプリング110が変形して内シリンダ12の内周面を傷つけてしまうことが抑制される。
また、スラストワッシャ140の上面142に上側凹部142aが形成されているので、上側凹部142aがオイル溜まりとして機能し、上面142とロッドガイド14との間にオイルが供給される。それゆえ、スラストワッシャ140はロッドガイド14に対して滑り易くなる(相対的に回転し易くなる)。その結果、リバウンドスプリング110が塑性変形したり内シリンダ12の内周面を傷つけたりしてしまうことが抑制される。
また、スラストワッシャ140の下面141に下側凹部141aが形成されているので、下側凹部141aがオイル溜まりとして機能し、下面141と上側リバウンドカラー130との間にオイルが供給される。また、上側リバウンドカラー130の上側円板状部131の上面に凹部131aが形成されているので、凹部131aがオイル溜まりとして機能し、上側円板状部131の上面とスラストワッシャ140との間にオイルが供給される。それゆえ、スラストワッシャ140と上側リバウンドカラー130とが滑り易くなり(相対的に回転し易くなり)、リバウンドスプリング110が塑性変形したり内シリンダ12の内周面を傷つけたりしてしまうことが抑制される。
なお、スラストワッシャ140がロッドガイド14に対して滑るのであれば、上側リバウンドカラー130がスラストワッシャ140に対して滑るのを促進させる必要がないため、上側リバウンドカラー130の上側円板状部131の上面に凹部131aが形成されていなくても良い。
(スラストワッシャ140の参考例)
図10(a)〜図10(f)は、スラストワッシャ140の参考例を示す図である。
スラストワッシャ140に形成された下側凹部141a及び上側凹部142aは半円球状に限定されない。例えば、下側凹部141a及び上側凹部142aは、図10(a)に示すように、半径方向に形成された溝であっても良い。かかる形状であっても、下側凹部141a、上側凹部142aがオイル溜まりとなり、上側円板状部131の上面とスラストワッシャ140との間、スラストワッシャ140とロッドガイド14との間にオイルが供給され、上側リバウンドカラー130はスラストワッシャ140に対して、スラストワッシャ140はロッドガイド14に対して滑り易くなる。その結果、リバウンドスプリング110が塑性変形したり内シリンダ12の内周面を傷つけたりしてしまうことが抑制される。
なお、周方向における、下側凹部141aの位置と上側凹部142aの位置とは、図10(a)に示すように同じ位置(同位相)であっても良いし、図10(b)に示すように異なる位置(異位相)であっても良い。
また、下側凹部141aと上側凹部142aとが同位相である場合に、図10(c)に示すように、スラストワッシャ140に、下側凹部141aと上側凹部142aとを連通する連通孔143を形成しても良い。上側凹部142aに溜まっていたオイルがスラストワッシャ140とロッドガイド14との間に供給されて少なくなったとしても、連通孔143を介して上側凹部142aにオイルが供給される。また、下側凹部141aに溜まっていたオイルがスラストワッシャ140と上側リバウンドカラー130との間に供給されて少なくなったとしても、連通孔143を介して下側凹部141aにオイルが供給される。その結果、長期間に渡ってリバウンドスプリング110が塑性変形したり内シリンダ12の内周面を傷つけたりしてしまうことが抑制される。
また、下側凹部141aと上側凹部142aとが異位相である場合に、図10(d)に示すように、スラストワッシャ140に、上側凹部142aと連通するようにスラストワッシャ140を貫通する貫通孔144を形成しても良い。上側凹部142aに溜まっていたオイルがスラストワッシャ140とロッドガイド14との間に供給されて少なくなったとしても、貫通孔144を介して上側凹部142aにオイルが供給される。その結果、長期間に渡ってリバウンドスプリング110が塑性変形したり内シリンダ12の内周面を傷つけたりしてしまうことが抑制される。
また、下側凹部141aと上側凹部142aとが異位相である場合に、図10(e)に示すように、スラストワッシャ140に、下側凹部141aと連通するようにスラストワッシャ140を貫通する貫通孔145を形成しても良い。下側凹部141aに溜まっていたオイルがスラストワッシャ140と上側リバウンドカラー130との間に供給されて少なくなったとしても、貫通孔145を介して下側凹部141aにオイルが供給される。その結果、長期間に渡ってリバウンドスプリング110が塑性変形したり内シリンダ12の内周面を傷つけたりしてしまうことが抑制される。
また、下側凹部141aと上側凹部142aとが異位相である場合に、図10(f)に示すように、スラストワッシャ140に、上述した貫通孔144と貫通孔145とを共に形成しても良い。これにより、上側凹部142aに溜まっていたオイルがスラストワッシャ140とロッドガイド14との間に供給されて少なくなったとしても、貫通孔144を介して上側凹部142aにオイルが供給されるとともに、下側凹部141aに溜まっていたオイルがスラストワッシャ140と上側リバウンドカラー130との間に供給されて少なくなったとしても、貫通孔145を介して下側凹部141aにオイルが供給される。その結果、長期間に渡ってリバウンドスプリング110が塑性変形したり内シリンダ12の内周面を傷つけたりしてしまうことが抑制される。
図11は、スラストワッシャ140の他の参考例を示す図である。図11に示したスラストワッシャ140は、図10(f)に示したスラストワッシャ140の下側凹部141a、上側凹部142aの形状を変形したものである。
図10を用いて説明したスラストワッシャ140の参考例において、下側凹部141a、上側凹部142aは、内側の端部から外側の端部まで延びていなくても良い。例えば、図11に示すように、下側凹部141a、上側凹部142aの半径方向における端部が円弧状に形成されていても良い。かかる形状であっても、リバウンドスプリング110が塑性変形したり内シリンダ12の内周面を傷つけたりしてしまうことが抑制される。
1…懸架装置、2…油圧緩衝装置、10…シリンダ部、20…ピストンロッド、25…リバウンドシート、100…リバウンドスプリングユニット、110…リバウンドスプリング、120…下側リバウンドカラー、130…上側リバウンドカラー、131…上側円板状部、131a…凹部、140…スラストワッシャ、141a…下側凹部、142a…上側凹部

Claims (9)

  1. スプリングと前記スプリングの一方側の端部を保持する一方側保持部材と前記スプリングの他方側の端部を保持する他方側保持部材とを備え、シリンダに対して移動するロッドの周囲に配置されるリバウンドスプリング構造であって、
    前記一方側保持部材は前記ロッドに保持され、
    前記他方側保持部材は前記ロッドに対して移動可能に嵌合されるとともに、前記スプリングの他方側への移動を規制するフランジ部に前記ロッドの周方向への移動を促進させる促進手段を有し、
    前記促進手段は、前記フランジ部における他方側の表面から凹んでオイルを保持する凹部を有する
    リバウンドスプリング構造。
  2. 前記促進手段は、前記凹部と連通するように前記フランジ部を貫通する孔を有する
    請求項に記載のリバウンドスプリング構造。
  3. 前記一方側保持部材は、前記ロッドと前記スプリングとの間に配置される一方側円筒状部を有し、
    前記他方側保持部材は、前記ロッドと前記スプリングとの間に配置される他方側円筒状部を有し、
    前記他方側円筒状部は、前記ロッドの軸方向の長さが前記一方側円筒状部の長さよりも長い
    請求項1又は2に記載のリバウンドスプリング構造。
  4. シリンダに対して移動するロッドの周囲に配置されるスプリングと、
    前記スプリングの一方側の端部を保持するとともに前記ロッドに保持される一方側保持部材と、
    前記スプリングの他方側の端部を保持するとともに前記ロッドに対して移動可能に前記ロッドに嵌合される他方側保持部材と、
    前記シリンダにおける前記他方側の端部において前記ロッドを移動可能に支持する支持部材と前記他方側保持部材との間に、前記ロッドに対して周方向に移動可能に介在する介在部材と、
    を備え、
    前記他方側保持部材及び前記介在部材の少なくともいずれかに前記ロッドの周方向への移動を促進させる促進手段を有し、
    前記促進手段は、前記他方側保持部材に設けられた前記スプリングの他方側への移動を規制するフランジ部における他方側の表面又は前記介在部材の表面から凹んでオイルを保持する凹部を有するリバウンドスプリング構造。
  5. 前記促進手段は、前記凹部と連通するように前記フランジ部又は前記介在部材を貫通する孔を有する
    請求項に記載のリバウンドスプリング構造。
  6. シリンダに対して移動するロッドの周囲に配置されるスプリングと、
    前記スプリングの一方側の端部を保持するとともに前記ロッドに保持される一方側保持部材と、
    前記スプリングの他方側の端部を保持するとともに前記ロッドに対して移動可能に前記ロッドに嵌合される他方側保持部材と、
    前記シリンダにおける前記他方側の端部において前記ロッドを移動可能に支持する支持部材と前記他方側保持部材との間に、前記ロッドに対して周方向に移動可能に介在する介在部材と、
    を備え、
    前記介在部材は、前記他方側保持部材の材料よりも自己潤滑性が高い材料にて成形されているリバウンドスプリング構造。
  7. 前記他方側保持部材及び前記介在部材の少なくともいずれかに前記ロッドの周方向への移動を促進させる促進手段を有する
    請求項6に記載のリバウンドスプリング構造。
  8. 前記促進手段は、前記他方側保持部材に設けられた前記スプリングの他方側への移動を規制するフランジ部又は前記介在部材の表面から凹んでオイルを保持する凹部を有する
    請求項7に記載のリバウンドスプリング構造。
  9. 前記促進手段は、前記凹部と連通するように前記フランジ部又は前記介在部材を貫通する孔を有する
    請求項8に記載のリバウンドスプリング構造。
JP2016213218A 2016-10-31 2016-10-31 リバウンドスプリング構造 Active JP6169769B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016213218A JP6169769B1 (ja) 2016-10-31 2016-10-31 リバウンドスプリング構造
DE112017005504.0T DE112017005504T9 (de) 2016-10-31 2017-01-16 Zugstufenfederkonstruktion
US16/332,566 US11293509B2 (en) 2016-10-31 2017-01-16 Rebound spring structure
CN201780055385.3A CN109690125B (zh) 2016-10-31 2017-01-16 回弹弹簧构造
PCT/JP2017/001260 WO2018078896A1 (ja) 2016-10-31 2017-01-16 リバウンドスプリング構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016213218A JP6169769B1 (ja) 2016-10-31 2016-10-31 リバウンドスプリング構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6169769B1 true JP6169769B1 (ja) 2017-07-26
JP2018071691A JP2018071691A (ja) 2018-05-10

Family

ID=59384423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016213218A Active JP6169769B1 (ja) 2016-10-31 2016-10-31 リバウンドスプリング構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11293509B2 (ja)
JP (1) JP6169769B1 (ja)
CN (1) CN109690125B (ja)
DE (1) DE112017005504T9 (ja)
WO (1) WO2018078896A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6169769B1 (ja) * 2016-10-31 2017-07-26 株式会社ショーワ リバウンドスプリング構造
US20190195310A1 (en) * 2017-12-27 2019-06-27 On Top Safety, Inc. Force damper

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001193782A (ja) * 2000-01-11 2001-07-17 Showa Corp 油圧緩衝器
JP2008051246A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Nissan Motor Co Ltd シリンダ装置
JP2014114872A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Kayaba Ind Co Ltd 緩衝器

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2086004A (en) * 1980-08-18 1982-05-06 Showa Mfg Shock absorber with rotatable coil spring seat
DE3279182D1 (en) * 1982-09-20 1988-12-08 Ford Motor Co A rebound stop member for a telescopic hydraulic shock absorber
DE4243645A1 (de) * 1992-12-23 1994-06-30 Dorma Gmbh & Co Kg Verdrehausgleich
US6102170A (en) * 1998-05-07 2000-08-15 Tenneco Automotive Inc. Passive anti-roll system
JP2006177531A (ja) 2004-12-24 2006-07-06 Hitachi Ltd 油圧緩衝器
DE102005061164B4 (de) * 2005-12-21 2007-09-13 Zf Friedrichshafen Ag Schwingungsdämpfer mit einer Anschlagfeder
DE102006005621B4 (de) * 2006-02-06 2012-01-26 Zf Friedrichshafen Ag Anschlagfeder für ein Kolben-Zylinderaggregat
DE102007045892B4 (de) * 2007-09-25 2013-04-04 Thyssenkrupp Bilstein Suspension Gmbh Schwingungsdämpfer mit einem Zuganschlag
JP5112985B2 (ja) 2008-08-07 2013-01-09 カヤバ工業株式会社 リバウンドスプリング
JP5141916B2 (ja) * 2009-03-23 2013-02-13 本田技研工業株式会社 油圧緩衝器
DE102010028536B4 (de) * 2010-05-04 2012-08-23 Zf Friedrichshafen Ag Schwingungsdämpfer mit gleitend gelagertem Federführungselement
JP5783771B2 (ja) * 2011-03-31 2015-09-24 日立オートモティブシステムズ株式会社 緩衝器
DE112013004595B4 (de) * 2012-09-20 2023-08-17 Hitachi Astemo, Ltd. Aufhängungsvorrichtung
DE102013207130A1 (de) 2013-04-19 2014-10-23 Zf Friedrichshafen Ag Schwingungsdämpfer
JP6240442B2 (ja) 2013-09-06 2017-11-29 株式会社ショーワ スプリングシート
CN203641371U (zh) * 2014-01-13 2014-06-11 浙江亚之星汽车部件有限公司 一种运动性优良的减震柱式减震器
DE102015202839A1 (de) * 2015-02-17 2016-08-18 Thyssenkrupp Ag Schwingungsdämpfer mit Zuganschlag
JP6169769B1 (ja) * 2016-10-31 2017-07-26 株式会社ショーワ リバウンドスプリング構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001193782A (ja) * 2000-01-11 2001-07-17 Showa Corp 油圧緩衝器
JP2008051246A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Nissan Motor Co Ltd シリンダ装置
JP2014114872A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Kayaba Ind Co Ltd 緩衝器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018071691A (ja) 2018-05-10
US20210190164A1 (en) 2021-06-24
CN109690125B (zh) 2020-12-29
WO2018078896A1 (ja) 2018-05-03
DE112017005504T9 (de) 2019-11-14
CN109690125A (zh) 2019-04-26
DE112017005504T5 (de) 2019-08-22
US11293509B2 (en) 2022-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9440505B2 (en) Suspension device for a vehicle
CN104417307A (zh) 用于机动车辆的减振器
CN104097478B (zh) 悬挂止推轴承装置以及设有此止推轴承的悬挂支柱
JP6363843B2 (ja) 緩衝器
US20180154725A1 (en) Air spring hanging piston bearing
JP6169769B1 (ja) リバウンドスプリング構造
JP2016070431A (ja) 反力調整部材及びサスペンション
JP4367835B2 (ja) 油圧緩衝器の懸架ばね支持構造
JP2013155841A (ja) 懸架装置およびカバー部材
US20180236837A1 (en) Suspension Strut Bearing
JP6224929B2 (ja) 緩衝器
WO2015119156A1 (ja) 緩衝器
US11359690B2 (en) Shock absorber
JP2017150641A (ja) サスペンション装置
KR102658038B1 (ko) 인슐레이터 및 이를 갖는 현가장치
JP7157648B2 (ja) サスペンション装置
JP2024081340A (ja) リバウンドスプリングユニット、懸架装置
JP2014029175A (ja) 流体圧緩衝器
JP2013177935A (ja) 懸架装置およびカバー部材
JP7389447B2 (ja) 油圧緩衝器
JP2023020616A (ja) 油圧緩衝装置、懸架装置
JP2020084999A (ja) 緩衝器
JP2023151003A (ja) シリンダ装置、懸架装置
JP2020084998A (ja) 緩衝器
JP2014228024A (ja) ストッパー

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6169769

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250