JP6224929B2 - 緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は、緩衝器に関する。
一般的に、緩衝器は、車両、機器、構造物等に利用され、シリンダと、このシリンダに出入りするピストンロッドとを備えており、シリンダとピストンロッドの軸方向の相対移動を抑制する減衰力を発生するようになっている。また、このような緩衝器の中には、シリンダからピストンロッドが最大限退出した伸び切り時の衝撃を緩和するため、シリンダに固定される伸切規制部材と、ピストンロッドの外周に固定されるストッパ部材との間にリバウンド部材を設けているものがある。
図7に示すように、リバウンド部材Bが、コイルばね5と、このコイルばね5の軸方向の両端部に嵌合される一対のホルダ600,700とを備えて構成される場合、リバウンド部材Bがピストンロッド2に対して軸方向に自由に動くと、リバウンド部材Bがストッパ部材4に離着座して接触音がする。そこで、下側のホルダ700の内周面に内周突起702を設け、下側のホルダ700をピストンロッド2の外周に圧入固定し、ストッパ部材4に当接させた状態に維持しているものがある(例えば、特許文献1の段落0028)。
特開2005−265092号公報
上記従来のリバウンド部材Bにおいて、コイルばね5が圧縮されるとき、その下端がピストンロッド2にホルダ700を介して拘束され、当該ホルダ700とコイルばね5の嵌合部701が径方向に移動できないようになっている。このため、コイルばね5は、図7中二点鎖線で示すように、上側のホルダ600とコイルばね5の嵌合部601と、下側のホルダ700とコイルばね5の嵌合部701を支点として胴曲りを起こす場合があり、胴曲りが発生すると、コイルばね5がシリンダ1に接触し、異音が発生してしまう場合がある。(上記胴曲りの支点間距離を図7中Mで示している)。
なお、このような胴曲りが起こっても、コイルばね5とシリンダ1との間のクリアランスを充分に確保できていれば、コイルばね5とシリンダ1との接触を避け、異音の発生を防ぐことができるようにも思える。
しかしながら、例えば、自動車の車輪位置決め用の支柱としても機能するストラット型緩衝器に利用されるリバウンド部材のコイルばねでは、近年、軸方向に長くするとともに、ばね定数を大きくすることで、ロール剛性を高め、車両のロールを抑制しようとしている。このように、コイルばねが長くなると、胴曲りを起こしやすくなり、さらに、ばね定数を大きくするためにコイルばねの線径を太くすると、シリンダとのクリアランスが小さくなり、従来許容できていたコイルばねの圧縮に伴う胴曲りでも、コイルばねとシリンダが擦れ、異音が発生する場合がある。
このように、コイルばねの胴曲りに起因する異音の発生は、ストラット型緩衝器であれ、他の緩衝器であれ、同様に生じる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、コイルばねの胴曲りを抑制し、異音の発生を抑制することが可能な緩衝器を提供することである。
上記課題を解決するための手段は、シリンダと、上記シリンダ内に軸方向に移動可能に挿入されるピストンロッドと、上記シリンダに固定される伸切規制部材と、上記ピストンロッドの外周に固定されるストッパ部材と、伸び切り時に上記伸切規制部材と上記ストッパ部材との間で圧縮されて伸び切り時の衝撃を緩和するリバウンド部材とを備えており、上記リバウンド部材は、内側に上記ピストンロッドが挿通されるコイルばねと、上記コイルばねの軸方向の両端に固定される一対のホルダとを備える緩衝器において、上記ホルダの一方若しくは両方は、上記コイルばねの一端を支持する環状の支持台と、上記支持台の内周部分から起立して上記コイルばねが圧入固定される環状の固定部と、上記固定部から上記コイルばねの軸方向の中心に向けて延びて上記コイルばねの伸縮を許容する筒状のガイド部と、上記ガイド部の内周に設けられ上記ピストンロッドの外周面に摺接若しくは圧接される内周突起とを備えており、上記内周突起を支点に揺動可能とされることである。
本発明の緩衝器によれば、コイルばねの胴曲りを抑制し、異音の発生を抑制することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る緩衝器の要部を示した縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係る緩衝器の一部を部分的に切欠いて示した正面図である。 (a)は、本発明の一実施の形態に係る緩衝器のストッパ部材側のホルダを示した部分切欠き拡大斜視図である。(b)は、本発明の一実施の形態に係る緩衝器のストッパ部材側のホルダを示した拡大平面図である。 (a)は、本発明の一実施の形態に係る緩衝器の内周突起部分を拡大して示した縦断面図である。(b)は、本発明の一実施の形態に係る緩衝器の内周突起の変形例を示した図である。 本発明の他の実施の形態に係る緩衝器の要部を示した縦断面図である。 本発明のその他の実施の形態に係る緩衝器の要部を示した縦断面図である。 従来の緩衝器の要部を示した縦断面図である。
以下に本発明の一実施の形態に係る緩衝器について、図面を参照しながら説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品か対応する部品を示す。
図1に示すように、本実施の形態に係る緩衝器Dは、シリンダ1と、このシリンダ1内に軸方向に移動可能に挿入されるピストンロッド2と、上記シリンダ1に固定されるロッドガイド(伸切規制部)3と、上記ピストンロッド2の外周に固定されるストッパ部材4と、伸び切り時に上記ロッドガイド3と上記ストッパ部材4との間で圧縮されて伸び切り時の衝撃を緩和するリバウンド部材Aとを備えており、上記リバウンド部材Aは、内側に上記ピストンロッド2が挿通されるコイルばね5と、このコイルばね5の軸方向の両端に固定される一対のホルダ6,7とを備えている。
そして、図1中下側のホルダ7は、上記コイルばね5の一端を支持する環状の支持台70と、この支持台70の内周部分から起立して上記コイルばね5が圧入固定される環状の固定部71と、この固定部71から上記コイルばね5の軸方向の中心に向けて延びる筒状のガイド部72と、このガイド部72の内周に設けられ上記ピストンロッド2の外周面に圧接される内周突起73とを備えており、当該内周突起73を支点に揺動可能とされる。
以下、詳細に説明すると、本実施の形態に係る緩衝器Dは、ストラット型緩衝器であり、自動車の車輪位置決め用の支柱として利用されている。当該ストラット型緩衝器の構成は周知であるので、詳細に図示しないが、図2に示すように、外筒10と、この外筒10に出入りするピストンロッド2とを備える緩衝器本体d1と、外筒10の外周に固定され車体を弾性支持する懸架ばね(図示せず)の下端を支持する懸架ばね受け11と、外筒10の下端部外周に固定され車輪を支持するナックル(図示せず)に連結されるナックルブラケット12とを備えている。なお、本発明に係る緩衝器Dは、ストラット以外のサスペンションに利用されるとしてもよく、また、車両以外に利用されるとしてもよい。
緩衝器本体d1は、本実施の形態において、車輪側に連結される外筒10と、この外筒10の軸心部に起立するシリンダ1と、このシリンダ1の上側開口端部に固定される環状のロッドガイド3と、車体側に連結されて上記ロッドガイド3で軸支されながらシリンダ1に出入りするピストンロッド2と、このピストンロッド2の下端部に保持されて上記シリンダ1内に摺動可能に挿入されるピストン8と、上記シリンダ1の下側開口端部に固定されるベース部材9とを備えている。
そして、シリンダ1内には、ピストン8で区画されて作動液が充填される伸側室L1と圧側室L2とが形成されており、シリンダ1と外筒10との間には、上記圧側室L2とベース部材9で区画されシリンダ1に出入りするピストンロッド体積分の作動液が貯留されるリザーバRが形成されている。また、このリザーバRには、作動液の液面を介して上側に気体が充填されている。
伸側室L1と圧側室L2は、ピストン8に形成される通路80,81を介して連通されており、圧側室L2とリザーバRは、ベース部材9に形成される通路90,91を介して連通されている。このため、ピストンロッド2がシリンダ1に出入りして緩衝器Dが伸縮すると、拡大する一方の室(L1またはL2)から縮小される他方の室(L2またはL1)に作動液が移動するとともに、シリンダ1に出入りしたピストンロッド体積分の作動液が圧側室L2とリザーバRとの間を移動する。そして、緩衝器Dは、作動液が上記各通路80,81,90,91を作動液が通過する際の抵抗に起因する減衰力を発生し、シリンダ1とピストンロッド2の軸方向の相対移動を抑制できるようになっている。本実施の形態において、緩衝器Dは、片ロッド複筒型に設定されているが、緩衝器Dの構成は、適宜変更することができる。例えば、シリンダ1に出入りするピストンロッド体積分のシリンダ内容積変化を補償する気室をフリーピストンやブラダでシリンダ1内に区画する単筒型緩衝器であるとしてもよく、また、ピストン8の両側にピストンロッドが起立する両ロッド型緩衝器であるとしてもよい。
また、本実施の形態において、緩衝器Dは、ピストンロッド2がシリンダ1から所定量退出したとき、これ以上の退出を抑制し、緩衝器Dの伸び切りを規制する伸切規制手段を備えている。本実施の形態において、当該伸切規制手段は、シリンダ1に固定される伸切規制部材としてのロッドガイド3と、ピストンロッド2の外周に固定されるストッパ部材4と、伸び切り時にロッドガイド3とストッパ部材4との間で圧縮されて伸び切り時の衝撃を緩和するリバウンド部材Aとを備えて構成されている。
図1に示すように、伸切規制部材であるロッドガイド3は、内周部30がシリンダ1の内側に挿入されるとともに、外周部31がシリンダ1から外筒側に張り出している。また、ロッドガイド3の図1中上側には、外筒10とピストンロッド2との間をシールする周知のシール部材32が積層されており、緩衝器Dに収容される作動液が外側に漏れないようになっている。また、ロッドガイド3とシール部材32は、外筒10の上端部を内側に加締めることで、シリンダ1に積層された状態で固定されている。
ストッパ部材4は、ピストンロッド2の外周であって、ピストン8とロッドガイド3の間に固定される筒状の連結部40と、この連結部40の上端から外側に張り出す環板状のフランジ部41とを備えている。そして、連結部40は、ピストンロッド2の外周に強固に固定されており、ピストンロッド2とストッパ部材4の相対移動が防止されている。
リバウンド部材Aは、上記ストッパ部材4のフランジ部41で下支えされており、コイルばね5と、このコイルばね5の軸方向の両端部に圧入固定される一対の環状のホルダ6,7とからなる。そして、上記コイルばね5及び一対のホルダ6,7の軸心部にピストンロッド2が挿通されている。
本実施の形態において、コイルばね5は、断面四角形の線材を螺旋状に巻き回して形成されている。そして、コイルばね5が最圧縮されて、コイルばね5の一巻分であるコイル部50同士が接触した時、コイル部50同士が面接触するようになっており、一部のコイル部50が径方向に飛び出すことが抑制されている。このようにすることで、一部のコイル部が50径方向に飛び出して、シリンダ1やピストンロッド2に接触し、異音が発生することを抑制できる。なお、コイルばね5を形成する線材の断面形状は、適宜選択することが可能であり、円形や楕円形であってもよい。
図1中上側となるロッドガイド側に配置される上側のホルダ6は、コイルばね5の上端を支持する環状の支持台60と、この支持台60の内周部分から起立して上記コイルばね5の上端部に圧入固定される環状の固定部61とを備えている。また、上側のホルダ6とピストンロッド2との間にはクリアランスがあり、ホルダ6がピストンロッド2に対して軸方向に移動自在であるとともに、径方向に移動可能である。
図1中下側となるストッパ部材側に配置される下側のホルダ7は、コイルばね5の下端を支持する環状の支持台70と、この支持台70の内周部分から起立して上記コイルばね5の下端部に圧入固定される環状の固定部71と、この固定部71からコイルばね5の軸方向の中心に向けて延びる筒状のガイド部72と、このガイド部72の内周に設けられ上記ピストンロッド2の外周面に圧接される内周突起73とを備えている。当該圧接されるとは、内周突起73がピストンロッド2の外周面に押し付けられている状態をいうものである。
図3に示すように、固定部71の外径は、ガイド部72の外径よりもやや大径に形成されており、コイルばね5の内径が軸方向に均一でも、固定部71にコイルばね5を圧入固定できる。また、ガイド部72は、コイルばね5の伸縮の妨げにならないようになっており、ガイド部72外周に配置されるコイルばね5の下部分も、ガイド部72にガイドされながら伸縮できる。また、ガイド部72の軸方向長さは、適宜変更することができるが、例えば、コイルばね5の軸方向の1/4以上に亘って設けられることが好ましい。
内周突起73は、本実施の形態において、ガイド部72の図3中上部となる反支持台側部分の内周に、周方向に三つ等間隔に並べて設けられている。また、上記したように、内周突起73は、ピストンロッド2の外周面に圧接されており、下側のホルダ7とピストンロッド2の軸方向の相対移動が抑制されている。また、上記内周突起73は、図4(a)に示すように、山形に形成されるとともに、当該内周突起73の圧接部を除く下側のホルダ7とピストンロッド2との間には、クリアランスがあり、下側のホルダ7が内周突起73を支点として揺動できるようになっている。なお、内周突起73の形状は、下側のホルダ7を揺動させることが可能な限りにおいて、数や形状を適宜変更することができ、例えば、図4(b)に示すように、半球形であってもよい。
以下、本実施の形態に係る緩衝器Dの作動について説明する。
ピストンロッド2がシリンダ1から退出すると、リバウンド部材Aは、ストッパ部材4で下支えされた状態でピストンロッド2とともにシリンダ1に対して軸方向に移動し、ロッドガイド3に接近する。そして、上側のホルダ6がロッドガイド3に当接し、このままピストンロッド2が退出を続けると、コイルばね5が圧縮されて反力を発生し、伸び切り時の衝撃を緩和する。
コイルばね5が圧縮される際、下側のホルダ7が内周突起73を支点に揺動し、コイルばね5が圧入固定される固定部71がピストンロッド2に対して径方向に移動できるので、コイルばね5における胴曲りの支点が、下側のホルダ7とピストンロッド2の圧入固定部(内周突起73部分)と、上側のホルダ6とコイルばね5の圧入固定部(上側のホルダ6の固定部61部分)となる。つまり、コイルばね5の下側の胴曲り支点が、従来よりもコイルばね5の中心側に移動して、胴曲りの支点間距離Mが短くなるので、コイルばね5の胴曲りを抑制できる。
さらに、本実施の形態においては、コイルばね5の下端部が圧入固定される下側のホルダ7の固定部71をピストンロッド2に対して径方向に移動可能にしつつも、下側のホルダ7はピストンロッド2に対して軸方向に移動しないようになっているので、ストッパ部材4にリバウンド部材Aが離着座することによる接触音の発生を抑制できる。
以下、本実施の形態に係る緩衝器Dの作用効果について説明する。
本実施の形態において、図1中下側となるストッパ部材側のホルダ7が内周突起73を備える一方、図1中上側となるロッドガイド側(伸切規制部材側)のホルダ6は、内周突起を備えておらず、ピストンロッド2に対して軸方向に移動自在であるとともに、径方向に移動可能である。
上側のホルダ6がピストンロッド2に対して締め代を有していると、ピストンロッド2がシリンダ1から退出する緩衝器Dの伸長時において、上側のホルダ6がロッドガイド3で図1中上側への移動が規制されて当該上側のホルダ6とピストンロッド2が軸方向に相対移動する場合、上側のホルダ6とピストンロッド2の摺動抵抗により、ピストンロッド2の退出が抑制される。しかし、上記構成によれば、このような不具合の発生を防ぐことができる。なお、上側のホルダ6の構成は上記の限りではなく、適宜変更することができる。例えば、上側のホルダ6がピストンロッド2の外周面に摺接するとしてもよい。
また、本実施の形態において、内周突起73は、ガイド部72における反支持台側部分に設けられている。
上記構成によれば、下側のホルダ7の揺動支点となる内周突起73を、コイルばね5が圧入固定される固定部71から離間させることができるので、上記固定部71のピストンロッド2に対する径方向の可動範囲を大きくすることができる。しかし、内周突起73を設ける位置は、下側のホルダ7とコイルばね5の圧入固定部(固定部71)よりも、コイルばね5の軸方向の中心側に配置される限りにおいて、適宜変更することが可能である。
また、本実施の形態において、図1中下側となるストッパ部材側のホルダ7は、内周突起73を備えており、当該内周突起73は、ピストンロッド2の外周面に圧接されている。
上記構成によれば、下側のホルダ7とピストンロッド2の相対移動を抑制できるので、下側のホルダ7をストッパ部材4に着座させた状態に維持することができる。したがって、下側のホルダ7がストッパ部材4に離着座することによって起こる接触音の発生を抑制することが可能となる。しかし、下側のホルダ7の内周突起73をピストンロッド2の外周面に摺接させるとしてもよい。
また、本実施の形態において、緩衝器Dは、シリンダ1と、このシリンダ1内に軸方向に移動可能に挿入されるピストンロッド2と、上記シリンダ1に固定されるロッドガイド(伸切規制部材)3と、上記ピストンロッド2の外周に固定されるストッパ部材4と、伸び切り時に上記ロッドガイド3と上記ストッパ部材4との間で圧縮されて伸び切り時の衝撃を緩和するリバウンド部材Aとを備えており、上記リバウンド部材Aは、内側に上記ピストンロッド2が挿通されるコイルばね5と、このコイルばね5の軸方向の両端に固定される一対のホルダ6,7とを備えている。
そして、図1中下側のホルダ7は、上記コイル5ばねの一端を支持する環状の支持台70と、この支持台70の内周部分から起立して上記コイルばね5が圧入固定される環状の固定部71と、この固定部71から上記コイルばね5の軸方向の中心に向けて延びる筒状のガイド部72と、このガイド部72の内周に設けられ上記ピストンロッド2の外周面に圧接される内周突起73とを備えており、当該内周突起73を支点に揺動可能とされる。
上記構成によれば、下側のホルダ7の揺動支点となる内周突起73が、コイルばね5が圧入固定される固定部71よりもコイルばね5の軸方向の中心側に配置されるので、コイルばね5における胴曲りの支点間距離Mが短くなり、コイルばね5の胴曲りを抑制することができる。
なお、本実施の形態においては、下側のホルダ7のみが、内周突起73を支点に揺動可能となっているが、図5に示すように、上下両方のホルダ6,7が、固定部61,71からコイルばね5の軸方向の中心に向けて延びる筒状のガイド部62,72と、このガイド部62,72の内周に設けられる内周突起63,73とを備え、この内周突起63,73を支点に揺動可能とされるとしてもよい。また、図6に示すように、下側のホルダ7が内周突起73を備えておらず、上側のホルダ6のみが、固定部61からコイルばね5の軸方向の中心に向けて延びる筒状のガイド部62と、このガイド部62の内周に設けられる内周突起63とを備え、この内周突起63を支点に揺動可能とされるとしてもよい。このように、上側のホルダ6が内周突起63を備える場合、上側のホルダ6の内周突起63はピストンロッド2の外周面に摺接している。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱することなく改造、変形及び変更を行うことができることは理解すべきである。
A リバウンド部材
D 緩衝器
1 シリンダ
2 ピストンロッド
3 ロッドガイド(伸切規制部材)
4 ストッパ部材
5 コイルばね
6,7 ホルダ
60,70 支持台
61,71 固定部
62,72 ガイド部
63,73 内周突起

Claims (5)

  1. シリンダと、上記シリンダ内に軸方向に移動可能に挿入されるピストンロッドと、上記シリンダに固定される伸切規制部材と、上記ピストンロッドの外周に固定されるストッパ部材と、伸び切り時に上記伸切規制部材と上記ストッパ部材との間で圧縮されて伸び切り時の衝撃を緩和するリバウンド部材とを備えており、
    上記リバウンド部材は、内側に上記ピストンロッドが挿通されるコイルばねと、上記コイルばねの軸方向の両端に固定される一対のホルダとを備える緩衝器において、
    上記ホルダの一方若しくは両方は、上記コイルばねの一端を支持する環状の支持台と、上記支持台の内周部分から起立して上記コイルばねが圧入固定される環状の固定部と、上記固定部から上記コイルばねの軸方向の中心に向けて延びて上記コイルばねの伸縮を許容する筒状のガイド部と、上記ガイド部の内周に設けられ上記ピストンロッドの外周面に摺接若しくは圧接される内周突起とを備えており、上記内周突起を支点に揺動可能とされる
    ことを特徴とする緩衝器。
  2. 上記ストッパ部材側の上記ホルダは、上記内周突起を備えており、上記内周突起は、上記ピストンロッドの外周面に圧接されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  3. 上記内周突起は、上記ガイド部における反支持台側部分に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の緩衝器。
  4. 上記ストッパ部材側の上記ホルダが上記内周突起を備える一方、上記伸切規制部材側の上記ホルダは、上記内周突起を備えておらず、上記ピストンロッドに対して軸方向に移動自在であるとともに、径方向に移動可能である
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の緩衝器。
  5. 上記伸切規制部材側の上記ホルダは、上記内周突起を備えており、上記内周突起は、上記ピストンロッドの外周面に摺接している
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の緩衝器。
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