JP6167880B2 - ヒータおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ヒータおよび画像形成装置に関する。
OA機器、家電用電気製品、精密製造設備などの電子機器類にヒータが装着されている。ヒータは、例えば、複写機やファクシミリなどの画像形成装置において用紙にトナーを定着する定着装置に用いられる。また、リライタブルカードリーダであれば印字消去などに用いられる。ヒータは、給電用電極、導体、抵抗発熱体が基板上に形成されていることで構成され、給電用電極から供給された電力により、抵抗発熱体が発熱する。
定着装置に用いられるヒータは、一般的に、銀およびパラジウム、または、酸化ルテニウムおよびガラスを主成分として、抵抗温度係数[ppm/℃]が0あるいはプラスとなるPTC(Positive Temperature Coefficient)特性の抵抗発熱体が使用されている。
ヒータは、定着装置で加熱できる媒体の最大のサイズ(媒体のヒータの長手方向と平行の長さ)に合わせた有効長、すなわち最大のサイズと同じ、または長く設定される。従って、最大のサイズの媒体よりも小さい媒体を加熱する場合、PTC特性のヒータでは、ヒータのうち、非通紙の領域の温度が上昇する。そこで、非通紙の領域の温度上昇を抑制する目的で、抵抗温度係数[ppm/℃]がマイナスとなるNTC(Negative Temperature Coefficient)特性の抵抗発熱体を使用することも考えられる。
特開平2−65086号公報 特開平7−94260号公報 特開2009−244867号公報
本発明は、抵抗発熱体がNTC特性となるヒータおよび画像形成装置を提供することを目的とする。
実施形態のヒータは、基板と;導体と;抵抗発熱体と;オーバーコート層と;を具備する。導体は、基板上に形成されている。抵抗発熱体は、導体と電気的に接続され、基板上に形成されている。オーバーコート層は、導体と抵抗発熱体とを基板上で覆っている。抵抗発熱体は、酸化ルテニウムと、ガラスと、酸化チタン、酸化マンガンおよび酸化鉄を含む混合物と、銀とを含有する。銀は、1重量%以上8重量%以下含有される。
本発明によれば、抵抗発熱体がNTC特性となるヒータおよび画像形成装置を提供することができる。
図1は、実施形態のヒータを示す平面図である。 図2は、銀と抵抗温度係数との関係を示す説明図である。 図3は、実施形態のヒータの変形例を示す平面図である。 図4は、ヒータの使用例である定着装置を示す説明図である。 図5は、ヒータの使用例である画像形成装置を示す説明図である。
以下で説明する実施形態に係るヒータ1A,1Bは、基板2と、導体3,8と、抵抗発熱体4,9と、オーバーコート層7とを具備する。導体3,8は、基板2上に形成されている。抵抗発熱体4,9は、導体3,8と電気的に接続され、基板2上に形成されている。オーバーコート層7は、抵抗発熱体4,9と導体3,8を基板2上で覆っている。抵抗発熱体4,9は、酸化ルテニウムと、ガラスと、酸化チタン、酸化マンガンおよび酸化鉄を含む混合物と、銀とを含有する。銀は、1重量%以上8重量%以下含有される。
また、以下に説明する実施形態に係るヒータ1A,1Bで、導体3は、銀を主成分とする。
また、以下に説明する実施形態に係る画像形成装置では、通過する媒体を加熱するヒータ1と、媒体を加熱時に加圧する加圧ローラ203と、を具備し、加圧ローラ203により媒体を加熱および加圧することで、媒体に付着したトナー像を定着させる。
〔実施形態〕
図1、図2を参照して、実施形態を説明する。図1は、実施形態のヒータを示す平面図である。図2は、銀と抵抗温度係数との関係を示す説明図である。図2における銀比率[重量%]は、抵抗発熱体を100重量%とした場合の銀の比率である。
本実施形態のヒータ1Aは、電子機器類に搭載され、主に通過する紙などの媒体を加熱するものである。ヒータ1Aは、図1に示すように、基板2と、導体3と、抵抗発熱体4と、一対の給電用電極5,6と、オーバーコート層7とを含んで構成されている。
基板2は、耐熱性および絶縁性を有し、本実施形態では、矩形状に形成されている。基板2は、例えば、アルミナ等のセラミック、耐熱複合材料などからなる平板である。基板2は、ヒータ1Aを装着できるスペースに応じた厚さを有しており、例えば、0.5mm〜1.0mm程度である。なお、基板2の形状は、短手方向および短手方向と交差する長手方向とを有していればこれに限定されるものではなく、外周において凹部、凸部、欠けなどが形成されていてもよい。
導体3は、抵抗発熱体4に電力を供給するものであり、基板2上に形成されている。本実施形態における導体3は、ヒータ1A(基板2)の長手方向(以下、単に「長手方向」と称する)において、抵抗発熱体4と電気的に接続されている。導体3に含まれる導体31および導体32と、導体33とは、長手方向において離間して形成され、その間に抵抗発熱体41,42がそれぞれ配置されている。導体31は、抵抗発熱体41の長手方向に沿って形成されており、一方の端部が給電用電極5と、他方の端部が抵抗発熱体41の一方の端部と電気的に接続されている。導体32は、抵抗発熱体42の長手方向に沿って形成されており、一方の端部が給電用電極6と、他方の端部が抵抗発熱体42の一方の端部と電気的に接続されている。導体33は、抵抗発熱体41,42の他方の端部とそれぞれ電気的に接続されている。つまり、導体3は、抵抗発熱体4の長手方向に沿って電気的に接続されている。
本実施形態における導体3は、銀(Ag)を主成分とする。ここで、主成分とは、導体3を構成する物質のうち、支配的な重量%を占める物質をいう。従って、導体3は、銀と添加物との合計がほぼ100重量%となる。導体3は、添加物が含有されることで、抵抗発熱体4に対する銀の拡散を抑制することができる。
導体3は、上記物質を含有する抵抗発熱体4に比べて抵抗値が十分低い導体ペーストであり、基板2上に塗布し、焼成することで形成されている。ここで、「塗布」とは、導体ペーストを基板2上に塗りつけることができれば、どのような手段でもよく、スクリーン印刷を含むものである。
抵抗発熱体4は、導体3と電気的に接続されており、電気を流すことで発熱するものであり、基板2上に形成されている。本実施形態で、抵抗発熱体4は、長手方向に沿って形成されている。抵抗発熱体4に含まれる抵抗発熱体41と、抵抗発熱体42とは、短手方向において離間して形成されている。抵抗発熱体41,42は、ヒータ1Aの短手方向(以下、単に「短手方向」と称する)における長さが一定となるように、長手方向に沿った帯状にそれぞれ形成されている。
本実施形態における抵抗発熱体4は、酸化ルテニウム(RuO4)と、ガラスと、酸化チタン(TiO2)、酸化マンガン(MnO2)および酸化鉄(FeO,Fe2O3,Fe3O4)を含む混合物と、銀(Ag)とを含有する。抵抗発熱体4は、上記物質を含有する抵抗発熱体ペーストであり、基板2上に塗布することで形成されている。抵抗発熱体4は、酸化ルテニウムと、ガラスと、混合物と、銀とで、ほぼ100重量%を占める。抵抗発熱体4は、軟化点の高い(例えば、600℃〜800℃程度)ガラスを含有する。抵抗発熱体4は、全体を100重量%とした場合に、図2に示すように、銀が1重量%〜8重量%以下であり、ガラスが混合物の約2倍、酸化ルテニウムがガラスの約2.5倍である。ここで、銀が1重量%〜8重量%以下であるのは、抵抗温度係数を−800ppm/℃以下、好ましくは−800ppm/℃〜−1050ppm/℃の範囲とするためである。抵抗温度係数が−800ppm/℃を超えると、後述する非通紙の領域の温度上昇を抑制する効果が低くなる。従って、銀が1重量%〜8重量%以下であることで、非通紙の領域の温度上昇を抑制する効果を高めることができる。
ここで、導体3の銀成分は、酸化ルテニウムを含有する抵抗発熱体4中に拡散しやすい。銀を含有しない抵抗発熱体4においては、銀が混入すると、銀が拡散された領域と拡散されなかった領域とで、ヒータ抵抗値や抵抗温度係数のばらつきが発生する。従って、拡散により抵抗発熱体に混入する銀の量(0.5重量%未満)よりも多い重量比率で、銀を予め抵抗発熱体4に含有させておくことで、ヒータ抵抗値や抵抗温度係数のばらつきを抑制することができる。これにより、所望するヒータ抵抗値や抵抗温度係数の抵抗発熱体4を基板2上に形成することができる。
一対の給電用電極5,6は、導体3にそれぞれ電気的に接続されるものであり、基板2上に形成されている。一対の給電用電極5,6は、図1に示すように、長手方向において基板2の端部に形成されている。一対の給電用電極5,6は、導体31,32とそれぞれ電気的に接続され、導体31,32と通電される。なお、図1において、一対の給電用電極5,6は、基板2の一方の端部に形成されているが、両端部にそれぞれ形成されていてもよいし、他方の端部に形成されていてもよい。また、一対の給電用電極5,6は、通常、導体31,32とそれぞれ一体的に基板2上に形成されているが、一対の給電用電極5,6と、導体31,32とがそれぞれ分離して形成されてもよい。また、一対の給電用電極5,6は、基板2のうち、導体31,32が形成された表面に形成されているが、導体31,32が形成された面とは反対側の面に形成されていてもよい。この場合、一対の給電用電極5,6は、基板2に形成されたスルーホールを介して、導体31,32とそれぞれ電気的に接続される。
オーバーコート層7は、保護層であり、基板2上に形成された導体3および抵抗発熱体4を覆っているものであり、本実施形態では帯状に形成されている。オーバーコート層7は、導体3および抵抗発熱体4を覆っていることで、導体3および抵抗発熱体4が直接大気に露出することを防止し、外部からの干渉(例えば、機械的、化学的、電気的な干渉)によって導体3および抵抗発熱体4が損傷・破損することを抑制するものである。オーバーコート層7は、熱伝導率が基板2よりも高く形成されており、例えば、2[W/(m・K)]以上となるアルミナ等の熱伝導性の優れた無機酸化物フィラーを25〜35重量%加えたガラス層である。
次に、ヒータ1Aの動作について説明する。ヒータ1Aには、一対の給電用電極5,6を介して外部から電力が供給される。ヒータ1Aは、電力が供給されることで、導体3が通電され、導体31,33間の抵抗発熱体41および導体32,33間の抵抗発熱体42が長手方向にそれぞれ通電される。これにより、抵抗発熱体41,42がそれぞれ発熱し、ヒータ1Aが長手方向におけるほぼ全域で発熱することになる。
以上のように、本実施形態に係るヒータ1Aでは、酸化ルテニウムを含有した抵抗発熱体4がNTC特性を有している。NTC特性を有している抵抗発熱体としては、グラファイトを含有したものがある。グラファイトを含有した抵抗発熱体に含有されるガラスや、オーバーコート層を構成するガラスは、軟化点が低いものが使用されている。また、グラファイトは、軟化したガラスに対する反応活性が高く、反応により二酸化炭素(CO2)が発生する。つまり、例えば、塗布により形成した抵抗発熱体を焼成する際に二酸化炭素が発生してしまい、基板上よりグラファイトが焼失する。よって、ヒータの抵抗発熱体としてグラファイトを含有した材料は好ましくない。一方、酸化ルテニウムは、高温時における軟化したガラスに対する反応活性が低い。酸化ルテニウムを含有した抵抗発熱体4は、グラファイトを含有した抵抗発熱体と比較して、軟化点の高い(例えば、600℃〜800℃程度)ガラスを使用することができる。従って、ヒータ1Aでは、ガラスに対する反応活性が低い酸化ルテニウム、軟化点の高いガラスを使用することができる。つまり、例えば、塗布により形成した抵抗発熱体を焼成する際に二酸化炭素が発生することなく、抵抗発熱体としてグラファイトを用いるときのように基板上より抵抗発熱体が焼失することはない。よって、酸化ルテニウムは、ヒータの抵抗発熱体として好ましい。
なお、上記実施形態では、導体3が長手方向において抵抗発熱体4と電気的に接続するが、これに限定されるものではない。図3は、実施形態のヒータの変形例を示す平面図である。ヒータ1Bは、同図に示すように、導体8と抵抗発熱体9との電気的な接続方向が長手方向でなくてもよい。ヒータ1Bの導体8および抵抗発熱体9は、ヒータ1Aの導体3および抵抗発熱体4と、それぞれ形状のみが異なり、構成する材料、重量%等は同一である。
導体8は、短手方向において、抵抗発熱体9と対向する部分に配置され、抵抗発熱体9と電気的に接続されている。導体8に含まれる導体84,86,88と、導体82,85,87とは、短手方向において離間して形成され、その間に抵抗発熱体91〜95がそれぞれ配置されている。導体81は、抵抗発熱体9の長手方向に沿って形成されており、一方の端部が給電用電極5と、他方の端部が導体83を介して導体84と電気的に接続されている。導体82は、一方の端部が給電用電極6と、他方の端部が抵抗発熱体95の一方の端部と電気的に接続されている。導体84は、導体83と、抵抗発熱体91の一方の端部と電気的に接続されている。導体85は、抵抗発熱体91の他方の端部と、抵抗発熱体92の一方の端部と電気的に接続されている。導体86は、抵抗発熱体92の他方の端部と、抵抗発熱体93の一方の端部と電気的に接続されている。導体87は、抵抗発熱体93の他方の端部と、抵抗発熱体94の一方の端部と電気的に接続されている。導体88は、抵抗発熱体94の他方の端部と、抵抗発熱体95の他方の端部と電気的に接続されている。なお、導体81,83,84は、通常、一体的に基板2上に形成されているが、導体81,83,84がそれぞれ分離して形成されてもよい。
抵抗発熱体9は、全体として長手方向に沿って形成されている。抵抗発熱体9に含まれる抵抗発熱体91〜95は、長手方向において離間して形成、すなわち長手方向に沿って配置されている。抵抗発熱体91〜95は、短手方向における長さが一定となるように、長手方向に長い矩形状にそれぞれ形成されている。
次に、ヒータ1Bの動作について説明する。ヒータ1Bには、一対の給電用電極5,6を介して外部から電力が供給される。ヒータ1Bは、電力が供給されることで、導体8が通電され、導体84,85間の抵抗発熱体91、導体85,86間の抵抗発熱体92、導体86,87間の抵抗発熱体93、導体87,88間の抵抗発熱体94および導体88,82間の抵抗発熱体95が短手方向にそれぞれ通電される。これにより、抵抗発熱体91〜95がそれぞれ発熱し、ヒータ1Bが長手方向におけるほぼ全域で発熱することになる。
次に、ヒータを備えた定着装置の一実施形態について説明する。図4は、ヒータの使用例である定着装置を示す説明図である。同図に示すように、定着装置200は、上述した実施形態およびその変形例にかかるヒータ1A,1B(以下、単に「ヒータ1」と称する)のいずれも使用することができる。定着装置200では、支持体202の回りに円筒状に巻き回された定着フィルムベルト201の底部にヒータ1が設置される。定着フィルムベルト201は、例えばポリイミド等の耐熱性の樹脂材料から形成されている。ヒータ1および定着フィルムベルト201に対向する位置には、加圧ローラ203が配設されている。加圧ローラ203は、表面に耐熱性の弾性材料、例えばシリコーン樹脂層204を有し、定着フィルムベルト201を圧接した状態で、回転軸205を中心に矢印A方向に回転することができる。
トナー定着工程においては、定着フィルムベルト201とシリコーン樹脂層204との接触面において、媒体である複写用紙P上に付着したトナー像T1が定着フィルムベルト201を介してヒータ1により加熱溶融される。その結果、少なくともトナー像T1の表面部は融点を超え、軟化して溶融する。その後、加圧ローラ203の用紙排出側では複写用紙Pがヒータ1から離間するとともに、定着フィルムベルト201からも離間し、トナー像T2は自然に放熱して再び固化することで、トナー像T2が複写用紙Pに定着する。
次に、ヒータを備えた画像形成装置の一実施形態について説明する。図5は、ヒータの使用例である画像形成装置を示す説明図である。定着装置200を含む各構成要素は、複写機100の筐体101内に収められている。筐体101の上部には、ガラス等の透明部材からなる原稿載置台が備え付けられており、画像情報を読み取る対象となる原稿P1を矢印Y方向に往復動作させてスキャンする構成となっている。また、複写機100を構成する各機器の制御は、制御装置120により行われる。
筐体101内の上部には光照射用ランプと反射鏡とからなる照明装置102が設けられており、この照明装置102から照射された光が原稿P1の表面で反射し、短焦点小径結像素子アレイ103によって感光ドラム104上にスリット露光される。なお、この感光ドラム104は矢印Z方向に回転可能に設置されている。感光ドラム104は、例えば酸化亜鉛感光層または有機半導体感光層で被覆されている。
また、筐体101内に配設された感光ドラム104の近傍には、帯電器105が設けられており、感光ドラム104が帯電器105により略一様に帯電される。帯電した感光ドラム104には、短焦点小径結像素子アレイ103によって画像露光が行われた静電画像が形成されている。この静電画像は、現像器106による加熱で軟化溶融する樹脂等からなるトナーを用いて顕像化され、トナー像となる。
カセット107内に収納されている複写用紙Pは、給送ローラ108と感光ドラム104上のトナー像と同期をとって上下方向に圧接して回転される一対の搬送ローラ109によって、感光ドラム104上に送り込まれる。そして、転写放電器110によって感光ドラム104上に形成されているトナー像が複写用紙P上に転写される。
その後、感光ドラム104上から下流側に送られた複写用紙Pは、搬送ガイド111によって定着装置200に導かれて加熱定着処理(上記トナー定着工程)された後、トレイ112に排出される。なお、トナー像が転写された後、感光ドラム104上の残留トナーはクリーナ113を用いて除去される。
定着装置200は、複写用紙Pの移動方向と直交する方向に、抵抗発熱体4,9を備えたヒータ1が、加圧ローラ203の外周に取り付けられたシリコーン樹脂層204に加圧された状態で設けられている。ここで、ヒータ1の長手方向の長さは、複写機100が複写できる最大のサイズ(媒体のヒータ1の長手方向と平行の長さ)に合わせた有効長、すなわち最大のサイズと同じ、あるいは長く設定される。
そして、ヒータ1と加圧ローラ203との間を送られる複写用紙P上の未定着トナー像は、抵抗発熱体4,9の発熱を利用して溶融され、複写用紙P面上に文字、英数字、記号、図面等の複写像を現出させることができる。
また、ヒータ1を用いる複写機100等の画像形成装置としては、使用頻度の高い媒体のサイズが最大のサイズでない場合が多い。この場合、使用頻度の高い媒体を連続で通紙すると、ヒータ1のうち、非通紙の領域の温度が上昇することとなるが、抵抗温度係数が−800ppm/℃以下のNTC特性の抵抗発熱体4,9を使用しているので、非通紙の領域の温度上昇を抑制することができる。これにより、ヒータ1の温度が停止温度以上となることを抑制することができ、画像形成装置の動作停止頻度を低減することができる。
なお、ヒータ1を複写機100等の画像形成装置の定着用に使用した例を使って説明したが、これに限らず、家庭用の電気製品、業務用や実験用の精密機器や化学反応用の機器等に装着して加熱や保温の熱源としても使用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1A,1B ヒータ
2 基板
3,8 導体
4,9 抵抗発熱体
5,6 給電用電極
7 オーバーコート層
100 複写機(画像形成装置)
120 制御装置
200 定着装置

Claims (3)

  1. 基板と;
    前記基板上に形成された導体と;
    前記導体と電気的に接続され、前記基板上に形成された抵抗発熱体と;
    前記導体と前記抵抗発熱体を前記基板上で覆ったオーバーコート層と;
    を具備し、
    前記抵抗発熱体は、酸化ルテニウムと、ガラスと、酸化チタン、酸化マンガンおよび酸化鉄を含む混合物と、銀とを含有し、
    前記銀は、1重量%以上8重量%以下含有されるヒータ。
  2. 前記導体は、銀を主成分とする請求項1に記載のヒータ。
  3. 通過する媒体を加熱する請求項1または2に記載のヒータと;
    前記媒体を加熱時に加圧する加圧ローラと;
    を具備し、
    前記媒体を前記加圧ローラにより前記加熱および前記加圧することで、前記媒体に付着したトナー像を定着させる画像形成装置。
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