JP2007232819A - 定着ヒータ、加熱装置、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着ヒータの全長より小さいサイズを通紙する場合、通紙部のみを定着に必要な温度になるよう均一に発熱させ、通紙部以外の部分での異常発熱は防ぎながらも、グリースによるローラの潤滑性を阻害させないようにする。
【解決手段】耐熱・絶縁性の材料で形成された絶縁基板11上に、比抵抗の大きい発熱抵抗体12,13の両端に、発熱抵抗体11,12の比抵抗より小さく発熱抵抗体121,122と131,132を直列接続して形成する。直列接続された121,12,122と直列接続された131,13,132に対し電極14,15から電力を供給する。これにより、各発熱抵抗体は発熱を始めるが、通紙部以外の発熱抵抗体121,122,131,132の比抵抗を発熱抵抗体12,13の比抵抗より小さくしたことで、発熱抵抗体121,122,131,132の異常昇温を防止することができる。
【選択図】図1
【解決手段】耐熱・絶縁性の材料で形成された絶縁基板11上に、比抵抗の大きい発熱抵抗体12,13の両端に、発熱抵抗体11,12の比抵抗より小さく発熱抵抗体121,122と131,132を直列接続して形成する。直列接続された121,12,122と直列接続された131,13,132に対し電極14,15から電力を供給する。これにより、各発熱抵抗体は発熱を始めるが、通紙部以外の発熱抵抗体121,122,131,132の比抵抗を発熱抵抗体12,13の比抵抗より小さくしたことで、発熱抵抗体121,122,131,132の異常昇温を防止することができる。
【選択図】図1
Description
この発明は、情報機器、家電製品や製造設備等の小型機器類に装着されて用いられる薄型の定着ヒータおよびこの定着ヒータを実装したプリンタ、複写機、ファクシミリおよびリライタブルペーパ等の加熱装置ならびにこの加熱装置を用いた画像処理装置に関する。
従来の定着ヒータは、全長に対して、通紙できる最大の長さの用紙と、それより小さいサイズの用紙を通紙する場合を考え、長さが異なる発熱体を形成し、通紙サイズにより通電を切り替え動作させていた。しかし、最大サイズの用紙を通紙すると発熱体全域の温度が下がり、小さいサイズの用紙を通紙させると非通紙以外の端部が温度上昇してしまい、温度制御が難しく、定着効率も低下するという問題や、他の周辺部品へのダメージを与える等の不具合がある。
その対策として、絶縁基板の幅方向の上流と下流側で幅の異なる発熱抵抗体を配置するものがある。(例えば、特許文献1)
特開2001−194936公報
上記した特許文献1の技術は、絶縁基板の幅方向の上流と下流側で幅の異なる発熱抵抗体を配置した場合でも、使用する用紙サイズに対する温度制御が難しく、定着効率が低下するという問題があった。
この発明の目的は、通紙部以外の発熱抵抗体の異常発熱の発生を防止した定着ヒータ、この定着ヒータを用いた加熱装置、この加熱装置を用いた画像形成装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、この発明の定着ヒータは、耐熱・絶縁性材料で形成される長尺平板状の基板と、前記基板の一面に形成された発熱抵抗体と、前記発熱抵抗体に電力を供給するために形成された給電用電極部と、前記発熱抵抗体を覆うように配置されたオーバーコート層と、を具備し、前記発熱抵抗体は、長手方向に中央に位置して形成された第1の比抵抗の値を有する第1の発熱抵抗体と該第1の発熱抵抗体の両端に接続した前記第1の比抵抗より小さい第2の比抵抗の値を有する第2の発熱抵抗体が直列接続されたものであることを特徴とする。
また、耐熱・絶縁性材料で形成される長尺平板状の基板と、前記基板の一面に形成された発熱抵抗体と、前記発熱抵抗体に電力を供給するために形成された給電用電極部と、前記発熱抵抗体を覆うように配置されたオーバーコート層と、を具備し、前記発熱抵抗体は、長手方向に中央に位置して形成された高い抵抗温度係数の第1の発熱抵抗体と、該第1の発熱抵抗体の両端に接続し、第1の発熱抵抗体より低い抵抗温度係数の第2の発熱抵抗体とを直列接続したものであることを特徴とする。
この発明によれば、通紙部以外の部分での異常発熱を防ぎながら発熱させることで、定着効率の向上させることが可能となる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図3は、この発明の定着ヒータに関する第1の実施形態について説明するためのもので、図1は構成図、図2は図1のa−a’断面図、図3は図1のb−b’断面図である。
図1において、11は、例えばアルミナ(Al2O3)や窒化アルミニウム(AlN)、窒化珪素(Si3N4)等の電気絶縁性を有する高剛性のセラミック等の基材で作成された高い熱伝導性の短冊状絶縁基板である。
12,13は、絶縁基板11の表面側の長手方向に沿って平行に形成された銀(Ag)・パラジウム(Pd)をはじめとする銀系材料や、ルテニウム系、炭素系等の抵抗体ペーストを高温で焼成し、所定の抵抗値を有する厚膜からなる帯状の発熱抵抗体である。発熱抵抗体12の長手方向の両端にはそれぞれ発熱抵抗体12より比抵抗の小さい材料の発熱抵抗体121,122の一端に一部を重層させて形成する。また、発熱抵抗体13の長手方向の両端にはそれぞれ発熱抵抗体13より比抵抗の小さい材料の発熱抵抗体131,132の一端に一部を重層させて形成する。
14,15は、絶縁基板11上の長手方向の他端にそれぞれ形成された銀系の導体ペーストを焼成した良導電体膜の給電用の電極であり、16は電極14と発熱抵抗体121の一端に一部を重層した銀系の導体ペーストを焼成して形成した接続導体、17は電極15と発熱抵抗体131一端に一部を重層した銀系の導体ペーストを焼成して形成した接続導体、18は発熱抵抗体122,132のそれぞれ他端に一部を重層するとともに、絶縁基板11の長手方向の他端まで独立させて伸ばした状態で一体的に銀系の導体ペーストを焼成して形成した接続導体である。
19は、発熱抵抗体12,121,122,13,131,132それに接続導体16〜18を覆い、電気的、機械的、化学的な保護を行うため、厚膜印刷方法を用いてガラスペーストを塗布、焼成して形成されるオーバーコート層である。
以上により、定着ヒータ100が構成される。
なお、図中破線枠で示す200は、定着ヒータ100の発生した熱で加熱される幅wを有する加圧ローラを示し、この加圧ローラ200の幅wは、例えばA4サイズの用紙の定着に必要なサイズとなっている。また、xは例えば葉書サイズの用紙が通紙される通紙範囲を、yは発熱抵抗体12,121,122および13,131,132が発熱する発熱範囲をそれぞれ示している。
上記構成の定着ヒータ100は、通紙範囲xを通紙する葉書サイズ用のものでありながら、加圧ローラ200の幅wは、A4サイズの定着も可能なものとなっている。従って、通紙範囲xをA4サイズの定着ヒータ100に変更することで、A4サイズの定着に対応することが可能となる。
ところで、図1の定着ヒータ100の通紙範囲xでは、葉書サイズに対応するものであるにも拘わらず、加圧ローラ200はA4サイズにも対応可能なものとなっている。通紙範囲x部分のみにヒータが形成されたとすると、図示しない定着用フィルムをスムーズに走行させるために定着ヒータ100と定着用フィルム間に介在されるグリースは、加熱される部分と加熱されない部分が生じ、場所によってグリースの粘性が異なり、定着用フィルムの走行が阻害されることが考えられる。
そこで、定着ヒータ100では、加圧ローラ200に合わせて通紙範囲xに対応する部分以外でも発熱抵抗体121,122,131,132が形成されている。ただし、発熱抵抗体121,122の比抵抗は、発熱抵抗体12の比抵抗に対して1/10〜1/4程度の値とし、同様に発熱抵抗体131,132の比抵抗は、発熱抵抗体13の比抵抗に対して1/10〜1/4程度の値とする。
発熱抵抗体12,13は、用紙を通紙させることにより温度奪われ上昇を抑えられるが、発熱抵抗体121,122,131,132の部分は比抵抗が小さい値になっている。仮に、通紙部以外の比抵抗が1/10以下の場合、通紙部以外の箇所でのグリースによるローラの潤滑性が十分でない場合があり、また、1/4以上であると、通紙部以外での発熱が大きくなり加圧ローラに過度な熱が加わり加圧ローラの熱劣化や回転を阻害しまう可能性がある。従って、発熱抵抗体12,13の比抵抗に対して発熱抵抗体121,122,131,132をそれぞれ1/10〜1/4程度の値とすると、通紙部以外における異常な発熱を防止することができる。
この実施形態では、小さいサイズの用紙を通紙時に、通紙部のみを定着に必要な温度になるよう均一な熱の発生を実現させ、小さいサイズの用紙の通紙部以外の部分での異常発熱を防ぎながら、グリースによるローラの潤滑性が阻害されずに、定着効率の向上を図ることができる。
次の図4、図5を参照し、この発明の定着ヒータの第2の実施形態について説明するもので、図4は構成図、図5は図4のc−c’断面図を示す。上記第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付し、ここでは異なる部分について説明する。
この実施形態は、発熱抵抗体121,122を発熱抵抗体12から離れるに従い、漸次幅を広くした発熱抵抗体1211,1221とし、発熱抵抗体131,132を発熱抵抗体13から離れるに従い、漸次幅を広くした発熱抵抗体1311,1321としたものである。
この場合、第1の実施形態の効果に加え、発熱抵抗体12,13から漸次離れるに従い温度が低くなる関係の発熱分布で発熱抵抗体121,122,131,132が形成されていることから、電極14,15や接続導体18に対する発熱の影響を抑えることができる。
次に図6、図7を参照し、この発明の定着ヒータの第3の実施形態について説明するための、図6は構成図、図7は図6のd−d’断面図であり、上記この発明の定着ヒータの第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
この実施形態は、発熱抵抗体12,13上に熱伝導率が高いオーバーコート層191を形成し、発熱抵抗体121,131上と発熱抵抗体122,132上にはそれぞれオーバーコート層191より熱伝導率が低いオーバーコート層192,193を形成したものである。
この場合、発熱抵抗体12,13上のオーバーコート層191の熱伝導率をより高い材料で形成可能なことから、定着に必要な発熱の立ち上がりを速くすることができる。
図8、図9を参照し、この発明の定着ヒータの第4の実施形態について説明するための、図8は構成図、図9は図8のe−e’断面図であり、上記この発明の定着ヒータの第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
すなわち、オーバーコート層を上流側と下流側に分け、上流側に配置する発熱抵抗体12上のオーバーコート層1911を、下流側に配置する発熱抵抗体13上のオーバーコート層1912より熱伝導率を高くした。これにより、用紙が初めに接触する上流側の熱伝導率を高くすることができる。なお、オーバーコート層191〜193の厚みが40〜90μmである場合、例えば上流側のオーバーコート層1911の熱伝導率を、下流側のオーバーコート層1912の熱伝導率に対し2倍程度とした。
この実施形態では、特に、上流側と下流側との温度の均一化を図り、通紙部以外の部分での異常発熱は防ぐことができる。
図10〜図12は、この発明の定着ヒータの第5の実施形態について説明するための、図10は構成図、図11は図10のf−f’断面図、図12は図10のg−g’断面図である。
この実施形態は、図6、図7で説明したこの発明の定着ヒータの第3の実施形態の通紙部xに位置する発熱抵抗体12上のオーバーコート層1911の熱伝導率を、発熱抵抗体13上のオーバーコート層1912の熱伝導率より例えば2倍程度高くしたものである。
このように、上流側と下流側の発熱抵抗体とオーバーコート層に発熱差を持たせたことで、通紙時の温度の均一化を図ることができる。また、熱伝導率の高いオーバーコート層1911は通紙部のみで、それ以外はオーバーコート層1911より熱伝導率の低いオーバーコート層192,193であることから、通紙部以外の部分での発熱抵抗体の異常な温度上昇を防ぐことができる。
図13〜図15は、この発明の定着ヒータの第6の実施形態について説明するための、図13は構成図、図14は図13のh−h’断面図、図15は図13のi−i’断面図であり、上記この発明の定着ヒータの第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
この実施形態では、通紙部xに位置する下流側の発熱抵抗体13の断面積を、上流側の発熱抵抗体1213の断面積に対し狭くすることで発熱抵抗体1213の発熱量を高くしている。発熱量の差は、5〜30%程度とする。これにより、上流側の発熱量を高くすることで、用紙が通紙されることにより下流側に対し温度が低下しがちな上流側との温度の均一化を図ることができる。
図16〜図18は、この発明の定着ヒータの第7の実施形態について説明するための、図16は構成図を、図17は図16のj−j’断面図、図18は図16のk−k’断面図であり、この実施形態は、下流側の発熱抵抗体13の発熱量に対し、上流側の発熱抵抗体1216の発熱量を高くした点は第6の実施形態と同じである。
上記した第6の実施形態は、上流側の発熱抵抗体1216が下流側の発熱抵抗体13に対し、同じ比抵抗値を持つ材料と同じ幅で高さだけを変更して、上流側の発熱量を高くしたものである。これに対してこの実施形態は、発熱抵抗体1216,13の高さは同じにし、幅を変更し下流側の発熱抵抗体13の発熱量に対し、上流側の発熱抵抗体1216の発熱量を5〜30%程度高くしたものである。
この実施形態の場合でも上流側の発熱量を高くすることで、用紙が通紙されることにより下流側に対し温度が低下しがちな上流側との温度の均一化を図ることができる。
図19は、この発明の定着ヒータの第8の実施形態について説明するための構成図である。なお、定着ヒータの第1の各実施形態と同一部分には同一の符号を付しここでは異なる部分を中心に説明する。
この実施形態は、複数サイズの用紙を通紙可能するものにおいて、小さい紙を通紙するときに、通紙部となるヒータの発熱体中央部は紙によって熱が奪われ温度が下がるが、非通紙部となる発熱体両端部上の温度は中央部に比べて昇温してしまうことを防止するものである。
すなわち、1219,1319は、絶縁基板11の表面側の長手方向に沿って平行に形成された銀(Ag)・パラジウム(Pd)をはじめとする銀系材料や、ルテニウム系、炭素系等の抵抗体ペーストを高温で焼成し、所定の抵抗値を有する厚膜からなる帯状の発熱抵抗体である。発熱抵抗体1219,1319のそれぞれの一端は、絶縁基板11の長手方向の他端まで独立させて伸ばし、一部を重層した状態で一体的に銀系の導体ペーストを焼成して形成した接続導体18と接続する。発熱抵抗体1219の他端は、一部を重層した状態の銀系の導体ペーストを焼成して一体形成された接続導体16と電極14に接続する。発熱抵抗体1319の他端は、一部を重層した状態の銀系の導体ペーストを焼成して一体形成した接続導体17と電極15に接続する。
1919は、発熱抵抗体1219,1319それに接続導体18を覆い、電気的、機械的、化学的な保護を行うため、厚膜印刷方法を用いてガラスペーストを塗布、焼成して形成されるオーバーコート層である。オーバーコート層1919の一部は、接続導体16,17に掛っている。
1920は、接続導体16,17を覆い、電気的、機械的、化学的な保護を行うため、厚膜印刷方法を用いてガラスペーストを塗布、焼成して形成されるオーバーコート層である。オーバーコート層1920の熱伝導率はオーバーコート層1919の熱伝導率より高い材料で形成されている。
ところで、接続導体16,17は、基本的には温度が上がらないように抵抗値の低い材料で構成するが、非通紙部であるため、発熱体側から伝わってくる温度を逃がす場所がなく昇温してしまう。導体の断面積を大きくして単位長当たりの抵抗値を下げることが考えられるが、逆に熱容量が大きくなり、放熱せず一度温度が上がると下がりにくくなる。
そのため、この実施形態では、接続導体16,17を覆うオーバーコート層1920の熱伝導率が高いことから高い放熱効果が得られ、非通紙部での温度上昇を抑えることが可能となる。
なお、オーバーコート層1920の表面を凹凸形状にすることで、ガラス保護層表面積が大きくなり、放熱効率を高めることができる。より放熱効果を持たせるために、オーバーコート層1920にヒートシンク等の放熱部品を配置することも考えられる。
図20は、この発明の定着ヒータの第9の実施形態について説明するための構成図である。なお、これまで定着ヒータの第1の各実施形態と同一部分には同一の符号を付しここでは異なる部分を中心に説明する。この実施形態は、第8の実施形態と同様に、複数サイズの用紙を通紙可能するものにおいて、非通紙部となる発熱体両端部上の温度昇温を抑えることを防止するものである。
図20において、絶縁基板11の表面側の長手方向に沿って1条の発熱抵抗体201を形成し、発熱抵抗体201の両端に銀系で発熱抵抗体201に対し単位面積あたりの抵抗値が低い発熱抵抗体2011,2012、銀系の導体ペーストを焼成して形成した接続導体161,171をそれぞれ介して給電用の電極141,151に接続される。発熱抵抗体201,2011,2012は、電気的、機械的、化学的な保護を行うため、厚膜印刷方法を用いてガラスペーストを塗布、焼成して形成されるオーバーコート層19で覆われている。
発熱抵抗体201,2011,2012は、複数種の材料を用い抵抗温度係数を変えたものである。発熱抵抗体201の抵抗温度係数は、両端の発熱抵抗体2011,2012より高いもので形成することにより、中央部のみに非加熱体を通した場合に発生する端部昇温を抑えることができる。
発熱抵抗体201,2011,2012は、例えばAg/Pd系の材料を用いて形成した場合、発熱抵抗体201のAgリッチの配合を、発熱抵抗体2011,2012に比べてリッチとすることで、発熱抵抗体201の抵抗温度係数を高くすることが可能である。また、発熱抵抗体201の材料を例えばAg/Pd系とし、発熱抵抗体2011,2012の材料を例えばRuO2系とすることでも、発熱抵抗体201の抵抗温度係数を、発熱抵抗体2011,2012より高くすることができる。
このような構成にすることで、非通紙部の昇温を抑え、昇温にともなう不具合の発生を抑えることが可能となる。
なお、抵抗温度係数は、図21に示すように、発熱抵抗体201に相当する発熱抵抗体202,2011,2012の厚みを仮に同じとし、発熱抵抗体202の幅を発熱抵抗体2011,2012よりも狭くすることによっても、発熱抵抗体202の値を高くすることができる。また、図22に示すように、発熱抵抗体201に相当する並列構成の発熱抵抗体203の両端に発熱抵抗体2011,2012を直列接続することによっても発熱抵抗体203全体の値を高くすることが可能である。
図23は、図20の構成を並列に構成した変形例を示すものである。すなわち、接続導体16と接続導体18の一端との間に、発熱抵抗体201に相当する発熱抵抗体231の抵抗温度係数を、発熱抵抗体2011,2012に相当する発熱抵抗体2311,2312より高くものを接続する。同様に、接続導体17と接続導体18の他端との間に、発熱抵抗体201に相当する発熱抵抗体232の抵抗温度係数を、発熱抵抗体2011,2012に相当する発熱抵抗体2321,2322より高くものを接続する。
この変形例においても非通紙部の昇温を抑え、昇温にともなう不具合の発生を抑えることが可能となる。
図24は、この発明の定着ヒータの第10の実施形態について説明するための構成図である。この実施形態も第8の実施形態と同様に、複数サイズの用紙を通紙可能するものにおいて、非通紙部となる発熱抵抗体両端部上の温度昇温を抑えることを防止するものである。
この実施形態は、絶縁基板11の長手方向に図20の発熱抵抗体を並列に構成したものである。つまり、発熱抵抗体231,232は発熱抵抗体201に相当し、発熱抵抗体2311,2321は発熱抵抗体2011に、発熱抵抗体2012は発熱抵抗体2312,2322にそれぞれ相当する。発熱抵抗体2311,231,2312は直列接続され、発熱抵抗体2311は接続導体16を介して電極14に、発熱抵抗体2312は接続導体16’を介して電極14’に接続する。また、発熱抵抗体2321,232,2322は直列接続され、発熱抵抗体2321は接続導体17を介して電極15に、発熱抵抗体2322は接続導体17’を介して電極15’に接続する。直列接続された発熱抵抗体2311,231,2312と発熱抵抗体2321,231,2322の全体の長さは同じようなものとする。ただし、発熱抵抗体231,232の長さは通紙する用紙のサイズに合うものとする。
このような構成において、発熱抵抗体231,232は、その両端に接続された発熱抵抗体より抵抗温度係数が大きいものであることから、発熱抵抗体231,232の部分が通紙された場合でも発熱抵抗体2311,2312,2321,2322の温度上昇を抑えることが可能となる。特に、同じサイズの用紙が通過する場合に効果的である。
図25は、図24の実施形態の変形例を示す構成図である。この実施形態と図24の実施形態の異なる構成部分は、直列接続された発熱抵抗体2311,231,2312と発熱抵抗体2311,231,2312の全体の長さは同じとし、発熱抵抗体231の長さを発熱抵抗体232よりも長くしたところである。
この場合、用紙サイズが発熱抵抗体231の長さに対応するものと用紙サイズが発熱抵抗体232の長さに対応するものとに分けたことにより、幅の狭い用紙が通紙されるときに定着ヒータ100の通紙部以外の温度上昇を抑えることができる。
なお、発熱抵抗体2311,2312,2311,2312として温度が上昇すると抵抗値が下がる負の温度係数の特性を有する材料例えばグラファイトを用いると、通紙状態に応じて発熱抵抗体2311,2312,2311,2312の昇温対策により効果を発する。
上記した第9の実施形態を除いては、発熱抵抗体は絶縁基板11に2本としたがこれに限らず1本でも3本以上でも構わない。また、複数の発熱抵抗体に対しては直列接続でも並列接続でも構わない。
次に、図26を参照し、上記した定着ヒータを定着装置200に実装した場合の、この発明の加熱装置に関する一実施例について説明する。図中定着ヒータ100部分は、図1〜図3と同じであり、同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図26において、261は回転軸262で回転自在に回転される加圧ローラで、その表面に耐熱性弾性材料たとえばシリコーンゴム層263が嵌合してある。加圧ローラ261の回転軸262と対向して定着ヒータ100が並置して図示しない基台内に取り付けられている。
定着ヒータ100を含む基台の周囲には、ポリイミド樹脂等からなる耐熱性のシートからなるエンドレスのロール状の定着フィルム264が循環自在に巻装されており、発熱抵抗体12,13を介した絶縁基板11真上のオーバーコート層19の表面は、この定着フィルム264を介して加圧ローラ261のシリコーンゴム層263と弾接している。
定着装置200において、定着ヒータ100は電極14,15に接触したりん青銅板等のからなる弾性が付与された図示しないコネクタを通じて通電され、発熱した発熱抵抗体12,13のオーバーコート層19上に設けられた定着フィルム264面とシリコーンゴム層263との間で、トナー像T1がまず定着フィルム264を介して定着ヒータ100により加熱溶融され、少なくともその表面部は融点を大きく上回り完全に軟化溶融する。この後、加圧ローラ261の用紙排出側では複写用の用紙Pが定着ヒータ100から離れ、トナー像T2は自然放熱して再び冷却固化し、定着フィルム264も複写用紙Pから離反される。
このように、トナー像T1は一旦完全に軟化溶融された後、加圧ローラ261の用紙排出側で再び冷却するので、トナー像T2の凝縮力は非常に大きくなっている。
この定着装置200では、例えば図1に示すアルミナ絶縁基板11の長手方向に沿う上面および側面にオーバーコート層19が施された定着ヒータ100を取り付けているので耐機械的な衝撃性も向上する。また、定着ヒータ100を含む基台の周囲を巻装しているリング状の定着フィルム264が絶縁基板11の長手方向に沿う周縁表面部に摺接していっても定着フィルム264に傷を付けることを防止することができる。
次に、図27を参照して、この発明に係る定着ヒータ、この定着ヒータを用いた加熱装置を搭載した複写機を例としたこの発明の画像形成装置に関する一実施例について説明する。図中、加熱装置200の部分は、上記した説明と同じであり、同一部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図27において、301は複写機300の筐体、302は筐体301の上面に設けられたガラス等の透明部材からなる原稿載置台で、矢印Y方向に往復動して原稿Poを走査する。
筐体301内の上方向には光照射用のランプと反射鏡とからなる照明装置302が設けられており、この照明装置302により照射された原稿Poからの反射光源が短焦点小径結像素子アレイ303によって感光ドラム304上スリット露光される。なお、この感光ドラム304は矢印方向に回転する。
また、305は帯電器で、例えば酸化亜鉛感光層あるいは有機半導体感光層が被覆された感光ドラム304上に一様に帯電を行う。この帯電器305により帯電された感光ドラム304には、結像素子アレイ303によって画像露光が行われた静電画像が形成される。この静電画像は、現像器306による加熱で軟化溶融する樹脂等からなるトナーを用いて顕像化される。
カセット307内に収納されている複写用紙Pは、給送ローラ308と感光ドラム304上の画像と同期するタイミングをとって上下方向で圧接して回転される対の搬送ローラ309によって、感光ドラム304上に送り込まれる。そして、転写放電器310によって感光ドラム304上に形成されているトナー像は複写用紙P上に転写される。
この後、感光ドラム304上から離れた用紙Pは、搬送ガイド311によって加熱装置200に導かれ、加熱定着処理された後にトレイ312内に排出される。なお、トナー像を転写後、感光ドラム304上の残留トナーはクリーナ313によって除去される。
定着装置200は複写用紙Pの移動方向と直交する方向に、この複写機300が複写できる最大判用紙の幅(長さ)に合わせた有効長、すなわち最大判用紙の幅(長さ)より長い発熱抵抗体161〜166を延在させて定着ヒータ100の加圧ローラ261が設けられている。
そして、定着ヒータ100と加圧ローラ261との間を送られる用紙P上の未定着トナー像T1は、発熱抵抗体161〜166からの熱を受け溶融して複写用紙P面上に文字、英数字、記号、図面等の複写像を現出させる。
このような、複写機300は加熱装置200に記載した内容と同様の作用効果、すなわち、複写機等においては定着フィルム等の部品の早期劣化や複写用紙の損傷等の防止を図ることが可能となる。
なお、この発明は上記した実施例に限定されるものではない。例えば、オーバーコート材は相対するフィルムの材質やその他条件によって変える必要があるため特定はできないが、フィルムが樹脂の場合、オーバーコート層はガラス、フィルムが金属の場合オーバーコート層は樹脂を組み合わせるのが望ましい。この樹脂は一般的に摺動性に優れるとされる材料、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、およびポリフェニレンサルファイド、エラストマー系、ポリオレフィン系、フッ素等があり、基本的にはどれを使用しても良いが、耐熱性から弾性に富むPI(ポリイミド)、PAI(ポリアミドイミド)等のイミド系が好ましいが、硬度が低すぎると樹脂被膜の方が削れてしまうため、3H以上の硬度は必要である。
定着ヒータの用途としては、複写機等の画像形成装置の定着用に用いたが、これに限らず、家庭用の電気製品、業務用や実験用の精密機器や化学反応用の機器等に装着して加熱や保温の熱源としても使用可能である。
11 絶縁基板
12,13,121,122,131,132,1211,1221,1311,1321,1213,1216,1219,1319,201,2011,2012,203,204,231,2311,2312,232,2321,2322 発熱抵抗体
14,14’,15,15’,151 電極
16,16’,17,17’,18,171 接続導体
19,191,192,193,1911,1912,1919,1920 オーバーコート層
100 定着ヒータ
200 加熱装置
300 複写機
12,13,121,122,131,132,1211,1221,1311,1321,1213,1216,1219,1319,201,2011,2012,203,204,231,2311,2312,232,2321,2322 発熱抵抗体
14,14’,15,15’,151 電極
16,16’,17,17’,18,171 接続導体
19,191,192,193,1911,1912,1919,1920 オーバーコート層
100 定着ヒータ
200 加熱装置
300 複写機
Claims (14)
- 耐熱・絶縁性材料で形成される長尺平板状の基板と、
前記基板の一面に形成された発熱抵抗体と、
前記発熱抵抗体に電力を供給するために形成された給電用電極部と、
前記発熱抵抗体を覆うように配置されたオーバーコート層と、を具備し、
前記発熱抵抗体は、長手方向に中央に位置して形成された第1の比抵抗の値を有する第1の発熱抵抗体と該第1の発熱抵抗体の両端に接続した前記第1の比抵抗より小さい第2の比抵抗の値を有する第2の発熱抵抗体が直列接続されたものであることを特徴とする定着ヒータ。 - 前記第2の発熱抵抗体は、通紙部として使用される前記第1の発熱抵抗体から離れるにしたがい漸次比抵抗が小さくなる材料で形成したことを特徴とする請求項1記載の定着ヒータ。
- 前記第2の発熱抵抗体は、通紙部として使用される前記第1の発熱抵抗体から離れるにしたがい漸次比抵抗が小さくなるパターン幅に形成したことを特徴とする請求項1記載の定着ヒータ。
- 耐熱・絶縁性材料で形成される長尺平板状の基板と、
前記基板の一面の長手方向に沿って形成された発熱抵抗体と、
前記発熱抵抗体に電力を供給するために形成された給電用電極部と、
前記発熱抵抗体を覆うように配置されたオーバーコート層と、を具備し、
前記発熱抵抗体は、第1の発熱抵抗体および該第1の発熱抵抗体の両端に直列接続された第2の発熱抵抗体とからなり、前記オーバーコート層は、前記第1の発熱抵抗体を覆う熱伝導率の第1のオーバーコート層および前記第2の発熱抵抗体を覆う前記第1のオーバーコート層より低い第2の熱伝導率の第2のオーバーコート層とからなることを特徴とする定着ヒータ。 - 耐熱・絶縁性材料で形成される長尺平板状の基板と、
前記基板の一面の長手方向に中間に位置する第1の比抵抗の発熱抵抗体Aおよび該発熱抵抗体Aの両端に接続した前記第1の比抵抗より値の小さい第2の比抵抗の発熱抵抗体Bをそれぞれ直列接続して形成した第1の発熱抵抗体と、
前記第1の発熱抵抗体と並設し、前記基板の長手方向に中間に位置する第3の比抵抗の発熱抵抗体Aおよび該発熱抵抗体Aの両端に接続した前記第1の比抵抗より値の小さい第4の比抵抗の発熱抵抗体Bをそれぞれ直列接続して形成した第2の発熱抵抗体と、
それぞれの一端が共通接続された前記第1および第2の発熱抵抗体の他端に接続し、該第1および第2の発熱抵抗体に電力を供給するために形成された第1および第2の電極と、
少なくとも前記第1および第2の発熱抵抗体を覆うように配置されたオーバーコート層、とを具備し、
用紙が通紙される上流側の前記第1の発熱抵抗体の第1の比抵抗は、下流側の前記第2の発熱抵抗体の第3の比抵抗に比べて高い値であることを特徴とする定着ヒータ。 - 前記第1の発熱抵抗体の第1の比抵抗を、下流側の前記第2の発熱抵抗体の第3の比抵抗に比べて高くする手段としては、前記第1の発熱抵抗体の発熱抵抗体Aのパターンの膜厚を薄くするかあるいは幅を狭くし、前記第2の発熱抵抗体の発熱抵抗体Aの断面積より狭くして形成したものであることを特徴とする請求項5記載の定着ヒータ。
- 耐熱・絶縁性材料で形成される長尺平板状の基板と、
前記基板の一面の長手方向に中間に位置する第1の比抵抗の発熱抵抗体Aおよび該発熱抵抗体Aの両端に、前記第1の比抵抗より小さい値の第2の比抵抗の発熱抵抗体Bをそれぞれ直列接続して形成した第1の発熱抵抗体と、
前記第1の発熱抵抗体と並設され、前記基板の長手方向に中間に位置する第3の比抵抗の発熱抵抗体Aおよび該発熱抵抗体Aの両端に、前記第1の比抵抗より小さい値の第4の比抵抗の発熱抵抗体Bをそれぞれ直列接続して形成した第2の発熱抵抗体と、
それぞれの一端が共通接続された前記第1および第2の発熱抵抗体の他端に接続し、該第1および第2の発熱抵抗体に電力を供給するために形成された第1および第2の電極と、
少なくとも前記第1および第2の発熱抵抗体を覆うように配置されたオーバーコート層、とを具備し、
用紙が通紙される上流側の前記第1の発熱抵抗体を覆うオーバーコート層の熱伝導率は、前記第2の発熱抵抗体を覆うオーバーコート層の熱伝導率よりも高い材料で形成したことを特徴とする定着ヒータ。 - 耐熱・絶縁性材料で形成される長尺平板状の基板と、
前記基板の一面に形成された発熱抵抗体と、
前記発熱抵抗体に電力を供給するために形成された給電用電極部と、
前記発熱抵抗体を覆うように配置されたオーバーコート層と、を具備し、
前記オーバーコート層は、通紙部分の熱伝導率を非通紙部分の熱伝導率より高い材料としたことを特徴とする定着ヒータ。 - 耐熱・絶縁性材料で形成される長尺平板状の基板と、
前記基板の一面に形成された発熱抵抗体と、
前記発熱抵抗体に電力を供給するために形成された給電用電極部と、
前記発熱抵抗体を覆うように配置されたオーバーコート層と、を具備し、
前記発熱抵抗体は、長手方向に中央に位置して形成された高い抵抗温度係数の第1の発熱抵抗体と、該第1の発熱抵抗体の両端に接続し、第1の発熱抵抗体より低い抵抗温度係数の第2の発熱抵抗体とを直列接続したものであることを特徴とする定着ヒータ。 - 耐熱・絶縁性材料で形成される長尺平板状の基板と、
前記基板の一面の長手方向に中間に位置する第1の比抵抗の発熱抵抗体Aおよび該発熱抵抗体Aの両端に、前記第1の比抵抗より小さい値の第2の比抵抗の発熱抵抗体Bをそれぞれ直列接続して形成した第1の発熱抵抗体と、
前記第1の発熱抵抗体と並設され、前記基板の長手方向に中間に位置する第3の比抵抗の発熱抵抗体Aおよび該発熱抵抗体Aの両端に、前記第1の比抵抗より小さい値の第4の比抵抗の発熱抵抗体Bをそれぞれ直列接続して形成した第2の発熱抵抗体と、
前記第1の発熱抵抗体の両端に接続し、該第1の発熱抵抗体に電極を供給する第1および第2の電極と、
前記第2の発熱抵抗体の両端に接続し、該第2の発熱抵抗体に電極を供給する第3および第4の電極と、
少なくとも前記第1および第2の発熱抵抗体を覆うように配置されたオーバーコート層、とを具備し、
前記第1および第2の発熱抵抗体は、それぞれ長手方向に中央に位置して形成された低い抵抗温度係数の発熱抵抗体Aと、該発熱抵抗体Aの両端に接続し、前記発熱抵抗体Aより高い抵抗温度係数の発熱抵抗体Bとを直列接続したものであることを特徴とする定着ヒータ。 - 前記第1および第2の発熱抵抗体の発熱抵抗体Aのそれぞれの長さは、同じであることを特徴とする請求項10記載の定着ヒータ。
- 用紙が通紙される上流側の前記第1の発熱抵抗体の発熱抵抗体Aは、下流側の前記第2の発熱抵抗体の発熱抵抗体Aより長くしてあることを特徴とする請求項10記載の定着ヒータ。
- 加圧ローラと、
前記加圧ローラに対向配置された発熱抵抗体が圧接された請求項1〜12の何れかに記載の定着ヒータと、
前記ヒータと前記加圧ローラとの間を移動可能に設けられた定着フィルムとを具備したことを特徴とする加熱装置。 - 媒体に形成された静電潜像にトナーを付着させてこのトナーを用紙に転写して所定の画像を形成する形成手段と、
画像が形成された用紙を加圧ローラにより定着フィルムを介して前記定着ヒータに圧接しながら通過させることによって、トナーを定着するようにした請求項13記載の加熱装置とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
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JP2006051628A JP2007232819A (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | 定着ヒータ、加熱装置、画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2006-02-28 JP JP2006051628A patent/JP2007232819A/ja not_active Withdrawn
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