JP5042525B2 - ヒータ、加熱装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、情報機器、家電製品や製造設備などの小型機器類に装着されて用いられる薄型のヒータおよびこのヒータを実装したプリンタ、複写機やファクシミリなどの加熱装置並びにこの加熱装置を用いた画像形成装置に関する。
従来のセラミック等の絶縁基板を用いたヒータは、絶縁基板上の長手方向の両側に正の温度係数(PTC:Positive Temperature Coefficient)の発熱抵抗体を形成し、この発熱抵抗体の同じ側の一端に電力供給用の電極を備えている(例えば、特許文献1)。
特開平7−94260号公報
上記した特許文献1の技術は、給電用電極側に近いほど電気が流れやすく発熱量が大きくなる傾向があり、温度分布が傾いてしまう等の問題がある。
この発明の目的は、長手方向に均一な発熱を得ることができ、素早い温度立ち上がり特
性を有するとともに、正確な温度制御を可能とするセラミックヒータ、このヒータを用い
た加熱装置、この加熱装置を用いた画像形成装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、この発明のヒータは、耐熱、電気絶縁性材料で形成された、長手方向を有する長尺で平板状の絶縁基板と、前記絶縁基板の面上に、該絶縁基板の前記長手方向に沿って互いに並行して形成された、Agの含有率が90wt%以上の第1および第2の配線パターンと、前記第1および第2の配線パターンのおのおのに電気的に接続されるように前記絶縁基板上にそれぞれ形成された、前記第1および第2の配線パターンのおのおのに給電するための第1および第2の電極と、前記第1の配線パターンおよび前記第2の配線パターンから通電されるように、該第1の配線パターンと該第2の配線パターンとの並行間の前記絶縁基板上に形成された発熱抵抗体と、前記絶縁基板の、前記第1のおよび第2の配線パターンが形成された面とは反対の側の面上に設けられた、前記第1の電極から前記第1の配線パターンへの給電を仲介するパターンである第1の接続パターンと、前記絶縁基板の、前記第1のおよび第2の配線パターンが形成された面とは反対の側の面上に設けられた、前記第2の電極から前記第2の配線パターンへの給電を仲介するパターンである第2の接続パターンと、前記第1の配線パターンの中間部と前記第1の接続パターンとを電気的に接続するように前記絶縁基板に設けられた第1のスルーホールと、前記第2の配線パターンの中間部と前記第2の接続パターンとを電気的に接続するように前記絶縁基板に設けられた第2のスルーホールと、を具備し、前記絶縁基板が、該絶縁基板上の前記第1および前記第2の配線パターンならびに前記発熱抵抗体を覆い保護する層で摺動性を有する表面にされており、前記第1の配線パターンの、前記絶縁基板の前記長手方向と直交する方向にみた幅と、前記第2の配線パターンの、前記絶縁基板の前記長手方向と直交する方向にみた幅との合計値であるWcと、前記絶縁基板の前記長手方向にみた該第1および第2の配線パターンが有する長さであるLcとで定義されるアスペクト比Lc/Wcが、40〜75であることを特徴とする。
この発明によれば、電極の形成側と非形成側におけるヒータの長手方向の温度分布が略均一にすることができ、正確な温度制御が可能となる。また、素早い温度立ち上がり特性を得ることにも寄与することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1、図2は、この発明のヒータの第1の実施形態(ただしこの形態は参考例、以下この実施形態の言及について同じ)について説明するためのもので、図1は上面図、図2は図1のA−A’断面図である。
図1において、11は厚み0.5mm〜1.0mm程度の耐熱、電気絶縁性材料で、高い熱伝導性を有する例えばアルミナ(Al)、窒化アルミニウム(AlN)等の高剛性のセラミック等の平板短冊状の絶縁基板である。12,13はそれぞれ銀系等を主体とする良導電体膜からなる給電用の電極である。14,15は、電極12,13にそれぞれ一端を接続して非接触状態で絶縁基板11の長手方向の両側に並行し、銀(Ag)の含有率が90wt%以上の材料で形成された配線パターンである。電極12および配線パターン14と電極13および配線パターン15は、導電ペーストを絶縁基板11上に塗り、これを焼成することにより一体形成して絶縁基板11に固着する。電極12と一体形成された反対側の配線パターン14と電極13と一体形成された反対側の配線パターン15は、それぞれ解放状態となっている。すなわち、電極12,13は、配線パターン14,15のそれぞれ同方向の一端に一体的に形成されている。
16は、配線パターン14,15との間の絶縁基板11の長手方向に沿って平行に形成された比較的抵抗値の高い酸化ルテニウム(RuO)等の抵抗体ペーストをスクリーン印刷した後、高温で焼成して所定の抵抗値を有する膜厚が10μm程度の幅広の発熱抵抗体である。
17は、配線パターン14,15および発熱抵抗体16を覆うように形成され、ガラス層厚が20μm〜100μm程度で熱伝導率が例えば2W/m・K以上のアルミナ等熱伝導性の優れた無機酸化物フィラーを25〜35wt%加えることで、摺動性を向上させたガラス等のオーバーコート層である。オーバーコート層17は、配線パターン14,15および発熱抵抗体16を機械的、化学的、電気的に保護する。
ここで、発熱抵抗体16の両端、すなわち絶縁基板11の短手方向の両端と接続された配線パターン14,15は、絶縁基板11の長手方向に通電されるため、発熱抵抗体16一端の幅に相当する配線パターン14を長さをLcとする。同様に発熱抵抗体16の他端の幅に相当する配線パターン15の長さをLcとする。配線パターン14の短手方向の長さをWc1、配線パターン15の短手方向の長さをWc2とし、この合計Wc1+Wc2=Wcとする。
一方、発熱抵抗体16は絶縁基板11の短手方向に通電されるため、短手方向の長さを抵抗体長Lrとし、発熱抵抗体16の幅をWrとする。発熱抵抗体16と配線パターン14,15を重ね電気的に接続されているコンタクト部は、配線パターン14,15に含める。
ここで、配線パターン14,15長さLcと配線パターン14,15の短手方向の合計の長さWcのアスペクト比Lc/Wcの値を40〜75となるように発熱抵抗体16 も形成する。
このように、配線パターン14,15のアスペクト比Lc/Wcを40〜75にすることで、配線パターン14,15の長さに対して幅を広くすることができ、配線パターン14,15全体に電流が流れやすくなる。このため幅広の発熱抵抗体16の絶縁基板11の長手方向に対して略均一な発熱量を得ることができ、温度分布もほぼ均一となる。
図3は、電極12,13が形成された側と電極12,13から形成されない側の発熱抵抗体16の絶縁基板11の長手方向の温度分布を測定した結果の例を示すものである。図からわかるように、電極12,13が形成された側と非形成側の温度差は、7%程度であった。
なお、配線パターン14,15の幅を太くしすぎると、十分な発熱領域を得られなかったり、短手方向の温度分布が均一にならなかったりしたことから、Lc/Wcを40以上にする必要がある。
図4は、配線パターン14,15のアスペクト比Lc/Wcに対する温度差を測定した結果を示すものである。
図4は、発熱抵抗体16の長さLrを1mm、発熱抵抗体16の幅Wrと配線パターン14,15の長さLcを220mm、配線パターン14,15の幅Wcを4mmとし、Lc/Wc=55とした例である。この例では、給電用の電極12,13が絶縁基板11の長手方向に対して同じ側に形成されている場合は、電極12,13が形成側と非形成側との温度差は8%程度となる。
この実施形態では、電極が形成側と非形成側におけるヒータの長手方向の温度分布が略均一にすることができることから、正確な温度制御が可能となる。また、発熱抵抗体の長さは、絶縁基板の短手方向の長さであるため素早い温度立ち上がり特性を得ることにも寄与する。
次に、図2を参照し、この発明のヒータの第1の実施形態の変形例について説明する。この例は、配線パターン14,15の発熱抵抗体16のコンタクト部の厚さをTc、発熱抵抗体16の厚さをTrとし、その差Dが15〜25μmに入るような関係に形成したものである。
この例では、配線パターン14,15を形成するときに導電ペースト2層とすることで厚みを増し、断面積を増加させることで、配線パターン14,15の抵抗値をさらに小さくできる。このため、配線パターン14,15全体がより均一に通電しやすくなるため、より均一な温度分布を得やすくなる。
ところで、配線パターン14,15をより厚くした方が導体の抵抗値は下がるが、配線パターン14,15と発熱抵抗体16のコンタクト部の厚さTcと発熱抵抗体16厚Trの差Dが25μm以上で配線パターン14,15とすると、配線パターン14,15と発熱抵抗体16のコンタクト部およびコンタクト部付近の発熱抵抗体16で発泡を起こしやすい。このためTcとTrの差Dは15〜25μmが望ましい。
図5〜図7は、この発明のヒータの第2の実施形態(ただしこの形態は参考例、以下この実施形態の言及について同じ)について説明するための、図5は上面図、図6は図5の背面図、図7は図1のB−B’断面図である。なお、上記した実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付してここでは異なる部分について説明する。
この実施形態は、配線パターン14,15の裏面に配線パターン14,15と同様に導体パターン51,52をそれぞれ形成する。配線パターン14と導体パターン51は、複数のスルーホール531〜538内に形成された導体により導通させる。配線パターン15と導体パターン52は、複数のスルーホール541〜548で導通させる。
この実施形態の場合は、配線パターン14,15の裏面に対応させて導体パターン51,52をそれぞれ形成し、複数のスルーホール541〜548,531〜538により接続することで、配線パターン14と導体パターン51を合わせた断面積、それに配線パターン15と導体パターン52を合わせた断面積の導体が発熱抵抗体16の両端に接続されることになる。このため、発熱抵抗体16の幅全体に均一に導通しやすいものとなり、より均一な温度分布を得ることができる。
なお、この実施形態の場合は、配線パターン14,15の膜厚を厚くする必要がないため、抵抗体とのコンタクト部での発泡の心配はなくなる。
図8は、この発明のヒータの第3の実施形態(ただしこの形態は参考例、以下この実施形態の言及について同じ)について説明するための上面図である。上記したヒータの実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
葉書等のようにヒータ長に対して通紙サイズ小さい場合、ヒータ中央部にのみ通紙される。このとき、ヒータの中央部では通紙により温度が低下するが、端部には通紙による温度低下が起こらない。そのため、中央部の温度よりも端部の温度が高くなる。このヒータの端部の昇温により給電電極に接続されている給電用コネクタが過熱され接点不良などの不具合が起こる場合がある。
そこで、この実施形態では、電極12とAgの含有率が高く抵抗温度係数が高い配線パターン14を接続パターン81を介して接続し、電極13とAgの含有率が高く抵抗温度係数が高い配線パターン15を接続パターン82を介して接続したものである。一端が電極12に接続された接続パターン81の他端は、配線パターン14の絶縁基板11の長手方向の中間部に接続する。また、一端が電極13に接続された接続パターン82の他端は、配線パターン15の絶縁基板11の長手方向の中間部に接続する。つまり、配線パターン14,15の絶縁基板11の長手方向の両端から接続パターン81,82に接続されるまでの長さLc1,Lc2の位置で接続パターン81,82とそれぞれ接続する。Lc1,Lc2は同じような長さとする。
これにより、接続パターン81,82から離れるに従い、配線パターン14,15の長さは長くなる。つまり、発熱抵抗体16の端部側が接続パターン81,82の接続部分811,821から離れた位置となる。発熱抵抗体16の端部が昇温すると、抵抗温度係数の高い配線パターン14,15の抵抗値が高くなり、発熱抵抗体16の端部へ導通しにくくなる。これにより発熱抵抗体16の端部での導通が抑制されて発熱を抑え、均一な温度分布を得ることができる。
この実施形態では、通紙されない発熱抵抗体16部分の温度上昇を抑えることができ、略均一な温度分布を得ることができる。
なお、この実施形態では、図9のこの発明のヒータの第3の実施形態の変形例として示すように、絶縁基板11の両端に電極12,13を配置することも可能である。
図10、図11は、この発明のヒータの第4の実施形態について説明するための、図10は上面図、図11は図10の背面図であり、上記した実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
この実施形態は、図8の接続パターン81,82に相当する接続パターン101,102を絶縁基板11の裏面に形成し、図11に示すようにスルーホールを介して接続したものである。
すなわち、電極12と接続パターン101がスルーホール103を介して接続され、接続パターン101と接続パターン81がスルーホール104を介して接続される。また、電極13と接続パターン102がスルーホール105を介して接続され、接続パターン102と接続パターン82がスルーホール106を介して接続される。
この実施形態の場合、図9の実施形態の効果に加え、接続パターン101,102のパターン幅を広くできることから通電性の向上を図ることができるばかりか、絶縁基板11の短手方向の幅を小さくでき、ヒータのコンパクト化にも寄与する。
図12、図13は、この発明のヒータの第4の実施形態の変形例について説明するための図12は上面図、図13は背面図である。図12、図13のように、図10、図11は絶縁基板11の両端に電極12,13を配置することも可能である。
次に、図14、図15を参照してこの発明のヒータの第5の実施形態(ただしこの形態は参考例、以下この実施形態の言及について同じ)について説明する。図14は上面図、図15は背面図である。
図14、図15において、電極12,13が形成された絶縁基板11の裏面には、接続パターン121,131が形成される。また、配線パターン14,15が形成された絶縁基板11の裏面には、接続パターン141,151が形成される。接続パターン121と絶縁基板11の長手方向の接続パターン141の中間部とは導電パターン161と一体的に接続される。接続パターン131と絶縁基板11の長手方向の接続パターン151の中間部とは導電パターン171と一体的に接続される。電極12と接続パターン121はスルーホール103で、電極13と接続パターン131はスルーホール105でそれぞれ電気的に接続される。また、配線パターン14と接続パターン141は、スルーホール531〜538で、配線パターン15と接続パターン151は、スルーホール541〜548でそれぞれ電気的に接続される。
この実施形態では、この発明ヒータの第3の実施形態と第4の実施形態の効果が合わさった効果を奏する。
図16、図17は、この発明のヒータの第5の実施形態の変形例で、図16は上面図、図17は背面図である。図16、図17のように、図10、図11は絶縁基板11の両端に電極12,13を配置することも可能である。
次に、図18を参照し、上記したヒータを加熱装置200に実装した場合の、この発明の加熱装置の一実施形態について説明する。図中ヒータ100については、図1、図2で説明した加熱ヒータであり、同一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
図18において、201は回転軸202で回転自在に回転される加圧ローラで、その表面に耐熱性弾性材料たとえばシリコーンゴム層203が嵌合してある。加圧ローラ201の回転軸202と対向してヒータ100が、並置して図示しない基台内に取り付けられている。
ヒータ100の周囲にはポリイミド樹脂等の耐熱性のシートからなるエンドレスのロール状の定着フィルム204が循環自在に巻装されており、発熱抵抗体16が形成された絶縁基板11のオーバーコート層17の表面は、この定着フィルム204を介して加圧ローラ201のシリコーンゴム層203と弾接している。
図18の加熱装置200において、ヒータ100は電極12,13に接触したりん青銅板等に銀メッキを施した弾性が付与された図示しないコネクタを通じて通電され、発熱抵抗体16で発生させた熱が絶縁基板11、オーバーコート層17と伝わり、オーバーコート層17上に設けられた定着フィルム204面とシリコーンゴム層203との間で、トナー像T1がまず定着フィルム204を介してヒータ100により加熱溶融され、少なくともその表面部は融点を大きく上回り完全に軟化溶融する。この後、加圧ローラ201の用紙排出側では複写用紙Pがヒータ100から離れ、トナー像T2は自然放熱して再び冷却固化し、定着フィルム204も複写用紙Pから離反される。
このように、トナー像T1は一旦完全に軟化溶融された後、加圧ローラ201の用紙排出側で再び冷却されることから、トナー像T2の凝縮力は非常に大きくなものとなっている。
この加熱装置200では、長手方向に均一な発熱を得ることができるとともに、素早い温度立ち上がり特性を有するヒータ100を用いたことにより良好な定着性能を得ることが可能となる。
次に、図19を参照して、この発明に係る加熱ヒータ、この加熱ヒータを用いた加熱装置を搭載した複写機を例とした、この発明の画像形成装置について説明する。図中、加熱装置200の部分は、上記した説明と同じであり、同一部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図19において、301は複写機300の筐体、302は筐体301の上面に設けられたガラス等の透明部材からなる原稿載置台で、矢印Y方向に往復動作させて原稿P1を走査する。
筐体301内の上方向には光照射用のランプと反射鏡とからなる照明装置302が設けられており、この照明装置302により照射された原稿P1からの反射光源が短焦点小径結像素子アレイ303によって感光ドラム304上スリット露光される。なお、この感光ドラム304は矢印方向に回転する。
また、305は帯電器で、例えば酸化亜鉛感光層あるいは有機半導体感光層が被覆された感光ドラム304上に一様に帯電を行う。この帯電器305により帯電された感光ドラム304には、結像素子アレイ303によって画像露光が行われた静電画像が形成される。この静電画像は、現像器306による加熱で軟化溶融する樹脂等からなるトナーを用いて顕像化される。
カセット307内に収納されている複写用紙Pは、給送ローラ308と感光ドラム304上の画像と同期するタイミングをとって上下方向で圧接して回転される対の搬送ローラ309によって、感光ドラム304上に送り込まれる。そして、転写放電器310によって感光ドラム304上に形成されているトナー像は複写用紙P上に転写される。
その後、感光ドラム304上から離れた用紙Pは、搬送ガイド311によって加熱装置200に導かれて加熱定着処理された後に、トレイ312内に排出される。なお、トナー像が転写された後、感光ドラム304上の残留トナーはクリーナ313を用いて除去される。
加熱装置200は複写用紙Pの移動方向と直交する方向に、この複写機300が複写できる最大判用紙の幅(長さ)に合わせた有効長、すなわち最大判用紙の幅(長さ)より長い発熱抵抗体16を延在させてヒータ100の加圧ローラ201が設けられている。
そして、ヒータ100と加圧ローラ201との間を送られる用紙P上の未定着トナー像T1は、発熱抵抗体16の熱を受け溶融して複写用紙P面上に文字、英数字、記号、図面等の複写像を現出させる。
この実施形態では、ヒータ100の長手方向に均一な発熱を得ることができるとともに、素早い温度立ち上がり特性が生かされた良好な定着性を備えた加熱装置200を用いた複写機300を実現できる。
加熱ヒータの用途としては、複写機等の画像形成装置の定着用に用いたが、これに限らず、家庭用の電気製品、業務用や実験用の精密機器や化学反応用の機器等に装着して加熱や保温の熱源としても使用できる。
この発明のヒータの第1の実施形態について説明するための上面図。 図1のA−A’断面図。 図1の絶縁基板長手方向の温度分布を測定した結果例について説明するための説明図。 図1の配線パターンのアスペクト比に対する温度差を測定した結果例について説明するための説明図。 この発明のヒータの第2の実施形態について説明するための上面図。 図5の背面図。 図5のB−B’断面図。 この発明のヒータの第3の実施形態について説明するための上面図。 図8の第3の実施形態の変形例について説明するための上面図。 この発明のヒータの第4の実施形態について説明するための上面図。 図10の背面図。 図10の第4の実施形態の変形例について説明するための上面図。 図12の背面図。 この発明のヒータの第5の実施形態について説明するための上面図。 図5の背面図。 図14の第5の実施形態の変形例について説明するための上面図。 図16の背面図。 この発明の加熱装置に関する一実施形態について説明するための説明図。 この発明の画像形成装置に関する一実施形態について説明するための説明図。
符号の説明
11 絶縁基板
12,13 電極
14,15 配線パターン
16 発熱抵抗体
17 オーバーコート層
51,52 導体パターン51,52
81,82,101,102,121,131,141,151,161,171 接続パターン
103〜106,531〜538,541〜548 スルーホール
100 ヒータ
200 加熱装置
300 複写機

Claims (4)

  1. 耐熱、電気絶縁性材料で形成された、長手方向を有する長尺で平板状の絶縁基板と、
    前記絶縁基板の面上に、該絶縁基板の前記長手方向に沿って互いに並行して形成された、Agの含有率が90wt%以上の第1および第2の配線パターンと、
    前記第1および第2の配線パターンのおのおのに電気的に接続されるように前記絶縁基板上にそれぞれ形成された、前記第1および第2の配線パターンのおのおのに給電するための第1および第2の電極と、
    前記第1の配線パターンおよび前記第2の配線パターンから通電されるように、該第1の配線パターンと該第2の配線パターンとの並行間の前記絶縁基板上に形成された発熱抵抗体と、
    前記絶縁基板の、前記第1のおよび第2の配線パターンが形成された面とは反対の側の面上に設けられた、前記第1の電極から前記第1の配線パターンへの給電を仲介するパターンである第1の接続パターンと、
    前記絶縁基板の、前記第1のおよび第2の配線パターンが形成された面とは反対の側の面上に設けられた、前記第2の電極から前記第2の配線パターンへの給電を仲介するパターンである第2の接続パターンと、
    前記第1の配線パターンの中間部と前記第1の接続パターンとを電気的に接続するように前記絶縁基板に設けられた第1のスルーホールと、
    前記第2の配線パターンの中間部と前記第2の接続パターンとを電気的に接続するように前記絶縁基板に設けられた第2のスルーホールと、を具備し、
    前記絶縁基板が、該絶縁基板上の前記第1および前記第2の配線パターンならびに前記発熱抵抗体を覆い保護する層で摺動性を有する表面にされており、
    前記第1の配線パターンの、前記絶縁基板の前記長手方向と直交する方向にみた幅と、前記第2の配線パターンの、前記絶縁基板の前記長手方向と直交する方向にみた幅との合計値であるWcと、前記絶縁基板の前記長手方向にみた該第1および第2の配線パターンが有する長さであるLcとで定義されるアスペクト比Lc/Wcが、40〜75であること
    を特徴とするヒータ。
  2. 前記第1の接続パターンと前記第1の電極とを電気的に接続するように前記絶縁基板に設けられた第3のスルーホールと、
    前記第2の接続パターンと前記第2の電極とを電気的に接続するように前記絶縁基板に設けられた第4のスルーホールと
    をさらに具備することを特徴とする請求項記載のヒータ。
  3. 加圧ローラと、
    前記加圧ローラに前記発熱抵抗体が対向するように配置された、請求項1または2記載のヒータと、
    前記ヒータと前記加圧ローラとの間を移動可能に設けられた定着フィルムと
    を具備することを特徴とする加熱装置。
  4. 媒体に形成された静電潜像にトナーを付着させさらにこのトナーを用紙に転写して画像を形成する画像形成手段と、
    請求項記載の加熱装置と、を具備し、
    前記画像が形成された前記用紙を、前記加圧ローラにより前記定着フィルムを介して前記ヒータに圧接しながら通過させて、該用紙に前記トナーを定着させるようにしたこと
    を特徴とする画像形成装置。
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