JPH11238575A - ヒーターミラー - Google Patents

ヒーターミラー

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Publication number
JPH11238575A
JPH11238575A JP10040618A JP4061898A JPH11238575A JP H11238575 A JPH11238575 A JP H11238575A JP 10040618 A JP10040618 A JP 10040618A JP 4061898 A JP4061898 A JP 4061898A JP H11238575 A JPH11238575 A JP H11238575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
heater
electrode
connection
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP10040618A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Enomoto
實 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
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Publication of JPH11238575A publication Critical patent/JPH11238575A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一の発熱分布が得られる。接続部の溶け落
ちの虞が無い。 【解決手段】 リード線13と電極14との接続箇所で
ある接続部17が3箇所に設けられている。この結果、
電極14における接続部17間の抵抗値が、従来のヒー
ターミラーであっで電極14における接続部17から離
れた箇所の抵抗値と比較して、小さい。このために、ミ
ラー基板11全面における温度上昇の分布状態が均一化
され、ほぼ均一の発熱分布が得られる。しかも、ほぼ均
一の発熱分布が得られることにより、温度上昇に時間が
かからないので、長時間に亘る連続通電状態の場合が無
く、接続部17が溶け落ちる虞が無い。この接続部17
の溶け落ちの虞が無いことにより、融点の低い半田の接
続部が使用されることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のア
ウトサイドミラー(ドアーミラーやフェンダーミラー
等)やインサイドミラー(ルームミラー等)の車両用後
写鏡に使用されるヒーターミラーであって、トラックや
バス等の大型自動車に使用される比較的面積が広いヒー
ターミラーに係り、特に、ほぼ均一の発熱分布が得ら
れ、しかも接続部の溶け落ちの虞が無いヒーターミラー
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒーターミラーは、一般に、反射機能の
みならず、表面に付着する水滴、雨滴、露、雪、氷など
の水系付着物を除去するヒーターとしての機能をも有し
ている。以下、この種のヒーターミラーを図3乃至図5
を参照して説明する。図3は従来のヒーターミラーの一
使用例を示す概略斜視図、図4は図3におけるIV−I
V線断面図、図5(A)は従来のヒーターミラーにおけ
る温度上昇の分布状態を示したイメージ図、(B)は
(A)の従来のヒーターミラーの中心部の3点A、B、
Cにおける相対温度を示した図(グラフ)である。な
お、この図5において、3点A、B、Cはミラー基板1
1及びヒーター膜12の長手方向の中心線H−H上に等
間隔に設定されたものであって、点Bはリード線13と
一対の電極14、14とがそれぞれ1箇所で接続された
接続部17を短手方向に結ぶ線上にある。
【0003】図において、11はミラー基板である。こ
のミラー基板11は、無色透明(光透過性)のガラス板
(例えば、ソーダガラス板等)や合成樹脂板等からな
る。その大きさは、例えば、厚みが約2mm、縦が約8
0mm、横が約150mmである。このミラー基板11
の一面には反射膜及びヒーター膜12が形成されてい
る。このヒーター膜12の上下両縁には細長い長方形形
状の一対の電極14、14が、例えば導電ペースト等の
印刷により、それぞれ隔離して接続されている。一方、
バッテリー等の直流の電源16にはリード線13がスイ
ッチ15(運転席近辺に配置されている)を介して接続
されている。このリード線13と上述の一対の電極1
4、14とが例えば半田等の接続部17を介してそれぞ
れ1箇所において接続されている。なお、上述のミラー
基板11の一面及び反射膜及びヒーター膜12及び電極
14、14が絶縁性材料(図示せず)により、コーティ
ングされている場合がある。
【0004】上述の反射膜及びヒーター膜12として
は、例えば、1層の合金薄膜、1層の金属酸化薄膜、ア
ルミニウムとフッ化物との混合薄膜(混合材料)からな
る1層の薄膜、アルミニウムと金属若しくは金属化合物
との混合薄膜(混合材料)からなる1層の薄膜、アルミ
ニウムとケイ素化合物との混合薄膜(混合材料)からな
る1層の薄膜等々、反射膜とヒーター膜とが兼用された
1層の反射膜及びヒーター膜がある。この1層の反射膜
及びヒーター膜12の形成方法(成膜工法)としては、
例えば、二元(多元)真空蒸着法、あるいは、スパッタ
リング法、あるいはめっき法等がある。二元(多元)真
空蒸着法は、同一真空層内に2個(複数個)の蒸発源
(金属や非金属化合物)を使用し、各蒸発源の蒸発速度
を制御して成膜する方法であり、また、スパッタリング
法は、合金をターゲットとして使用して成膜する方法で
ある。
【0005】また、上述の反射膜及びヒーター膜12と
しては、例えば、特開平7−223514号公報におい
て記載されているように、反射膜の第1層と、この第1
層の上に形成されたヒーター膜の第2層とからなる2層
の反射膜及びヒーター膜がある。上述の第1層はアルミ
ニウム、ニッケル、ニッケル−クロム合金、ニッケル−
燐合金からなっており、第2層はチタン、チタンシリサ
イド、クロムシリサイド、窒化タンタル、炭化チタン、
炭化タングステン、ホウ化ニオブ、鉄−クロム−アルミ
ニウム合金からなっており、成膜はスパッタリング、真
空蒸着、めっきなどによってなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
のヒーターミラーは、リード線13と一対の電極14、
14とがそれぞれ1箇所の接続部17において接続され
ている。このために、上述の従来のヒーターミラーは、
図5(A)及び(B)に示すように、リード線13と電
極14との接続部17付近の温度上昇が急激であり、一
方接続部17から離れた箇所の温度上昇が緩慢であり、
ミラー基板11全面における温度上昇の分布状態が不均
一である。これは、例えば導電ペースト等からなる電極
14自体には抵抗(比抵抗値約10-3Ω・cm)がある
ために、電極14のうちリード線13が接続されている
接続部17の1箇所の電流値は大であり、電極14のう
ちリード線13が接続されている接続部17から離れた
箇所の電流値は離れれば離れる程小となるからである。
この結果、電流値と発熱量とは比例関係に有るので、ミ
ラー基板11全面における温度上昇の分布状態(すなわ
ち発熱分布)が不均一となり、ミラー基板11が全面に
亘って所定の温度まで上昇する、所謂温度上昇に、時間
がかかり、均一な面ヒーターとしての機能が損なわれる
等の課題がある。上述の発熱分布の不均一は、トラック
やバス等の大型自動車に使用される比較的面積が広いヒ
ーターミラーに顕著に現われる。しかも、温度上昇に時
間がかかるので、長時間に亘る連続通電状態の場合があ
り、この場合、リード線13と電極14との1箇所の接
続部17が高温となり、半田の接続部17が溶け落ちる
虞がある。
【0007】本発明の目的は、ほぼ均一の発熱分布が得
られ、しかも接続部の溶け落ちの虞が無いヒーターミラ
ーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、リード線と電極との接続箇所である接
続部が複数箇所に設けられている、ことを特徴とする。
【0009】この結果、本発明のヒーターミラーは、複
数のリード線と電極との接続部(接続箇所)により、電
極における接続部間の抵抗値が、リード線と電極との接
続部(接続箇所)が1箇所である従来のヒーターミラー
であっで電極における接続部から離れた箇所の抵抗値と
比較して、小さい。このために、ミラー基板全面におけ
る温度上昇の分布状態が均一化され、ほぼ均一の発熱分
布が得られる。しかも、ほぼ均一の発熱分布が得られる
ことにより、温度上昇に時間がかからないので、長時間
に亘る連続通電状態の場合が無く、接続部が溶け落ちる
虞が無い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のヒーターミラーの
一実施の形態を図1及び図2を参照して説明する。図1
は本発明のヒーターミラーの一実施の形態を示した概略
背面図、図2(A)は図1の本発明のヒーターミラーに
おける温度上昇の分布状態を示したイメージ図、図2
(B)は図2(A)の本発明のヒーターミラーの中心部
の3点A、B、Cにおける相対温度を示した図(グラ
フ)である。なお、この図2において、3点A、B、C
はミラー基板11及びヒーター膜12の長手方向の中心
線H−H上に等間隔に設定されたものであって、3点
A、B、Cはリード線13と一対の電極14、14とが
それぞれ3箇所で接続された接続部17を短手方向に結
ぶ線上にある。図中、図3乃至図5と同符号は同一のも
のを示す。
【0011】この実施の形態における本発明のヒーター
ミラーは、リード線13と電極14との接続箇所である
接続部17を複数箇所、この例では1本の電極14に対
して3箇所とする。この3箇所の接続部17間の距離は
ほぼ均等とする。また、端の接続部17と電極14の端
までの距離は接続部17間の距離のほぼ2分の1とす
る。
【0012】この実施の形態における本発明のヒーター
ミラーは、3箇所のリード線13と電極14との接続部
17により、電極14における接続部17間の抵抗値
が、図5(A)及び(B)に示すリード線13と電極1
4との接続部17が1箇所である従来のヒーターミラー
であっで電極14における接続部17から離れた箇所の
抵抗値と比較して、小さい。このために、図2(A)及
び(B)に示すように、ミラー基板11全面における温
度上昇の分布状態が均一化され、ほぼ均一の発熱分布が
得られる。しかも、ほぼ均一の発熱分布が得られること
により、温度上昇に時間がかからないので、長時間に亘
る連続通電状態の場合が無く、接続部17が溶け落ちる
虞が無い。この接続部17の溶け落ちの虞が無いことに
より、融点の低い半田の接続部が使用されることとな
る。
【0013】
【発明の効果】本発明のヒーターミラーは、以上説明し
たように、リード線と電極との接続箇所である接続部が
複数箇所に設けられているものであるから、電極におけ
る接続部間の抵抗値が、リード線と電極との接続部(接
続箇所)が1箇所である従来のヒーターミラーであっで
電極における接続部から離れた箇所の抵抗値と比較し
て、小さい。このために、ミラー基板全面における温度
上昇の分布状態が均一化され、ほぼ均一の発熱分布が得
られる。しかも、ほぼ均一の発熱分布が得られることに
より、温度上昇に時間がかからないので、長時間に亘る
連続通電状態の場合が無く、接続部が溶け落ちる虞が無
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒーターミラーの一実施の形態を示し
た概略背面図である。
【図2】(A)は図1の本発明のヒーターミラーにおけ
る温度上昇の分布状態を示したイメージ図、(B)は
(A)の本発明のヒーターミラーの中心部の3点A、
B、Cにおける相対温度を示した図(グラフ)である。
【図3】従来のヒーターミラーの一使用例を示した概略
斜視図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
【図5】(A)は従来のヒーターミラーにおける温度上
昇の分布状態を示したイメージ図、(B)は(A)の従
来のヒーターミラーの中心部の3点A、B、Cにおける
相対温度を示した図(グラフ)である。
【符号の説明】
11…ミラー基板、12…反射膜及びヒーター膜、13
…リード線、14…電極、15…スイッチ、16…電
源、17…接続部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラー基板と、 前記ミラー基板の一面に形成され反射膜及びヒーター膜
    と、 前記ヒーター膜に接続された電極と、 電源に接続されたリード線と、 前記リード線と前記電極とが接続された接続部と、 を備えたヒーターミラーにおいて、 前記接続部は複数箇所に有する、ことを特徴とするヒー
    ターミラー。
JP10040618A 1998-02-23 1998-02-23 ヒーターミラー Pending JPH11238575A (ja)

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JP10040618A JPH11238575A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 ヒーターミラー

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ID=12585529

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007311135A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Harison Toshiba Lighting Corp ヒータ、加熱装置、画像形成装置
JP2009522161A (ja) * 2005-12-29 2009-06-11 エクスアテック、エル.エル.シー. プラスチックパネル上の印刷回路への電気接続

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