JP6167865B2 - 硬貨処理装置、及び硬貨処理方法 - Google Patents
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(1−1.硬貨処理装置の構成)
図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る硬貨処理装置10の構成の一例について説明する。図1は、第1の実施形態に係る硬貨処理装置10の概略構成の一例を示す図である。
図2及び図3を参照しながら、硬貨繰り出し部20、硬貨鑑別部30、及び硬貨選別部40の詳細構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係る硬貨繰り出し部20、硬貨鑑別部30、及び硬貨選別部40の構成の一例を示す概略平面図である。図3は、第1の実施形態に係る硬貨繰り出し部20、硬貨鑑別部30、及び硬貨選別部40の構成の一例を示す概略断面図である。
硬貨繰り出し部20は、一括投入された硬貨Cを受け、一枚ずつ硬貨鑑別部30へ繰り出す。硬貨繰り出し部20は、図2及び図3に示すように、硬貨受領部210と、収容部220と、回転円盤230とを有する。
硬貨鑑別部30は、硬貨繰り出し部20から繰り出された硬貨Cの鑑別を行う。硬貨鑑別部30は、図2及び図3に示すように、搬送路310と、送り出しローラ320と、搬送ベルト330と、鑑別部340と、上流側検出センサ351と、下流側検出センサ352を有する。
硬貨選別部40は、硬貨鑑別部30による鑑別結果に基づいて、硬貨Cを搬送しながら選別して排出する。図2及び図3に示すように、硬貨選別部40は、選別ハウジング410と、回転ディスク420と、位置検出部440と、硬貨排出口450a〜450fと、第1リジェクト口461と、第2リジェクト口462と、を有する。
上述した構成を有する硬貨処理装置10は、硬貨を計数する計数処理を行う。この計数処理の流れについて、図4を参照しながら説明する。
硬貨処理装置10においては、計数処理が途中で停止する場合がある。例えば、計数処理中に硬貨鑑別部30の搬送路310等において硬貨のジャムが発生した場合には、硬貨鑑別部30により鑑別された硬貨が搬送先に搬送されていなくても、計数処理が停止する(すなわち、硬貨の搬送が停止する)。そして、停止中に操作者が硬貨を除去することで、計数処理が再開される。
第1報知部110は、搬送路310において硬貨の搬送異常が検出された場合に、硬貨の除去を促す第1報知を行う。第1報知部110は、例えば図7に示すように、表示画面111に硬貨の除去を促す表示を行う表示部である。表示部は、操作者が表示内容を視認しやすいように、硬貨処理装置10の上方に設けられている。
第2報知部112は、残留硬貨が有ると判定された場合に、残留硬貨に関する第2報知を行う。第1の実施形態では、第2報知部112は、第2報知として、残留硬貨がリジェクト硬貨収容部50に収納されていることを報知する。これにより、操作者は、残留硬貨が搬送路310から搬送されてリジェクト硬貨収容部50に収納されたことを容易に認識できる。第2報知部112は、例えば図8に示すように、表示画面113に残留硬貨に関する表示を行う表示部である。
搬送異常検出部122は、硬貨鑑別部30の搬送路310における硬貨の搬送異常を検出する。搬送異常検出部122は、搬送異常として、搬送路310における硬貨のジャムを検出する。搬送異常検出部122は、例えば、硬貨鑑別部30の上流側検出センサ351、及び下流側検出センサ352(図2参照)と、硬貨選別部40の搬入確認センサ416(図2参照)とを用いて、以下のようにジャムを検出する。
報知制御部124は、前述した第1報知部110と第2報知部112の動作を制御する。具体的には、報知制御部124は、搬送異常検出部122により搬送異常が検出された場合に、第1報知部110を動作させて硬貨の除去を促す第1報知(例えば、図7に示すような表示画面による表示)を行わせる。
残留硬貨判定部126は、第1報知部110による第1報知の後に、除去されずに残留する残留硬貨の有無を判定する。これにより、第1報知後に操作者が実際にジャムとなった硬貨を適切に除去したか否かを検出できる。
搬送制御部128は、硬貨繰り出し部20、硬貨鑑別部30、及び硬貨選別部40における硬貨の繰り出しや搬送を制御する。例えば、搬送制御部128は、計数処理における硬貨の搬送中にジャムが発生すると硬貨の搬送を停止させ、ジャムとなった硬貨が除去されると硬貨の搬送を再開させる。
記憶部130は、制御部120が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部130は、硬貨処理装置10の動作時に必要な各種のデータを記憶する。例えば、記憶部130は、第1報知部110や第2報知部112が表示する表示内容を記憶する。
図9を参照しながら、硬貨のジャム発生時の硬貨処理装置10の動作例について説明する。
上述した第1の実施形態では、第1報知部110による硬貨の除去を促す第1報知後に搬送路310において除去されずに残留する残留硬貨が有る場合には、残留硬貨をリジェクト硬貨収容部50へ搬送させ、第2報知部112は、第2報知として残留硬貨がリジェクト硬貨収容部50に収納されていることを報知することとした(図9のステップS110、S112参照)。
上述した硬貨処理装置10において、図9や図11に示すように、残留硬貨判定部126は、第1報知部110による硬貨の除去を促す第1報知の後に、除去されずに残留する残留硬貨の有無を判定する。これにより、搬送路310から除去されずに残留する残留硬貨(操作者が除去し忘れた硬貨)を検出できる。
20 硬貨繰り出し部
30 硬貨鑑別部
40 硬貨選別部
50 リジェクト硬貨収容部
110 第1報知部
112 第2報知部
122 搬送異常検出部
124 報知制御部
126 残留硬貨判定部
128 搬送制御部
310 搬送路
330 搬送ベルト
351 上流側検出センサ
352 下流側検出センサ
416 搬入確認センサ
Claims (5)
- 硬貨を搬送する搬送路と、
前記搬送路における硬貨の搬送異常を検出する搬送異常検出部と、
前記搬送異常が検出された場合に、硬貨の除去を促す第1報知を行う第1報知部と、
前記第1報知の後に、除去されずに残留する残留硬貨の有無を判定する残留硬貨判定部と、
前記残留硬貨が有ると判定された場合に、前記残留硬貨に関する第2報知を行う第2報知部と、
リジェクト硬貨を収納するリジェクト部と、
前記残留硬貨判定部により前記残留硬貨が有ると判定された場合に、前記残留硬貨を前記リジェクト部に搬送させる搬送制御部と、
を備え、
前記第2報知部は、前記第2報知として、前記残留硬貨が前記リジェクト部に収納されていることを報知する、硬貨処理装置。 - 請求項1に記載の硬貨処理装置において、
前記リジェクト部は、前記硬貨処理装置の外部に露出するように設けられている、硬貨処理装置。 - 請求項1に記載の硬貨処理装置において、
前記第2報知部は、表示画面に前記残留硬貨に関する表示を行う表示部である、硬貨処理装置。 - 請求項1に記載の硬貨処理装置において、
駆動することで前記搬送路の硬貨を搬送する搬送機構を更に備え、
前記残留硬貨判定部は、前記第1報知の後に、前記搬送機構を駆動させて前記残留硬貨の有無を判定する、硬貨処理装置。 - 搬送路における硬貨の搬送異常を検出するステップと、
前記搬送異常が検出された場合に、硬貨の除去を促す第1報知を行うステップと、
前記第1報知の後に、除去されずに残留する残留硬貨の有無を判定するステップと、
前記残留硬貨が有ると判定された場合に、前記残留硬貨に関する第2報知を行うステップと、
を有し、
前記残留硬貨が有ると判定された場合に、前記残留硬貨を、リジェクト硬貨を収納するリジェクト部に搬送させるステップを有し、
前記第2報知として、前記残留硬貨が前記リジェクト部に収納されていることを報知するステップを有する、
硬貨処理方法。
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