JP2014013488A - 硬貨入出金装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】省スペース、かつ、低コストな構造で釣銭硬貨等の取り忘れを防止できる硬貨入出金装置を提供する。
【解決手段】硬貨入出金装置は、硬貨払出口16a、リジェクト口18a、取り忘れ検出センサおよびトンネル20を備える。硬貨払出口16aは、硬貨払出機構から払い出された硬貨を受ける。リジェクト口18aは、硬貨払出口16aに隣接して設けられ、入金搬送路上のリジェクト機構から排出された硬貨状部材を受ける。取り忘れ検出センサは、対向する発光素子19aおよび受光素子19bからなり、これらの一方が硬貨払出口16aの側面に、他方がリジェクト口18aの側面に配置され、発光素子が発光した光の受光素子における受光状態に基づいて、硬貨払出口またはリジェクト口に所定時間以上存在する硬貨または硬貨状部材を検出する。トンネルは、発光素子と受光素子とを結ぶ光路上で、硬貨払出口およびリジェクト口の間の隔壁を貫通して設けられる。
【選択図】図2
【解決手段】硬貨入出金装置は、硬貨払出口16a、リジェクト口18a、取り忘れ検出センサおよびトンネル20を備える。硬貨払出口16aは、硬貨払出機構から払い出された硬貨を受ける。リジェクト口18aは、硬貨払出口16aに隣接して設けられ、入金搬送路上のリジェクト機構から排出された硬貨状部材を受ける。取り忘れ検出センサは、対向する発光素子19aおよび受光素子19bからなり、これらの一方が硬貨払出口16aの側面に、他方がリジェクト口18aの側面に配置され、発光素子が発光した光の受光素子における受光状態に基づいて、硬貨払出口またはリジェクト口に所定時間以上存在する硬貨または硬貨状部材を検出する。トンネルは、発光素子と受光素子とを結ぶ光路上で、硬貨払出口およびリジェクト口の間の隔壁を貫通して設けられる。
【選択図】図2
Description
本実施形態は、硬貨を入金・出金する硬貨入出金装置に関する。
現在、スーパーなどの店舗のレジには、POS(Point Of Sales)端末に接続された釣銭自動払出装置(釣銭機)が設置されている。釣銭自動払出装置は、硬貨入出金装置と紙幣入出金装置の二つに大別される。各入出金装置は、硬貨または貨幣をそれぞれ金種別に収納すると共に、POS端末において算出された釣銭金額を受信することで、釣銭金額に応じた払出金種とその枚数を算出して必要金額を払い出す。また、古銭や外国硬貨、ゲーム用のメダルなど、正規の硬貨と判別できずに、偽物とみなされた硬貨状部材(以下、「偽貨」と総称する。)の場合には、硬貨搬送路内で振り分けられ、リジェクト口に排出される。硬貨出金口やリジェクト口には専用のセンサが設けられ、センサが取り忘れを検出した場合には、ブザー音の出力やLED光の発光、画面表示等によってユーザに注意を促すことで、釣銭等の取り忘れが防止されている。
しかしながら、従来の硬貨入出金装置においては、硬貨出金口とリジェクト口の双方にセンサを設ける必要があり、装置の大型化や製造コストが高くなるという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、省スペース、かつ、低コストな構造で釣銭硬貨等の取り忘れを防止できる硬貨入出金装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る硬貨入出金装置は、硬貨払出口、リジェクト口、取り忘れ検出センサおよびトンネルを備える。硬貨払出口は、硬貨払出機構から払い出された硬貨を受ける。リジェクト口は、硬貨払出口に隣接して設けられ、入金搬送路上のリジェクト機構から排出された硬貨状部材を受ける。取り忘れ検出センサは、対向する発光素子および受光素子からなり、これらの一方が硬貨払出口の側面に、他方がリジェクト口の側面に配置され、発光素子が発光した光の受光素子における受光状態に基づいて、硬貨払出口またはリジェクト口に所定時間以上存在する硬貨または硬貨状部材を検出する。トンネルは、発光素子と受光素子とを結ぶ光路上で、硬貨払出口およびリジェクト口の間の隔壁を貫通して設けられる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る硬貨入出金装置1を示す外観斜視図である。また、図2は、図1に示す硬貨入出金装置1の内部の構成例を示す平面図である。これらの図に示されるように、硬貨入出金装置1の入出金ユニットは、硬貨受入部11、硬貨搬送部12、硬貨選別部14、硬貨収納部15、硬貨払出部16、操作パネル17、リジェクト部18、取り忘れ検出センサ19およびトンネル20を備えている。
硬貨受入部11は、硬貨入出金装置1の前方部に位置し、ユーザが上方に開口した硬貨投入口11aから投入した硬貨Cを受け入れる。硬貨投入口11aは、複数枚の硬貨Cのまとまった投入を許容する。硬貨投入口11aには、投入された硬貨Cを光電的に検出する複数組の投入センサ11bが設けられている。また、硬貨投入口11aの底部分には、投入モータ(図示省略する)の駆動により回転し、投入された硬貨Cを硬貨入出金装置1の内部へと搬送する投入ベルト11cが設けられている。投入ベルト11cの途中には、投入ベルト11cによって搬送される硬貨Cを1枚ずつ分離して送り出す投入プーリ11dが設けられている。
硬貨搬送部12は、硬貨受入部11によって受け入れた硬貨Cを硬貨入出金装置1の後部へ向けて搬送する。図3は、図1に示す硬貨入出金装置1の硬貨搬送部12の構造を説明する概略図である。同図に示されるように、硬貨搬送部12は、硬貨搬送経路である投入硬貨搬送面12aと、この投入硬貨搬送面12aに硬貨を押し付けながらその硬貨を搬送する搬送ベルト12bと、搬送された硬貨を識別する硬貨識別部13を有している。
投入硬貨搬送面12aは、投入ベルト11cの硬貨搬送方向下流側において投入ベルト11cによって搬送された硬貨を受け取れる位置に配置されている。投入硬貨搬送面12aは、搬送ベース12cの上面に形成されている。搬送ベース12cには、投入硬貨搬送面12aにおける硬貨搬送方向の右側に搬送ガイド部材12dが固定されている。搬送ベース12cおよび搬送ガイド部材12dは、硬貨Cよりも硬い金属製の部材である。
搬送ベルト12bは、投入硬貨搬送面12aに硬貨Cを上方から押し付ける位置に配置されている。搬送ベルト12bは、搬送プーリ12eに掛け渡されている。搬送ベルト12bにおける投入硬貨搬送面12aと対向する部分の内面側は、複数の搬送アイドラプーリ12fによって支持されている。投入ベルト11cから搬送された硬貨Cは、搬送プーリ12eの下流側で搬送ベルト12bと投入硬貨搬送面12aにより挟まれ、搬送ベルト12bの回転に伴って投入硬貨搬送面12a上に押し付けられながら搬送され、硬貨識別部13へ到達する。
硬貨識別部13は、搬送ベルト12bによって搬送されている硬貨Cが取扱い硬貨種別の硬貨(以下、「正規の硬貨」と総称する。)であるか否かを識別する。硬貨識別部13は、投入硬貨搬送面12aにおける硬貨Cが通過する位置に設けられており、材質センサ13a、直径センサ13bおよび厚さ/穴検出センサ13cによって硬貨Cを識別する。これら3つの識別センサのうち、材質センサ13aは硬貨搬送方向で最も上流側に配置されており、直径センサ13bは最も下流側に配置されている。そして、厚さ/穴検出センサ13cは、硬貨搬送方向で材質センサ13aと直径センサ13bとの間に配置されている。
材質センサ13aは、硬貨Cの材質を検出するものである。直径センサ13bは、硬貨Cの直径を検出するセンサである。厚さ/穴検出センサ13cは、材質および直径以外の硬貨Cに関する情報を検出するためのセンサであり、例えば、硬貨Cの孔の有無や、硬貨Cの厚さ、硬貨Cの反射率、硬貨Cの凹凸形状のいずれか一つを検出するセンサであって良い。
また、投入硬貨搬送面12aの硬貨搬送方向の下流端には、リジェクト孔12gが形成されている。搬送される途上で上記センサ群によって1円から500円の6金種の硬貨(正規の硬貨)と判別できずに、偽物とみなされた硬貨状部材(以下、「偽貨」と総称する。)は、リジェクト孔12gから排出される。例えば、古銭や外国硬貨、ゲーム機やパチスロ等のコイン、オーバーフローした硬貨およびゴミ等、搬送される途上で正規の硬貨と判定された硬貨以外の異物が排出される。リジェクト孔12gは、硬貨Cの通過を許容するリジェクトシャッタ12hによってその一部が塞がれている。このリジェクトシャッタ12hは、リジェクトソレノイド(図示省略する)によって開閉駆動される。
硬貨選別部14は、硬貨識別部13において正規の硬貨であることが識別され、硬貨搬送部12によって搬送された硬貨Cを金種別に選別する。硬貨選別部14は、上面側に選別硬貨搬送面14aが形成された選別ベース14bを有している。選別硬貨搬送面14aは、投入硬貨搬送面12aに対して略直角を成して左右方向に延在しており、選別硬貨搬送面14aと投入硬貨搬送面12aにより、上面側でから見て略L字状の硬貨搬送面が形成されている。
選別ベース14bには、硬貨搬送方向下流に向かうに従って孔の幅寸法が順次拡大する金種毎の選別孔14cが選別硬貨搬送面14aを貫通して形成されている。選別孔14cは、図2において右から1円・50円・5円・100円・10円・500円のそれぞれの金種に対応するように6個設けられている。硬貨選別部14では、硬貨Cが搬送されて、所定の幅の選別孔14cに到達した際に、その硬貨Cが硬貨収納部15に落下する。選別孔14cの各々に対しては、落下する硬貨Cを検出する選別硬貨計数センサ(図示省略する)が設けられている。
選別ベルト14eは、ゴム製のエンドレスベルトであって、内周に歯を有する歯付ベルトである。選別ベルト14eは、選別硬貨搬送面14aに硬貨Cを上方から押し付ける位置に配置されている。
硬貨収納部15は、硬貨選別部14によって選別された硬貨Cを金種別に収納する。硬貨収納部15は、選別孔14cから落下する硬貨Cを受ける位置に配置されており、落下する硬貨を金種別に収納する。硬貨収納部15には、仕切板によって仕切られた金種別の収納室が設けられている。
硬貨払出部16は、硬貨収納部15に収納された硬貨を硬貨払出口16aに払い出す。硬貨払出部16は、硬貨収納部15の各収納室のベース部に、払出ベルト(図示省略する)を備えており、払出ベルトの終端位置(前端)の下方には、上方に開口した硬貨払出口16aが設けられている。硬貨払出口16aは、払出ベルトによって払い出された硬貨を受ける。硬貨払出口16aは、硬貨投入口11aの左側に配置されている。
操作パネル17は、硬貨払出口16aの後方斜め上方に設けられており、硬貨Cの払出し情報を表示する表示器17aとユーザが使用する操作ボタン17bを有している。
リジェクト部18は、硬貨受入部11の手前側に設けられ、リジェクト孔12gから排出された偽貨や異物をリジェクト口18a上に受ける。このリジェクト部18は、硬貨投入口11aから誤ってまたは悪意をもって投入された偽貨等が硬貨収納部15に搬送され、硬貨払出部16から払い出されてしまう事態を防止するために設けられている。尚、リジェクト部18において、リジェクト孔12gより排出された偽貨や異物を手前に配置されたリジェクト口18a方向へ移動させる方法としては、リジェクト用の搬送ベルト(図示省略する)の駆動、傾斜を利用した硬貨の誘導、段差を利用した落下方式など各種の方法を用いることができる。
リジェクト部18は、硬貨受入部11の手前側に設けられ、リジェクト孔12gから排出された偽貨や異物をリジェクト口18a上に受ける。このリジェクト部18は、硬貨投入口11aから誤ってまたは悪意をもって投入された偽貨等が硬貨収納部15に搬送され、硬貨払出部16から払い出されてしまう事態を防止するために設けられている。尚、リジェクト部18において、リジェクト孔12gより排出された偽貨や異物を手前に配置されたリジェクト口18a方向へ移動させる方法としては、リジェクト用の搬送ベルト(図示省略する)の駆動、傾斜を利用した硬貨の誘導、段差を利用した落下方式など各種の方法を用いることができる。
取り忘れ検出センサ19は、対向する発光素子19aおよび受光素子19bからなる。図2では発光素子19aがリジェクト口18aの側面に、受光素子19bが硬貨払出口16aの側面に配置されている。そして、発光素子19aが発光した光の受光素子19bにおける受光状態に基づいて、硬貨払出口16aまたはリジェクト口18a上に所定時間以上存在する硬貨または硬貨状部材(偽貨)を検出する。具体的には、発光素子19aが発光すると、硬貨払出口16aおよびリジェクト口18a上に硬貨などの異物がなければ光路の途中で遮断されずに受光素子19bにおいて受光できるため取り忘れ無し(異物なし)と判定され、受光できない状態が所定時間継続する場合には、硬貨の取り忘れ有り(異物あり)と判定される。また、図1および図2に示されるように、発光素子19aおよび受光素子19bは3組設けられており、各組は互いに所定距離離間して配置されている。尚、硬貨入出金装置1は、取り忘れ検出センサ19における検出信号を受信した場合に、自装置内または接続先のPOS端末2において、ブザー音やアナウンスなどの音声出力、LEDなどの警告灯の点灯、POS端末の表示画面や操作パネル17の表示器17aにおけるメッセージ表示によって硬貨または硬貨状部材(偽貨)の取り忘れを報知する取り忘れ報知手段も備えている。
トンネル20は、発光素子19aと受光素子19bとを結ぶ光路上で、硬貨払出口16aおよびリジェクト口18aの間の隔壁を貫通して設けられている。ここでは、光路の数に対応して3箇所に設けられている。発光素子19a、受光素子19bの表面およびトンネル20の出入口にそれぞれ設けられた保護用のセンサカバー21は、光を透過できる部材であればよく、硝子やプラスチックなど任意に選択可能である。
図4は、硬貨入出金装置1の電気的接続を示すブロック図である。硬貨入出金装置1は、制御装置であるCPU101を搭載している。CPU101には、バス102を介して、プログラム等の固定的データが予め記憶されたROM103と、各種データを書き換え自在に記憶するRAM104とが接続されている。CPU101、ROM103およびRAM104によってマイクロコンピュータが構成されている。
さらに、CPU101には、バス102を介して、センサ105(投入センサ11b、ボックスセンサ、材質センサ13a、直径センサ13b、厚さ/穴検出センサ13c、選別硬貨計数センサ14d、払出計数センサ等)、ソレノイド106(リジェクトソレノイド、払出ソレノイド等)、モータ107(投入モータ、搬送モータ、払出モータ等)、POS端末2と無線または有線により通信を行う通信装置108、操作パネル17がそれぞれ接続されている。
以下、上記のように構成された硬貨入出金装置1の動作を説明する。
ユーザにより硬貨投入口11aに硬貨Cが投入されると、硬貨Cは投入センサ11bにより検出される。投入センサ11bの検出信号の受信によりCPU101は、投入モータと搬送モータ(図示省略する)を駆動して、投入ベルト11cと搬送ベルト12bと選別ベルト14eを回転させる。硬貨Cは、投入ベルト11cの回転により投入硬貨搬送面12aに搬送される。そして、投入硬貨搬送面12aに搬送された硬貨Cは、搬送ベルト12bの回転により、硬貨搬送方向下流側へと搬送される。
ユーザにより硬貨投入口11aに硬貨Cが投入されると、硬貨Cは投入センサ11bにより検出される。投入センサ11bの検出信号の受信によりCPU101は、投入モータと搬送モータ(図示省略する)を駆動して、投入ベルト11cと搬送ベルト12bと選別ベルト14eを回転させる。硬貨Cは、投入ベルト11cの回転により投入硬貨搬送面12aに搬送される。そして、投入硬貨搬送面12aに搬送された硬貨Cは、搬送ベルト12bの回転により、硬貨搬送方向下流側へと搬送される。
ここで、搬送ベルト12bは、幅が徐々に狭くなる搬送経路上の硬貨Cの側面を、搬送ガイド部材12dに押し付けるようにして搬送する。したがって、硬貨Cは、金種毎に同一の通過軌跡を形成して投入硬貨搬送面12a上を搬送されることになる。硬貨Cは、投入硬貨搬送面12aで搬送ガイド部材12dに片寄せされて搬送されると、材質センサ13a、厚さ/穴検出センサ13cおよび直径センサ13bを通過する。
次に、CPU101は、材質センサ13a、直径センサ13bおよび厚さ/穴検出センサ13cの出力に基づいて硬貨判別を実行する。搬送される硬貨Cを正規の硬貨と判定した場合、CPU101は、リジェクトソレノイドを駆動しないため、リジェクトシャッタ12hは閉鎖状態が維持される。したがって、硬貨Cは、リジェクト孔12gから排出されることなく硬貨選別部14へ搬送される。これに対し、搬送される硬貨Cを偽貨と判定した場合、CPU101は、リジェクトソレノイドを駆動してリジェクトシャッタ12hを開放状態にする。これにより、偽貨と判定された硬貨Cは、リジェクト孔12gから排出され、リジェクト部18の内部で手前方向に移動されてリジェクト口18a上に載置される。
一方、硬貨識別部13において正規の硬貨と判定された硬貨Cは、硬貨選別部14において、選別ベルト14eによって搬送され、対応する選別孔14cから落下して硬貨収納部15に収納される。
また、CPU101は、POS端末2からの硬貨払出指示があった場合には、払出ベルトを駆動するとともに、金種毎に払出ソレノイド(図示省略する)を駆動して、必要枚数の硬貨(釣銭硬貨)を硬貨払出口16aに払い出す。
そして、取り忘れ検出センサ19は、発光素子19aおよび受光素子19bの間の発光・受光状態に基づいて、硬貨払出口16a上に釣銭硬貨あるいはリジェクト口18a上に硬貨状部材(偽貨)が所定時間以上存在していることを検出した場合、その検出信号をCPU101へ出力する。CPU101は、この検出信号の受信に基づいて自装置またはPOS端末2に設けられた各種の取り忘れ報知手段(音声出力、警告灯の点灯、画面表示など)によってユーザに取り忘れを報知する。
このように、本実施形態に係る硬貨入出金装置1によれば、光路上にトンネル20を設けることで共通化された取り忘れ検出センサ19によって硬貨払出口16aおよびリジェクト口18aの双方における硬貨等の取り忘れを検出できるため、硬貨払出口16aおよびリジェクト口18aの各々に検出センサを設ける場合に比べて装置の製造コストを削減できる効果を奏する。
<変形例>
図5は、図1に示す硬貨入出金装置1の変形例を説明する平面図である。図2においては、取り忘れ検出センサ19の発光素子19aがリジェクト部18側、受光素子19bが硬貨払出部16側にそれぞれ3つずつ設けられていたが、図5では発光素子19aと受光素子19bの配置を逆にしても良いことが示されている。装置の内部構造に応じて任意に設計変更可能である。また、上記実施形態では、発光素子19a、受光素子19b及びトンネル20を3組設けていたが、組数も適宜変更可能である。
図5は、図1に示す硬貨入出金装置1の変形例を説明する平面図である。図2においては、取り忘れ検出センサ19の発光素子19aがリジェクト部18側、受光素子19bが硬貨払出部16側にそれぞれ3つずつ設けられていたが、図5では発光素子19aと受光素子19bの配置を逆にしても良いことが示されている。装置の内部構造に応じて任意に設計変更可能である。また、上記実施形態では、発光素子19a、受光素子19b及びトンネル20を3組設けていたが、組数も適宜変更可能である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…硬貨入出金装置、2…POS端末、11…硬貨受入部、11a…硬貨投入口、11b…投入センサ、11c…投入ベルト、11d…投入プーリ、12…硬貨搬送部、12a…投入硬貨搬送面、12b…搬送ベルト、12c…搬送ベース、12d…搬送ガイド部材、12e…搬送プーリ、12f…搬送アイドラプーリ、12g…リジェクト孔、12h…リジェクトシャッタ、13…硬貨識別部、13a…材質センサ、13b…直径センサ、13c…厚さ/穴検出センサ、14…硬貨選別部、14a…選別硬貨搬送面、14b…選別ベース、14c…選別孔、14d…選別硬貨計数センサ、14e…選別ベルト、15…硬貨収納部、16…硬貨払出部、16a…硬貨払出口、17…操作パネル、17a…表示器、17b…操作ボタン、18…リジェクト部、18a…リジェクト口、19…取り忘れ検出センサ、19a…発光素子、19b…受光素子、20…トンネル、21…センサカバー、101…CPU、102…バス、103…ROM、104…RAM、105…センサ、106…ソレノイド、107…モータ、108…通信装置。
Claims (6)
- 硬貨払出機構から払い出された硬貨を受ける硬貨払出口と、
前記硬貨払出口に隣接して設けられ、入金搬送路上のリジェクト機構から排出された硬貨状部材を受けるリジェクト口と、
対向する発光素子および受光素子からなり、これらの一方が前記硬貨払出口の側面に、他方が前記リジェクト口の側面に配置され、前記発光素子が発光した光の前記受光素子における受光状態に基づいて、前記硬貨払出口または前記リジェクト口に所定時間以上存在する前記硬貨または前記硬貨状部材を検出する取り忘れ検出センサと、
前記発光素子と前記受光素子とを結ぶ光路上で、前記硬貨払出口および前記リジェクト口の間の隔壁を貫通して設けられたトンネルと、
を備えることを特徴とする硬貨入出金装置。 - 前記取り忘れ検出センサは、互いに所定距離離間して複数設けられており、かつ、前記トンネルは、複数の前記取り忘れ検出センサにおける前記光路毎に設けられていることを特徴とする請求項1記載の硬貨入出金装置。
- 前記取り忘れ検出センサにおける検出信号を受信した場合に、前記硬貨または前記硬貨状部材の取り忘れを報知する取り忘れ報知手段を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の硬貨入出金装置。
- 前記取り忘れ報知手段は、前記硬貨または前記硬貨状部材の取り忘れを音声出力によって報知することを特徴とする請求項3記載の硬貨入出金装置。
- 前記取り忘れ報知手段は、前記硬貨または前記硬貨状部材の取り忘れを警告灯の点灯によって報知することを特徴とする請求項3記載の硬貨入出金装置。
- 前記取り忘れ報知手段は、前記硬貨または前記硬貨状部材の取り忘れを画面へのメッセージ表示によって報知することを特徴とする請求項3記載の硬貨入出金装置。
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US10445967B2 (en) | 2017-03-23 | 2019-10-15 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Coin dispensing apparatus and checkout machine with the same |
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