JP2656221B2 - 紙幣鑑別装置 - Google Patents

紙幣鑑別装置

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JP2656221B2
JP2656221B2 JP7000883A JP88395A JP2656221B2 JP 2656221 B2 JP2656221 B2 JP 2656221B2 JP 7000883 A JP7000883 A JP 7000883A JP 88395 A JP88395 A JP 88395A JP 2656221 B2 JP2656221 B2 JP 2656221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙幣鑑別装置、特に
計数した紙幣の金種及び合計枚数又は合計金額を自動的
に表示する紙幣鑑別装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】現在、紙幣鑑別装置は、銀行の預金自動
支払装置、自動販売機、券売機等の分野で広範囲に使用
されている。また、これらの用途とは別に、銀行等の金
融機関では、紙幣の真偽判定と計数とを同時に机上で行
うため、卓上型紙幣鑑別装置が提案されている。現在使
用されている自動販売機、紙幣受収装置又は紙幣払出装
置等の紙幣取扱装置では紙幣鑑別装置が使用されてい
る。例えば、特開昭59−213483号公報に示され
るように、紙幣取扱装置は、フレーム内に内蔵された集
積部と、フレームの外部に設けられた紙幣取出部と、集
積部と紙幣取出部とを連絡する搬送経路と、搬送経路の
途中に設けられた検知部とを有する。この公報に記載さ
れた区分集積装置では、紙幣取出部から取り出された紙
幣が搬送経路を通り搬送されるときに検知部により金種
が判断される。この金種の判断に基づいて複数の集積部
のいずれか1つに紙幣が搬送されかつ収納される。ま
た、紙幣取出部から取り出された紙幣の枚数を計数する
ために紙幣の通過を検出する第1〜第3の通過検出器が
それぞれ集積部の近傍に設けられる。搬送経路に設けら
れた複数のゲート部には集積部を選択するフラッパが設
けられる。紙幣取出部から紙幣が取り出されるとき、第
1の通過検出器を通過した後、検知部により金種又は真
贋が判断される。続いて、フラッパを作動して所定の搬
送通路に沿って紙幣を搬送する。更に、紙幣は第1〜第
3の通過検出器のいずれかを通過して、所定の集積部の
いずれかに収納される。紙幣が通過したときに、通過検
出器は第1及び第2の集積部用カレントエリアに1を加
算する。同時に、第1及び第2の集積部用カレントエリ
アの記憶値と、第1及び第2のバックアップエリアの記
憶値との和をディスプレイエリアに転送し、ディスプレ
イエリアの記憶内容がフレームの上部に設けられた表示
部の多数の表示スペースに同時に表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の紙
幣取扱装置では、ディスプレイエリアの記憶内容がフレ
ームの上部に設けられた表示部の多数の表示スペースに
同時に表示されるため、紙幣の金額を金種別に表示する
表示装置が大型化する欠点があった。金種別に異なる表
示装置を設けた大きな表示装置を備えた大型の紙幣取扱
装置に代わり、最近では比較的小型の卓上型紙幣鑑別装
置が提案されているが、小型の紙幣鑑別装置は、表示装
置を除去した小型構造のため、真偽判断の鑑別を行った
後、紙幣の全金額を金種ごとに表示することができな
い。従って、この発明は、鑑別した紙幣の金額を表示で
きる小さな表示装置を有する紙幣鑑別装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の紙幣鑑別装置
では、手動操作スイッチ(38)と、紙幣判別手段(16)
と、手動操作スイッチ(38)及び紙幣判別手段(16)に
それぞれ接続された入力端子を有する表示制御回路(10
0)と、表示制御回路(100)の対応する出力端子に接続
された数字表示部(37)及び複数の金種表示手段を有す
る表示装置(42)と、表示制御回路(100)の出力端子
に接続された警報装置(64)とを備えている。表示制御
回路(100)は、紙幣判別手段(16)の出力を金種別に
加算して記憶する記憶手段と、手動操作スイッチ(38)
の作動又は時間間隔タイマ手段の出力により記憶手段に
金種別アドレス信号を一定時間間隔で供給するアドレス
信号発生手段とを備えている。アドレス信号発生手段
は、手動操作スイッチ(38)が一定時間継続して押圧さ
れたか否かを判断し、一定時間継続して押圧されたとき
表示制御回路(100)を初期状態に戻すクリア信号を発
生するタイマ手段と、手動操作スイッチ(38)の出力を
受信した後、所定時間間隔後に出力を発生する時間間隔
タイマ手段と、手動操作スイッチ(38)の出力及び時間
間隔タイマ手段の出力数を計数してアドレス信号を発生
するアドレスカウンタ手段とを備えている。記憶手段
は、紙幣判別手段(16)の出力を受信して全合計金額を
記憶する合計金額カウンタ手段と、紙幣判別手段(16)
の出力を受信して金種毎に枚数を記憶する複数の金種対
応カウンタ手段と、金種対応カウンタ手段の出力から各
金種の合計金額を演算する加算手段とを備えている。金
種対応カウンタ手段はアドレスカウンタ手段のアドレス
信号により数字表示部に順次出力を付与しかつ金種に対
応する金種表示手段を選択的に付勢する。タイマ手段が
クリア信号を発生せずかつ合計金額カウンタ手段に記憶
された全合計金額が零円でないとき、記憶手段は警報装
置(64)に作動出力を送出する。アドレス信号発生手段
は、一定時間経過せずに手動操作スイッチ(38)の押圧
が解除されたときに合計金額が零か否かを判断し、合計
金額が零でないとき警報装置(64)を駆動すると共に、
特定の金種の金種合計及び枚数が数字表示部(37)に表
示される。本発明の実施例では、金種表示手段を点滅さ
せる点滅作動手段が設けられ、点滅作動手段は加算手段
の出力により金種表示手段を構成する発光ダイオード
(79〜82)を点滅作動させる。
【0005】
【作用】この発明の紙幣鑑別装置では、入口(14)から
複数の紙幣(15)を投入すると、金種別に紙幣(15)の
真偽を自動的に判定しかつ投入される各紙幣(15)の種
類及び枚数又は金額を金種別に加算して記憶する。その
後、手動操作スイッチ(38)の作動又は時間間隔タイマ
手段の出力により記憶された紙幣(15)の種類及び合計
枚数又は合計金額を一定時間間隔で自動的に金種別に読
み出し、表示装置(42)に表示する。タイマ手段がクリ
ア信号を発生せずかつ合計金額カウンタ手段に記憶され
た全合計金額が零円でないとき、記憶手段は警報装置
(64)に作動出力を送出して警報装置を起動させるの
で、操作者は警報により明確に零円でない状態を認識す
ることができる。アドレス信号発生手段は、一定時間経
過せずに手動操作スイッチ(38)の押圧が解除されたと
きに合計金額が零か否かを判断し、合計金額が零でない
とき警報装置(64)を駆動して表示音を発生すると共に
特定の金種の金種合計及び枚数を数字表示部(37)に表
示させる。
【0006】
【実施例】以下、この発明による紙幣鑑別装置の実施例
を図1〜図5について説明する。図1〜図3に示すよう
に、この発明による紙幣鑑別装置10は、頂壁11とこ
の頂壁11から下方に伸びる側壁12とを有するケース
13と、側壁12に形成された入口14と、入口14か
ら挿入された紙幣15を自動的にケース13内に移動
し、ケース13内で紙幣15の鑑別を行うと共に、紙幣
15が真札でないとき、紙幣15を入口14へ返却し、
紙幣15が真札のとき入口14とは異なる方向に紙幣を
搬送する紙幣判別手段16とを具備する。紙幣判別手段
16は、光学式センサ及び磁気式センサを有し、紙幣の
真偽を判定する公知の装置が使用される。また、紙幣鑑
別装置10は、ケース13内に設けられ、かつ紙幣判別
手段16から搬送された紙幣15を上方に移動し、ケー
ス13の頂壁11に設けられた出口17からケース13
の外部に紙幣15を排出する搬送装置18を有する。搬
送装置18は、紙幣判別手段16で真偽検査された紙幣
15を上方に運搬し、出口17から排出する機能を有す
る。このため、搬送装置18は、紙幣15を移動するベ
ルト25、26と、ベルト25を駆動及び案内するロー
ラ27〜29と、ベルト26を駆動及び案内するローラ
30、31を備えている。ベルト25は、ベルト26の
外側からローラ30と31にも捲回され、紙幣判別手段
16から入口14とは異なる方向即ち、逆方向に移動さ
れた紙幣15は、ベルト25と26との間にはさまれて
上方に運搬され、出口17からケース13の外部へ移動
される。従って、搬送装置18のローラ29、30で
は、紙幣15は、紙幣判別手段16によって搬送される
方向とは逆の方向に出口17から排出される。
【0007】ケース13を形成する頂壁11の外面に
は、出口17から排出された紙幣15を支持する紙幣受
け部20が形成される。紙幣受け部20は、やや傾斜す
る紙幣支持面で構成される。しかし、紙幣受け部20
は、水平面又は凹部が形成された皿状面でもよい。ま
た、ケースの頂壁11には、出口17が形成されたほぼ
垂直な排出面21と、出口17から排出された紙幣15
の移動を停止して紙幣15を紙幣受け部20に整然と配
置するため、紙幣受け部20の前部で上方に突出するス
トッパ部22が設けられる。ストッパ部22は、前壁2
3と後壁19とを有する。出口17から排出された紙幣
15は、ストッパ部22の後壁19に当接して、やや傾
斜する紙幣受け部20に整然と積み重ねられる。ストッ
パ部22の前壁23には、複数の発光ダイオード79〜
82及び35を含む発光ダイオードアレイ24が取付け
られる。発光ダイオードアレイ24のうち、発光ダイオ
ード35は、紙幣鑑別装置10が紙幣の受け入れ可能状
態を表示するため点灯される。また、複数の発光ダイオ
ード79〜82の各々に隣接して金額表示が付され、発
光ダイオード79〜82が点滅することにより、紙幣鑑
別装置10に挿入された紙幣15の種類、即ち、五百円
札、千円札、五千円札及び一万円札のうちいくらの紙幣
であるかが表示される。上記発光ダイオードアレイ24
は、上記前壁23以外のケース13の外面に設けること
ができる。出口17の上方には、数字表示部37が設け
られ、紙幣の枚数及び合計金額を表示する。この数字表
示部37は、紙幣15が真札でないとき、エラーコード
を表示する。数字表示部37の隣には、この数字表示部
37の表示をクリアできる手動操作スイッチ38が設け
られる。また、側壁12の下部には、紙幣鑑別装置10
に電源を投入するメインスイッチ39が取付けられる。
【0008】上記構成において、メインスイッチ39を
オンにすると、発光ダイオード35が点灯し、紙幣の受
け入れ可能状態を表示する。この状態で、紙幣15を入
口14から一枚ずつ挿入すると、光学式センサ(図示せ
ず)が紙幣15の挿入を検出して、紙幣判別手段16を
駆動し、紙幣15を自動的にケース13内に移動する。
紙幣15が真札のとき、紙幣判別手段16は、紙幣15
を搬送装置18まで後方に移動し、その後、搬送装置1
8は、紙幣15を出口17からケース13の外部に排出
する。紙幣15は、自重で紙幣受け部20に落下し、そ
こに収容される。紙幣15が高速度で排出される場合で
も、紙幣15は、紙幣受け部20の前方でストッパ部2
2の後壁19に当接して停止し紙幣受け部20に整然と
積み重ねられる。紙幣15が変造紙幣の場合、紙幣判別
手段16は、搬送装置を逆回転し、ケース13内から入
口14へ返却する。
【0009】この発明では、紙幣鑑別装置10に投入し
た紙幣の種類、枚数又は合計金額を自動的に表示する金
種別表示回路が設けられる。図4に示すマイクロコンピ
ュータを使用してこの発明の紙幣鑑別装置の表示制御回
路100を構成する。表示制御回路100の各入力端子
には抵抗50を介して電源に接続された手動操作スイッ
チ38の一端と、金種別に紙幣の真偽を判定する紙幣判
別手段16と、表示制御回路100の動作プログラムを
記憶するROM120とが接続される。紙幣判別手段1
6は、光学式センサ及び磁気式センサ等の紙幣の特性を
検出するセンサ44と、センサ44の出力を受け紙幣の
真偽を判定する判定回路45と、判定回路45で判定し
た紙幣の金種をアドレス信号に変換する数値変換回路4
6とを有する。数値変換回路46の出力は、金種対応カ
ウンタ手段及び合計金額カウンタ手段に送出される。ま
た、アドレスカウンタ手段の出力は、BCD信号を10
進数に変換する変換器を通じて金種対応カウンタ手段の
読み出し端子に与えられる。数値変換回路46の各出力
は点滅駆動手段を通じて発光ダイオード79〜82に与
えられ、金種対応カウンタ手段の出力は、数字表示部3
7及び加算手段に送出される。加算手段は、金種対応カ
ウンタ手段の出力を合計し、数字表示部37に全紙幣の
合計枚数及び合計金額を表す出力を与える。表示制御回
路100の出力端子には、表示装置42と、操作者に音
声警報を与える警報装置64とが接続される。表示装置
42は、金種別紙幣の合計枚数及び合計金額を表示する
数字表示部37と、数字表示部37でどの金種を表示す
るかを示す複数の発光ダイオード79〜82を有する。
上記のように、数字表示部37は、金種別紙幣の合計枚
数及び合計金額を同時に表示するが個別に表示すること
もできる。図示しないが、表示制御回路100内には、
紙幣判別手段16の出力を金種別に加算して記憶する記
憶手段と、手動操作スイッチ38の作動により記憶手段
に金種別アドレス信号を一定時間間隔で供給するアドレ
ス信号発生手段とが形成される。例えば五百円札、千円
札、五千円札及び一万円札が投入された場合、数値変換
回路46によりそれぞれ1、2、3、4のアドレス信号
を発生し、表示制御回路100内の記憶手段にこれらの
アドレス信号を供給する。記憶手段は、紙幣判別手段1
6が出力を発生する毎に紙幣の枚数及び合計金額を記憶
する。
【0010】アドレス信号発生手段は、手動操作スイッ
チ38が一定時間継続して押圧されたか否かを判断して
一定時間継続して押圧されたとき表示制御回路100を
初期状態に戻すクリア信号を発生するタイマ手段と、手
動操作スイッチ38の出力を受信した後、所定時間間隔
後に出力を発生する時間間隔タイマ手段と、手動操作ス
イッチ38の出力及び時間間隔タイマ手段の出力数を計
数してアドレス信号を発生するアドレスカウンタ手段と
を備えている。記憶手段は紙幣判別手段の出力を受信し
て全合計金額を記憶する合計金額カウンタ手段と、紙幣
判別手段の出力を受信して金種毎に枚数を記憶する複数
の金種対応カウンタ手段と、金種対応カウンタ手段の出
力から各金種の合計金額を演算する加算手段とを備えて
いる。金種対応カウンタ手段はアドレスカウンタ手段の
アドレス信号により数字表示部に順次出力を付与しかつ
金種に対応する金種表示手段としての複数の発光ダイオ
ード79〜82を選択的に点灯する。アドレスカウンタ
手段は、手動操作スイッチ38及び時間間隔タイマ手段
の出力数を計数し、記憶手段にBCDアドレス信号を発
生する。また、アドレスカウンタ手段は、手動操作スイ
ッチ38及び時間間隔タイマ手段の出力数n+1=5を
計数したとき、加算手段に読み出し出力を与える。アド
レスカウンタ手段は、タイマ手段及び合計金額カウンタ
手段の出力が与えられ、クリアされる。タイマ手段がク
リア信号を発生せずかつ合計金額カウンタ手段に記憶さ
れた全合計金額が零円でないとき、記憶手段は警報装置
64に作動出力を送出する。アドレス信号発生手段は、
一定時間経過せずに手動操作スイッチ38の押圧が解除
されたときに合計金額が零か否かを判断し、合計金額が
零でないとき警報装置64を駆動すると共に特定の金種
の金種合計及び枚数を数字表示部37に表示させる。ま
た、金種対応カウンタ手段の出力を合計する加算手段が
設けられ、アドレス信号発生手段は全金種の表示が終了
したとき、加算手段に出力を送出して数字表示部37に
全紙幣の合計枚数及び合計金額が表示される。発光ダイ
オード79〜82を点滅させる点滅作動手段が設けられ
ている。現在表示されている金種に該当する金額に対応
した発光ダイオード79〜82のいずれかを点滅作動さ
せる。
【0011】アドレス信号発生手段は、アドレス信号が
発生しかつ記憶手段が表示装置42への出力を発生しな
いときアドレス信号発生手段を累進する繰越手段を有す
る。一定時間間隔でアドレス信号を順次発生するアドレ
ス信号発生手段の時間間隔タイマ手段は、一定時間間隔
より前に手動操作スイッチ38を作動したときに発生す
る信号により次の金種のアドレス信号を発生する。記憶
手段に設けられた複数の金種対応カウンタ手段は、アド
レス信号発生手段及び紙幣判別手段16に接続されかつ
表示装置42に出力を与える。記憶手段の複数の金種対
応カウンタ手段の各々は、変換手段を介してアドレス信
号発生手段に接続される。記憶手段は、紙幣判別手段1
6の数値変換回路46に接続され、数値変換回路46に
より更新される各金種の合計金額が零のとき表示装置4
2に優先的に零を表示させる。表示装置42は、アドレ
ス信号発生手段のアドレス信号の発生時に記憶手段に記
憶された紙幣の金額を表す出力を金種ごとに順次一定時
間間隔で表示する。
【0012】表示制御回路100のプログラム制御によ
る金種別表示を図5に示す手順で行う。最初に、手動操
作スイッチ38を押圧によりオンする(ステップ10
1)と、アドレス信号発生手段のタイマ手段は、この押
圧による手動操作スイッチ38のオン時間が1秒以内か
否か判断される(ステップ102)。1.02秒以上オ
ンされると、アドレス信号発生手段は、クリア信号を発
生し、全合計枚数を記憶する金種対応カウンタ手段及び
全合計金額を記憶した合計金額カウンタ手段がクリアさ
れる(ステップ103)。しかし、手動操作スイッチ3
8のオン時間が1秒以内であるとアドレス信号発生手段
が判断したとき、紙幣判別手段16の出力を金種別に加
算して記憶する記憶手段は、加算手段により演算された
合計金額が零か否か判断する(ステップ104)。記憶
手段は、紙幣判別手段16が出力を発生する毎に紙幣の
枚数及び合計金額を予め記憶している。加算手段により
演算された合計金額が零円でないとき、警報装置64は
表示音を発生(ステップ105)し、記憶手段は数字表
示部37に出力を送出し、数字表示部37は金種n=1
の合計金額及び枚数を表示する(ステップ106)。次
に手動操作スイッチ38の作動又は時間間隔タイマ手段
の出力により記憶手段に金種別アドレス信号を一定時間
間隔で供給するアドレス信号発生手段のアドレスカウン
タ手段は、n=5であるか否かを判断し(ステップ10
7)、nが5に一致しなければ、金種n即ちn=1の金
種を表す発光ダイオード(79〜82の1つ)を点滅す
る(ステップ108)。ステップ104で全合計金額が
零でステップ109においてn=5と判断したとき(ス
テップ109)又はステップ107でn=5と判断した
とき、ステップ110において全金種発光ダイオード7
9〜82を点滅(ステップ110)し、ステップ113
において数字表示部37で全合計金額及び枚数を表示す
る(ステップ113)。
【0013】ステップ107においてn=5と判断せ
ず、ステップ108でn=1の金種を表す発光ダイオー
ドを点滅するとき、次のn+1の金種表示の準備を行う
(ステップ111)。その後、ステップ112では、ア
ドレス信号発生手段の時間間隔タイマ手段がステップ1
08、110及び113での表示動作が5秒経過したか
否か判断し、5秒経過すると、ステップ112から11
5にジャンプし、5秒経過していないと、ステップ11
4において手動操作スイッチ38が作動されたか否か判
断し(ステップ114)、手動操作スイッチ38が作動
されなければステップ112へ戻される。ステップ11
2で5秒経過した時又はステップ114で手動操作スイ
ッチ38が作動された時、全金種表示したか否か判断
(ステップ115)し、全金種表示が完了しなければス
テップ102に戻り、上記と同様に次の金種であるn=
2の表示が行われる。ステップ115で全金種が表示さ
れると、ステップ116において金種を表す発光ダイオ
ード(79〜82)が消灯した後、ステップ117にお
いて終了する。ステップ102において手動操作スイッ
チ38が1.02秒以上押圧されると、コンピュータプ
ログラムの作動手順はステップ117で終了する。
【0014】また、この発明の他の実施例としての紙幣
鑑別装置は、卓上型紙幣鑑別装置のみならず、飲料水、
タバコ等の商品を販売する自動販売機の紙幣鑑別装置に
も使用することができる。更に、金種対応カウンタ手段
は、数値変換回路46の出力を加算するが、この場合、
紙幣の枚数を加算することもでき、紙幣の枚数に金額を
乗じた金種別合計金額を表示することもできる。このよ
うな乗算手段は、金種対応カウンタ手段内又は表示装置
42内に設けることができる。繰越手段を省略して零枚
の金種についても、確認のため零を表示することができ
る。
【0015】
【発明の効果】この発明の紙幣鑑別装置では、スイッチ
手段の作動により記憶された紙幣の種類及び合計枚数又
は合計金額を一定時間間隔で自動的に金種別に読み出し
表示装置で表示するので、金種別に異なるスイッチを所
定の順序で作動する必要がなく、紙幣鑑別装置の金種別
紙幣表示操作を容易にすると共に、操作時間を短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図3のA−A線断面図
【図2】 図1の斜視図
【図3】 この発明による紙幣鑑別装置の正面図
【図4】 この発明の紙幣鑑別装置をマイクロコンピュ
ータを使用して構成した回路図
【図5】 図4のマイクロコンピュータを作動する手順
を示すフローチャート
【符号の説明】
10・・紙幣鑑別装置、 16・・紙幣判別手段、 3
7・・数字表示部、38・・手動操作スイッチ、 42
・・表示装置、 44・・センサ、 45・・判定回
路、 46・・数値変換回路、 64・・警報装置、
79〜82・・発光ダイオード、 100・・表示制御
回路、

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作スイッチ(38)と、紙幣判別手
    段(16)と、手動操作スイッチ(38)及び紙幣判別手段
    (16)にそれぞれ接続された入力端子を有する表示制御
    回路(100)と、表示制御回路(100)の対応する出力端
    子に接続された数字表示部(37)及び複数の金種表示手
    段を有する表示装置(42)と、表示制御回路(100)の
    出力端子に接続された警報装置(64)とを備え、 表示制御回路(100)は、紙幣判別手段(16)の出力を
    金種別に加算して記憶する記憶手段と、手動操作スイッ
    チ(38)の作動又は時間間隔タイマ手段の出力により記
    憶手段に金種別アドレス信号を一定時間間隔で供給する
    アドレス信号発生手段とを備え、 アドレス信号発生手段は、手動操作スイッチ(38)が一
    定時間継続して押圧されたか否かを判断し、一定時間継
    続して押圧されたとき表示制御回路(100)を初期状態
    に戻すクリア信号を発生するタイマ手段と、手動操作ス
    イッチ(38)の出力を受信した後、所定時間間隔後に出
    力を発生する時間間隔タイマ手段と、手動操作スイッチ
    (38)の出力及び時間間隔タイマ手段の出力数を計数し
    てアドレス信号を発生するアドレスカウンタ手段とを備
    え、 記憶手段は、紙幣判別手段(16)の出力を受信して全合
    計金額を記憶する合計金額カウンタ手段と、紙幣判別手
    段(16)の出力を受信して金種毎に枚数を記憶する複数
    の金種対応カウンタ手段と、金種対応カウンタ手段の出
    力から各金種の合計金額を演算する加算手段とを備え、 金種対応カウンタ手段はアドレスカウンタ手段のアドレ
    ス信号により数字表示部に順次出力を付与しかつ金種に
    対応する金種表示手段を選択的に付勢し、 タイマ手段がクリア信号を発生せずかつ合計金額カウン
    タ手段に記憶された全合計金額が零円でないとき、記憶
    手段は警報装置(64)に作動出力を送出し、 アドレス信号発生手段は、一定時間経過せずに手動操作
    スイッチ(38)の押圧が解除されたときに合計金額が零
    か否かを判断し、合計金額が零でないとき警報装置(6
    4)を駆動すると共に、特定の金種の金種合計及び枚数
    が数字表示部(37)に表示されることを特徴とする紙幣
    鑑別装置。
  2. 【請求項2】 金種表示手段を点滅させる点滅作動手段
    が設けられ、点滅作動手段は加算手段の出力により金種
    表示手段を構成する発光ダイオード(79〜82)を点滅作
    動させる請求項1に記載の紙幣鑑別装置。
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