JPH0750517B2 - 紙幣鑑別装置 - Google Patents

紙幣鑑別装置

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JPH0750517B2
JPH0750517B2 JP61191596A JP19159686A JPH0750517B2 JP H0750517 B2 JPH0750517 B2 JP H0750517B2 JP 61191596 A JP61191596 A JP 61191596A JP 19159686 A JP19159686 A JP 19159686A JP H0750517 B2 JPH0750517 B2 JP H0750517B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、紙幣鑑別装置、特に計数した紙幣の金種及
び合計枚数又は合計金額を自動的に表示する紙幣鑑別装
置に関連する。
従来の技術 現在、紙幣鑑別装置は、銀行の預金自動支払装置、自動
販売機、券売機等の分野で広範囲に使用されている。ま
た、このような用途とは別に、銀行等において、紙幣の
真偽判定と計数とを同時に机上で行うため、卓上型紙幣
鑑別装置が提案されている。
現在使用されている自動販売機、紙幣受収装置又は紙幣
払出装置等の紙幣取扱装置には紙幣鑑別装置が使用され
ている。例えば、特開昭59−213483号公報に示されるよ
うに、紙幣取扱装置は、フレーム内に内臓された集積部
と、フレームの外部に設けられた紙幣取出部と、集積部
と紙幣取出部とを連絡する搬送経路と、搬送経路の途中
に設けられた検知部とを有する。この公報に記載された
区分集積装置では、紙幣取出部から取り出された紙幣が
搬送経路を通り搬送されるときに検知部により金種の判
断がなされる。この金種の判断に基づいて複数の集積部
のいずれか1つに紙幣が搬送されかつ収納される。ま
た、紙幣取出部から取り出された紙幣の枚数を計数する
ために紙幣の通過を検出する第1〜第3の通過検出器が
それぞれ集積部の近傍に設けられている。搬送経路に設
けられた複数のゲート部には集積部を選択するためフラ
ッパが設けられる。
紙幣取出部から紙幣が取り出されるとき、第1の通過検
出器を通過した後、検知部により金種又は真贋が判断さ
れる。続いて、フラッパを作動して所定の搬送通路に沿
って紙幣を搬送する。更に、紙幣は第1〜第3の通過検
出器のいずれかを通過して、所定の集積部のいずれかに
収納される。紙幣が通過したときに、通過検出器は第1
及び第2の集積部用カレントエリアに1を加算する。同
時に、第1及び第2の集積部用カレントエリアの記憶値
と、第1及び第2のバックアップエリアの記憶値との和
をディスプレイエリアに転送し、ディスプレイエリアの
記憶内容がフレームの上部に設けられた表示部の多数の
表示スペースに同時に表示される。
発明が解決しようとする問題点 このように、従来の紙幣取扱装置では紙幣の金額を金種
別に表示する表示装置が大型化する欠点があった。
上記の大型の紙幣取扱装置に代わり、最近では比較的小
型の卓上型紙幣鑑別装置が提案されている。この紙幣鑑
別装置は真偽判断の鑑別を行った後、紙幣の全金額を金
種ごとに表示することができない。これは、金種別に異
なる表示装置を設けると、表示装置が大きくなり、この
ため紙幣鑑別装置全体を小型に製造できないからであ
る。
従って、この発明は従来の欠点を解消して、小さな表示
装置を有する紙幣鑑別装置を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 この発明の紙幣鑑別装置では、金種別に紙幣の真偽を判
定する紙幣判別手段と、紙幣判別手段の出力を金種別に
加算して記憶する記憶手段と、手動操作スイッチと、手
動操作スイッチが作動された後、記憶手段に一定時間間
隔でアドレス信号を金種別に順次供給するアドレス信号
発生手段と、アドレス信号発生手段のアドレス信号の発
生に基づいて記憶手段に記憶された紙幣の全額を表す出
力を金種ごとに順次一定時間間隔で表示する表示装置と
を有する。アドレス信号発生手段は、手動操作スイッチ
に接続されたトリガ回路と、トリガ回路に接続されたパ
ルス発生回路と、パルス発生回路の出力を計数するアド
レスカウンタとを有する。トリガ回路は、手動操作スイ
ッチの操作時に作動され所定時間後に出力を発生するタ
イマ回路と、タイマ回路の出力の発生時に手動操作スイ
ッチの作動を検出して出力を発生するゲート回路とを有
する。ゲート回路は、手動操作スイッチが一定時間以内
で作動状態を完了するとパルス発生回路に出力を送出
し、手動操作スイッチが一定時間を越えて作動状態を継
続すると記憶手段を初期状態にクリアにする。
作 用 入口から複数の紙幣を順次投入すると、紙幣判別手段は
紙幣の金種を判別して、紙幣の種類を表わす信号を記憶
手段に付与する。記憶手段は紙幣の種類及び金額を金種
別に加算して記憶する。
この状態において、手動操作スイッチの作動によりアド
レス信号発生手段は一定時間間隔でアドレス信号を金種
別に記憶手段に供給する。従って、記憶手段に記憶され
た紙幣の合計金額及び枚数は表示装置により一定時間間
隔で順次表示される。このように、この発明では各金種
の合計金額を一時に表示せずに、一定時間間隔で順次表
示するので、各金種別の表示部を有する大型の表示装置
を必要としない。
手動操作スイッチが作動された後一定時間以内で作動状
態が完了されると、タイマ回路の出力でゲート回路はパ
ルス発生回路に出力を送出し、パルス発生回路の出力は
アドレス信号発生手段のアドレスカウンタにより計数さ
れ、アドレスカウンタはパルス発生回路の出力を受信し
て記憶手段にアドレス信号を付与する。しかし、手動操
作スイッチが一定時間を越えて作動状態を継続すると、
ゲート回路は記憶手段を初期状態にクリアにするから、
表示装置の再操作が可能となる。
実施例 以下、この発明の実施例を第1図〜第7図について説明
する。
第1図〜第3図に示す通り、この発明の紙幣鑑別装置10
は、頂壁11とこの頂壁11から下方に伸びる側壁12とを有
するケース13と、側壁12に形成された入口14と、入口14
から挿入された紙幣15を自動的にケース13内に移動し、
ケース13内で紙幣15の鑑別を行うと共に、紙幣15が真札
でないとき、紙幣15を入口14へ返却し、紙幣15が真札の
とき入口14とは異なる方向に紙幣を搬送する紙幣判別手
段16とを具備する。紙幣判別手段16は、光学式センサ及
び磁気式センサを有し、紙幣の真偽を判定する公知の装
置が使用される。
また、紙幣鑑別装置10は、ケース13内に設けられ、かつ
紙幣判別手段16から搬送された紙幣15を上方に移動し、
ケース13の頂壁11に設けられた出口17からケース13の外
部に紙幣15を排出する搬送装置18を有する。搬送装置18
は、紙幣判別手段16で真偽検査された紙幣15を上方に運
搬し、出口17から排出する機能を有する。このため、搬
送装置18は、紙幣15を移動するベルト25、26と、ベルト
25を駆動及び案内するローラ27〜29と、ベルト26を駆動
及び案内するローラ30、31を備えている。ベルト25は、
ベルト26の外側からローラ30と31にも捲回され、紙幣判
別手段16から入口14とは異なる方向即ち、逆方向に移動
された紙幣15は、ベルト25と26との間にはさまれて上方
に運搬され、出口17からケース13の外部へ移動される。
従って、搬送装置18のローラ29、30では、紙幣15は、紙
幣判別手段16によって搬送される方向とは逆の方向に出
口17から排出される。
ケース13を形成する頂壁11の外面には、出口17から排出
された紙幣15を支持する紙幣受け部20が形成される。紙
幣受け部20は、やや傾斜する紙幣支持面で構成される。
しかし、紙幣受け部20は、水平面又は凹部が形成された
皿状面でもよい。また、ケースの頂壁11には、出口17が
形成されたほぼ垂直な排出面21と、出口17から排出され
た紙幣15の移動を停止して紙幣15を紙幣受け部20に整然
と配置するため、紙幣受け部20の前部で上方に突出する
ストッパ部22が設けられる。ストッパ部22は、前壁23と
後壁19とを有する。出口17から排出された紙幣15は、ス
トッパ部22の後壁19に当接して、やや傾斜する紙幣受け
部20に整然と積み重ねられる。
ストッパ部22の前壁23には、複数の発光ダイオード79〜
82及び35を含む発光ダイオードアレイ24が取付けられ
る。発光ダイオードアレイ24のうち、発光ダイオード35
は、紙幣鑑別装置10が紙幣の受け入れ可能状態を表示す
るため点灯される。また、複数の発光ダイオード79〜82
の各々に隣接して金額表示が付され、発光ダイオード79
〜82が点滅することにより、紙幣鑑別装置10に挿入され
た紙幣15の種類、即ち、五百円札、千円札、五千円札及
び一万円札のうちいくらの紙幣であるかが表示される。
上記発光ダイオード24は、上記前壁23以外のケース13の
外面に設けることができる。出口17の上方には、数字表
示部37が設けられ、紙幣の枚数及び合計金額を表示す
る。この数字表示部37は、紙幣15が真札でないとき、エ
ラーコードを表示する。数字表示部37の隣には、この数
字表示部37の表示をクリアできる手動操作スイッチ38が
設けられる。また、側壁12の下部には、紙幣鑑別装置10
に電源を投入するメインスイッチ39が取付けられる。
上記構成において、メインスイッチ39をオンにすると、
発光ダイオード35が点灯し、紙幣の受け入れ可能状態を
表示する。この状態で、紙幣15を入口14から一枚づつ挿
入する。光学式センサ(図示せず)が紙幣15の挿入を検
出して、紙幣判別手段16を駆動し、紙幣15を自動的にケ
ース13内に移動する。紙幣15が真札のとき、紙幣判別手
段16は、紙幣15の搬送装置18まで後方に移動し、その
後、搬送装置18は、紙幣15を出口17からケース13の外部
に排出する。紙幣15は、自重で紙幣受け部20に落下し、
そこに収容される。紙幣15が高速度で排出される場合で
も、紙幣15は、紙幣受け部20の前方でストッパ部23の後
壁19に当接して停止し紙幣受け部20に整然と積み重ねら
れる。紙幣15が変造紙幣の場合、紙幣判別手段16は、搬
送装置を逆回転し、ケース13内から入口14へ返却する。
この発明では、紙幣鑑別装置10に投入した紙幣の種類、
枚数又は合計金額を自動的に表示する金種別表示回路が
設けられる。この金種別表示回路は、第4図に示すよう
に、金種別に紙幣の真偽を判定する紙幣判別手段16と、
紙幣判別手段16の出力を金種別に加算して記憶する記憶
手段40と、手動操作スイッチ38と、手動操作スイッチ38
の作動により記憶手段40に金種別アドレス信号を一定時
間間隔で供給するアドレス信号発生手段41と、アドレス
信号発生手段41のアドレス信号の発生時に記憶手段40に
記憶された紙幣の金額を表す出力を金種ごとに順次一定
時間間隔で表示する表示装置42とで構成される。
紙幣判別手段16は、光学式センサ及び磁気式センサ等の
紙幣の特性を検出するセンサ44と、センサ44の出力を受
け紙幣の真偽を判定する判定回路45と、判定回路45で判
定した紙幣の金種をアドレス信号に変換する数値変換回
路46とを有する。数値変換回路46では、例えば五百円
札、千円札、五千円札及び一万円札が投入された場合、
それぞれ1、2、3、4のアドレス信号を発生し、記憶
手段40にこれらのアドレス信号を供給する。
アドレス信号発生手段41は、手動操作スイッチ38に接続
されたトリガ回路47と、トリガ回路47に接続されたパル
ス発生回路48と、パルス発生回路48の出力を計数するア
ドレスカウンタ49とを有する。手動操作スイッチ38の一
端はグランドに接続され、他端は抵抗50を介して電源に
接続される。トリガ回路47は、手動操作スイッチ38の他
端と抵抗50との分岐点51に接続されたインバータ52と、
インバータ52に接続されたタイマ回路53と、分岐点51に
接続されたタイマ回路54と、タイマ回路54の出力の立ち
下がり時にパルスを発生する単安定マルチバイブレータ
55と、分岐点51、タイマ回路53及びマルチバイブレータ
55に接続されたアンドゲート56と、反転入力端子を介し
て分岐点51に接続されかつマルチバイブレータ55に接続
されたアンドゲート57とを有する。アンドゲート57は装
置全体をクリアにする信号を生ずる。アンドゲート56、
57はゲート回路を構成する。タイマ回路53は、手動操作
スイッチ38がオンとなりインバータ52の出力が高レベル
になったとき、1秒よりやや長いパルス幅、例えば1.02
秒のパルス幅の出力を生ずる。また、タイマ回路54は、
1秒のパルス幅の出力を生ずる。マルチバイブレータ55
は、タイマ回路54の出力の立ち下がり時に0.02秒のパル
ス幅のパルスを発生する。従って、手動操作スイッチ38
をオンした後1秒以内にオフにすると、アンドゲート56
は、オアゲート60及び合計カウンタ69に出力を与える。
手動操作スイッチ38が1.02秒以上押圧されると、アンド
ゲート56は出力を生ずることはことは無いが、その替わ
りアンドゲート57は金種別表示回路全体を初期状態に戻
すクリア信号Cを生ずる。
パルス発生回路48は、アンドゲート56及び後述のタイマ
回路63に接続されたオアゲート60と、オアゲート60の出
力発生時にパルスを発生する単安定マルチバイブレータ
61と、マルチバイブレータ61の出力によりその5秒後に
パルスを発生するタイマ回路63と、マルチバイブレータ
61の出力により操作者に音声警報を与える警報装置64と
を有する。アドレスカウンタ49は、マルチバイブレータ
61のパルスを計数し、記憶手段40及びオアゲート91にBC
Dアドレス信号を発生する。また、アドレスカウンタ49
は、マルチバイブレータ61の出力数n+1=5を計数し
たとき、n+1端子から出力を生じ、加算器87に読み出
し出力を与える。アドレスカウンタ49は、オアゲート65
を通じてアンドゲート57及び合計カウンタ69の出力が与
えられ、クリアされる。
表示装置42は、金種別紙幣の合計枚数及び合計金額を表
示する数字表示部37と、この数字表示部37でどの金種を
表示するかを示す複数の発光ダイオード79〜82を有す
る。上記のように、数字表示部37は、金種別紙幣の合計
枚数及び合計金額を同時に表示するが個別に表示するこ
ともできる。
記憶手段40の詳細を第5図に示す。記憶手段40は、アド
レスカウンタ49に接続された変換器78と、変換器78及び
数値変換回路46に接続されかつ数字表示部37に出力を与
える複数のカウンタ70〜73と、数値変換回路46に接続さ
れこの数値変換回路46の全出力が表す合計金額が零のと
きアンドゲート56の信号を受信して数字表示部37に優先
的に零を表示させる合計カウンタ69とを有する。
上記数値変換回路46の出力は、カウンタ70〜73、オアゲ
ート74〜77及び合計カウンタ69に送出される。また、ア
ドレスカウンタ49の出力は、BCD信号を10進数に変換す
る変換器78を通じてオアゲート74〜77及びカウンタ70〜
73の読み出し端子に与えられる。オアゲート74〜77の出
力の各出力は点滅駆動回路83〜86を通じて発光ダイオー
ド79〜82に与えられ、カウンタ70〜73の出力は、数字表
示部37及び加算器87に送出される。加算器87は、カウン
タ70〜73の出力を合計し、数字表示部37に全紙幣の合計
枚数及び合計金額を表す出力を与える。また、数字表示
部37は合計カウンタ69の出力を受けたとき、優先的に零
を表示する。合計カウンタ69は、数値変換回路46から送
出された金額の合計を記憶し、この合計が零の場合、ア
ンドゲート56の読み出し信号で数字表示部37に零を表示
する出力を与えると共に、アドレスカウンタ49をクリア
にする。しかし、合計カウンタ69は数値変換回路46から
送出された金額の合計が零以外の数値のとき、出力を生
じない。
アドレスカウンタ49及びカウンタ70〜73は、第4図に示
す繰越回路90に接続される。繰越回路90は、アドレスカ
ウンタ49に接続されたオアゲート91と、各カウンタ70〜
73に接続されたオアゲート92と、オアゲート91及び92に
接続されたアンドゲート93とを有する。アンドゲート93
は、反転入力端子を通じてオアゲート92に接続され、ま
たオアゲート60に出力を与える。
上記構成において、複数の紙幣15を紙幣鑑別装置10に投
入すると、紙幣15はセンサ44で読み取られ、数値変換回
路46を通じて各金種の枚数がカウンタ70〜73に記憶され
る。例えば五百円札、千円札、五千円札及び一万円札が
投入された場合、それぞれ1、2、3、4の対応するア
ドレス信号が発生するから、記憶手段40の対応するカウ
ンタ70〜73に計数すべき信号が供給される。従って、カ
ウンタ70〜73は、それぞれ金種別紙幣の枚数を計数す
る。
次に、手動操作スイッチ38を1秒以内の時間でオンする
と、アンドゲート56が出力を生じ、オアゲート60を通じ
てマルチバイブレータ61はパルスを発生する。この場
合、手動操作スイッチ38を1.02秒以上オンにすると、ア
ンドゲート57から金種別表示回路全体を初期状態に戻す
クリア信号Cが発生する。
マルチバイブレータ61の出力は、アドレスカウンタ49で
計数される。アドレスカウンタ49で1を計数し端子1か
ら出力を発生すると、変換器78を通じて発光ダイオード
79に点滅信号及びカウンタ70に読み出し信号が与えられ
る。カウンタ70は、五百円札の合計枚数及び合計金額を
表す信号を数字表示部37及び加算器87に与える。この状
態で5秒経過すると、タイマ回路63は、出力を生じ、オ
アゲート60を通じてマルチバイブレータ61に次のパルス
を発生させる。アドレスカウンタ49は、このパスルを計
数して端子2から出力を生ずる。このため、アドレスカ
ウンタ49は、カウンタ71に読み出し信号を与え、数字表
示部37を通じて千円札の合計枚数及び合計金額を表示す
る。この状態で5秒経過すると上記と同様に五千円札の
合計枚数及び合計金額を表示し、更に5秒後に一万円札
の合計枚数及び合計金額を表示する。
その後、タイマ回路63の作動によってマルチバイブレー
タ61がパルスを発生し、アドレスカウンタ49がこのパル
スを計数してn+1=5を計数したとき、n+1端子か
ら出力を生ずる。この出力で加算器87は、全合計金額を
数字表示部37で表示すると共に、点滅作動回路88を通じ
て発光ダイオード79〜82の全てを点滅する。数字表示部
37は、全合計金額を表示し、発光ダイオード79〜82は点
滅状態に保持され、その後、手動操作スイッチ38を1秒
以内の時間でオンにすると、再びアンドゲート56が出力
を生じ、オアゲート60を通じてマルチバイブレータ61は
パルスを発生するから上記金額表示動作が繰り返され
る。しかし、この場合、手動操作スイッチ38を1.02秒以
上オンすると、アンドゲート57から金種別表示回路全体
を初期状態に戻すクリア信号が発生する。
また、手動操作スイッチ38を1秒以内の時間でオンにす
ると、アンドゲート56が出力を生ずるが、この出力が合
計カウンタ69に送出され、合計カウンタ69に全合計金額
として零が記憶されていると、合計カウンタ69の出力に
より数字表示部37は零を表示すると共に、アドレスカウ
ンタ49はクリアされる。このように、合計カウンタ69に
全合計金額として零が記憶されていると、数字表示部37
は優先的に零を表示する。
上記のように各金種の紙幣枚数は、タイマ回路63により
5秒毎に表示装置42で表示されるが、そのとき、手動操
作スイッチ38を押圧すると、5秒を経過せずに手動操作
スイッチ38を作動した時点でアンドゲート56からオアゲ
ート60を通じてマルチバイブレータ61にパルスを発生さ
せるので、次の金種の表示に切り換えられる。また、繰
越回路90は、各金種の紙幣のうち、合計枚数(合計金
額)が零の場合に、オアゲート91が出力を発生するが、
オアゲート92は出力を発生しないので、アンドゲート93
が出力を発生し、このためオアゲート60を通じてマルチ
バイブレータ61がパルスを発生するから、自動的に次の
金種の表示が行われる。
この発明上記実施例は種々の変更が可能である。例え
ば、この発明の紙幣鑑別装置は、卓上型紙幣鑑別装置の
みならず、飲料水、タバコ等の商品を販売する自動販売
機の紙幣鑑別装置にも使用することができる。更に、カ
ウンタ70〜73は、数値変換回路46の出力を加算するが、
この場合、紙幣の枚数を加算することもでき、紙幣の枚
数に金額を乗じた金種別合計金額を表示することもでき
る。このような乗算回路は、カウンタ70〜73内又は表示
装置42内に設けることができる。
上記第4図の回路では、繰越回路90を省略して零枚の金
種についても、確認のため零を表示することができる。
発明の効果 この発明の紙幣鑑別装置では、一定時間間隔で順次表示
するので、各金種別の表示部を有する大型の表示装置を
必要としない。このため、表示装置及び紙幣鑑別装置自
体を小形に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の紙幣鑑別装置の正面図、第2図は
この斜視図、第3図は第1図のA−A線断面図、第4図
はこの発明の紙幣鑑別装置の金種別表示回路部、第5図
は第4図の記憶手段の詳細を示す回路図である。 10……紙幣鑑別装置、16……紙幣判別手段、38……手動
操作スイッチ、40……記憶手段、41……アドレス信号発
生手段、42……表示装置、44……センサ、45……判定回
路、46……数値変換回路、47……トリガ回路、48……パ
ルス発生回路、49……アドレスカウンタ、53、54……タ
イマ回路、56、57……ゲート回路、90……繰越回路、

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金種別に紙幣の真偽を判定する紙幣判別手
    段と、該紙幣判別手段の出力を金種別に加算して記憶す
    る記憶手段と、手動操作スイッチと、該手動操作スイッ
    チが作動された後、前記記憶手段に一定時間間隔でアド
    レス信号を金種別に順次供給するアドレス信号発生手段
    と、該アドレス信号発生手段のアドレス信号の発生に基
    づいて前記記憶手段に記憶された紙幣の金額を表す出力
    を金種ごとに順次一定時間間隔で表示する表示装置とを
    有し、前記アドレス信号発生手段は、前記手動操作スイ
    ッチに接続されたトリガ回路と、該トリガ回路に接続さ
    れたパルス発生回路と、該パルス発生回路の出力を計数
    するアドレスカウンタとを有し、前記トリガ回路は、前
    記手動操作スイッチの操作時に作動され所定時間後に出
    力を発生するタイマ回路と、該タイマ回路の出力の発生
    時に前記手動操作スイッチの作動を検出して出力を発生
    するゲート回路とを有し、該ゲート回路は、前記手動操
    作スイッチが一定時間以内で作動状態を完了すると前記
    パルス発生回路に出力を送出し、前記手動操作スイッチ
    が一定時間を越えて作動状態を継続すると前記記憶手段
    を初期状態にクリアにすることを特徴とする紙幣鑑別装
    置。
  2. 【請求項2】前記アドレス信号発生手段は、一定時間間
    隔でアドレス信号を順次発生する特許請求の範囲第
    (1)項記載の紙幣鑑別装置。
  3. 【請求項3】前記アドレス信号発生手段は、前記手動操
    作スイッチの出力を受けたとき計数を開始するアドレス
    カウンタと、前記手動操作スイッチの出力の発生に基づ
    き、一定時間間隔で前記アドレスカウンタを累進させる
    パルスを発生するタイマ回路とを有する特許請求の範囲
    第(1)項記載の紙幣鑑別装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段は、前記紙幣判別手段が出力
    を発生する毎に紙幣の枚数及び合計金額を記憶する特許
    請求の範囲第(1)項記載の紙幣鑑別装置。
  5. 【請求項5】前記表示装置は、前記記憶手段に接続され
    かつ紙幣の金種を表示する複数の発光ダイオードと、前
    記記憶手段に接続されかつ金種別合計金額又は合計枚数
    を表示する合計表示部とを有する特許請求の範囲第
    (1)項記載の紙幣鑑別装置。
  6. 【請求項6】前記アドレス信号発生手段は、前記アドレ
    ス信号が発生しかつ前記記憶手段が前記表示装置への出
    力を発生しないとき前記アドレス信号発生手段を累進す
    る繰越回路を有する特許請求の範囲第(1)項記載の紙
    幣鑑別装置。
  7. 【請求項7】一定時間間隔でアドレス信号を順次発生す
    る前記アドレス信号発生手段は、前記一定時間間隔より
    前に前記手動操作スイッチを作動したときに発生する信
    号により次の金種のアドレス信号を発生する特許請求の
    範囲第(2)項記載の紙幣鑑別装置。
  8. 【請求項8】前記記憶手段は、前記アドレス信号発生手
    段及び紙幣判別手段に接続されかつ表示装置に出力を与
    える複数のカウンタを有する特許請求の範囲第(1)項
    記載の紙幣鑑別装置。
  9. 【請求項9】前記記憶手段は、前記紙幣判別手段の数値
    変換回路に接続され、該数値変換回路の全出力が表す合
    計金額が零のとき前記表示装置に優先的に零を表示させ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の紙幣鑑別装置。
  10. 【請求項10】上記記憶手段の複数のカウンタの各々
    は、変換器を介して前記アドレス信号発生手段に接続さ
    れる特許請求の範囲第(8)項記載の紙幣鑑別装置。
  11. 【請求項11】前記記憶手段は、前記紙幣判別手段の数
    値変換回路に接続され、該数値変換回路の全出力が表す
    合計金額が零のとき前記表示装置に優先的に零を表示さ
    せる合計カウンタを有する特許請求の範囲第(9)項記
    載の紙幣鑑別装置。
  12. 【請求項12】前記紙幣鑑別装置は、卓上型紙幣鑑別装
    置である特許請求の範囲第(1)項〜第(11)項のいず
    れかに記載の紙幣鑑別装置。
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