JP3098569B2 - 受付金額集計システム - Google Patents
受付金額集計システムInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技設備におけるパチ
ンコ玉貸機やメダル貸機等の物品貸機或いは自動販売機
のような貨幣受付手段で受け付けた後、金庫等の貨幣格
納手段に格納した貨幣の総額を、百円硬貨、五百円硬
貨、千円紙幣等の金種別に集計する受付金額集計システ
ムに関する。
ンコ玉貸機やメダル貸機等の物品貸機或いは自動販売機
のような貨幣受付手段で受け付けた後、金庫等の貨幣格
納手段に格納した貨幣の総額を、百円硬貨、五百円硬
貨、千円紙幣等の金種別に集計する受付金額集計システ
ムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の受付金額集計システムでは、例え
ば図７に示すように、複数金種の貨幣を受付可能な貨幣
受付部０１と貨幣受付部０１で受け付けた貨幣を金種別
に排出する複数の排出部０２とが備えられている複数の
パチンコ玉貸機０Ｂをパチンコ台０Ａとともに並設し、
各パチンコ玉貸機０Ｂの排出部０２から排出された貨幣
を金種別に合流搬送する複数の搬送部０３と、搬送部０
３で搬送されてきた貨幣を金種別に格納する複数の貨幣
格納部０４とが設けられている遊技設備において、各パ
チンコ玉貸機０Ｂの金種別に備えられている排出部０２
毎に貨幣の通過を検出する通過検知部０５を設け、これ
らの通過検知部０５の各々を各別に一つの集計部０Ｃに
信号線０６で接続して、通過検知部０５から出力される
通過検知信号がその通過検知部０５毎に特定されている
信号線０６を介して集計部０Ｃに入力される度に、その
信号線０６で特定される金種の貨幣の数を一つづつ加算
して、貨幣格納部０４の各々に格納した貨幣の総額を金
種別に集計することが行われている。
ば図７に示すように、複数金種の貨幣を受付可能な貨幣
受付部０１と貨幣受付部０１で受け付けた貨幣を金種別
に排出する複数の排出部０２とが備えられている複数の
パチンコ玉貸機０Ｂをパチンコ台０Ａとともに並設し、
各パチンコ玉貸機０Ｂの排出部０２から排出された貨幣
を金種別に合流搬送する複数の搬送部０３と、搬送部０
３で搬送されてきた貨幣を金種別に格納する複数の貨幣
格納部０４とが設けられている遊技設備において、各パ
チンコ玉貸機０Ｂの金種別に備えられている排出部０２
毎に貨幣の通過を検出する通過検知部０５を設け、これ
らの通過検知部０５の各々を各別に一つの集計部０Ｃに
信号線０６で接続して、通過検知部０５から出力される
通過検知信号がその通過検知部０５毎に特定されている
信号線０６を介して集計部０Ｃに入力される度に、その
信号線０６で特定される金種の貨幣の数を一つづつ加算
して、貨幣格納部０４の各々に格納した貨幣の総額を金
種別に集計することが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、各金種別に設けられている排出部０２毎に通過検知
部０５を設け、更に、これらの通過検知部０５の各々を
各別に集計部０Ｃに信号線０６で接続するから、受付可
能な金種の数だけの通過検知部０５や信号線０６が各パ
チンコ玉貸機０Ｂ毎に必要で、システム全体の構成が煩
雑化する欠点がある。本発明は上記実情に鑑みてなされ
たものであって、受け付けた貨幣の金種情報を集計手段
に出力する出力手段を工夫することにより、システム全
体の構成を簡略化できる受付金額集計システムを提供す
ることを目的とする。
ば、各金種別に設けられている排出部０２毎に通過検知
部０５を設け、更に、これらの通過検知部０５の各々を
各別に集計部０Ｃに信号線０６で接続するから、受付可
能な金種の数だけの通過検知部０５や信号線０６が各パ
チンコ玉貸機０Ｂ毎に必要で、システム全体の構成が煩
雑化する欠点がある。本発明は上記実情に鑑みてなされ
たものであって、受け付けた貨幣の金種情報を集計手段
に出力する出力手段を工夫することにより、システム全
体の構成を簡略化できる受付金額集計システムを提供す
ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為の
本発明による受付金額集計システムの特徴構成は、 Ａ．複数金種の貨幣を受付可能な貨幣受付手段と、 Ｂ．前記貨幣受付手段で受け付けた貨幣を格納可能な貨
幣格納手段と、 Ｃ．前記貨幣受付手段で受け付けた貨幣毎にその金種に
固有の金種信号を単一の信号線を介して出力可能な金種
信号出力手段と、 Ｄ．前記金種信号出力手段から出力される金種信号に基
づいて前記貨幣格納手段に格納した貨幣の総額を金種別
に集計可能な集計手段とが備えられていること上記Ａ乃
至Ｄの構成にあり、かかる構成から次の作用効果を奏す
る。
本発明による受付金額集計システムの特徴構成は、 Ａ．複数金種の貨幣を受付可能な貨幣受付手段と、 Ｂ．前記貨幣受付手段で受け付けた貨幣を格納可能な貨
幣格納手段と、 Ｃ．前記貨幣受付手段で受け付けた貨幣毎にその金種に
固有の金種信号を単一の信号線を介して出力可能な金種
信号出力手段と、 Ｄ．前記金種信号出力手段から出力される金種信号に基
づいて前記貨幣格納手段に格納した貨幣の総額を金種別
に集計可能な集計手段とが備えられていること上記Ａ乃
至Ｄの構成にあり、かかる構成から次の作用効果を奏す
る。
【０００５】
【作用】前記Ａ乃至Ｄの構成により、貨幣の通過検出手
段を金種別に設けることなく、貨幣受付手段で受け付け
た後、貨幣格納手段に格納した貨幣の総額を金種別に集
計することができるのであるが、殊に前記Ｃ，Ｄの構成
により、金種に固有の金種信号に基づいて金種別に集計
するので、一つの貨幣受付手段について一つの金種信号
出力手段を単一の信号線で集計手段に接続して、この単
一の信号線で複数種類の金種信号を集計手段に出力でき
る。
段を金種別に設けることなく、貨幣受付手段で受け付け
た後、貨幣格納手段に格納した貨幣の総額を金種別に集
計することができるのであるが、殊に前記Ｃ，Ｄの構成
により、金種に固有の金種信号に基づいて金種別に集計
するので、一つの貨幣受付手段について一つの金種信号
出力手段を単一の信号線で集計手段に接続して、この単
一の信号線で複数種類の金種信号を集計手段に出力でき
る。
【０００６】
【発明の効果】従って、従来のように、受付可能な金種
の数だけの通過検出手段や信号線が不要で、システム全
体の構成を簡略化できる効果がある。請求項２記載の受
付金額集計システムは、前記金種信号が、受付金額を伝
達する信号とともに出力されるから、これらの信号を別
々の信号線で出力する場合に比べて、システム全体の構
成を一層簡略化できる。
の数だけの通過検出手段や信号線が不要で、システム全
体の構成を簡略化できる効果がある。請求項２記載の受
付金額集計システムは、前記金種信号が、受付金額を伝
達する信号とともに出力されるから、これらの信号を別
々の信号線で出力する場合に比べて、システム全体の構
成を一層簡略化できる。
【０００７】
【実施例】図１は、複数のパチンコ台Ａとパチンコ玉貸
機Ｂとを並設して構成される遊技島Ｃの複数と、これら
の遊技島Ｃを管理する管理用コンピュータＤとが備えら
れている遊技設備を示す。前記パチンコ玉貸機Ａは、図
２に示すように、百円硬貨と五百円硬貨と千円紙幣との
三種類の貨幣を受付可能な貨幣受付装置１と、五百円硬
貨又は千円紙幣を受け付けた場合に、受け付けた金額の
範囲で貸出金額を押しボタン式のスイッチで選択可能な
貸出額選択部２と、貨幣受付装置１で受け付けた貨幣の
金種と貸出額選択部２で選択された貸出金額とをパルス
信号で出力する出力装置３と、五百円硬貨又は千円紙幣
を受け付けた場合に必要な釣り銭を百円硬貨で払い出す
釣り銭払出し装置４と、貸出金額に応じてパチンコ玉を
払い出すパチンコ玉払出し装置５が設けられ、コネクタ
ーＥを介して管理用コンピュータＤに接続されている。
機Ｂとを並設して構成される遊技島Ｃの複数と、これら
の遊技島Ｃを管理する管理用コンピュータＤとが備えら
れている遊技設備を示す。前記パチンコ玉貸機Ａは、図
２に示すように、百円硬貨と五百円硬貨と千円紙幣との
三種類の貨幣を受付可能な貨幣受付装置１と、五百円硬
貨又は千円紙幣を受け付けた場合に、受け付けた金額の
範囲で貸出金額を押しボタン式のスイッチで選択可能な
貸出額選択部２と、貨幣受付装置１で受け付けた貨幣の
金種と貸出額選択部２で選択された貸出金額とをパルス
信号で出力する出力装置３と、五百円硬貨又は千円紙幣
を受け付けた場合に必要な釣り銭を百円硬貨で払い出す
釣り銭払出し装置４と、貸出金額に応じてパチンコ玉を
払い出すパチンコ玉払出し装置５が設けられ、コネクタ
ーＥを介して管理用コンピュータＤに接続されている。
【０００８】前記貨幣受付装置１は、百円硬貨と五百円
硬貨との二種類の硬貨を共通の硬貨投入口６ａから受け
入れてその投入硬貨の金種と真偽を硬貨識別装置６ｂで
識別し、真と識別された硬貨のみを受け付ける硬貨受付
部６と、千円紙幣を紙幣投入口７ａから受け入れてその
紙幣の真偽を紙幣識別装置７ｂで識別し、真と識別され
た千円紙幣のみを受け付ける紙幣受付部７とを備えてい
る。前記貨幣受付装置１に受け付けられた貨幣は貨幣排
出部８ａ，８ｂ，８ｃから金種別に排出され、各貨幣排
出部８ａ，８ｂ，８ｃから排出された百円硬貨、五百円
硬貨、千円紙幣は、百円硬貨搬送装置９ｃ、五百円硬貨
搬送装置９ｂ、千円紙幣搬送装置９ａで各別に合流搬送
されて遊技島端側に設けた百円硬貨用金庫１０ｃ、五百
円硬貨用金庫１０ｂ、千円紙幣用金庫１０ａに金種別に
格納されるとともに、受け付けた百円硬貨の一部は釣り
銭払出し装置４から釣り銭として払い出される。前記硬
貨識別装置６ｂの出力端子と紙幣識別装置７ｂの出力端
子並びに貸出額選択部２の出力端子は信号線を介して出
力装置３の入力端子に接続され、百円硬貨が貨幣受付装
置１で受け付けられた場合にはその都度、五百円硬貨又
は千円紙幣が貨幣受付装置１で受け付けられた場合には
貸出額選択部２で貸出金額が選択される都度、貨幣受付
装置１に受け付けた貨幣の金種と、受付金額としての貸
出金額とが出力装置３に入力される。前記出力装置３に
は入力された貨幣の金種と貸出金額に基づいてパルス信
号を発生させるパルス発生器が備えられ、貸出金額は、
百円分の貸出金額が一つのパルス信号として換算される
一連のパルス信号１１，１２として出力され、貨幣の金
種を示す金種信号は、一連のパルス信号１１，１２のう
ちの最初に出力されるパルス信号１１のパルス幅として
出力される。前記金種信号として出力されるパルス信号
１１のパルス幅は、本実施例の場合、百円硬貨では６０
ｍｓｅｃ、五百円硬貨では９０ｍｓｅｃ、千円札では１
２０ｍｓｅｃに設定され、二番目以降に出力されるパル
ス信号１２のパルス幅は、貨幣の金種の如何に係わら
ず、金種信号としてのパルス信号１１のパルス幅よりも
短い３０ｍｓｅｃに設定されている。
硬貨との二種類の硬貨を共通の硬貨投入口６ａから受け
入れてその投入硬貨の金種と真偽を硬貨識別装置６ｂで
識別し、真と識別された硬貨のみを受け付ける硬貨受付
部６と、千円紙幣を紙幣投入口７ａから受け入れてその
紙幣の真偽を紙幣識別装置７ｂで識別し、真と識別され
た千円紙幣のみを受け付ける紙幣受付部７とを備えてい
る。前記貨幣受付装置１に受け付けられた貨幣は貨幣排
出部８ａ，８ｂ，８ｃから金種別に排出され、各貨幣排
出部８ａ，８ｂ，８ｃから排出された百円硬貨、五百円
硬貨、千円紙幣は、百円硬貨搬送装置９ｃ、五百円硬貨
搬送装置９ｂ、千円紙幣搬送装置９ａで各別に合流搬送
されて遊技島端側に設けた百円硬貨用金庫１０ｃ、五百
円硬貨用金庫１０ｂ、千円紙幣用金庫１０ａに金種別に
格納されるとともに、受け付けた百円硬貨の一部は釣り
銭払出し装置４から釣り銭として払い出される。前記硬
貨識別装置６ｂの出力端子と紙幣識別装置７ｂの出力端
子並びに貸出額選択部２の出力端子は信号線を介して出
力装置３の入力端子に接続され、百円硬貨が貨幣受付装
置１で受け付けられた場合にはその都度、五百円硬貨又
は千円紙幣が貨幣受付装置１で受け付けられた場合には
貸出額選択部２で貸出金額が選択される都度、貨幣受付
装置１に受け付けた貨幣の金種と、受付金額としての貸
出金額とが出力装置３に入力される。前記出力装置３に
は入力された貨幣の金種と貸出金額に基づいてパルス信
号を発生させるパルス発生器が備えられ、貸出金額は、
百円分の貸出金額が一つのパルス信号として換算される
一連のパルス信号１１，１２として出力され、貨幣の金
種を示す金種信号は、一連のパルス信号１１，１２のう
ちの最初に出力されるパルス信号１１のパルス幅として
出力される。前記金種信号として出力されるパルス信号
１１のパルス幅は、本実施例の場合、百円硬貨では６０
ｍｓｅｃ、五百円硬貨では９０ｍｓｅｃ、千円札では１
２０ｍｓｅｃに設定され、二番目以降に出力されるパル
ス信号１２のパルス幅は、貨幣の金種の如何に係わら
ず、金種信号としてのパルス信号１１のパルス幅よりも
短い３０ｍｓｅｃに設定されている。
【０００９】従って、例えば、図３のように、パルス幅
１２０ｍｓｅｃのパルス信号１１が出力された後、パル
ス幅３０ｍｓｅｃのパルス信号１２が二個出力される
と、一枚の千円紙幣がパチンコ玉貸機Ｂに受け付けられ
て貸出金額が三百円であることを示し、図４のように、
パルス幅９０ｍｓｅｃのパルス信号１１が出力された
後、パルス幅３０ｍｓｅｃのパルス信号１２が三個出力
されると、一枚の五百円硬貨がパチンコ玉貸機Ｂに受け
付けられて貸出金額が四百円であることを示し、図４の
ように、パルス幅６０ｍｓｅｃのパルス信号１１が出力
されると、一枚の百円硬貨がパチンコ玉貸機Ｂに受け付
けられて貸出金額が百円であることを示している。
１２０ｍｓｅｃのパルス信号１１が出力された後、パル
ス幅３０ｍｓｅｃのパルス信号１２が二個出力される
と、一枚の千円紙幣がパチンコ玉貸機Ｂに受け付けられ
て貸出金額が三百円であることを示し、図４のように、
パルス幅９０ｍｓｅｃのパルス信号１１が出力された
後、パルス幅３０ｍｓｅｃのパルス信号１２が三個出力
されると、一枚の五百円硬貨がパチンコ玉貸機Ｂに受け
付けられて貸出金額が四百円であることを示し、図４の
ように、パルス幅６０ｍｓｅｃのパルス信号１１が出力
されると、一枚の百円硬貨がパチンコ玉貸機Ｂに受け付
けられて貸出金額が百円であることを示している。
【００１０】各遊技島Ｃの島端には、当該遊技島Ｃに設
けられているパチンコ玉貸機Ｂ各々の出力装置３の出力
端子と一本の信号線Ｇで各別に接続されている集計装置
Ｆが設けられ、この集計装置Ｆは、信号線Ｇを介して出
力装置３の各々から出力されるパルス信号１１，１２に
基づいて、当該遊技島Ｃの売上総額と、各パチンコ玉貸
機Ｂの貨幣受付装置１で受け付けた後、金庫１０ａ，１
０ｂ，１０ｃに格納された貨幣の金種別総額とを集計し
てその集計データを液晶表示部に表示する。各集計装置
Ｆは更に管理用コンピュータＤに接続され、各遊技島Ｃ
毎の集計データと各遊技島Ｃの集計データを更に一つに
集計した遊技設備全体の集計データとを管理室に備えた
管理用コンピュータＤで管理できるよう構成されてい
る。
けられているパチンコ玉貸機Ｂ各々の出力装置３の出力
端子と一本の信号線Ｇで各別に接続されている集計装置
Ｆが設けられ、この集計装置Ｆは、信号線Ｇを介して出
力装置３の各々から出力されるパルス信号１１，１２に
基づいて、当該遊技島Ｃの売上総額と、各パチンコ玉貸
機Ｂの貨幣受付装置１で受け付けた後、金庫１０ａ，１
０ｂ，１０ｃに格納された貨幣の金種別総額とを集計し
てその集計データを液晶表示部に表示する。各集計装置
Ｆは更に管理用コンピュータＤに接続され、各遊技島Ｃ
毎の集計データと各遊技島Ｃの集計データを更に一つに
集計した遊技設備全体の集計データとを管理室に備えた
管理用コンピュータＤで管理できるよう構成されてい
る。
【００１１】次に、各出力装置３から出力されるパルス
信号１１，１２に基づいて、一つの遊技島Ｃの売上総額
Ｓと、金庫１０ａ，１０ｂ，１０ｃに格納された貨幣の
金種別総額Ｎ1,Ｎ5,Ｎ10とを集計装置Ｆで集計する為の
信号処理を図６のフローチャートに基づいて説明する。
このフローチャートによる信号処理は、出力装置３から
パルス信号１１，１２が出力されたか否かにかかわら
ず、スタート（ステップＳ0)からの処理が２．５ｍｓｅ
ｃの時間間隔で繰り返されるもので、先ずパルス信号１
１，１２のいずれかが入力しているか否かが判別され
（ステップＳ1)、入力しているときはパルス信号１１，
１２が前回信号処理時にローレベル（以下Ｌ）にあった
ものがハイレベル（以下Ｈ）に立ち上がったのか又は前
回信号処理時から既にＨに立ち上がっているのかが判別
され（ステップＳ2)、ＬからＨに立ち上がった、つま
り、いずれかのパルス信号１１，１２の入力が開始した
と判別されたとき、タイマーによる時間Ｔの計時が開始
され（ステップＳ3)、スタート（ステップＳ0)に戻る。
ステップＳ2でパルス信号１１，１２が既にＨに立ち上
がっている、つまり、パルス信号１１，１２がＨの状態
で続いていると判別されたときは、時間Ｔが１２０ｍｓ
ｅｃにカウントアップされたか否かが判別され（ステッ
プＳ4)、１２０ｍｓｅｃ未満と判別されたときは時間Ｔ
が９０ｍｓｅｃにカウントアップされたか否かが判別さ
れ（ステップＳ5)、９０ｍｓｅｃ未満と判別されたとき
は時間Ｔが６０ｍｓｅｃにカウントアップされたか否か
が判別され（ステップＳ6)、６０ｍｓｅｃ未満と判別さ
れたときは時間Ｔが３０ｍｓｅｃにカウントアップされ
たか否かが判別され（ステップＳ7)、３０ｍｓｅｃ未満
と判別されたときはステップＳ0に戻る。
信号１１，１２に基づいて、一つの遊技島Ｃの売上総額
Ｓと、金庫１０ａ，１０ｂ，１０ｃに格納された貨幣の
金種別総額Ｎ1,Ｎ5,Ｎ10とを集計装置Ｆで集計する為の
信号処理を図６のフローチャートに基づいて説明する。
このフローチャートによる信号処理は、出力装置３から
パルス信号１１，１２が出力されたか否かにかかわら
ず、スタート（ステップＳ0)からの処理が２．５ｍｓｅ
ｃの時間間隔で繰り返されるもので、先ずパルス信号１
１，１２のいずれかが入力しているか否かが判別され
（ステップＳ1)、入力しているときはパルス信号１１，
１２が前回信号処理時にローレベル（以下Ｌ）にあった
ものがハイレベル（以下Ｈ）に立ち上がったのか又は前
回信号処理時から既にＨに立ち上がっているのかが判別
され（ステップＳ2)、ＬからＨに立ち上がった、つま
り、いずれかのパルス信号１１，１２の入力が開始した
と判別されたとき、タイマーによる時間Ｔの計時が開始
され（ステップＳ3)、スタート（ステップＳ0)に戻る。
ステップＳ2でパルス信号１１，１２が既にＨに立ち上
がっている、つまり、パルス信号１１，１２がＨの状態
で続いていると判別されたときは、時間Ｔが１２０ｍｓ
ｅｃにカウントアップされたか否かが判別され（ステッ
プＳ4)、１２０ｍｓｅｃ未満と判別されたときは時間Ｔ
が９０ｍｓｅｃにカウントアップされたか否かが判別さ
れ（ステップＳ5)、９０ｍｓｅｃ未満と判別されたとき
は時間Ｔが６０ｍｓｅｃにカウントアップされたか否か
が判別され（ステップＳ6)、６０ｍｓｅｃ未満と判別さ
れたときは時間Ｔが３０ｍｓｅｃにカウントアップされ
たか否かが判別され（ステップＳ7)、３０ｍｓｅｃ未満
と判別されたときはステップＳ0に戻る。
【００１２】ステップＳ7で時間Ｔが３０ｍｓｅｃを経
過したと判別されたときは、パルス信号１１，１２が前
回信号処理時にＨにあったものがＬに立ち下がったか否
かが判別され（ステップＳ8)、ＨからＬに立ち下がっ
た、つまり、千円札又は五百円硬貨の受付による二百円
以上の貸出金額が選択されたことを示す一連のパルス信
号１１，１２の内、二番目以降のパルス信号１２が入力
されたと判別されたときは、後述する釣り銭としての百
円硬貨の払出しにともなう百円硬貨枚数Ｎ1を修正する
ために、当該百円硬貨枚数Ｎ1が一枚分加算された後
（ステップＳ9)、売上総額Ｓを百円分加算して（ステッ
プＳ10) ステップＳ0に戻り、次のパルス信号１１，１
２の入力の有無がステップＳ1で判別される。ステップ
Ｓ8でパルス信号１１がＨの状態で続いている、つま
り、金種を示すパルス信号１１が入力していると判別さ
れたときはステップＳ0に戻る。
過したと判別されたときは、パルス信号１１，１２が前
回信号処理時にＨにあったものがＬに立ち下がったか否
かが判別され（ステップＳ8)、ＨからＬに立ち下がっ
た、つまり、千円札又は五百円硬貨の受付による二百円
以上の貸出金額が選択されたことを示す一連のパルス信
号１１，１２の内、二番目以降のパルス信号１２が入力
されたと判別されたときは、後述する釣り銭としての百
円硬貨の払出しにともなう百円硬貨枚数Ｎ1を修正する
ために、当該百円硬貨枚数Ｎ1が一枚分加算された後
（ステップＳ9)、売上総額Ｓを百円分加算して（ステッ
プＳ10) ステップＳ0に戻り、次のパルス信号１１，１
２の入力の有無がステップＳ1で判別される。ステップ
Ｓ8でパルス信号１１がＨの状態で続いている、つま
り、金種を示すパルス信号１１が入力していると判別さ
れたときはステップＳ0に戻る。
【００１３】ステップＳ6で時間Ｔが６０ｍｓｅｃを経
過したと判別されたときは、パルス信号１１がＨからＬ
に立ち下がったか否かが判別され（ステップＳ11) 、Ｈ
からＬに立ち下がった、つまり、百円硬貨を示すパルス
幅６０ｍｓｅｃのパルス信号１１が入力されたと判別さ
れたときは、百円硬貨枚数Ｎ1が一枚分加算され（ステ
ップＳ12) 、ステップＳ10で売上総額Ｓを百円分加算す
る。ステップＳ11でパルス信号１１がＨの状態で続いて
いると判別されたときはステップＳ0に戻る。
過したと判別されたときは、パルス信号１１がＨからＬ
に立ち下がったか否かが判別され（ステップＳ11) 、Ｈ
からＬに立ち下がった、つまり、百円硬貨を示すパルス
幅６０ｍｓｅｃのパルス信号１１が入力されたと判別さ
れたときは、百円硬貨枚数Ｎ1が一枚分加算され（ステ
ップＳ12) 、ステップＳ10で売上総額Ｓを百円分加算す
る。ステップＳ11でパルス信号１１がＨの状態で続いて
いると判別されたときはステップＳ0に戻る。
【００１４】ステップＳ5で時間Ｔが９０ｍｓｅｃを経
過したと判別されたときは、パルス信号がＨからＬに立
ち下がったか否かが判別され（ステップＳ13) 、Ｈから
Ｌに立ち下がった、つまり、五百円硬貨を示すパルス幅
９０ｍｓｅｃのパルス信号１１が入力されたと判別され
たときは、五百円硬貨枚数Ｎ5が一枚分加算され（ステ
ップＳ14) 、この時点では最大で四百円分の百円硬貨が
釣り銭として払い出される可能性があるので百円硬貨枚
数Ｎ1が四枚分減算され（ステップＳ15) 、ステップＳ
10で売上総額Ｓを百円分加算する。ステップＳ13でパル
ス信号１１がＨの状態で続いていると判別されたときは
ステップＳ0に戻る。
過したと判別されたときは、パルス信号がＨからＬに立
ち下がったか否かが判別され（ステップＳ13) 、Ｈから
Ｌに立ち下がった、つまり、五百円硬貨を示すパルス幅
９０ｍｓｅｃのパルス信号１１が入力されたと判別され
たときは、五百円硬貨枚数Ｎ5が一枚分加算され（ステ
ップＳ14) 、この時点では最大で四百円分の百円硬貨が
釣り銭として払い出される可能性があるので百円硬貨枚
数Ｎ1が四枚分減算され（ステップＳ15) 、ステップＳ
10で売上総額Ｓを百円分加算する。ステップＳ13でパル
ス信号１１がＨの状態で続いていると判別されたときは
ステップＳ0に戻る。
【００１５】ステップＳ4で時間Ｔが１２０ｍｓｅｃを
経過したと判別されたときは、パルス信号がＨからＬに
立ち下がったか否かが判別され（ステップＳ16) 、Ｈか
らＬに立ち下がった、つまり、千円紙幣を示すパルス幅
１２０ｍｓｅｃのパルス信号１１が入力されたと判別さ
れたときは、千円紙幣枚数Ｎ10が一枚分加算され（ステ
ップＳ17) 、この時点では最大で九百円分の百円硬貨が
釣り銭として払い出される可能性があるので百円硬貨枚
数Ｎ1が九枚分減算され（ステップＳ18) 、ステップＳ
10で売上総額Ｓを百円分加算する。ステップＳ16でパル
ス信号１１がＨの状態で続いていると判別されたときは
エラーを表示した後（ステップＳ19) 、ステップＳ0に
戻る。
経過したと判別されたときは、パルス信号がＨからＬに
立ち下がったか否かが判別され（ステップＳ16) 、Ｈか
らＬに立ち下がった、つまり、千円紙幣を示すパルス幅
１２０ｍｓｅｃのパルス信号１１が入力されたと判別さ
れたときは、千円紙幣枚数Ｎ10が一枚分加算され（ステ
ップＳ17) 、この時点では最大で九百円分の百円硬貨が
釣り銭として払い出される可能性があるので百円硬貨枚
数Ｎ1が九枚分減算され（ステップＳ18) 、ステップＳ
10で売上総額Ｓを百円分加算する。ステップＳ16でパル
ス信号１１がＨの状態で続いていると判別されたときは
エラーを表示した後（ステップＳ19) 、ステップＳ0に
戻る。
【００１６】ステップＳ15またはステップＳ18で減算さ
れた百円硬貨枚数Ｎ1は、千円紙幣又は五百円硬貨の受
付による二百円以上の売上があった場合に、百円を越え
る売上額に相当する百円硬貨の枚数、つまり、釣り銭と
して払い出されることのない百円硬貨の枚数がステップ
Ｓ9で加算されるから、受け付けた百円硬貨のうちの実
際に金庫１０ｃに収納された百円硬貨枚数Ｎ1が集計さ
れる。従って、一つの遊技島Ｃの各パチンコ玉貸機Ｂで
受け付けて実際に金庫１０ａ, １０ｂ, １０ｃに収納さ
れた貨幣の全体総額が、百円硬貨枚数Ｎ1、五百円硬貨
枚数Ｎ5、千円紙幣枚数Ｎ10として金種別に集計され、
更に、売上総額Ｓが集計されて、これらのデータＮ1、
Ｎ5、Ｎ10、Ｓが集計装置Ｆの液晶表示部に表示され
る。
れた百円硬貨枚数Ｎ1は、千円紙幣又は五百円硬貨の受
付による二百円以上の売上があった場合に、百円を越え
る売上額に相当する百円硬貨の枚数、つまり、釣り銭と
して払い出されることのない百円硬貨の枚数がステップ
Ｓ9で加算されるから、受け付けた百円硬貨のうちの実
際に金庫１０ｃに収納された百円硬貨枚数Ｎ1が集計さ
れる。従って、一つの遊技島Ｃの各パチンコ玉貸機Ｂで
受け付けて実際に金庫１０ａ, １０ｂ, １０ｃに収納さ
れた貨幣の全体総額が、百円硬貨枚数Ｎ1、五百円硬貨
枚数Ｎ5、千円紙幣枚数Ｎ10として金種別に集計され、
更に、売上総額Ｓが集計されて、これらのデータＮ1、
Ｎ5、Ｎ10、Ｓが集計装置Ｆの液晶表示部に表示され
る。
【００１７】〔その他の実施例〕 ア．貨幣受付手段は、複数金種の貨幣を金種別に分けて
受け付けるものであっても良い。 イ．貨幣受付手段は、複数金種の貨幣を共通の一つの貨
幣受入れ部から受入れた後、金種別に識別して受け付け
るものであっても良い。 ウ．貨幣格納手段は、複数金種の貨幣を共通の金庫に一
括して格納するものであっても良い。 エ．金種に固有の金種信号は、貸出金額を示す一連のパ
ルス信号に先立って単独で出力されるパルス信号であっ
ても良い。 オ．集計手段で金種別に集計される貨幣の総額は、金額
で集計される総額であっても良い。 カ．複数金種の貨幣とは、実施例で示したような紙幣と
硬貨の組み合わせに限定されず、紙幣のみ又は硬貨のみ
であっても良い。 キ．貨幣受付手段は、スロットマシン用のメダル貸機や
その他の遊技用媒体貸機、更には自動販売機に備えられ
るものであっても良い。 ク．金種信号を出力可能な単一の信号線は、貸出管理用
や販売管理用、その他の制御用の信号ケーブルを利用す
るものであっても良い。
受け付けるものであっても良い。 イ．貨幣受付手段は、複数金種の貨幣を共通の一つの貨
幣受入れ部から受入れた後、金種別に識別して受け付け
るものであっても良い。 ウ．貨幣格納手段は、複数金種の貨幣を共通の金庫に一
括して格納するものであっても良い。 エ．金種に固有の金種信号は、貸出金額を示す一連のパ
ルス信号に先立って単独で出力されるパルス信号であっ
ても良い。 オ．集計手段で金種別に集計される貨幣の総額は、金額
で集計される総額であっても良い。 カ．複数金種の貨幣とは、実施例で示したような紙幣と
硬貨の組み合わせに限定されず、紙幣のみ又は硬貨のみ
であっても良い。 キ．貨幣受付手段は、スロットマシン用のメダル貸機や
その他の遊技用媒体貸機、更には自動販売機に備えられ
るものであっても良い。 ク．金種信号を出力可能な単一の信号線は、貸出管理用
や販売管理用、その他の制御用の信号ケーブルを利用す
るものであっても良い。
【００１８】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】遊技設備の概略図
【図２】パチンコ玉貸機の内部を示す概略図
【図３】パルス信号の波形を示す概念図
【図４】パルス信号の波形を示す概念図
【図５】パルス信号の波形を示す概念図
【図６】売上総額と貨幣の金種別総額とを集計する為の
フローチャート
フローチャート
【図７】従来例の概略説明図
１ 貨幣受付手段 ３ 金種信号出力手段 １０ａ 貨幣格納手段 １０ｂ 貨幣格納手段 １０ｃ 貨幣格納手段 １１ 金種信号 Ｆ 集計手段 Ｇ 信号線
Claims (2)
- 【請求項１】 複数金種の貨幣を受付可能な貨幣受付手
段（１）と、前記貨幣受付手段（１）で受け付けた貨幣
を格納可能な貨幣格納手段（１０ａ),（１０ｂ),（１０
ｃ）と、前記貨幣受付手段（１）で受け付けた貨幣毎に
その金種に固有の金種信号（１１）を単一の信号線
（Ｇ）を介して出力可能な金種信号出力手段（３）と、
前記金種信号出力手段（３）から出力される金種信号
（１１）に基づいて前記貨幣格納手段（１０ａ),（１０
ｂ),（１０ｃ）に格納した貨幣の総額を金種別に集計可
能な集計手段（Ｆ）とが備えられている受付金額集計シ
ステム。 - 【請求項２】 前記金種信号（１１）は、受付金額を伝
達する信号とともに出力される請求項１記載の受付金額
集計システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03117124A JP3098569B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | 受付金額集計システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03117124A JP3098569B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | 受付金額集計システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04344995A JPH04344995A (ja) | 1992-12-01 |
| JP3098569B2 true JP3098569B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=14704030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03117124A Expired - Fee Related JP3098569B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | 受付金額集計システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3098569B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9064268B2 (en) | 2010-11-01 | 2015-06-23 | Outerwall Inc. | Gift card exchange kiosks and associated methods of use |
| US8874467B2 (en) | 2011-11-23 | 2014-10-28 | Outerwall Inc | Mobile commerce platforms and associated systems and methods for converting consumer coins, cash, and/or other forms of value for use with same |
-
1991
- 1991-05-22 JP JP03117124A patent/JP3098569B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04344995A (ja) | 1992-12-01 |
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