JP6167808B2 - シート積層装置及び方法 - Google Patents

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本発明はシートを積層するシート積層装置及びその方法に関する。
シートを位置決めしながら積層するシート積層装置としては、シートを1枚ずつ積載すると共に、各シートを積載する毎にクランパを用いて上方から押さえることで、積層されたシートがずれないように保持する構成が知られている。
例えば、特許文献1には、シート周辺部を該シートの対角の縁部に配置した一対の第1のクランパを用いて上方から押さえ、その上に次のシートを積載し、該シートを第1のクランパとは異なる対角の縁部に配置した一対の第2のクランパを用いて上方から押さえた後、第1のクランパをシートの搭載領域から退避させ、以降も同様に、第1のクランパ及び第2のクランパを交互に用いてシートを1枚ずつ押さえながら積層するシート積層装置が記載されている。
特開2009−206046号公報
上述したシートを1枚ずつ押さえながら積層する手法は、1枚のシートを積層するのに複数の作業工程を要するため、作業時間を短縮するにはシート積層装置が備える各運動部位をそれぞれ高速に動作させる必要がある。特に、シートを搬送する搬送ハンドラは、大きく移動することで最も長い動作時間を必要とするため、無駄のない動きをさせることが望ましい。
搬送ハンドラの作業工程には、搬送して積載したシートがずれないように、上記クランパが押さえるまで該シートを吸着保持する待機時間が必要となる。そのため、搬送ハンドラをより無駄なく動作させるためには、シートを押さえるクランパの動作を速くして上記待機時間を短縮しなければならない。
しかしながら、クランパの動作を速くすると、クランパで押さえるときにシートが受ける衝撃力が大きくなり、シートが傷ついたり、位置決めして積層したシートの位置がずれたりする問題が発生する。
シートを傷つけないようにするためには、例えばクランパのシートとの接触面にゴム等の弾性体を貼り付けることが考えられる。但し、クランパの動作を速くすると、シートを押さえるときの弾性体の伸縮・変形により、積層したシートがずれ易くなってしまう。
また、ゴム等の弾性体を貼り付けた場合、クランパの爪が厚くなるため、次のシートを積層するとき、該シート下に、既に積層したシートを保持している厚いクランパの爪があることで、次に積層するシートが大きく曲がり、該シートに反りや折れ等が発生するおそれもある。
本発明は上述したような背景技術が有する問題点を解決するために成されたものであり、シートの位置ずれを防止しつつ、シートを傷つけたり変形させたりすることなくシートを積層できるシート積層装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のシート積層装置は、シートを搬送する搬送ハンドラと、
前記搬送ハンドラで搬送されたシートが搭載されるステージと、
前記ステージ上で積層された前記シートを保持する少なくとも4つのクランパと、
前記搬送ハンドラ及び前記クランパの動作を制御する制御部と、
を有し、
前記クランパは、
前記シートの周辺部を上方から押さえる第1の爪と、
前記第1の爪を前記シートの搭載領域または搭載領域外へ移動させる第1の駆動機構と、
前記第1の爪の上面に積載されるシートを保持するシート保持機構と、
前記第1の爪、前記第1の駆動機構及び前記シート保持機構を含む前記クランパ本体を上昇または下降させる第2の駆動機構と、
を有する。
一方、本発明のシート積層方法は、所定の搭載領域に搭載されるシートの一方の辺に対応して配置された、少なくとも2つの第1群のクランパが備える第1の爪で、前記搭載領域に搭載された前記シートまたは前記搭載領域に積層された複数のシートから成るシート集合体の周辺部を上方から押さえる工程と、
前記シート集合体上に搬送ハンドラを用いてシートを搬送して積載する積載工程と、
前記第1の爪の上面を含む前記シート集合体上に積載されたシートを前記第1群のクランパが備えるシート保持機構を用いて保持する保持工程と、
前記搬送ハンドラによる前記シート集合体上に積載されたシートの保持動作を停止して該シートを解放し、前記搬送ハンドラに次のシートを搬送させる搬送工程と、
前記搭載領域に搭載される前記シートの一方の辺と対向する、該シートの他方の辺に対応して配置された、少なくとも2つの第2群のクランパが備える第1の爪で、前記シート集合体及び該シート集合体上に積載されたシートの周辺部を上方から押さえる押さえ工程と、
前記第1群のクランパによるシート集合体上に積載されたシートの保持動作を停止して該シートを解放し、前記第1群のクランパを前記搭載領域外に退避させる退避工程と、
を有し、
前記搬送工程でシートを積載する毎に、前記第1群のクランプの動作と前記第2群のクランプの動作を入れ替えつつ、前記保持工程、前記搬送工程、前記押さえ工程及び前記退避工程を所要数のシートを積層するまで繰り返す方法である。
本発明によれば、シートの位置ずれを防止しつつ、シートを傷つけたり変形させたりすることなくシートを積層できる。
本発明のシート積層装置の一構成例を示す模式図である。 図1に示したシート積層装置が備えるクランパの配置例を示す斜視図である。 図1に示したシート積層装置の動作の一例を示す側面図である。 図1に示したシート積層装置の動作の一例を示す側面図である。
次に本発明について図面を用いて説明する。
なお、本明細書で「シート」と称した場合、シート状に加工されたものであればどのようなものでもよく、その素材や使用用途等を限定するものではない。
図1は本発明のシート積層装置の一構成例を示す模式図であり、図2は図1に示したシート積層装置が備えるクランパの配置例を示す斜視図である。
図1に示すように、本発明のシート積層装置は、シート6を搬送する搬送ハンドラ9と、搬送ハンドラ9で搬送されたシート6が搭載されるステージ8と、ステージ8上で積層されたシート6を保持する少なくとも4つのクランパ10と、搬送ハンドラ9及びクランパ10の動作を制御する制御部11とを有する。
以下では、ステージ8上に既に搭載されている1枚または複数のシート6をシート集合体5と称し、該シート集合体5上へ次に積載するシート6を積載シート7と称す。
ステージ8には、シート6が搭載される所定の搭載領域の周縁にクランパ10が設置されている。ステージ8は、最初に搭載されるシート6を、例えば、周知の真空引きにより吸着保持する保持機構を備えていてもよい。保持機構は、真空引きによる吸引機構に限定されるものではなく、シート6を保持できれば、静電気力やその他の力を利用してシート6を保持する周知の機構を採用してもよい。
搬送ハンドラ9は、不図示のシート保管場所から積載シート7をピックアップ(吸着保持)し、ステージ8上の搭載領域へ搬送して積載する。搬送ハンドラ9は、例えば周知のロボットハンド等で実現される。搬送ハンドラ9による積載シート7の吸着保持には、周知の真空引きによる吸引機構等を利用すればよい。積載シート7のピックアップには、静電気力やその他の力を利用して積載シート7を保持する周知の機構を利用してもよい。
クランパ10は、シート集合体5及び該シート集合体5上に積載される積載シート7の周辺部を上方から押さえる第1の爪1と、第1の爪1をシート6の搭載領域または搭載領域外へ移動させる第1の駆動機構3と、搬送ハンドラ9で搬送されてシート集合体5上に積載された積載シート7を保持するシート保持機構4と、第1の爪1、第1の駆動機構3及びシート保持機構4を含むクランパ10本体を上昇または下降させる第2の駆動機構12とを有する。
第2の駆動機構12は、クランパ10本体を上昇または下降させるシリンダ、あるいはモータと該モータによる回転運動を直進運動に変換する周知の変換機構を用いて実現できる。第2の駆動機構12は、周知の位置センサを備え、クランパ10本体を複数の所要の位置で停止させることが可能である。
第1の駆動機構3は、第1の爪1をシート6の搭載領域または搭載領域外へ水平移動させるシリンダ、あるいはモータと該モータによる回転運動を直進運動に変換する周知の変換機構を用いて実現できる。
シート保持機構4は、第1の爪1と重なり合うように配置される第2の爪2と、第2の爪2をシート6の搭載領域または搭載領域外へ移動させる第3の駆動機構13とを有する。シート保持機構4は、第1の爪1と第2の爪2とにより積載シート7を把持することで該積載シート7を保持する。第2の爪2の下面(積載シート7との接触面)には、保持する際に積載シート7が傷つくのを防止するため、ゴム等の弾性体を貼り付けてもよい。
第2の爪2は、その一辺がヒンジ等を用いて第1の爪1に取り付けられ、第3の駆動機構13によって回動可能な構成である。第2の爪2は、第1の爪1と重なり合う(閉じる)ことで積載シート7を把持し、第1の爪1に対して略直角となる(開く)ことで把持した積載シート7を解放する。第2の爪2がシート6の搭載領域へ移動した状態は、上記第2の爪2が第1の爪1と重なり合う状態であり、第2の爪2がシート6の搭載領域外へ移動した状態は、上記第2の爪2が第1の爪1に対して略直角の状態である。第2の爪2は、第1の爪1に回動可能に取り付ける構成に限定されるものではなく、例えば上昇/下降することで第1の爪1と積載シート7を把持する構成でもよい。
第3の駆動機構13は、第2の爪2を回動させるモータ、あるいはシリンダと該シリンダによる直進運動を回転運動に変換する周知の変換機構を用いて実現できる。第2の爪2を直進運動(上下運動)させる場合、第3の駆動機構13は、シリンダ、あるいはモータと該モータによる回転運動を直進運動に変換する周知の変換機構を用いて実現すればよい。
第1の爪1及び第2の爪2は、厚さがテーパ状に変化する形状、先端部が円弧状あるいは矩形状等、シート集合体5または積載シート7を保持できれば、どのような形状を採用してもよい。
なお、シート保持機構4は、第1の爪1に設けられる、第1の爪1の上面に載置された積載シート7を真空引きにより吸着して保持する吸引機構で実現してもよい。その場合、第2の爪2や第3の駆動機構13は不要である。
第1の爪1に設けるシート保持機構4は、吸引機構に限定されるものではなく、両面テープ等を利用して積載シート7を保持する構成でもよく、静電気やその他の力を利用して積載シート7を保持する構成でもよく、積載シート7を保持できればどのような機構を採用してもよい。
また、シート積層装置は、例えばシート集合体5を撮影する不図示のカメラを備えていてもよい。その場合、搬送ハンドラ9が積載シート7を搬送する搬送位置、あるいは所定の退避位置にあるときに、該カメラを用いてシート集合体5を撮影し、その画像信号に所要の画像処理を施せば、例えばシート集合体5上に積載する積載シート7の位置補正やシート集合体5の検査(傷や変形等の有無)等が可能になる。
制御部11は、プログラムにしたがって所定の処理を実行する処理装置と、処理装置に対してコマンドや情報等を入力するための入力装置と、処理装置の処理結果を出力する出力装置とを有する周知の情報処理装置(例えばプログラマブルロジックコントローラ)で実現できる。
入力装置は、キーボード、タッチパネル等のユーザインタフェース、並びにシート積層装置の制御に必要な各種のスイッチ、センサ等である。
出力装置は、表示装置やプリンタ等のユーザインタフェース、並びにシート積層装置が備えるモータ、シリンダ等のアクチュエータを動作させるためのリレー、ソレノイド等である。
センサ、スイッチ、モータ、シリンダ等には、所要の電力や空気圧等を供給する周知の電源装置やポンプユニット等が接続されている。
処理装置は、CPU(Central Processing Unit)、該CPUの処理で必要な情報を一時的に保持する主記憶装置、CPUに処理を実行させるためのプログラムやシーケンスが記録された記録媒体等を備え、CPUが記録媒体に記録されたプログラム(シーケンス)にしたがって処理を実行し、スイッチ、センサ等で検出された各装置の状態に応じて、リレー、ソレノイド等をオン・オフしアクチュエータを動作させることで、後述する制御部11の処理を実現する。記録媒体は、磁気ディスク、半導体メモリ、光ディスクあるいはその他の記録媒体であってもよい。
図2に示すように、クランパ10は、例えばステージ8上に搭載されるシート6の対向する2辺に対応する位置に、それぞれ少なくとも2つずつ設置されている。シート6の1つの辺に対応して設けられた少なくとも2つのクランパ10では、上記第1の爪1と第2の爪2の開閉動作が同期して実行される。なお、クランパ10はシート6の4隅に対応する位置にそれぞれ設置されていてもよい。本願明細書及び特許請求の範囲では、シート6の一方の辺に対応して設けられた複数のクランパ10を「第1群」のクランパと称し、該一方の辺と対向する、シート6の他方の辺に対応して設けられた複数のクランパ10を「第2群」のクランパと称す。クランパ10がシート6の4隅に対応して設けられている場合、隣接する2つのクランパ10を「第1群」のクランパと称し、該2つのクランパと対向する、隣接する2つのクランパ10を「第2群」のクランパと称す。
次に、図3及び4を参照して本実施形態のシート積層装置の動作について説明する。
図3及び図4は、図1に示したシート積層装置の動作の一例を示す側面図である。
図3(a)に示すように、制御部11(不図示)は、搬送ハンドラ9が移動中あるいは積載シート7の搬送中であるとき、ステージ8上に搭載されたシート集合体5を、例えば第1群の第2の駆動機構12を用いて、第1群のクランパ10の第1の爪1で上方から押さえることで、該第1群のクランパ10にシート集合体5を保持させる。なお、図3(a)−(c)及び図4(d)−(f)では、向かって右側のクランプ10を第1群とし、左側のクランプ10を第2群とする。
この状態において、制御部11は、搬送ハンドラ9を用いて次に積層する積載シート7をステージ8上まで搬送し、第1群のクランパ10の第1の爪1上面を含むシート集合体5上に該積載シート7を積載する。
シート集合体5上に積載シート7を積載すると、制御部11は、該積載シート7を第1群のシート保持機構4を用いて保持する(図3(b))。具体的には、第1群のクランパ10の第1の爪1と第2の爪2とにより積載シート7を把持させる。または、第1の爪1に設けられた吸引機構により積載シート7を吸着させる。図3(b)は、第1群のクランパ10の第1の爪1と第2の爪2とにより積載シート7を把持する様子を示している。
第1群のクランパ10で積載シート7が保持されると、制御部11は、搬送ハンドラ9による吸着動作を停止して積載シート7を離脱させ、その後、搬送ハンドラ9を所要の高さまで上昇させて(図3(c))、搬送ハンドラ9による、次に積層する積載シート7の搬送・積載工程へ移行する。
また、制御部11は、第1群のクランパ10で積載シート7が保持されると、第2群の第2の駆動機構12を用いて、積載シート7の周辺部を第2群のクランパ10の第1の爪1で上方から押さえ、該積載シート7及びシート集合体5を保持させる(図4(d))。
第2群のクランパ10により積載シート7及びシート集合体5が保持されると、制御部11は、第1群のクランパ10のシート保持機構(第2の爪2または第1の爪1の吸着機構)4による保持動作を停止し、保持した積載シート7を解放する。そして、第1群の第1の駆動機構3を用いて第1の爪1をシートの搭載領域外に退避させる(図4(e))。この時点で、図3(b)に示した、積載された積載シート7を含む新たなシート集合体5が形成される。さらに、制御部11は、第1群のクランパ10を第2の駆動機構12を用いて上昇させ、次の積載シート7を保持するための所定の待機位置で停止させる(図4(f))。
以降、制御部11は、積載シート7を積載する毎に、第1群のクランプ10の動作と第2群のクランプ10の動作を入れ替え、所要数のシート6を積層するまで図3(b)−(c)、図4(d)−(f)で示した工程と同様の工程を繰り返す。
例えば、図4(f)に示した状態から搬送ハンドラ9を用いて次の積載シート7を搬送してシート集合体5上に積載する場合、上述したように搬送ハンドラ9が積載シート7を搬送中の間は、第2群のクランパ10の第1の爪1を用いてシート集合体5を上方から押さえて保持させる。
搬送ハンドラ9によりシート集合体5上に積載シート7が積載されると、制御部11は、図3(b)で示した第1群のクランパ10の動作と同様に、第2群のクランパ10が備えるシート保持機構4を用いて積載シート7を把持または吸着することで該積載シートを保持させる。
第2群のクランパ10で積載シート7が保持されると、制御部11は、図3(c)と同様に、搬送ハンドラ9による吸着動作を停止して積載シート7を離脱させ、その後、搬送ハンドラ9を所要の高さまで上昇させて、搬送ハンドラ9による、次に積層する積載シート7の搬送・積載工程へ移行する。
また、制御部11は、第2群のクランパ10で積載シート7が保持されると、図4(d)で示した第2群のクランパ10と同様に、第1群の第2の駆動機構12を用いて、シート集合体5上の積載シート7の周辺部を第1群のクランパ10の第1の爪1で上方から押さえ、該積載シート7及びシート集合体5を保持させる。
第1群のクランパ10により積載シート7及びシート集合体5が保持されると、制御部11は、第2群のクランパ10のシート保持機構(第2の爪2または第1の爪1の吸着機構)4による保持動作を停止し、保持した積載シート7を解放する。そして、第2群の第1の駆動機構3を用いて第1の爪1をシートの搭載領域外に退避させる。その後も第1群または第2群のクランパ10を用いてシートを保持しつつ積載シート7を積載する。
本発明によれば、搬送ハンドラ9が移動中あるいは積載シート7の搬送中のときは、第1群または第2群のクランパ10が備える第1の爪1でシート集合体5を上方から押さえて保持しているため、積層したシート6が位置ずれを起すことがない。
また、搬送ハンドラ9を用いてシート集合体5上に搭載した積載シート7は、クランプ10が備えるシート保持機構4(第2の爪2または吸引機構)で保持するため、保持時の衝撃がシート集合体5へほとんど伝わることがない。そのため、積層したシート6を傷つけたり、ずらしたりしてしまうことが無い。
したがって、背景技術のシート積載装置よりもクランパ10による積載シート7の保持動作を高速に行うことが可能であり、搬送ハンドラ9による待機時間を短縮できる。そのため、積載シート7の積層動作をより高速に行うことができる。
さらに、例えば第2の爪2にゴム等の弾性体を貼り付けることで該第2の爪2が厚くなっても、背景技術のシート積層装置のように該第2の爪2の上に積載シート7が積載されることがない。したがって、積載シート7が大きく曲がり、該積載シート7に反りや折れ等が発生することもない。
また、上面に積載シート7が積載される第1の爪1は、強度が許容できる範囲内で薄く形成できるため、第1の爪1を搭載領域外へ退避させる場合に、積層したシート6をずらしたりしてしまったり、変形させたりすることもない。
よって、シート6の位置ずれを防止しつつ、シート6を傷つけたり変形させたりすることなくシート6を積層できる。
1 第1の爪
2 第2の爪
3 第1の駆動機構
4 シート保持機構
5 シート集合体
6 シート
7 積載シート
8 ステージ
9 搬送ハンドラ
10 クランパ
11 制御部
12 第2の駆動機構
13 第3の駆動機構

Claims (8)

  1. シートを搬送する搬送ハンドラと、
    前記搬送ハンドラで搬送されたシートが搭載されるステージと、
    前記ステージ上で積層された前記シートを保持する少なくとも4つのクランパと、
    前記搬送ハンドラ及び前記クランパの動作を制御する制御部と、
    を有し、
    前記クランパは、
    前記シートの周辺部を上方から押さえる第1の爪と、
    前記第1の爪を前記シートの搭載領域または搭載領域外へ移動させる第1の駆動機構と、
    前記第1の爪の上面に積載されるシートを保持するシート保持機構と、
    前記第1の爪、前記第1の駆動機構及び前記シート保持機構を含む前記クランパ本体を上昇または下降させる第2の駆動機構と、
    を有するシート積層装置。
  2. 前記シート保持機構は、
    前記第1の爪上面とで前記シートを把持する第2の爪と、
    前記第2の爪を前記シートの搭載領域または搭載領域外へ移動させる第3の駆動機構と、
    を有する請求項1記載のシート積層装置。
  3. 前記第2の爪の前記シートとの接触面に弾性体を有する請求項2記載のシート積層装置。
  4. 前記シート保持機構は、
    前記第1の爪に設けられた、前記第1の爪の上面に積載されたシートを吸着する吸引機構である請求項1記載のシート積層装置。
  5. 前記クランパが、
    前記シートの一方の辺に対応して少なくとも2つ配置され、該一方の辺と対向する前記シートの他方の辺に対応して少なくとも2つ配置された請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート積層装置。
  6. 前記クランパが、
    少なくとも前記シートの4隅に配置された請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート積層装置。
  7. 前記制御部は、
    前記搭載領域に搭載されるシートの一方の辺に対応して配置された、少なくとも2つの第1群のクランパが備える第1の爪で、前記搭載領域に搭載された前記シートまたは前記搭載領域に積層された複数のシートから成るシート集合体の周辺部を上方から押さえる工程と、
    前記シート集合体上に前記搬送ハンドラを用いてシートを搬送して積載する積載工程と、
    前記第1の爪の上面を含む前記シート集合体上に積載されたシートを前記第1群のクランパが備えるシート保持機構を用いて保持する保持工程と、
    前記搬送ハンドラによる前記シート集合体上に積載されたシートの保持動作を停止して該シートを解放し、前記搬送ハンドラに次のシートを搬送させる搬送工程と、
    前記搭載領域に搭載される前記シートの一方の辺と対向する、該シートの他方の辺に対応して配置された、少なくとも2つの第2群のクランパが備える第1の爪で、前記シート集合体及び該シート集合体上に積載されたシートの周辺部を上方から押さえる押さえ工程と、
    前記第1群のクランパによるシート集合体上に積載されたシートの保持動作を停止して該シートを解放し、前記第1群のクランパを前記搭載領域外に退避させる退避工程と、
    を実行し、
    前記搬送工程でシートを積載する毎に、前記第1群のクランプの動作と前記第2群のクランプの動作を入れ替えつつ、前記保持工程、前記搬送工程、前記押さえ工程及び前記退避工程を所要数のシートを積層するまで繰り返す請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート積層装置。
  8. 所定の搭載領域に搭載されるシートの一方の辺に対応して配置された、少なくとも2つの第1群のクランパが備える第1の爪で、前記搭載領域に搭載された前記シートまたは前記搭載領域に積層された複数のシートから成るシート集合体の周辺部を上方から押さえる工程と、
    前記シート集合体上に搬送ハンドラを用いてシートを搬送して積載する積載工程と、
    前記第1の爪の上面を含む前記シート集合体上に積載されたシートを前記第1群のクランパが備えるシート保持機構を用いて保持する保持工程と、
    前記搬送ハンドラによる前記シート集合体上に積載されたシートの保持動作を停止して該シートを解放し、前記搬送ハンドラに次のシートを搬送させる搬送工程と、
    前記搭載領域に搭載される前記シートの一方の辺と対向する、該シートの他方の辺に対応して配置された、少なくとも2つの第2群のクランパが備える第1の爪で、前記シート集合体及び該シート集合体上に積載されたシートの周辺部を上方から押さえる押さえ工程と、
    前記第1群のクランパによるシート集合体上に積載されたシートの保持動作を停止して該シートを解放し、前記第1群のクランパを前記搭載領域外に退避させる退避工程と、
    を有し、
    前記搬送工程でシートを積載する毎に、前記第1群のクランプの動作と前記第2群のクランプの動作を入れ替えつつ、前記保持工程、前記搬送工程、前記押さえ工程及び前記退避工程を所要数のシートを積層するまで繰り返すシート積層方法。
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