JP6167542B2 - 電子装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子装置及びプログラムに関する。
従来、視覚障害者が電子機器や情報機器を使用する場合に、ディスプレイの画面が見えなくても電子機器の状態等を把握できるようにする技術が知られている。
例えば、現在の表示状態や設定状態等を音声ガイドで知らせることが行われている。音声ガイドには、操作メニューに対応した音声を予め用意して、ユーザのボタン操作等に応じて、その予め用意した音声を再生するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、現在画面に表示されているテキスト情報(文字列)を音声合成技術を用いて発音するスクリーンリーダーと呼ばれる技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
なお、電子楽器においては、ディスプレイ上に表示される文字列を、MIDIインターフェイス経由でコンピュータなどの外部機器に送出し、コンピュータの機能を使ってその文字列を音声化するものが知られている(例えば、非特許文献2参照)。
また、音声ガイドではなく点字により視覚障害者に情報を提示する技術として、コンピュータなどに接続してテキスト情報を点字化する点字ディスプレイや、点字PDA(携帯端末)が知られている。
特開2000−206964号公報
宮崎英一,‘音声合成を用いた視覚障害者のためのブラウザの開発’,香川大学教育実践総合研究,香川大学教育学部,2004年3月,第8号,p.125−133 "Kurzweil Display Reader"、[online]、2003年、KeySounds、[平成24年1月23日検索]、インターネット<URL:http://www.keysounds.com/kdr.html>
本発明の一観点によれば、電子装置は、実行する機能を選択する機能選択手段と、テキスト情報を書き換え可能に記録する記録媒体と、前記機能選択手段により選択することができる機能と、前記記録媒体に記録されるテキスト情報と、の対応を定義する対応情報を記憶する記憶手段と、前記機能選択手段により選択される機能に対応するテキスト情報を、前記記憶手段に記憶される前記対応情報を参照して、選択する情報選択手段と、前記情報選択手段により選択されたテキスト情報の検索先となる前記記憶媒体上のパスが存在するか否かを判定する検索先判定手段と、前記検索先判定手段により前記パスが存在すると判定された場合に、前記情報選択手段により選択されたテキスト情報を前記パス上で検索し、該テキスト情報を該パス上で検索できなかった場合、該テキスト情報を該パスの上位階層のパスで検索する検索手段と、前記検索手段により検索されたテキスト情報を、該テキスト情報をユーザの所望する形態で認識可能に提示する外部機器に送出する送出手段と、を有する。
本発明の他の観点によれば、実行する機能を選択し、該選択された機能を識別する識別情報を送出する電子装置、テキスト情報を書き換え可能に記録する記録媒体、および、該電子装置の識別情報と該記録媒体に記録されるテキスト情報との対応を定義する対応情報を記憶する記憶装置、に接続するコンピュータで実行するためのプログラムは、前記電子装置から送出される識別情報を受信する受信手順と、前記受信手順により受信した識別情報に対応するテキスト情報を、前記記憶装置に記憶される前記対応情報を参照して、選択する情報選択手順と、前記情報選択手順により選択されたテキスト情報の検索先となる前記記憶媒体上のパスが存在するか否かを判定する検索先判定手順と、前記検索先判定手順により前記パスが存在すると判定された場合に、前記情報選択手順により選択されたテキスト情報を前記パス上で検索し、該テキスト情報を該パス上で検索できなかった場合、該テキスト情報を該パスの上位階層のパスで検索する検索手順と、前記検索手順により検索されたテキスト情報を、ユーザの所望する形態で認識可能に提示する提示手順と、を前記コンピュータに実行させる。
非特許文献1に記載のテキスト情報から音声を合成して音声ガイドを行なう方式では、ガイド用音声の録音工数といった開発工数は不要となるが、リアルタイムで音声を生成するための音声合成エンジンを搭載する必要が生じるため、やはり部品コストの増加につながる。
さらに、音声ガイド用データを予め製品に内蔵しておく方式では、製品設計時に決められた内容でしかガイドされず、自由度がない。
また、非特許文献2記載の技術の場合には、ディスプレイに表示される文字列を外部機器に送出して外部機器上で音声ガイドを実現するため、音声ガイド用データを製品に内蔵しておく必要はないが、ディスプレイに表示される内容でしかガイドされないため、ガイドの内容に自由度がない。さらに、ディスプレイに表示されない機能や、ディスプレイに文字列ではなくアイコンなどの画像を用いて表示される機能については、外部機器に送出できる情報がないため音声ガイドされないことになる。
本発明の目的は、ガイド機能を有する電子装置を低コストで提供することである。
また、本発明の他の目的は、ユーザがカスタマイズ可能なガイド機能を提供することである。
本発明の一観点によれば、電子装置は、実行する機能を選択する機能選択手段と、テキスト情報を書き換え可能に記録する記録媒体と、前記機能選択手段により選択することができる機能と、前記記録媒体に記録されるテキスト情報と、の対応を定義する対応情報を記憶する記憶手段と、前記機能選択手段により選択される機能に対応するテキスト情報を、前記記憶手段に記憶される前記対応情報を参照して、選択する情報選択手段と、前記情報選択手段により選択されたテキスト情報を、前記記録媒体から取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたテキスト情報を、該テキスト情報をユーザの所望する形態で認識可能に提示する外部機器に送出する送出手段と、を有する。
本発明の他の観点によれば、実行する機能を選択し、該選択された機能を識別する識別情報を送出する電子装置、テキスト情報を書き換え可能に記録する記録媒体、および、該電子装置の識別情報と該記録媒体に記録されるテキスト情報との対応を定義する対応情報を記憶する記憶装置、に接続するコンピュータで実行するためのプログラムは、前記電子装置から送出される識別情報を受信する受信手順と、前記受信手順により受信した識別情報に対応するテキスト情報を、前記記憶装置に記憶される前記対応情報を参照して、選択する情報選択手順と、前記情報選択手順により選択されたテキスト情報を、前記記録媒体から取得する取得手順と、前記取得手順により取得したテキスト情報を、ユーザの所望する形態で認識可能に提示する提示手順と、を前記コンピュータに実行させる。
本発明によれば、ガイド機能を有する電子装置を低コストで提供することができる。
また、本発明によれば、ユーザがカスタマイズ可能なガイド機能を提供することができる。
本発明の実施例による電子装置100のハードウェア構成の一例を表すブロック図である。 本発明の実施例によるガイドシステム200を表すブロック図である。 本発明の実施例の変形例によるガイドシステム201を表すブロック図である。 本発明の実施例によるデータ構成の一例を示す概念図である。 本発明の実施例によるガイド用テキストデータと機能IDとの対応テーブルの例である。 本発明の実施例によるガイド機能を説明するための本体パネルの一部の概略平面図である。 本発明の実施例によるガイド処理を表すフローチャートである。 図7のステップSA5で実行されるファイル検索・送出処理を表すフローチャートである。 本発明の実施例による情報処理装置102cで実行されるガイド処理を表すフローチャートである。
図1は、本発明の実施例による電子装置100のハードウェア構成の一例を表すブロック図である。
電子装置(例えば、電子楽器)100のバス6には、RAM7、ROM8、CPU9、検出回路11、表示回路13、記憶装置15、音源回路18、通信インターフェイス(I/F)21が接続される。
RAM7は、再生バッファ等のバッファ領域、フラグ、レジスタ、各種パラメータ等を記憶するCPU9のワーキングエリアを有する。
ROM8には、波形データや自動演奏データ、自動伴奏データ(伴奏スタイルデータ)などの各種データファイル、各種パラメータ及び制御プログラム、又は本実施例を実現するためのプログラムや、ガイド機能を実現するための図5に示す対応テーブル等を記憶する。
CPU9は、ROM8又は、記憶装置15に記憶されている制御プログラム又は本実施例を実現するためのプログラム等に従い、演算又は装置の制御を行う。タイマ10が、CPU9に接続されており、基本クロック信号、割り込み処理タイミング等がCPU9に供給される。
ユーザは、検出回路11に接続される設定操作子12を用いて、各種入力及び設定、選択をすることができる。設定操作子12は、例えば、スイッチ、パッド、フェーダー、スライダ、ロータリーエンコーダ、ジョイスティック、ジョグシャトル、文字入力用キーボード、マウス等、ユーザの入力に応じた信号を出力できるものならどのようなものでもよい。また、設定操作子12は、カーソルスイッチ等の他の操作子を用いて操作するディスプレイ14上に表示されるソフトスイッチ等でもよい。なお、本実施例では、機能選択手段(設定操作子12)として、本体パネル上に配置される物理スイッチに加えて、タッチパネルを使用している。
タッチパネルは、ディスプレイ14表面に設けられるタッチパネル操作面に対するユーザの押下操作を検出し、被操作位置の位置情報(例えば、xy座標)を出力する操作子である。本実施例では、このタッチパネルを設定操作子12として用い、該タッチパネルから出力される位置情報と電子装置100が実行するコマンドが関連付けられている。なお、位置情報とコマンドの関連付けは、ディスプレイ14に表示される情報に合わせてその都度変化する。なお、本実施例では、タッチ操作面及びディスプレイ14の表示をあわせてタッチパネルと呼ぶ。
表示回路13は、ディスプレイ14に接続され、各種情報をディスプレイ14に表示することができる。ディスプレイ14は、電子装置100の設定のための各種情報等を表示することができる。
記憶装置15は、ハードディスク、FD(フレキシブルディスク又はフロッピーディスク(登録商標))、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多目的ディスク)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等の記録媒体とその駆動装置の組み合わせの少なくとも1つで構成される。記憶媒体は、ガイド用テキストデータを追加するために、ユーザによる書き換えが可能な領域を有しており、また着脱可能であることが好ましい。
記憶装置15には、電子楽器100の製造者やサードパーティから提供される又はユーザが自作するガイド用テキストデータTD(図2)、オーディオデータ、好ましくは複数の自動演奏データ及び自動伴奏データ(伴奏スタイルデータ)を含むその他データ等を記憶する。
音源回路18は、例えば、記憶装置15、ROM8又はRAM7等に記録されたガイド用テキストデータTD、オーディオデータ、自動伴奏データ、自動演奏データ又は演奏操作子(鍵盤)22あるいは通信インターフェイス21に接続された外部機器等から供給される演奏信号、MIDI信号、フレーズ波形データ等に応じて楽音信号を生成し、各種音楽的効果を付加して、DAC20を介して、サウンドシステム19に供給する。DAC20は、供給されるデジタル形式の楽音信号をアナログ形式に変換し、サウンドシステム19は、アンプ、スピーカを含み、DA変換された楽音信号を発音する。
通信インターフェイス21は、USBやIEEE1394等の汎用近距離有線I/F、Ethernet(登録商標)等の汎用ネットワークI/F等の通信インターフェイス、MIDI I/Fなどの汎用I/F、無線LANやBluetooth(登録商標)等の汎用近距離無線I/F等の通信インターフェイス及び音楽専用無線通信インターフェイスのうち少なくとも1つで構成され、外部機器、サーバー等との通信が可能である。
演奏操作子(鍵盤等)22は、検出回路11に接続され、ユーザの演奏動作に従い、演奏情報(演奏データ)を供給する。演奏操作子22は、ユーザの演奏を入力するための操作子であり、ユーザが操作した操作子に対応する音高で、該ユーザの操作子に対する操作開始タイミング及び終了タイミングをそれぞれキーオン及びキーオフ信号として入力する。また、ユーザの演奏操作に応じてベロシティ値等の各種パラメータを入力することが可能である。
なお、本実施例による電子楽器は、演奏操作子を持たない音楽装置や、さらに音楽装置以外の電子機器でもよく、その場合には演奏操作子22は省略される。また、ディスプレイ14やサウンドシステム19なども外付けの機器で代替可能であり、その他の各構成は必要に応じて適宜追加及び省略が可能である。
図2は、本発明の実施例によるガイドシステム200を表すブロック図である。なお、本明細書において、「ガイド」とは、文字列を音声化してガイドする音声ガイドだけではなく、文字列を点字化して点字によりガイドする方法や、その他凹凸による描画や振動など、視覚障害者に認識可能な態様でのガイドを含むものとする。
本発明の実施例によるガイドシステム200は、電子装置100、電子装置100から読み出し可能な記憶装置101、及び電子装置100に接続される情報処理装置102a、102bのいずれか一方又は双方を含んで構成される。
電子装置100は、例えば、図1の電子装置100であり、操作部31、ファイル検索・読出部32及びファイル情報抽出・変換部33を含んで構成される。
操作部(機能選択手段)31は、例えば、図1の演奏操作子22及び設定操作子12であり、ユーザによる入力操作を受け付ける。ここで設定操作子12には、上述したようにディスプレイ14(図1)と当該ディスプレイ14の画面上に配置されるタッチ操作面からなるタッチパネルが含まれる。
ユーザは設定操作子12を用いて各種機能選択操作を行う。なお、ここで選択される機能には、所定のモードに遷移する、所定のパラメータを選択する、パラメータ値を設定・変更する、自動演奏データや自動伴奏データの再生・停止、表示画面の遷移・変更、ガイド機能のオン/オフ、設定・変更など、電子装置100上で実行されるどのような機能であっても良い。また、機能選択手段としての操作部31は、タッチパネルや本体パネル上の物理スイッチのみではなく、電子装置100に接続されるマウスやジョイスティックなどで操作されるソフトスイッチでも良く、また、演奏操作子22を機能選択手段として用いても良い。
ファイル検索・読出部32は、例えば、図1のCPU9で構成され、操作部31から入力される操作に基づく信号に応じて、ガイド用テキストデータTDを記憶装置101から読み出して、当該読み出したガイド用テキストデータTDをファイル情報抽出・変換部33に送る。ガイド用テキストデータTDの検索及び読み出しは、操作部31で入力された操作に付加された機能IDに対応するガイド用テキストデータTDを、機能IDとテキストデータTDとの対応を定義する対応情報、たとえば図5に示す対応テーブルを参照して特定し、当該特定したファイルを記憶装置101内で検索して読み出すことにより行う。
ファイル情報抽出・変換部33は、ファイル検索・読出部32が記憶装置101から読み出したガイド用テキストデータTDからファイル情報(文字列、パス情報等)を抽出、又はガイド用テキストデータTDを情報処理装置102a、102bで処理可能なフォーマット(点字ディスプレイ用のフォーマット等)に変換する。その後、抽出したファイル情報又は変換したガイド用テキストデータTDを情報処理装置102a、102bに通信I/F21を介して送出する。なお、情報処理装置の処理能力によっては、ガイド用テキストデータTDをそのまま送出するようにしても良い。また、ファイル情報として、ガイド用テキストデータTDのパス情報を送出する場合は、受け取った情報処理装置102が当該パス情報を参照して、ガイド用テキストデータTDの読み出しを行う。
記憶装置101は、例えば、図1の記憶装置15を外部機器により実現した外部記憶装置によって構成される。具体的には、USBメモリ等の半導体メモリ、CD−ROM、DVD−ROM等の着脱可能な記録媒体を用いるものであることが好ましく、ガイド用テキストデータTD(テキストファイル)を記憶している。
記憶装置101で用いる記録媒体は、電子装置100のメーカーやその他のサードパーティから提供されたものでもよいし、ユーザが用意したものでも良い。また、記憶されるデータについても、同様に、電子装置100のメーカーやその他のサードパーティから提供されたものでもよいし、ユーザが用意したものでも良い。
ガイド用テキストデータTDは、電子装置100の各種機能、設定、パラメータ等の選択、設定、表示状態や現在値等を、文字列として記録したデータである。ガイド用テキストデータTDは、例えば、TXT形式等の周知のテキストフォーマットで構成される。
なお、記憶装置101は着脱可能なものに限らず、電子楽器100に内蔵されたものであってもよく、その場合は外部機器(パーソナルコンピュータやサーバーなど)から通信ネットワークを介してガイド用データTDを転送することで、記憶装置101のデータを更新できる。あるいは、電子楽器101に直接文字入力用キーボードを接続して、ガイド用データTDを更新できるようにしてもよい。また、記憶装置101は、インターネットやLAN等のネットワークを介して接続される他の電子楽器や、サーバー等のコンピュータ上に設けても良い。
情報処理装置102aは、音声合成部41及び当該音声合成部41で合成された音声を発音可能なサウンドシステム42を含んで構成される。なお、サウンドシステム42は、音声合成部41に内蔵のものに限らず、接続して用いられるものでも良い。音声合成部41は、電子装置100から送出されるファイル情報(文字列)に含まれる文字列を音声に変換可能な音声合成エンジンを有する。なお、電子装置100から送出されるファイル情報がパス情報である場合には、当該パス情報で指定されるパスのガイド用テキストデータTDを読み出して、その内容である文字列を抽出して音声に変換する。また、電子装置100からガイド用テキストデータTDそのものが送出される場合にも、その内容である文字列を抽出して、音声に変換する。情報処理装置102aは、少なくとも音声合成部41を有し、合成した音声を出力可能であれば、その形態はどのようなものであっても良い。例えば、パーソナルコンピュータや、各種携帯端末、他の電子装置等であっても良い。
サウンドシステム42は、音声合成部41で合成される音声信号を増幅等して発音する。なお、音声合成部41で合成した音声信号を再度電子装置100に入力して、電子装置100のサウンドシステム19(図1)から合成した音声を発音させるようにしても良い。
情報処理装置102bは、電子装置100から送出されるファイル情報(文字列)に含まれる文字列を点字に変換して出力する点字出力部43を有する。また、電子装置100から、ガイド用テキストデータTDのパス情報やガイド用テキストデータTDそのものが送出される場合には、該パス情報で指定されるパスのガイド用テキストデータTDを読み出す機能や、テキストデータTDの内容である文字列を抽出する機能も有する必要がある。情報処理装置102bは、例えば、文字列を点字に変換可能な点字ディスプレイ等を備えたパーソナルコンピュータや、各種携帯端末等である。
なお、上述の例では、情報処理装置102a及び102bを別体のものとしたが、音声合成部41(及びサウンドシステム42)と点字出力部43との双方を有するものを情報処理装置102として接続して用いても良い。
図3は、本発明の実施例の変形例によるガイドシステム201を表すブロック図である。上述の図2に示すガイドシステム200では、電子装置100が操作部31、ファイル検索・読出部32、ファイル情報抽出・変換部33を有し、記憶装置101は電子装置100に接続されていたが、図3に示すように、電子装置100では操作部31のみを用い、情報処理装置102cが、ファイル検索・読出部32(及びファイル情報抽出・変換部33)、音声合成部41、サウンドシステム42を備えるように構成しても良い。なお、情報処理装置102cは、パーソナルコンピュータや携帯端末等の少なくとも通信I/Fを有し、記憶装置101からファイルの読み出しを行うことのできる情報処理装置である。記憶装置101は、電子装置100ではなく情報処理装置102cに接続されている。
この場合、電子装置100の操作部31における操作内容を識別する情報を通信I/F21等を介して情報処理装置102cに送出することにより、情報処理装置102cに当該識別情報により識別される操作内容に対応したガイド用テキストデータTDを、情報処理装置102cのファイル検索・読出部32に記憶装置101から読み出させ、当該読み出されたガイド用テキストデータTDを音声合成部41に送るように指示する。ガイド用テキストデータTDを検索する際には、電子装置100のROM8に保存されている、機能とテキストデータTDの対応テーブルに情報処理装置102cがアクセスする。または、情報処理装置102cの内部の記憶領域にも対応テーブルを記憶させておき、それを参照してガイド用テキストデータTDを検索してもよい。音声合成部41は、ファイル検索・読出部32が読み出したガイド用テキストデータTDの内容である文字列を音声に変換して出力し、サウンドシステム42から発音させる。
なお、点字出力部43を有する情報処理装置102bを情報処理装置102cに接続して用いるようにしても良い。この場合には、情報処理装置102cは、図3の例と同様のファイル情報抽出・変換部33を有し、情報処理装置102bで点字に変換可能なファイル形式にガイド用テキストデータTDを変換して、情報処理装置102bに送出する。
このように、電子装置100では操作部31のみを用い、ファイル検索・読出部32(及びファイル情報抽出・変換部33)を情報処理装置102c側に設けることにより、電子装置100における処理を軽減しつつ、図2のガイドシステム200と同様の効果を得ることが可能である。
図4は、本発明の実施例によるデータ構成の一例を示す概念図である。図2及び図3の記憶装置101には、例えば、図4に示すような階層構造で各種データが複数記憶されている。
本実施例では、GUIDEフォルダ(ガイド用フォルダ)内のテキストデータをガイド用テキストデータTDとして認識し、ガイド機能における音声化もしくは点字化の対象としている。したがって、ガイド用テキストデータTDは、ROOTフォルダ直下のGUIDEフォルダに保存される。
ユーザは自身で作成した又は入手したガイド用テキストデータTDを、GUIDEフォルダの直下に置くか(例えば、図4のファイル「xxx.txt」等)、GUIDEフォルダ内に「JAPANESE」や「ENGLISH」などの言語フォルダを作成し、作成した言語フォルダ内にガイド用テキストデータTDを置く(例えば、図4のファイル「aaa.txt」等)。
本実施例による電子装置100は、ディスプレイ14(図1)の画面に表示するメニューやメッセージなどの言語を設定するための言語設定機能があり、「日本語」、「English」などの複数の選択肢の中からユーザ所望の言語を設定できる。ここで設定された言語に応じて、記憶装置101(図2、図3)内からガイド用テキストデータTDを検索する際の、検索先フォルダが切り替わる。
なお、言語フォルダとして使用可能なフォルダ名は、電子装置100の言語設定機能に応じて決めることが好ましい。例えば、電子装置100の言語設定として、「日本語」、「英語」、「ドイツ語」、「フランス語」、「イタリア語」の設定が可能であれば、言語フォルダ名として「JAPANESE」、「ENGLISH」、「GERMAN」、「FRENCH」、「ITALIAN」のみを使用可能とすることが考えられる。なお、これに限らず、ユーザが自由に言語フォルダ名を設定可能としても良いが、その場合には、言語フォルダと当該言語フォルダにおかれる言語が何語であるのかを識別する情報が必要となるであろう。
後述するように電子装置100上で、ユーザによるガイド機能の対象となる操作が検出されると、その操作内容に応じて、読み出されるガイド用テキストデータTDのファイル名が、図5に示すテーブルを参照して決定される。この時、当該操作が行われた時点における電子装置100の言語設定に応じて、決定されたファイル名のファイルを検索するフォルダが決定される。例えば、言語設定が「日本語」となっているときに、ガイド機能の対象となる操作がなされた場合には、当該操作に対応したガイド用テキストデータTD(例えば、bbb.txt)が「ドライブ名:/GUIDE/JAPANESE」内で検索される。ファイルbbb.txtが見つかれば、このファイルが読み出される。
同じ機能やパラメータ、コマンド、表示画面等に対応したガイド用テキストデータTDには、同じファイル名を付して、異なる言語フォルダに格納することにより、電子装置100の言語設定を参照することにより、当該言語設定に合致したガイド機能が実行されることになる。
なお、図2及び図3の記憶装置101のROOTフォルダ内には、ガイド用のフォルダ(GUIDEフォルダ)以外のフォルダが存在しても良い。例えば、オーディオデータを保存するAUDIO SONGフォルダや、MIDI形式の自動演奏データや伴奏スタイルデータ等を保存するMIDI SONGフォルダがあっても良い。
図5は、本発明の実施例によるガイド用テキストデータTDと機能IDとの対応テーブルの例である。
ガイド用テキストデータTDと機能IDとの対応テーブルには、機能IDと、各機能IDに対応するテキストファイル名(ガイド用テキストデータTDのファイル名)とが定義されている。なお、対応テーブルでは、テキストファイルの内容(文字列)は定義されていないが、図中点線では各機能IDに対応したテキストファイルを日本語で作成した場合と英語で作成した場合の内容を例として記載してある。ユーザ自身または電子装置100のメーカーがこの内容で記載したテキストファイルを作成し、対応テーブルで定義されたファイル名をつけて保存することにより、ガイド用テキストデータTDとして使用できるようになる。なお、図2、図3の操作部(機能選択手段)31で選択される電子装置100の機能の中で、ガイドの対象となる機能を実行するためのコマンドを指示する操作には、機能IDが付加されている(以下、単に「ガイドの対象となる操作」又は「機能IDが付加された操作」と呼ぶ)。
ユーザが電子装置100上で操作を行うと、当該操作に機能IDが付加されているか否かが判断され、付加されている場合には、当該付加された機能IDに対応するテキストファイル名がこの対応テーブルを参照して求められる。
上述したように、本実施例では、ガイドの対象となる各操作に機能IDを付加して、当該機能IDに対応するガイド用テキストデータTDの名称を特定するため、当該機能IDに対応したファイル名でテキストデータをGUIDEフォルダ直下、もしくは当該テキストデータの言語に対応する言語フォルダ内に格納することにより、ユーザが自作したファイルや、製品入手後に取得したファイルをガイド用テキストデータTDとして用いることができる。したがって、各ユーザ向けにカスタマイズされたガイド用テキストデータTDを記録媒体に記録して配布したり、インターネット上のサイトからダウンロードさせたりして提供することが可能となる。例えば、専門用語がわかりにくい場合などには、平易な言葉に置き換えたガイド用テキストデータTDを用意したり、製品の表示言語と異なる言語を母語とするユーザにはその言語で作成したガイド用テキストデータTDを用意したりすることもできる。よって、ガイド用テキストデータTDの追加や更新等が簡単に行えるようになる。
図6は、本発明の実施例によるガイド機能を説明するための本体パネルの一部の概略平面図である。
本実施例による電子装置100の本体パネル上には、少なくともディスプレイ14(図1)、好ましくはタッチパネル50が配置される。また、その周囲に、各種物理スイッチ、ダイアル等の設定操作子12(機能ボタン51、ガイドボタン52、パラメータ変更ダイアル53、EXITボタン54)が配置されている。
機能(FUNCTION)ボタン51は、ユーザがこのボタンを押下することにより、図6に示すファンクションメニューの表示画面を表示させるためのコマンドが割り当てられたボタンである。
ガイドボタン52は、ガイド用のテキストデータのみを送出させるためのコマンドが割り当てられたボタンである。本実施例では、電子装置100のガイド機能がオンになっている時には、ユーザがパネル上のボタンやタッチパネル上の表示を操作すると、操作に対応した機能が実行されるとともに当該操作に対応したガイド用テキストデータTDが読み出されるが、ユーザがこのボタンを押下しながら他のボタンやタッチパネル上の表示を操作すると、操作に対応した機能は実行されずに、当該操作に対応するガイド用テキストデータTDが読み出され、接続されている情報処理装置102に送出される。
なお、ガイド用のテキストデータのみを送出させるガイド用のボタン(ガイド指示手段)は、図6に示すガイドボタン52のような専用の物理ボタンである必要はなく、例えば、任意の機能を割り当て可能なアサイナブルスイッチやペダルなどにガイド指示の機能を割り当てるようにしても良い。また、使用頻度の低いボタン(例えば、デモ演奏等を行うためのデモボタン)を、ガイド機能がオンになっている場合にのみガイド指示手段として用いても良い。
なお、タッチパネル50を用いる場合には、タッチパネル50上のどの位置にタッチすれば各機能が実行されるかをガイド用テキストデータTDの内容として記憶しておくことにより、視覚障害者がタッチパネルを使用する際の有用な情報となる。この場合、図6に示すように、タッチパネル50の周辺に視覚障害者が触感で認識できるように凹又は凸形状の目盛り59を配置し、この目盛り59に従い、「2Bチューニング、2Cソング設定、…」などと操作位置を含めてガイドを行うように、テキストファイル(例えば、図5の「function_menu.txt」)に記述しておけばよい。
パラメータ変更ダイアル53は、左右に回転させることにより、パラメータ値等を増減させることができる。EXITボタン54は、直前の画面もしくは一つ上の階層の画面に戻るためのコマンドが割り当てられたボタンである。
ガイド機能の対象となる機能を実行させるためのコマンドが割り当てられた操作子12又はタッチパネル50上の領域には、それぞれ対応する機能を識別するための機能IDが割り振られており、図5を参照して説明したように、各機能IDには、ガイド用テキストデータTDが対応付けられている。
以下、電子装置100のガイド機能は予めオンになっているものとして説明する。
図6に示す例では、タッチパネル50上にファンクションメニューが表示されており、このメニュー内には、各種機能の設定画面への遷移を指示するコマンドが割り当てられたボタン55が複数個配置されている。この例では、チューニングの設定画面への遷移を指示するためのボタン、ソング設定を行うための設定画面への遷移を指示するためのボタン、スタイル設定を行うための設定画面への遷移を指示するためのボタン55、ペダル設定を行うための設定画面への遷移を指示するためのボタン55、マイク設定を行うための設定画面への遷移を指示するためのボタン55、ガイド設定を行うための設定画面への遷移を指示するためのボタン55が配置されている。なお、機能ボタン51、ボタン55には、それぞれ図5に示すテーブルの機能ID1〜7が割り当てられている。
ガイド機能がオンになっている状態で、ガイドボタン52を押しながら、ガイド設定ボタン55を押すと、図5の対応テーブルが参照されて、「guide_setting.txt」が読み出されて情報処理装置102に送出され、当該情報処理装置102により音声化もしくは点字化される。この時、ガイド設定ボタン55に割り当てられているガイド設定メニューへの画面遷移コマンドは実行されず、画面表示は図6に示すものから変化しない。一方、ガイドボタン52から手を離して、ガイド設定ボタンを押すと、ガイド設定メニューへの画面遷移コマンドが実行され、タッチパネル50上の表示は、ガイド設定メニュー(図示せず)に遷移する。
また、ユーザがガイドボタン52を押しながら、機能ボタン51を押下すると、図5の対応テーブルが参照されて、「function_menu.txt」が読み出されて情報処理装置102に送出され、当該情報処理装置102により「ファンクションメニュー」という文字列が、音声化もしくは点字化される。
なお、この時、「function_menu.txt」の内容を、ファンクションメニュー画面内に含まれる設定項目の内容を含むようにしても良い。例えば、ファンクションメニュー画面として、図6に示す画面を用いる場合には、「function_menu.txt」の内容を、「ファンクションメニュー、チューニング、ソング設定、スタイル設定、ペダル設定、マイク設定、ガイド設定」としても良い。これにより、ユーザは自分がどのボタンを押したかだけでなく、ユーザの操作によって画面の内容がどのように変化するのかも知ることができるようになる。
また、「function_menu.txt」の内容を変えるのではなく、「function_menu.txt」を読み出した後に、順次、「チューニング、ソング設定、スタイル設定、ペダル設定、マイク設定、ガイド設定」に対応するガイド用テキストデータTDを読み出すように、図5に示す対応テーブルを定義するようにしてもよい。つまり、ファンクションボタンへの操作受付の機能IDを「a」とし、ファンクションメニュー画面表示の機能IDを「b」として、ファンクションボタンが押された際には「a」と「b」の両方の機能IDに対応するガイド用テキストデータTDを順次読み出すようにする。このようにすると、機能ID「b」に対応するテキストデータを用意するかしないかに応じて、画面内容の読み上げのオンオフを切り替えることができる。また、このようにすると、ファンクションボタン51を押してファンクションメニューを表示させる場合と、EXITボタン54を押してファンクションメニューを再表示させる場合とで、操作が違っても同じガイド用テキストデータTD(機能ID「b」に対応するテキストデータ)が共有できるので、複雑な操作体系でも状況に応じたガイドを行いやすくなる。
以上のように、本実施例では、ガイド機能がオンになっている場合には、ガイドボタン52を押しながら操作することにより、操作対象の機能を実行させずにガイド用テキストだけを送信することが可能である。よって、機能選択手段である操作子に割り当てられている機能やパラメータを音声や点字で確認してから、当該機能の実行やパラメータの設定等を行うことが簡単にできる。
図7は、本発明の実施例によるガイド処理を表すフローチャートである。このガイド処理は、図1に示す電子装置100のCPU9により実行される処理であり、操作部31(図2)の操作が検出されたときに起動する。
ステップSA1でガイド処理を開始し、ステップSA2では、この処理が起動されるきっかけとなった操作が、機能IDが付加された操作(ガイドの対象となる操作)であるか否かが判断される。なお、機能IDが付加された操作とは、上述したように、当該操作によって実行されるコマンドに機能IDが付加されており、ガイド機能がオンの場合に、ガイドがなされる操作である。例えば、鍵盤(演奏操作子22)やペダルの操作などの演奏操作にはガイドの必要がないので、機能IDが付加されていない。また、自動伴奏データのテンポ変更操作といった、耳で聞いて明らかに変更内容がわかるような機能についても、ガイドがなくても操作可能であるので、機能IDは付加されていなくてもよい。一方、各種設定画面を開く場合や設定の変更、確認等を行う場合には、ガイドを行う必要があるので、これらの操作(に対応するコマンド)には機能IDが付加されている。機能IDが付加された操作である場合には、YESの矢印で示すステップSA3に進み、付加されていない場合には、ガイドを行わずNOの矢印で示すステップSA6に進み、当該操作に応じた処理を実行して、その後、ステップSA7に進み、ガイド処理を終了する。
ステップSA3では、ガイド機能がオンであるか否かを判断する。ガイド機能がオンである場合には、YESの矢印で示すステップSA4に進み、ガイド機能がオフである場合には、ガイドを行わずNOの矢印で示すステップSA6に進み、当該操作に応じた処理を実行して、その後、ステップSA7に進み、ガイド処理を終了する。
ステップSA4では、図8に示すファイル検索・送出処理を実行する。ファイル検索・送出処理では、今回の処理のきっかけとなった操作に付加された機能IDに対応するガイド用テキストデータTDを記憶装置101(図2)から検索して、読み出し、その内容等(文字列、パス情報、ファイル自体等)を情報処理装置102(図2、図3)に送出する。その後、ステップSA5に進む。
ステップSA5では、ガイドの実行のみを指示するガイド用ボタン(例えば、図6に示すガイドボタン52)の操作中(押下中)であるか否かを判断する。操作中である場合には、YESの矢印で示すステップSA7に進み、ガイド処理を終了する。操作中でない場合には、NOの矢印で示すステップSA6に進み、今回の処理のきっかけとなった操作に割り当てられている処理(コマンド)を実行して、その後ステップSA7に進み、ガイド処理を終了する。
なお、ステッブSA5のような、操作に対応した機能を実行するか否かの分肢は、上述のように専用のガイド指示ボタンを用いる方法のほか、例えば、(A)機能IDが付加された操作を一度行うと、操作に対応した機能は実行されずにガイド用テキストデータTDの読み出し・送出のみが行われ、所定時間内にもう一度同じ操作を行うと、操作に対応した機能が実行される、(B)機能IDが付加された操作をすばやく2回行う(例えば、ボタンをすばやく2回押すダブルクリックのような操作)ことで操作に対応した機能は実行されずにガイド用テキストデータTDの読み出し・送出のみが行われ、普通に1回押す操作で当該操作に対応した機能が実行されるようにしても良い。
いずれの手法を用いる場合でも、図2の操作部31に対する操作態様を少なくとも2種類以上定義し、第1の操作態様(例えば、ガイドボタン52を押下しながらの操作)の場合には機能を実行せずにガイドのみを実行し、第2の操作態様(例えば、ガイドボタン52を押さないで操作)の場合には当該操作に対応する機能を実行するようにすることが好ましい。なお、図7に示すフローでは、第2の操作態様(ステップSA5でYES)の場合にファイルの読み出し・送出(SA4)と機能の実行(SA6)とがともに行なわれることになるが、第2の操作態様の場合には機能の実行のみを行いガイドは行なわないように構成してもよい。
図8は、図7のステップSA5で実行されるファイル検索・送出処理を表すフローチャートである。
ステップSB1でファイル検索・送出処理を開始し、ステップSB2では、図7のガイド処理を開始するきっかけとなった操作に対応する(読み出し対象の)ガイド用テキストデータTDのファイル名を、例えば、図5に示す対応テーブルを参照して、確認(取得)する。
ステップSB3では、電子装置100の現在の言語設定を確認(取得)し、ステップSB4において、ガイド用テキストファイルの検索先となるパスが存在するかどうかを確認する。検索先として、例えば「D:」ドライブ(USBなどの通信I/Fに接続された記憶領域)を予め設定して、ROM8に記憶しておく(ユーザによる変更は不可)ようにする。この場合、「D:」ドライブとして、USBメモリが接続されていればそのUSBメモリ内を検索するし、SDカードリーダーがUSB接続されていれば、SDカード内を検索する。また、図5のテーブル内に、検索先が定義されていてもよい。例えば、機能IDごとに、「D:/Guide/aaa.txt」を検索するといったように、対応するファイル名をパスで定義しておくとよい。他の例として、検索先としてインターネットやLAN等のネットワークを介して接続されるサーバーが予め設定されている場合は、設定された検索先であるサーバーのアドレスが検索先のパスとなるので、このアドレスにアクセスできるかどうかを確認する。検索先となるパスが存在する場合には、YESの矢印で示すステップSB4に進み、パスが存在しない場合には、NOの矢印で示すステップSB14に進み、ファイル検索・送出処理を終了して、図7のガイド処理に戻る。なお、パスが存在しない場合に、ステップSB14に進む代わりに、ステップSB13に進み、エラーを音声及び画面表示により通知した後、ステップSB14に進むようにしても良い。
ステップSB5では、ステップSB4で検索したパスで、ステップSB3で取得した言語設定に対応する言語フォルダ(対応言務フォルダ)を検索する。例えば、言語設定が「日本語」となっている場合には、図4の「GUIDE」フォルダ下の「JAPANESE」フォルダを検索する。対応言語フォルダを検出した場合には、YESの矢印で示すステップSB6に進み、検出しない場合には、NOの矢印で示すステップSB8に進む。
ステップSB6では、ステップSB4で検出した対応言語フォルダ内で、ガイドとして読み出して送出する対象の(図7のガイド処理を開始するきっかけとなった操作に対応する)ガイド用テキストデータTD(対象ファイル)を検索する。
ステップSB7では、ステップSB6において対象ファイルが検出されたか否かを判断する。対象ファイルが検出された場合には、YESの矢印で示すステップSB10に進み、検出されない場合は、NOの矢印で示すステップSB8に進む。
ステップSB8では、ステップSB3で取得した言語設定に対応する言語フォルダ又は同言語によるガイド用テキストデータTDが検出されなかったので、ガイド用フォルダ(例えば、図4の「GUIDE」フォルダ)直下で対象ファイルを検索する。なお、このステップSB8で検索される対象ファイルは、言語設定のないガイド用テキストデータTDであり、英語や日本語の場合もあれば、その他の言語の場合もある。
ステップSB9では、ステップSB8において対象ファイルが検出されたか否かを判断する。対象ファイルが検出された場合には、YESの矢印で示すステップSB10に進み、検出されなかった場合には、NOの矢印で示すステップSB13に進む。
ステップSB10では、ステップSB6もしくはステップSB8で検出した対象ファイル(ガイド用テキストデータTD)を、例えば、図2のファイル情報抽出・変換部33が記憶装置101から読み出し、そのファイル情報(文字列、パス情報等)を抽出、又はガイド用テキストデータTDを、例えば、図2の情報処理装置102a、102bで処理可能なフォーマット(点字ディスプレイ用のフォーマット等)に変換する。なお、ガイド用テキストデータTDをそのまま送出するようにしても良い。また、ファイル情報として、ガイド用テキストデータTDのパス情報を送出してもよい。その場合は、パス情報を受け取った情報処理装置102が当該パス情報を参照して、ガイド用テキストデータTDの読み出しを行う。
ステップSB11では、外部機器(例えば、図2及び図3の情報処理装置102a〜c)が電子装置100に接続されているか否かを判断する。接続されている場合は、YESの矢印で示すステップSB12に進み、接続されていない場合には、NOの矢印で示すステップSB13に進む。
ステップSB12では、ステップSB10で抽出したファイル情報又は変換したガイド用テキストデータTDを、ステップSB11で接続を確認した外部機器に、例えば、通信I/F21を介して送出する。その後、ステップSB14に進み、ファイル検索・送出処理を終了して、図7のガイド処理に戻る。
ステップSB13では、エラーを音声及び画面表示により通知する。その後、ステップSB14に進み、ファイル検索・送出処理を終了して、図7のガイド処理に戻る。音声によるエラー通知は、例えば、「ファイルがありません」や「外部機器に接続されていません」などと音声で再生するか、エラーを表す報知音を鳴らすことで行う。この場合の音声等は予め図1のROM8等に用意されていることが好ましい。なお、対象ファイルが見つからなかった場合には、エラーメッセージを出さずに(ステップSB13を省略して)ステップSB14に進むようにしても良い。または、再生されるべきテキストファイルのファイル名を音声で知らせるようにして、ユーザによる作成を促すようにしても良い。さらには、「テキストファイルがありません、作成しますか?」などの内蔵音声を流して、ユーザが同意した場合に自動的に作成モードに移行して、ガイド用テキストデータTDの作成を行うようにしても良い。
上述の例では、検索先となるパスが不存在の場合(ステップSB4でNO)には、そのまま処理を終了するようにしたが、SB4の後にステップSB13へと進んで、パスが存在しないことをユーザに通知するようにしてもよい。
また、上述の例では、対象ファイルが検索対象フォルダに不存在の場合、上述のステップSB8で一つ上の階層のフォルダのみを検索するようにしたが、さらに別の場所(例えば、更に上位の階層、下位の階層、別のドライブ、インターネットやLANなどのネットワーク上)で対象ファイルを検索するようにしても良い。この場合、電子装置100の製造者等のホームページに予めデフォルトのガイド用テキストデータTDを用意しておくことにより、電子装置100がネットワークに接続されている場合には、対象ファイルが見つからないということがなくなり、確実にガイドを行うことが可能となる。
または、検索を行う際に、ファイル名が若干異なる(大文字、小文字の違い、全角、半角の違い、ファイル名が1文字だけ異なる等)場合には、対象ファイルであると判断するようにしても良い。
図9は、本発明の実施例による情報処理装置102cで実行されるガイド処理を表すフローチャートである。このガイド処理は、図3の情報処理装置102cのCPUにより実行される処理であり、例えば、電子装置100が図8のステップSB12で送出するファイル情報を受信した場合に開始される。なお、図2の情報処理装置102aの場合には、以下の処理のうちステップSC4とSC5を省略し、情報処理装置102bの場合には、以下の処理のうちステップSC2とSC3を省略する。
ステップSC1でガイド処理を開始し、ステップSC2では、音声化機能がオンあるか否かを判断する。音声化機能がオンである場合には、YESの矢印で示すステップSC3に進み、それ以外の場合はNOの矢印で示すステップSC4に進む。
ステップSC3では、電子装置100が図8のステップSB12で送出して、情報処理装置102cで受信したファイル情報に基づき、文字列を音声化する。なお、文字列の音声化処理は周知の技術による。ファイル情報がパス情報であるときは、パス情報に基づき対象ファイルを読み出した後に、必要に応じて文字列を抽出し、音声化の処理を行う。また、ガイド用テキストデータTDが直接送出されてきた場合には、必要に応じて文字列を抽出し、音声化の処理を行う。
ステップSC4では、点字化機能がオンあるか否かを判断する。点字化機能がオンである場合には、YESの矢印で示すステップSC5に進み、それ以外の場合はNOの矢印で示すステップSC6に進みガイド処理を終了する。
ステップSC5では、電子装置100が図8のステップSB12で送出して、情報処理装置102cで受信したファイル情報に基づき、文字列を点字化する。なお、文字列の点字化処理は周知の技術による。ファイル情報がパス情報であるときは、パス情報に基づき対象ファイルを読み出した後に、必要に応じて文字列を抽出し、点字化の処理を行う。また、ガイド用テキストデータTDが直接送出されてきた場合には、必要に応じて文字列を抽出し又はファイルフォーマットを変換し、点字化の処理を行う。その後、ステップSC6に進みガイド処理を終了する。
以上、本発明の実施例によれば、ガイド用のテキストデータやオーディオデータ等を予め電子装置100本体に内蔵しておく必要がない。着脱可能又は書き換え可能な記録媒体から、必要なガイド用テキストデータを読み出して、音声化又は点字化が可能な情報機器に送出することにより、ガイド用テキストデータを後から自由に追加、変更、更新することが可能となる。
また、電子装置100上の操作に応じて、接続される情報処理装置に対して、ガイド用のテキストデータを読み出して音声化又は点字化するように指示することが可能となる。これにより、低コストで電子装置100をガイド機能対応とすることが可能となる。
また、ガイド用テキストデータは、一般的なテキストファイルフォーマットで記録されるので、ガイドのための特別なハードウェア構成は必要なく、ガイド機能による電子装置100の負荷を軽減することができる。
さらに、ガイド用テキストデータを追加、変更、更新することができるので、ガイドの内容(読み上げる言葉の内容)や言語などをユーザが自由にカスタマイズすることが可能となる。
また、着脱可能又は書き換え可能な記録媒体にガイド用テキストデータを記憶して、それをガイドに用いることにより、電子装置100本体の設定をまったく変えることなく、記録媒体を差し替える又は内容を更新するだけの簡単な操作で、複数のガイドを簡単に切り替えることが可能となる。例えば、別の言語のガイド音声等を使用可能となる。さらに、記録媒体を譲渡したり貸し借りしたりすることにより、他人の作成したガイド用テキストデータを、記録媒体を差し替えるだけの簡単な操作で使用することができる。
また、本発明の実施例によれば、ガイドを実行するときには、当該操作によって実行される本来の機能を実行せずに、当該機能を案内する音声の再生のみを接続した情報処理装置に行わせるようにできるので、視覚障害者がタッチパネルを使用する際にも、意図しない機能を間違って選択して実行させることを防止できる。
また、本発明の実施例によれば、ガイド内容はテキスト形式で記述されているため、音声に限らないガイド方法をユーザが選択でき、たとえば点字でガイドを実現すれば、自動演奏の再生中であっても演奏音を妨げることなくガイドを利用できる。
また、本発明の実施例によれば、ガイド用テキストデータを製品出荷後に着脱可能な記録媒体やインターネット等で提供することが可能となる。よって、本実施例による電子装置100の開発段階(生産開始までの間)にガイド用の音声を収録する必要がなくなり、開発中の工数を削減できる。また、電子装置100の製造者がガイド用のテキストファイルを制作してユーザに配布する場合、電子装置100の開発が完了(仕様が確定)してからガイド用のテキストファイルの制作を始められるので、仕様変更による手戻りがなく開発効率がよいうえ、テキストデータは音声データに比べて制作が容易であるので、低コストでガイド用のデータを制作できる。
また、本発明の実施例によれば、コストをかけずにガイド機能が実現できるので、多数の製品にガイドの機能を搭載することができ、従来は視覚障害者が使用しなかった(できなかった)製品のマーケットを広げることができる。また、製品が異なっても機能が同じなら同じガイド用テキストデータを使用可能であるため、後発モデルではほとんど開発コストがかからない。
また、本発明の実施例によれば、電子装置100にガイド用テキストデータを内蔵しないで発売することができるので、ガイドが不要なユーザは、ガイド用のコストを負担せずに安価に製品を入手することができる。また、一方でガイドが必要なユーザにとっては、製品購入後にガイド用テキストデータの記録された記録媒体(USBメモリやメモリーカード)を製造者やサードパーティから入手して、製品本体に装着するだけで、簡単・確実にガイドを利用できる。さらに、機能ID(機能を実現するための操作)とファイル名の対応テーブルを製品の製造者から入手すれば、ユーザが自作したテキストファイルをガイド用テキストデータとして使用することも可能となる。
なお、上述の実施例では、ガイド用テキストデータTDを読み出すフォルダを分けて、同一機能に対応するファイルには同一ファイル名をつけることで、多言語に対応させていたが、例えば、ファイル名の先頭や末尾などに言語コードをつけておくことで、言語設定に対応するファイル名を有するガイド用テキストデータTDを読み出すようにしても良い。
また、本実施例では、機能IDとガイド用テキストデータとの対応を定義する対応情報として対応テーブルを用いたが、機能に対するガイド用テキストデータ特定するための情報であれば、テーブル形式でなくてもよい。たとえば、ある機能が選択されると、機能に対応するテキストファイル名がRAM上の所定の領域に書き込まれるようにし、その領域を参照することでテキストファイル(ガイド用テキストデータ)を特定するなどの方法が考えられる。あるいは、機能IDや機能名称自体がガイド用テキストデータを特定するための情報であってもよく、機能IDが「001」である機能が選択されるとファイル名に「001」が含まれるテキストファイル(ガイド用テキストデータ)が特定されたり、機能名称が「Volume」である場合にファイル名に「volumu」が含まれるテキストファイルが特定されたりしてもよい。
また、本実施例では、機能IDに対するガイド用テキストデータをテキストファイルのファイル名により特定したが、他の方法で特定してもよい。たとえばファイル名ではなくフォルダ名を機能IDと対応付けておき、ある機能が選択されると機能に対応するフォルダが特定されて、特定されたフォルダ内にあるテキストファイルを再生するよう構成してもよい。この場合、テキストファイルのファイル名は任意であってよい。
また、本発明の実施例は、電子楽器の形態に限らず実施例に対応するコンピュータプログラム等をインストールした市販のコンピュータ等によって、実施させるようにしてもよい。その場合には、各実施例に対応するコンピュータプログラム等を、CD−ROM等のコンピュータが読み込むことが出来る記録媒体に記憶させた状態で、ユーザに提供してもよい。また、そのコンピュータ等が、LAN、インターネット、電話回線等の通信ネットワークに接続されている場合には、通信ネットワークを介して、コンピュータプログラムや各種データ等をユーザに提供してもよい。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
6…バス、7…RAM、8…ROM、9…CPU、10…タイマ、11…検出回路、12…設定操作子、13…表示回路、14…ディスプレイ、15…記憶装置、18…音源回路、19…サウンドシステム、20…DAC、21…通信I/F、22…演奏操作子、31…操作部、32…ファイル検索・読出部、33…ファイル情報抽出・変換部、41…音声合成部、42…サウンドシステム、43…点字出力部、50…タッチパネル、51…機能ボタン、52…ガイドボタン、53…パラメータ変更ダイアル、54…EXITボタン、55…ボタン、56…表示領域、57…フェーダー、58…ガイド機能オンオフボタン、100…電子装置(電子楽器)、101…記憶装置、102…情報処理装置、200.201…ガイドシステム

Claims (4)

  1. 実行する機能を選択する機能選択手段と、
    テキスト情報を書き換え可能に記録する記録媒体と、
    前記機能選択手段により選択することができる機能と、前記記録媒体に記録されるテキスト情報と、の対応を定義する対応情報を記憶する記憶手段と、
    前記機能選択手段により選択される機能に対応するテキスト情報を、前記記憶手段に記憶される前記対応情報を参照して、選択する情報選択手段と、
    前記情報選択手段により選択されたテキスト情報の検索先となる前記記憶媒体上のパスが存在するか否かを判定する検索先判定手段と、
    前記検索先判定手段により前記パスが存在すると判定された場合に、前記情報選択手段により選択されたテキスト情報を前記パス上で検索し、該テキスト情報を該パス上で検索できなかった場合、該テキスト情報を該パスの上位階層のパスで検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索されたテキスト情報を、該テキスト情報をユーザの所望する形態で認識可能に提示する外部機器に送出する送出手段と、を有する電子装置。
  2. 前記機能選択手段の操作態様には、第1の操作態様と第2の操作態様とがあり、
    さらに、前記第1の操作態様で前記機能選択手段により機能が選択された場合には、当該選択された機能を実行せずに、前記選択されたテキスト情報を前記記録媒体から取得して、前記外部機器に送出し、前記第2の操作態様で前記機能選択手段により機能が選択された場合には、当該選択された機能を実行する制御手段を有する請求項1記載の電子装置。
  3. 実行する機能を選択する機能選択手段、テキスト情報を書き換え可能に記録する記録媒体、および、該機能選択手段により選択することができる機能と該記録媒体に記録されるテキスト情報との対応を定義する対応情報を記憶する記憶手段、を有する電子装置で実行するためのプログラムであって、
    前記機能選択手段に基づいて、実行する機能を選択する機能選択手順と、
    前記機能選択手順により選択される機能に対応するテキスト情報を、前記記憶手段に記憶される前記対応情報を参照して、選択する情報選択手順と、
    前記情報選択手順により選択されたテキスト情報の検索先となる前記記憶媒体上のパスが存在するか否かを判定する検索先判定手順と、
    前記検索先判定手順により前記パスが存在すると判定された場合に、前記情報選択手順により選択されたテキスト情報を前記パス上で検索し、該テキスト情報を該パス上で検索できなかった場合、該テキスト情報を該パスの上位階層のパスで検索する検索手順と、
    前記検索手順により検索されたテキスト情報を、該テキスト情報をユーザの所望する形態で認識可能に提示する外部機器に送出する送出手順と、を前記電子装置に実行させるプログラム。
  4. 実行する機能を選択し、該選択された機能を識別する識別情報を送出する電子装置、テキスト情報を書き換え可能に記録する記録媒体、および、該電子装置の識別情報と該記録媒体に記録されるテキスト情報との対応を定義する対応情報を記憶する記憶装置、に接続するコンピュータで実行するためのプログラムであって、
    前記電子装置から送出される識別情報を受信する受信手順と、
    前記受信手順により受信した識別情報に対応するテキスト情報を、前記記憶装置に記憶される前記対応情報を参照して、選択する情報選択手順と、
    前記情報選択手順により選択されたテキスト情報の検索先となる前記記憶媒体上のパスが存在するか否かを判定する検索先判定手順と、
    前記検索先判定手順により前記パスが存在すると判定された場合に、前記情報選択手順により選択されたテキスト情報を前記パス上で検索し、該テキスト情報を該パス上で検索できなかった場合、該テキスト情報を該パスの上位階層のパスで検索する検索手順と、
    前記検索手順により検索されたテキスト情報を、ユーザの所望する形態で認識可能に提示する提示手順と、を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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