JP6166691B2 - 車両制動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両が衝突した場合における運転者のブレーキ操作をアシスト(支援)する車両制動装置に関する。
特許文献1には、衝突直前に、運転者のブレーキペダルの操作による、基準値を上回るブレーキペダルの操作量や操作速度がセンサにより検出された場合、運転者のブレーキペダルの操作量に対応して発生する液圧より高圧の制動液圧をシリンダに供給して通常より大きな制動力を発生させるブレーキアシスト制御機能を備える乗員保護装置が開示されている(特許文献1の[0007]、[0015]、[0016])。
特開2004−243888号公報
しかしながら、特許文献1に係る乗員保護装置には、緊急ブレーキ操作が行われた場合にブレーキアシスト制御を行う記載があるものの、車両が衝突した場合の(衝突直後の)運転者のブレーキペダル等の操作に対するブレーキアシスト制御については何ら記載がなく改善の余地がある。
例えば、車両が衝突した場合、衝突の心理的な影響により、運転者が適正なブレーキペダル操作や適正なアクセルペダル操作ができない場合があり、この場合にはブレーキアシスト制御を行えない可能性がある。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、車両が衝突した場合の運転者のブレーキペダルの操作に基づく的確なブレーキアシスト制御を行うことを可能とする車両制動装置を提供することを目的とする。
この発明が適用される車両には、車両の駆動源として内燃機関、及び(又は)駆動モータを備えるものが該当し、内燃機関自動車の他、EV(電気自動車)、HEV(ハイブリッド自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド自動車)及びFCV(燃料電池自動車)等の電気自動車が含まれる。
この発明に係る車両制動装置は、車両の速度を検出する車速センサと、ブレーキ操作量を検出するブレーキ操作量センサと、前記ブレーキ操作量が閾値以上である場合に、前記ブレーキ操作量に応じた制動力にアシスト分の制動力を付加した制動力をブレーキアクチュエータに発生させるブレーキアシスト制御部と、車両に所定の衝突が発生したか判定する衝突判定部と、前記衝突判定部で車両に所定の衝突が発生したと判定された場合に、前記車速センサによって検出された衝突前の速度と衝突後の速度の速度差を演算する速度差演算部と、前記速度差演算部で演算された前記速度差が所定速度差以上である場合に、前記ブレーキアシスト制御部で使用される閾値を、予め設定された第1の閾値から前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値に変更する閾値変更部と、を備える。
この発明によれば、通常はブレーキ操作量が第1の閾値以上になった場合にブレーキアシスト制御を開始するが、車両に所定の衝突、例えば車両が備えるエアバッグを展開させない軽衝突、が発生したときは第1の閾値をより小さい第2の閾値に変更したうえで、ブレーキ操作量が第2の閾値以上になった場合にブレーキアシスト制御を開始するようにしている。このように軽衝突発生時にブレーキアシスト制御の閾値を小さくすることによって、僅かなブレーキ操作でブレーキアシスト制御が開始されることになる。つまり、軽衝突時の方が通常時よりもブレーキアシスト制御が開始され易くなり、また、ブレーキアシスト制御の開始時期が早まる。このため、軽衝突発生時に運転者のブレーキ操作が不足する状態であっても、僅かなブレーキ操作が行われているのであれば、確実かつ迅速にブレーキアシスト制御を開始することが可能になる。
また、この発明に係る車両制動装置においては、前記所定速度差が、第1の速度差と前記第1の速度差よりも大きい第2の速度差を含み、前記閾値変更部は、前記速度差演算部で演算された前記速度差が前記第1の速度差以上前記第2の速度差未満である場合に、前記ブレーキアシスト制御部で使用される閾値を前記第1の閾値から前記第2の閾値に変更し、前記速度差演算部で演算された前記速度差が前記第2の速度差以上である場合に、前記ブレーキアシスト制御部で使用される閾値を前記第1の閾値から前記第2の閾値よりも小さい第3の閾値に変更し、前記ブレーキアシスト制御部は、前記速度差演算部で演算された前記速度差が前記第2の速度差以上である場合に、所定時間だけ前記第3の閾値に対応する一定のアシスト分の制動力を保持するようにしてもよい。
この発明によれば、軽衝突前後の車両の速度差に応じて、第2の閾値に変更するか、第3の閾値に変更するかを変えている。このように軽衝突の程度に応じてブレーキアシスト制御を変えている。特に速度差が大きい場合は、軽衝突とはいえ衝撃が大きいことを意味するものであり、このような状況下では運転者がブレーキ操作を誤る可能性がある。衝突前後の車両の速度差が大きいほど、運転者がブレーキ操作を誤る可能性が高くなる。この発明のように所定時間だけ一定のアシスト分の制動力を保持するようにすれば、仮に運転者が誤ってブレーキ操作を解除したとしても、制動力は所定時間だけ保たれる。
また、衝突前後の車両の速度差が大きいということは、衝突後に既に車両がある程度減速されていることを意味する。このような場合はアシスト分として大きな制動力は不要である。この発明によれば、衝突前後の速度差が大きい場合にアシスト分の制動力を一定に制限することで、過剰な制動力が発生することを防止している。このため、衝突後の運転者の誤操作による過減速が防止される。
さらに、この発明に係る車両制動装置においては、前記閾値変更部は、前記所定時間経過後に、前記ブレーキアシスト制御部で使用される閾値を前記第3の閾値から前記第1の閾値に変更するようにしてもよい。
この発明によれば、所定時間経過後に第1の閾値に戻すことによって、運転者が適正なブレーキ操作をした場合に、適正なブレーキアシスト制御が行われる。
この発明によれば、車両に所定の衝突、例えば車両が備えるエアバッグを展開させない軽衝突、が発生したときにブレーキアシスト制御の閾値を小さくすることによって、僅かなブレーキ操作でブレーキアシスト制御が開始されることになる。つまり、衝突時の方が通常時よりもブレーキアシスト制御が開始され易くなり、また、ブレーキアシスト制御の開始時期が早まる。このため、衝突発生時に運転者のブレーキ操作が不足する状態であっても、僅かなブレーキ操作が行われているのであれば、確実かつ迅速にブレーキアシスト制御を開始することが可能になる。
また、この発明によれば、衝突前後の速度差が大きい場合にアシスト分の制動力を一定に制限することで、過剰な制動力が発生することを防止している。このため、衝突後の運転者の誤操作による過減速が防止される。
この発明の実施形態に係る車両制動装置が組み込まれた車両の概略的なブロック構成図である。 走行安全制御ユニットの機能を示す機能ブロック図である。 軽衝突時の閾値と軽衝突前後の速度差との対応関係を示す図である。 エアバッグが展開しない軽度の衝突の例を示す状況説明図である。 車両制動装置の動作説明に供されるフローチャートである。
以下、この発明に係る車両制御装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[車両10の構成]
図1は、この発明の実施形態に係る車両制動装置11が組み込まれた車両10の概略的なブロック構成図である。
車両制動装置11は、ECU(電子制御ユニット)を含んで構成される各種の制御ユニットを備える。周知のように、ECUは、マイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(中央処理装置)、メモリであるROM(EEPROMも含む。)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、その他、A/D変換器、D/A変換器等の入出力装置、計時部としてのタイマ等を有しており、CPUがROMに記録されているプログラムを読み出し実行することで各種機能実現部(機能実現手段)、例えば制御部、演算部、及び処理部等として機能する。なお、これらの機能は、ハードウエアにより実現することもできる。また、ECUは、1個に統合することも可能であり、さらに分割することも可能である。
この実施形態において、ECUは、エアバッグ制御ユニット12及び走行安全制御ユニット14を含む統括制御ユニット16と、この統括制御ユニット16に接続される油圧制御ユニット18及びエンジン制御ユニット20と、から構成される。なお、統括制御ユニット16には、計時部(計時器)としてのタイマ13が含まれている。
統括制御ユニット16により、車両10の走行安全制御の全体的な動作が統括して制御される。
車両10は、4輪の車輪22を有し、4輪の車輪22には、それぞれ制動力を発生するディスクブレーキ等により構成されるブレーキアクチュエータ24が設けられている。ブレーキアクチュエータ24の制動油圧(制動力)は、油圧制御ユニット18内の4つの圧力調整装置(不図示)によりそれぞれ制御される。
油圧制御ユニット18は、走行安全制御ユニット14の制御下にあり、ブレーキペダル操作量センサ28によって検出されるブレーキペダル26の操作量θbに応じた制動油圧を発生させてブレーキアクチュエータ24に出力する構成とされている。また、後述するように、油圧制御ユニット18は、ブレーキペダル26の操作量θbに応じて制動油圧を発生する際に、車両制動力を増大するブレーキアシスト制御に応じた制動油圧を合成して発生することが可能になっている。
ブレーキペダル26には、ブレーキペダル26が操作されているときにオンとなるブレーキスイッチ信号Sbを統括制御ユニット16に供給するブレーキスイッチ27が一体的に設けられている。車両10では、ブレーキスイッチ27のオンオフに応じて車両後部に設けられたブレーキランプ(不図示)が点灯乃至消灯される。
4輪の車輪22中、例えば前輪の左右輪には、エンジン30からトランスミッション(T/M)32を通じて駆動力が伝達される。
エンジン30は、該エンジン30に設けられたスロットルバルブ(THV)31の開度(スロットル開度)THを調整するエンジン制御ユニット20を通じて回転数(エンジン回転数)等が制御される。
スロットルバルブ31のスロットル開度THは、アクセルペダル操作量センサ34により検出されるアクセルペダル36の操作量(アクセルペダル操作量、ペダル操作量、アクセル角度、又は操作角度ともいう。)θaに応じて調整される。
各車輪22にはそれぞれ車輪速センサ(不図示)が設けられ、4つの車輪速センサにより検知された車輪速及びそれらの平均値が、車速センサ46により検知される車両10の速度Vとして統括制御ユニット16に供給される。
エアバッグ制御ユニット12は、走行安全制御ユニット14、衝突検知センサ40、Gセンサ50及びインフレータ42に接続されている。
衝突検知センサ40は、例えば圧力センサであり、車両10に6個設けられ、それぞれ図示はしないが、車両10のフロントフレームの左右に右前面衝突検知センサと左前面衝突検知センサが設けられ、車両10の中央フレームの左右に右側面衝突検知センサと左側面衝突検知センサが設けられ、車両10のリアフレームの左右に右後面衝突検知センサと左後面衝突検知センサが設けられている。
さらに、車両10の重心位置に、車両10の直交3軸方向(車長方向、車幅方向、車高方向)の加速度aを検出する高感度のGセンサ、ロールレートセンサ、ヨーレートセンサ、及び低感度の直交2軸(車長方向、車幅方向)のGセンサを含むGセンサ50が設けられている。
エアバッグ制御ユニット12には、衝突検知センサ40によって自車両10の衝突を検知したときに衝突検知センサ40から衝突時圧力に対応する衝突検知信号Scが供給されると共に、Gセンサ50から衝突時の加速度信号Sa(Gに換算可能である。)が供給される。
エアバッグ制御ユニット12は、衝突検知信号Sc及び加速度信号Saに基づいて当該衝突が発生した箇所に対応するエアバッグ44を展開させるエアバッグ展開信号Sabを発生してインフレータ42を駆動する。
一方、走行安全制御ユニット14は、各車輪22のスリップ・ロック状態を判定し、油圧制御ユニット18を介して制動時の各車輪22の制動油圧を独立に調整するABS機能を有する他、例えば、自車両10の姿勢・挙動が乱れた際に、自車両10の横滑りを防いで方向安定性を向上させる制御を行うものである。この方向安定性を向上させる車両姿勢安定化システムは、例えばVSA(Vehicle Stability Assist)システムに係る技術として知られている。
走行安全制御ユニット14は、自車両10の姿勢・挙動等をGセンサ50及び車速センサ46(各車輪速センサ)等によって感知し、オーバーステアと判断すると車輪22中、前輪の旋回外側の車輪22にブレーキを掛けるように油圧制御ユニット18を制御する。
走行安全制御ユニット14は、逆にアンダーステアと判断した場合は、エンジン制御ユニット20を通じてスロットルバルブ31のスロットル開度THを小さくしてエンジン30の駆動力を落とす(低減する)と共に、車両10中、後輪の旋回内側の車輪22にブレーキをかけるよう油圧制御ユニット18を制御する。
走行安全制御ユニット14は、エアバッグ制御ユニット12からのエアバッグ展開信号(エアバッグ制御信号)Sabに基づく自車両10の衝突(エアバッグ展開衝突又は単に展開衝突という。)を認識すると共に、エアバッグ展開信号Sabは出力されないが衝突検知センサ40からの衝突検知信号Sc及びGセンサ50からの加速度信号Sa(G)により自車両10の衝突(エアバッグ非展開衝突又は単に非展開衝突、あるいは軽衝突という。)を認識する。
走行安全制御ユニット14は、自車両10の衝突(エアバッグ展開衝突及び/又は非展開衝突)を認識した場合に、当該衝突を検出した後(衝突検出時以降)に自動的に油圧制御ユニット18を制御(自動ブレーキ制御及び/又はブレーキアシスト制御)すると共に、エンジン制御ユニット20を制御(駆動力低減アシスト制御)する。走行安全制御ユニット14が行うブレーキアシスト制御については以下で説明をする。
[走行安全制御ユニット14によるブレーキアシスト制御]
本明細書において、ブレーキアシスト制御とは、ブレーキ操作量、この実施形態ではブレーキペダル26の操作量θb、が閾値T以上である場合に、ブレーキペダル26の操作量θbに応じた制動力にアシスト分の制動力を付加した制動力をブレーキアクチュエータ24に発生させる制御のことをいう。この閾値Tは、ブレーキアシスト制御を行うこと自体の判断の閾値といえる。閾値Tが大きい値であるほどブレーキアシスト制御が行われ難くなり、閾値Tが小さい値であるほどブレーキアシスト制御が行われ易くなるといえる。別の言い方をすると、閾値Tが大きい値であるほどブレーキアシスト制御の開始時期が遅く、閾値Tが小さい値であるほどブレーキアシスト制御の開始時期が早いといえる。
通常のブレーキアシスト制御は次のとおりである。車両10の走行中に運転者が前方に障害物等を発見した場合、運転者がブレーキペダル26を操作して車両10を急制動しようとすることがある。このとき、走行安全制御ユニット14はブレーキペダル操作量センサ28が供給するブレーキペダル26の操作量θbと予め設定された閾値T(後述する第1の閾値T1)とを比較し、操作量θbが閾値Tを超えたときにブレーキアシスト制御を開始する。ブレーキアシスト制御において、走行安全制御ユニット14は油圧制御ユニット18に対して、ブレーキペダル26の操作量θbに対応する制動力にアシスト分の制動力を付加するように指令する。油圧制御ユニット18は指令に基づいた油圧制御を行い、ブレーキアクチュエータ24はブレーキペダル26の操作量θbに対応する制動力にアシスト分の制動力を付加した制動力を車輪22に作用させる。
この実施形態は、こうした通常のブレーキアシスト制御に加えて、エアバッグ44を展開させないエアバッグ非展開衝突(以下、軽衝突という)時にブレーキアシスト制御を行い易くしている。具体的には、軽衝突時にブレーキペダル26の操作量θbの閾値Tを通常時の値(後述する第1の閾値T1)から、より小さい値(後述する第2の閾値T2又は第3の閾値T3)に変更することによって、小さなブレーキ操作でもブレーキアシスト制御を開始するようにしている。
軽衝突時のブレーキアシスト制御に関わる走行安全制御ユニット14の機能について、図2で示す機能ブロック図を用いて説明する。
走行安全制御ユニット14は、軽衝突の発生を判定する衝突判定部142と、軽衝突前後の速度差ΔVを演算する速度差演算部144と、ブレーキアシスト制御部148で使用される閾値Tを衝突前後の速度差ΔVに応じて変更する閾値変更部146と、アシスト分の制動力を発生させるよう油圧制御ユニット18に指令するブレーキアシスト制御部148と、を備える。
衝突判定部142は、衝突検知センサ40が供給する衝突検知信号Scと、Gセンサ50が供給する加速度信号Saと、に基づいて、車両10に発生した衝突が軽衝突か否かを判定する。軽衝突の判定は、衝突検知信号Scの値[Pa]と加速度信号Saの値[m/s2]がそれぞれ所定範囲内にあるか否かを判定することで行われる。
速度差演算部144は、車速センサ46が供給する速度Vのデータを所定時間毎、例えばms(ミリ秒)オーダの極めて短い時間毎に連続して取り込み、取り込んだデータを一定時間だけ記憶する。そして、衝突判定部142が軽衝突と判定した場合に、軽衝突直前に記憶した速度Vbのデータと軽衝突直後に記憶した速度Vaのデータを用いて、軽衝突前後の速度差ΔV(=Vb−Va)を演算する。
閾値変更部146は、ブレーキアシスト制御部148で使用される軽衝突時の閾値Tと軽衝突前後の速度差ΔVとの対応関係150(図3参照)を記憶しており、速度差演算部144で演算された速度差ΔVに対応する軽衝突時の閾値Tを、記憶した対応関係150に基づいて特定する。そして、ブレーキアシスト制御部148に予め設定されている通常時の閾値Tを、特定した閾値Tすなわち軽衝突時の閾値Tに変更する。
図3は軽衝突時の閾値Tと軽衝突前後の速度差ΔVとの対応関係150を示す図である。閾値変更部146は、第1の閾値T1と、第1の閾値T1よりも小さい第2の閾値T2と、第2の閾値T2よりも小さい第3の閾値T3と、を記憶する。さらに、第1の閾値T1を第1の速度差範囲(0より大きく、第1の速度差ΔV1未満)と対応付けて記憶し、第2の閾値T2を第2の速度差範囲(第1の速度差ΔV1以上、第2の速度差ΔV2未満)と対応付けて記憶し、第3の閾値T3を第3の速度差範囲(第2の速度差ΔV2以上)と対応付けて記憶する。
ブレーキアシスト制御部148は、ブレーキペダル26の操作量θbが閾値Tよりも大きいときに、ブレーキペダル26の操作量θbに対応する制動力にアシスト分の制動力を付加するよう油圧制御ユニット18に指令する。つまり、ブレーキアシスト制御部148は、油圧制御ユニット18に対してブレーキアシストの開始時期を通知している。ブレーキアシスト制御部148は、ブレーキアシスト制御の実行を判断する基準値として閾値Tを記憶し、この閾値Tとブレーキペダル26の操作量θbとを比較する。閾値Tとしては、予め設定された第1の閾値T1を記憶するが、軽衝突が発生した場合は、閾値変更部146によって変更された第2の閾値T2又は第3の閾値T3を記憶する。
また、ブレーキアシスト制御部148は、ブレーキスイッチ27が供給するブレーキスイッチ信号Sbを取り込むと共に、タイマ13に計時開始を指令する。そして、タイマ13の計時時間が所定時間に達するまで、油圧制御ユニット18にアシスト分の制動力を保持するように指令する。
[ブレーキアシスト制御の処理フロー]
次に、この発明の一実施形態に係る車両制動装置11の動作について、図4の状況説明図に示す状況下を例とし、図5のフローチャートに基づき説明する。
図4の状況説明図では、車線51を走行中の車両10が車道外側線54を踏み越えた後、縁石58にエアバッグ44が展開しない状況で衝突し(上記したように、軽衝突という。)、縁石58に乗り上げ、歩道60上を走行して車線51に戻ろうとしている状況(エアバッグ非展開衝突状況)Qを示している。
そこで、この状況(エアバッグ非展開衝突状況)Q下を例として図5に示したフローチャートを参照しながら車両制動装置11の動作を説明する。なお、フローチャートに係るプログラムの実行主体は統括制御ユニット16である。
ステップS1にて、制御中に、統括制御ユニット16は、車両10の衝突検知センサ40を含む各種センサ及び油圧制御ユニット18を含む他の制御ユニットからデータを取得する(取り込む)。なお、データの取り込みは、図5のフローチャートによる処理を実行中、所定時間毎、例えばms(ミリ秒)オーダの極めて短い時間毎に連続して行われる。
次いで、ステップS2にて、走行安全制御ユニット14の衝突判定部142は衝突検知センサ40からの衝突検知信号Sc及びGセンサ50からの加速度信号Saに基づいて、車両10における軽衝突の有無を判定する。衝突検知信号Scの値[Pa]が所定値未満であり、また、加速度信号Saの値[m/s2]も所定値未満である場合、衝突判定部142は軽衝突無しと判定する(ステップS2:NO)。このときステップS3に進んで、閾値変更部146はブレーキアシスト制御部148に予め設定されている通常時の第1の閾値T1を維持する。そして、ステップS1に戻る。
ステップS2の衝突判定において、衝突検知信号Scの値[Pa]が所定値以上であり、また、加速度信号Saの値[m/s2]も所定値以上である場合、衝突判定部142は軽衝突有りと判定する(ステップS2:YES)。このときタイマ13による計時が開始される。そして、ステップS4に進む。
ステップS4にて、速度差演算部144は車速センサ46から取り込んだ軽衝突直前の速度Vbから軽衝突直後の速度Vaを減じた速度差ΔV(=Vb−Va)を演算する。次に、閾値変更部146は速度差ΔVの大きさに応じてブレーキアシスト制御部148で使用する閾値Tを決定する。速度差ΔVが第1の速度差ΔV1よりも小さい場合(ステップS4:ΔV<ΔV1)、ステップS3に進み、閾値変更部146はブレーキアシスト制御部148に予め設定される第1の閾値T1を変更せずに維持する。そして、ステップS1に戻る。
ステップS4の判定にて、速度差ΔVが第1の速度差ΔV1以上第2の速度差ΔV2未満である場合(ステップS4:ΔV1≦ΔV<ΔV2)、ステップS5に進み、閾値変更部146はブレーキアシスト制御部148に設定される閾値Tを第1の閾値T1から第2の閾値T2に変更する。
次いで、ステップS6にて、ブレーキアシスト制御部148はブレーキペダル操作量センサ28が供給するブレーキペダル26の操作量θbと第2の閾値T2とを比較する。比較の結果がT2>θbである場合(ステップS6:NO)、ブレーキアシスト制御は不要である。したがって、ブレーキアシスト制御部148がブレーキアシスト制御を行うことなくステップS10に進む。ステップS10にて、閾値変更部146はブレーキアシスト制御部148に設定される閾値Tを第2の閾値T2から第1の閾値T1に戻す。そして、ステップS1に戻る。
ステップS6にて、比較の結果がT2≦θbである場合(ステップS6:YES)、ステップS7に進んでブレーキアシスト制御を行う。このときブレーキアシスト制御部148は油圧制御ユニット18に対して、ブレーキペダル26の操作量θbに応じた制動力にアシスト分の制動力を付加するように指令をする。ブレーキアシスト制御部148は車両10の制動力(ブレーキペダル26の操作量θbに応じた制動力にアシスト分の制動力を付加した制動力)が一定となるように油圧制御ユニット18に対して指令をする。こうしたブレーキアシスト制御は、ステップS8にて、ブレーキスイッチ信号Sbがオン信号の間続けられる(ステップS8:NO)。
ステップS8にて、ブレーキアシスト制御部148はブレーキスイッチ信号Sbがオフ信号になったことを検知したら(ステップS8:YES)、ステップS9に進んでブレーキアシスト制御を停止する。このとき、ブレーキアシスト制御部148は油圧制御ユニット18に対してアシスト分の制動力を付加する指令を停止する。ステップS10にて、閾値変更部146はブレーキアシスト制御部148に設定される閾値Tを第2の閾値T2から第1の閾値T1に戻す。そして、ステップS1に戻る。
ステップS4の判定にて、速度差ΔVが第2の速度差ΔV2以上である場合(ステップS4:ΔV2≦ΔV)、ステップS11に進む。以下のステップS11〜ステップS14ではステップS5〜ステップS8と実質的に同じ処理が行われる。
ステップS11にて、閾値変更部146はブレーキアシスト制御部148に設定される閾値Tを第1の閾値T1から第3の閾値T3に変更する。
次いで、ステップS12にて、ブレーキアシスト制御部148はブレーキペダル操作量センサ28が供給するブレーキペダル26の操作量θbと第3の閾値T3とを比較する。比較の結果がT3>θbである場合(ステップS12:NO)、ブレーキアシスト制御は不要である。したがって、ブレーキアシスト制御部148がブレーキアシスト制御を行うことなくステップS10に進む。ステップS10にて、閾値変更部146はブレーキアシスト制御部148に設定される閾値Tを第3の閾値T3から第1の閾値T1に戻す。そして、ステップS1に戻る。
ステップS12にて、比較の結果がT3≦θbである場合(ステップS12:YES)、ステップS13に進んでブレーキアシスト制御を行う。このときブレーキアシスト制御部148は油圧制御ユニット18に対して、ブレーキペダル26の操作量θbに応じた制動力にアシスト分の制動力を付加するように指令をする。ブレーキアシスト制御部148はアシスト分の制動力が一定となるように油圧制御ユニット18に対して指令をする。ここで行われるブレーキアシスト制御は、ステップS7のブレーキアシスト制御と異なり、車両10の制動力は一定でない。ブレーキペダル26の操作量θbが変われば、その操作量θbに応じた制動力に一定のアシスト分の制動力が付加される。このようにブレーキアシスト制御部148はアシスト分の制動力を一定に制限することでブレーキアシスト制御による過減速を防止している。こうしたブレーキアシスト制御は、ステップS14にて、ブレーキスイッチ信号Sbがオン信号の間続けられる(ステップS14:NO)。
ステップS14にて、ブレーキアシスト制御部148はブレーキスイッチ信号Sbがオフ信号になったことを検知したら(ステップS14:YES)、ステップS15に進み、ステップS2で計時を開始したタイマ13の計測時間が所定時間を超えているか判断する。そしてステップS15にて、ブレーキアシスト制御部148は、タイマ13の計測時間が所定時間を経過したか判定し、所定時間経過するまで、ステップS16にて、油圧制御ユニット18に対して第3の閾値T3に対応する一定のアシスト分の制動力を保持するように指令する。ステップS15の判定にて、ブレーキアシスト制御部148は所定時間の経過を確認したら、ステップS9に進み、ブレーキアシスト制御を停止する。このとき、ブレーキアシスト制御部148は油圧制御ユニット18に対してアシスト分の制動力を付加する指令を停止する。ステップS10にて、閾値変更部146はブレーキアシスト制御部148に設定される閾値Tを第3の閾値T3から第1の閾値T1に戻す。そして、ステップS1に戻る。
[実施形態のまとめ]
以上説明したように上述した実施形態に係る車両制動装置11においては、車両10の速度Vを検出する車速センサ46と、ブレーキペダル26の操作量θbを検出するブレーキペダル操作量センサ28と、ブレーキペダル26の操作量θbが閾値T以上である場合に、ブレーキペダル26の操作量θbに応じた制動力にアシスト分の制動力を付加した制動力をブレーキアクチュエータ24に発生させるブレーキアシスト制御部148と、車両10に所定の衝突が発生したか判定する衝突判定部142と、衝突判定部142で車両10に軽衝突が発生したと判定された場合に、車速センサ46によって検出された衝突前の速度Vbと衝突後の速度Vaの速度差ΔV(=Vb−Va)を演算する速度差演算部144と、速度差演算部144で演算された速度差ΔVが所定速度差、例えばΔV1以上である場合に、ブレーキアシスト制御部148で使用される閾値Tを、予め設定された第1の閾値T1から第1の閾値T1よりも小さい第2の閾値T2に変更する閾値変更部146と、を備える。
さらに、上述した実施形態においては、所定速度差は、第1の速度差ΔV1と第1の速度差ΔV1よりも大きい第2の速度差ΔV2を含み、閾値変更部146は、速度差演算部144で演算された速度差ΔVが第1の速度差ΔV1以上第2の速度差ΔV2未満である場合に、ブレーキアシスト制御部148で使用される閾値Tを第1の閾値T1から第2の閾値T2に変更し、速度差演算部144で演算された速度差ΔVが第2の速度差ΔV2以上である場合に、ブレーキアシスト制御部148で使用される閾値Tを第1の閾値T1から第2の閾値T2よりも小さい第3の閾値T3に変更し、ブレーキアシスト制御部148は、速度差演算部144で演算された速度差ΔVが第2の速度差ΔV2以上である場合に、ブレーキ操作がなくなった時点から所定時間だけ、第3の閾値T3に対応するアシスト分の制動力を保持する。
さらに、上述した実施形態においては、閾値変更部146は、所定時間経過後に、ブレーキアシスト制御部148で使用される閾値Tを第3の閾値T3から第1の閾値T1に変更する。
この実施形態によれば、通常はブレーキペダル26の操作量θbが第1の閾値T1以上になった場合にブレーキアシスト制御を開始するが、車両10に軽衝突が発生したときは第1の閾値T1をより小さい第2の閾値T2又は第3の閾値T3に変更したうえで、ブレーキペダル26の操作量θbが第2の閾値T2以上又は第3の閾値T3以上になった場合にブレーキアシスト制御を開始するようにしている。このように軽衝突発生時にブレーキアシスト制御の開始時期に関わる閾値Tを小さくすることによって、僅かなブレーキ操作でブレーキアシスト制御が開始されることになる。つまり、軽衝突時の方が通常時よりもブレーキアシスト制御が開始され易くなり、また、ブレーキアシスト制御の開始時期が早まる。このため、軽衝突発生時に運転者のブレーキ操作が不足する状態であっても、僅かなブレーキ操作が行われているのであれば、確実かつ迅速にブレーキアシスト制御を開始することが可能になる。
また、この実施形態によれば、軽衝突前後の車両10の速度差ΔVに応じて、第2の閾値T2に変更するか、第3の閾値T3に変更するかを変えている。このように軽衝突の程度に応じてブレーキアシスト制御を変えている。特に速度差ΔVが大きい場合は、軽衝突とはいえ衝撃が大きいことを意味するものであり、このような状況下では運転者がブレーキ操作を誤る可能性がある。衝突前後の車両10の速度差ΔVが大きいほど、運転者がブレーキ操作を誤る可能性が高くなる。この実施形態のように所定時間だけ一定のアシスト分の制動力を保持するようにすれば、仮に運転者が誤ってブレーキ操作を解除したとしても、制動力は所定時間だけ保たれる。
また、衝突前後の車両10の速度差ΔVが大きいということは、衝突後に既に車両10がある程度減速されていることを意味する。このような場合はアシスト分として大きな制動力は不要である。この実施形態によれば、衝突前後の速度差ΔVが大きい場合にアシスト分の制動力を一定に制限することで、過剰な制動力が発生することを防止している。このため、衝突後の運転者の誤操作による過減速が防止される。
また、この実施形態によれば、所定時間経過後に第1の閾値T1に戻すことによって、運転者が適正なブレーキ操作をした場合に、適正なブレーキアシスト制御が行われる。
なお、この実施形態において、衝突判定部142は、衝突検知信号Scと加速度信号Saの両者を用いて軽衝突が発生したか否かを判定しているが、いずれか一方のみを用いて軽衝突が発生したか否かを判定するようにしてもよい。また、他の検出値をもって軽衝突が発生したか否かを判定するようにしてもよい。
なお、この実施形態において、ブレーキアシスト制御の開始時期を図るブレーキ操作量として、ブレーキペダル26の操作量θbを用いているが、他のブレーキ操作量を用いることも可能である。例えば、ブレーキ操作量として、ブレーキペダル26の操作速度を用いてもよいし、ブレーキ液圧を用いてもよい。要は、ブレーキ操作に伴い変化する量に閾値を設定すればよい。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両 11…車両制動装置
13…タイマ 14…走行安全制御ユニット
16…統括制御ユニット 18…油圧制御ユニット
27…ブレーキスイッチ 28…ブレーキペダル操作量センサ
40…衝突検知センサ 46…車速センサ
50…Gセンサ 142…衝突判定部
144…速度差演算部 146…閾値変更部
148…ブレーキアシスト制御部

Claims (4)

  1. 車両の速度を検出する車速センサと、
    ブレーキ操作量を検出するブレーキ操作量センサと、
    前記ブレーキ操作量が閾値以上である場合に、前記ブレーキ操作量に応じた制動力にアシスト分の制動力を付加した制動力をブレーキアクチュエータに発生させるブレーキアシスト制御部と、
    車両に所定の衝突が発生したか判定する衝突判定部と、
    前記衝突判定部で車両に所定の衝突が発生したと判定された場合に、前記車速センサによって検出された衝突前の速度と衝突後の速度の速度差を演算する速度差演算部と、
    前記速度差演算部で演算された前記速度差が所定速度差以上である場合に、前記ブレーキアシスト制御部で使用される前記閾値を、予め設定された第1の閾値から前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値に変更する閾値変更部と、を備えた
    ことを特徴とする車両制動装置。
  2. 請求項1に記載の車両制動装置において、
    前記所定速度差は、第1の速度差と前記第1の速度差よりも大きい第2の速度差を含み、
    前記閾値変更部は、
    前記速度差演算部で演算された前記速度差が前記第1の速度差以上前記第2の速度差未満である場合に、前記ブレーキアシスト制御部で使用される前記閾値を前記第1の閾値から前記第2の閾値に変更し、前記速度差演算部で演算された前記速度差が前記第2の速度差以上である場合に、前記ブレーキアシスト制御部で使用される前記閾値を前記第1の閾値から前記第2の閾値よりも小さい第3の閾値に変更し、
    前記ブレーキアシスト制御部は、
    前記速度差演算部で演算された前記速度差が前記第2の速度差以上である場合に、所定時間だけ前記第3の閾値に対応する一定のアシスト分の制動力を保持する
    ことを特徴とする車両制動装置。
  3. 請求項2に記載の車両制動装置において、
    前記閾値変更部は、
    前記所定時間経過後に、前記ブレーキアシスト制御部で使用される前記閾値を前記第3の閾値から前記第1の閾値に変更する
    ことを特徴とする車両制動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両制動装置において、
    前記衝突判定部が判定する前記所定の衝突は、衝突によって車両が備えるエアバッグを展開させない軽衝突である
    ことを特徴とする車両制動装置。
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