JP6166506B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents
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近年、焼酎粕を配合した化粧料や皮膚外用剤が検討されており、例えば、米、麦、芋、黒糖の焼酎粕が、保湿効果、メラニン生成抑制効果、及び/又は真皮タンパク質(コラーゲンやヒアルロン酸)産生促進効果を有することを見出し、その作用を利用した化粧料や皮膚外用剤が提案されている(特許文献1〜6)。
また、甘藷以外の焼酎粕についても、従来明らかになっている有効性は、保湿作用、コラーゲンやヒアルロン酸等の真皮タンパク質の産生促進作用、メラニンの産生抑制作用に止まっている。近年、紫外線、ストレス、加齢等の様々な要因によって生じる皮膚の老化やトラブルを、より多面的かつ効果的に予防・改善することができる皮膚外用剤が求められ、焼酎粕等を皮膚外用剤の原料として利用する場合にも、様々な有効性を併せ持つものが求められている。
近年、皮膚老化の一つのメカニズムとしてタンパク質糖化反応(メイラード反応)、及びその反応により生じるアドバンスドグリケーションエンドプロダクツ(advanced glycation end product(AGE))と呼ばれるタンパク質糖化反応最終産物の蓄積が注目を集めている。タンパク質糖化反応とは、タンパク質のN末端アミノ基、又はリジン残基のε-アミノ基と、還元糖のカルボニル基との間で起こる非酵素的糖付加反応であり、これにより生じるAGEは一つではなく、蛍光発生、発色(褐色)、及び/又は分子架橋形成等の特徴を有する複数のものが確認されている。このタンパク質糖化反応が皮膚において生じると、皮膚のタンパク質(コラーゲン、エラスチン等)の機能が損なわれ、その結果、肌の柔軟性・弾力性が失われ、シワ・たるみの原因となる。従来、タンパク質糖化抑制作用を有する化合物として、アミノグアニジンが報告されているが、皮膚外用剤の原料として見た場合、タンパク質糖化抑制効果を十分に発揮するとは言い難く、かつ、副作用を有することも報告されている(特許文献7)。また、タンパク質糖化抑制効果を有する天然物(トウニン、マロニエ等の植物)由来のものも報告されているが(特許文献8)、それらは、安全性、有効性、及び入手の容易性の点で、皮膚外用剤の原料として十分に満足し得るものではない。
本発明で用いる甘藷焼酎粕の原料となる甘藷としては、例えば、赤芋、黄金千貫、ジョイホワイト、しもん芋、金時芋、紫芋等が挙げられるが、特に、熊本県産の赤芋(高系14号)が好ましい。
まず、抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノールなどの低級アルコール類;オレイルアルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノールなどの高級アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、トリオクタン酸グリセリルなどのエステル類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;エチルエーテル、イソプロピルエーテルなどのエーテル類;n−ヘキサン、トルエン、クロロホルムなどの炭化水素系溶媒などが挙げられ、それらは単独でもしくは2種以上混合して用いられる。
pilosula)抽出物、カミツレ抽出物(商品名:カモミラET)、ジンコウ抽出物、ハマメリス抽出物、イタドリ抽出物、サワヒヨドリ抽出物、甘草抽出物、フキタンポポ抽出物、アルテア抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ユキノシタ抽出物、ナツメ抽出物、シャクヤク抽出物、トウキ抽出物、モモ抽出物、コンブなどの海藻の抽出物、アマモなどの海草の抽出物、リノール酸及びその誘導体もしくは加工物(例えばリポソーム化リノール酸など)、2,5−ジヒドロキシ安息香酸誘導体などが、又皮膚老化防止・肌荒れ改善成分であれば、動物又は魚由来のコラーゲン及びその誘導体、エラスチン及びその誘導体、セラミドなどの細胞間脂質、ニコチン酸及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導体(ジカリウム塩など)、t−シクロアミノ酸誘導体、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体(d,l−α−トコフェリルリン酸ナトリウムなど)、アラントイン、α−ヒドロキシ酸類、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸、コエンザイムQ−10、α−リポ酸、エルゴチオネイン、ゲンチアナエキス、甘草エキス、ハトムギエキス、カミツレエキス、ニンジンエキス、アロエエキスなどの生薬抽出エキス、米糠抽出物加水分解物、米抽出物加水分解物、低アレルゲン米抽出物加水分解物、米発酵エキス、ミツイシコンブ抽出物、アナアオサ抽出物、アマモなどの海草の抽出物、ソウハクヒエキス、ジョアゼイロ(Zizyphus joazeiro)抽出物、ブナ抽出物、キダチアロエ抽出物、マンネンロウ抽出物、イチョウ抽出物、スギナ抽出物、ベニバナ抽出物、オタネニンジン抽出物、セイヨウニワトコ抽出物、ハゴロモグサ抽出物、レンゲ抽出物、マンゴー抽出物、チェリモヤ抽出物、マンゴスチン抽出物、タベブイア・インペティギノーサ抽出物、酵母抽出物、卵殻膜抽出蛋白質、デオキシリボ核酸カリウム塩、ハス種子発酵液、水ナス抽出物、紫蘭根抽出物、ムラサキシキブ抽出物、イネ抽出物、サンゴ草抽出物、花粉荷エキスなどが挙げられる。
甘藷(赤芋)焼酎粕100gを、ぬか袋で圧搾濾過し、圧搾濾液59gを得た。次に、圧搾濾液59g に対して、1%重量の珪藻土を添加・濾過し、濾液 55gを得た。次に、55gの濾液に対して、0.5%重量の活性炭を添加し、室温で1時間攪拌後、濾過し、淡褐色透明の溶液49g(固形分濃度
2.5%)を得た。これを精製水で固形分1.0%となるように希釈し、甘藷焼酎粕エキスとした。
甘藷(赤芋)焼酎粕100gを、ぬか袋で圧搾濾過し、圧搾濾液65gを得た。次に、圧搾濾液65gに対して1%重量の珪藻土を添加・濾過し、褐色透明の溶液56g(固形分濃度2.8%)を得た。これを精製水で固形分1.0%となるように希釈し、甘藷焼酎粕エキスとした。
3
甘藷(赤芋)焼酎粕を乾燥し、粉砕した。粉砕物10gに対して精製水100gを混合し、80℃で攪拌しながら、2時間抽出した。抽出物溶液を濾過し、褐色透明の溶液エキス86g(固形分濃度2.9%)を得た。これを精製水で固形分1.0%となるように希釈し、甘藷焼酎粕エキスとした。
[A成分] 部
流動パラフィン 5.0
ヘキサラン 4.0
(株式会社テクノーブル製 トリオクタン酸グリセリル)
パラフィン 5.0
グリセリルモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 6.0
ブチルパラベン 0.1
[B成分]
製造例1の甘藷焼酎粕エキス 10.0
グリセリン 5.0
カルボキシメチルモノステアレート 0.1
モイストン・C 1.0
(株式会社テクノーブル製 NMF成分)
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合してクリームを得た。
実施例1のB成分中の製造例1の甘藷焼酎粕エキスに代えて製造例2の甘藷焼酎粕エキスを用いるほかは実施例1と同様にしてクリームを得た。
実施例1のB成分中の製造例1の甘藷焼酎粕エキスに代えて製造例3の甘藷焼酎粕エキスを用いるほかは実施例1と同様にしてクリームを得た。
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
製造例1の甘藷焼酎粕エキス 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
実施例4のB成分中の製造例1の甘藷焼酎粕エキスに代えて製造例2の甘藷焼酎粕エキスを用いるほかは実施例4と同様にして乳液を得た。
実施例4のB成分中の製造例1の甘藷焼酎粕エキスに代えて製造例3の甘藷焼酎粕エキスを用いるほかは実施例4と同様にして乳液を得た。
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
製造例1の甘藷焼酎粕エキス 10.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
水酸化カリウム 0.5
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
実施例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム2.0部を用いるほかは実施例7と同様にして乳液を得た。
実施例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム2.0部を用いるほかは実施例7と同様にして乳液を得た。
実施例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてアルブチン2.0部を用いるほかは実施例7と同様にして乳液を得た。
実施例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えて米糠抽出物加水分解物(株式会社テクノーブル製、商品名「グレイスノウ*雪*HP」、固形分濃度3.5%)5.0部を用いるほかは実施例7と同様にして乳液を得た。
実施例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えて白芥子抽出物(株式会社テクノーブル製、商品名「シナブランカ−WH」、固形分濃度1.0%)5.0部を用いるほかは実施例7と同様にして乳液を得た。
実施例7のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてγ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸1.0部を用いるほかは実施例7と同様にして乳液を得た。
[成分] 部
製造例1の甘藷焼酎粕エキス 10.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
香料 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。
[A成分] 部
N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム 25.0
ヤシ油脂肪酸カリウム液(40%) 26.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
メチルパラベン 0.1
[B成分]
製造例1の甘藷焼酎粕エキス 10.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してボディシャンプーを得た。
[A成分] 部
硬化ヒマシ油 26.0
ヤシ油 10.0
オリーブ油 4.0
[B成分]
水酸化ナトリウム 6.0
砂糖 10.0
グリセリン 5.0
製造例1の甘藷焼酎粕エキス 5.0
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
エタノール 20.0
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加えてケン化した。これを攪拌しながら50℃まで冷却し、C成分を加えた。これを型に流し込み冷却した後、室温下で数日間乾燥させ、充分に乾燥したものを型から取りだして石けんを得た。
本試験では、グルコースを介したBSA(牛血清アルブミン)の蛍光の発生、発色により、AGEの発生抑制効果、すなわち、タンパク質糖化抑制効果を評価した。まず、製造例1の甘藷焼酎粕エキス40μLと、50mg/mLのBSA水溶液40μLと、2.5Mのグルコース水溶液40μLと、PBS(−)溶液80μLを混合、攪拌して試料溶液を調製した。試料溶液は甘藷焼酎粕エキスの最終濃度がそれぞれ0.5%、1.0%、2.0%となるよう調製した。次に、試料溶液を50℃で7日間静置し、7日後、各試料溶液について、蛍光発生(励起:355nm、放射:460nm:蛍光マイクロプレートリーダー(フルオロスキャンアセント、Thermo Fisher Scientific社製))、及び吸光度(波長405nm:マイクロプレートリーダー(Model 450、バイオラッド社製))を測定した。また、甘藷焼酎粕エキスに代えて精製水を用いた試料無添加(コントロール)の場合について同様の操作を行い、ここで得られた蛍光測定値、及び吸光度に対する各試料溶液の蛍光測定値、及び吸光度の相対値(%)を求め、タンパク質糖化率(%)とした。さらに、甘藷焼酎粕エキスの代わりに陽性対照として1mMのアミノグアニジン(AG)を添加した場合についても同様の試験を行った。
[表1]
まず、製造例1の甘藷焼酎粕50μLと、100mMのD−リボース200μLと、25mg/mLのリゾチーム200μLと、100mMリン酸緩衝液(pH7.4)500μLと、精製水50μLとを混合、攪拌して試料溶液を調製した。試料溶液は甘藷焼酎粕エキスの最終濃度がそれぞれ0.5%、1.0%となるように調製した。次に、試料溶液を37℃で1週間静置して、反応させた。次に、反応液20μLにSDS−PAGE用のサンプルバッファー20μLを加えて、3分間煮沸し、分析サンプルとした。アクリルアミド濃度を分離ゲル12%、濃縮ゲル4%に調製したポリアクリルアミドゲルを用いて電気泳動を行った(200V、50分間)。泳動後のゲルをCBB(クマシーブリリアントブルー)染色液にて、染色し、酢酸/メタノールで脱色した。脱色終了後、検出されたバンドをスキャナで取り込み、画像処理ソフトによりバンド濃度を数値化した。また、比較として、精製水を添加した試料無添加の場合(陰性対照)についても上記と同様の操作を行い、試料無添加の場合の数値に対する各試料添加時の相対値(control比(%))をタンパク質糖化率(%)として求めた。また、陽性対照として100μMの硫酸アミノグアニジンを添加した場合についても同様の試験を行った。
ヒト真皮由来線維芽細胞NB1RGBを、0.5%NCS含有イーグル最少必須培地を入れた96穴マイクロプレートに1×104 個/穴播種し、37℃,5.0%CO2の条件下に1日間プレ培養した後、製造例1の甘藷焼酎粕エキス(試料溶液)を1.0%、2.0%の濃度(溶液として)となるように培地に添加し、同条件でさらに3日間培養した。次に、培地を除去し、0.03%のMTTを添加して37℃に1時間保持した後、生成したホルマザンを酸性イソプロパノールで抽出し、マイクロプレートリーダー(Model 450、バイオラッド社製)を用いて波長570−630nmでMTT値を測定した。試料溶液に代えてPBS(-)を添加した試料無添加の場合(対照)についても上記と同様の操作を行い、ここに得られたMTT値に対する各試料添加時のMTT値の相対値を求め、線維芽細胞MTT活性率(%)とした。また、試験系が正常に機能しているかを確認するために、試料溶液の代わりに陽性対照として100mMのグルコースを添加した場合についても、同様の試験を行った。
[表3]
ヒト皮膚真皮由来線維芽細胞NB1RGBを、0.5%NCS含有最少必須培地を入れた96穴マイクロプレートに1×104個/穴播種し、37℃で1日間プレ培養した後、製造例1の甘藷焼酎粕エキス(試料溶液)を1.0%、2.0%の濃度(溶液として)になるように培地に添加して、37℃で さらに5日間培養した。次に培養液を除去し、0.05%シリウスレッド/飽和ピクリン酸溶液を添加し、細胞内のコラーゲンを染色した後、充分に洗浄した。次に0.1%NaOH含有メタノールで抽出し、波長540nmで測定した。試料溶液に代えてPBS(-)を添加した試料無添加の場合(対照)についても上記と同様の操作を行い、ここに得られたコラーゲン量に対する各試料添加時のコラーゲン量の相対値を求め、コラーゲン産生促進率(%)とした。また、試料溶液の代わりに陽性対照として2mMのL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム(APM)を添加した場合について同様の試験を行った。
[表4]
培養B16マウスメラノーマ細胞B16−F10を、96穴マイクロプレートに8×103個/穴播種し、10%FBS含有RPMI1640培地中、37℃、5.0%CO2の条件下に1日間プレ培養した後、10%FBS含有RPMI1640培地で、製造例1の甘藷焼酎粕エキス(試料溶液)を0.5%、1.0%の濃度(溶液として)となるように希釈した液に置換し、同条件で3日間培養した。次に培養液を除去し、界面活性剤(Triton X-100)と5mML−ドーパ溶液を添加して37℃で反応を行った後、マイクロプレートリーダー(Model 450、バイオラッド社製)を用い、波長490nmでドーパ値を測定した。試料溶液に代えてPBS(-)を添加した試料無添加の場合(対照)についても上記と同様の操作を行い、ここに得られたドーパ値に対する各試料添加時のドーパ値の相対値を求め、チロシナーゼ活性率(%)とした。なお、比較のため、試料溶液の代わりに、2mMのコウジ酸を添加した場合(陽性対照)についても同様の試験を行った。
[表5]
B 陽性対照(硫酸アミノグアニジン)
C 0.5%甘藷焼酎粕エキス
D 1.0%甘藷焼酎粕エキス
Claims (3)
- 甘藷焼酎粕及び/又はそのエキスを有効成分とするタンパク質糖化抑制剤。
- 甘藷焼酎粕及び/又はそのエキスを有効成分とする線維芽細胞賦活剤。
- 甘藷焼酎粕及び/又はそのエキスを有効成分とするコラーゲン合成促進剤。
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