JP6164760B1 - 螺旋状コイル製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動プレス加工機を用いて薄型の螺旋状のコイルを製造することが可能な螺旋状コイル製造方法を提供する。【解決手段】 螺旋状コイル製造方法は、材料Mを第1上型凸部41aでコイル状に打ち抜き第1上型凹部41bに加工途中のコイル100’を押し込む第1工程と、第1上型凹部41bに押し込まれた加工途中のコイル100’をシート状部材F上に押し出す第2工程と、シート状部材F上の加工途中のコイル100’を第2上型部42で押圧してコイル100を完成する第3工程と、を有することを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、プレス加工によって螺旋状のコイルを製造する螺旋状コイル製造方法に関する。
従来、プレス加工により導電性フィルムに切り込みを入れ、切り込みによって画定されたコイル形状の部分以外を剥離して製造した平面コイルの製造方法が開示されている(特許文献1)。
特開2003─257770号公報
特許文献1に記載されたコイルの製造方法では、プレス加工によるコイルの薄型化に関して何ら記載されていない。
本発明は、電動プレス加工機を用いて薄型の螺旋状のコイルを製造することが可能な螺旋状コイル製造方法を提供することを目的としている。
本発明にかかる螺旋状コイル製造方法は、
材料を第1上型凸部でコイル状に打ち抜き第1上型凹部に加工途中のコイルを押し込む第1工程と、
前記第1上型凹部に押し込まれた前記加工途中のコイルをシート状部材上に押し出す第2工程と、
前記シート状部材上の前記加工途中のコイルを第2上型部で押圧してコイルを完成する第3工程と、
を有する
ことを特徴とする。
本発明にかかる螺旋状コイル製造方法では、
前記加工途中のコイルの幅は、完成したコイルの幅より短く、
前記加工途中のコイルの厚みは、前記完成したコイルの厚みより厚い
ことを特徴とする。
本発明にかかる螺旋状コイル製造方法は、
前記材料を前記第1上型凸部でコイル状に打ち抜く第1ラインと、
前記シート状部材上の前記加工途中のコイルを前記第2上型部で押圧する第2ラインと、
前記第1ラインから前記第2ラインに前記第1上型凹部に押し込まれた前記加工途中のコイルを移動させるターンテーブルと、
前記第1上型凹部に押し込まれた前記加工途中のコイルを前記シート状部材上に押し出す押出機と、
を備えるコイル加工システムに用いる
ことを特徴とする。
本発明にかかる螺旋状コイル製造方法は、
前記第1ラインに設置され、前記材料を前記第1上型凸部でコイル状に打ち抜き前記第1上型凹部に前記加工途中のコイルを押し込む第1電動プレス加工機と、
前記第2ラインに設置され、前記シート状部材上の前記加工途中のコイルを前記第2上型部で押圧する第2電動プレス加工機と、
を備えるコイル加工システムに用いる
ことを特徴とする。
本発明にかかる螺旋状コイル製造方法では、
それぞれの前記第1電動プレス加工機及び前記第2電動プレス加工機は、
ベッドと、
前記ベッドに支持される支柱と、
前記支柱に対して摺動するスライドと、
前記スライドを駆動する複数の駆動源と、
前記複数の駆動源に対応して前記スライドの位置を検出する複数の位置検出部と、
少なくとも前記位置検出部が検出した実位置に基づいて前記複数の駆動源をそれぞれ予め定めた設定位置に制御する制御部と、
前記ベッドに支持され材料が載置される下型部及び前記スライドによって前記材料を上方から押圧する上型部を有するダイセットと、
を備える
ことを特徴とする。
本発明にかかる螺旋状コイル製造方法によれば、電動プレス加工機を用いて薄型の螺旋状のコイルを製造することが可能となる。
電動プレス加工機の一実施例構成を示す図である。 電動プレス加工機のインナー・スライド機構の概略図である。 電動プレス加工機のダイセット部付近を示す図である。 本実施形態の電動プレス加工機のシステム構成を示す図である。 本実施形態のコイル加工システムを示す図である。 本実施形態のコイル加工システムで作成されたコイルを示す。 図5のVa−Va断面図及びVb−Vb断面図を示す。 本実施形態のコイルの加工方法の第1工程で用いる第1上型部を下方から見た図を示す。 本実施形態のコイルの加工方法の第1工程で用いる第1下型部を上方から見た図を示す。 本実施形態の螺旋状コイル製造方法における材料を第1下型部の上に載せた状態での図8及び図9のA−A断面及びB−B断面を示す。 本実施形態の螺旋状コイル製造方法における第1工程での図8及び図9のA−A断面及びB−B断面を示す。 本実施形態の螺旋状コイル製造方法における第1上型凹部内に加工途中のコイルを含む第1上型部の図8のA−A断面を示す。 本実施形態の螺旋状コイル製造方法における第2工程での図8のA−A断面を示す。 本実施形態の螺旋状コイル製造方法における第3工程での図8のA−A断面を示す。
図1は電動プレス加工機Pの一実施形態を示す図、図2は電動プレス加工機のスライド機構の概略図である。なお、図2では支柱2及びクラウン3を省略している。
電動プレス加工機Pは、ベッド1、支柱2、クラウン3、目盛柱4、スライド11、駆動源としてのモータ12、送り部材としてのボールネジ13及び位置検出部材14を備える。
ベッド1は、電動プレス加工機Pを地面に載置するための基台となる部材である。支柱2は、ベッド1から上方に向かって延びる柱である。本実施形態の支柱2は4本あり、ベッド1の4隅にそれぞれ設置される。クラウン3は、支柱2に載置されモータ12を載置する。ベッド1、支柱2及びクラウン3で電動プレス加工機の枠体を形成する。なお、支柱2は4本に限らず、少なくとも2本以上有し、クラウン3を支えられればよい。また、柱状のものに限らず、板状のものでもよい。
スライド11は、支柱2に対して移動可能に取り付けられる台状部11a及び台状部11aから下方に延びる凸部11bを有する。本実施形態では、台状部11aの4隅を支柱2に摺動可能に設置し、凸部11bを台状部11aの中央から下方に延びるように設置する。なお、凸部11bは、台状部11aから複数個延びてもよい。
モータ12は、クラウン3の上に載置され、ボールネジ13を駆動する。ボールネジ13は、図2に示すように、ネジ軸13aと、ナット部13bとを有する。ネジ軸13aは、クラウン3を貫通してモータ12の出力軸に連結される。ナット部13bは、スライド11に取り付けられ、図示しない循環する鋼球を内蔵する。
本実施形態では、モータ12及びボールネジ13は、クラウン3及びスライド11の4隅に対応してそれぞれ4つ有する。4つのモータ12及びボールネジ13は、それぞれ独立して作動する。なお、モータ12及びボールネジ13は、それぞれ4つに限らず、少なくとも2つ以上あればよい。
位置検出部材14は、目盛柱4を読み取り、スライド11がベッド1に対して位置する高さを測定するリニア・スケール等が好ましい。本実施形態では、スライド11の4隅に対応して4つ有する。なお、位置検出部材14は、少なくとも2つ以上あればよい。
目盛柱4は、一方をベッド1に、他方をクラウン3に鉛直方向に取り付けられる。本実施形態では、スライド11の外側の4隅に取り付けられる。位置検出部14は、目盛柱4を利用する。したがって、目盛柱4と位置検出部14は、それぞれ同数設けられる。
図3は、電動プレス加工機のダイセット部付近を示す図である。
図1に示した電動プレス加工機Pのベッド1には、ダイセット部30が設置される。ダイセット部30は、ベッド1の上方に設置された下サブプレート31と、下サブプレート31から上方に延びる脚部32と、脚部32上に設置される下スペーサープレート33と、下スペーサープレート33上に設置される下スペーサー34と、下スペーサー34上に設置される下ダイセット35と、下ダイセット35の四隅から上方へ延びるガイドポスト36と、ガイドポスト36を移動可能に係合する係合穴を有する上ダイセット37と、上ダイセット37上に設置された上サブプレート38と、を有する。また、下サブプレート31上には、バルブ等を制御することによりクッション力を制御可能な油圧クッション5が設置されている。
上型部40は、スライド11によって移動する。下型部50は、下ダイセット35に載せられている。
図4は、本実施形態の電動プレス加工機のシステム構成を示す図である。
電動プレス加工機Pは、操作者によって操作される操作盤6と、操作盤6からの指令に応じて第1軸〜第4軸のモータ12を駆動制御する制御部7と、を有する。
また、各軸に対応して、制御部7から信号を受けてモータ12を駆動制御するサーボアンプ16と、モータ12の回転数を検出するエンコーダ15と、位置検出部14と、を有する。
制御部7は、各軸に対応するサーボアンプ16に位置を指令する指令部7aと、各軸に対応する位置検出部14の検出値から指令値を演算する演算部7bと、加工毎にモータ12に供給する駆動エネルギーを記憶する記憶部7cと、有する。
本実施形態は、被成形品をプレス加工する動作が繰り返し自動的に行われるが、本番でのプレス加工期間で、1回ごとの当該プレス加工動作中の各段階において、スライド11が高精度で水平状態を保つことができるようにされている。
すなわち、本番でのプレス加工期間に先立ってのティーチング加工期間において、操作盤6から操作された内容が指令部7aに送られる。続いて、指令部7aからの指令に応じて、サーボアンプ16を介して、モータ12が駆動する。位置検出部14は、エンコーダ15を介して位置を検出する。演算部7bは、プレス加工の各1回のショットの進行途中の各段階ごとに、スライド11を水平に保つことができるように、位置検出部14の測定結果を取り込む。演算部7bは、スライド11を駆動する4つのモータ12の夫々に供給する駆動エネルギーを調整して決定し、各段階ごとにモータ12の夫々に供給する駆動エネルギーに関する情報を記憶部7cに記憶させる。
続いて、本番加工期間におけるプレス加工中の各1回のショットの進行途中の各段階で、スライド11を駆動するモータ12の夫々に、記憶部7cに記憶しておいた情報にもとづいて駆動エネルギーを供給する。
本実施形態では、このような制御が行われることから、1回ごとのプレス加工動作の各段階においても、スライド11は高精度で水平状態を保持している。この結果として、スライド11の4隅の摺動孔と支柱2との間のクリアランスを0.10mmないし0.25mmに決定することができる。
次に、コイル加工システム60について説明する。
図5は、本実施形態のコイル加工システム60を示す図である。
本実施形態のコイル加工システム60は、第1電動プレス加工機P1で銅等からなる電極板等の材料Mをコイル状に打ち抜く第1ライン61と、打ち抜いたコイル状材料M1を押出機64でフィルム等のシート部材Fに載せて、第2電動プレス加工機P2で押圧する第2ライン62と、第1ライン61の第1電動プレス加工機P1で打ち抜いたコイル状材料M1を第2ライン62へ移動させるターンテーブル63と、を備える。
第1ライン61を流れる材料Mは、第1電動プレス加工機P1でコイル状に打ち抜かれる。打ち抜かれた加工途中のコイル100’は、第1上型41に嵌り込んだ状態で、ターンテーブル63によって第2ライン62へ移動される。第2ライン62へ移動された加工途中のコイル100’は、押出機64で第1上型41から押し出されてシート部材Fに載せられる。その後、第2ライン62で移動した加工途中のコイル100’は、第2電動プレス加工機P2で押圧される。加工途中のコイル100’が押圧されると、シート部材F上であらかじめ設計した寸法まで薄型化され、コイル100が完成する。
本実施形態のコイル加工システム60によれば、簡単なシステムで薄型の螺旋状のコイルを製造することが可能となる。
図6は、本実施形態のコイル加工システム60で作成されたコイル100を示す。図7は、図6のVIIa−VIIa断面図及びVIIb−VIIb断面図を示す。図7(a)は図6のVIIa−VIIa断面図、図7(b)は図6のVIIb−VIIb断面図を示す。
コイル100は、渦巻き状の導電線101によって形成される。渦巻き状の導電線101は、図示しない導電板を電動プレス加工機Pで打ち抜いて形成される。隣り合う導電線101の間には、微細寸法の隙間101aが形成される。導電線101の一端は第1電極102、他端は第2電極103が形成される。
導電線101の幅aは、0.6mm≦a≦1.0mmが好ましい。導電線101の幅aと隙間101aの幅bの寸法比a/bは、4≦a/b≦5が好ましい。導電線101の厚みcは、0.2mm≦c≦0.4mmが好ましい。
次に、コイル100の加工方法について説明する。
図8は、本実施形態のコイル100の加工方法の第1工程で用いる第1上型部41を下方から見た図を示す。図9は、本実施形態のコイル100の加工方法の第1工程で用いる第1下型部51を上方から見た図を示す。
図8に示すように、第1上型部41の下面は、図5に示したコイル100の導電線101の隙間101aと同じ渦巻き形状の第1上型凸部41aが下方に向けて形成されている。ただし、導電線101の隙間101aの幅bと第1上型凸部41aの幅dは、寸法が異なる。第1上型凸部41a以外は、第1上型凹部41bとなっている。第1上型凹部41bには、表面に対して直交する方向に移動可能な複数の上パンチ41cが間隔をあけて設けられる。上パンチ41cは、4つのモータ12によって上下に駆動される。
図9に示すように、第1下型部51の上面は、図5に示したコイル100の導電線101の隙間101aと同じ渦巻き形状の第1下型凹部51aが形成されている。ただし、導電線101の隙間101aの幅bと第1下型凹部51aの幅eは、寸法が異なる。第1下型凹部51a以外は、第1下型凸部51bとなっている。第1下型凹部51aには、間隔をあけて、下パンチ51cが設けられる。下パンチ51cは、4つのモータ12によって上下に駆動される。
図10は、本実施形態の螺旋状コイル製造方法における材料Mを第1下型部51の上に載せた状態での図8及び図9のA−A断面及びB−B断面を示す。図11は、本実施形態の螺旋状コイル製造方法における第1工程での図8及び図9のA−A断面及びB−B断面を示す。図12は、本実施形態の螺旋状コイル製造方法における第1上型凹部41b内に加工途中のコイル100’を含む第1上型部41の図8のA−A断面を示す。図13は、本実施形態の螺旋状コイル製造方法における第2工程での図8のA−A断面を示す。図14は、本実施形態の螺旋状コイル製造方法における第3工程での図8のA−A断面を示す。
まず、図5に示したコイル加工システム60の第1ライン61から第1電動プレス加工機P1に材料Mが搬送され、図10に示すように、第1下型部51の上に載せられる。
次に、第1工程で、第1電動プレス加工機P1において、図11に示すように、第1下型部51の上に載せられた材料Mを第1上型部41が打ち抜く。材料Mのうち、第1上型部41の第1上型凸部41aによって打ち抜かれた隙間相当部M1は、第1下型部51の第1下型凹部51aに押し込まれる。すなわち、第1上型凹部41bに押し込まれ、第1上型凹部41bと第1下型凸部51bに挟まれた部分が、加工途中のコイル100’を形成する。なお、この時点での加工途中の導電線101’の寸法は、図5に示した完成した導電線101の寸法とは異なる。加工途中のコイル100’の導電線101’の幅dは完成したコイル100の導電線101の幅aより短く、加工途中のコイル100’の導電線101’の厚みfは完成したコイル100の導電線101の厚みcより厚い。
次に、図12に示した第1上型凹部41b内に加工途中のコイル100’を含む第1上型部41を、図5に示したターンテーブル63によって、第1ライン61から第2ライン62に移動させる。
なお、第1下型部51の第1下型凹部51aに残された隙間相当部M1は、第1電動プレス加工機P1において、下パンチ51cを移動させることで上方へ押し出され廃棄される。
第2ライン62に移動した加工途中のコイル100’を含む第1上型部41は、押出機64にセットされる。そして、第2工程で、押出機64は、図13に示すように、第1上パンチ41cを移動させる。上パンチ41cは、第1上型部41の第1上型凹部41bから加工途中のコイル100’を押し出す。押し出された加工途中のコイル100’は、フィルム等のシート状部材Fに載せられる。加工途中のコイル100’を載せたシート状部材Fは、第2ライン62を移動して第2電動プレス加工機P2に搬送される。
第2電動プレス加工機P2に搬送された加工途中のコイル100’を載せたシート状部材Fは、第2下型部52に載せられる。そして、第3工程で、第2電動プレス加工機P2は、図14に示すように、第2上型部42を移動させる。第2上型部42の下面及び第2下型部50の上面は、平面である。第2上型部42は、加工途中のコイル100’を押圧する。押圧された加工途中のコイル100’は、あらかじめ設定した寸法になるまで加圧され、コイル100が形成される。
以上、本実施形態の螺旋状コイル製造方法によれば、材料Mを第1上型凸部41aでコイル状に打ち抜き第1上型凹部41bに加工途中のコイル100’を押し込む第1工程と、第1上型凹部41bに押し込まれた加工途中のコイル100’をシート状部材上に押し出す第2工程と、シート状部材上の加工途中のコイル100’を第2上型部42で押圧してコイル100を完成する第3工程と、を有するので、電動プレス加工機を用いて薄型の螺旋状のコイルを製造することが可能となる。
また、本実施形態の螺旋状コイル製造方法によれば、加工途中のコイル100’の幅は、完成したコイル100の幅より短く、加工途中のコイル100’の厚みは、完成したコイル100の厚みより厚いので、より薄型で隙間の狭い螺旋状のコイルを製造することが可能となる。
また、本実施形態の螺旋状コイル製造方法によれば、材料Mを第1上型凸部41aでコイル状に打ち抜く第1ライン61と、シート状部材F上の加工途中のコイル100’を第2上型部42で押圧する第2ライン62と、第1ライン61から第2ライン62に第1上型凹部41bに押し込まれた加工途中のコイル100’を移動させるターンテーブル63と、第1上型凹部41bに押し込まれた加工途中のコイル100’をシート状部材F上に押し出す押出機64と、を備えるコイル加工システム60に用いるので、簡単なシステムで薄型の螺旋状のコイルを製造することが可能となる。
また、本実施形態の螺旋状コイル製造方法によれば、第1ライン61に設置され、材料Mを第1上型凸部41aでコイル状に打ち抜き第1上型凹部41bに加工途中のコイル100’を押し込む第1電動プレス加工機P1と、第2ライン62に設置され、シート状部材F上の加工途中のコイル100’を第2上型部42で押圧する第2電動プレス加工機P2と、を備えるコイル加工システムに用いるので、高精細な薄型の螺旋状のコイルを製造することが可能となる。
また、本実施形態の螺旋状コイル製造方法によれば、それぞれの第1電動プレス加工機P1及び第2電動プレス加工機P2は、ベッド1と、ベッド1に支持される支柱2と、支柱2に対して摺動するスライド11と、スライド11を駆動する複数の駆動源12と、複数の駆動源12に対応してスライド11の位置を検出する複数の位置検出部14と、少なくとも位置検出部14が検出した実位置に基づいて複数の駆動源12をそれぞれ予め定めた設定位置に制御する制御部7と、ベッド1に支持され材料が載置される下型部50及びスライド11によって材料Mを上方から押圧する上型部40を有するダイセット30と、を備えるので、より高精細な薄型の螺旋状のコイルを製造することが可能となる。
以上、螺旋状コイル製造方法をいくつかの実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の組み合わせ又は変形が可能である。
1…ベッド(枠体)
2…支柱(枠体)
3…クラウン(枠体)
4…目盛柱
5…油圧クッション
7…制御部
11…スライド
12…モータ(駆動源)
13…ボールネジ
14…位置検出部
30…ダイセット
40…上型部
41…第1上型部
41a…第1上型凸部
41b…第1上型凹部
41c…上パンチ
42…第2上型部
50…下型部
51…第1下型部
51a…第1下型凹部
51b…第1下型凸部
51c…下パンチ
52…第2下型部
60…コイル加工システム60
61…第1ライン
62…第2ライン
63…ターンテーブル
64…押出機
100…コイル
100’…加工途中のコイル
M…材料
F…シート状部材
P…電動プレス加工機

Claims (5)

  1. 材料を第1上型凸部でコイル状に打ち抜き第1上型凹部に加工途中のコイルを押し込む第1工程と、
    前記第1上型凹部に押し込まれた前記加工途中のコイルをシート状部材上に押し出す第2工程と、
    前記シート状部材上の前記加工途中のコイルを第2上型部で押圧してコイルを完成する第3工程と、
    を有する
    ことを特徴とする螺旋状コイル製造方法。
  2. 前記加工途中のコイルの幅は、完成したコイルの幅より短く、
    前記加工途中のコイルの厚みは、前記完成したコイルの厚みより厚い
    ことを特徴とする請求項1に記載の螺旋状コイル製造方法。
  3. 前記材料を前記第1上型凸部でコイル状に打ち抜く第1ラインと、
    前記シート状部材上の前記加工途中のコイルを前記第2上型部で押圧する第2ラインと、
    前記第1ラインから前記第2ラインに前記第1上型凹部に押し込まれた前記加工途中のコイルを移動させるターンテーブルと、
    前記第1上型凹部に押し込まれた前記加工途中のコイルを前記シート状部材上に押し出す押出機と、
    を備えるコイル加工システムに用いる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の螺旋状コイル製造方法。
  4. 前記第1ラインに設置され、前記材料を前記第1上型凸部でコイル状に打ち抜き前記第1上型凹部に前記加工途中のコイルを押し込む第1電動プレス加工機と、
    前記第2ラインに設置され、前記シート状部材上の前記加工途中のコイルを前記第2上型部で押圧する第2電動プレス加工機と、
    を備えるコイル加工システムに用いる
    ことを特徴とする請求項3に記載の螺旋状コイル製造方法。
  5. それぞれの前記第1電動プレス加工機及び前記第2電動プレス加工機は、
    ベッドと、
    前記ベッドに支持される支柱と、
    前記支柱に対して摺動するスライドと、
    前記スライドを駆動する複数の駆動源と、
    前記複数の駆動源に対応して前記スライドの位置を検出する複数の位置検出部と、
    少なくとも前記位置検出部が検出した実位置に基づいて前記複数の駆動源をそれぞれ予め定めた設定位置に制御する制御部と、
    前記ベッドに支持され材料が載置される下型部及び前記スライドによって前記材料を上方から押圧する上型部を有するダイセットと、
    を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の螺旋状コイル製造方法。
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