JP6163863B2 - 情報処理装置、プログラム、情報処理システム及び情報表示方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、情報処理システム及び情報表示方法 Download PDF

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Description

本発明は情報処理装置、プログラム、情報処理システム及び情報表示方法に関する。
データを表示装置に表示させると共に、手書きされた軌跡を受け付け、受け付けた軌跡を表示されたデータ上に表示させる入出力装置は従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
従来の入出力装置は、手書き入力された軌跡が表示装置に表示されている状態で、所定時間以上空けて次の軌跡が入力された場合に、先に入力されていた軌跡の表示を終了することで、不要な軌跡を自動的に消去していた。
従来の情報処理システムにおいて、ユーザは入力した情報を表示し続けたい場合や入力した情報の表示を所定時間経過後に自動的に消したい場合がある。しかしながら、従来の情報処理システムにおいて、ユーザが表示し続けたい情報と、ユーザが所定時間経過後に自動的に表示を消したい情報とを、両方扱うことは困難であった。
本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みなされたもので、表示し続ける情報と自動的に表示を消す情報とを両方扱うことのできる情報処理装置、プログラム、情報処理システム及び情報表示方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1は、コンテンツへの操作を、他の情報処理装置と共有する情報処理装置であって、操作者から受け付けた、表示している前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき前記コンテンツ上へ情報を描画する描画手段と、前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき前記他の情報処理装置が表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を描画するためのデータを作成する作成手段と、前記操作に応じたコマンドと前記情報を描画するためのデータとを含んだメッセージを前記他の情報処理装置に送信する送信手段と、を有し、前記作成手段は、前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき、前記他の情報処理装置が表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を描画し続けさせるか、又は、継続時間の経過後に削除させるデータを作成し、前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作が前記操作者から受け付けた前記情報を継続時間の経過後に削除するものであるとき、前記メッセージに前記情報の継続時間を含ませておくことを特徴とする。
本発明の実施の形態によれば、表示し続ける情報と自動的に表示を消す情報とを両方扱うことができる。
本実施形態に係る会議システムの一例の構成図である。 本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。 XMPPを使用する会議システムの一例の構成図である。 会議情報の一例の構成図である。 会議サーバに用意されている命令の一例の説明図である。 会議サーバに用意されている命令の一例の説明図である。 会議サーバに用意されている命令の一例の説明図である。 XMPPメッセージの一例の説明図である。 クライアント端末において実現される一例の機能ブロック図である。 WEBブラウザに表示される一例の画面イメージ図である。 本実施形態に係る会議システムの表示更新の一例について説明するための説明図である。 軌跡の1ストロークを分割して送信する例の説明図である。 本実施形態の会議システムにおける軌跡表示処理を表した一例のシーケンス図である。 本実施形態の会議システムにおける送信側のクライアント端末の軌跡表示処理を表した一例のシーケンス図である。 本実施形態の会議システムにおける受信側のクライアント端末の軌跡表示処理を表した一例のシーケンス図である。 本実施形態の会議システムにおける軌跡表示処理を表した他の例のシーケンス図である。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、本実施形態では情報処理システムの一例としての会議システムについて説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は本実施形態に係る会議システムの一例の構成図である。図1の会議システム1はWEBサーバ10、会議サーバ11、データベースサーバ12、複数のクライアント端末13が、LANやインターネットなどのネットワークN1に有線や無線で接続される構成を一例として示している。
WEBサーバ10、会議サーバ11、データベースサーバ12は、別々のコンピュータ上で動作するソフトウェアやサービスであってもよいし、1つのコンピュータ上で動作するソフトウェアやサービスであってもよい。WEBサーバ10、会議サーバ11、データベースサーバ12は例えば所謂クラウドサービスの形態をとることもできる。
WEBサーバ10は、HTML文書やそれに付随するCSS(Cascading Style Sheets)ファイル、JavaScript(登録商標)ファイル、画像ファイルなどの情報を蓄積する。JavaScriptファイルはスクリプト言語(簡易プログラム言語)で記述されたファイルの一例である。WEBサーバ10はWWW(World Wide Web)による情報送信機能を持つソフトウェアである。WEBサーバ10はフリーソフトウェアのApache HTTP Serverやマイクロソフト社のIIS(Internet Information Services)などにより実現される。
会議サーバ11はペーパレスな会議システムにおける会議の管理(会議の作成、編集、削除、検索、会議開催中の各クライアント端末13に対する必要な通信)を担うものである。会議サーバ11はネットワークN1を通じてリアルタイムコミュニケーションを実現するサービスを提供するソフトウェアである。会議サーバ11はマイクロソフト社の.NET Messenger Serviceや、XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)[RFC3920]、[RFC3921]などにより実現される。
データベースサーバ12は、登録された会議情報や会議資料を蓄積する。会議資料はコンテンツの一例である。データベースサーバ12はSQL(Structured Query Language)などで操作されるリレーショナルデータベースなどにより実現される。
クライアント端末13はユーザが操作する端末装置である。クライアント端末13は例えばデスクトップパソコンやノートパソコン、タブレットPC、スマートフォンや携帯電話、プロジェクタ、電子黒板などがある。クライアント端末13はWEBサーバ10や会議サーバ11にアクセス可能である。
<ハードウェア構成>
WEBサーバ10、会議サーバ11、データベースサーバ12、クライアント端末13は、例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータ100により実現される。
図2は本実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。図2に示したコンピュータ100は、入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、通信I/F107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101はキーボードやマウスなどを含み、コンピュータ100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102はディスプレイなどを含み、コンピュータ100による処理結果を表示する。
通信I/F107はコンピュータ100をネットワークN1に接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ100は通信I/F107を介して他のコンピュータ100とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、コンピュータ100全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェアなどがある。また、HDD108は格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
外部I/F103は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体103aなどがある。これにより、コンピュータ100は外部I/F103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aにはフレキシブルディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)等がある。
ROM105は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、コンピュータ100の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
CPU106は、ROM105やHDD108などの記憶装置からプログラムやデータをRAM104上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ100全体の制御や機能を実現する演算装置である。
WEBサーバ10、会議サーバ11、データベースサーバ12、クライアント端末13は、例えば上記ハードウェア構成のコンピュータ100上でプログラムを実行することにより、後述するような各種処理を実現できる。
<処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る会議システム1の処理の詳細について説明する。ここでは会議サーバ11がXMPPを使ったインスタントメッセンジャーを使用し、クライアント端末13と通信を行う会議システム1を一例として説明する。
図3はXMPPを使用する会議システムの一例の構成図である。会議システム1はWEBサーバ10、会議サーバ11、クライアント端末13A及び13BがネットワークN1に接続されている。WEBサーバ10、会議サーバ11はデータベースサーバ12に接続されている。また、クライアント端末13AはWEBブラウザ21が搭載されている。クライアント端末13Bは専用ソフトウェア22が搭載されている。なお、クライアント端末13A、13Bの両方を指す場合には、単にクライアント端末13と呼ぶ。
XMPPは、IETFでRFC3920(Extensible Messaging and Presence Protocol: Core)、RFC3921(Extensible Messaging and Presence Protocol: Instant Messaging and Presence)として標準化され、また、拡張仕様がXEPとして文書化されている。
XMPPではグループチャット(Multi-User Chat [XEP-0045])というサービスを提供できる。グループチャットとは、XMPPが提供する会議室(room)に参加しているクライアント端末13が会議サーバ11にメッセージを送信すると、メッセージが会議サーバ11から会議室に参加している全てのクライアント端末13に対して配信される機能である。
XMPPではHTTPでメッセージを送受信するためのBOSH(Bidirectional-streams Over Synchronous HTTP)[XEP-0206]という技術がある。BOSHを利用することにより、会議サーバ11はHTTPでXMPP通信できるようになるだけでなく、通常提供されないPush機能を実現できる。Push機能とはクライアント端末13からリクエストを受けて情報を送るのではなく、会議サーバ11からクライアント端末13に非同期に情報を送信し、クライアント端末13で情報を受信する機能である。ここではHTTPでXMPP通信することをXMPP on HTTPと表記する。なお、実際にはXMPPがXML(Extensible Markup Language)データを送受信する。XMPP on HTTPはHTTPでXMPPのXMLデータを送受信することになる。BOSHではCM(Connection Manager)と呼ばれる特別なプロキシを導入する。
図3ではCMの図示を省略している。CMは会議サーバ11と通常のXMPPのXMLデータをやり取りする。また、CMはHTTPクライアントであるWEBサーバ10とHTTPでXMPPのXMLデータをラップしたものをやり取りする。なお、クライアント端末13AはXMPP on HTTPで会議サーバ11と通信する。クライアント端末13BはXMPPメッセージで直接、会議サーバ11と通信する。
会議サーバ11は会議管理機能を備える。会議サーバ11は各クライアント端末13からの会議の作成要求、編集要求、削除要求に対して、会議情報を、SQLを用いてデータベースサーバ12に反映させる。会議情報は、開催前、開催中、開催後のステータスを会議状態として持つ。
また、会議サーバ11は、クライアント端末13からの開催、参加、退出、終了などの要求を処理する。会議の開催中、会議サーバ11は会議共有情報(会議資料情報、会議資料の表示ページ、手書きメモデータなど)を管理、制御する。会議の開催後、会議サーバ11は会議資料のダウンロード管理を行う。クライアント端末13から会議サーバ11への要求はXMPPを使ったメッセージにより行われる。
WEBサーバ10には、クライアント端末13Aに搭載されているWEBブラウザ21で表示するHTMLファイル(HTML文書)やそれに付随するCSSファイル、JavaScriptファイル、画像ファイルなどが格納されている。WEBブラウザ21からWEBサーバ10及びHTMLファイルを指定するためにURL(Uniform Resource Locator)が使用される。
また、会議システム1はAjax(Asynchronous Javascript XML)技術を使用することで、DOM(Document Object Model)を操作し、WEBブラウザ21で表示する内容を書き換えていくことができる。Ajax技術とは、JavaScriptファイルのHTTP通信機能を使用して、Webページのリロードを伴わずにXMLデータのやり取りを行って処理を進めていく実装形態である。
なお、WEBブラウザ21で表示する内容を書き換える方法は、DOMを更新する方法に限定されるものではない。例えば「HTML5」では、WEBブラウザ21で表示する内容を直接書き換えることもできる。
会議システム1はクライアント端末13AのWEBブラウザ21が会議サーバ11と通信するためにWEBサーバ10を用いる。また、会議資料をアップロードやダウンロードする手段としてXMPPメッセージはサイズの大きなバイナリデータを通信することに適さない。そこで、会議システム1はHTTPのGETリクエストやPOSTリクエストを用いて会議資料をアップロードやダウンロードする。
会議資料はクライアント端末13から会議サーバ11に対する会議資料の保存(アップロード)要求に応じて、データベースサーバ12に蓄積させる。また、会議資料をダウンロードする場合、クライアント端末13は会議サーバ11からWEBサーバ10及び会議資料を指定するためのURL(資料URL)を取得する。クライアント端末13は取得した資料URLを用いてWEBサーバ10にアクセスし、HTTP GET/POSTリクエストにより会議資料をダウンロードする。WEBサーバ10はSQLを用いてデータベースサーバ12から会議資料を取得し、HTTP GET/POSTリクエストに対するレスポンスで会議資料をクライアント端末13に送信する。
また、会議システム1はクライアント端末13で表示する会議資料の選択、表示する会議資料の表示ページ、表示している会議資料上に描画するテキストや図形、手書きメモなどのユーザの入力(操作)に応じてJavaScriptでXMLデータを作成し、XMPP on HTTPで会議サーバ11にグループチャットで送信する。
会議サーバ11は会議室に参加している全てのクライアント端末13に対してXMPP又はXMPP on HTTPを利用し、XMLデータを配信する。クライアント端末13AはJavaScriptでXMLデータを解釈し、例えばDOMを操作(更新)することで、表示する会議資料、表示する会議資料の表示ページ、表示している会議資料上に描画するテキストや図形、手書きメモなどの表示を更新する。
クライアント端末13Bは専用ソフトウェア22がXMLデータを解釈し、表示する会議資料、表示する会議資料の表示ページ、表示している会議資料上に描画するテキストや図形、手書きメモなどの表示を更新する。
図4は会議情報の一例の構成図である。図4の会議情報は、会議ID、会議名、開始日時、パスワード、会議資料のダウンロード許可、発表者の変更許可、会議状態、会議資料を項目として有する。会議情報はデータベースサーバ12に蓄積される。
会議IDはクライアント端末13からの会議の作成要求に応じて、会議サーバ11が自動で一意になるように設定する、会議を一意に識別する情報である。会議名はユーザが任意に設定するものであり、ユーザが会議を識別するために用いられる。開催日時はユーザが任意に設定するものであり、会議を開始する予定時間など、ユーザが会議を識別するために用いられる。
パスワードは会議の参加や会議資料のダウンロードに用いる情報である。パスワードが設定されていると、ユーザはパスワードを知らなければ会議に参加できない。また、パスワードが設定されていると、ユーザはパスワードを知らなければ会議資料をダウンロードできない。なお、パスワードが設定されていなければ、会議の参加及び会議資料のダウンロードは自由に行うことができる。
会議資料のダウンロード許可は会議開催中以外に会議資料のダウンロードを許可するか否かの情報(例えばTRUE/FALSE)である。発表者の変更許可は会議開催中に発表者を変更できるか否かの情報(例えばTRUE/FALSE)である。発表者とは、会議資料のページを切り替えたり、会議資料に手書きメモを記述したりすることで、会議に参加している全てのクライアント端末13の表示に反映できる役割である。
会議状態は開催前、開催中、開催後の3つのステータスの何れかを表す。会議状態は会議サーバ11が設定する項目であり、会議サーバ11が状況に応じて変更する。会議が新規に作成されると、会議状態は「開催前」に設定される。会議が開催されると、会議状態は「開催中」に変更される。会議に参加したユーザが全員退出し、会議が終了すると、会議状態は「開催後」に変更される。会議資料は会議で使用される文書(会議資料)のバイナリデータを示している。
図5〜図7は会議サーバに用意されている命令の一例の説明図である。会議システム1は会議サーバ11とクライアント端末13との通信にXMPPを用いている。クライアント端末13から会議サーバ11へのリクエスト(要求)は、図5〜図7に示しているようにXMPPのiqメッセージやpresenceメッセージで送られる。クライアント端末13は、会議サーバ11へのリクエストに対するレスポンス(応答)により情報を取得する。
図5は会議の作成、会議の編集、会議の削除におけるリクエストメッセージ及びレスポンスメッセージを表している。図6は会議情報の検索、会議の開催/参加におけるリクエストメッセージ及びレスポンスメッセージを表している。図7は会議の退出、資料URLの取得、資料URLの追加におけるリクエストメッセージ及びレスポンスメッセージを表している。
会議サーバ11は図5〜図7に示したリクエストメッセージを受け取ることで、データベースサーバ12の会議情報へ反映させる。また、会議サーバ11は図5〜図7に示したレスポンスメッセージをクライアント端末13に送信することで、情報をクライアント端末13に送信する。
例えば会議の作成のリクエストメッセージにパスワードが含まれていれば、会議サーバ11は会議情報にパスワードを設定する。会議情報にパスワードが設定された会議は会議の開催/参加のリクエストメッセージに正しいパスワードが含まれていなければ、前述したように開催/参加ができない。
例えば正しいパスワードが含まれる会議の開催のリクエストメッセージを受信することにより、会議サーバ11はXMPPの会議室(room)を作成する。ユーザのクライアント端末13は作成された会議室に入室することで、会議に参加できる。
次に、会議システム1の会議開催時の処理について簡単に説明する。発表者はクライアント端末13に対して、例えば表示ページの指定、図形の追加、図形の削除、手書きメモの更新、軌跡表示などのアクションを行う。
発表者のクライアント端末13は発表者のアクションに対応したXMPPメッセージを作成し、そのXMPPメッセージを直接、又は、WEBサーバ10を介して会議サーバ11に送信する。
会議サーバ11はグループチャットでXMPPメッセージを受信すると、そのグループチャットの会議室に入室しているすべてのユーザのクライアント端末13に対して、XMPPメッセージを送信する。クライアント端末13は受信したXMPPメッセージを読み込み、そのXMPPメッセージに応じて後述のように画面表示を更新する。
図8はXMPPメッセージの一例の説明図である。図8ではXMPPメッセージの一例として表示ページ指定メッセージ、図形追加メッセージ、図形削除メッセージ、手書きメモ更新メッセージ、軌跡表示メッセージのデータフォーマットを表している。
XMPPでのグループチャットは会議室(room)という単位で行われる。グループチャットでXMPPメッセージを送信するときは、以下に示すように、messageタグのtype属性にgroupchatを指定する。また、from属性には送信者を指定する。to属性には、会議室を指定する。body属性には、メッセージの内容を指定する。
<message from="alice@wonderland.lit/rabithole"
to="teaparty@conference.wonderland.lit"
type="groupchat">
<body>March Hare: There's PLENTY of rooms!</body>
</message>
なお、messageタグは標準化された仕様なので詳細な説明を書略する。
本実施形態に係る会議システム1は、クライアント端末13間で会議資料の表示ページや図形、手書きメモ、軌跡などの表示を同期させるために、XMPPメッセージのbodyタグに会議システム1で定義したXMLデータを埋め込む。
このXMLデータはルートにconferenceタグが用いられ、operation属性で、update(更新)、add(追加)、delete(削除)などの値を指定する。
表示ページ指定メッセージは、会議で使用する資料(会議資料)が複数ページで構成される場合、その表示ページを共有するため、表示ページをpageタグで指定する。
また、図形追加メッセージは、あるクライアント端末13で追加された図形を共有するため、図形データをautoshapeタグで指定する。autoshapeタグのid属性には識別子を示す。x及びy属性には図形の左上の位置を示す。そして、autoshapeタグの中身はSVG(Scalable Vector Graphics)データを用いて、その図形を定義する。
なお、SVGはXMLによって記述されたベクターグラフィック言語のことであり、W3C(World Wide Web Consortium)でオープン標準として勧告されている。新たに図形を追加するときはoperation属性の値をaddで指定し、autoshapeタグおよびSVGデータで図形を定義する。以下はSVGデータの一例である。
<svg width="5cm" height="4cm" version="1.1"
xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">
<desc>Four separate rectangles</desc>
<rect x="0.5cm" y="0.5cm" width="2cm" height="1cm"/>
<rect x="0.5cm" y="2cm" width="1cm" height="1.5cm"/>
<rect x="3cm" y="0.5cm" width="1.5cm" height="2cm"/>
<rect x="3.5cm" y="3cm" width="1cm" height="0.5cm"/>
<rect x=".01cm" y=".01cm" width="4.98cm" height="3.98cm"
fill="none" stroke="blue" stroke-width=".02cm" />
</svg>
また、図形削除メッセージは、図形を削除するためのもので、operation属性の値をdeleteで指定し、削除対象のautoshapeタグを指定する。このときautoshapeタグのid属性で、削除対象が判別される。
また、手書きメモ更新メッセージは、あるクライアント端末13で追加された手書きメモを共有するため、手書きメモデータをinkタグで指定する。inkタグに関してはInkMLで定義された形式を用いる。InkMLは手書きデータをXMLデータで記述するもので、W3Cにより推奨仕様が勧告されている。以下は、InkMLデータの一例である。
<ink xmlns="http://www.w3.org/2003/InkML" documentID="abcdefg123">
<definitions>
<brush xml:id="br1">
<brushProperty name="color" value="#000000"/>
<brushProperty name="width" value="6" units="dev"/>
</brush>
<brush xml:id="br2">
<brushProperty name="color" value="#FF0000"/>
<brushProperty name="width" value="20" units="dev"/>
</brush>
</definitions>
<trace brushRef="#br1" xml:id="tr1">90 89, 91 90, 93 95, 97 101, 103 110, 111 120, 119 129</trace>
<trace brushRef="#br2" xml:id="tr2">234 365, 236 363, 239 359, 242 357, 245 354, 249 351</trace>
</ink>
会議資料に対する手書きメモは1つのInkMLデータで表現することとする。手書きメモを更新するときはoperation属性の値をupdateで指定する。
また、軌跡表示メッセージは、あるクライアント端末13で手書きメモと同じように追加された軌跡を他のクライアント端末13において描画継続時間の間、描画(表示)した後で自動的に描画(表示)を削除(消す)ものである。図8の軌跡表示メッセージは手書きメモ更新メッセージにduration timeタグを追加したものである。duration timeタグは軌跡の描画継続時間を示している。軌跡は描画から描画継続時間を経過した後で自動的に削除される。
このように本実施形態では、手書きメモを追加する手書きメモ更新メッセージにduration timeタグを追加して軌跡表示メッセージとすることで、表示した軌跡を描画継続時間が経過したあと自動的に消すことができる。
なお、クライアント端末13を操作する発表者(操作者)は手書きメモを描画するのか軌跡を描画するのかをメニューやコントロールなどで示した後に描画行為を行うことで手書きメモの描画と軌跡の描画とを区別する。また、描画継続時間はクライアント端末13からの設定により変更可能としても良いし、会議システム1での規定値として定められていてもよい。
《手書きメモと軌跡》
以下、本実施形態に係る手書きメモと軌跡とについて詳細に説明する。
図9はクライアント端末において実現される一例の機能ブロック図である。なお、図9の機能ブロック図は本実施形態の説明に不要な機能ブロックを適宜省略している。図9の機能ブロックは、WEBブラウザ21のJavaScriptエンジンで実行されるプログラムにより実現してもよいし、専用ソフトウェア22により実現してもよい。クライアント端末13はDOM更新部51、XMPP送受信部52、キャンパス描画部53、InkMLジェネレータ部54、InkMLパーサ部55を有する構成である。ここではWEBブラウザ21のJavaScriptエンジンで実行されるプログラムにより実現する例について説明する。
DOM更新部51は、HTMLファイルのDOM構造を更新する機能と、WEBブラウザ21でのイベントを処理する機能とを有する。DOM更新部51はXMPPメッセージによるコマンドや、WEBブラウザ21でのイベントにより、DOM構造を適切に更新してWEBブラウザ21での表示に反映させる。なお、DOMを更新するとWEBブラウザ21での表示に反映されるのは、WEBブラウザの標準機能である。
HTMLファイルのDOM構造を更新する機能やWEBブラウザ21でのイベントを処理する機能は例えばjQueryを用いることで簡単に実現できる。なお、jQueryはジョン・レシグが2006年1月に開催されたBarCamp NYCでリリースしたJavaScriptライブラリで、オープンソースである。
XMPP送受信部52は、XMPP on HTTPによりXMPPメッセージを送受信する。XMPP送受信部52は受信したXMPPメッセージをDOM更新部51に渡してHTMLファイルのDOM構造を更新させる。
キャンパス描画部53は、後述するように、canvasタグにJavaScriptでSVGデータ図形を描画したり、InkMLデータのトレースを描画したりする部分である。
キャンパス描画部53はInkMLデータのトレースの描画ためにInkMLデータをInkMLパーサ部55に渡す。InkMLパーサ部55は渡されたInkMLデータをキャンパス描画部53が解釈できるデータ構造に変換し、キャンパス描画部53に返す。
また、ユーザがWEBブラウザ21で手書きメモや軌跡の描画を指示すると、DOM更新部51は指示に対応するイベントをキャッチする。キャンパス描画部53はイベントに応じてcanvasに描画する。キャンパス描画部53は、座標データ等をInkMLジェネレータ部54に送ることでInkMLデータを作成させる。XMPP送受信部52は作成したInkMLデータをXMPPメッセージで、手書きメモ更新メッセージ又は軌跡表示メッセージとして送信する。
なお、ユーザがWEBブラウザ21で図形の描画を指示すると、DOM更新部51は指示に対応するイベントをキャッチする。キャンパス描画部53はイベントに応じてcanvasに描画するとともに、SVGデータをcanvasのtoDataURLコマンドで作成する。XMPP送受信部52は作成したSVGデータをXMPPメッセージで図形追加メッセージとして送信する。図形の削除が指示されると、XMPP送受信部52は図形削除メッセージを送信する。
図10はWEBブラウザに表示される一例の画面イメージ図である。例えばクライアント端末13Aにおける会議システム1のGUIは、WEBブラウザ21がレンダリングした図10のような画面で実現される。WEBブラウザ21でのレンダリングは前述したAjax技術を使用して動的に更新される。
プルダウンメニュー506は参加する会議室を選択するためのものである。プルダウンメニュー506の右側に設けられた参加ボタン又は退出ボタンはXMPPが提供する会議室への参加又は会議室からの退出をするためのものである。
HTMLファイルがロードされたとき、WEBブラウザ21はXMPPの仕様に従いAnonymousログインを行い、会議室(room)の一覧を取得する。WEBブラウザ21は取得した会議室の一覧をプルダウンメニュー506に表示されるドロップダウンリストとして設定する。
ユーザはプルダウンメニュー506のドロップダウンリストから目当ての会議室を選択して、参加ボタンを押下する。参加ボタンが押下されると、WEBブラウザ21はユーザが選択した会議室に参加する前述のXMPPメッセージを送信する。会議室に参加するXMPPメッセージは標準化された仕様である。また、ユーザは会議室に参加しているときに退出ボタンを押下することで、会議室から退出できる。退出ボタンが押下されると、WEBブラウザ21はユーザが参加している会議室から退出するXMPPメッセージを送信する。会議室から退出するXMPPメッセージは標準化された仕様である。
入力欄501は会議資料を指定するURLを入力する場所である。WEBブラウザ21は入力欄501に入力されたURLから会議資料を指定する前述のXMPPメッセージを生成し、送信する。WEBブラウザ21は入力欄501に入力されたURLからHTMLファイルなどを取得し、表示欄507に表示する。
選択欄502は会議資料の表示するページを選択する場所である。例えば選択欄502の右矢印ボタンがユーザにより押下されるとWEBブラウザ21は会議資料の次のページを表示する。選択欄502の左矢印ボタンがユーザにより押下されるとWEBブラウザ21は会議資料の前のページを表示する。そして、WEBブラウザ21は表示ページを指定する前述のXMPPメッセージを生成し、送信する。
選択欄503は追加する図形を選択する場所である。例えばユーザは追加したい図形を示す選択欄503のボタンを押下し、表示欄507上でマウスクリック、画面タッチなどで始点、終点などを指示することで表示欄507に図形を追加して表示できる。図10の選択欄503は追加する図形の一例として左から直線、矩形、楕円、テキストを示すボタンが設けられている。なお、表示欄507上における始点、終点などの指示はユーザの使用するデバイスによって方法が異なる。例えばPCではマウスが使用される。タブレットPCでは画面のタッチが使用される。
追加する図形の一例としてテキストを示すボタンが押下された場合、WEBブラウザ21はユーザに領域を選択されたあと、テキストを入力させる。WEBブラウザ21は図形を追加するユーザの操作からJavaScriptでSVGデータを作成する。WEBブラウザ21は図形を追加する前述のXMPPメッセージを生成し、送信する。
表示欄507に追加して表示した図形を削除する場合、その図形を長押しや右クリックなどすることにより、ユーザはメニューを表示させる。ユーザは、メニューから削除を選択することにより表示欄507から図形を削除できる。表示欄507の図形が長押しや右クリックなどされると、WEBブラウザ21はメニューを表示させる。
ユーザがメニューから削除を選択すると、WEBブラウザ21は長押しや右クリックなどされた図形を表示欄507から削除する。そして、WEBブラウザ21は図形を削除する前述のXMPPメッセージを生成し、送信する。
選択欄504は手書きメモの追加又は削除、軌跡の表示を選択する場所である。例えばユーザは手書きメモの追加や軌跡の表示、消しゴム、ブラシのサイズ、ブラシの色などを示す選択欄504のボタンを押下し、メモの追加や軌跡の表示、消しゴム、ブラシのサイズ、ブラシの色などを選択できる。図10の選択欄504は一例として上段に手書きメモを選択するボタン508、軌跡の表示を選択するボタン509、消しゴムを示すボタンが設けられている。また、図10の選択欄504は中段にブラシのサイズを示す3つボタンが設けられ、下段にブラシの色を示す6つのボタンが設けられている。
ユーザは選択欄504から手書きメモを選択するボタン508又は軌跡の表示を選択するボタン509を押下したあと、表示欄507上のある位置でマウスのボタンを押す又は画面をタッチし、押したまま又は画面をタッチしたままで位置を移動する。ユーザは最後にマウスのボタンを離す又は画面から指を離すことで、移動した座標をあるサンプリング間隔で記録し、座標を直線で結んだ手書きメモ又は軌跡のトレースを表示欄507上に描画できる。
WEBブラウザ21は、あるサンプリング間隔で記録した座標を直線などで結ぶことで手書きメモ又は軌跡のトレースを描画する。また、WEBブラウザ21はJavaScriptによって手書きメモ又は軌跡のInkMLデータを作成し、手書きメモを更新する又は軌跡を表示する前述のXMPPメッセージを生成し、送信する。
また、ユーザは選択欄504から消しゴムを示すボタンを押下したあと、表示欄507上にある手書きメモの一つのトレースを横切るようになぞることで、そのトレースを削除できる。
WEBブラウザ21は表示欄507上にある手書きメモの一つのトレースを横切るようになぞるユーザの操作により、そのトレースを表示欄507上から削除する。また、WEBブラウザ21はJavaScriptによって手書きメモのInkMLデータから該当するトレースを削除し、手書きメモを更新する前述のXMPPメッセージを生成し、送信する。
HTMLファイルでは表示欄507を3つのタグで実現する。3つのタグは例えば「HTML5」のcanvasを用いることで実現できる。「HTML5」はW3Cにより2008年にドラフト(草案)が発表されたものである。近年、WEBブラウザ21は「HTML5」をサポートしていることが多い。その他、3つのタグは例えばFlashにより実現してもよい。
3つのタグはCSS(Cascading Style Sheets)でサイズが等しく、重なるように配置されている。例えば1番下のimgタグは会議資料の画像を表示する。2番目のcanvasタグは図形を描画する。3番目のcanvasタグは、手書きメモ及び軌跡を描画する。
「HTML5」のcanvasタグはJavaScriptによって図形を描画することができるため、JavaScriptのマウスイベントやタッチイベントにより手書きメモや軌跡の描画を簡単に実現できる。また、「HTML5」のcanvasタグは直線や矩形、楕円などといった図形を描画し、それをtoDataURLコマンドでSVGデータにすることもできる。
グループチャットによりXMPPメッセージを受信したとき、WEBブラウザ21はXMPPメッセージを解析する。会議資料指定メッセージであれば、WEBブラウザ21は会議資料のダウンロードを行い、1番下のimgタグに会議資料の1ページ目の画像を表示する。
表示ページ指定メッセージであれば、WEBブラウザ21は指定された表示ページをimgタグに表示する。図形追加メッセージであれば、WEBブラウザ21はSVGデータで定義された図形を2番目のcanvasタグに描画する。また、図形削除メッセージであれば、WEBブラウザ21は一致するid属性の図形を2番目のcanvasタグから削除する。手書きメモ更新メッセージであれば、WEBブラウザ21はInkMLデータに従い、3番目のcanvasタグにトレースを描画する。
WEBブラウザ21は軌跡表示メッセージであればInkMLデータに従い、3番目のcanvasタグにトレースを描画する。軌跡表示メッセージである場合、WEBブラウザ21は軌跡の描画継続時間を経過した後で、軌跡の描画を削除する。
なお、図10の画面から会議資料の指定、ページの選択、図形の追加及び削除、手書きメモの更新、軌跡の表示を行える権限を各ユーザに設定できるようにしてもよい。
さらに、あるクライアント端末13Aにおいて行われた手書きメモの描画によって他のクライアント端末13Bの表示が更新される流れについて説明する。図11は本実施形態に係る会議システムの表示更新の一例について説明するための説明図である。
ステップS21において、ユーザは図10に示すようなクライアント端末13Aの画面にマウスでトレースを描画することで手書きメモを描画する。クライアント端末13AのWEBブラウザ21はユーザによるトレースの座標をあるサンプリング間隔で記録し、座標を直線で結ぶことで手書きメモの一つのトレースを描画する。
ステップS22において、WEBブラウザ21はユーザによるマウスのトレースの座標からJavaScriptによって手書きメモのInkMLデータを作成する。ステップS23において、WEBブラウザ21はステップS22で作成したInkMLデータをXMPPメッセージに埋め込み、グループチャットで会議サーバ11に送信する。
グループチャットでXMPPメッセージを受信すると、会議サーバ11はステップS24において、グループチャットの会議室に入室しているクライアント端末13Bに対してXMPPメッセージを配信する。ステップS25においてクライアント端末13Bの専用ソフトウェア22はXMPPメッセージに埋め込まれたInkMLデータを取り出す。専用ソフトウェア22は取り出したInkMLデータに従い、クライアント端末13Aの画面にマウスで描画されたトレースと同様なトレースを描画できる。
図11に示した手書きメモの場合は、XMPPメッセージの送信を、ユーザがマウスのボタンを押したまま又は画面をタッチしたままで移動したトレースである1ストローク単位で行っている。一方、軌跡の場合はXMPPメッセージの送信を1ストローク単位で行うと、急に1ストロークの軌跡が描画され、描画継続時間後に1ストロークの軌跡全体が消えることになり、ユーザに唐突感を感じさせる恐れがある。
そこで、本実施形態では軌跡の場合に、XMPPメッセージの送信を1ストローク単位で行わずに、いくつかの座標(例えば2〜3座標など)を1データとし、1データ単位で順次送信する。このようにすることで、XMPPメッセージを受信した例えばクライアント端末13Bは、1データ単位に軌跡を順次描画及び削除できる。本実施形態では、軌跡が1データ単位に順次描画され、描画の削除も描画継続時間が経過したデータ単位に行われるため、ユーザに唐突感を感じさせることを防げる。
図12は軌跡の1ストロークを分割して送信する例の説明図である。図12では3つの座標を1データとしてXMPPメッセージで送信する例を示している。図12に示しているように2番目以降の1データは一つ前の1データの最終点を開始点とすることで、受信した例えばクライアント端末13Bで軌跡を表示するときに軌跡が切れないように描画することができる。
図13は本実施形態の会議システムにおける軌跡表示処理を表した一例のシーケンス図である。ステップS51において、ユーザは図10に示すようなクライアント端末13Aの画面にマウスでトレースを描画することで軌跡を描画する。クライアント端末13AのWEBブラウザ21はユーザによるトレースの座標をあるサンプリング間隔で記録し、座標を直線で結ぶことで軌跡の一つのトレースを描画する。
ステップS52において、WEBブラウザ21はユーザによるマウスのトレースの座標からJavaScriptによって軌跡のInkMLデータを作成する。ここで作成されるInkMLデータは前述したように1ストロークの軌跡を構成する座標のうち、いくつかの座標を1データとしたものである。したがって、ステップS52以降の処理は1ストロークの軌跡を構成する座標をInkMLデータとしてクライアント端末13Bに送信し終わるまで繰り返し行われる。
WEBブラウザ21は作成したInkMLデータを軌跡表示メッセージに埋め込み、グループチャットで会議サーバ11を介してクライアント端末13Bに送信する。ここでの会議サーバ11の役割は、グループチャットの会議室に入室しているクライアント端末13Bに対してXMPPメッセージを配信することである。
ステップS53において、クライアント端末13Bの専用ソフトウェア22は軌跡表示メッセージに埋め込まれたInkMLデータを取り出す。専用ソフトウェア22は取り出したInkMLデータに従い、クライアント端末13Aの画面にマウスで描画された軌跡と同様な軌跡を描画できる。
ステップS54において、クライアント端末13Bの専用ソフトウェア22は軌跡表示メッセージのduration timeタグから描画継続時間を読み出し、描画継続時間のタイマをセットする。ステップS55において、クライアント端末13Bの専用ソフトウェア22はタイマから描画継続時間の経過を知らせるイベントを通知される。クライアント端末13Bの専用ソフトウェア22はステップS56において、描画されてから描画継続時間が経過した軌跡を削除する。
図14は本実施形態の会議システムにおける送信側のクライアント端末の軌跡表示処理を表した一例のシーケンス図である。ステップS101において、ユーザは送信側のクライアント端末13Aの画面にマウスでトレースを描画することで軌跡を描画する。
クライアント端末13AのDOM更新部51AはステップS102において、ユーザによるトレースの描画をキャンパス描画部53Aに指示する。キャンパス描画部53AはステップS103において、ユーザによるトレースの座標をあるサンプリング間隔で記録して直線で結ぶことで軌跡の一つのトレースを描画する。
ステップS104において、キャンパス描画部53Aは軌跡のInkMLデータ作成指示をInkMLジェネレータ部54Aに対して行う。InkMLジェネレータ部54Aはユーザによるマウスのトレースの座標から軌跡のInkMLデータを作成する。ステップS105において、InkMLジェネレータ部54Aは作成したInkMLデータをDOM更新部51Aに渡す。
ステップS106において、DOM更新部51AはInkMLデータが埋め込まれた軌跡表示メッセージを作成する。このとき作成される軌跡表示メッセージには前述のduration timeタグが含まれている。ステップS107において、DOM更新部51Aは軌跡表示メッセージをXMPP送受信部52Aに渡す。ステップS108においてXMPP送受信部52Aは軌跡表示メッセージを、グループチャットで会議サーバ11を介してクライアント端末13Bに送信する。
図15は本実施形態の会議システムにおける受信側のクライアント端末の軌跡表示処理を表した一例のシーケンス図である。ステップS121において、受信側のクライアント端末13BのXMPP送受信部52Bは軌跡表示メッセージを受信する。ステップS122において、XMPP送受信部52Bは受信した軌跡表示メッセージをDOM更新部51Bに渡す。
ステップS123において、DOM更新部51Bは軌跡表示メッセージに埋め込まれたInkMLデータを取り出す。DOM更新部51Bは取り出したInkMLデータによる描画指示をキャンパス描画部53Bに対して行う。ステップS124において、キャンパス描画部53BはInkMLデータをInkMLデータパーサ部55Bに渡す。ステップS125において、InkMLパーサ部55Bは渡されたInkMLデータをキャンパス描画部53Bが解釈できるデータ構造に変換する。ステップS126において、InkMLパーサ部55Bは変換したデータをキャンパス描画部53に返す。
ステップS127において、キャンパス描画部53BはInkMLパーサ部55Bから返されたデータに従い、クライアント端末13Aの画面にマウスで描画された軌跡と同様な軌跡を描画できる。
ステップS128において、クライアント端末13BのDOM更新部51Bは軌跡表示メッセージのduration timeタグから描画継続時間を読み出し、描画継続時間のタイマをセットする。ステップS129において、DOM更新部51Bはタイマから描画継続時間の経過を知らせるイベントを通知される。DOM更新部51BはステップS130において、キャンパス描画部53Bに対して軌跡の削除指示を行う。ステップS131において、キャンパス描画部53Bは軌跡を消す。このように、受信側のクライアント端末13Bは描画されてから描画継続時間が経過した軌跡を削除する。
<まとめ>
例えば会議資料を共有し、会議資料のページや手書きメモなどを同期してクライアント端末13に表示する会議システム1では、本実施形態に掛かる軌跡表示メッセージを利用することで、描画継続時間が経過した後で自動的に消える手書き機能を提供する。本実施形態の会議システム1は軌跡表示メッセージを利用することで、発表者に手書き機能をポインタ機能として利用させることができる。また、本実施形態の会議システム1は手書きメモ更新メッセージを利用することで、発表者に手書き機能を手書きメモとして利用させることもできる。
本実施形態の会議システムにおいて、発表者は手書き機能をポインタ機能又は手書きメモとして使い分けることができる。よって、発表者は消去せずに表示し続けたい手書きメモと自動的に表示を消したい軌跡との両方を容易に扱うことができる。したがって、本実施形態によれば、ユーザビリティを高めることができる。
なお、本実施形態の軌跡表示メッセージは前述したように手書きメモメッセージにduration timeタグを追加することで実現するため、少ない変更でポインタ機能を実現可能である。
[第2の実施形態]
第1の実施形態の会議システム1は、手書きメモメッセージにduration timeタグを追加した軌跡表示メッセージを利用し、軌跡表示メッセージを受信したクライアント端末13側が描画継続時間をカウント(計時)して軌跡の削除を行っていた。第2の実施形態の会議システム1では、軌跡表示メッセージを送信するクライアント端末13側が描画継続時間をカウントして、描画継続時間の経過後に軌跡削除メッセージを送信するようにしている。
なお、第2の実施形態は一部を除いて第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と同様な部分について適宜説明を省略する。
図16は本実施形態の会議システムにおける軌跡表示処理を表した他の例のシーケンス図である。ステップS61は図13のステップS51と同様である。ステップS62において、WEBブラウザ21はユーザによるマウスのトレースの座標からJavaScriptによって軌跡のInkMLデータを作成する。ここで作成されるInkMLデータは前述したように1ストロークの軌跡を構成する座標のうち、いくつかの座標を1データとしたものである。
したがって、ステップS62以降の処理は1ストロークの軌跡を構成する座標をInkMLデータとしてクライアント端末13Bに送信し、後述の軌跡削除メッセージを送信し終わるまで繰り返し行われる。
WEBブラウザ21は作成したInkMLデータを軌跡表示メッセージに埋め込み、グループチャットで会議サーバ11を介してクライアント端末13Bに送信する。第2の実施形態で利用する軌跡表示メッセージは第1の実施形態におけるduration timeタグが追加されていない。つまり、第2の実施形態で利用する軌跡表示メッセージは手書きメモ更新メッセージと同様である。
ステップS63において、クライアント端末13Bの専用ソフトウェア22は軌跡表示メッセージに埋め込まれたInkMLデータを取り出す。専用ソフトウェア22は取り出したInkMLデータに従い、クライアント端末13Aの画面にマウスで描画された軌跡と同様な軌跡を描画できる。
一方、クライアント端末13AのWEBブラウザ21はステップS64において、描画継続時間のタイマをセットする。ステップS65において、クライアント端末13AのWEBブラウザ21はタイマから描画継続時間の経過を知らせるイベントを通知される。クライアント端末13AのWEBブラウザ21はステップS66において、描画されてから描画継続時間が経過した軌跡を削除するための軌跡削除メッセージをクライアント端末13Bに送信する。軌跡削除メッセージは、例えばoperation属性の値をdeleteで指定し、削除対象の軌跡をInkMLデータで指定する。そして、ステップS67において、軌跡削除メッセージを受信したクライアント端末13Bの専用ソフトウェア22は描画されてから描画継続時間が経過した軌跡を削除する。
<まとめ>
第2の実施形態の会議システム1では、軌跡表示メッセージにduration timeタグを追加しなくても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
なお、本実施形態では会議資料のページや手書きメモなどを発表者のクライアント端末13と同期させる共有モードと同期させないローカルモードとを切り替えるときの処理について記載していない。共有モードからローカルモードに切り替えた場合、表示されている軌跡は描画継続時間が経過するまで表示し続けてもよいし、切り替えと同時に軌跡を消す(経過前に削除する)ようにしてもよい。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば特許請求の範囲に記載した描画手段、送信手段は、キャンパス描画部53、XMPP送受信部52に対応する。作成手段は、DOM更新部51、InkMLジェネレータ部54に対応する。
また、WEBサーバ10、会議サーバ11及びデータベースサーバ12を有する会議システム1は一例であって、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもないことである。
1 会議システム
10 WEBサーバ
11 会議サーバ
12 データベースサーバ
13、13A、13B クライアント端末
21 WEBブラウザ
22 専用ソフトウェア
51 DOM更新部
52 XMPP送受信部
53 キャンパス描画部
54 InkMLジェネレータ部
55 InkMLパーサ部
100 コンピュータ
101 入力装置
102 表示装置
103 外部I/F
103a 記録媒体
104 RAM(Random Access Memory)
105 ROM(Read Only Memory)
106 CPU(Central Processing Unit)
107 通信I/F
108 HDD(Hard Disk Drive)
N1 ネットワーク
特開2011−141835号公報

Claims (8)

  1. コンテンツへの操作を、他の情報処理装置と共有する情報処理装置であって、
    操作者から受け付けた、表示している前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき前記コンテンツ上へ情報を描画する描画手段と、
    前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき前記他の情報処理装置が表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を描画するためのデータを作成する作成手段と、
    前記操作に応じたコマンドと前記情報を描画するためのデータとを含んだメッセージを前記他の情報処理装置に送信する送信手段と、
    を有し、
    前記作成手段は、前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき、前記他の情報処理装置が表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を描画し続けさせるか、又は、継続時間の経過後に削除させるデータを作成し、前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作が前記操作者から受け付けた前記情報を継続時間の経過後に削除するものであるとき、前記メッセージに前記情報の継続時間を含ませておくこと
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 前記作成手段は、前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作が前記コンテンツに手書き情報を描画する操作に応じたものであるときに、前記他の情報処理装置が表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を描画し続けるデータを作成し、
    前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作が前記コンテンツに軌跡を描画する操作に応じたものであるときに、前記他の情報処理装置が表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を継続時間の経過後に削除するデータを作成すること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記メッセージはインスタントメッセンジャーにより通信されるメッセージであること
    を特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記作成手段は、コンテンツへの操作を共有するモードから、前記コンテンツへの操作を共有しないモードへと変更されたあと、継続時間の経過後に削除させる前記情報を継続時間の経過前に削除させるデータを作成すること
    を特徴とする請求項1乃至何れか一項記載の情報処理装置。
  5. コンテンツへの操作を、他の情報処理装置と共有する情報処理装置を、
    操作者から受け付けた、表示している前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき前記コンテンツ上へ情報を描画する描画手段、
    前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき前記他の情報処理装置が表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を描画するためのデータを作成する作成手段、
    前記操作に応じたコマンドと前記情報を描画するためのデータとを含んだメッセージを前記他の情報処理装置に送信する送信手段、
    として機能させ、
    前記作成手段は、前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき、前記他の情報処理装置が表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を描画し続けるか、又は、継続時間の経過後に削除するデータを作成し、前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作が前記操作者から受け付けた前記情報を継続時間の経過後に削除するものであるとき、前記メッセージに前記情報の継続時間を含ませておくこと
    を特徴とするプログラム。
  6. 一の情報処理装置において行われたコンテンツへの操作を他の情報処理装置において共有する情報処理システムであって、
    一の情報処理装置が、
    操作者から受け付けた、表示している前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき前記コンテンツ上へ情報を描画する第1描画手段と、
    前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき前記他の情報処理装置が表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を描画するためのデータを作成する作成手段と、
    前記操作に応じたコマンドと前記情報を描画するためのデータとを含んだメッセージを送信する送信手段と、
    を有し、
    他の情報処理装置が、
    前記操作に応じたコマンドと前記情報を描画するためのデータとを含んだメッセージを受信する受信手段と、
    前記メッセージに基づき、表示している前記コンテンツ上へ情報を描画する第2描画手段と、
    前記メッセージに前記情報の継続時間が含まれていれば表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を継続時間の経過後に削除する削除手段と、
    を有し、
    前記作成手段は、前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき、前記他の情報処理装置が表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を描画し続けさせるか、又は、継続時間の経過後に削除させるデータを作成すること
    を特徴とする情報処理システム。
  7. 前記作成手段は、前記継続時間の経過後に、前記コンテンツ上へ描画した前記情報を削除させるデータを作成すること
    を特徴とする請求項記載の情報処理システム。
  8. 一の情報処理装置において行われたコンテンツへの操作を他の情報処理装置において共有する情報処理システムで実行される情報表示方法であって、
    一の情報処理装置において操作者から受け付けた、表示している前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき前記コンテンツ上へ情報を描画するステップと、
    前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき前記他の情報処理装置が表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を描画するためのデータを作成するステップと、
    前記操作に応じたコマンドと前記情報を描画するためのデータとを含んだメッセージを送信するステップと、
    他の情報処理装置において前記メッセージに基づき、表示している前記コンテンツ上へ情報を描画するステップと、
    前記メッセージに前記情報の継続時間が含まれていれば表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を継続時間の経過後に削除するステップと、
    を有し、
    前記データを作成するステップは、
    前記操作者から受け付けた前記コンテンツ上へ情報を描画する操作に基づき、前記他の情報処理装置が表示している前記コンテンツ上へ前記操作者から受け付けた前記情報を描画し続けさせるか、又は、継続時間の経過後に削除させるデータを作成すること、
    を有することを特徴とする情報表示方法。
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