JP2017084002A - 情報処理システム、端末装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像に対する編集内容とメッセージの通知内容との関係が後からでも分かり易い情報処理システムを提供すること。【解決手段】情報処理システムであって、端末装置は、送受信されたメッセージを表示するメッセージ表示手段と、電子データの画像を表示する電子データ表示手段と、画像に対するユーザからの編集内容を表示させる編集情報表示手段と、メッセージの通知内容と画像に対する編集内容とを送信する通信手段とを有し、情報処理装置は、メッセージの通知内容と画像に対する編集内容とを対応付けてメッセージ情報として保存するメッセージ情報保存手段と、メッセージ情報を配信先に配信する配信手段とを有し、情報処理装置からメッセージ情報を配信された端末装置の編集情報表示手段は、メッセージ情報に含まれる画像に対する編集内容を、電子データ表示手段が表示する電子データの画像に表示させることにより課題を解決する。【選択図】 図1
Description
本発明は情報処理システム、端末装置及びプログラムに関する。
近年、文書ファイルの校正を複数メンバーで行う場合にはインスタントメッセージ(以下、IMと呼ぶ)が利用されることがある。
例えば、ファイルをIMプログラム上にドラッグ&ドロップすることにより、IMでのコミュニケーションから文書上でのコミュニケーションに移行する技術は従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、IMを利用して文書ファイルの校正を複数メンバーで行う場合は、校正を進めていくうちにメッセージが流され、指摘事項のメッセージと文書ファイルとの関係が後から分かりづらくなるという問題があった。
本発明の一実施形態は、画像に対する編集内容とメッセージの通知内容との関係が後からでも分かり易い情報処理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1は、1以上の情報処理装置と、複数の端末装置と、を有する情報処理システムであって、前記端末装置は、前記複数の端末装置間で送受信されたメッセージを表示するメッセージ表示手段と、電子データの画像を表示する電子データ表示手段と、前記電子データの画像に対するユーザからの編集操作を受け付け、前記電子データの画像に対するユーザからの編集内容を、前記電子データ表示手段が表示する前記電子データの画像に表示させる編集情報表示手段と、ユーザから前記メッセージの送信操作を受け付け、前記メッセージの通知内容と前記画像に対する編集内容とを、前記情報処理装置に送信する通信手段と、を有し、前記情報処理装置は、前記端末装置から送信された前記メッセージの通知内容と前記画像に対する編集内容とを対応付けてメッセージ情報として保存するメッセージ情報保存手段と、前記メッセージ情報を配信先の前記複数の端末装置に配信する配信手段と、を有し、前記情報処理装置から前記メッセージ情報を配信された前記端末装置の前記編集情報表示手段は、前記メッセージ情報に含まれる前記画像に対する編集内容を、前記電子データ表示手段が表示する前記電子データの画像に表示させることを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、画像に対する編集内容とメッセージの通知内容との関係が後からでも分かり易い情報処理システムを提供できる。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は第1の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。図1に示す情報処理システム1は、社内に、情報処理装置10、スマートデバイス11、PC12がLANなどのネットワークN3を介して接続されている。なお、社内は一例であり、会議室内や建物内などであってもよく、社内に限定されない。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は第1の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。図1に示す情報処理システム1は、社内に、情報処理装置10、スマートデバイス11、PC12がLANなどのネットワークN3を介して接続されている。なお、社内は一例であり、会議室内や建物内などであってもよく、社内に限定されない。
ネットワークN3はファイアウォールFW、インターネットやWAN(広域通信網)などのネットワークN2を介して、IM(インスタントメッセージング)サーバ21と中継サーバ22とに接続されている。
また、スマートデバイス11及びPC12は電話回線などのネットワークN1を介してIMサーバ21、中継サーバ22に接続することもできる。このようにスマートデバイス11及びPC12は社外にあってもよい。なお、図1ではスマートデバイス11及びPC12が社内にある場合と、社外にある場合とを示している。
情報処理装置10はファイルサーバの機能を有する。また、情報処理装置10は要求に応じたファイルの入出力を行う。また、情報処理装置10はファイルの形式を変換する機能を有する。また、情報処理装置10は要求に応じて編集情報を電子ファイルに保存する機能を有する。さらに、情報処理装置10はインスタントメッセージ(IM)のグループ管理やメッセージ情報、履歴を保持する。なお、情報処理装置10は複数のコンピュータに分散して構成するようにしてもよい。
スマートデバイス11はユーザが操作する端末装置の一例であり、タブレット端末やスマートフォン、携帯電話などである。スマートデバイス11はネットワークN1及びN3に有線通信又は無線通信により接続可能である。ネットワークN1は3G回線などの電話回線を利用できる。
スマートデバイス11はネットワークN1、中継サーバ22を介して情報処理装置10に接続可能である。また、スマートデバイス11はネットワークN3を介して情報処理装置10に接続可能である。
スマートデバイス11は情報処理装置10にファイル操作を要求できる。スマートデバイス11は表示したファイルに対して簡易編集での編集状況を表示し、その編集内容の保存を情報処理装置10に要求できる。スマートデバイス11はインスタントメッセージのクライアントにもなり、メッセージの送受信を行うことができる。
PC12はユーザが操作する端末装置の一例である。PC12はネットワークN1及びN3に接続可能である。PC12はネットワークN1、中継サーバ22を介して情報処理装置10に接続可能である。また、PC12はネットワークN3を介して情報処理装置10に接続可能である。
PC12は情報処理装置10にファイル操作を要求できる。また、PC12はクライアントソフトウェアを導入することでIMのクライアントにもなり、メッセージの送受信を行うことができる。
IMサーバ21はスマートデバイス11、PC12の間でIMを行うためのメッセージ内容等を受け付け、グループのメンバーに配信する機能を有する。中継サーバ22はスマートデバイス11やPC12からの接続を仲介することで、情報処理装置10をネットワークN2側から使用可能にする機能を提供する。
なお、図1の情報処理システム1の構成は一例であって、図1の情報処理システム1の構成に限定されるものではない。例えば情報処理装置10、IMサーバ21、中継サーバ22は一台のコンピュータにより構成することもできる。このように、図1の情報処理システム1における情報処理装置10、IMサーバ21、中継サーバ22の分類は、一例である。
<ハードウェア構成>
《コンピュータ》
情報処理装置10、PC12、IMサーバ21、中継サーバ22は、例えば図2に示すようなハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図2は、第1の実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
《コンピュータ》
情報処理装置10、PC12、IMサーバ21、中継サーバ22は、例えば図2に示すようなハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図2は、第1の実施形態に係るコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
図2のコンピュータ500は入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、コンピュータ500による処理結果を表示する。
通信I/F507はコンピュータ500を各種ネットワークに接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ500は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
また、HDD508は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、コンピュータ500全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションと呼ぶ)などがある。なお、コンピュータ500はHDD508に替え、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用するものであってもよい。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、コンピュータ500は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM505にはコンピュータ500の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504はプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ500全体の制御や機能を実現する演算装置である。
情報処理装置10、PC12、IMサーバ21、中継サーバ22は、例えば図2に示すコンピュータ500のハードウェア構成により後述するような各種処理を実現できる。
《スマートデバイス》
スマートデバイス11は、例えば図3に示すハードウェア構成により実現される。図3は第1の実施形態に係るスマートデバイスの一例のハードウェア構成図である。図3のスマートデバイス11は、例えばCPU601、ROM602、RAM603、EEPROM604、CMOSセンサ605、加速度・方位センサ606、メディアドライブ608を備えている。
スマートデバイス11は、例えば図3に示すハードウェア構成により実現される。図3は第1の実施形態に係るスマートデバイスの一例のハードウェア構成図である。図3のスマートデバイス11は、例えばCPU601、ROM602、RAM603、EEPROM604、CMOSセンサ605、加速度・方位センサ606、メディアドライブ608を備えている。
CPU601はスマートデバイス11全体の動作を制御する。ROM602は基本入出力プログラムを記憶している。RAM603はCPU601のワークエリアとして使用される。EEPROM604はCPU601の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う。CMOSセンサ605は、CPU601の制御に従って被写体を撮像し画像データを得る。加速度・方位センサ606は地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等である。
メディアドライブ608は、フラッシュメモリ等の記録メディア607に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。メディアドライブ608は、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア607を着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM604には、CPU601が実行するOS、ネットワーク設定に必要なアソシエーション情報等が記憶されている。第1の実施形態における各種処理を実行するためのアプリケーションは、EEPROM604又は記録メディア607などに記憶されている。
また、CMOSセンサ605は光を電荷に変換して被写体の画像を電子化する電荷結合素子である。CMOSセンサ605は被写体を撮像することができるのであれば、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサであってもよい。
さらに、スマートデバイス11は音声入力部609、音声出力部610、アンテナ611、通信部612、無線LAN通信部613、近距離無線通信用アンテナ614、近距離無線通信部615、ディスプレイ616、タッチパネル617及びバスライン619を備える。
音声入力部609は音声を音声信号に変換する。音声出力部610は音声信号を音声に変換する。通信部612はアンテナ611を利用して無線通信信号により最寄りの基地局装置と通信を行う。無線LAN通信部613はアクセスポイントとIEEE80411規格に準拠する無線LAN通信を行う。近距離無線通信部615は近距離無線通信用アンテナ614を利用した近距離無線通信を行う。
ディスプレイ616は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等である。タッチパネル617は、ディスプレイ616上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ616上におけるタッチ位置を検出する。バスライン619は上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、スマートデバイス11は専用の電池618を備えている。スマートデバイス11は電池618によって駆動される。なお、音声入力部609は音声を入力するマイクが含まれる。音声出力部610は音声を出力するスピーカが含まれている。スマートデバイス11は例えば図3に示すハードウェア構成により後述する各種処理を実現できる。
<ソフトウェア構成>
第1の実施形態に係る情報処理システム1は図4に示す処理ブロックで実現される。図4は第1の実施形態に係る情報処理システムの一例の処理ブロック図である。なお、図4の情報処理システム1は図1に示した構成の一部を示したものである。例えば図4の情報処理システム1はスマートデバイス11が中継サーバ22を介して情報処理装置10を利用する例を示したが、ネットワークN3を介して利用してもよい。また、図4のスマートデバイス11はPC12であってもよい。
第1の実施形態に係る情報処理システム1は図4に示す処理ブロックで実現される。図4は第1の実施形態に係る情報処理システムの一例の処理ブロック図である。なお、図4の情報処理システム1は図1に示した構成の一部を示したものである。例えば図4の情報処理システム1はスマートデバイス11が中継サーバ22を介して情報処理装置10を利用する例を示したが、ネットワークN3を介して利用してもよい。また、図4のスマートデバイス11はPC12であってもよい。
情報処理装置10はプログラムを実行することで通信部30、WebAPI部31、Web制御部32、IMエージェント部33、ファイル管理部34、簡易編集部35、IMグループ情報保存部36、メッセージ情報保存部37及びファイル保存部38を実現している。
通信部30はネットワークN3と接続し、情報の送受信を行う。WebAPI部31はWebアプリケーションプログラミングインタフェースであって、情報処理装置10への要求を受け付ける。
Web制御部32はWebAPI部31が受け付けた要求を解釈し、情報処理装置10内の各モジュールへ要求を送信する。また、Web制御部32は各モジュールの処理結果を複合させて応答に必要な情報を作成する。
IMエージェント部33はIMのグループ管理及びメッセージ管理を行う。ファイル管理部34は情報処理装置10内に保存されたファイルの状態を管理する。また、ファイル管理部34は必要に応じてファイルの変換や作成を行う。簡易編集部35は編集情報に基づいて既存ファイルに描画し、新規保存する。
IMグループ情報保存部36はIMのグループ情報を蓄積する。メッセージ情報保存部37はメッセージ内容や編集内容を蓄積する。ファイル保存部38はユーザのファイルを蓄積する。
スマートデバイス11はアプリケーションを実行することで、通信部40、メッセージ表示部41、ファイル表示部42、編集情報表示部43を実現する。通信部40はネットワークN1と接続し、情報の送受信を行う。
また、メッセージ表示部41は送受信したメッセージを表示する。ファイル表示部42はユーザから閲覧要求されたファイルを表示する。編集情報表示部43はユーザが編集した編集情報を数値化すると共に、表示を行う。
<処理の詳細>
以下では、第1の実施形態に係る情報処理システム1の処理の詳細を説明する。第1の実施形態に係る情報処理システム1は、例えば図5に示すように、メッセージ内容と編集情報とを対応付けてスマートデバイス11やPC12等に通知し、メッセージから編集内容を参照できるようにしている。
以下では、第1の実施形態に係る情報処理システム1の処理の詳細を説明する。第1の実施形態に係る情報処理システム1は、例えば図5に示すように、メッセージ内容と編集情報とを対応付けてスマートデバイス11やPC12等に通知し、メッセージから編集内容を参照できるようにしている。
図5は第1の実施形態に係る情報処理システムの処理手順を表した一例のシーケンス図である。なお、図5のシーケンス図では前提条件として、スマートデバイス11に表示した電子ファイルの校正をユーザA及びBの二人で行う例を示している。なお、第1の実施形態に係る情報処理システム1ではIMのグループメンバーの全員が電子ファイルを校正できる。また、ユーザA及びBは、IMのグループ登録が完了しているものとする。
図5のシーケンス図はユーザAが電子ファイルの簡易編集を行い、メッセージ内容を記載して送信し、ユーザBにメッセージ内容と編集情報とが通知される処理を一例として表している。なお、図5のシーケンス図に示したユーザA及びBはユーザA及びBが操作するスマートデバイス11を表している。
ユーザAはスマートデバイス11を操作し、IM画面とファイル表示画面とを含むアプリケーション画面を表示する。ユーザAは校正を行う電子ファイルをファイル表示画面に表示する操作をスマートデバイス11に対して行う。また、ユーザAは電子ファイルの校正を行うグループメンバーのグループを選択し、グループメンバー間でメッセージのやり取りを行えるようにする。図5のシーケンス図ではユーザA及びBが所属するグループが選択される。
ステップS11において、ユーザAはスマートデバイス11に表示された電子ファイルを閲覧し、校正を開始する。ユーザAは指摘箇所を見つけると、スマートデバイス11に搭載されたアプリケーションの簡易編集機能を用いて楕円や矩形などで指摘箇所(例えば文字など)を囲む。簡易編集機能には、楕円や矩形を描画する機能の他、フリーハンド線を描画する機能、線色を変える機能などが含まれていてもよい。このように、ユーザAに操作されるスマートデバイス11は簡易編集機能によりユーザAから文字を囲む操作を受け付ける。
ステップS12において、ユーザAは指摘内容をIM画面のメッセージ送信欄に入力する操作をスマートデバイス11に対して行う。ユーザAに操作されるスマートデバイス11はユーザAからメッセージ送信欄への指摘内容の入力を受け付ける。ステップS12までの処理により、ユーザAの操作するスマートデバイス11には図6(A)に示すアプリケーション画面1000が表示されている。
図6はスマートデバイスに表示される一例の画面イメージ図である。アプリケーション画面1000にはIM画面1001とファイル表示画面1002とが含まれる。IM画面1001のメッセージ送信欄1003は指摘内容「ここは「ざじずぜぞ」では?」が入力された例を示している。また、IM画面1001のメッセージ送信欄1003の横には送信ボタン1004が設けられている。また、IM画面1001のファイル表示画面1002には指摘箇所に楕円1005が描画されている。
ステップS13において、ユーザAはIM画面1001の送信ボタン1004を押下する操作をスマートデバイス11に対して行う。ユーザAが操作するスマートデバイス11は送信ボタン1004を押下する操作を受け付けると、ステップS14に進む。スマートデバイス11はIMサーバ21に対し、グループ内への通知要求を行う。ステップS14の通知要求にはメッセージID、メッセージ内容及び簡易編集情報が含まれる。
ステップS15において、IMサーバ21はユーザAの操作するスマートデバイス11から受信した通知要求を情報処理装置10に送信する。ステップS16において、情報処理装置10はIMのグループ情報から通知先を取得する。
ステップS17において、情報処理装置10は電子ファイルに簡易編集情報をマージした状態(反映させた状態)のサムネイルファイルを作成する。ステップS18において情報処理装置10は図7に示すように、メッセージID、メッセージ内容、簡易編集情報及びサムネイルファイルを対応付けたメッセージ情報を登録する。
図7はメッセージ情報の一例のデータベース構造図である。図7のメッセージ情報に含まれるメッセージIDはメッセージを区別するための固有IDである。メッセージ内容はメッセージの内容である。メッセージ内容はテキストとして保持される。
簡易編集情報は、簡易編集機能により行われた簡易編集内容を表している。例えば図7では図形の種別を表す「Type」や色を表す「Color」や座標を示す「Points」や電子ファイル(文書)のパスを示す「FilePath」やページを表す「Page」が簡易編集情報として記載している。サムネイルファイルは、電子ファイルに簡易編集情報をマージした状態のサムネイルのファイルである。なお、サムネイルファイルはサムネイルのパスであってもよい。
図7では簡易編集情報が含まれていないメッセージ情報の場合、簡易編集情報及びサムネイルファイルが空欄となる。例えばステップS14の通知要求は、一つ前の通知要求をIMサーバ21に送信したあとで電子ファイルの簡易編集が行われていなければ、簡易編集情報が含まれない。
ステップS19において、情報処理装置10はIMサーバ21にメッセージ情報の通知先への通知を依頼する。ステップS20において、IMサーバ21は通知先に含まれていたユーザBの操作するスマートデバイス11にメッセージ情報を通知する。
ステップS21に進み、ユーザBの操作するスマートデバイス11はIMサーバ21から通知されたメッセージ情報を利用し、図6(B)に示すアプリケーション画面1010が表示される。アプリケーション画面1010のIM画面1001にはメッセージ内容及びサムネイルファイルを含むメッセージ1011がバルーンで表示される。メッセージ1011にサムネイルファイルが含まれることにより、ユーザはメッセージ1011に簡易編集内容が対応付けられていることを認識できる。サムネイルファイルは、簡易編集内容が対応付けられていることをユーザに認識させるための情報の一例であって、テキストや記号、色など、他の情報であってもよい。
ステップS22に進み、ユーザBはメッセージ1011をファイル表示画面1002にドラッグ&ドロップする操作をスマートデバイス11に対して行う。ユーザBに操作されるスマートデバイス11は図8(A)に示すように、ユーザBからメッセージ1011をファイル表示画面1002にドラッグ&ドロップする操作を受け付ける。
ステップS23に進み、ユーザBの操作するスマートデバイス11は図8(B)に示すように、簡易編集情報を利用することで、編集内容としてファイル表示画面1002に楕円1005を描画できる。なお、ユーザBの操作するスマートデバイス11はクリアボタン1031が押下されると、ファイル表示画面1002に描画された編集内容である楕円1005を削除する。
ステップS15において通知要求を受信した情報処理装置10は例えば図9に示すようなフローチャートの処理を行う。図9は通知要求を受信した情報処理装置の処理手順の一例のフローチャートである。
ステップS31において、情報処理装置10のWebAPI部31はスマートデバイス11からの通知要求を受信する。通知要求の受信後、情報処理装置10ではステップS32〜S36においてメッセージ情報の通知に必要な情報を収集する。ステップS32〜S33は通知先の情報を取得する処理である。ステップS34〜S36はサムネイルファイルを作成する処理である。
ステップS32において、Web制御部32は通知先の取得をIMエージェント部33に要求する。ステップS33において、IMエージェント部33はIMグループ情報保存部36に蓄積されているIMのグループ情報から通知先を決定する。
また、ステップS34において、Web制御部32はファイル管理部34にサムネイルファイルの作成を要求する。ステップS35に進み、ファイル管理部34は校正する電子ファイルのパスを取得する。なお、校正する電子ファイルのパスは簡易編集情報に含まれている。簡易編集部35は校正する電子ファイルに簡易編集情報をマージした電子ファイルをテンポラリ領域に作成する。
そして、ステップS36に進み、ファイル管理部34はテンポラリ領域に作成された電子ファイルから該当するページを抽出し、サムネイルファイル(サムネイル画像)を作成する。
メッセージ情報の通知に必要な情報の収集が終わると、Web制御部32は図7に示したメッセージ情報の登録をIMエージェント部33に依頼する。IMエージェント部33は図7に示したメッセージ情報をメッセージ情報保存部37に保存する。ステップS38に進み、IMエージェント部33はWeb制御部32、WebAPI部31を経由してIMサーバ21にメッセージ情報の通知先への通知を依頼する。
<まとめ>
以上、第1の実施形態に係る情報処理システム1によれば、電子ファイルに対する簡易編集内容と、メッセージ内容とを対応付けたメッセージ情報を、IMの通知先に通知することができる。メッセージ情報を通知されたスマートデバイス11は、メッセージ1011をIM画面1001に表示する。
以上、第1の実施形態に係る情報処理システム1によれば、電子ファイルに対する簡易編集内容と、メッセージ内容とを対応付けたメッセージ情報を、IMの通知先に通知することができる。メッセージ情報を通知されたスマートデバイス11は、メッセージ1011をIM画面1001に表示する。
IM画面1001にメッセージ1011を表示したスマートデバイス11は、ユーザからメッセージ1011をファイル表示画面1002にドラッグ&ドロップする操作を受け付けると、ファイル表示画面1002に簡易編集内容を反映させる。スマートデバイス11はメッセージ情報を利用することで、メッセージ1011に対応付けられた簡易編集内容である楕円1005をファイル表示画面1002に描画できる。
したがって、第1の実施形態に係る情報処理システム1は、複数メンバーで電子ファイルの校正を行う場合に、IM画面1001のメッセージ1011と簡易編集内容との関係が分かり易い。
[第2の実施形態]
第1の実施形態において、ユーザBの操作するスマートデバイス11は図8(B)に示すように、ユーザAによる編集内容として楕円1005をファイル表示画面1002に描画する。第2の実施形態は、図8(B)のファイル表示画面1002にユーザBが続けて簡易編集を行うものである。なお、第2の実施形態はシステム構成、ハードウェア構成及びソフトウェア構成が第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[第2の実施形態]
第1の実施形態において、ユーザBの操作するスマートデバイス11は図8(B)に示すように、ユーザAによる編集内容として楕円1005をファイル表示画面1002に描画する。第2の実施形態は、図8(B)のファイル表示画面1002にユーザBが続けて簡易編集を行うものである。なお、第2の実施形態はシステム構成、ハードウェア構成及びソフトウェア構成が第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
<処理の詳細>
図10は第2の実施形態に係る情報処理システムの処理手順を表した一例のシーケンス図である。なお、図10のシーケンス図では前提条件として、図5のステップS11〜S23の処理が実施されたものとする。第2の実施形態は、図8(B)においてユーザBがユーザAと同じ箇所の簡易編集を行い、メッセージ内容を記載し、ユーザAにメッセージ内容と編集内容とを通知する処理を一例として表している。
図10は第2の実施形態に係る情報処理システムの処理手順を表した一例のシーケンス図である。なお、図10のシーケンス図では前提条件として、図5のステップS11〜S23の処理が実施されたものとする。第2の実施形態は、図8(B)においてユーザBがユーザAと同じ箇所の簡易編集を行い、メッセージ内容を記載し、ユーザAにメッセージ内容と編集内容とを通知する処理を一例として表している。
ステップS51において、ユーザBはスマートデバイス11に表示された電子ファイルを閲覧し、簡易編集機能を用いてユーザAと同じ指摘箇所を囲む。このように、ユーザBに操作されるスマートデバイス11は簡易編集機能によりユーザBから指摘箇所を囲む操作を受け付ける。
ステップS52において、ユーザBは指摘内容をIM画面のメッセージ送信欄1003に入力する操作をスマートデバイス11に対して行う。ユーザBに操作されるスマートデバイス11はユーザBからメッセージ送信欄1003への指摘内容の入力を受け付ける。
ステップS53において、ユーザBはIM画面1001の送信ボタン1004を押下する操作をスマートデバイス11に対して行う。ユーザBが操作するスマートデバイス11は送信ボタン1004を押下する操作を受け付けると、ステップS54に進む。スマートデバイス11はIMサーバ21に対し、グループ内への通知要求を行う。ステップS54の通知要求にはメッセージID、メッセージ内容及び簡易編集情報が含まれる。
ステップS55において、IMサーバ21はユーザBの操作するスマートデバイス11から受信した通知要求を情報処理装置10に送信する。ステップS56において、情報処理装置10はIMのグループ情報から通知先を取得する。
ステップS57において、情報処理装置10は電子ファイルに簡易編集情報をマージした状態(反映させた状態)のサムネイルファイルを作成する。ステップS58において情報処理装置10は図7に示すように、メッセージID、メッセージ内容、簡易編集情報及びサムネイルファイルを対応付けたメッセージ情報を登録する。
ステップS59において、情報処理装置10はIMサーバ21にメッセージ情報の通知先への通知を依頼する。ステップS60において、IMサーバ21は通知先に含まれていたユーザAの操作するスマートデバイス11にメッセージ情報を通知する。
ステップS61に進み、ユーザAの操作するスマートデバイス11はIMサーバ21から通知されたメッセージ情報を利用し、IM画面1001にユーザBからのメッセージ内容及びサムネイルファイルを含むメッセージ1012をバルーンで追加表示する。
ステップS62に進み、ユーザAはメッセージ1012をファイル表示画面1002にドラッグ&ドロップする操作をスマートデバイス11に対して行う。ユーザABに操作されるスマートデバイス11は、ユーザAからメッセージ1011をファイル表示画面1002にドラッグ&ドロップする操作を受け付ける。
ステップS63に進み、ユーザAの操作するスマートデバイス11は図11(A)に示すように、ファイル表示画面1002の同じ箇所に、楕円1005及び矩形1006を重ねて描画する。図11はスマートデバイスに表示される一例の画面イメージ図である。
ステップS64において、ユーザAはファイル表示画面1002の楕円1005及び矩形1006が重なり合った箇所をタッチする。ユーザAの操作するスマートデバイス11はユーザAにタッチされた箇所の位置を判別する。
ステップS65において、ユーザAの操作するスマートデバイス11はユーザAによりタッチされた位置のメッセージ描画情報の取得を情報処理装置10に要求する。ステップS66に進み、情報処理装置10は図7のメッセージ情報から、ユーザAによりタッチされた位置にある簡易編集情報を抽出する。
ステップS67に進み、情報処理装置10は抽出した簡易編集情報の個数に基づいて文字記載位置(表示位置)を後述のように決定する。ステップS68に進み、情報処理装置10は図7のメッセージ情報を参照する。
情報処理装置10は、抽出した簡易編集情報と対応付いたメッセージ内容と、決定した表示位置とを指定して、ユーザAの操作するスマートデバイス11にメッセージ描画情報の通知を行う。ステップS68に進み、ユーザAの操作するスマートデバイス11は情報処理装置10から受信したメッセージ描画情報の通知に基づき、表示位置(楕円1005及び矩形1006の付近に、図11(B)のようなメッセージ内容1007、1008を表示する。
ステップS65においてメッセージ描画情報の取得要求を受信した情報処理装置10は例えば図12に示すようなフローチャートの処理を行う。図12は文字記載位置を決定する処理の一例のフローチャートである。
ステップS71において、情報処理装置10のWebAPI部31はスマートデバイス11からメッセージ描画情報の取得要求を受信する。ユーザAによりタッチされた位置はメッセージ描画情報の取得要求のパラメータとしてスマートデバイス11から情報処理装置10に渡される。
ステップS72において、Web制御部32はメッセージ情報の検索をIMエージェント部33に要求する。IMエージェント部33はメッセージ情報保存部37に保存されているメッセージ情報の「Points」を参照し、ユーザAによりタッチされた位置にある簡易編集情報をメッセージ情報保存部37から検索する。
ステップS73に進み、Web制御部32はユーザAによりタッチされた位置に重なり合って存在する簡易編集情報があるか否かを判定する。ユーザAによりタッチされた位置に重なり合って存在する簡易編集情報があれば、Web制御部32はステップS74において、その簡易編集情報と対応付けられているメッセージ内容を取得する。
ステップS75に進み、Web制御部32は取得したメッセージ内容の文字数を判定することでメッセージ長を計算する。ステップS76に進み、Web制御部32は取得したメッセージ内容(テキスト)の描画位置を決定する。
例えばステップS76では、1メッセージ毎のテキスト描画幅を固定幅で保持している場合に、その幅内で改行を実施することで、必要な高さを求め、テキスト描画領域のサイズを決定する。また、ステップS76では、1つ前のメッセージ内容と重ならないようにテキスト描画位置を決定する。
Web制御部32は、ユーザAによりタッチされた位置に重なり合って存在する簡易編集情報の数だけステップS74〜S76の処理を繰り返した後、図12のフローチャートの処理を終了する。
(まとめ)
第2の実施形態に示したように、複数のユーザが同じ箇所に簡易編集を行うと、簡易編集した楕円1005や矩形1006が重ねて描画される。このような場合に、簡易編集した楕円1005や矩形1006と対応付いているメッセージ内容を、IM画面1001から探すのは容易でない。
第2の実施形態に示したように、複数のユーザが同じ箇所に簡易編集を行うと、簡易編集した楕円1005や矩形1006が重ねて描画される。このような場合に、簡易編集した楕円1005や矩形1006と対応付いているメッセージ内容を、IM画面1001から探すのは容易でない。
また、例えば図13に示すように、簡易編集した楕円1005や矩形1006と対応付いているメッセージ内容が流れてしまった場合には、楕円1005や矩形1006と対応付いているメッセージ内容をIM画面1001から探すのは更に困難になる。
第2の実施形態によれば、簡易編集した楕円1005や矩形1006が重ねて描画される箇所をタッチすることで、タッチした付近に、楕円1005や矩形1006と対応付いたメッセージ内容を表示できる。したがって、ユーザは簡易編集した楕円1005や矩形1006と対応付いているメッセージ内容が流れてしまった場合であっても、簡易編集した楕円1005や矩形1006とメッセージ内容との関係が後からでも分かり易い。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は第1の実施形態を実施したあとで、承認したメッセージ内容及び簡易編集情報を保存するものである。なお、第3の実施形態はシステム構成、ハードウェア構成及びソフトウェア構成が第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は第1の実施形態を実施したあとで、承認したメッセージ内容及び簡易編集情報を保存するものである。なお、第3の実施形態はシステム構成、ハードウェア構成及びソフトウェア構成が第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
<処理の詳細>
図14は第3の実施形態に係る情報処理システムの処理手順を表した一例のシーケンス図である。図14のシーケンス図では、図15のアプリケーション画面1060に示すように、IM画面1001のメッセージ1011に承認ボタン1021及び否認ボタン1022を設けた場合の処理について示している。
図14は第3の実施形態に係る情報処理システムの処理手順を表した一例のシーケンス図である。図14のシーケンス図では、図15のアプリケーション画面1060に示すように、IM画面1001のメッセージ1011に承認ボタン1021及び否認ボタン1022を設けた場合の処理について示している。
なお、図14ではメッセージ1011に承認ボタン1021及び否認ボタン1022の両方をメッセージ1011に設けた例を示したが、何れか一方であってもよい。ここでは図5のステップS11〜S23の処理が実施されたものとして説明を続ける。
ステップS101において、ユーザAはメッセージ1011のメッセージ内容及び簡易編集情報を保存しようと考えたものとする。ユーザAは承認ボタン1021を押下する操作をスマートデバイス11に対して行う。ユーザAに操作されるスマートデバイス11は承認ボタン1021を押下する操作を受け付ける。
ステップS102に進み、ユーザAの操作するスマートデバイス11は情報処理装置10に承認通知を送信する。なお、スマートデバイス11はユーザAから否認ボタン1022を押下する操作を受け付けた場合、情報処理装置10に否認通知を送信する。ステップS103において、情報処理装置10のWebAPI部31はスマートデバイス11からの承認通知を受信する。承認通知の受信後、情報処理装置10のIMエージェント部33はメッセージ情報保存部37に保存されている図16に示すようなメッセージ情報を更新する。
図16はメッセージ情報の他の例のデータベース構造図である。図16のメッセージ情報は図7のメッセージ情報に「承認状態」の項目が追加されたものである。メッセージ情報の「承認状態」は承認通知が受信されたあと「TRUE」に更新される。なお、否認通知が受信されたあと、メッセージ情報の「承認状態」は「FALSE」に更新される。
ステップS104に進み、ユーザAは完成ボタン1023を押下する操作をスマートデバイス11に対して行う。ユーザAに操作されるスマートデバイス11は完成ボタン1023を押下する操作を受け付ける。ユーザAの操作するスマートデバイス11は情報処理装置10に保存要求を送信する。
ステップS105において情報処理装置10のWebAPI部31はスマートデバイス11からの保存要求を受信する。保存要求の受信後、情報処理装置10のIMエージェント部33はステップS106において、メッセージ情報保存部37に保存されている図16のメッセージ情報から承認状態が「TRUE」のメッセージ情報を検索する。
ステップS107に進み、情報処理装置10のファイル管理部34はステップS106で検索したメッセージ情報の簡易編集情報に基づき、元の電子ファイルのコピー上に簡易編集内容を書き込む。例えば図15のアプリケーション画面1060の場合、ファイル管理部34は元の電子ファイルのコピー上に楕円1005を描画する。
ステップS108に進み、情報処理装置10は図12に示した文字記載位置を決定する処理により、ステップS106で検索したメッセージ情報のメッセージ内容を記載する位置を決定する。ステップS109に進み、情報処理装置10の簡易編集部35は元の電子ファイルのコピー上の文字記載位置にメッセージ内容を描画する。
図14のシーケンス図において、情報処理装置10は例えば図17に示す手順により処理を行う。図17はユーザにより承認されたメッセージを元の電子ファイルのコピーに書き込む処理の一例のフローチャートである。
ステップS121において、情報処理装置10のWebAPI部31はスマートデバイス11からの受信を受け付ける。ステップS122に進み、Web制御部32は承認通知か否かを判定する。
承認通知であれば、情報処理装置10のIMエージェント部33はステップS123に進み、承認通知に含まれていたメッセージIDでメッセージ情報保存部37に保存されている図16に示すようなメッセージ情報を検索する。ステップS123でメッセージ情報が検索できれば、IMエージェント部33は検索した図16に示すようなメッセージ情報の「承認状態」を「TRUE」に更新する。なお、ステップS123でメッセージ情報が検索できなければ、IMエージェント部33はステップS125の処理をスキップする。
一方、ステップS122において承認通知でないと判定されると、Web制御部32はステップS126に進み、保存要求か否かを判定する。保存要求であれば、情報処理装置10のIMエージェント部33はステップS127に進み、メッセージ情報保存部37に保存されている図16のメッセージ情報を、メッセージIDと承認状態とで検索する。
メッセージIDにより検索されたメッセージ情報のうち、承認状態が「TRUE」であるメッセージ情報があれば、ステップS130の処理が行われる。ステップS130において情報処理装置10のファイル管理部34は、元の電子ファイルのコピーをテンポラリ領域に保存する。
ステップS131に進み、簡易編集部35はメッセージID及び承認状態により検索されたメッセージ情報の簡易編集情報に基づき、元の電子ファイルのコピー上に簡易編集内容を書き込む。そして、ステップS132に進み、Web制御部32は図12に示した文字記載位置を決定する処理により、メッセージ内容を記載する位置を決定する。簡易編集部35は元の電子ファイルのコピー上の文字記載位置にメッセージ内容を描画する。
なお、ステップS126において保存要求でなければ、情報処理装置10のWeb制御部32は図17に示したフローチャートの処理を終了する。また、ステップS128及びS129においてメッセージID及び承認状態により検索されるメッセージ情報が無い場合も情報処理装置10のWeb制御部32は図17に示したフローチャートの処理を終了する。
(まとめ)
第3の実施形態では、IM画面1001に表示されたメッセージ1011等に承認ボタン1021を設け、その承認ボタン1021が押下されたメッセージ1011等に対応付けられた簡易編集内容及びメッセージ内容を最終的に残すことができる。これにより、第3の実施形態では電子ファイルの校正結果を、必要に応じて取捨選択して保存し、不要な指摘内容を残さないようにすることができる。
第3の実施形態では、IM画面1001に表示されたメッセージ1011等に承認ボタン1021を設け、その承認ボタン1021が押下されたメッセージ1011等に対応付けられた簡易編集内容及びメッセージ内容を最終的に残すことができる。これにより、第3の実施形態では電子ファイルの校正結果を、必要に応じて取捨選択して保存し、不要な指摘内容を残さないようにすることができる。
なお、最終的に簡易編集内容及びメッセージ内容を残すメッセージ1011等を選択する方法は様々考えられる。例えば、最終的に残すメッセージ1011等は全メンバーが承認したものであってもよいし、多数決で決定したものであってもよい。
本発明は具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
例えばスマートデバイス11、PC12は端末装置の一例である。メッセージ表示部41はメッセージ表示手段の一例である。ファイル表示部42は電子データ表示手段の一例である。編集情報表示部43は編集情報表示手段の一例である。通信部40は通信手段の一例である。
IMエージェント部33はメッセージ情報保存手段の一例である。通信部30は配信手段の一例である。IM画面1001はメッセージ表示画面の一例である。ファイル表示画面1002は電子データ表示画面の一例である。サムネイルファイルは画像に対する編集内容が対応付けられていることをユーザに認識させるための情報の一例である。
また、メッセージ1012をファイル表示画面1002にドラッグ&ドロップする操作はメッセージ表示画面に表示したメッセージを電子データ表示画面へ移動させる操作の一例である。簡易編集部35は、編集手段の一例である。承認ボタン1021はユーザからメッセージの承認操作を受け付ける部品の一例である。なお、本実施形態におけるファイルは電子データの一形態である。
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 スマートデバイス
12 PC
21 IM(インスタントメッセージング)サーバ
22 中継サーバ
30 通信部
31 WebAPI部
32 Web制御部
33 IMエージェント部
34 ファイル管理部
35 簡易編集部
36 IMグループ情報保存部
37 メッセージ情報保存部
38 ファイル保存部
40 通信部
41 メッセージ表示部
42 ファイル表示部
43 編集情報表示部
500 コンピュータ
501 入力装置
502 表示装置
503 外部I/F
503a 記録媒体
504 RAM
505 ROM
506 CPU
507 通信I/F
508 HDD
601 CPU
602 ROM
603 RAM
604 EEPROM
605 CMOSセンサ
606 加速度・方位センサ
607 記録メディア
608 メディアドライブ
609 音声入力部
610 音声出力部
611 アンテナ
612 通信部
613 無線LAN通信部
614 近距離無線通信用アンテナ
615 近距離無線通信部
616 ディスプレイ
617 タッチパネル
618 電池
619 バスライン
1000、1010、1020、1030、1040、1050、1060 アプリケーション画面
1001 IM画面
1002 ファイル表示画面
1003 メッセージ送信欄
1004 送信ボタン
1005 楕円
1006 矩形
1007、1008 メッセージ内容
1011、1012 メッセージ
1021 承認ボタン
1022 否認ボタン
1023 完成ボタン
1031 クリアボタン
B バス
FW ファイアウォール
N1〜N3 ネットワーク
10 情報処理装置
11 スマートデバイス
12 PC
21 IM(インスタントメッセージング)サーバ
22 中継サーバ
30 通信部
31 WebAPI部
32 Web制御部
33 IMエージェント部
34 ファイル管理部
35 簡易編集部
36 IMグループ情報保存部
37 メッセージ情報保存部
38 ファイル保存部
40 通信部
41 メッセージ表示部
42 ファイル表示部
43 編集情報表示部
500 コンピュータ
501 入力装置
502 表示装置
503 外部I/F
503a 記録媒体
504 RAM
505 ROM
506 CPU
507 通信I/F
508 HDD
601 CPU
602 ROM
603 RAM
604 EEPROM
605 CMOSセンサ
606 加速度・方位センサ
607 記録メディア
608 メディアドライブ
609 音声入力部
610 音声出力部
611 アンテナ
612 通信部
613 無線LAN通信部
614 近距離無線通信用アンテナ
615 近距離無線通信部
616 ディスプレイ
617 タッチパネル
618 電池
619 バスライン
1000、1010、1020、1030、1040、1050、1060 アプリケーション画面
1001 IM画面
1002 ファイル表示画面
1003 メッセージ送信欄
1004 送信ボタン
1005 楕円
1006 矩形
1007、1008 メッセージ内容
1011、1012 メッセージ
1021 承認ボタン
1022 否認ボタン
1023 完成ボタン
1031 クリアボタン
B バス
FW ファイアウォール
N1〜N3 ネットワーク
Claims (10)
- 1以上の情報処理装置と、複数の端末装置と、を有する情報処理システムであって、
前記端末装置は、
前記複数の端末装置間で送受信されたメッセージを表示するメッセージ表示手段と、
電子データの画像を表示する電子データ表示手段と、
前記電子データの画像に対するユーザからの編集操作を受け付け、前記電子データの画像に対するユーザからの編集内容を、前記電子データ表示手段が表示する前記電子データの画像に表示させる編集情報表示手段と、
ユーザから前記メッセージの送信操作を受け付け、前記メッセージの通知内容と前記画像に対する編集内容とを、前記情報処理装置に送信する通信手段と、を有し、
前記情報処理装置は、
前記端末装置から送信された前記メッセージの通知内容と前記画像に対する編集内容とを対応付けてメッセージ情報として保存するメッセージ情報保存手段と、
前記メッセージ情報を配信先の前記複数の端末装置に配信する配信手段と、を有し、
前記情報処理装置から前記メッセージ情報を配信された前記端末装置の前記編集情報表示手段は、前記メッセージ情報に含まれる前記画像に対する編集内容を、前記電子データ表示手段が表示する前記電子データの画像に表示させること
を特徴とする情報処理システム。 - 前記端末装置は、前記メッセージ表示手段が前記メッセージを表示するメッセージ表示画面と前記電子データ表示手段が前記電子データの画像を表示する電子データ表示画面とを含む画面を表示すること
を特徴とする請求項1記載の情報処理システム。 - 前記情報処理装置から前記メッセージ情報を配信された前記端末装置の前記メッセージ表示手段は、前記画像に対する編集内容が対応付けられていることをユーザに認識させるための情報を、前記メッセージと共に前記メッセージ表示画面に表示すること
を特徴とする請求項2記載の情報処理システム。 - 前記情報処理装置から前記メッセージ情報を配信された前記端末装置の前記編集情報表示手段は、前記メッセージ表示画面に表示した前記メッセージを前記電子データ表示画面へ移動させる操作をユーザから受け付けると、前記メッセージ情報に含まれる前記画像に対する編集内容を、前記電子データ表示手段が表示する前記電子データの画像に表示させること
を特徴とする請求項2又は3記載の情報処理システム。 - 前記情報処理装置から前記メッセージ情報を配信された前記端末装置の前記編集情報表示手段は、前記電子データ表示手段が表示する前記電子データの画像に、前記画像に対する複数の編集内容を重ねて表示させている場合に、前記編集内容を選択する操作をユーザから受け付けると、選択された前記編集内容と同じ前記メッセージ情報に含まれていた前記メッセージの通知内容を表示すること
を特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載の情報処理システム。 - 前記情報処理装置は、前記端末装置からの保存要求を受け付けると、前記電子データを前記画像に対する編集内容と前記メッセージの通知内容とを書き込んだ前記電子データに更新する編集手段、を更に有すること
を特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の情報処理システム。 - 前記情報処理装置から前記メッセージ情報を配信された前記端末装置の前記メッセージ表示手段は、前記メッセージと共に、ユーザから前記メッセージの承認操作を受け付ける部品を表示し、
前記編集手段は、ユーザから承認操作を受け付けた前記メッセージの通知内容と前記画像に対する編集内容とを書き込んだ前記電子データに更新すること
を特徴とする請求項6記載の情報処理システム。 - 複数の端末装置間でメッセージを送受信する端末装置であって、
前記複数の端末装置間で送受信されたメッセージを表示するメッセージ表示手段と、
電子データの画像を表示する電子データ表示手段と、
前記電子データの画像に対するユーザからの編集操作を受け付け、前記電子データの画像に対するユーザからの編集内容を、前記電子データ表示手段が表示する前記電子データの画像に表示させる編集情報表示手段と、
ユーザから前記メッセージの送信操作を受け付け、前記メッセージの通知内容と前記画像に対する編集内容とを、送信する通信手段と、を有し、
前記編集情報表示手段は、他の前記端末装置から受信した前記メッセージの通知内容と前記画像に対する編集内容とを含むメッセージ情報に基づき、該メッセージ情報に含まれる前記画像に対する編集内容を、前記電子データ表示手段が表示する前記電子データの画像に表示させること
を特徴とする端末装置。 - 複数の端末装置間でメッセージを送受信する端末装置を、
前記複数の端末装置間で送受信されたメッセージを表示するメッセージ表示手段、
電子データの画像を表示する電子データ表示手段、
前記電子データの画像に対するユーザからの編集操作を受け付け、前記電子データの画像に対するユーザからの編集内容を、前記電子データ表示手段が表示する前記電子データの画像に表示させる編集情報表示手段、
ユーザから前記メッセージの送信操作を受け付け、前記メッセージの通知内容と前記画像に対する編集内容とを、送信する通信手段、として機能させ、
前記編集情報表示手段は、他の前記端末装置から受信した前記メッセージの通知内容と前記画像に対する編集内容とを含むメッセージ情報に基づき、該メッセージ情報に含まれる前記画像に対する編集内容を、前記電子データ表示手段が表示する前記電子データの画像に表示させること
を特徴とするプログラム。 - 複数の端末装置を有する情報処理システムであって、
前記複数の端末装置は、
前記複数の端末装置間で送受信されたメッセージを表示するメッセージ表示手段と、
電子データの画像を表示する電子データ表示手段と、
前記電子データの画像に対するユーザからの編集操作を受け付け、前記電子データの画像に対するユーザからの編集内容を、前記電子データ表示手段が表示する前記電子データの画像に表示させる編集情報表示手段と、
ユーザから前記メッセージの送信操作を受け付け、前記メッセージの通知内容と前記画像に対する編集内容とを、送信する通信手段と、を有し、
前記編集情報表示手段は、他の前記端末装置から受信した前記メッセージの通知内容と前記画像に対する編集内容とを含むメッセージ情報に基づき、該メッセージ情報に含まれる前記画像に対する編集内容を、前記電子データ表示手段が表示する前記電子データの画像に表示させること
を特徴とする情報処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015209912A JP2017084002A (ja) | 2015-10-26 | 2015-10-26 | 情報処理システム、端末装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015209912A JP2017084002A (ja) | 2015-10-26 | 2015-10-26 | 情報処理システム、端末装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017084002A true JP2017084002A (ja) | 2017-05-18 |
Family
ID=58713128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015209912A Pending JP2017084002A (ja) | 2015-10-26 | 2015-10-26 | 情報処理システム、端末装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017084002A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109783246A (zh) * | 2017-11-14 | 2019-05-21 | 富士施乐株式会社 | 信息处理系统及信息处理装置 |
CN111918115A (zh) * | 2020-08-05 | 2020-11-10 | 深圳Tcl新技术有限公司 | 编辑内容处理方法、装置、设备及可读存储介质 |
-
2015
- 2015-10-26 JP JP2015209912A patent/JP2017084002A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109783246A (zh) * | 2017-11-14 | 2019-05-21 | 富士施乐株式会社 | 信息处理系统及信息处理装置 |
CN111918115A (zh) * | 2020-08-05 | 2020-11-10 | 深圳Tcl新技术有限公司 | 编辑内容处理方法、装置、设备及可读存储介质 |
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