JP4148721B2 - 会議支援用共用端末、情報処理プログラム、記憶媒体、情報処理方法及び会議支援システム - Google Patents

会議支援用共用端末、情報処理プログラム、記憶媒体、情報処理方法及び会議支援システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、会議支援用共用端末、情報処理プログラム、記憶媒体、情報処理方法及び会議支援システムに係り、特に、複数の会議参加者が使用する参加者端末が、ネットワークを介して接続され、前記複数の会議参加者が同時に目視可能な表示部を有する会議支援用共用端末、情報処理プログラム、記憶媒体、情報処理方法及び会議支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子的に会議或いは協調作業を支援するシステムが知られている。例えば「特開平6−77958号公報」では、複数の計算機上で同期を取りながら実行するアプリケーションにおいて、入出力情報管理部を持たせて、各計算機の実行状態を調べ、入出力情報を各計算機に送ることによって、全ての計算機上のアプリケーションの実行状態を等しくさせている。このことにより、同期を取りながら実行させているアプリケーションに対して中断、或いは何らかの原因によって実行状態に違いが生じた際にもすぐにアプリケーションの実行状態を他のアプリケーションと等しくして、全ての参加者が会議の内容を把握することができるようにしている。
【0003】
また、前記アプリケーションに入出力情報蓄積部を設け、途中から接続された計算機に対して、前記入出力蓄積部に蓄積されたデータを送信することによって、途中から電子会議に参加したユーザーにも電子会議に参加する以前のアプリケーションの実行の様子を提示して、参加者全員が共通の情報を共有し、電子会議を進めることを可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法では、全ての会議参加者の端末がリアルタイムで同期を取ることを前提とし、問題を解決しようとしているため、システムが複雑化し、計算リソースの消費を低減させ、さらにはシステムの信頼性、堅牢性までも低下させていた。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、システムを複雑化することなく、常に参加者全員が会議の内容を把握し、且つ参加者全員が共通の情報を共有し、会議を進めていくことを可能とする会議支援用共用端末、情報処理プログラム、記憶媒体、情報処理方法及び会議支援システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記問題を解決するため、請求項1記載の発明は、複数の会議参加者が使用する参加者端末が、ネットワークを介して接続され、前記複数の会議参加者が同時に目視可能な表示部を有する会議支援用共用端末であって、前記参加者端末から送出された、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを受信するオブジェクト受信手段と、前記オブジェクト受信手段により受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、会議の課題や結論等を整理するための意味を表す少なくとも1つ以上の属性候補を記憶する属性候補記憶手段と、前記表示部に表示された前記属性候補のうち、選択された属性候補を前記オブジェクトの第1の属性として、前記オブジェクトに付与する第1の属性付与手段と、前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された複数のオブジェクトに対して、当該オブジェクト間の関連性を示す第2の属性を付与する第2の属性付与手段と、前記第1の属性付与手段及び/又は前記第2の属性付与手段により属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶するオブジェクト記憶手段とを有することを特徴とする。
【0007】
また、請求項2記載の発明は、前記第1の属性付与手段及び/又は前記第2の属性付与手段により付与された属性に基づいて、前記表示部に表示された前記オブジェクトの中から、同一の属性が付与されたオブジェクトを抽出する、オブジェクト抽出手段をさらに有することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3記載の発明は、複数の会議参加者が使用する参加者端末が、ネットワークを介して接続され、前記複数の会議参加者が同時に目視可能な表示部を有する会議支援用共用端末であって、前記参加者端末から送出された、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを受信するオブジェクト受信手段と、前記オブジェクト受信手段により受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、前記オブジェクトの内容の特性や性質を表す少なくとも1つ以上の属性候補を記憶する属性候補記憶手段と、前記表示部に表示された前記属性候補のうち、選択された属性候補を前記オブジェクトの第1の属性として、前記オブジェクトに付与する第1の属性付与手段と、前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された複数のオブジェクトに対して、当該オブジェクト間の関連性を示す第2の属性を付与する第2の属性付与手段と、前記第1の属性付与手段及び/又は前記第2の属性付与手段により属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶するオブジェクト記憶手段と、前記第1の属性付与手段及び/又は前記第2の属性付与手段により付与された属性に基づいて、前記表示部に表示された前記オブジェクトの中から、同一の属性が付与されたオブジェクトを抽出するオブジェクト抽出手段と、前記第1の属性付与手段により、複数のオブジェクトに対して付与された前記第1の属性が、複数の属性値を有する場合に、前記複数の属性値に基づいて、当該オブジェクト間における相対関係を表示するオブジェクト間相対関係表示手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
また、請求項4記載の発明は、前記第1の属性付与手段により付与される前記第1の属性は、前記オブジェクトに付与された前記属性候補の情報と、前記オブジェクトの表示に関する情報とが属性値として定義されたタグデータであり、前記第2の属性付与手段により付与される前記第2の属性は、複数のオブジェクトが属するグループを示す情報、または複数のオブジェクト間のリンクを示す情報が属性値として定義されたタグデータであることを特徴とする。
【0010】
また、請求項5記載の発明は、複数の会議参加者が使用する参加者端末が、ネットワークを介して接続され、前記複数の会議参加者が同時に目視可能な表示部を有する会議支援用共用端末における情報処理方法であって、前記参加者端末から送出された、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを受信するオブジェクト受信段階と、前記オブジェクト受信段階により受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、会議の課題や結論等を整理するための意味を表す少なくとも1つ以上の属性候補を記憶する属性候補記憶段階と、前記表示部に表示された前記属性候補のうち、選択された属性候補を前記オブジェクトの第1の属性として、前記オブジェクトに付与する第1の属性付与段階と、前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された複数のオブジェクトに対して、当該オブジェクト間の関連性を示す第2の属性を付与する第2の属性付与段階と、前記第1の属性付与段階及び/又は前記第2の属性付与段階により属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶するオブジェクト記憶段階とを有することを特徴とする。
【0011】
また、請求項6記載の発明は、前記第1の属性付与段階及び/又は前記第2の属性付与段階により付与された属性に基づいて、前記表示部に表示された前記オブジェクトの中から、同一の属性が付与されたオブジェクトを抽出する、オブジェクト抽出段階をさらに有することを特徴とする。
【0012】
また、請求項7記載の発明は、複数の会議参加者が使用する参加者端末が、ネットワークを介して接続され、前記複数の会議参加者が同時に目視可能な表示部を有する会議支援用共用端末における情報処理方法であって、前記参加者端末から送出された、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを受信するオブジェクト受信段階と、前記オブジェクト受信段階により受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、前記オブジェクトの内容の特性や性質を表す少なくとも1つ以上の属性候補を記憶する属性候補記憶段階と、前記表示部に表示された前記属性候補のうち、選択された属性候補を前記オブジェクトの第1の属性として、前記オブジェクトに付与する第1の属性付与段階と、前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された複数のオブジェクトに対して、当該オブジェクト間の関連性を示す第2の属性を付与する第2の属性付与段階と、前記第1の属性付与段階及び/又は前記第2の属性付与段階により属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶するオブジェクト記憶段階と、前記第1の属性付与段階及び/又は前記第2の属性付与段階により付与された属性に基づいて、前記表示部に表示された前記オブジェクトの中から、同一の属性が付与されたオブジェクトを抽出する、オブジェクト抽出段階と、前記複数のオブジェクトに対して付与された前記第1の属性が、複数の属性値を有する場合に、前記複数の属性値に基づいて、前記オブジェクト間における相対関係を表示するオブジェクト間相対関係表示段階と、を有することを特徴とする。
【0013】
また、請求項8記載の発明は、前記第1の属性付与段階により付与される前記第1の属性は、前記オブジェクトに付与された前記属性候補の情報と、前記オブジェクトの表示に関する情報とが属性値として定義されたタグデータであり、前記第2の属性付与段階により付与される前記第2の属性は、複数のオブジェクトが属するグループを示す情報、または複数のオブジェクト間のリンクを示す情報が属性値として定義されたタグデータであることを特徴とする。
【0014】
また、請求項9記載の発明は、請求項5ないしのいずれか一項に記載の情報処理方法を、コンピュータに実施させることを特徴とする。
【0015】
また、請求項10記載の発明は、請求項9に記載の情報処理プログラムを、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶していることを特徴とする。
【0016】
また、請求項11記載の発明は、複数の参加者端末と、ネットワークを介して接続された、前記複数の会議参加者が同時に目視可能な表示部を有する会議支援用共用端末とからなる会議支援システムであって、前記参加者端末は、前記共有端末に、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを送信するオブジェクト送信手段を有し、前記共有端末は、前記参加者端末から送出された前記オブジェクトを受信するオブジェクト受信手段と、前記オブジェクト受信手段により受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、会議の課題や結論等を整理するための意味を表す少なくとも1つ以上の属性候補を記憶する属性候補記憶手段と、前記表示部に表示された前記属性候補のうち、選択された属性候補を前記オブジェクトの第1の属性として、前記オブジェクトに付与する第1の属性付与手段と、前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された複数のオブジェクトに対して、当該オブジェクト間の関連性を示す第2の属性を付与する第2の属性付与手段と、前記第1の属性付与手段及び/又は前記第2の属性付与手段により属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶するオブジェクト記憶手段とを有することを特徴とする。
【0017】
請求項1記載の発明によれば、会議支援用共用端末が、参加者端末から送出された、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを受信して、受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、会議の課題や結論等を整理するための意味を表す少なくとも1つ以上の属性候補のうち、選択された属性候補を前記オブジェクトの第1の属性として、前記オブジェクトに付与し、また前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された複数のオブジェクトに対して、当該オブジェクト間の関連性を示す第2の属性を付与して、属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶することにより、システムを複雑化することなく、常に参加者全員が会議の内容を把握し、且つ参加者全員が共通の情報を共有し、会議を進めて聞くことを可能にし、特に会議参加者全員の共通オブジェクトに対して、属性を付与することができ、会議の進行を妨げることなく、共通オブジェクトに意味づけをすることができる。
【0018】
請求項2記載の発明によれば、属性を付与することによって、意味づけを行ったオブジェクトを属性に基づいて抽出することにより、会議中、若しくは会議後において、会議の課題や結論等の整理をすることができる。
【0019】
請求項3記載の発明によれば、複数のオブジェクトに対して付与された前記第1の属性が、複数の属性値を有する場合に、前記複数の属性値に基づいて、前記オブジェクトを表示することによって、属性を付与し、意味づけを行った複数のオブジェクト間の相対関係を、視覚的に確認することができる。
【0021】
請求項5記載の発明によれば、会議支援用共用端末が、参加者端末から送出された、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを受信して、受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、会議の課題や結論等を整理するための意味を表す少なくとも1つ以上の属性候補のうち、選択された属性候補を、前記オブジェクトの属性として付与し、また前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された1つ以上のオブジェクトに対して、同じグループであることを示す属性を付与して、属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶することにより、システムを複雑化することなく、常に参加者全員が会議の内容を把握し、且つ参加者全員が共通の情報を共有し、会議を進めて聞くことを可能にし、特に会議参加者全員の共通オブジェクトに対して、属性を付与することができ、会議の進行を妨げることなく、共通オブジェクトに意味づけをすることができる会議支援用共用端末における情報処理方法を提供することができる。
【0022】
請求項6記載の発明によれば、付与された属性に基づいて、前記表示部に表示された前記オブジェクトの中から、同一の属性が付与されたオブジェクトを抽出することにより、会議中、若しくは会議後において、会議の課題や結論等の整理をすることができる、会議支援用共用端末における情報処理方法を提供することができる。
【0023】
請求項7記載の発明によれば、複数のオブジェクトに対して付与された前記第1の属性が、複数の属性値を有する場合に、前記複数の属性値に基づいて、前記オブジェクトを表示することにより、属性付与することによって、意味づけを行った複数のオブジェクト間の相対関係を、視覚的に確認することができる、会議支援用共用端末における情報処理方法を提供することができる。
【0025】
請求項9記載の発明によれば、請求項5ないしのいずれか一項に記載の情報処理方法を、コンピュータに実行させることにより、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の動作を会議支援共用端末に行わせることができる。
【0026】
請求項10記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の動作をコンピュータに実行させることができる請求項9に記載の情報処理プログラムを記憶することができる。
【0027】
求項11記載の発明によれば、参加者端末が、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを会議支援用共用端末に送信して、会議支援用共用端末が、参加者端末から送出された、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを受信して、受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、会議の課題や結論等を整理するための意味を表す少なくとも1つ以上の属性候補のうち、選択された属性候補を前記オブジェクトの第1の属性として、前記オブジェクトに付与し、また前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された複数のオブジェクトに対して、当該オブジェクト間の関連性を示す第2の属性を付与して、属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶することにより、システムを複雑化することなく、常に参加者全員が会議の内容を把握し、且つ参加者全員が共通の情報を共有し、会議を進めて聞くことを可能にし、特に会議参加者全員の共通オブジェクトに対して、属性を付与することができ、会議の進行を妨げることなく、共通オブジェクトに意味づけをすることができる、会議支援システムを提供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0029】
(全体構成の説明)
図1は、本発明が想定する会議支援システムの利用環境の一実施例の概略図である。
【0030】
破線で示した部分は同じ会議室に設置されていることを示す。また、遠隔参加者8は、破線で囲んだ部分と同様の機器構成が遠隔地に存在する場合を省略して書いたものである。
【0031】
下の説明においては、同じ会議室の中での利用形態を想定して説明するが、本発明はこの利用形態に限ったものではない。また、図1では、説明に必要な構成を表し、説明に必要の無い構成を省略してある。以下の図面においても同じである。
【0032】
図1は、タッチパネル付き大画面ディスプレイ1と、文書管理サーバー3と、参加者端末5(PC5、PC6、PC7、PDA1、PDA2)と、他の様々な機器とがネットワーク4を介して接続されている。
【0033】
複数の会議参加者は、参加者端末5を使用して、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを、ネットワーク4を介してパーソナルコンピュータPC1に送信する。
【0034】
パーソナルコンピュータPC1は受信した様々なオブジェクトを、接続されているタッチパネル付き大画面ディスプレイ1に表示し、全会議参加者が目視可能な状態にする。
【0035】
会議の進行役は、全会議参加者が目視可能となったオブジェクトに対して、後述する属性の付与等の様々な加工を行い、全会議参加者が常に会議の内容を把握し、共通の情報を共有しながら会議を進めていく。
【0036】
タッチパネル付き大画面ディスプレイ1は、前述の如く、これをコントロールするパーソナルコンピュータ(PC1)を介してネットワーク4に接続されている。
【0037】
C1の画面は、大画面ディスプレイ上に表示される。タッチパネルは、大画面ディスプレイの表示面上に指示された点の座標をPC1に取り込むものである。タッチパネル上で指示された座標は、マウスイベントとしてPC1に送られる。これは、PC1に接続されたマウスの動作をタッチパネルでも同様に行うことを意味する。
【0038】
タッチパネル付き大画面ディスプレイ1を具備したPC1を共用端末と呼ぶ。PC1上では、後述するマスタークライアントと呼ばれるアプリケーションが起動される。
ここで、タッチパネル付き大画面1の具体例としては、スマートボード社の「スマートボード」(商標)、ソフトボード社の「ソフトボード」(商標)、タッチパネルシステムズ社の「キャロルタッチ」(商標)、リコー社の「メディアサイト」(商標)などが知られており、リコー社の「メディアサイト」(商標)の原理は例えば「特開2000−043484号公報」又は「特開2000−105671号公報」で開示されている。
なお、これらのタッチパネル操作に対して行われるタッチ動作は、タッチパネルが設置されているPC上でのマウスイベントとしてPCに渡される方法が広く用いられているため、「タッチ」が「マウスボタンダウン」、「リリース」は「マウスボタンアップ」、「タッチしたままの移動」は「マウスボタンダウン&ムーブ」の各イベントに対応するものとし、以下の説明ではこれらを、マウスイベントを用いて説明する。
なお、本発明の実施において、PC1に接続され、参加者全員が目視可能な表示部を有する機器としては、タッチパネル付き大画面ディスプレイに限られるものではなく、電子ホワイトボード等でもよい。
【0039】
文書管理サーバー3は前記タッチパネル付き大画面ディスプレイ1に接続されたPC1上で起動された後述するマスタークライアント上で、ユーザーによって作成された会議文章を蓄積管理及び検索サービス等を提供するものである。
【0040】
文章管理サーバー3は、図1では、同じ会議室内に存在していないが、これは一般的にサーバーは、直接ユーザーが操作するものではないため、このような表記にしたものであり、設置位置を限定するものではない。
【0041】
PC5、PC6、PC7及びPDA1、PDA2は、ネットワークに接続された会議参加者用の端末である。
PC5、PC6、PC7は、例えばノートパソコンである。また、PDA1,PDA2は、例えば「Palm Pilot」(商標)、「WidowsCE」(商標)搭載機、又はシャープ製「ザウルス」(商標)といったパーソナルデータアシスタント(PDA)である。
【0042】
これらは従来の有線によるネットワークのほかに、IEEE−802.11b、Bluetooth(商標)といった無線によるネットワークで接続されていてもよい。
【0043】
また、ぞれぞれの端末は参加者それぞれに対応するものである。ただし、参加者一人に端末一台と限定するものではない。これらの端末上では後述するスレーブクライアントと呼ばれるアプリケーションが起動され、参加者が利用する。
【0044】
さらに、ネットワーク4上には、ネットワーク4を介してデータを放出できる様々な機器が接続されている。図1に示している例は、ディジタルカメラ、スキャナ、プリンタである。これらは直接ネットワークに接続する形態で提示してあるが、これらの機器をコントロールするパーソナルコンピュータを介してネットワークに接続されていてもよい。さらに、これらの機器は例であって、機器の種類を限定するものではない。
【0045】
以下に共用端末の機能ブロック構成を説明する。
【0046】
(共用端末のハードウェア構成を説明)
図2は、共用端末の機能ブロック構成を説明するための図である。
【0047】
共用端末であるタッチパネル付き大画面1を具備したパーソナルコンピュータPC1は、ネットワーク4を介して参加者端末5から送信されたオブジェクトを受信し、受信したオブジェクトをタッチパネル付き大画面1に表示する。また、表示したオブジェクトに対する後述する属性の付与等の処理を行う。
【0048】
共有端末は、全制御部51と、入出力部52と、受信オブジェクト処理部53と、表示画面制御部54と、記憶部55とから構成されている。
【0049】
全制御部51は、共有端末全体の制御を行っている。
【0050】
入出力部52は、ネットワーク4を介して、参加者端末5から送信されたオブジェクトを受信し、受信したオブジェクトを記憶部55に送信する。また、記憶部55に記憶された受信オブジェクト情報をタッチパネル付き大画面ディスプレイ1に送信する。さらに、タッチパネル付き大画面ディスプレイ1における後述する属性付与の操作等の情報を、表示画面制御部54に送信する。また、タッチパネル付き大画面1における操作によって付与された属性と共に記憶部55に記憶されているオブジェクトを、ネットワーク4を介して、文章管理サーバー3に送信する。
【0051】
受信オブジェクト処理部53は、参加者端末により受信し、記憶部55に記憶されているオブジェクトに付与されている属性を、オブジェクトから抽出する処理を行う。
【0052】
表示画面制御部54は、受信したオブジェクトの、タッチパネル付き大画面ディスプレイ1への表示、及び表示されたオブジェクトに対する会議進行役の操作全般に関する制御を行っている。
【0053】
記憶部55は、前記オブジェクトを一時的に記憶したり、共用端末における会議支援プログラムを格納している。
【0054】
以下に、参加者端末と、共用端末の機能を説明する。
【0055】
(参加者端末と共用端末の機能を説明)
図3は、参加者端末と共用端末の機能構成を説明するための図である。
【0056】
参加者端末5上では、スレーブクライアントと呼ばれるアプリケーションが起動している。スレーブクライアント内には、オブジェクト送信プロセス9が動作している。オブジェクト送信プロセス9は、参加者端末のポインティングデバイスによるドラッグアンドドロップ、キー入力、又はストロークによる描画によって指示されたオブジェクトを、ネットワーク4を介して共用端末に対して送出する。
【0057】
一方、共用端末上では、マスタークライアントと呼ばれるアプリケーションが起動している。ここで、共用端末は、図1においては、タッチパネル付き大画面ディスプレイ1をコントロールするパーソナルコンピュータPC1である。
【0058】
マスタークライアント内には、オブジェクト受信プロセス10が動作している。マスタークライアントのオブジェクト受信プロセス10は、参加者端末5から送出された様々なオブジェクトを、前記入出力部52を用いて受信し、前記記憶部55に記憶する。
【0059】
マスタークライアントは、前記記憶部55に記憶されたオブジェクトを、表示画面制御部54を用いて、タッチパネル付き大画面ディスプレイ1上の所定の領域に定義されるスタッキングエリア6に表示する。
【0060】
スタッキングエリア6に表示されたオブジェクトは、マスタークライアントが稼動する端末機に接続されたポインティングデバイスによる、ドラッグアンドドロップ等の操作によって、エディティングエリア7に視覚的に移動/コピーすることができる。ここで、エディティングエリア7に表示されたオブジェクトは、スタッキングエリア6内のオブジェクトの実態ではないが、以下説明の簡略化のため、エディティングエリア7に表示されたオブジェクトをオブジェクトと表現する。
【0061】
エディティングエリア7に移動/コピーされたオブジェクトは、スタッキングエリア6と同様、前記タッチパネル付き大画面ディスプレイ1上に表示され、会議参加者全員が目視可能となり、後述する属性の付与、リンク、グループ化、編集等、様々な加工を行うことができる。
【0062】
以下、本発明の実施の形態の詳細を説明する。はじめに、前記参加者端末5上で動作するスレーブクライアントアプリケーションの具体的な機能を説明する。
【0063】
(スレーブクライアントアプリケーションの機能の説明)
図4、4、5、6は参加者端末(図1中の、PC5、PC6、PC7及PDA1、PDA2)のスレーブクライアントの4種類の実施例の一例である。
【0064】
図4を用いて、ポインティングデバイスによるドラッグアンドドロップによってスレーブクライアントに処理対象となるオブジェクトを指示する一例を示す。
【0065】
参加者端末5には、MS−Windows(登録商標)や、Macintosh OS(商標)、X−Window(商標)といった所謂GUIベースのオペレーションシステムが搭載されており、前述の如く、スレーブクライアントと呼ばれるアプリケーションが起動している。
ここで、OSウィンドウは、オペレーティングシステムが提供するウィンドウで、参加者端末5に蓄積されているファイルや、参加者端末5とは異なる端末にあるファイルをアイコンの形態で参照する機能を有するものである。
【0066】
スレーブクライアントには、「ドラッグアンドドロップ領域」が定義されている。参加者は参加者端末5に接続された例えばマウスなどの指示表示手段、所謂ポインティングデバイスによって、OSウィンドウに表示されたアイコンを指示し、マウスボタンを押す。その後、そのまま「ドラッグアンドドロップ領域」に移動し(ドラッグ)、ここでマウスボタンを解除(ドロップ)する。所謂ドラッグアンドドロップ動作である。この動作により、ドラッグアンドドロップされたファイルが処理対象であるということがスレーブクライアントに指示される。
【0067】
なお、ここではマウス操作の例で説明したが、例えばトラップボールや、タッチパッド、タブレットや参加者端末の表示画面に設置されたタッチパネルでもよく、ポインティングデバイスを限定するものではない。
【0068】
さらに、処理対象はファイルアイコンだけでなく、例えば一時的にメモリに記憶した情報、すなわちクリップボードにコピーされた情報(文字列、画像)や、ファイルへのポインタ、即ちMS−Windows(登録商標)では「ショートカット」、MacintoshOS(商標)では「エイリアス」と呼ばれる情報単位であってもよい。更に、ポインタを一般化した所謂「URL(Uniform Resourc Locater)」であってもよい。
【0069】
なお、ここでは説明の簡略化のため、上記処理対象とされる情報も、単にオブジェクトとする。
【0070】
図5を用いて、キー入力によってスレーブクライアントに処理対象となるオブジェクトを指示する一例を示す。
【0071】
スレーブクライアントにはキー入力領域が存在する。キー入力にマウスポインタを合わせてキーボートを押すことにより、テキストを入力する。また、リターンキーを押すことにより、入力された文字列を処理対としてスレーブクライアントに指示する。
【0072】
ここで、リターンキーを押す代わりにキーボード入力が終了したら「OK」ボタンを押すことで、入力された文字列を処理対象として、スレーブクライアントに指示することもできる。
【0073】
図6を用いてストロークによる描画を行った後「OK」ボタンを押すことによって、スレーブクライアントに処理対象となるオブジェクトを指示する一例を示す。
【0074】
ストローク入力領域では、マウス等のスレーブクライアントが稼動する端末となる端末に接続されたポインティングデバイスにより、簡単なストロークによる描画を作成することができる。ストローク入力領域に描かれた描画は、「OK」ボタンを押したり、描画終了を示す所定のストロークをストローク領域に入力する等の動作により、スレーブクライアントに指示する。
【0075】
図7は上記図4から図6に示した各機能を具備したスレーブクライアントの一例である。
【0076】
上記で説明したスレーブクライアントの各機能は図7に示すように、これらを統合した形態でスレーブクライアントとして実装する。
【0077】
以下、上述したスレーブクライアントの機能の動作フローを説明する。
【0078】
(スレーブクライアントの機能の動作フローの説明)
図8に統合された形態でのスレーブクライアントの機能の動作フローを示す。イベントループは、スレーブクライアントに対して発生するイベントの違いによって、動作を分岐させる処理を行う部分で、例えばマイクロソフト社のWindows(登録商標)OS上で動作するスレーブクライアントでは、OS(オペレーティングシステム)が担う機能である。
【0079】
はじめに、第一の分岐であるスレーブクライアントでキー入力が発生した場合について説明する。キー入力が発生した場合(ステップS1)、キーにより入力された文字をキー入力受付処理により、所定の記憶領域に追加記憶し、更にキー入力領域にそのままフィードバックし、表示する。また、タイトル入力領域にも、キー入力された文字列をフィードバックして表示し、タイトル文字も所定の記憶領域に追加記憶する(ステップS2)。
【0080】
次に、「OK」ボタンが押されたかどうか判定する(ステップS3)。「OK」ボタンが押されたと判定したら(ステップS3において、YES)、それまで入力され、記憶していた入力文字列及びタイトル文字列を送信処理に渡す(ステップS5)。「OK」ボタンが押されたと判定しない場合でも(ステップS3において、NO)、入力したキーがリターンキーかどうか判定し(ステップS4)、リターンキーが入力されたと判定したら(ステップS4において、YES)、文字列を送信処理に渡し(ステップS5)、入力したキーがリターンキーでないと判定すると(ステップS4において、NO)イベント処理を繰り返す。この場合、キー入力領域、タイトル入力領域に表示された文字列は、クリアしない。
【0081】
送信処理を行った(ステップS5)後は、記憶領域をクリアすると同時に、キー入力領域とタイトル入力領域に表示されている文字列をクリアし(ステップS6)、イベント処理を繰り返す。
【0082】
次に、第二の分岐である、スレーブクライアントのストローク入力領域で、描画が発生した場合について説明する。描画の発生は、スレーブクライアントのストローク描画領域でのマウスダウンイベントの発生を検知することにより行う(ステップS7)。例えば、タブレットのような入力デバイスを用いた場合でも、タブレットのペンダウンイベントは、オペレーティングのような入力デバイスを用いた場合でも、タブレットのペンダウンイベントは、オペレーティングシステムのマウスボタンダウンイベントに割り当てられている場合が多いからである。したがって、本発明では、発生イベントをオペレーティングシステムから取得する構成としているが、スレーブクライアントが直接入力デバイスの動作を監視する構成としても、本発明は実施可能である。
【0083】
描画イベントが発生すると、ストローク入力処理により、ストロークデータは所定の記憶領域に追加記憶され、同時にストローク入力領域に描画結果をフィードバックする(ステップS8)。すなわち、ユーザーからはストローク入力領域に直接図形や文字を書いているように見える。タイトル領域には、任意の文字列をタイトルとして入力することができる。入力した文字列は、所定の記憶領域に記憶される。タイトル文字列は、タイトル入力領域にマウスでポインタを移動し、キー入力することでストロークの入力とは独立に編集/変更が可能である。
【0084】
一つのストロークが入力される毎に、「OK」ボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS9)。「OK」ボタンが押されたと判定したら(ステップS9において、YES)、記憶領域に記憶したストロークデータとタイトル文字列を送信処理に渡す(ステップS5)。「OK」ボタンが押されていないと判定すると(ステップS9において、NO)、記憶領域のクリアはせずに、イベント処理を繰り返す。
【0085】
送信処理を行った(ステップS5)後は、記憶領域をクリアすると同時に、タイトル入力領域に表示されている文字列をクリアし(ステップS6)、イベント処理を繰り返す。
【0086】
次に、第三の分岐である、ファイルアイコンがドラッグアンドドロップ領域にドロップされた場合について説明する。ファイルアイコンのドラッグアンドドロップ処理は、オペレーティングシステムが担う。ドラッグアンドドロップ領域で、ファイルアイコンがDropされた場合(ステップS10)、オペレーティングシステムからスレーブクライアントにイベントが発生する。スレーブクライアントは、このイベントを検出した場合に、対応するファイルを送信処理に渡す。さらに、対象とされたファイル名をタイトル文字列として送信処理に渡す。
【0087】
上述した3つのそれぞれの分岐で、それぞれのオブジェクト(文字列、ストロークデータ、ファイル)及び、タイトル文字列が送信処理に渡された場合、スレーブクライアントは、後述する所定の属性をオブジェクトに付与して、ネットワークを介してマスタークライアントに向けてオブジェクトを送信する。
【0088】
(スレーブクライアントでの属性付与の説明)
スレーブクライアントで処理対象とされたオブジェクトは、ネットワークを介してマスタークライアントに送信される。この際、スレーブクライアントでは、処理対象となったオブジェクトに所定の属性を付与して送信する。属性は、上述したタイトル文字列に加え、参加者端末を特定するための端末ID又は端末利用者のユーザーID、オブジェクトが送信される時刻情報が付与される。
【0089】
さらに、処理対象とされたオブジェクトの内容を表す属性も付与される。これはオブジェクトを作成したアプリケーションを表す属性で、例えばMacintosh OS(商標)の場合はファイルのリソースフォークに記録されているCREATORであり、MS−Windows(登録商標)の場合はファイルの拡張子である。以下、説明の簡略化のため、この属性をクリエーター属性という。
【0090】
以下、共用端末上で動作するマスタークライアントアプリケーションの具体的な機能を説明する。はじめに、スレーブクライアントから送出されたオブジェクトに焦点を当てて、マスタークライアントアプリケーションの機能を示す。
【0091】
(マスタークライアントで受信されたオブジェクトの動きの説明)
前記参加者端末5上のスレーブクライアントが送信し、マスタークライアントのオブジェクト受信プロセス10が受信したオブジェクトは、マスタークライアントがアクセス可能な前記記憶部55に一時的に格納される。また、後で詳細に述べるが、受信されたオブジェクトは、オブジェクト管理リストによって管理され、受信したオブジェクトのIDと、その属性を付加され、記憶される。
【0092】
オブジェクトのIDは、受信した時間文字列を基に生成したオブジェクト毎にユニークな文字列である。スレーブクライアントが送信したオブジェクトがファイルであれば、オブジェクトの属性は、上述したオブジェクトを送信したユーザーを区別するユーザーID、端末ID、又はオブジェクトが送信された時刻である。
【0093】
また、上述した如く、オブジェクトはスタッキングエリア6に視覚的に蓄積されて表示される。表示は例えばスタッキングエリア6の上方から受信した時間順に蓄積される。この際のオブジェクトの表示形態は、それぞれのオブジェクトの上述した属性の違いにより予め定義されている所定のアイコン表示、又はファイル内容のサムネイル表示である。
【0094】
図9は、本発明による会議支援システムの機能構成図の一例である。
【0095】
図9において、クライアント1〜クライアント5は、それぞれが参加者端末5であり、図9は、図3に示した参加者端末と共用端末の機能を説明するための図に対応している。
【0096】
ここで、図9のスタッキングエリア6に、蓄積されたオブジェクトがサムネイル表示によって、表示されている一例が示されている。なお、アイコンと同時にタイトル文字列や、付与された属性の内、例えば送信した参加者のユーザーID等を併記させてもよい。
【0097】
次にスタッキングエリア6内のオブジェクトの動きを説明する。
【0098】
(スタッキングエリア内のオブジェクトの動きの説明)
スタッキングエリア6に表示された情報は、タッチパネル付き大画面ディスプレイ1上での表示であるため、会議参加者の共有の情報となる。スタッキングエリア6に表示されたオブジェクトは、表示面に設置されたタッチパネルを介して直接的にクリック/ダブルクリックするなど、ポイント操作することができる。ポイント操作は、マスタークライアントが起動している端末に接続されたマウス等のポインティングデバイスを用いても良い。ダブルクリックしたオブジェクトがファイルであれば、そのファイルを作成したアプリケーションが起動し、そのファイルを開く。
【0099】
会議の進行役は、手元にマスタークライアントが稼動する端末機に接続されたマウスを置き、席に座りながら以下の作業を行うことができるし、席を立ちタッチパネル付き大画面ディスプレイ1上の前に立ちながら、タッチパネルを用いて以下の操作を行うこともできる。
【0100】
しかし、以下の操作は大画面ディスプレイに設置されたタッチパネルや、マスタークライアントが稼動する端末機に接続されたポインティングデバイスによって行うものであり、スレーブクライアントが稼動する、即ち会議の参加者が使う端末からは操作できない。会議の参加者は、各端末からいつでも好きなときにスタッキングエリア6に対してオブジェクトを送出することのみが可能である。
【0101】
上述した如く、スタッキングエリア6に表示されたオブジェクトは、マスタークライアントが稼動する端末機に接続されたポインティングデバイスによる、ドラッグアンドドロップの操作によって、エディティングエリア7に移動/コピーすることができる。
【0102】
この際、スタッキングエリア6内のオブジェクトは、エディティングエリア7に視覚的にコピーされる。オブジェクトがファイルならば、オブジェクトのクリエーター属性からそのオブジェクトが生成されたアプリケーションを判断し、対応するアイコンの形態でエディティングエリア7上に表示する。更に、タイトル属性からタイトル文字列を判断し、アイコンの近傍に所定のフォントでタイトル文字列を表示する。
【0103】
また、オブジェクトがストロークデータであれば、ストロークを所定の大きさに拡大又は縮小してエディティングエリア7に表示する。この際、ストローデータのタイトル属性が空でなければ、タイトル文字列をストロークの近傍に併記する。
【0104】
この際、オブジェクトに対応するマスタークライアントがアクセス可能な所定のディスク領域に記憶されているファイルは、実態としてコピーはされない。また、前記オブジェクト管理リストにそのオブジェクトがエディティングエリア7に視覚的にコピーされたことを現す情報を付記する。
【0105】
次にエディティングエリア7内でのオブジェクトの動きについて説明する。
【0106】
(エディティングエリア内でのオブジェクトの動きの説明)
スタッキングエリア6からエディティングエリア7にコピーされたオブジェクトに対して、様々な編集を行うことができる。以下に、エディティングエリア7内のオブジェクトの編集機能を順に説明していくが、主に属性付けに関係する機能を説明し、属性付けに関係しない機能については省略する。
【0107】
説明の前提として、図10にマスタークライアントの表示画面の一例を示す。スタッキングエリア6とエディティングエリア7が並んで配置され、図に示すようにエディティングエリア7の5つの動作モードを決定する。5つのモード切替ボタン(「描画」モードボタン20、「属性」モードボタン21、「リンク」モードボタン22、「グループ」モードボタン23、「編集」モードボタン24)と、「まとめ」ボタン25、「リスト」ボタン26の計7個のボタンが配置されている。
【0108】
5つのモード切替ボタンは互いに排他的であり、エディティングエリア7は常に5つのモードの内、いずれか一つのモードとなっている。ユーザーはボタンを押すことでいつでも任意のモードに切り替えることができる。「まとめ」と「リスト」のボタンは、前記5つのいずれのモード時にも押すことができ、後述する動作を実行できる。
【0109】
最初に「編集」モードでのエディティングエリア7の動作を説明する。
【0110】
(「編集」モードでのエディティングエリアの動作の説明)
図10の「編集」モードボタン24が押され、エディティングエリア7が「編集」モードに切り替わった場合、エディティングエリア7内に移動/コピーされたオブジェクトはタッチパネルやポインティングデバイスによって、その表示位置を変更することができる。これは、マスタークライアントでエディティングエリア7内でのマウスイベントを常時監視し、そのイベント種類と発生位置によって、対応するオブジェクトの表示位置を変更することで実現できる。
【0111】
具体的には、エディティングエリア7でマウスダウンイベントが発生した場合、マウスポインタ位置にオブジェクトがあるかどうかを前記オブジェクト管理リストに記録された全オブジェクトの座標を検査する。検査の結果、マウスダウン座標上にオブジェクトが存在した場合、次にマウスアップイベントが発生したときに、オブジェクトの表示位置をマウスアップイベント発生座標に移動し、同時に前記オブジェクト管理リスト中の対応するオブジェクトの座標をマウスイベント発生座標で更新する。
【0112】
次に「描画」モードでのエディティングエリア7の動作を説明する。
【0113】
(「描画」モードでのエディティングエリアの動作の説明)
ユーザーが「描画」モードボタン20を押して、エディティングエリア7を「描画」モードに切り替えた場合、マウスイベント発生は、描画動作と見なす。
【0114】
マウスボタンダウンイベントと、マウスムーブが発生した場合には、マウスボタンアップが発生するまで、エディティングエリア7上のマウスポインタ位置に沿って線を描く動作を行う。即ち、自由描画を行うものとする。このモードではユーザーは、エディティングエリア7に自由に文字や図形を書き込むことができ、会議において従来のホワイトボードの機能を提供するものである。
【0115】
本実施例においては、「描画」モードボタン20を設置し、ユーザーが明示的に描画モードを選択するものとした。これに変わる実施例としては、例えばマウスダウンイベント発生時のマウスポインタ座標時にオブジェクトが存在しない場合は、以降マウスアップイベントが発生するまで、描画動作と見なす、モードレスな動作として実施することも可能である。
【0116】
次に「属性」モードでのエディティングエリア7の動作を説明する。
【0117】
(「属性」モードでのエディティングエリアの動作の説明)
ユーザーが「属性」モードボタン21を押して、エディティングエリア7を「属性」モードに切り替えた場合、マウスイベント発生は、「属性設定」動作と見なす。即ち、選択されたオブジェクトに所定の意味がある属性を付与することができる。
【0118】
「目的」、「結論」、「課題」といった所定の意味を持った属性をあらかじめシステムに記憶しておく。すると、対象オブジェクトにポインタを合わせてマウスでクリックすると、オブジェクト近傍に「目的」、「結論」、「課題」がプルダウンメニューで表示される。この際、そこから「結論」を選択し、クリックすると、選択されたオブジェクトに「結論」属性が付与される。
【0119】
この際、前記オブジェクト管理リストの対応するオブジェクトの記述に、「結論」属性が付与された旨を記述する。さらに、エディティングエリア7上に表示されているオブジェクトの近傍に、所定の書式で「結論」属性が付与されたことを示す「結論」という文字を表記する。なお、「結論」という文字の変わりに、「結論」に相当するシンボリックなマークを付与する、又はオブジェクトの表示色を所定の色に変更させる等、他の方法を用いても良い。
【0120】
また、「属性」モードボタン21を押すことにより、属性操作関連ボタンである「属性編集」ボタン、「グラフチャートビュー」ボタン、「テーブルチャートビュー」ボタン(図示せず)が表示される。これらのボタンが押された場合の、エディティングエリア7の動作の詳細は後に述べる。
【0121】
次に、「リンク」モードでのエディティングエリア7の動作を説明する。
【0122】
(「リンク」モードでのエディティングエリアの動作の説明)
ユーザーが「リンク」モードボタン22を押し、エディティングエリア7を「リンク」モードに切り替えた場合、マウスイベント発生は、「リンク設定」動作と見なす。即ち、選択されたオブジェクトに所定の意味があるリンクを付与することができる。ユーザーがリンクボタンを押し、エディティングエリア7が「リンク」モードになっている際、図10に示すが如く、「これは結論」10−1という文字列と「最終報告案」10−2というファイルアイコンに対して図10のAに示すアクションを行う。即ち、対象とする二つのオブジェクト表示を貫くようにマウスボタンを押したままポインタをAの破線に沿って移動させる動作を行う。この動作により、「これは結論」10−1という文字列オブジェクトから「最終報告案」10−2というファイルにリンクが定義される。
【0123】
定義されたリンクは、前記オブジェクト管理リストの「これは結論」というオブジェクトの項目に、「最終報告案」というオブジェクトへのポインタを記述し、「リストを更新する」というアクションで保存される。また、生成されたリンクはエディティングエリア7上での表示として、図10に視点したAの破線に沿って所定の書式で矢印線を描くなどの視覚的なフィードバックを行う。
【0124】
また、図10のBで示すように、「これは結論」10−1というオブジェクトから「まとめチャート」10−3というオブジェクトにリンクを設定する動作を行うとする。この際、Bの破線に沿ってポインタ移動を行うと、移動経路の途中で、「講演会録音記録」10−4というオブジェクトを貫く。このような場合、「これは結論」10−1というオブジェクトと「まとめチャート」10−3というオブジェクトをリンク設置対象とし、「講演会録音記録」10−4というオブジェクトをリンクの対象から除外する。即ち、Bに沿ったポインタ移動で、最初に貫いたオブジェクトと、最後に貫いたオブジェクトを処理対象とし、途中で貫いたオブジェクトを除外する。
【0125】
具体的には、Bの破線に沿ってリンク生成アクションが実行されると、Bの破線に沿ったストロークの座標を始点から順に検査し、一方、ストローク上の各座標毎に、前記オブジェクト管理リストに記述されているオブジェクトの座標も検査し、オブジェクトの座標が、ストローク上の検査中の座標に重なっているかどうかを判断する。
【0126】
初めて重なったことが判断されたら、リンク始点のオブジェクトとして、そのオブジェクトのIDを記憶する。更に検査を続けて、次に重なりがあったと判断されたら、そのオブジェクトを終点のオブジェクトとしてそのIDを記憶する。
【0127】
以後、同様に検査を続け、再び重なりがあると判断すると、先ほど記憶したリンク終点のオブジェクトのIDを当該再び重なったオブジェクトのIDで更新する。ストロークの終点まで検査した段階で、最初に貫いたオブジェクトIDと、最後に貫いたオブジェクトIDを記録し、この情報を基に前記オブジェクト管理リストの該当するオブジェクトの項目を更新する。
【0128】
次に、「グループ」モードでのエディティングエリア7の動作を説明する。
【0129】
(「グループ」モードでのエディティングエリアの動作の説明)
ユーザーが「グループ」モードボタン23を押し、エディティングエリア7を「グループ」モードに切り替えた場合、マウスイベント発生は「グループ設定」動作と見なす。即ち、選択されたオブジェクトに所定の意味があるグループ属性を付与することができる。
【0130】
図11にエディティングエリア7における属性が付与されたオブジェクトの例を示す。ユーザーが「グループ」モードボタン23を押し、エディティングエリア7が「グループ」モードになっているときに、例えば図11において、エディティングエリア7に表示されている「最終報告案」10−2というファイルアイコンと、「まとめチャート」10−3というファイルアイコンとに対して、図11に示すように2つのファイルアイコンを囲むように閉曲線ストロークをユーザーが入力する。これにより、二つのファイルアイコンが同じ「グループ」に属することが定義される。
【0131】
定義された「グループ」は、前記オブジェクト管理リストの「最終報告案」というオブジェクトと、「まとめチャート」というオブジェクトの項目に、連番で自動生成されたユニークな「グループID」を記述し、リストを更新するというアクションで保存される。ユニークな「グループID」は、エディティングエリア7が「グループ」モードのときに、少なくとも一つのオブジェクトを内包する閉曲線ストロークをユーザーが入力する毎に連番で自動生成される。なお、ユーザーが入力したストロークが閉曲線であるかどうかは、一つのストロークの中に自分自身と交わる点が存在するかどうかで判断する。
【0132】
次に、「リスト」ボタンを押したときの動作を説明する。なお、「リスト」ボタンは上記で説明した「モード」の違いに関わらず、いつでもユーザーがボタンを押すことにより、所定の動作が行われる。
【0133】
(「リスト」ボタンの動作の説明)
ユーザーが「リスト」ボタン26を押すと、前述したオブジェクト管理リストの中で、前述した「属性」モードで付与した属性のうち、特定の属性を有するオブジェクトを検索する。
【0134】
ここでは、前述した「属性」モードで付与した属性のうち、特定の属性を有するオブジェクトを検索する。検索が完了すると、該当するオブジェクトを一覧表の形態で表示する。
【0135】
エディティングエリアにおけるオブジェクトを検索した結果の表示画面の一例を図12に示す。図10に示すエディティングエリア7の内容は、「リスト」ボタン26を押すことにより図12の形態で表示される。
【0136】
タイトル、属性、投稿者は、前記オブジェクト管理リストに記述されている内容から参照する。更に、公知であるMS−Windows(登録商標)の操作インターフェースを用いて、図10においてそれぞれの列のタイトルをクリックすると、その列の内容で表全体をソートするよう、実装することができる。
【0137】
次に、「まとめ」ボタンを押したときの動作を説明する。なお、「まとめ」ボタンは上記で説明した「モード」の違いに関わらず、いつでもユーザーがボタンを押すことにより、所定の動作が行われる。
【0138】
(「まとめ」ボタンの操作の説明)
図10に示すエディティングエリア7において、ユーザーが「まとめ」ボタン25を押すと、前記オブジェクト管理リストの中で、前述した「属性」モードで付与した属性のうち、特定の属性を有するオブジェクトを検索する。ここでは、前述した「結論」と「課題」という属性が付与されたオブジェクトを検索する。
【0139】
検索が完了すると、エディティングエリア7に新規ページを追加し、検索されたオブジェクトをコピーする。新規に追加されたページと、このページにコピーされた「結論」と「課題」という属性が付与されたオブジェクトの表示が図11に示されている。この新規に追加されたエディティングエリアページは、前記エディティングエリア7と同等のものなので、「描画」モードに切り替えることで、ユーザーは手書き文字などを書くことができる。図11では、「結論」という属性が付与されたオブジェクトと、「課題」という属性が付与されたオブジェクトに、その後のアクションを指示するメモ書きが付された例が示されている。
【0140】
次に、前述したオブジェクト管理リストの動作を説明する。
【0141】
(オブジェクト管理リストの説明)
エディティングエリア7内での、上記操作により整理されたオブジェクトの構造は、前記オブジェクト管理リストの形態で記述される。オブジェクト管理リストは例えばXML(Extensible Markup Language)を用いてその構造が記述される。終了ボタンを押す等の所定の終了動作を行う際に、オブジェクト管理リストと、オブジェクトの実体(即ちファイル)とは、図1に示した文章管理サーバー3に共に移動され、関連付けられて格納される。
【0142】
以下、一連の操作を、具体例を挙げて図13と、図10とを用いて説明する。
【0143】
(一連の操作の説明)
図13は、図10で示したスタッキングエリア6と、エディティングエリア7の模式図である。
【0144】
図13で左側にスタッキングエリア6が配置されている。スタッキングエリア6には参加者から送信された(共有化された)様々なオブジェクトが配置されている。
【0145】
図13のスタッキングエリア6中、文字列だけのオブジェクトは、会議の参加者が自分の端末からその場で入力した文字列である。通常は簡単な一文の意見や見出しである。
【0146】
文字列にアイコンが付与されているオブジェクトは、会議の参加者が端末から送信したファイルやURLである。ファイルは、音声ファイルや、動画ファイルなどのマルチメディア系ファイル、ビットマップ系の画像ファイル、ワードプロセッサ等適当なアプリケーションで作成したファイル等が考えられる。
【0147】
会議の進行役は、エディティングエリア7を従来のホワイトボードに見立てて、直接手書き文字を書くことができるし、スタッキングエリア6にスタックされたオブジェクトをドラッグアンドドロップでエディティングエリア7に移動/コピーすることができる。更に、会議の進行役は、自分自身が一参加者としてスレーブクライアントが稼動する端末を手元に置いてもよい。
【0148】
更に会議の進行役は、機論項目を手書きでエディティングエリア7に書き込んでゆく。各項目の議論のときに、その項目に関わる様々な情報を参加者はスタッキングエリア6に対して送出する。例えば、「外部研究動向」13−1を議論しているときには、会議の参加者の一人がその場で或いは前もって調べた他社のホームページのURLをスタッキングエリア6に対して送出する。会議の進行役はスタッキングエリア6に投げ込まれたURL13−2を「外部研究動向」13−1の手書き文字付近にドラッグアンドドロップする。
【0149】
(グループ化:発生的属性付与の説明)
更に会議の進行役は、「外部研究動向」13−1とドラッグアンドドロップされたURL13−2を曲線で囲む。これにより、「外部研究動向」13−1とURL13−2がグループ化される。
【0150】
更に「以前のワーキング結果」13−3に対して、関連する資料を入手した参加者がスタッキングエリア6に対して資料を送出する。投げ込んだ参加者は口頭で資料を投げ込んだ旨を会議の進行役に伝える。進行役は投げ込まれた資料オブジェクトをエディティングエリア7にドラッグアンドドロップする。続いて「以前のワーキング結果」13−3の近くにオブジェクトを移動し、前記と同様にグループ化する。その他、関連する資料があれば(図中において「キックオフ報告」13−4)、これも同様にグループ化できる。
【0151】
グループの表現方法としては、同じループに属するオブジェクトに同じ属性を付与する方法がある。この際、属性は例えば自動的に付与された連番である。その理由としては、対象とされたオブジェクト群(この例の場合、「外部研究動向」とURL)に同じ属性が付与されることが重要であり、どのような属性が付与されるかは重要ではないからである。
【0152】
グループ化の役割は、例えばあるオブジェクトが検索や、目視などの何らかの手段で発見された際、そのオブジェクトと同じ性質のオブジェクトを一覧的に参照したり、あらかじめ性質が分かっているときには、その性質を有するオブジェクトを一覧的に抽出することを担うものである。
【0153】
(リンクの説明)
更に議論が進み、会議の参加者が「キックオフ報告」13−4の内容にコメントを付ける。このコメントに対して、会議の進行役が重要だと認知したなら、コメント「これに関しておれは賛成」13−5を「キックオフ報告」13−4にリンクする。
【0154】
リンクの表現方としては、例えばあるオブジェクトの属性として、他のオブジェクトへのポインタを持たせる方法がある。
【0155】
リンクの役割は、例えば、あるオブジェクトが検索や目視など何らかの手段で発見された場合、そのオブジェクトに関連するオブジェクトを発見されたオブジェクトのみから知ることを担うものである。
【0156】
リンクとグループを付与されたエディティングエリア7内の情報は、例えば図10に示した「まとめ」ボタン25を押すことにより、図14に示すようなツリー構造として表示することができる。
【0157】
図14はオブジェクトに付与されたリンクと属性とを用いてオブジェクト間の構造を可視化した例を表す図である。
【0158】
図14において、横軸はリンクの深さに対応しており、縦軸はオブジェクトが生成された時間順である。さに、同じ階層にあるオブジェクトでグループが定義されている場合は、縦の線で結んである。また、もっとも左に配置されたオブジェクトは最上位の階層のオブジェクト、即ちそのオブジェクトはどのオブジェクトからもリンクされていないオブジェクトであり、このオブジェクトは無条件に縦の線で結んでツリーを表現している。
【0159】
図14により、議論で出された様々な素材の構造を視覚的に確認することができる。
【0160】
(選択的属性付与の説明)
前述した如く、図10における「属性」ボタン21を押すことにより、エディティングエリア7に置かれたオブジェクトには、前述したグループ化による属性の他に所定の意味がある属性を付与することができる。
【0161】
例えば属性として「目的」、「結論」、「課題」といった所定の意味を持った属性を予めシステムに記憶しておく。参加者は例えば図13において、「次回の宿題はこの資料をもとに各自分析のこと」という文言がこの会議の決定事項の場合、その場でこの文言(オブジェクト)に「結論」という属性を付与する。
【0162】
この種の属性を付与する操作の一例を示す。ツーボタンマウスでポイントする場合は、対象オブジェクトにポイントを合わせて右ボタンをクリックすると、「目的」、「結論」、「課題」がプルダウンメニューで表示される。そこから「結論」を選択して左クリックをする。また、他の例として、タッチパネルから操作を行う場合は、図10で示したモード切替ボタンで「属性指定モード」にエディティングエリア7の動作のモードを切り替えておく。この属性指定モードでは、オブジェクトにタッチすると、「目的」、「結論」、「課題」がプルダウンメニューで表示され、その中から「結論」を選択することにより、目的のオブジェクトに「結論」属性を付与することができる。
【0163】
二次元属性の選択的属性付与の説明)
また、「目的」、「結論」、「課題」といった一次元的な属性だけではなく、多次元の属性をオブジェクトに付与することができる。以下、多次元の属性をオブジェクトに付与する動作を次に説明する。ここで、多次元の属性とは、例えばある情報の属性として「通信速度」と「開発年」という二つの属性名で表される属性である。
【0164】
前記二つの属性名の属性値は、「通信速度」では、「1Mbps」、「5Mbps」、「10Mbps」、「50Mbps」、「100Mbps」等であり、また、「開発年」では、「2001」、「2002」、「2003」、「2004」、「2005」等である。これらの値は、予め所定のメモリ領域に記憶されている。
【0165】
ユーザーは、エディティングエリア7内の任意のオブジェクトに、「通信速度」と「開発年」との属性値を任意の組み合わせで、前記メモリに記憶された値から選択し付与することができる。
【0166】
動作手順を以下に説明する。はじめに、ユーザーは、図10に示される「属性」ボタンを押して、エディティングエリア7の動作を「属性付与モード」に切り替える。
【0167】
次に、属性を付与したいオブジェクトにポイントを合わせて左ボタンでクリックする。ポイントされたオブジェクトの近傍には図15に示されるプルダウンメニューが表示される。ここで、図15は、属性選択プルダウンメニューの一例を表す図である。
【0168】
プルダウメニューには予め、システムに記憶されていた全ての属性名が表示され、図15に示される「開発年」15−1、「通信速度」15−2を選択して、プルダウンメニュー最下端にある「OK」ボタンを押すと、図16に示されるようなプルダウンメニューが表示される。
【0169】
プルダウンメニュー内の値をユーザーは「開発年」と、「通信速度」とに対して独立に選択することができる。ここで、図16は、属性付与モードにおけるプルダウンメニューの一例を表す図である。
【0170】
プルダウンメニュー最下端には「OK」ボタンが配置されており、ユーザーがポインティングデバイスで「OK」ボタンを押すまでメニュー画面は表示され続け、その間にそれぞれの属性値をポイントすることで属性値を選択する。図16では「開発年」の値として「2002」、「通信速度」の値として「50Mbps」を選択している。
【0171】
ユーザーが「OK」ボタンを押すことにより、選択された属性値は、属性名と共に指定されたオブジェクトに付与される。付与された属性は、前記オブジェクト管理リストに記述され、記憶される。属性編集について以下で説明する。
【0172】
(属性編集の説明)
図17は属性編集ダイアログの一例を表す図である。
【0173】
前記プルダウンメニューに表示される属性名、及び属性値は、ユーザーが、任意に編集が可能な構成となっている。ユーザーが前記図10の「属性」モードボタン21を押した後、表示される「属性編集」ボタン(図示せず)を選択すると、図17に示すような属性編集ダイアログが表示される。
【0174】
属性編集ダイアログにおいて、斜体で示した文字部分(17−1、17−2)は、ユーザーが入力する。所謂「テキスト入力ボックス」であることを示している。A部分は第一属性の「属性名」を表示する部分、B部分は第一属性の「属性値」を表示する部分である。第一属性を編集する例を以下で説明する。
【0175】
「属性名」と表記された右の属性名テキスト入力ボックス17−1に例えば「開発年」と入力し、右の下矢印ボタン17−3を押すと、「開発年」という文字列が、Aの部分に表示され、第一属性の属性名が「開発年」に設定される。
【0176】
属性値は、複数入力することができ、「属性値」と表記された下方にある属性値テキスト入力ボックス17−2に例えば、「2004」と入力し、その右矢印ボタン17−4を押すと、「2004」という文字列がBの部分に入力され、属性値テキスト入力ボックス17−2の文字列「2004」はクリアされる。ここで、「なし」という属性値も予め定義されているものとする。以下、同様の操作でBに属性値を追加することができる。
【0177】
属性値が多く入力され、B部分の最下端まで値が入力されると、B部分全体が上方にスクロールされ、さらに下方に値を入力することができる。C部分の、グラフィカルユーザーインタフェースで、「スクロールバー」として一般に知られているコントロールオブジェクトにより、属性値の列をスクロールして、参照することができる。さらに、B部分に表示された属性値のうちの一つをポインティングデバイスでクリックして選択し、C部分のスクロールバーの矢印を操作することで、属性値の並びを変えることができる。
【0178】
また、B部分のある属性値をポインティングデバイスで選択し、左矢印ボタン17−5を押すと、属性値テキスト入力ボックス17−2に選択した属性が入力され、該属性値を編集した後に、右矢印ボタン17−4を押すことにより、編集した属性値をB部分に入力することができる。
【0179】
第二属性も同様に編集し、最後に「OK」ボタンを押すことにより、二つの属性名と、対応する属性値がメモリに記録される。
【0180】
図18に、オブジェクトの属性が付与された状態のエディティングエリア7の表示状態の例を示す。この例では、エディティングエリア7内には、スタッキングエリア6を介して会議の参加者によって投稿された3つのファイルアイコン「model001仕様案」18−1、「model002仕様案」18−2、「model003仕様案」18−3が表示されている。この例では、それぞれのファイルは開発しようとする機器の仕様案である。
【0181】
ここで、前述した属性付与モードで「model002仕様案」18−2というファイルアイコンを指定すると、近傍に図16に図示するプルダウンメニューが表示される。ここで、「開発年」属性の属性値として「2002」、「通信速度」属性の属性値として「50Mbps」を選択すると、属性がセットされ、図示したように対象のファイルアイコン近傍に二つの属性値「2002」と、「50Mbps」とが表示される。他のファイルアイコンも同様に属性値を付与することができる。
【0182】
また、属性が付与された状態で、「グラフチャートビュー」というビューを作成することができる。
【0183】
(「グラフチャートビュー」の説明)
ユーザーが前記図10の「属性」モードボタン21を押した後、表示される「グラフチャートビュー」ボタン(図示せず)を選択すると、図19に示す「グラフチャートビュー」が表示される。
【0184】
図19においては、横軸を第一属性(開発年)、縦軸を第二属性(通信速度)として、同一の属性が付与された2以上のオブジェクト間の相対関係を表している「グラフチャートビュー」の一例が示されている。当該グラフにおいて、各属性値は「数値」として処理され、オブジェクト(ファイルアイコン)の表示位置は、属性値によりスケーリングされている。
【0185】
更に、属性が付与された状態で、「テーブルチャートビュー」というビューを作成することができる。
【0186】
(「テーブルチャートビュー」の説明)
ユーザーが前記図10の「属性」モードボタン21を押した後、表示される「テーブルビュー」ボタン21−3(図示せず)を選択すると、図20に示す「テーブルチャートビュー」が表示される。
【0187】
図20においては、縦軸を第一属性(開発年)、横軸を第二属性(通信速度)として、同一の属性が付与された2以上のオブジェクト間の相対関係をテーブルで表した「テーブルチャートビュー」の一例が示されている。当該テーブルにおいて各属性値は「項目」として処理され、オブジェクト(ファイルアイコン)の表示位置は、属性値に対応したカテゴリ内に表示される。
【0188】
(属性付与オブジェクトの利用形態の説明)
次に、前述の説明で付与した、「目的」、「結論」、「課題」、といった所定の意味を持った属性の利用形態を以下で示す。
【0189】
会議において、議論の途中で、今までの議論を振り返ったり、決定事項を再確認する場合、エディティングエリア7近傍に設置された「リスト」ボタンを押す。このとき、新たな表示領域が作成され、その中に現在編集中のエディティングエリア7内から所定の属性が付与されたオブジェクトを抽出する。そして、抽出したオブジェクトを所定の見かけに変換して表示する。
【0190】
例えば、オブジェクトの種類毎に所定の表現と、その属性が一覧表となって表示される。オブジェクトの所定表現は、例えばオブジェクトがテキストの場合は、テキストのうち先頭からの数文字であり、オブジェクトが画像や手書きの文字/図形ならば、リストに収まる適当なサムネイルであり、オブジェクトがURLである場合は、その先がホームページであるならばそのホームページのタイトル、タイトルが存在しない若しくはホームページでないならURLの文字列そのものである。
【0191】
オブジェクトは所定の属性毎にソートされて表示される。例えば「結論」とされた事項を簡単に確認することができる。また、エディティングエリア7は、一つの会議で複数ページにわたって利用される実施形態も考えられる。この場合、「リスト」ボタンを押したときに抽出するオブジェクトの範囲は複数ページ全体にわたってもよい。
【0192】
次にマスタークライアントアプリケーションの機能を示す。
【0193】
(マスタークライアント機能の動作フローの説明)
最初に、マスタークライアントのオブジェクトの受信処理を、図21を用いて説明する。
【0194】
前記スレーブクライアントより送出された情報は、マスタークライアントの情報受信部20で受信され、バッファに格納される。
【0195】
バッファに格納された情報は、前処理部21で前処理が行われる。前処理では、前記スレーブクライアントにおいて送信の際に付与された、前述の所定の属性を受信された情報から抽出し、マスタークライアントアプリケーション内の所定の変数に読み込む処理が行われる。前処理された情報は、スタッキングエリア6の記憶領域に所定の形式で、前記属性と共に格納される。
【0196】
格納された情報は、スタッキングエリア表示制御部22により、所定の形式でスタッキングエリア6に表示される。
【0197】
(マスタークライアントのイベント処理の説明)
また、マスタークライアントでは、いくつかのイベントを監視し、発生したイベントの種類によって所定の処理を行う。図22から図27を用いて、イベントループ以下の、各処理の流れを示す。なお、例えばMS−Windows(登録商標)で本会議支援プログラムを構成する場合は、イベントループ内部の構成は、オペレーティングシステムが提供するマウスイベント等各種基本イベントを組み合わせることにより、プログラミング可能である。
【0198】
スタッキングエリア6からエディティングエリア7にオブジェクトの移動、即ちドラッグアンドドロップ操作が行われた場合の処理を、図22を用いて説明する。
【0199】
ステップS30では、スタッキングエリア6からエディティングエリア7にオブジェクトの移動が行われたかどうかを判定する。オブジェクトの移動が行われたと判定すると(ステップS30においてYES)、ステップS30に続いてステップS31に進む。オブジェクトの移動が行われなかったと判定すると(ステップS30においてNO)、ステップS30の処理を繰り返す。
【0200】
ステップS31では、イベントバッファに、オブジェクトがDropされたエディティングエリア7内の座標、及び前述した属性情報を格納する。
【0201】
ステップS31に引き続きステップS32に進み、エディティングエリア7表示制御部は、イベントバッファに格納された情報を読み出し、エディティングエリア7内の所定の位置に所定の表現でオブジェクトを表現する。ここで、所定の表現とは、例えばオブジェクトタイプに対応した文字列や、ストローク、ファイルアイコン等である。
【0202】
ステップS33では、エディティングエリア7内にオブジェクトが追加された旨の情報をオブジェクト管理リストに記述し、イベント処理を終了する。
【0203】
エディティングエリア7内のオブジェクトの属性変更操作が行われた場合の処理を、図23を用いて説明する。
【0204】
ステップS40では、エディティングエリア7内のオブジェクトの属性が変更されたかどうかを判定する。オブジェクトの属性が変更されたと判定すると(ステップS40においてYES)、ステップS40に続いてステップS41に進む。オブジェクトの属性の変更がされなかったと判定すると(ステップS40においてNO)、ステップS40の処理を繰り返す。
【0205】
ステップS41では、前記オブジェクト管理リストより、該当するオブジェクトの情報を読み出し、イベントバッファに格納する。
【0206】
ステップS42では、イベントバッファの内容をプルダウンメニュー等の所定のGUIに変換し、前記エディティングエリア表示制御部により、エディティングエリア7に表示する。
【0207】
ステップS42に引き続き、ステップS43に進み、GUIを介して変更されたイベントバッファ内の属性を、該当する前記オブジェクト管理リストの項目に書き戻す。また、対象オブジェクトのエディティングエリア7内での表示状態を対応する属性に変更して、イベント処理を終了する。
【0208】
エディティングエリア7内のオブジェクト間にリンク定義操作が行われた場合の処理を、図24を用いて説明する。
【0209】
ステップS50では、エディティングエリア7内のオブジェクト間にリンク定義操作が行われたかどうかを判定する。オブジェクト間にリンク定義操作が行われたと判定すると(ステップS50においてYES)、ステップS50に続いてステップS51に進む。オブジェクト間にリンク定義操作が行われなかったと判定すると(ステップS50においてNO)、ステップS50の処理を繰り返す。
【0210】
ステップS51では、前記オブジェクト管理リストの内、該当するオブジェクトのリンク情報が読み出され、イベントバッファに格納される。
【0211】
ステップS52では、エディティングエリア7で指示された通りに、イベントバッファ内の前記リンク情報を変更し、該当するオブジェクトのオブジェクト管理リスト内の項目を書き直す。
【0212】
ステップS52に引き続き、ステップS53に進み、対象オブジェクトのエディティングエリア7内での表示状態を、対応するリンク状態に応じて変更し、イベント処理を終了する。
【0213】
エディティングエリア7内のオブジェクトにグループ定義操作が行われた場合の処理を、図25を用いて説明する。
【0214】
ステップS60では、エディティングエリア7内のオブジェクト間にグループ定義操作が行われたかどうかを判定する。オブジェクト間にグループ定義操作が行われたと判定すると(ステップS60においてYES)、ステップS60に続いてステップS61に進む。オブジェクト間にグループ定義操作が行われなかったと判定すると(ステップS60においてNO)、ステップS60の処理を繰り返す。
【0215】
ステップS61では、前記オブジェクト管理リストの内、該当するオブジェクトのグループ情報が読み出され、イベントバッファに格納される。
【0216】
ステップS62では、エディティングエリア7で指示された通りに、イベントバッファ内の前記グループ情報を変更し、該当するオブジェクトのオブジェクト管理リスト内の項目を書き直す。
【0217】
ステップS62に引き続き、ステップS63に進み、対象オブジェクトのエディティングエリア7内での表示状態を、対応するグループ状態に応じて変更し、イベント処理を終了する。
【0218】
前記図19、図20で示した、属性値に対応させて、オブジェクト間の相対関係示すグラフチャートビューと、テーブルビューの作成処理の一例を図26、図27に示す。
【0219】
図26は、マスタークライアントにおけるグラフチャートビュー作成処理の一例のフローチャートである。
【0220】
ステップS70では、グラフビュー作成操作が行われたかどうかを判定する。グラフビュー作成操作が行われたと判定すると(ステップS70においてYES)、ステップS70に続いてステップS71に進む。グラフビュー作成操作が行われなかったと判定すると(ステップS70においてNO)、ステップS70の処理を繰り返す。
【0221】
ステップS71では、前記オブジェクト管理リストより、該当するオブジェクトの情報を読み出し、イベントバッファに格納する。
【0222】
ステップS72では、イベントバッファ内容を、グラフで表されるGUIに変換し、前記エディティングエリア表示制御部により、エディティングエリア7に表示する。
【0223】
図27は、マスタークライアントにおけるテーブルビュー作成処理の一例のフローチャートである。
【0224】
ステップS80では、テーブルビュー作成操作が行われたかどうかを判定する。テーブルビュー作成操作が行われたと判定すると(ステップS80においてYES)、ステップS80に続いてステップS81に進む。テーブルビュー作成操作が行われなかったと判定すると(ステップS80においてNO)、ステップS80の処理を繰り返す。
【0225】
ステップS81では、前記オブジェクト管理リストより、該当するオブジェクトの情報を読み出し、イベントバッファに格納する。
【0226】
ステップS82では、イベントバッファ内容を、テーブルで表されるGUIに変換し、前記エディティングエリア表示制御部により、エディティングエリア7に表示する。
【0227】
(オブジェクト管理リストの実施例の説明)
オブジェクト管理リストの実施例を図28、図29に示す。ここで、図28は、エディティングエリア7の表示状態の図であり、図29は図28に表示されているオブジェクトに対応するデータ構造を表す図である。
【0228】
1ページのエディティングエリア7の構造を、canvasというオブジェクトで表現する。エディティングエリア7は複数ページに渡ってもよいので、図28では、1ページ目のエディティングエリア7をcanvas1というオブジェクトで表現する。図29はcanvas1オブジェクトのデータ構造を表す図である。
【0229】
図29中、角が丸い四角はオブジェクトへのポインタを示し、角張った四角はオブジェクトの構造を表すタグを示す。このcanvas1の構造を記述したものがオブジェクト管理リストである。オブジェクト管理リストはXMLで表現され、オブジェクトの構造を表すタグは、そのままXMLタグに相当する。
【0230】
まずcanvasは、それを成すオブジェクトを記述するindividualityタグと、オブジェクト間の関連性を記述するrelationshipタグとから構成される。individualityタグの下には、canvas内に登場するオブジェクトへのポインタ(object1、object2・・・)が記述され、それぞれのオブジェクトポインタの下には個々のオブジェクトの属性が記述される。なお、ここでいう属性は、先に述べた属性のほかに、canbus内での表示位置や色等の意味的な属性以外の表示に必要な属性も含むものとする。オブジェクトの属性が変更された場合は、個々に記述された該当する値が変更される。
【0231】
次にオブジェクトの関係を記述する。relationshipタグの下にはgroupタグと、linkタグが記述される。groupタグの下にはcanvas内で定義されているグループがgroup1、group2といった名前で定義される。これは、エディティングエリア7内でグループ定義操作が成されたときに連番で自動発生的に定義される名前である。gruoup1、group2の下にはそれぞれのグループに属するオブジェクトへのポインタが記述される。ここで記述されるオブジェクトへのポインタは、individualityタグ以下で記述されたオブジェクトに含まれるものである。
【0232】
次にlinkタグ以下を説明する。linkタグの下にはcanvas内で定義されるリンクがlink1、link2といった名前で定義される。これは、エディティングエリア7内でのリンク定義操作が成されたときに連番で自動発生的に定義される名前である。link1、link2の下には、sourceとdestinationというタグが定義され、それぞれの下にはそれぞれのリンクの元(source)と、リンク先(destination)に対応するオブジェクトへのポインタが記述される。ここで、記述されるオブジェクトへのポインタはindividualityタグ以下で記述れたオブジェクトに含まれるものである。
【0233】
前記XMLで記述されたオブジェクト管理リストは、ディスク等の記憶媒体に記憶されている。マスタークライアントアプリケーションが起動したときにディスクから読み込まれ、canvas1、canvas2、・・・のようにオブジェクト化されメモリ上に展開される。前述したオブジェクト管理リスト更新時には、メモリ上に展開されたオブジェクトのメンバーを更新し、マスタークライアントアプリケーション終了時にはこれらオブジェクトを再びXML形式でディスク等の記憶媒体に記憶する。
【0234】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、システムを複雑化することなく、常に参加者全員が会議の内容を把握し、且つ参加者全員が共通の情報を共有し、会議を進めていくことを可能とする共用端末、情報処理プログラム、記憶媒体、情報処理方法及び会議支援システムを提供することができる。
【0235】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が想定する会議支援システムの利用環境の一実施例の概略図である。
【図2】共用端末の機能ブロック図を説明するための図である。
【図3】参加者端末と共用端末の機能構成を説明するための図である。
【図4】本発明による参加者端末におけるポインティングデバイスによるドラッグアンドドロップによってスレーブクライアントに処理対象となるオブジェクトを指示する一例の図である。
【図5】本発明による参加者端末におけるキー入力によってスレーブクライアントに処理対象となるオブジェクトを指示する一例の図である。
【図6】本発明による参加者端末におけるストロークによる描画を行った後「OK」ボタンを押すことによって、スレーブクライアントに処理対象となるオブジェクトを指示する一例の図である。
【図7】本発明による参加者端末におけるスレーブクライアントの現実的な実装例の一例の図である。
【図8】本発明によるスレーブクライアントの機能の動作フローである。
【図9】本発明による会議支援システム構成の機能構成図の一例である。
【図10】エディティングエリアの模式図である。
【図11】エディティングエリアにおける属性が付与されたオブジェクトの例を表す図である。
【図12】エディティングエリアにおけるオブジェクトを検索した結果の表示画面の一例である。
【図13】スタッキングエリアの模式図である。
【図14】オブジェクトに付与されたリンクと属性とを用いてオブジェクト間の構造を可視化した例を表す図である。
【図15】属性選択プルダウンメニューの一例を表す図である。
【図16】属性付与モードにおけるプルダウンメニューの一例を表す図である。
【図17】属性編集ダイアログの一例を表す図である。
【図18】オブジェクトの属性が付与された状態のエディティングエリアの表示状態の一例を表す図である。
【図19】属性値に対応させ、オブジェクト間の相対関係をグラフとして表示する一例である。
【図20】属性値に対応させ、オブジェクト間の相対関係をテーブルとして表示する一例である。
【図21】マスタークライアントのオブジェクトの受信処理の一例のフローチャートである。
【図22】マスタークライアントのオブジェクトの追加処理の一例のフローチャートである。
【図23】マスタークライアントの属性変更処理の一例のフローチャートである。
【図24】マスタークライアントのリンクの記述追加処理の一例のフローチャートである。
【図25】マスタークライアントのグループの記述追加処理の一例のフローチャートである。
【図26】マスタークライアントのグラフチャートビュー作成処理の一例のフローチャートである。
【図27】マスタークライアントのテーブルビュー作成処理の一例のフローチャートである。
【図28】エディティングエリアの表示状態の一例を表す図である。
【図29】エディティングエリアに表示されているオブジェクトに対応するデータ構造の一例を表す図である。
【符号の説明】
1 タッチパネル付き大画面ディスプレイ
3 文書管理サーバー
4 ネットワーク
5 参加者端末
6 スタッキングエリア
7 エディティングエリア
8 遠隔参加者
9 オブジェクト送出プロセス
10 オブジェクト受信プロセス
10−1 「これは結論」
10−2 「最終報告案」
10−3 「まとめチャート」
10−4 「講演会録音記録」
13−1 「外部研究動向」
13−2 「URL」
13−3 「以前のワーキング結果」
13−4 「キックオフ報告」
13−4 「これに関しておれは賛成」
17−1 属性名テキスト入力ボックス
17−2 属性値テキスト入力ボックス
17−3 下矢印ボタン
17−4 右矢印ボタン
17−5 左矢印ボタン
18−1 「model001仕様案」
18−2 「model002仕様案」
18−3 「model003仕様案」
20 「描画」モードボタン
21 「属性」モードボタン
22 「リンク」モードボタン
23 「グループ」モードボタン
24 「編集」モードボタン
25 「まとめ」ボタン
26 「リスト」ボタン
51 全制御部
52 入出力部
53 受信オブジェクト処理部
54 表示画面制御部
55 記憶部

Claims (11)

  1. 複数の会議参加者が使用する参加者端末が、ネットワークを介して接続され、前記複数の会議参加者が同時に目視可能な表示部を有する会議支援用共用端末であって、
    前記参加者端末から送出された、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを受信するオブジェクト受信手段と、
    前記オブジェクト受信手段により受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、会議の課題や結論等を整理するための意味を表す少なくとも1つ以上の属性候補を記憶する属性候補記憶手段と、
    前記表示部に表示された前記属性候補のうち、選択された属性候補を前記オブジェクトの第1の属性として、前記オブジェクトに付与する第1の属性付与手段と、
    前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された複数のオブジェクトに対して、当該オブジェクト間の関連性を示す第2の属性を付与する第2の属性付与手段と、
    前記第1の属性付与手段及び/又は前記第2の属性付与手段により属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶するオブジェクト記憶手段と、を有することを特徴とする会議支援用共用端末。
  2. 前記第1の属性付与手段及び/又は前記第2の属性付与手段により付与された属性に基づいて、前記表示部に表示された前記オブジェクトの中から、同一の属性が付与されたオブジェクトを抽出する、オブジェクト抽出手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の会議支援用共用端末。
  3. 複数の会議参加者が使用する参加者端末が、ネットワークを介して接続され、前記複数の会議参加者が同時に目視可能な表示部を有する会議支援用共用端末であって、
    前記参加者端末から送出された、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを受信するオブジェクト受信手段と、
    前記オブジェクト受信手段により受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、前記オブジェクトの内容の特性や性質を表す少なくとも1つ以上の属性候補を記憶する属性候補記憶手段と、
    前記表示部に表示された前記属性候補のうち、選択された属性候補を前記オブジェクトの第1の属性として、前記オブジェクトに付与する第1の属性付与手段と、
    前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された複数のオブジェクトに対して、当該オブジェクト間の関連性を示す第2の属性を付与する第2の属性付与手段と、
    前記第1の属性付与手段及び/又は前記第2の属性付与手段により属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶するオブジェクト記憶手段と、
    前記第1の属性付与手段及び/又は前記第2の属性付与手段により付与された属性に基づいて、前記表示部に表示された前記オブジェクトの中から、同一の属性が付与されたオブジェクトを抽出するオブジェクト抽出手段と、
    前記第1の属性付与手段により、複数のオブジェクトに対して付与された前記第1の属性が、複数の属性値を有する場合に、前記複数の属性値に基づいて、当該オブジェクト間における相対関係を表示するオブジェクト間相対関係表示手段と、を有することを特徴とする会議支援用共用端末。
  4. 前記第1の属性付与手段により付与される前記第1の属性は、前記オブジェクトに付与された前記属性候補の情報と、前記オブジェクトの表示に関する情報とが属性値として定義されたタグデータであり、前記第2の属性付与手段により付与される前記第2の属性は、複数のオブジェクトが属するグループを示す情報、または複数のオブジェクト間のリンクを示す情報が属性値として定義されたタグデータであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の会議支援用共用端末。
  5. 複数の会議参加者が使用する参加者端末が、ネットワークを介して接続され、前記複数の会議参加者が同時に目視可能な表示部を有する会議支援用共用端末における情報処理方法であって、
    前記参加者端末から送出された、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを受信するオブジェクト受信段階と、
    前記オブジェクト受信段階により受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、会議の課題や結論等を整理するための意味を表す少なくとも1つ以上の属性候補を記憶する属性候補記憶段階と、
    前記表示部に表示された前記属性候補のうち、選択された属性候補を前記オブジェクトの第1の属性として、前記オブジェクトに付与する第1の属性付与段階と、
    前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された複数のオブジェクトに対して、当該オブジェクト間の関連性を示す第2の属性を付与する第2の属性付与段階と、
    前記第1の属性付与段階及び/又は前記第2の属性付与段階により属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶するオブジェクト記憶段階と
    を有することを特徴とする会議支援用共用端末における情報処理方法。
  6. 前記第1の属性付与段階及び/又は前記第2の属性付与段階により付与された属性に基づいて、前記表示部に表示された前記オブジェクトの中から、同一の属性が付与されたオブジェクトを抽出する、オブジェクト抽出段階をさらに有することを特徴とする請求項5記載の情報処理方法。
  7. 複数の会議参加者が使用する参加者端末が、ネットワークを介して接続され、前記複数の会議参加者が同時に目視可能な表示部を有する会議支援用共用端末における情報処理方法であって、
    前記参加者端末から送出された、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを受信するオブジェクト受信段階と、
    前記オブジェクト受信段階により受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、前記オブジェクトの内容の特性や性質を表す少なくとも1つ以上の属性候補を記憶する属性候補記憶段階と、
    前記表示部に表示された前記属性候補のうち、選択された属性候補を前記オブジェクトの第1の属性として、前記オブジェクトに付与する第1の属性付与段階と、
    前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された複数のオブジェクトに対して、当該オブジェクト間の関連性を示す第2の属性を付与する第2の属性付与段階と、
    前記第1の属性付与段階及び/又は前記第2の属性付与段階により属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶するオブジェクト記憶段階と、
    前記第1の属性付与段階及び/又は前記第2の属性付与段階により付与された属性に基づいて、前記表示部に表示された前記オブジェクトの中から、同一の属性が付与されたオブジェクトを抽出する、オブジェクト抽出段階と、
    前記複数のオブジェクトに対して付与された前記第1の属性が、複数の属性値を有する場合に、前記複数の属性値に基づいて、前記オブジェクト間における相対関係を表示するオブジェクト間相対関係表示段階と、を有することを特徴とする情報処理方法。
  8. 前記第1の属性付与段階により付与される前記第1の属性は、前記オブジェクトに付与された前記属性候補の情報と、前記オブジェクトの表示に関する情報とが属性値として定義されたタグデータであり、前記第2の属性付与段階により付与される前記第2の属性は、複数のオブジェクトが属するグループを示す情報、または複数のオブジェクト間のリンクを示す情報が属性値として定義されたタグデータであることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  9. 請求項5ないしのいずれか一項に記載の情報処理方法を、コンピュータに実行させることを特徴とする会議支援用共用端末における情報処理プログラム。
  10. 請求項9に記載の情報処理プログラムを記憶した、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  11. 複数の参加者端末と、ネットワークを介して接続された、前記複数の会議参加者が同時に目視可能な表示部を有する会議支援用共用端末とからなる会議支援システムであって、
    前記参加者端末は、前記共有端末に、テキスト、図形、画像等のオブジェクトを送信するオブジェクト送信手段を有し、
    前記共有端末は、前記参加者端末から送出された前記オブジェクトを受信するオブジェクト受信手段と、
    前記オブジェクト受信手段により受信された前記オブジェクトに付与する属性の候補として、会議の課題や結論等を整理するための意味を表す少なくとも1つ以上の属性候補を記憶する属性候補記憶手段と、
    前記表示部に表示された前記属性候補のうち、選択された属性候補を前記オブジェクトの第1の属性として、前記オブジェクトに付与する第1の属性付与手段と、
    前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち、表示領域の範囲指定によって選択された複数のオブジェクトに対して、当該オブジェクト間の関連性を示す第2の属性を付与する第2の属性付与手段と、
    前記第1の属性付与手段及び/又は前記第2の属性付与手段により属性が付与された前記オブジェクトを、付与された属性と共に記憶するオブジェクト記憶手段と
    を有することを特徴とする会議支援システム。
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