JP2020047028A - 情報処理システム、方法及びプログラム - Google Patents

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憲治 油布
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信幸 大林
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優明 武井
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Abstract

【課題】メッセージ交換サービスを利用した情報交換の場において、メッセージ履歴をテキストデータとして編集する場合と比べて、電子議事録をより効率的に作成する情報処理システム、方法及びプログラムを提供する。【解決手段】ユーザ端末16,18は、複数のユーザが投稿したメッセージ履歴を含むサービス画面を表示する出力部72(表示手段)と、表示されているサービス画面を介して、ユーザの入力操作によりメッセージ履歴の編集に関する編集情報を入力可能な入力部70(入力手段)とを備える。入力された編集情報を用いてメッセージ履歴をサーバ側で編集することで、電子議事録を作成する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理システム、方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、メッセージ交換サービスを提供するサーバに関して、一のグループに属するメンバ間で共有するメッセージを複製又は移動することで、当該メッセージを他のグループに属するメンバ間に共有させる技術が開示されている。
特開2015−197813号公報
例えば、メッセージ交換サービスを利用した情報交換の場が終了した後、このメッセージ履歴を電子議事録として残しておくことができれば、ユーザにとって便利である。この電子議事録を作成する場合、参加者の意図をより正確に反映させるため、メッセージ履歴に対して編集を行うことが望ましい。例えば、メッセージ履歴をテキストデータとして入手して編集する場合、ユーザは、単に羅列されたメッセージ情報からその場の状況を想起しにくいため、電子議事録の作成に手間取ってしまう。
本発明の目的は、メッセージ交換サービスを利用した情報交換の場において、メッセージ履歴をテキストデータとして編集する場合と比べて、電子議事録をより効率的に作成する情報処理システム、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、メッセージ交換サービスにおいて複数のユーザが投稿したメッセージ履歴を含むサービス画面を表示する表示手段と、前記表示手段に表示されている前記サービス画面を介して、ユーザの入力操作により前記メッセージ履歴の編集に関する編集情報を入力可能に構成される入力手段と、前記入力手段により入力された前記編集情報を用いて前記メッセージ履歴を編集することで電子議事録を作成する作成手段と、を備える情報処理システムである。
請求項2に記載の発明は、ユーザとの対話を通じて前記メッセージ履歴の編集内容を決定するように仮想キャラクタの対話制御を行う対話制御手段をさらに備え、前記入力手段は、前記編集情報を含む編集用メッセージを前記仮想キャラクタに向けて投稿することで、前記編集情報を入力可能に構成される、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記入力手段は、前記編集用メッセージの1回の投稿につき、前記メッセージ履歴に含まれる複数のメッセージに関する前記編集情報を一括して入力可能に構成される、請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記入力手段は、前記サービス画面上において、ユーザ、メッセージ又は投稿時刻を示すマークを指示することで、編集対象であるメッセージを選択可能に構成される、請求項2又は3に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記表示手段は、前記サービス画面上において、前記編集用メッセージの欄を前記メッセージ履歴の欄とは異なる態様で表示する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載の発明は、印刷機器に対して前記電子議事録の印刷を指示する印刷指示手段をさらに備え、前記仮想キャラクタは、ユーザに対応付けられた前記印刷機器のアバターであり、前記対話制御部は、前記アバターと前記ユーザの間の対話を通じて前記ユーザからの前記電子議事録の印刷の要求を受け付け、前記ユーザ又は前記印刷機器の識別情報を前記印刷指示手段に供給する、請求項2〜5のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載の発明は、前記表示手段は、前記電子議事録の内容を示すブラウザ画面を前記サービス画面と併せて表示可能に構成される、請求項2〜6のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、前記入力手段は、前記ブラウザ画面を介して、ユーザの入力操作により前記電子議事録を編集可能に構成され、前記対話制御手段は、前記ブラウザ画面を介して前記電子議事録が編集された場合、当該編集に対応する前記編集情報を複数のユーザに通知するように対話制御を行う、請求項7に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、前記表示手段は、前記ブラウザ画面上において、前記電子議事録が編集された箇所を、編集されていない箇所と比べて強調表示する、請求項7又は8に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、前記作成手段は、前記メッセージ履歴の中に複数種類の言語によるメッセージが含まれる場合、各々の言語に統一された複数種類の前記電子議事録を作成し、前記表示手段は、ユーザの使用言語に対応する前記電子議事録の内容を前記ブラウザ画面に表示する、請求項7〜9のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項11に記載の発明は、前記作成手段は、前記メッセージ履歴の中に前記印刷機器に対応しないフォントがある場合に、当該フォントに代わって前記印刷機器に対応する種類のフォントを用いて前記電子議事録を作成する、請求項6を引用する請求項7〜10のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項12に記載の発明は、前記作成手段は、前記編集情報としてメッセージの削除箇所が入力された場合、前記メッセージ履歴のうち前記削除箇所の内容を省略した前記電子議事録を作成する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項13に記載の発明は、メッセージ交換サービスにおいて複数のユーザが投稿したメッセージ履歴を含むサービス画面を表示手段に表示させる表示ステップと、前記表示手段に表示されている前記サービス画面を介して、入力手段を用いたユーザの入力操作により前記メッセージ履歴の編集に関する編集情報を入力する入力ステップと、前記入力手段により入力された前記編集情報を用いて前記メッセージ履歴を編集することで電子議事録を作成する作成ステップと、を1つ又は複数のコンピュータが実行する情報処理方法である。
請求項14に記載の発明は、メッセージ交換サービスにおいて複数のユーザが投稿したメッセージ履歴を含むサービス画面を表示手段に表示させる表示ステップと、前記表示手段に表示されている前記サービス画面を介して、入力手段を用いたユーザの入力操作により前記メッセージ履歴の編集に関する編集情報を入力する入力ステップと、前記入力手段により入力された前記編集情報を用いて前記メッセージ履歴を編集することで電子議事録を作成する作成ステップと、を1つ又は複数のコンピュータに実行させる情報処理プログラムである。
請求項1,13,14に記載の発明によれば、メッセージ交換サービスを利用した情報交換の場において、メッセージ履歴をテキストデータとして編集する場合と比べて、電子議事録がより効率的に作成される。
請求項2に記載の発明によれば、ユーザが指示内容をボットに一方的に伝える場合と比べて、電子議事録の作成がより円滑になされる。
請求項3に記載の発明によれば、1つのメッセージを編集する度に1回ずつ編集用メッセージを投稿する場合と比べて、ユーザによる操作の手間が省かれる。
請求項4に記載の発明によれば、テキスト入力によりメッセージを選択する場合と比べて、メッセージの選択操作がより簡便になる。
請求項5に記載の発明によれば、サービス画面上のメッセージを常に同じ態様で表示する場合と比べて、電子議事録の編集途中であることがより容易に把握される。
請求項6に記載の発明によれば、電子議事録を印刷する際に、電子議事録を入手し、印刷を指示するユーザの手間が省かれる。
請求項7に記載の発明によれば、サービス画面とブラウザ画面を別々に表示する場合と比べて、電子議事録の編集箇所がより容易に把握される。
請求項8に記載の発明によれば、サービス画面上のみから電子議事録を編集可能な場合と比べて、編集方法の選択肢が増加するという観点でユーザの利便性がより高まる。
請求項9に記載の発明によれば、編集の有無にかかわらず一律の強調度で電子議事録を表示する場合と比べて、編集箇所に対するユーザの注意がより強く喚起される。
請求項10に記載の発明によれば、複数種類の言語が混在する電子議事録を作成する場合と比べて、翻訳の負荷が軽減される。
請求項11に記載の発明によれば、印刷機器の対応フォントにかかわらず、電子議事録との同一性を保持した印刷物が得られる。
請求項12に記載の発明によれば、すべてのメッセージ履歴を用いて電子議事録を作成する場合と比べて、情報の一覧性及び有用性がさらに高まる。
本発明の一実施形態における情報処理システムの全体構成図である。 メッセージ交換サービスのサービス画面の一例を示す図である。 図1に示すボットサーバの電気的なブロック図である。 図3に示すサーバ側制御部の機能ブロック図である。 図5(a)はユーザ情報、図5(b)はグループ情報、図5(c)は議事録管理情報、図5(d)はプリンタ情報におけるデータ構造の一例を示す図である。 図1に示すユーザ端末の電気的なブロック図である。 ユーザ端末の画面表示例を示す図である。 電子議事録の作成時におけるユーザ端末及びボットサーバの動作を示すシーケンス図である。 図9(a)は、電子議事録の作成時におけるサービス画面の第1例を示す図である。図9(b)は、電子議事録の作成時におけるブラウザ画面の第1例を示す図である。 電子議事録の作成時におけるサービス画面の第2例を示す図である。 電子議事録の作成時におけるブラウザ画面の第2例を示す図である。 図12(a)は、電子議事録の作成時におけるサービス画面の第3例を示す図である。図12(b)は、電子議事録の作成時におけるブラウザ画面の第3例を示す図である。 電子議事録の対話編集時におけるユーザ端末及びボットサーバの動作を示すシーケンス図である。 図14(a)は、電子議事録の対話編集時におけるサービス画面の第1例を示す図である。図14(b)は、電子議事録の対話編集時におけるブラウザ画面の第1例を示す図である。 図15(a)は、電子議事録の対話編集時におけるサービス画面の第2例を示す図である。図15(b)は、電子議事録の対話編集時におけるブラウザ画面の第2例を示す図である。 サービス画面上に表示される編集用ウィンドウの一例を示す図である。 図17(a)は、電子議事録の対話編集時におけるサービス画面の第3例を示す図である。図17(b)は、電子議事録の対話編集時におけるブラウザ画面の第3例を示す図である。 図18(a)は、電子議事録の対話編集時におけるサービス画面の第4例を示す図である。図18(b)は、電子議事録の対話編集時におけるブラウザ画面の第4例を示す図である。 電子議事録のテキスト編集時におけるユーザ端末及びボットサーバの動作を示すシーケンス図である。 図20(a)は、電子議事録のテキスト編集時におけるサービス画面の一例を示す図である。図20(b)は、電子議事録のテキスト編集時におけるブラウザ画面の一例を示す図である。 電子議事録の印刷要求時における複数のユーザ端末及びボットサーバの動作を示すシーケンス図である。 電子議事録の印刷要求時におけるサービス画面の一例を示す図である。
本発明における情報処理システムについて、情報処理方法及び情報処理プログラムとの関係において好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。あるいは、技術的に矛盾が生じない範囲で各々の構成を任意に組み合わせてもよい。
[情報処理システム10の構成]
<全体構成>
図1は、本発明の一実施形態における情報処理システム10の全体構成図である。この情報処理システム10は、グループに属する複数のメンバとの間でメッセージをやり取りするメッセージ交換サービス(例えば、ビジネスチャット)と、人工知能ロボット(ここでは、チャットボット)を活用した会議支援サービスを複合的に提供可能に構成される。
この情報処理システム10は、チャットサーバ12と、情報処理装置としてのボットサーバ14と、複数(本図の例では3台)のユーザ端末16,18と、1つ又は複数(本図の例では2台)の印刷機器20と、から構成される。なお、この情報処理システム10は、本図に例示する装置構成又はネットワーク構成に限られない。
チャットサーバ12は、クラウド22上に配置されたクラウドサーバであり、1つ又は複数のサーバコンピュータから構成される。チャットサーバ12は、グループに属する複数のメンバ(本図の例では、ユーザA,ユーザB及びユーザCの3者)が参加するチャット会議を開催するためのチャットルームを提供する装置である。
ボットサーバ14は、クラウド22上に配置されたクラウドサーバであり、1つ又は複数のサーバコンピュータから構成される。ボットサーバ14は、印刷機器20を擬人化したアバター(仮想キャラクタ)である「ボット」をチャットルームに入室させ、このボットを通じて会議支援サービスを提供する装置である。
各々のユーザ端末16,18は、ユーザがタスクの遂行時に使用する多機能・多目的装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォン、又はウェアラブルコンピュータである。ユーザは、各自が所有するユーザ端末16,18のサービス画面30(図2)上で、グループのメンバ同士でメッセージのやり取りを行う。説明の便宜上、ユーザAが所有する端末をユーザ端末16、ユーザB,Cが所有する端末をユーザ端末18と区別して表記している。
各々の印刷機器20は、電子ファイル(例えば、電子議事録Em)を含むデータを外部装置から受信して用紙に印刷処理を行い、所望の印刷物を出力するネットワークプリンタである。この印刷機器20は、例えば、複合機(MFP:Multifunction Printer)、レーザプリンタ、インクジェットプリンタである。
<サービス画面30の一例>
ユーザ端末16,18及びボットサーバ14はそれぞれ、メッセージ交換サービスを利用するためのAPI(Application Programming Interface)を介して、ユーザ同士の対話、又はユーザとボットの間での対話を行う対話処理を実行する。これらの対話は、ユーザの手動応答及びボットの自動応答を通じて行われる。
図2は、メッセージ交換サービスにおけるサービス画面30の一例を示す図である。このサービス画面30上には、左側から順に、投稿者を示すユーザアイコン32と、投稿メッセージを示す吹き出し欄34と、投稿時刻を示すタイムスタンプ36がそれぞれ表示されている。なお、「投稿者」には、グループのメンバ(人間)のみならず、ボットも含まれる点に留意する。
(13:25)ユーザA「本日の議題は新規事業です。まずは、皆さんのアイディアを出し合いましょう」
(13:27)ユーザA「新規事業はテーマパークでどうでしょうか」
(14:50)ユーザB「新規事業はソリューションが良いです」
(17:22)ユーザC「新規事業は医療が良いです」
(17:36)ユーザA「本日の会議を終了します、議事録は後ほど配布します」
以下、図1に示す情報処理システム10のユースケースの一例として、グループのメンバ(ユーザA,B,C)間でメッセージ交換を行うチャット会議が終了した後、蓄積されたメッセージ履歴Msg(図3)を利用して会議の議事録を作成する場合を想定する。ここでは、参加者の1人であるユーザAが、議事録の作成担当者に任命されている。
<ボットサーバ14のブロック図>
図3は、図1に示すボットサーバ14の電気的なブロック図である。図4は、図3に示すサーバ側制御部42の機能ブロック図である。このボットサーバ14は、サーバ側通信部40と、サーバ側制御部42と、サーバ側記憶部44と、を含んで構成される。
図3に示すように、サーバ側通信部40は、外部装置に対して電気信号を送受信するための通信インターフェースである。これにより、ボットサーバ14は、チャットサーバ12を経由して、ユーザ端末16,18との間で様々なデータ(例えば、メッセージ、文書ファイル、画像ファイル、ユーザの操作情報など)のやり取りが可能である。
サーバ側制御部42は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)を含む処理演算装置によって構成される。サーバ側制御部42は、サーバ側記憶部44に格納されたプログラムを読み出し、メッセージ交換用アプリケーションを実行することで、交換処理部46、対話制御部48(対話制御手段)、議事録作成部50(作成手段)、及び印刷指示部52(印刷指示手段)として機能する。
サーバ側記憶部44は、非一過性であり、かつ、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体で構成されている。ここで、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)、ソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)を含む記憶装置、あるいは、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、フラッシュメモリ等の可搬媒体である。本図の例では、サーバ側記憶部44には、共有データ56(メッセージ履歴Msg及び編集情報Iedを含む)、ユーザ情報58、グループ情報60、議事録管理情報62、及びプリンタ情報64が格納されている。また、サーバ側記憶部44には、電子議事録Emに関するデータベース(以下、議事録DB66)が構築されている。
図4に示すように、交換処理部46は、グループ内で共有する共有データ56をチャットサーバ12から受信し、対話制御部48に供給する受信制御を行う。また、交換処理部46は、対話制御部48が生成した投稿メッセージを含むデータをチャットサーバ12に向けて送信する送信制御を行う。
対話制御部48は、印刷機器20のアバターとしてのボットが、グループに属するメンバとの間で対話を行う対話制御を行う。対話制御部48は、共有データ56を受け取った後、相手からのメッセージの内容を解析する処理、その解析結果に基づいて相手のアクションを認識する処理、相手のアクションに対するボットのリアクションを決定する処理、ボットのリアクションに応じたメッセージを生成する処理など、グループ内のコミュニケーションに必要な各種処理を実行する。なお、これらの処理は、深層学習を含む様々な人工知能技術を用いて実現することができる。
対話制御部48は、ユーザ情報58及びグループ情報60を読み出すことで、チャット会議の状況を把握しながら、グループ内のメンバと円滑に対話できるようにボットの対話制御を行う。対話制御部48は、議事録管理情報62を読み出し又は更新することで、電子議事録Emの管理状況を把握しながら、グループ内のメンバと円滑に対話できるようにボットの対話制御を行う。対話制御部48は、ユーザから電子議事録Emの印刷要求を受け付けた場合、ユーザの識別情報(以下、ユーザID)及び電子議事録Emの識別情報(以下、議事録ID)を印刷指示部52に供給する。
議事録作成部50は、対話制御部48からの指令に応じて、メッセージ履歴Msgに対するデータ処理を実行することで電子議事録Emを作成する。議事録作成部50は、電子議事録Emの原稿(ドラフト)をユーザ端末16,18から閲覧可能にするとともに、議事録DB66に一時的又は恒久的に保存させる。
印刷指示部52は、上記したユーザID、議事録IDの他に、印刷設定に関する情報(以下、印刷設定情報という)を取得する。ここで、印刷設定情報は、印刷設定に関する複数の印刷設定項目の組み合わせからなる情報である。この印刷設定項目には、例えば、印刷部数、カラー/白黒印刷の指定、両面/片面印刷の指定、用紙サイズ、Nup、拡縮倍率などの項目が挙げられる。
印刷指示部52は、対話制御部48から供給された議事録IDを有する電子議事録Emを議事録DB66から読み出して取得する。印刷指示部52は、プリンタ情報64を用いて電子議事録Emの送信先である印刷機器20を選定し、この印刷機器20に対して電子議事録Emの印刷を指示する。そして、印刷指示部52は、電子議事録Emの印刷が終了した後、対話制御部48に印刷が終了したことを通知する。
図5(a)は、ユーザ情報58におけるデータ構造の一例を示す図である。このユーザ情報58は、ユーザの識別情報である「ユーザID」と、サービス画面30上での名称である「表示名」と、ユーザに付与された権限を示す「ユーザ権限」の間の対応関係を示している。このユーザ情報58により、利用権限を有するユーザのみに対してメッセージ交換サービスを提供することができる。
図5(b)は、グループ情報60におけるデータ構造の一例を示す図である。このグループ情報60は、グループの識別情報である「グループID」と、このグループに属するメンバを示す「メンバ構成」と、チャット会議の参加者を示す「参加メンバ」と間の対応関係を示している。このグループ情報60により、登録されたグループ毎のメンバ構成と、チャット会議の参加メンバが特定される。
図5(c)は、議事録管理情報62におけるデータ構造の一例を示す図である。この議事録管理情報62は、議事録の識別情報である「議事録ID」と、グループの識別情報である「グループID」と、電子議事録Emの作成担当者を示す「担当者」と、電子議事録Emの確認の有無を示す「確認状況」の間の対応関係を示している。この議事録管理情報62により、電子議事録Em毎の管理状態が特定される。
図5(d)は、プリンタ情報64におけるデータ構造の一例を示す図である。このプリンタ情報64は、ユーザの識別情報である「ユーザID」と、印刷機器20の識別情報である「プリンタID」の間の対応関係を示している。このプリンタ情報64により、登録されたユーザ毎に、1つ又は複数の印刷機器20が対応付けられる。
<ユーザ端末16,18の構成>
図6は、図1に示すユーザ端末16,18の電気的なブロック図である。このユーザ端末16,18は、入力部70(入力手段)と、出力部72(表示手段)と、端末側通信部74と、端末側制御部76と、端末側記憶部78と、を含んで構成される。
入力部70は、マウス、キーボード、タッチセンサ又はマイクロフォンを含む入力デバイスから構成される。出力部72は、ディスプレイ、スピーカを含む出力デバイスから構成される。入力部70による入力機能及び出力部72による出力機能を組み合わせることで、ユーザインターフェース手段(以下、UI部80)が構築される。
端末側通信部74は、外部装置に対して電気信号を送受信するための通信インターフェースである。これにより、ユーザ端末16,18は、チャットサーバ12を経由して、ボットサーバ14との間で様々なデータ(例えば、メッセージ、電子ファイル、画像ファイル)のやり取りが可能である。
端末側制御部76は、CPU、MPUを含む処理演算装置によって構成される。端末側制御部76は、端末側記憶部78に格納されたプログラムを読み出し、メッセージ交換用アプリケーションを実行することで、交換処理部82及び表示用データ作成部84として機能する。
端末側記憶部78は、非一過性であり、かつ、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体で構成されている。本図の例では、端末側記憶部78には、上記した共有データ56と、自身が生成した編集情報Iedが格納されている。
図7は、ユーザ端末16,18の画面表示例を示す図である。この実施形態では、ユーザ端末16,18は、タッチパネルディスプレイを有するタブレット端末である。ユーザ端末16,18の表示領域Rには、上下に分割された2つの画面が表示されている。上半分の領域にはメッセージ交換サービスのサービス画面30が、下半分の領域には電子議事録Emの内容を示すブラウザ画面90がそれぞれ設けられている。サービス画面30は、メッセージ交換用アプリケーションの起動により表示される。ブラウザ画面90は、メッセージ交換用アプリケーションとは別のアプリケーション(Webブラウザ)の起動により表示される。
[1.電子議事録Emの作成]
この実施形態における情報処理システム10は、以上のように構成される。続いて、情報処理システム10による第1の動作(電子議事録Emの作成動作)について、図8〜図12を参照しながら説明する。
この情報処理システム10は、グループ内でメッセージ交換を行う「通常モード」と、蓄積されたメッセージ履歴Msgを用いて電子議事録Emを編集する「議事録編集モード」の2種類のモードに従って動作する。以下、メッセージの種類を区別するため、通常モードの実行時に投稿されたメッセージを「通常メッセージ」、議事録編集モードの実行時に投稿されたメッセージを「編集用メッセージ」という場合がある。
<動作の流れ>
図8は、電子議事録Emの作成時におけるユーザ端末16,18及びボットサーバ14の動作を示すシーケンス図である。ここで、ユーザ端末16及びボットサーバ14は、基本的にはチャットサーバ12を経由してデータ交換を行う。同様に、ユーザ端末18及びボットサーバ14は、基本的には、チャットサーバ12を経由してデータ交換を行う。
[S01] サービス画面30の表示
ユーザ端末16,18の表示用データ作成部84は、メッセージ交換用アプリケーションの実行中に、端末側記憶部78から読み出した共有データ56を用いて表示用データを作成し、当該表示用データをUI部80に向けて出力する。これにより、ユーザ端末16,18のUI部80(出力部72のディスプレイ)には、メッセージ交換のサービス画面30が表示される。
[S02] 議事録編集モードへの移行指示
議事録担当者であるユーザAは、ユーザ端末16を用いて、通常モードから議事録編集モードに移行するための操作を行う。ユーザ端末16の交換処理部82は、UI部80を介してユーザAによる移行操作を受け付けた場合、電子議事録Emの作成指示を含むデータを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、端末側通信部74、チャットサーバ12及びサーバ側通信部40を介して、電子議事録Emを作成するための共有データ56を取得する。
[S03] 議事録IDの発行
対話制御部48は、この作成指令に応じて新たな議事録IDを発行した後、現時点の議事録管理情報62にレコードを追加する更新を行う。そして、対話制御部48は、議事録ID及びグループIDを議事録作成部50に通知することで、電子議事録Emの作成を依頼する。
[S04] 電子議事録Emの作成
議事録作成部50は、蓄積された共有データ56の中から、グループIDが示すグループ内で交換されたメッセージ履歴Msgのみを抽出する。そして、議事録作成部50は、自身が抽出したメッセージ履歴Msgに対して所望のデータ処理を施すことで、印刷可能なデータ形式である電子議事録Emを作成する。議事録作成部50は、必要に応じて、自身が作成した電子議事録Emに対して追加的な編集処理を行ってもよい。この編集処理には、例えば、不要な文章を削除する処理、メッセージ履歴の全体にわたる語調、文脈又は言語を統一する処理が含まれる。
[S05] アクセス許可
サーバ側制御部42は、グループのメンバ(ユーザA,B,C)が所有するユーザ端末16,18に対して、直近に作成された電子議事録Emへのアクセスを許可するユーザ権限を付与する。このユーザ権限は、電子議事録Emの閲覧のみを許可する権限であってもよいし、電子議事録Emの編集を許可する権限であってもよい。また、日本語版及び英語版の電子議事録Emを同時に作成した場合、ユーザAには日本語版へのアクセスが許可され、ユーザB,Cには英語版へのアクセスが許可されてもよい。
[S06] 電子議事録Emの作成通知
対話制御部48は、議事録作成部50からの通知を受け付け、グループのメンバに対して電子議事録Emを作成したことを通知するメッセージを生成する。そして、交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。ユーザ端末16,18の交換処理部82は、ボットからの投稿メッセージを含む共有データ56を取得する。そうすると、ユーザ端末16,18のサービス画面30上には、ボットが、ユーザA,B,Cに、電子議事録Emを作成したことを通知するメッセージが追加される。
以上のようにして、情報処理システム10は、図8の[S01]→[S02]→・・・→[S06]の動作を順次行うことで、電子議事録Emの作成動作を終了する。続いて、この作成動作に伴うサービス画面30及びブラウザ画面90の様々なバリエーションについて、図9〜図12を参照しながら説明する。
<画面の第1例>
第1例では、チャット会議中の情報交換を忠実に再現した電子議事録Emを作成する場合について説明する。図9(a)は、電子議事録Emの作成時におけるサービス画面30の第1例を示す図である。図9(b)は、電子議事録Emの作成時におけるブラウザ画面90の第1例を示す図である。
図9(a)のサービス画面30上において、ボットは、チャット会議の参加者全員(ユーザA,B,C)に向けて、電子議事録Emの確認を要求するメッセージを発する。なお、ボットアイコン38は、印刷機器20の外形を模したアイコンであり、ユーザアイコン32に対面する位置(つまり、タイムスタンプ36の位置)に配置される。
図9(b)のブラウザ画面90上には、会議名、開催日時、複数の投稿メッセージからなる電子議事録Emがテキスト形式で表記されている。投稿メッセージは、投稿者名、投稿時刻及び投稿内容を1つの情報単位とし、古い順から時系列に沿って配置されている。この電子議事録Emは、予め定められたフォーマットに従って作成されているので、ユーザA,B,Cにとって読みやすい文書である。
<画面の第2例>
第2例では、複数種類の言語が使用されたチャット会議に適した電子議事録Emを作成する場合について説明する。図10は、電子議事録Emの作成時におけるサービス画面30の第2例を示す図である。図11は、電子議事録Emの作成時におけるブラウザ画面90の第2例を示す図である。
図10のサービス画面30上において、ボットは、チャット会議の参加者全員(ユーザA,B,C)に向けて、電子議事録Emの確認を要求するメッセージを複数の言語により発する。本図の例では、ユーザAは日本語、ユーザB,Cは英語を用いてメッセージを投稿しているので、ボットは、日本語及び英語による2種類のメッセージを発する。
図11(a)のブラウザ画面90上には、使用言語が日本語に統一された電子議事録Emが表記されている。ユーザAが所有するユーザ端末16は、日本語版の電子議事録Emにのみアクセス可能であり、図11(a)に示すブラウザ画面90を表示する。これにより、ユーザAは、自身の使用言語である日本語により、電子議事録Emの内容を確認することができる。
図11(b)のブラウザ画面90上には、使用言語が英語に統一された電子議事録Emが表記されている。ユーザB,Cが所有するユーザ端末18は、英語版の電子議事録Emにのみアクセス可能であり、図11(b)に示すブラウザ画面90を表示する。これにより、ユーザB,Cは、自身の使用言語である英語により、電子議事録Emの内容を確認することができる。
このように、議事録作成部50は、メッセージ履歴Msgの中に複数種類の言語によるメッセージが含まれる場合、ユーザの使用言語に応じて統一された複数種類の電子議事録Emを作成し、出力部72(表示手段)は、ユーザの使用言語に対応する電子議事録Emの内容をブラウザ画面90に表示してもよい。これにより、各々のユーザは自身の使用言語により電子議事録Emの内容を確認可能となり、複数種類の言語が混在する電子議事録Emを作成する場合と比べて、翻訳の負荷が軽減される。
ところで、電子議事録Emを作成したフォント(言語、書体を含む)が印刷機器20に対応しない場合、電子議事録Emを印刷できず、あるいは電子議事録Emとの同一性が保たれずに印刷されるため、ユーザにとって不便である。そこで、議事録作成部50は、メッセージ履歴Msgの中に印刷機器20に対応しないフォントによるメッセージが含まれる場合、当該フォントに代わって印刷機器20に対応する種類のフォントを用いて電子議事録Emを作成してもよい。これにより、印刷機器20の対応フォントにかかわらず、電子議事録Emとの同一性を保持した印刷物が得られる。
<画面の第3例>
第3例では、チャット会議中の情報交換の要旨を変更せず、文書の体裁が整った電子議事録Emを作成する場合について説明する。図12(a)は、電子議事録Emの作成時におけるサービス画面30の第2例を示す図である。図12(b)は、電子議事録Emの作成時におけるブラウザ画面90の第2例を示す図である。
図12(a)のサービス画面30上において、ボットは、チャット会議の参加者全員(ユーザA,B,C)に向けて、電子議事録Emの確認を要求するとともに、文書の体裁を整える編集を行ったことを通知するメッセージを発する。
図12(b)のブラウザ画面90上には、投稿内容の一部が編集された電子議事録Emがテキスト形式で表記されている。マスクされた箇所は、ユーザの意見・主張・考えとは異なる、単に場を和ますための発言(例えば、定型的な挨拶又は社交辞令)を削除した箇所に相当する。下線が付された箇所は、文章構造又は文脈をより明確にするために差し替えた箇所に相当する。この電子議事録Emは、文書の体裁を整えて作成されているので、ユーザA,B,Cにとって読みやすい文書である。
このように、ユーザ端末16,18の出力部72(表示手段)は、電子議事録Emの内容を示すブラウザ画面90をサービス画面30と併せて表示可能に構成されてもよい。これにより、ユーザはサービス画面30とブラウザ画面90を直接的に対比観察可能となり、別々に表示する場合と比べて、電子議事録Emの編集箇所がより容易に把握される。
また、出力部72は、ブラウザ画面90上において、電子議事録Emが編集された箇所を、編集されていない箇所と比べて強調表示してもよい。これにより、編集の有無にかかわらず一律の強調度で電子議事録Emを表示する場合と比べて、編集箇所に対するユーザの注意がより強く喚起される。
なお、強調表示の手法は、図12(b)に例示したマスク処理や下線の付与に限られない。例えば、削除箇所に対して、訂正線を引く、色のコントラストを相対的に低くする、文字を消して余白にする、などの表示を行ってもよい。また、変更・追加箇所に対して、色のコントラストを相対的に高くする(いわゆるハイライト表示)、字体を変更する、文字サイズを大きくする、などの表示を行ってもよい。
[2.電子議事録Emの対話編集]
次いで、情報処理システム10による第2の動作(電子議事録Emの対話編集動作)について、図13〜図18を参照しながら説明する。ここで、「対話編集」は、ボットとユーザA,B,Cの間の対話を通じて電子議事録Emを編集することを意味する。
<動作の流れ>
図13は、電子議事録Emの対話編集時におけるユーザ端末16,18及びボットサーバ14の動作を示すシーケンス図である。第1の動作(図8)の場合と同様に、ユーザ端末16,18及びボットサーバ14は、基本的にはチャットサーバ12を経由してデータ交換を行う。
[S11] メッセージの選択操作
ユーザは、サービス画面30内に表示されているメッセージ履歴Msgの中から、編集対象のメッセージを選択する操作を行う。メッセージの選択に際して、ユーザは、サービス画面30上に配置された各種マーク(ユーザアイコン32、吹き出し欄34、又はタイムスタンプ36)を指示してもよいし、メッセージを一意に特定可能な情報を含む編集用メッセージを投稿してもよい。
[S12] 選択指示
ユーザ端末16,18の交換処理部82は、UI部80を介してユーザによる選択操作を受け付けた場合、選択されたメッセージの識別情報(以下、メッセージIDという)を含むデータを送信する送信制御を行う。そうすると、ボットサーバ14の交換処理部46は、このメッセージIDを含む共有データ56を取得する。
[S13] 編集の要求
対話制御部48は、ユーザにより選択されたメッセージの編集を要求するメッセージを生成する。そして、交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。これにより、ユーザ端末16,18のサービス画面30上には、ボットが、ユーザに、該当するメッセージの編集を要求するメッセージが追加される。
[S14] メッセージの編集操作
ユーザは、サービス画面30を介して、編集対象であるメッセージの少なくとも一部を変更、削除又は追加する操作を行う。具体的な操作方法について後ほど詳述する。
[S15] 編集の指示
ユーザ端末16,18の交換処理部82は、UI部80を介してユーザによる指示操作を受け付けた場合、当該メッセージに関する編集情報Iedを含むデータを送信する送信制御を行う。そうすると、ボットサーバ14の交換処理部46は、この編集情報Iedを含む共有データ56を取得する。
[S16] 編集情報Iedの取得
ボットサーバ14の議事録作成部50は、ユーザ端末16,18からの編集用メッセージに含まれる編集情報Iedを取得する。この編集情報Iedには、具体的には、メッセージID、編集区分(変更、削除又は追加)、編集前の内容、編集後の内容、編集指示者のユーザIDが含まれる。
[S17] 編集指示の反映
議事録作成部50は、この編集情報Iedを用いて、編集前のメッセージの少なくとも一部が変更、削除又は追加された電子議事録Emを作成する。これにより、ユーザによる編集指示が電子議事録Emの内容に適切に反映される。
[S18] アクセス許可
サーバ側制御部42は、ユーザ端末16,18に対して、直近に編集された電子議事録Emへのアクセスを許可するユーザ権限を付与する。例えば、編集前の電子議事録Emから編集後の電子議事録Emに差し替えることで、ユーザ権限を含む各種設定を変更しなくて済む。
[S19] 編集終了の通知
対話制御部48は、議事録作成部50からの通知を受け付け、ユーザに対して電子議事録Emを編集したことを通知するメッセージを生成する。そして、交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。これにより、ユーザ端末16,18のサービス画面30上には、ボットが、ユーザに、電子議事録Emを編集したことを通知するメッセージが追加される。
以上のようにして、情報処理システム10は、図13の[S11]→[S12]→・・・→[S19]の動作を順次実行することで、電子議事録Emの対話編集を行う。続いて、この対話編集動作に伴うサービス画面30及びブラウザ画面90の様々なバリエーションについて、図14〜図18を参照しながら説明する。
<画面の第1例>
第1例では、通常メッセージの一部を変更する場合について説明する。図14(a)は、電子議事録Emの対話編集時におけるサービス画面30の第1例を示す図である。図14(b)は、電子議事録Emの対話編集時におけるブラウザ画面90の第1例を示す図である。
図14(a)のサービス画面30上において、ユーザCが、投稿時刻17:23に自身が発したメッセージの吹き出し欄34を指Fでタップする操作がトリガとなって、ユーザ端末18は、ユーザCとボットの間の対話を通じた対話編集を開始する。ここでは、吹き出し欄34をタップしているが、吹き出し欄34と同じ上下方向の位置にあるユーザアイコン32又はタイムスタンプ36のいずれかの箇所をタップしてもよい。
(18:11)ボットは、ユーザCに向けて、選択した編集対象が正しいか否かを確認するためのメッセージを発する。
(18:13)ユーザCは、ボットに向けて、編集対象が正しいことを通知するメッセージを発する。
(18:13)ボットは、ユーザCに向けて、編集を要求するメッセージを発する。
(18:15)ユーザCは、ボットに向けて、「医療」の直後に「ソリューション」の追加を要求するメッセージを発する。
本図から理解されるように、編集用メッセージの吹き出し欄92は、通常メッセージの吹き出し欄34とは異なる態様で表示される。吹き出し欄34,92は、例えば、[1]欄の形状、背景色、文字の色・サイズ・フォント、[2]枠線の色・太さ・種類、のうち少なくとも1つを変えて表示される。これにより、ユーザCは、議事録編集モードに移行しているのか否かを一見して把握することができる。
図14(b)のブラウザ画面90上には、投稿内容が1箇所変更された電子議事録Emがテキスト形式で表記されている。この「変更」の編集に伴い、追記された文字列(ソリューション)の部分が強調表示される。これ以降、編集用メッセージが投稿される度に、電子議事録Emをリアルタイムに編集することで、サービス画面30とブラウザ画面90の間における編集上の整合性が常に保たれる。
このように、ボットサーバ14の対話制御部48は、ユーザとの対話を通じてメッセージ履歴Msgの編集内容を決定するようにボット(仮想キャラクタ)の対話制御を行い、ユーザ端末16,18の入力部70は、編集情報Iedを含む編集用メッセージをボットに向けて投稿することで、編集情報Iedを入力可能に構成されてもよい。これにより、ユーザとボットの間の双方向コミュニケーションを通じた適切な編集指示が可能となり、ユーザが指示内容をボットに一方的に伝える場合と比べて、電子議事録Emの作成がより円滑になされる。
また、ユーザ端末16,18の入力部70は、サービス画面上30において、ユーザ、メッセージ又は投稿時刻を示すマークを指示することで、編集対象であるメッセージを選択可能に構成されてもよい。これにより、テキスト入力によりメッセージを選択する場合と比べて、メッセージの選択操作がより簡便になる。
また、ユーザ端末16,18の出力部72は、サービス画面30上において、編集用メッセージの吹き出し欄92を通常メッセージの吹き出し欄34とは異なる態様で表示してもよい。これにより、吹き出し欄34,92の表示態様を視認することで動作モードの違いを識別可能となり、サービス画面30上のメッセージを常に同じ態様で表示する場合と比べて、電子議事録Emの編集途中であることがより容易に把握される。
<画面の第2例>
第2例では、通常メッセージを削除する場合について説明する。図15(a)は、電子議事録Emの対話編集時におけるサービス画面30の第2例を示す図である。図15(b)は、電子議事録Emの対話編集時におけるブラウザ画面90の第2例を示す図である。
図15(a)のサービス画面30上において、ユーザCが、時刻17:23に投稿された通常メッセージの吹き出し欄34を指Fでタッチする操作がトリガとなって、ユーザ端末18は、ユーザCとボットの間の対話による対話編集を開始する。
(18:21)ボットは、ユーザCに向けて、選択した編集対象を修正(変更又は追加)するか否かを確認するためのメッセージを発する。
(18:23)ユーザCは、ボットに向けて、編集対象を修正しないことを通知するメッセージを発する。
(18:23)ボットは、ユーザCに向けて、編集対象を削除するか否かを確認するメッセージを発する。
(18:25)ユーザCは、ボットに向けて、編集対象の削除を要求するメッセージを発する。
(18:25)ボットは、ユーザCに向けて、編集対象を削除したことを確認するメッセージを発する。
図15(b)のブラウザ画面90上には、投稿内容が1箇所削除された電子議事録Emがテキスト形式で表記されている。この削除の編集に伴い、ユーザCが発したメッセージの全文がマスクで隠される。
このように、議事録作成部50は、編集情報Iedとしてメッセージの削除箇所が入力された場合、メッセージ履歴Msgのうち削除箇所の内容を省略した電子議事録Emを作成してもよい。これにより、不要な情報を除外した電子議事録Emを作成可能となり、すべてのメッセージ履歴Msgを用いて電子議事録Emを作成する場合と比べて、情報の一覧性及び有用性がさらに高まる。
ところで、上記した第1例及び第2例では、サービス画面30上にて編集情報Iedを入力しているが、サービス画面30を介したユーザの操作はこの方法に限られない。例えば、サービス画面30上の操作に伴い、編集用ウィンドウ94,96(ユーザの入力操作を支援するウィンドウ)を併せて表示させた後、この編集用ウィンドウ94,96上にて編集情報Iedを入力してもよい。図16(a)に示す編集用ウィンドウ94は、拡大表示したメッセージをテキスト編集可能に構成されるテキストボックスを含むウィンドウである。図16(b)に示す編集用ウィンドウ96は、編集区分を選択可能なラジオボタンを含むウィンドウである。
<画面の第3例>
第3例では、第2ユーザが、第1ユーザの発言に対する編集を依頼する場合について説明する。図17(a)は、電子議事録Emの対話編集時におけるサービス画面30の第3例を示す図である。図17(b)は、電子議事録Emの対話編集時におけるブラウザ画面90の第3例を示す図である。
図17(a)のサービス画面30上において、ユーザCが、時刻17:23に投稿された通常メッセージの吹き出し欄34を指Fでタップする操作がトリガとなって、ユーザ端末16は、ユーザAとボットの間の対話による対話編集を開始する。
(18:31)ボットは、ユーザAに向けて、ユーザCから編集の依頼があったことを通知するメッセージを発する。
(18:33)ユーザAは、ボットに向けて、該当するメッセージの編集を行う意思を示すメッセージを発する。
(18:33)ボットは、ユーザCに向けて、編集を要求するメッセージを発する。
(18:35)ユーザCは、ボットに向けて、「医療」から「観光ソリューション」に変更を要求するメッセージを発する。
図17(b)のブラウザ画面90上には、投稿内容の一部が変更された電子議事録Emがテキスト形式で表記されている。この「変更」の編集に伴い、訂正された文字列(観光ソリューション)の部分が強調表示される。このように、複数のユーザが関与しながら電子議事録Emを編集してもよい。
<画面の第4例>
第4例では、編集用メッセージの1回の投稿につき、2つの通常メッセージを同時に変更する場合について説明する。図18(a)は、電子議事録Emの対話編集時におけるサービス画面30の第4例を示す図である。図18(b)は、電子議事録Emの対話編集時におけるブラウザ画面90の第4例を示す図である。
図18(a)のサービス画面30上において、ユーザCが、時刻13:25、17:23にそれぞれ投稿された通常メッセージの吹き出し欄34を順次タップする操作がトリガとなって、ユーザ端末18は、ユーザCとボットの間の対話による対話編集を開始する。
(18:41)ボットは、ユーザCに向けて、選択した編集対象が正しいか否かを確認するためのメッセージを発する。
(18:43)ユーザCは、ボットに向けて、編集対象が正しいことを通知するメッセージを発する。
(18:43)ボットは、ユーザCに向けて、編集を要求するメッセージを発する。
(18:45)ユーザCは、ボットに向けて、時刻13:27の投稿内容に関する部分変更、時刻17:23の投稿内容に関する全文変更を同時に要求するメッセージを発する。
図18(b)のブラウザ画面90上には、投稿内容が2箇所同時に変更された電子議事録Emがテキスト形式で表記されている。この「変更」の編集に伴い、1箇所の部分(医療ソリューション)と、1箇所の全文(既存領域を強化すべきです)がそれぞれ強調表示される。
このように、ユーザ端末16,18の入力部70は、編集用メッセージの1回の投稿につき、複数の通常メッセージに関する編集情報Iedを一括して入力可能に構成されてもよい。これにより、1つのメッセージを編集する度に1回ずつ編集用メッセージを投稿する場合と比べて、ユーザによる操作の手間が省かれる。
[3.電子議事録Emのテキスト編集]
次いで、情報処理システム10による第3の動作(電子議事録Emのテキスト編集動作)について、図19及び図20を参照しながら説明する。ここで、「テキスト編集」は、ユーザが、ブラウザ画面90を介して電子議事録Emのテキストを直接的に編集することを意味する。
<動作の流れ>
図19は、電子議事録Emのテキスト編集時におけるユーザ端末16,18及びボットサーバ14の動作を示すシーケンス図である。第1の動作(図8)の場合と同様に、ユーザ端末16,18及びボットサーバ14は、基本的にはチャットサーバ12を経由してデータ交換を行う。
[S21] ブラウザ画面90の表示
ユーザ端末16,18の表示用データ作成部84は、Webブラウザの実行中に、ボットサーバ14が格納する電子議事録Emの内容を示す表示用データを作成し、当該表示用データをUI部80に向けて出力する。これにより、ユーザ端末16,18のUI部80(出力部72のディスプレイ)には、電子議事録Emのブラウザ画面90が表示される。
[S22] テキスト編集
ユーザは、ユーザ端末16,18の入力部70を用いて、ブラウザ画面90上で電子議事録Emのテキスト編集を行う。この編集処理には、クライアント装置側からの直接的なテキスト編集を可能にするプログラム言語(例えば、JavaScript:登録商標)が用いられる。
[S23] 編集の検出
サーバ側制御部42は、サーバ側記憶部44に格納されている電子議事録Emの更新状態を監視し、電子議事録Emが上書き更新されたタイミングを検出する。これにより、ユーザによる電子議事録Emの編集が検出される。
[S24] 編集情報Iedの生成
議事録作成部50は、電子議事録Emの編集前後にわたる差分情報を抽出・解析することで、編集対象のメッセージID、編集区分、編集前の内容、及び編集後の内容をそれぞれ特定する。そして、議事録作成部50は、特定された各種情報に対して編集指示者のユーザIDを付与することで、メッセージの編集に関する編集情報Iedを生成する。
[S25] メッセージの生成
対話制御部48は、議事録作成部50が生成した編集情報Iedを用いて、チャット会議に関与する複数のユーザに向けて、電子議事録Emを編集したことを通知するメッセージを生成する。
[S26] 編集終了の通知
ボットサーバ14の交換処理部46は、対話制御部48により生成されたメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。これにより、ユーザ端末16,18のサービス画面30上には、ボットが、ユーザに、電子議事録Emを編集したことを通知するメッセージが追加される。
<画面の一例>
図20(a)は、電子議事録Emのテキスト編集時におけるブラウザ画面90の一例を示す図である。図20(b)は、電子議事録Emのテキスト編集時におけるサービス画面30の一例を示す図である。
図20(a)のブラウザ画面90上には、投稿内容が1箇所変更された電子議事録Emがテキスト形式で表記されている。ここでは、ユーザCにより編集された箇所(ソリューション)が強調表示されている。
図20(b)のサービス画面30上において、時刻18:51でのテキスト編集の検出がトリガとなって、ボットは、ユーザCに向けて、「医療」の直後に「ソリューション」を追加したことを通知するメッセージを発する。これ以降、電子議事録Emが編集される度に、ボットが編集用メッセージをリアルタイムに投稿することで、サービス画面30とブラウザ画面90の間における編集上の整合性が常に保たれる。
このように、ユーザ端末16,18の入力部70は、ブラウザ画面90を介して、ユーザの入力操作により電子議事録Emを編集可能に構成されており、対話制御部48は、ブラウザ画面90を介して電子議事録Emが編集された場合、当該編集に対応する編集情報Iedをユーザに通知するように対話制御を行ってもよい。これにより、サービス画面30又はブラウザ画面90のいずれの画面からも電子議事録Emを編集可能となり、サービス画面30上のみから電子議事録Emを編集可能な場合と比べて、編集方法の選択肢が増加するという観点でユーザの利便性がより高まる。
[4.電子議事録Emの印刷指示]
最後に、情報処理システム10による第4の動作(電子議事録Emの印刷指示動作)について、図21及び図22を参照しながら説明する。
図21は、電子議事録Emの印刷要求時におけるユーザ端末16,18及びボットサーバ14の動作を示すシーケンス図である。第1の動作(図8)の場合と同様に、ユーザ端末16,18及びボットサーバ14は、基本的にはチャットサーバ12を経由してデータ交換を行う。
[S31] 確認の通知
ユーザは、ユーザ端末16,18のサービス画面30を介して、電子議事録Emのドラフトを確認してその内容に同意する意思を示すメッセージを投稿する操作を行う。ユーザ端末16,18の交換処理部82は、UI部80を介してユーザによる投稿操作を受け付けた場合、投稿メッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。そうすると、ボットサーバ14の交換処理部46は、この投稿メッセージを含む共有データ56を取得する。
[S32] 議事録管理情報62の更新
対話制御部48は、共有データ56の中から同意の意思を示す情報(例えば、「同意する」「承認する」「OK」の文字列、又はユーザの操作情報)を抽出した場合、議事録管理情報62の「確認状況」を更新する(例えば、ユーザB:未了→終了)。
[S33] 確認終了の判断
対話制御部48は、議事録管理情報62の「確認状況」に関して、参加メンバ全員が「終了」になっているか否かを確認する。対話制御部48は、すべて「終了」になったことを確認した場合、その電子議事録Emに対応する議事録IDを議事録作成部50に通知する。
[S34] 議事録DB66の蓄積
議事録作成部50は、メンバ全員の確認が終了した電子議事録Emを、議事録IDを付与した状態にて議事録DB66に蓄積する。
[S35] 確認終了の通知
対話制御部48は、電子議事録Emの確認が終了したことを通知するメッセージを生成する。交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。これにより、サービス画面30上には、ボットが、参加者全員に、電子議事録Emの確認が終了したこと、つまり電子議事録Emが印刷可能状態になったことを通知するメッセージが追加される。
[S36] 議事録の印刷要求
議事録担当者であるユーザAは、ユーザ端末16を用いて、電子議事録Emの印刷を要求するための操作を行う。ユーザ端末16の交換処理部82は、UI部80を介してユーザAによる要求操作を受け付けた場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、ユーザAからの投稿メッセージを含む共有データ56を取得する。その後、サービス画面30上には、ユーザAが、ボットに、電子議事録Emの印刷を要求するメッセージが追加される。
そして、対話制御部48は、共有データ56の中から印刷要求の意図を示す情報(例えば、「印刷」「お願い」「はい」の文字列、又はユーザの操作情報)を抽出した場合、ユーザAのユーザID及び印刷対象の議事録IDを印刷指示部52に供給する。
[S37] 印刷設定の決定
印刷指示部52は、議事録DB66から議事録IDに対応付けられた電子議事録Emを取得した後、図5(d)のプリンタ情報64を読み出して参照することで、ユーザAに対応付けられた印刷機器20を選定する。また、印刷指示部52は、プリンタ情報64又は電子議事録Emの内容に基づいて、電子議事録Emの印刷に適した印刷設定情報を決定する。
[S38] 印刷の指示
印刷指示部52は、電子議事録Em及び印刷設定情報を含むデータを、選定された印刷機器20に向けて出力することで、印刷設定情報を用いた電子議事録Emの印刷を指示する。印刷機器20は、所望の印刷設定に従って電子議事録Emの印刷処理を行った後、当該印刷が終了した旨をボットサーバ14に通知する。
[S39] 印刷終了の通知
ボットサーバ14の対話制御部48は、印刷指示部52を経由して印刷機器20からの通知を受け付け、印刷が終了したことを通知するメッセージを生成する。そして、交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。これにより、ユーザ端末16,18のサービス画面30上には、ボットが、ユーザAに、電子議事録Emの印刷が終了したことを通知するメッセージが追加される。
<画面の一例>
図22は、電子議事録Emの印刷要求時におけるサービス画面30の一例を示す図である。このサービス画面30上において、ユーザAが、議事録編集モードへの移行操作がトリガとなって、ユーザ端末16,18は、ユーザA,B,Cとボットの間の対話を開始する。
(18:00)ボットは、参加者全員(ユーザA,B,C)に向けて、電子議事録Emの確認を依頼するメッセージを発する。
(19:01)ユーザAは、ボットに向けて、電子議事録Emに対する同意を示すメッセージを発する。
(19:03)ユーザBは、ボットに向けて、電子議事録Emに対する同意を示すメッセージを発する。
(19:05)ユーザCは、ボットに向けて、電子議事録Emに対する同意を示すメッセージを発する。
(19:07)ボットは、参加者全員に向けて、電子議事録Emの確認が終了したことを通知するメッセージを発する。
(19:07)ボットは、議事録担当者であるユーザAに向けて、電子議事録Emの印刷の要否を問い合わせるメッセージを発する。
(19:09)ユーザAは、ボットに向けて、電子議事録Emの印刷を要求するメッセージを発する。
(19:11)ボットは、ユーザAに向けて、電子議事録Emの印刷が終了したことを通知するメッセージを発する。
このように、情報処理システム10のボットサーバ14は、印刷機器20に対して電子議事録Emの印刷を指示する印刷指示部52を備え、対話制御部48は、ボット(印刷機器20のアバター)とユーザAの間の対話を通じてユーザAからの電子議事録Emの印刷の要求を受け付け、ユーザA又は印刷機器20の識別情報を印刷指示部52に供給してもよい。これにより、電子議事録Emを印刷する際に、電子議事録Emを入手し、印刷を指示するユーザAの手間が省かれる。
[情報処理システム10による効果]
以上のように、情報処理システム10は、メッセージ交換サービスにおいて複数のユーザが投稿したメッセージ履歴Msgを含むサービス画面30を表示する出力部72(表示手段)と、出力部72に表示されているサービス画面30を介して、ユーザの入力操作によりメッセージ履歴Msgの編集に関する編集情報Iedを入力可能に構成される入力部70(入力手段)と、入力部70により入力された編集情報Iedを用いてメッセージ履歴Msgを編集することで電子議事録Emを作成する議事録作成部50(作成手段)を備える。
この情報処理方法及び情報処理プログラムにおいて、1つ又は複数のコンピュータが、メッセージ履歴Msgを含むサービス画面30をユーザ端末16,18の出力部72に表示させる表示ステップ(図8のS01)と、表示されているサービス画面30を介して、ユーザ端末16,18の入力部70を用いたユーザの入力操作によりメッセージ履歴Msgの編集に関する編集情報Iedを入力する入力ステップ(図13のS12,S15)と、入力された編集情報Iedを用いてメッセージ履歴を編集することで電子議事録Emを作成する作成ステップ(図13のS17)を実行する。
このように、メッセージ交換時の状況を再現したサービス画面30を介して編集情報Iedを入力可能に構成されるので、ユーザは、メッセージ交換時の状況を想起しやすい状態でメッセージ履歴Msgを編集することができる。これにより、メッセージ履歴Msgをテキストデータとして編集する場合と比べて、電子議事録Emがより効率的に作成される。
10 情報処理システム、12 チャットサーバ、14 ボットサーバ、16,18 ユーザ端末、20 印刷機器、30 サービス画面、48 対話制御部(対話制御手段)、50 議事録作成部(作成手段)、54 印刷指示部(印刷指示手段)、70 入力部(入力手段)、72 出力部(表示手段)、90 ブラウザ画面、Em 電子議事録、Ied 編集情報、Msg メッセージ履歴。

Claims (14)

  1. メッセージ交換サービスにおいて複数のユーザが投稿したメッセージ履歴を含むサービス画面を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示されている前記サービス画面を介して、ユーザの入力操作により前記メッセージ履歴の編集に関する編集情報を入力可能に構成される入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記編集情報を用いて前記メッセージ履歴を編集することで電子議事録を作成する作成手段と、
    を備える情報処理システム。
  2. ユーザとの対話を通じて前記メッセージ履歴の編集内容を決定するように仮想キャラクタの対話制御を行う対話制御手段をさらに備え、
    前記入力手段は、前記編集情報を含む編集用メッセージを前記仮想キャラクタに向けて投稿することで、前記編集情報を入力可能に構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記入力手段は、前記編集用メッセージの1回の投稿につき、前記メッセージ履歴に含まれる複数のメッセージに関する前記編集情報を一括して入力可能に構成されることを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記入力手段は、前記サービス画面上において、ユーザ、メッセージ又は投稿時刻を示すマークを指示することで、編集対象であるメッセージを選択可能に構成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理システム。
  5. 前記表示手段は、前記サービス画面上において、前記編集用メッセージの欄を前記メッセージ履歴の欄とは異なる態様で表示することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 印刷機器に対して前記電子議事録の印刷を指示する印刷指示手段をさらに備え、
    前記仮想キャラクタは、ユーザに対応付けられた前記印刷機器のアバターであり、
    前記対話制御部は、前記アバターと前記ユーザの間の対話を通じて前記ユーザからの前記電子議事録の印刷の要求を受け付け、前記ユーザ又は前記印刷機器の識別情報を前記印刷指示手段に供給する
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記表示手段は、前記電子議事録の内容を示すブラウザ画面を前記サービス画面と併せて表示可能に構成されることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記入力手段は、前記ブラウザ画面を介して、ユーザの入力操作により前記電子議事録を編集可能に構成され、
    前記対話制御手段は、前記ブラウザ画面を介して前記電子議事録が編集された場合、当該編集に対応する前記編集情報を複数のユーザに通知するように対話制御を行う
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記表示手段は、前記ブラウザ画面上において、前記電子議事録が編集された箇所を、編集されていない箇所と比べて強調表示することを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理システム。
  10. 前記作成手段は、前記メッセージ履歴の中に複数種類の言語によるメッセージが含まれる場合、ユーザの使用言語に応じて統一された複数種類の前記電子議事録を作成し、
    前記表示手段は、ユーザの使用言語に対応する前記電子議事録の内容を前記ブラウザ画面に表示する
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  11. 前記作成手段は、前記メッセージ履歴の中に前記印刷機器に対応しないフォントによるメッセージが含まれる場合、当該フォントに代わって前記印刷機器に対応する種類のフォントを用いて前記電子議事録を作成することを特徴とする請求項6を引用する請求項7〜10のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  12. 前記作成手段は、前記編集情報としてメッセージの削除箇所が入力された場合、前記メッセージ履歴のうち前記削除箇所の内容を省略した前記電子議事録を作成することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  13. メッセージ交換サービスにおいて複数のユーザが投稿したメッセージ履歴を含むサービス画面を表示手段に表示させる表示ステップと、
    前記表示手段に表示されている前記サービス画面を介して、入力手段を用いたユーザの入力操作により前記メッセージ履歴の編集に関する編集情報を入力する入力ステップと、
    前記入力手段により入力された前記編集情報を用いて前記メッセージ履歴を編集することで電子議事録を作成する作成ステップと、
    を1つ又は複数のコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
  14. メッセージ交換サービスにおいて複数のユーザが投稿したメッセージ履歴を含むサービス画面を表示手段に表示させる表示ステップと、
    前記表示手段に表示されている前記サービス画面を介して、入力手段を用いたユーザの入力操作により前記メッセージ履歴の編集に関する編集情報を入力する入力ステップと、
    前記入力手段により入力された前記編集情報を用いて前記メッセージ履歴を編集することで電子議事録を作成する作成ステップと、
    を1つ又は複数のコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022091675A1 (ja) * 2020-10-30 2022-05-05 株式会社コトバデザイン プログラム、方法、情報処理装置、及びシステム

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