JP2020047000A - 情報処理システム、方法及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メッセージを共有するグループ内で電子文書のレビューを実施する際、1人のメンバがレビューの取りまとめを行う場合と比べて、電子文書のレビューから印刷までのワークフローをより円滑に進行可能な情報処理システム、方法及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理システム10は、メッセージ交換サービスのサービス画面30上でメッセージを共有するグループのメンバとの対話を通じて、グループ内で投稿された電子文書Docのレビューを進行させるように、ボット(印刷機器20のアバター)の対話制御を行う対話制御部48と、グループのメンバとボットの間の対話を通じてレビューの承認が得られた電子文書Docの印刷を印刷機器20に対して指示する印刷指示部52と、を備える。【選択図】図12

Description

本発明は、情報処理システム、方法及びプログラムに関する。
特許文献1,2には、ユーザが書き込んだメッセージを時系列で表示するメッセージ交換サービスを提供するメッセージ通知装置に関して、メッセージの内容から外部機器の動作指示を検出し、得られた動作指示に従って当該外部機器を制御する技術が開示されている。これにより、ユーザは、擬人化機器(つまり、外部機器のアバター)との対話を通じて、自身が動作指示を行った結果を知ることができる。
特開2015−144027号公報 特開2014−164522号公報
メッセージ交換サービスのユースケースの一例として、グループのメンバ間で電子文書のレビューを実施した後、印刷機器のアバターに対して印刷指示を含むメッセージを投稿することで、承認済みの文書を印刷することが挙げられる。
例えば、1人のメンバがレビューの取りまとめを行う場合、サービス画面上に複数のユーザから次々に投稿されるメッセージの流れに追従できず、レビューの承認状況を把握するのに時間が掛かってしまう。また、レビューが終了した後にその電子文書が放置された場合、文書の印刷が停滞してしまう。
本発明の目的は、メッセージを共有するグループ内で電子文書のレビューを実施する際に、1人のメンバがレビューの取りまとめを行う場合と比べて、電子文書のレビューから印刷までのワークフローをより円滑に進行可能な情報処理システム、方法及びプログラムを提供することである。
請求項1に記載の発明は、メッセージ交換サービスのサービス画面上でメッセージを共有するグループのメンバとの対話を通じて、前記グループ内で投稿された電子文書のレビューを進行させるように、印刷機器のアバターの対話制御を行う対話制御手段と、前記グループのメンバと前記アバターの間の対話を通じて前記レビューの承認が得られた前記電子文書の印刷を前記印刷機器に対して指示する印刷指示手段と、を備える情報処理システムである。
請求項2に記載の発明は、前記対話制御手段は、前記レビューの承認者が、前記サービス画面とは異なる別のサービス画面上で、前記アバターとの対話を通じて前記レビューの判断結果を表明した場合、前記アバターが、前記サービス画面上で前記レビューの判断結果を通知するように対話制御を行う、請求項1に記載の情報処理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記別のサービス画面上のメッセージは、前記グループの各メンバと前記アバターの間で共有可能であり、前記対話制御手段は、前記別のサービス画面上で、前記アバターが前記レビューの実施を支援するように対話制御を行う、請求項2に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記対話制御手段は、前記別のサービス画面上で、ユーザの要求に応じて、前記ユーザが承認者として登録されているレビューの一覧を示すレビューリストを提供するように前記アバターの対話制御を行う、請求項3に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記レビューは、複数の承認フェーズからなる多段階承認フローに従って行われる、請求項2〜4のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項6に記載の発明は、前記対話制御手段は、前記レビューによる最終承認が得られた場合、前記アバターが、前記レビューの依頼者に対して前記電子文書の印刷の要否を問い合わせるように対話制御を行う、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載の発明は、前記対話制御手段は、前記レビューの最終承認が得られる前に前記電子文書の改訂版が投稿された場合、前記アバターが、前記サービス画面上で前記レビューの承認状況が変更されたことを通知するように対話制御を行う、請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、前記対話制御手段は、前記レビューの依頼者からの要求に応じて、前記アバターが前記レビューの承認状況を通知するように対話制御を行う、請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、前記サービス画面上において前記電子文書の承認の意思を示すメッセージの欄を、他のメッセージの欄と比べて強調表示する表示手段をさらに備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、前記グループ内で共有されたメッセージの投稿回数が相対的に多いメンバを、前記レビューの承認者として設定する設定手段をさらに備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項11に記載の発明は、前記レビューの依頼者と前記アバターの間の対話を通じて指定された前記グループのメンバを、前記レビューの承認者として設定する設定手段をさらに備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項12に記載の発明は、前記印刷指示手段は、前記レビューの最終承認がまだ得られていない場合、前記レビューが実施中であることを示す電子透かしを付した前記電子文書の印刷を指示する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項13に記載の発明は、前記印刷指示手段は、前記レビューの最終承認が得られた場合、承認者による電子印を付した前記電子文書の印刷を指示する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項14に記載の発明は、メッセージ交換サービスのサービス画面上でメッセージを共有するグループのメンバとの対話を通じて、前記グループ内で投稿された電子文書のレビューを進行させるように、印刷機器のアバターの対話制御を行う対話制御ステップと、前記グループのメンバと前記アバターの間の対話を通じてレビューの承認が得られた前記電子文書の印刷を前記印刷機器に対して指示する印刷指示ステップと、を1つ又は複数のコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法である。
請求項15に記載の発明は、メッセージ交換サービスのサービス画面上でメッセージを共有するグループのメンバとの対話を通じて、前記グループ内で投稿された電子文書のレビューを進行させるように、印刷機器のアバターの対話制御を行う対話制御ステップと、前記グループのメンバと前記アバターの間の対話を通じてレビューの承認が得られた前記電子文書の印刷を前記印刷機器に対して指示する印刷指示ステップと、を1つ又は複数のコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラムである。
請求項1,14,15に記載の発明によれば、メッセージを共有するグループ内で電子文書のレビューを実施する際に、1人のメンバがレビューの取りまとめを行う場合と比べて、電子文書のレビューから印刷までのワークフローの進行がより円滑になる。
請求項2に記載の発明によれば、レビューの過程においてサービス画面上で承認者とボットが逐一対話する場合と比べて、レビューの承認状況がより把握しやすくなる。
請求項3に記載の発明によれば、ボットの支援を受けない場合と比べて、レビューの進行がより円滑になる。
請求項4に記載の発明によれば、ユーザが承認者として登録されている複数のレビューを個別に提示する場合と比べて、承認処理を行うべきレビューの有無がより把握しやすくなる。
請求項5に記載の発明によれば、単一の承認フェーズからなる承認フローと比べて、レビューの判断とは関連性が低いメッセージの表示がさらに抑制される。
請求項6に記載の発明によれば、要否の問合せを行わない場合と比べて、レビューの終了時点から印刷の指示時点までの空き時間がさらに短縮され得る。
請求項7に記載の発明によれば、承認状況の変更を通知しない場合と比べて、レビューの進行がより円滑になる。
請求項8に記載の発明によれば、レビューの承認状況が通知されない場合と比べて、依頼者が承認状況をより把握しやすくなる。
請求項9に記載の発明によれば、サービス画面上のメッセージを常に同じ態様で表示する場合と比べて、レビューの承認状況がより把握しやすくなる。
請求項10に記載の発明によれば、場の状況を振り返って適任なメンバを選定する場合と比べて、レビューの依頼者が承認者を設定する手間が省かれる。
請求項11に記載の発明によれば、アバター又は依頼者のいずれか一方のみの意向を受けて承認者を決定する場合と比べて、レビューの客観性及び納得性がより高くなる。
請求項12に記載の発明によれば、電子透かしを付さずに印刷する場合と比べて、最終版であるとの誤認を防ぎやすくなる。
請求項13に記載の発明によれば、電子印を付さずに印刷する場合と比べて、レビューの承認が得られた最終版の文書であることを把握しやすくなる。
本発明の一実施形態における情報処理システムの全体構成図である。 メッセージ交換サービスのサービス画面の一例を示す図である。 図1に示すボットサーバの電気的なブロック図である。 図3に示すサーバ側制御部の機能ブロック図である。 図5(a)はユーザ情報、図5(b)はグループ情報、図5(c)はプリンタ情報におけるデータ構造の一例を示す図である。 図1に示すユーザ端末の電気的なブロック図である。 レビューの実施時におけるワークフローモデルを模式的に示す図である。 図7のワークフローモデルを記述するレビュー情報のデータ構造の一例を示す図である。 レビューの実施時におけるチャットルームの相互関係を示す模式図である。 依頼者であるユーザAの個人ルームに対応するサービス画面の一例を示す図である。 承認者であるユーザBの個人ルームに対応するサービス画面の一例を示す図である。 共用ルームに対応するサービス画面の一例を示す図である。 ユーザ端末及びボットサーバの動作を示すシーケンス図である。 図3及び図4に示すレビュー設定部の動作を説明するためのフローチャートである。 図15(a)は、電子透かしの設定方法を例示する画面図である。図15(b)は、電子透かし付きの電子文書を可視化した模式図である。 図16(a)は、電子印の設定方法を例示する画面図である。図16(b)は、電子印付きの電子文書を可視化した模式図である。 共用ルームに対応するサービス画面の別の例を示す図である。 共用ルームに対応するサービス画面の別の例を示す図である。
本発明における情報処理システムについて、情報処理方法及び情報処理プログラムとの関係において好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。あるいは、技術的に矛盾が生じない範囲で各々の構成を任意に組み合わせてもよい。
[情報処理システム10の構成]
<全体構成>
図1は、本発明の一実施形態における情報処理システム10の全体構成図である。この情報処理システム10は、グループに属する複数のメンバとの間でメッセージをやり取りするメッセージ交換サービス(例えば、ビジネスチャット)と、人工知能ロボット(ここでは、チャットボット)を活用した会議支援サービスを複合的に提供可能に構成される。
この情報処理システム10は、チャットサーバ12と、情報処理装置としてのボットサーバ14と、複数(本図の例では4つ)のユーザ端末16,18と、1つ又は複数(本図の例では2つ)の印刷機器20と、から構成される。なお、この情報処理システム10は、本図に例示する装置構成又はネットワーク構成に限られない。
チャットサーバ12は、クラウド22上に配置されたクラウドサーバであり、1つ又は複数のサーバコンピュータから構成される。チャットサーバ12は、グループに属する複数のメンバ(本図の例では、ユーザA,ユーザB,ユーザC及びユーザDの4者)が参加するチャット会議を開催するためのチャットルーム(あるいはトークルーム)を提供する装置である。
ボットサーバ14は、クラウド22上に配置されたクラウドサーバであり、1つ又は複数のサーバコンピュータから構成される。ボットサーバ14は、印刷機器20を擬人化したアバター(仮想キャラクタ)である「ボット」をチャットルームに入室させ、このボットを通じて会議支援サービスを提供する装置である。
各々のユーザ端末16,18は、ユーザがタスクの遂行時に使用する多機能・多目的装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォン、又はウェアラブルコンピュータである。ユーザは、各自が所有するユーザ端末16,18のサービス画面30(図2)上で、グループのメンバ同士でメッセージのやり取りを行う。説明の便宜上、ユーザAが所有する端末をユーザ端末16、ユーザB,C,Dが所有する端末をユーザ端末18と区別して表記している。
各々の印刷機器20は、電子ファイル(例えば、電子文書Doc)を含むデータを外部装置から受信して用紙にプリント処理を行い、所望の印刷物を出力するネットワークプリンタである。この印刷機器20は、例えば、複合機(MFP:Multifunction Printer)、レーザプリンタ、インクジェットプリンタである。
<サービス画面30の一例>
ユーザ端末16,18及びボットサーバ14はそれぞれ、メッセージ交換サービスを利用するためのAPI(Application Programming Interface)を介して、ユーザ同士の対話、又はユーザとボットの間での対話を行う対話処理を実行する。これらの対話は、ユーザの手動応答及びボットの自動応答を通じて行われる。
図2は、メッセージ交換サービスにおけるサービス画面30の一例を示す図である。本図は、ユーザAが所有するユーザ端末16のディスプレイ上で、ユーザAとユーザDの間で対話が行われるシーンを示している。なお、後述するサービス画面30a,30b,30sはいずれも、このサービス画面30の表示態様の1つである。
サービス画面30の中央部には、投稿者のメッセージの内容を示す吹き出し欄32が上下方向にわたって時系列的に表示されている。サービス画面30の右端にはユーザAを示すユーザアイコン34aが、左端にはユーザA以外の投稿者を示すアイコン(本図では、ユーザアイコン34d)がそれぞれ表示される。なお、「投稿者」には、グループのメンバ(人間)のみならず、ボットも含まれる点に留意する。
以下、この情報処理システム10のユースケースの一例として、サービス画面30上でグループの一員(例えば、ユーザA)が作成した電子文書Docのレビューを実施する場合を想定する。ここで、「レビュー」とは、タスクの遂行によって得られた成果物の妥当性又は有効性について検証し、そのタスク又は成果物を承認するか否かの意思決定を行うイベントを意味する。
<ボットサーバ14のブロック図>
図3は、図1に示すボットサーバ14の電気的なブロック図である。図4は、図3に示すサーバ側制御部42の機能ブロック図である。このボットサーバ14は、サーバ側通信部40と、サーバ側制御部42と、サーバ側記憶部44と、を含んで構成される。
図3に示すように、サーバ側通信部40は、外部装置に対して電気信号を送受信するための通信インターフェースである。これにより、ボットサーバ14は、チャットサーバ12を経由して、ユーザ端末16,18との間で様々なデータ(例えば、メッセージ、文書ファイル、画像ファイル、ユーザの操作情報など)のやり取りが可能である。
サーバ側制御部42は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)を含む処理演算装置によって構成される。サーバ側制御部42は、サーバ側記憶部44に格納されたプログラムを読み出し、メッセージ交換用アプリケーションを実行することで、交換処理部46、対話制御部48(対話制御手段)、レビュー設定部50(設定手段)、及び印刷指示部52(印刷指示手段)として機能する。
サーバ側記憶部44は、非一過性であり、かつ、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体で構成されている。ここで、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)、ソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)を含む記憶装置、あるいは、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、フラッシュメモリ等の可搬媒体である。本図の例では、サーバ側記憶部44には、共有データ56(電子文書Docを含む)、ユーザ情報58、グループ情報60、レビュー情報62、及びプリンタ情報64が格納されている。
図4に示すように、交換処理部46は、グループ内で共有する共有データ56をチャットサーバ12から受信し、対話制御部48に供給する受信制御を行う。また、交換処理部46は、対話制御部48が生成した投稿メッセージを含むデータをチャットサーバ12に向けて送信する送信制御を行う。
対話制御部48は、印刷機器20のアバターとしてのボットが、グループに属するメンバとの間で対話を行う対話制御を行う。対話制御部48は、共有データ56を受け取った後、相手からのメッセージの内容を解析する処理、その解析結果に基づいて相手のアクションを認識する処理、相手のアクションに対するボットのリアクションを決定する処理、ボットのリアクションに応じたメッセージを生成する処理など、グループ内のコミュニケーションに必要な各種処理を実行する。なお、これらの処理は、深層学習を含む様々な人工知能技術を用いて実現することができる。
対話制御部48は、ユーザ情報58及びグループ情報60を読み出すことで、チャット会議の状況を把握しながら、グループのメンバと円滑に対話できるようにボットの対話制御を行う。対話制御部48は、レビュー情報62を読み出し又は更新することで、電子文書Docに対するレビューの承認状況を把握しながら、グループのメンバと円滑に対話できるようにボットの対話制御を行う。対話制御部48は、ユーザからの電子文書Docの印刷要求を受け付けた場合、ユーザの識別情報(以下、ユーザID)及び電子文書Docの識別情報(例えば、文書ファイル名)を印刷指示部52に供給する。
レビュー設定部50は、ユーザからの入力情報を用いて又は予め定められた規則に従ってレビューワークフロー(以下、レビューWF)の設定を行い、レビュー情報62に対してレコードを追加する更新処理を行う。具体的な設定方法について後ほど詳述する。
印刷指示部52は、上記したユーザID、文書ファイル名の他に、印刷設定に関する情報(以下、印刷設定情報という)を取得する。ここで、印刷設定情報は、印刷設定に関する複数の印刷設定項目の組み合わせからなる情報である。この印刷設定項目には、例えば、印刷部数、カラー/白黒印刷の指定、両面/片面印刷の指定、用紙サイズ、Nup、拡縮倍率などの項目が挙げられる。
印刷指示部52は、さらにプリンタ情報64を用いて、電子文書Docの送信先である印刷機器20を選定するとともに、電子文書Docの印刷を指示する。そして、印刷指示部52は、電子文書Docの印刷が終了した後、対話制御部48にその旨を通知する。
図5(a)は、ユーザ情報58におけるデータ構造の一例を示す図である。このユーザ情報58は、ユーザの識別情報である「ユーザID」と、サービス画面30上での名称である「表示名」と、ユーザに付与された権限を示す「ユーザ権限」の間の対応関係を示している。この情報により、利用権限を有するユーザのみに対してメッセージ交換サービスを提供することができる。
図5(b)は、グループ情報60におけるデータ構造の一例を示す図である。このグループ情報60は、グループの識別情報である「グループID」と、このグループに属するメンバを示す「メンバ構成」と、チャット会議の参加者を示す「参加メンバ」と間の対応関係を示している。この情報により、登録されたグループ毎のメンバ構成と、チャット会議の参加メンバが特定される。
図5(c)は、プリンタ情報64におけるデータ構造の一例を示す図である。このプリンタ情報64は、ユーザの識別情報である「ユーザID」と、印刷機器20の識別情報である「プリンタID」の間の対応関係を示している。この情報により、登録されたユーザ毎に、1つ又は複数の印刷機器20が対応付けられる。
<ユーザ端末16,18の構成>
図6は、図1に示すユーザ端末16,18の電気的なブロック図である。このユーザ端末16,18は、入力部70(入力手段)と、出力部72(表示手段)と、端末側通信部74と、端末側制御部76と、端末側記憶部78と、を含んで構成される。
入力部70は、マウス、キーボード、タッチセンサ又はマイクロフォンを含む入力デバイスから構成される。出力部72は、ディスプレイ、スピーカを含む出力デバイスから構成される。入力部70による入力機能及び出力部72による出力機能を組み合わせることで、ユーザインターフェース手段(以下、UI部80)が構築される。
端末側通信部74は、外部装置に対して電気信号を送受信するための通信インターフェースである。これにより、ユーザ端末16,18は、チャットサーバ12を経由して、ボットサーバ14との間で様々なデータ(例えば、メッセージ、電子ファイル、画像ファイル)のやり取りが可能である。
端末側制御部76は、CPU、MPUを含む処理演算装置によって構成される。端末側制御部76は、端末側記憶部78に格納されたプログラムを読み出し、メッセージ交換用アプリケーションを実行することで、交換処理部82及び表示用データ作成部84として機能する。
端末側記憶部78は、非一過性であり、かつ、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体で構成されている。本図の例では、端末側記憶部78には、上記した共有データ56と、投稿する前の電子文書Docが格納されている。
[情報処理システム10の動作]
この実施形態における情報処理システム10は、以上のように構成される。続いて、情報処理システム10の動作(より詳しくは、ボットを活用した文書作成支援動作)について、図7〜図13を参照しながら説明する。
<レビューWFの一例>
図7は、レビューの実施時におけるワークフローモデルを模式的に示す図である。
(1)レビュー開始
1人のユーザA(依頼者)は、ファイル名が「文書−D1.doc」である電子文書Docを作成した後、4名のユーザB,C,D,E(承認者)にレビューを依頼する。このレビューは、複数(本図の例では2つ)の承認フェーズからなる多段階承認に従って行われる。
(2)1次承認
3人のユーザB,C,Dは、電子文書Docの妥当性を検証し、この電子文書Docに対して承認するか否かを判定する。この3人全員がすべて承認したことを条件(AND条件)に1次承認が終了する。
(3)2次承認
1人のユーザEは、1次承認が得られた電子文書Docの妥当性を検証し、電子文書Docに対して最終承認するか否かを判定する。この1人のユーザEが承認したことを条件に2次承認が終了する。
(4)レビュー終了
最終承認が得られた場合にレビューが終了し、電子文書Docは印刷可能な状態で保管される。なお、レビュー期限に達した時点で最終承認が得られなかった場合にもレビューは終了する。
図8は、図7のワークフローモデルを記述するレビュー情報62のデータ構造の一例を示す図である。このレビュー情報62(図3及び図4)は、レビューIDと、対象ファイル名と、依頼者(ユーザID及びグループID)と、レビュー期限と、承認者(識別番号及びユーザID)と、承認フロー(ワークフローの構造及び承認者の役割)と、承認状況と、を含んで構成される。
<チャットルームの相互関係>
図9は、レビューの実施時におけるチャットルームの相互関係を示す模式図である。本図の例では、ユーザ毎に準備された4つの個人ルーム90と、レビュー単位で準備された2つの共用ルーム92と、から構成される。ここで、レビュー単位とは、1つのレビューにて取り扱う成果物の構成単位(1つ又は複数の電子文書Doc)を意味する。
ユーザAの個人ルーム90は、ユーザA及びボットのみが入室可能である。ユーザBの個人ルーム90は、ユーザB及びボットのみが入室可能である。ユーザCの個人ルーム90は、ユーザC及びボットのみが入室可能である。ユーザDの個人ルーム90は、ユーザD及びボットのみが入室可能である。
各々の共用ルーム92は、グループのメンバ(ユーザA,B,C,D)及びボットが入室可能なチャットルームである。本図上側の共用ルーム92内にて、基本的には、レビューの依頼者であるユーザAと、ボット(ユーザB,C,Dのエージェント)の間で対話が行われる。本図下側の共用ルーム92内にて、基本的には、レビューの依頼者であるユーザCと、ボット(ユーザA,Bのエージェント)の間で対話が行われる。
破線の矢印は、個人ルーム90から共用ルーム92に向けて電子文書Docを投稿する流れを示す。実線の矢印は、個人ルーム90と共用ルーム92の間で行われる、電子文書Docのレビューに関わる情報のやり取りを示す。このように、ボットは、個人ルーム90及び共用ルーム92に適時に出入りしながら、グループのメンバと対話することで、レビューの円滑な進行を支援する役割を担う。
<個人ルーム90内でのメッセージ交換>
図10は、依頼者であるユーザAの個人ルーム90に対応するサービス画面30aの一例を示す図である。図10(a)のサービス画面30a上には、ユーザAが、ボットとの対話を通じて、ユーザB,C,Dにレビューを依頼するシーンを表している。なお、ユーザAを示すユーザアイコン34aに対面する位置に、印刷機器20の外形を模したボットアイコン36が配置されている。
(Msg01)ユーザAは、ボットに向けて、電子文書Docを投稿したことを通知するメッセージを発する。
(Msg02)ボットは、ユーザAに向けて、電子文書Docの取扱いについて問い合わせるメッセージを発する。
ボットからのメッセージ(Msg02)の投稿に併せて、このメッセージの直下に、3つのボタンからなるボタン群100が新たに表示される。ユーザAは、レビューを実施しないで電子文書Docをそのまま印刷することを望む場合、[すぐ印刷]ボタンをタップする。一方、ユーザAは、投稿した電子文書Docのレビューを望む場合、[レビュー]ボタンをタップする。そうすると、ユーザ端末16のUI部80には、サービス画面30aとは別の設定ウィンドウ102が新たに表示される。
図10(b)に示すように、設定ウィンドウ102上には、6種類のユーザコントロール104〜109と、[開始]ボタン110が配置されている。ユーザコントロール104〜109は、上から順に、レビュー名、レビュー期限、1次承認者、2次承認者、印刷問合せの要否、及び承認フォローの頻度をそれぞれ入力可能に構成される。
ユーザAは、ユーザコントロール104〜109を用いて、レビューの設定に必要な情報を入力した後、[開始]ボタン110をタップする操作を行う。この操作がトリガとなって、ボットが、承認者(ユーザB,C,D)に、レビューを依頼するメッセージが追加される。
図11は、承認者であるユーザBの個人ルーム90に対応するサービス画面30bの一例を示す図である。このサービス画面30bは、ユーザBが、ボットとの対話を通じて、レビューを実施するシーンを表している。なお、ユーザBを示すユーザアイコン34bに対面する位置に、ボットを示すボットアイコン36が配置されている。
(Msg03)ユーザBは、ボットに向けて、自身のレビューリストを要求するメッセージを発する。
(Msg04)ボットは、ユーザBに向けて、レビューリストを提供するメッセージを発する。
(Msg05)ユーザBは、ボットに向けて、レビューリスト内の2つのうち、1番目のレビュー(Review−1)の実施を要求するメッセージを発する。
(Msg06)ボットは、ユーザBに向けて、レビュー結果の入力を要求するメッセージを発する。
ボットからのメッセージ(Msg06)の投稿に併せて、このメッセージの直下に、3つのボタンからなるボタン群112が新たに表示される。ユーザBは、電子文書Docを承認することを望む場合に[承認]ボタンをタップする一方、電子文書Docの差し戻しを望む場合に[差戻し]ボタンをタップする。いずれかの操作がトリガとなって、ボットが、依頼者(ユーザA)に、レビューの結果を通知するメッセージが追加される。なお、ユーザBは、[問合せ]ボタンをタップすることで、承認結果を保留にしたまま、ユーザAに問い合わせることができる。
このように、ユーザBがレビューの判断結果(承認、差戻し又は問合せ)を表明した場合、ボットが、ユーザBに代わって、サービス画面30bとは異なるサービス画面30s上でレビューの判断結果を通知するメッセージを投稿する。
<共用ルーム92内でのメッセージ交換>
図12は、共用ルーム92に対応するサービス画面30sの一例を示す図である。このサービス画面30sは、いわゆるワンストップサービスにより、電子文書Docのレビュー及び印刷を行うシーンを表している。
(Msg11)依頼者であるユーザAは、グループの他のメンバ(ユーザB,C,D)に向けて、電子文書Docのレビューの依頼を予告するメッセージを発する。
(Msg12)ボットは、グループのメンバ全員(ユーザA,B,C,D)に向けて、電子文書Docのレビュー開始を通知するメッセージを発する。
(Msg13)ボットは、ユーザAに向けて、電子文書Docを承認したことを通知するメッセージを、承認者の1人であるユーザBに代わって発する。
(Msg14)ボットは、ユーザAに向けて、電子文書Docを承認したことを通知するメッセージを、承認者の1人であるユーザCに代わって発する。
(Msg15)ボットは、ユーザAに向けて、電子文書Docを承認したことを通知するメッセージを、承認者の1人であるユーザDに代わって発する。
(Msg16)ボットは、グループのメンバ全員に向けて、レビューが終了し、電子文書Docの最終承認が得られたことを通知するメッセージを発する。
(Msg17)ボットは、依頼者であるユーザAに向けて、電子文書Docの印刷の要否を問い合わせるメッセージを発する。
(Msg18)ユーザAは、ボットに向けて、電子文書Docの印刷を要求するメッセージを発する。
(Msg19)ボットは、ユーザAに向けて、電子文書Docの印刷が終了したことを通知するメッセージを発する。
<基本的な動作>
図13は、ユーザ端末16,18及びボットサーバ14の動作を示すシーケンス図である。ここで、ユーザ端末16及びボットサーバ14は、基本的にはチャットサーバ12を経由してデータのやり取りを行う。同様に、ユーザ端末18及びボットサーバ14は、基本的には、チャットサーバ12を経由してデータのやり取りを行う。
[S01] サービス画面30の表示
グループのメンバであるユーザA,B,C,Dはそれぞれ、ユーザ端末16,18を用いて、サービス画面30を表示するための操作を行う。ユーザ端末16,18の表示用データ作成部84は、メッセージ交換用アプリケーションの実行中に、端末側記憶部78から読み出した共有データ56を用いて表示用データを作成し、当該表示用データをUI部80に向けて出力する。これにより、ユーザ端末16,18のUI部80には、所望のサービス画面30(図2)が表示される。
[S02] 電子文書Docの投稿:(Msg01)の追加
ユーザAは、ユーザ端末16を用いて、電子文書Docを投稿するための操作を行う。ユーザ端末16の交換処理部82は、UI部80を介してユーザAによる投稿操作を受け付けた場合、投稿対象であるメッセージ及び電子ファイル(つまり、電子文書Doc)を含むデータを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、端末側通信部74、チャットサーバ12及びサーバ側通信部40を介して、電子文書Docを含む共有データ56を取得する。これにより、サービス画面30上には、ユーザAが、ボットに、レビュー対象である電子文書Docを投稿したことを通知するメッセージ(Msg01)が追加される。
[S03] レビュー要否の問合せ:(Msg02)の追加
ボットサーバ14の対話制御部48は、電子文書Docが投稿されたことを確認し、この電子文書Docに対するレビューの実施要否をユーザAに問い合わせるメッセージを生成する。そして、交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。ユーザ端末18の交換処理部82は、ボットからの投稿メッセージを含む共有データ56を取得する。これにより、ユーザ端末16のサービス画面30上には、ボットが、ユーザAに、レビューの実施要否を問い合わせるメッセージ(Msg03)が追加される。
[S04] レビュー開始の依頼
レビューの依頼者であるユーザAは、ユーザ端末16を用いて、レビューの開始を依頼するための操作を行う。ユーザ端末16の交換処理部82は、UI部80を介してユーザAによる依頼操作(例えば、図10(a)における[レビュー]ボタンのタップ操作)を受け付けた場合、この依頼の意思を示す操作データを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、この操作データを含む共有データ56を取得する。
[S05] レビューWFの設定
レビュー設定部50は、対話制御部48を経由してレビュー依頼を受け付けた場合、新たなレビューIDを発行するとともに、この電子文書Docのレビューに適用するレビューWFを設定する。その後、レビュー設定部50は、現時点のレビュー情報62にレコードを追加する更新処理を行う。
[S06] レビュー開始の通知
対話制御部48は、レビュー情報62が更新されたことを確認し、この電子文書Docのレビュー開始を通知するメッセージを生成する。そして、交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。そうすると、ユーザ端末16のサービス画面30上には、ボットが、当事者全員(つまり、依頼者及び承認者)に、レビューの開始を通知するメッセージ(Msg03)が追加される。
[S07] レビューの実施
レビューの承認者であるユーザB,C,Dは、電子文書Docのレビューをそれぞれ実施する。ユーザB,C,Dは、ユーザ端末18を用いて、ボットのレビュー支援を受けながら承認の可否を判断する。このレビュー支援は、例えば、[1]承認者として登録されているレビューの一覧表(レビューリスト)の提供、[2]レビューリストに列挙されている承認状況の提供、[3]電子文書Docの提供(電子ファイル又は印刷物)、[4]自身の判断結果をボットに通知させる代行サービスの提供、などが挙げられる。
ユーザB,C,Dは、ユーザ端末18のサービス画面30を介して、電子文書Docの内容を承認する又は承認しない意思を示す操作を行う。ユーザ端末16の交換処理部82は、UI部80を介してユーザによる承認操作を受け付けた場合、この承認操作を示す操作データを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、この操作データを含む共有データ56を取得する。
[S08] レビュー情報62の更新
対話制御部48は、共有データ56の中から操作データを抽出した場合、レビュー情報62の「承認状況」を更新する(例えば、ユーザB:未了→承認済み)。
[S09] 最終承認の判断
対話制御部48は、レビュー情報62の「承認状況」を逐次読み出し、レビューの最終承認が得られたか否かを判断する。あるいは、対話制御部48は、レビュー情報62の「レビュー期限」を逐次読み出し、レビュー期限を経過したレビューがある場合、そのレビューを終了する。
[S10] 電子文書Docの確定
対話制御部48は、最終承認が得られた電子文書Docの内容を確定し、レビューIDに対応付けた状態でサーバ側記憶部44に格納させる。
[S11] レビュー終了の通知
対話制御部48は、電子文書Docのレビューが終了したことを通知するメッセージを生成する。交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。これにより、サービス画面30上には、ボットが、レビューの当事者全員に、電子文書Docのレビュー終了を通知するメッセージ(Msg16)が追加される。
[S12] 印刷要否の問合せ:(Msg17)の追加
対話制御部48は、電子文書Docを印刷するメッセージを生成する。交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。これにより、サービス画面30上には、ボットが、レビューの依頼者であるユーザAに、電子文書Docの印刷の要否を問い合わせるメッセージ(Msg17)が追加される。
[S13] 電子文書Docの印刷要求:(Msg18)の追加
ユーザAは、ユーザ端末16を用いて、電子文書Docの印刷を要求するための操作を行う。ユーザ端末16の交換処理部82は、UI部80を介してユーザAによる要求操作を受け付けた場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、ユーザAからの投稿メッセージを含む共有データ56を取得する。そうすると、サービス画面30上には、ユーザAが、ボットに、電子文書Docの印刷を要求するメッセージ(Msg18)が追加される。
そして、対話制御部48は、投稿メッセージの中から印刷要求の意図を示す文字(例えば、「印刷」「お願い」「はい」の文字列)を抽出した場合、ユーザAのユーザID及び印刷対象のレビューIDを印刷指示部52に供給する。
[S14] 印刷設定の決定
印刷指示部52は、レビューIDに対応付けられた電子文書Docを取得した後、図5(c)のプリンタ情報64を読み出して参照することで、ユーザAに対応付けられた印刷機器20を選定する。また、印刷指示部52は、プリンタ情報64又は電子文書Docの内容に基づいて、電子文書Docの印刷に適した印刷設定情報を決定する。
[S15] 印刷の指示
印刷指示部52は、電子文書Doc及び印刷設定情報を含むデータを、選定された印刷機器20に向けて出力することで、印刷設定情報を用いた電子文書Docの印刷を指示する。印刷機器20は、所望の印刷設定に従って電子文書Docのプリント処理を行った後、当該印刷が終了した旨をボットサーバ14に通知する。
[S16] 印刷終了の通知:(Msg19)の追加
ボットサーバ14の対話制御部48は、印刷指示部52を経由して印刷機器20からの通知を受け付け、印刷が終了したことを通知するメッセージを生成する。そして、交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。これにより、ユーザ端末16のサービス画面30s上には、ボットが、ユーザAに、電子文書Docの印刷が終了したことを通知するメッセージ(Msg19)が追加される。
<情報処理システム10による効果>
以上のように、この情報処理システム10は、[1]メッセージ交換サービスのサービス画面30上でメッセージを共有するグループのメンバとの対話を通じて、グループ内で投稿された電子文書Docのレビューを進行させるように、ボット(印刷機器20のアバター)の対話制御を行う対話制御部48(対話制御手段)と、[2]グループのメンバとボットの間の対話を通じてレビューの承認が得られた電子文書Docの印刷を印刷機器20に対して指示する印刷指示部52(印刷指示手段)を備える。
また、この情報処理方法及びプログラムでは、1つ又は複数のコンピュータが、[1]メッセージ交換サービスのサービス画面30上でメッセージを共有するグループのメンバとの対話を通じて、グループ内で投稿された電子文書Docのレビューを進行させるように、ボット(印刷機器20のアバター)の対話制御を行う対話制御ステップ(図13のS07)と、[2]グループのメンバとボットの間の対話を通じてレビューの承認が得られた電子文書Docの印刷を印刷機器20に対して指示する印刷指示ステップ(図13のS15)を備える。
このように、ユーザA(1人のメンバ)に代わってボットが主体となって電子文書Docのレビューを進行させることで、ユーザAがサービス画面30に表示されたユーザB,C,D(他のメンバ)のメッセージを確認する負担が軽減される。また、レビュー及び印刷に関する窓口の一元化が図られるので、レビューの終了後に印刷が停滞することが抑制される。これにより、メッセージを共有するグループ内で電子文書Docのレビューを実施する際に、ユーザAがレビューの取りまとめを行う場合と比べて、電子文書Docのレビューから印刷までのワークフローの進行がより円滑になる。
また、対話制御部48は、ユーザB(レビューの承認者)が、サービス画面30sとは異なる別のサービス画面30b上で、ボットとの対話を通じてレビューの判断結果を表明した場合、ボットが、サービス画面30s上でレビューの判断結果を通知するように対話制御を行ってもよい。これにより、レビューの判断とは関連性が低いメッセージが共用のサービス画面30s上に表示されることを抑制可能となり、レビューの過程においてサービス画面30s上でユーザBとボットが逐一対話する場合と比べて、レビューの承認状況がより把握しやすくなる。
特に、このレビューが複数の承認フェーズからなる多段階承認フローに従って行われる場合、より複雑なプロセスを経て最終承認に至ることになり、その分だけメッセージの交換回数が増加する。つまり、単一の承認フェーズからなる承認フローと比べて、レビューの判断とは関連性が低いメッセージの表示を抑制する効果がより顕著に現われる。
また、別のサービス画面30b上のメッセージは、グループの各メンバとボットの間で共有可能であり、対話制御部48は、サービス画面30b上で、ボットがレビューの実施を支援するように対話制御を行ってもよい。これにより、各メンバが利用可能なサービス画面30b上でボットの支援を受けることが可能となり、ボットの支援を受けない場合と比べて、レビューの進行がより円滑になる。
また、対話制御部48は、別のサービス画面30b上で、ユーザの要求に応じて、ユーザが承認者として登録されているレビューの一覧を示すレビューリストを提供するようにボットの対話制御を行ってもよい。これにより、ユーザが承認者として登録されているレビューをリスト形式で同時に提示可能となり、複数のレビューを個別に提示する場合と比べて、承認処理を行うべきレビューの有無がより把握しやすくなる。
また、対話制御部48は、レビューによる最終承認が得られた場合、ボットが、ユーザA(レビューの依頼者)に対して電子文書Docの印刷の要否を問い合わせるように対話制御を行ってもよい(図13のS12)。これにより、ボットからの投稿メッセージを通じてユーザAの意思決定を早期に促すことが可能となり、要否の問合せを行わない場合と比べて、レビューの終了時点から印刷の指示時点までの空き時間がさらに短縮され得る。
[各部の具体的動作]
続いて、図3,図4に示す[1]レビュー設定部50及び[2]印刷指示部52の具体的動作について、図14〜図16を参照しながら詳細に説明する。
<1.レビュー設定部50の動作>
レビュー設定部50の具体的動作について、図14のフローチャート及び図10(b)を参照しながら説明する。
図14のステップS31において、レビュー設定部50は、ユーザにより入力された各種情報(以下、ユーザ入力情報という)を取得する。このユーザ入力情報は、図10(b)に示す設定ウィンドウ102を介して入力された情報であってもよいし、ユーザにより投稿されたメッセージの内容であってもよい。
ステップS32において、レビュー設定部50は、ステップS31で取得されたユーザ入力情報の中に承認者に関する情報(以下、承認者情報という)が含まれるか否かを判定する。例えば、設定ウィンドウ102上において1次,2次承認者の少なくとも一方でユーザB,C,Dの1人以上が選択された場合、レビュー設定部50は、承認フロー情報が含まれると判定し(ステップS32:YES)、ステップS33に進む。一方、1次,2次承認者の両方で「自動」が選択された場合、レビュー設定部50は、承認フロー情報が含まれないと判定し(ステップS32:NO)、ステップS34に進む。
ステップS33の場合、レビュー設定部50は、ステップS31で取得されたユーザ入力情報に従って承認フロー及び承認者を決定し、ステップS36に進む。
一方、ステップS34の場合、レビュー設定部50は、予め定められた規則に従って承認フローを決定する。この規則は、例えば、グループのメンバ数又は電子文書Docの重要度に応じて定められる。具体的には、[1]メンバ数が多いほど承認フェーズの数を増やす、[2]メンバ数が多いほど同一フェーズにある承認者の数を増やす、[3]電子文書Docの重要度が高いほど承認者の総数を増やす、などの規則が挙げられる。
ステップS35において、レビュー設定部50は、予め定められた規則に従って承認者を決定する。この規則は、例えば、依頼者の組織上の立場又は電子文書Docに対する関与度に応じて定められる。具体的には、レビュー設定部50は、[1]グループ内での役職が上位であり、[2]依頼者との間に直属関係があり、[3]電子文書Docの作成にあたりメッセージの投稿回数が多い、などの様々な条件を満たすメンバを承認者に決定してもよい。
ステップS36において、レビュー設定部50は、ステップS33〜S35で決定された承認フロー及び承認者を含むレコードを追加することで、レビュー情報62に対する更新処理を行う。以上のようにして、レビュー設定部50による設定動作が終了する。
このように、レビュー設定部50は、グループ内で共有されたメッセージの投稿回数が相対的に多いメンバをレビューの承認者として設定してもよい。これにより、電子文書Docに対する関与度が高く承認者に相応しいメンバを選択可能となり、場の状況を振り返って適任なメンバを選定する場合と比べて、レビューの依頼者が承認者を設定する手間が省かれる。
ところで、上記した例では、設定ウィンドウ102を表示させた上でレビューの設定を行っているが、設定ウィンドウ102を表示させる代わりに、ボットとの対話を通じて設定可能に構成されてもよい。具体的には、対話制御部48は、ユーザAがレビューの設定を問い合わせると、ボットがレビューの推奨設定を提案するように対話制御を行ってもよい。この推奨設定は、図14のステップS34,S35と同一の又は異なる手法により決定してもよい。
そして、ユーザAは、ボットからの提案(特に、レビューの承認者)に同意する場合は同意の意思を示すメッセージを投稿する一方、同意しない場合は代替の承認者を示すメッセージを投稿する。つまり、レビュー設定部50は、レビューの依頼者とボットの間の対話を通じて指定されたグループのメンバを、レビューの承認者として設定してもよい。これにより、ボット及び依頼者の両方の意向を反映可能となり、ボット又は依頼者のいずれか一方のみの意向を受けて承認者を決定する場合と比べて、レビューの客観性及び納得性がより高くなる。
<2.印刷指示部52の動作>
印刷指示部52の具体的動作について、図15及び図16を参照しながら説明する。
まず、電子透かし118の付与機能について、図15を参照しながら説明する。図15(a)は、電子透かし118の設定方法を例示する画面図である。図15(b)は、電子透かし118が付された電子文書Docを可視化した模式図である。
図15(a)のサービス画面30bに示すように、ユーザBとボットの間で、図11の場合と同様の対話がなされる。
(Msg03)ユーザBは、ボットに向けて、自身のレビューリストを要求するメッセージを発する。
(Msg04)ボットは、ユーザBに向けて、レビューリストを提供するメッセージを発する。
(Msg05)ユーザBは、ボットに向けて、レビューリスト内の2つのうち、1番目のレビュー(Review−1)の実施を要求するメッセージを発する。
(Msg06)ボットは、ユーザBに向けて、レビュー結果の入力を要求するメッセージを発する。
ボットからのメッセージ(Msg06)の投稿に併せて、このメッセージの直下に、4つのボタンからなるボタン群116が新たに表示される。このボタン群116は、[印刷]ボタンが追加的に設けられている点で、図11のボタン群112とは異なる。ユーザBは、電子文書Docを印刷してレビューを行うことを望む場合に[印刷]ボタンをタップする。
ユーザ端末16の交換処理部82は、UI部80を介してユーザによる指示操作を受け付けた場合、この指示操作を示す操作データを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、この操作データを含む共有データ56を取得する。対話制御部48は、共有データ56の中から操作データを抽出した場合、ユーザBのユーザID及び印刷対象のレビューIDを印刷指示部52に供給する。そうすると、図13の[S14]→[S15]の流れに従って、印刷機器20は、所望の印刷設定に従って電子文書Docのプリント処理を行う。ただし、印刷指示部52は、電子文書Docに電子透かし118を付加する画像処理を行った後、電子文書Docの印刷を指示する。
図15(b)に示すように、電子文書Docの中央部には、レビューが実施中であることを示す電子透かし118が設けられている。印刷物を視た者は、電子文書Docのレビューが未了であることを認識し、最終版であるとの誤認を防ぐことができる。
このように、印刷指示部52は、レビューの最終承認がまだ得られていない場合、レビューが実施中であることを示す電子透かし118を付した電子文書Docの印刷を指示してもよい。これにより、電子透かし118を付さずに印刷する場合と比べて、最終版であるとの誤認を防ぎやすくなる。
次に、電子印122の付与機能について、図16を参照しながら説明する。図16(a)は、電子印122の設定方法を例示する画面図である。図16(b)は、電子印122が付された電子文書Docを可視化した模式図である。
図16(a)のサービス画面30aは、ユーザAが、ボットとの対話を通じて、電子印122に関する設定を行うシーンを表している。
(Msg21)ユーザAは、ボットに向けて、電子印122の設定を開始することを通知するメッセージを発する。
(Msg22)ボットは、ユーザAに向けて、電子印122の設定に関する入力を要求するメッセージを発する。
ボットからのメッセージ(Msg22)の投稿に併せて、このメッセージの直下に、3つのボタンからなるボタン群120が新たに表示される。このボタン群120は、電子印122の位置・個数に関する設定メニューを呼び出すための[位置・個数]ボタンと、電子印122のサイズ・日付・所属に関する設定メニューを呼び出すための[サイズ・日付・所属]ボタンと、入力された設定情報を確定する[設定]ボタンと、から構成される。
図16(b)に示すように、電子文書Docの右上隅部には、レビューの承認者の一部又は全員(ここでは、ユーザD)による電子印122が設けられている。これにより、承認者に対して再度の承認手続きを要求することなく、チャット会議のエビデンスとしての文書をそのまま保管することができる。
このように、印刷指示部52は、レビューの最終承認が得られた場合、承認者による電子印122を付した電子文書Docの印刷を指示してもよい。これにより、電子印122を付さずに印刷する場合と比べて、レビューの承認が得られた最終版の文書であることを把握しやすくなる。
[情報処理システム10の別の動作]
ところで、上記した動作の例では、承認者であるユーザB,C,Dは、各々の個人ルーム90を利用しながら電子文書Docのレビューを行っている。これに対して、ユーザB,C,Dは、個人ルーム90を利用する代わりに、共用ルーム92内にて直接的にメッセージを投稿しながらレビューを実施してもよい。この場合、レビューの判断とは関連性が低いメッセージがサービス画面30s上に表示されやすくなり、それだけレビューの承認状況を把握しにくくなる。そこで、情報処理システム10は、以下に説明する動作を行うことで上記した問題点が解決され得る。
<第1例>
図17は、共用ルーム92に対応するサービス画面30sの別の例を示す図である。図17のサービス画面30s上には、グループのメンバ間でレビューを実施するシーンを表している。なお、ユーザAを示すユーザアイコン34aに対面する位置に、ユーザアイコン34b,34c,34d及びボットアイコン36が配置されている。
(Msg31)依頼者であるユーザAは、グループ内の他のメンバ(ユーザB,C,D)に向けて、電子文書Docのレビューの依頼を予告するメッセージを発する。
(Msg32)ボットは、グループのメンバ全員(ユーザA,B,C,D)に向けて、電子文書Docのレビュー開始を通知するメッセージを発する。
(Msg33)承認者であるユーザBは、ユーザAに向けて、電子文書Docを承認したことを通知するメッセージを発する。
(Msg34)承認者であるユーザCは、ユーザAに向けて、電子文書Docを承認したことを通知するメッセージを発する。
本図から理解されるように、承認の意思を示す吹き出し欄124は、通常の吹き出し欄32と比べて強調表示されている。吹き出し欄32,124は、例えば、[1]欄の形状、背景色、文字の色・サイズ・フォント、[2]枠線の色・太さ・種類、のうち少なくとも1つを変えて表示される。この強調表示により、ユーザAは、ユーザB,Cが承認したことを一見して把握することができる。
(Msg35)承認者であるユーザDは、ユーザAに向けて、電子文書Docの差し戻しを要求するメッセージを発する。
(Msg36)ユーザAは、グループ内の他のメンバ(ユーザB,C,D)に向けて、電子文書Docの改訂を通知するメッセージを発する。このメッセージは、例えば、ユーザAが、図10(a)に示すサービス画面30a上の[改訂レビュー]ボタンをタッチする操作がトリガとなって発せられる。
(Msg37)ボットは、グループのメンバ全員(ユーザA,B,C,D)に向けて、改訂された電子文書Docのレビューを開始し、改訂される前のレビューの承認状況がリセットされたことを通知するメッセージを発する。
このように、ボットサーバ14の対話制御部48は、レビューの最終承認が得られる前に電子文書Docの改訂版が投稿された場合、ボットが、サービス画面30s上でレビューの承認状況が変更されたことを通知するように対話制御を行ってもよい。これにより、既にレビューが終了した承認者に対して再度のレビューを要求可能となり、承認状況の変更が通知されない場合と比べて、レビューの進行がより円滑になる。
また、ユーザ端末16,18の出力部72(表示手段)は、サービス画面30s上において電子文書Docの承認の意思を示す吹き出し欄124を、他の吹き出し欄32と比べて強調表示してもよい。これにより、視認性が相対的に高い吹き出し欄124の存否により承認の意思の有無を認識可能となり、サービス画面30s上のメッセージを常に同じ態様で表示する場合と比べて、レビューの承認状況がより把握しやすくなる。
<第2例>
図18は、共用ルーム92に対応するサービス画面30sの別の例を示す図である。
(Msg41)依頼者であるユーザAは、グループ内の他のメンバ(ユーザB,C,D)に向けて、電子文書Docのレビューの依頼を予告するメッセージを発する。
(Msg42)ボットは、グループのメンバ全員(ユーザA,B,C,D)に向けて、電子文書Docのレビュー開始を通知するメッセージを発する。
(Msg43)ユーザBは、ユーザAに向けて、電子文書Docの内容について問い合わせるメッセージを発する。
(Msg44)ユーザAは、ユーザBに向けて、ユーザBからの問い合わせに対して回答するメッセージを発する。
(Msg45)ユーザBは、ユーザAに向けて、ユーザAからの回答に対して反論するメッセージを発する。
その後、ユーザA,Bの間でメッセージの交換がしばらく続き、ユーザAは、両者の話が逸れていることに気が付いたとする。
(Msg46)ユーザAは、ボットに向けて、レビューの承認状況を尋ねるメッセージを発する。
(Msg47)ボットは、ユーザAに向けて、承認者毎のレビューの承認状況を通知するメッセージを発する。これにより、メッセージの交換量の増加に伴って、レビューの判断結果を示すメッセージを探しにくい状態であっても、レビューの承認状況を容易に把握することができる。
このように、対話制御部48は、ユーザA(レビューの依頼者)からの要求に応じて、ボットがレビューの承認状況を通知するように対話制御を行ってもよい。これにより、オンデマンドによる情報提供が可能となり、レビューの承認状況が通知されない場合と比べて、依頼者が承認状況をより把握しやすくなる。
10 情報処理システム、12 チャットサーバ、14 ボットサーバ、16,18 ユーザ端末、20 印刷機器、30(a/b/s) サービス画面、48 対話制御部(対話制御手段)、50 レビュー設定部(設定手段)、52 印刷指示部(印刷指示手段)、72 出力部(表示手段)、118 電子透かし、122 電子印、Doc 電子文書。

Claims (15)

  1. メッセージ交換サービスのサービス画面上でメッセージを共有するグループのメンバとの対話を通じて、前記グループ内で投稿された電子文書のレビューを進行させるように、印刷機器のアバターの対話制御を行う対話制御手段と、
    前記グループのメンバと前記アバターの間の対話を通じて前記レビューの承認が得られた前記電子文書の印刷を前記印刷機器に対して指示する印刷指示手段と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記対話制御手段は、
    前記レビューの承認者が、前記サービス画面とは異なる別のサービス画面上で、前記アバターとの対話を通じて前記レビューの判断結果を表明した場合、
    前記アバターが、前記サービス画面上で前記レビューの判断結果を通知するように対話制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記別のサービス画面上のメッセージは、前記グループの各メンバと前記アバターの間で共有可能であり、
    前記対話制御手段は、前記別のサービス画面上で、前記アバターが前記レビューの実施を支援するように対話制御を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記対話制御手段は、前記別のサービス画面上で、ユーザの要求に応じて、前記ユーザが承認者として登録されているレビューの一覧を示すレビューリストを提供するように前記アバターの対話制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記レビューは、複数の承認フェーズからなる多段階承認フローに従って行われることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記対話制御手段は、前記レビューによる最終承認が得られた場合、前記アバターが、前記レビューの依頼者に対して前記電子文書の印刷の要否を問い合わせるように対話制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記対話制御手段は、前記レビューの最終承認が得られる前に前記電子文書の改訂版が投稿された場合、前記アバターが、前記サービス画面上で前記レビューの承認状況が変更されたことを通知するように対話制御を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記対話制御手段は、前記レビューの依頼者からの要求に応じて、前記アバターが前記レビューの承認状況を通知するように対話制御を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 前記サービス画面上において前記電子文書の承認の意思を示すメッセージの欄を、他のメッセージの欄と比べて強調表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記グループ内で共有されたメッセージの投稿回数が相対的に多いメンバを、前記レビューの承認者として設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  11. 前記レビューの依頼者と前記アバターの間の対話を通じて指定された前記グループのメンバを、前記レビューの承認者として設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  12. 前記印刷指示手段は、前記レビューの最終承認がまだ得られていない場合、前記レビューが実施中であることを示す電子透かしを付した前記電子文書の印刷を指示することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  13. 前記印刷指示手段は、前記レビューの最終承認が得られた場合、承認者による電子印を付した前記電子文書の印刷を指示することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  14. メッセージ交換サービスのサービス画面上でメッセージを共有するグループのメンバとの対話を通じて、前記グループ内で投稿された電子文書のレビューを進行させるように、印刷機器のアバターの対話制御を行う対話制御ステップと、
    前記グループのメンバと前記アバターの間の対話を通じてレビューの承認が得られた前記電子文書の印刷を前記印刷機器に対して指示する印刷指示ステップと、
    を1つ又は複数のコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
  15. メッセージ交換サービスのサービス画面上でメッセージを共有するグループのメンバとの対話を通じて、前記グループ内で投稿された電子文書のレビューを進行させるように、印刷機器のアバターの対話制御を行う対話制御ステップと、
    前記グループのメンバと前記アバターの間の対話を通じてレビューの承認が得られた前記電子文書の印刷を前記印刷機器に対して指示する印刷指示ステップと、
    を1つ又は複数のコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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