JP2013254275A - 回答生成装置、情報入出力装置及び質問応答システム - Google Patents

回答生成装置、情報入出力装置及び質問応答システム Download PDF

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Abstract

【課題】会議や講演等での少なくとも発表中における質疑応答を実現する回答生成装置を提供する。
【解決手段】説明画像に対する質問を入力する複数の情報入出力装置10と接続され、質問情報と、該質問情報に対する回答情報とを記憶する質疑応答情報記憶制御手段を有する回答生成装置20であって、前記説明画像が表示される説明画像領域及び複数の情報入出力装置10からの質問と該質問に対する回答とが表示される質疑応答共有領域を有する共通画像、並びに前記説明画像に関する質問を入力する質問領域及び前記質問に対する回答が表示される回答領域を有する個別画像を含む表示画像を生成する画像生成手段と、前記表示画像を、前記情報入出力装置に送信する画像送信手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回答生成装置、情報入出力装置及び質問応答システムに関する。
近年、会議や講演において、説明資料を紙媒体で配布せず、プロジェクタにより資料を投影したり、ネットワークを利用したweb会議システム等により聴講者のクライアント端末に説明資料を画面共有するといった形態が一般的となっている。このようなweb会議システム等を用いた講演において、発表終了後に質疑応答が行われる場合、質問や回答の説明の補助として、質問等に対応するスライドを用いるのが通常である。しかし、この場合、質問等の都度、該当するスライドを検索し、表示させるのに手間がかかってしまい、効率的な講演の進行が妨げられてしまう場合があった。
そこで、従来、web会議システム等による講演における質疑応答の効率化を図る方法として、予め(発表中)、質問内容と、その質問に対応する説明資料のスライド番号とを関連付けておくことにより、発表終了後の質疑応答時、即時に該当するスライドを表示させることができるという技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、従来技術では、講演形式が質問を発表終了後に受け付ける形式である場合、発表中に生じた疑問を随時解消することができないため、聴講者の発表に対する全体的な理解が妨げられてしまう。一方、講演の形式が発表中に随時、質問を受け付ける形式とすると、発表の流れの中で質問者の疑問を解消するとともに、周囲の聴講者に情報が共有され、聴講者全体の理解を深めることが可能であるが、限られた時間の中で行わなければならない講演の進行に支障をきたす恐れがある。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、会議や講演等での少なくとも発表中段階における質疑応答を実現する回答生成装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、説明画像に対する質問を入力する複数の情報入出力装置と接続され、質問情報と、該質問情報に対する回答情報とを記憶する質疑応答情報記憶手段を有する回答生成装置であって、前記説明画像が表示される説明画像領域及び複数の情報入出力装置からの質問と該質問に対する回答とが表示される質疑応答共有領域を有する共通画像、並びに前記説明画像に関する質問を入力する質問領域及び前記質問に対する回答が表示される回答領域を有する個別画像を含む表示画像を生成する画像生成手段と、前記表示画像を、前記情報入出力装置に送信する画像送信手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、会議や講演等での少なくとも発表中における質疑応答を実現する回答生成装置を提供できる。
本発明の実施の形態における質問応答システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報入出力装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における回答生成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 質問応答システム用アプリの初期起動画面の一例を示す図である。 質問応答システム用アプリの画面において関係する複数の質問及び回答が表示された場合の一例を示す図である。 質問応答システム用アプリの画面において質問及び回答が表示された場合の一例を示す図である。 質問応答システム用アプリの画面において共通画像を非表示とした場合の一例を示す図である。 各フレームを定義したメインの画面情報の模擬コードの一例を示す図である。 共通画像の各フレームの画面情報の模擬コードの一例を示す図である。 個別画像の各フレームの画面情報の模擬コードの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報入出力装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における回答生成装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における質疑応答情報記憶装置の構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における質問応答システムの動作手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態における質問情報の同一性判定に関する処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態の変形例における質疑応答情報記憶装置の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例における質問情報を記憶する処理手順の一例を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
〔第一の実施形態〕
[システム構成]
図1は、本発明の実施の形態における質問応答システム1の構成例を示す図である。
質問応答システム1とは、情報伝達処理、情報検索処理、情報抽出処理及び自然言語処理等を有し、特定の種類の情報に対する質問をユーザから自然言語で受け付け、その応答を返すようなシステムである。ここで、情報伝達処理とは、複数の情報処理装置間で情報を相互に伝達する、例えば、複数の情報処理装置間で同一の画面を共有する処理である。なお、質問応答システム1は、電子的な資料を用いたプレゼンテーションが行われ、質疑応答を伴う会合であれば、その呼称を問わずに適用できる。例えば、電子的な説明資料を用いた講演や電子的な参考書や教科書を資料とした勉強会、電子的な掲示板を資料とした意見交換会等に適用できる。
図1に示す質問応答システム1は、n台の情報入出力装置10a、10b、・・・10n(以下、それぞれを区別しない場合「情報入出力装置10」という。)と回答生成装置20とを有する。情報入出力装置10と回答生成装置20は、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク99(有線又は無線の別は問わない)を介して、通信可能に接続されている。
情報入出力装置10は、情報入出力機能、情報表示機能及び通信機能等を有する機器である。本実施形態において、情報入出力装置10は、ユーザ操作による質問入力を受け付け、質問情報を回答生成装置20に送信する。また、回答生成装置20から送信された回答等が含まれた画像を画面に表示する。情報入出力装置10の一例として、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット型端末又はPDA(Personal Digital Assistance)等が挙げられる。
回答生成装置20は、情報入出力機能、情報検索機能、情報記憶機能、情報表示機能及び通信機能等を有する機器である。本実施形態において、回答生成装置20は、発表に用いる説明画像を、発表の開始前又は発表中にページが変わる都度、情報入出力装置10に送信する。また、回答生成装置20は、情報入出力装置10から送信される質問情報に対する回答情報を生成し、情報入出力装置10に回答情報が含まれた画像を送信する。なお、回答生成装置20から送信する説明画像は、発表前に予め複数ページの説明画像を情報入力装置10に送信しておき、発表者の操作によりページが変わる都度、ページを更新するための情報(信号)を送信してもよい。回答生成装置20の一例として、PC、スマートフォン、タブレット型端末又はPDA等が挙げられる。
本発明の実施形態における質問応答システム1が、例えば、web会議システムが用いられる講演時に利用された場合(利用場面)の動作概要を説明する。
(1)まず、情報入出力装置10a、10b、・・・10nと回答生成装置20とが、ネットワーク99を介し、通信可能に接続されている。また、情報入出力装置10及び回答生成装置20には、一般的なweb会議システムの機能に加えて、発表者のプレゼンテーション及び説明資料への質問を入力し、また、質問に対する回答を出力するための機能を実現するソフトウェア(例えば、質問応答システム用アプリ)がインストールされている。一般的なweb会議システムの機能とは、例えば、音声や映像等のコミュニケーション機能や、資料やデスクトップを共有するための機能等である。本実施形態における質問や回答等を実行する機能は、質問応答システム用アプリに実装されている。なお、質問や回答等を実行する機能は、Webブラウザ等に実装されていてもよい。本実施形態では、情報入出力装置10と回答生成装置20との間のデータの送受信、データの生成は、HTML形式のデータを用いる。但し、データの形式は、HTML形式以外のデータ形式であってもよい。
(2)発表者が説明画像を用いて発表中に、情報入出力装置10のユーザ(聴講者)において、質問すべき事項が発生すると、聴講者は情報入出力装置10のキーボード等を操作し、質問応答システム用アプリを起動する。アプリが起動されると、情報入出力装置10のディスプレイには、発表者の説明資料と質問入力フォームが示された画面が表示される。聴講者が質問入力フォームに、キーボード等を操作し質問を入力すると、情報入出力装置10は、質問情報を生成する。質問情報には、質問内容、質問に対応する説明資料のページ数を示すページ番号、質問の質問者を一意に識別する質問者ID等が含まれる。質問情報が生成されると、回答生成装置20に、質問情報を送信する。
(3)回答生成装置20が質問情報を受信すると、回答生成装置20の過去に受け付けた質問とそれに対する回答が記憶されている記憶装置の中に、受信した質問内容と同一又は関係する質問内容があるか否かを判定する。
(4)回答生成装置20は、上記判定の結果、同一(類似の質問を含む)又は関係する質問内容が記憶装置に存在する場合、記憶装置の中から質問内容とそれに対応する回答とが含まれる画像の画面情報を生成する。一方、上記判定の結果、同一又は関係する質問内容が記憶装置に存在しない場合、過去の同一又は関係する質問内容が存在しなかったことを示す情報が含まれる画像の画面情報を生成する。判定結果に基づいた画像の画面情報が生成されると、質問情報を送信した情報入出力装置10に、画面情報を送信する。また、上記判定の結果、同一又は関係する質問内容が記憶装置に存在する場合、ネットワーク99を介して接続している全ての情報入出力装置に、画面情報を配信する。
(5)情報入出力装置10が画面情報を受信すると、情報入出力装置10のディスプレイに、画面情報に基づいた画像が出力表示される。
以上のように、会議や講演等の発表中において、聴講者は手間をかけず質疑応答をすることができ、また、質問者以外の聴講者に対しても質問と回答が共有されるため、発表に対する聴講者の理解が深まり、会議や講演等を効率的に進めることが可能となる。
[ハードウェア構成]
<情報入出力装置>
図2は、本発明の実施の形態における情報入出力装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2において、回答生成装置20は、CPU101、ROM102、RAM103、HDD104、NVRAM105、ネットワークI/F106、表示部107、操作部108、メディアドライブ109、CD−ROMドライブ110、外部装置I/F111、バスライン112等を有する。
ROM102には、例えば質問応答システム用アプリを含む各種の情報入力装置用プログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶されている。RAM103は、プログラムをロードするための記憶領域やロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。CPU101は、RAM103にロードされた情報入力装置用プログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。HDD(Hard Disk Drive)104は、CPU101の制御に従って、各種データが記憶されたHD(Hard Disk)104aに対するデータの読み出し又は書き込みを制御する。NVRAM105には、回答生成装置20の各種の設定情報等が記憶される。
ネットワークI/F106は、LAN等のネットワーク99(有線又は無線の別は問わない。)に接続するためのハードウェアである。
表示部107は、ユーザに対して、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字又は画像等の各種情報の表示出力がされる液晶や有機EL等のユーザインタフェース画面である。
操作部108は、ユーザが設定や命令等の入力操作を行うためのハードキー、ボタン、マウス及びタッチパネル等によるソフトキーである。操作内容はCPU101に通知される。
なお、表示部107は、操作部108を一体にしたタッチパネルであってもよい。
メディアドライブ109は、フラッシュメモリ等の記録メディア109aに対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
CD−ROMドライブ110は、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)110aに対するデータの読み出し又は書き込みを制御する。
外部装置I/F111は、外部の装置と情報を送受信する。
バスライン112は、上記各構成要素を図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
なお、プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア109aやCD−ROM110a等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、RAM103にロードされてもよい。
<回答生成装置>
図3は、本発明の実施の形態における回答生成装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。図2において、回答生成装置20は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、NVRAM205、ネットワークI/F206、表示部207、操作部208、メディアドライブ209、CD−ROMドライブ210、外部装置I/F211、バスライン212等を有する。
ROM202には、例えば質問応答システム用アプリを含む各種の回答生成装置用プログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶されている。CPU201は、RAM203にロードされた回答生成装置用プログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。
また、上記以外のHDD204、NVRAM205、ネットワークI/F206、表示部207、操作部208、メディアドライブ209、CD−ROMドライブ210、外部装置I/F211、バスライン212は、図2のHDD104、NVRAM105、ネットワークI/F106、表示部107、操作部108、メディアドライブ109、CD−ROMドライブ110、外部装置I/F111、バスライン112に、それぞれ対応する。そのため説明は省略する。
<ハードウェアの動作概要>
本発明の実施の形態では、以下のようにハードウェアが動作する。
(1)まず、情報入出力装置10のユーザ(聴講者)は、発表中に質問すべき事項が発生すると、操作部108であるキーボードやマウス等を用いて、質問応答システム用アプリを起動するための入力操作を行う。操作部108からCPU101に入力内容が通知されると、CPU101は、予めNVRAM105にインストールされている質問応答システム用アプリを起動する。
(2)聴講者は、表示部107に表示された質問応答システム用アプリの質問入力フォームに、操作部108を用いて質問内容を記入し、質問を送信するためのソフトキーをクリックする。
(3)聴講者によって、質問の送信指示が入力されると、CPU101は、RAM103等の各記憶領域から質問に対応する説明資料のページ数を示すページ番号、質問の質問者を一意に識別する質問者ID等の情報を取得し、これらと入力した質問内容と合わせて質問情報を生成する。続いて、ネットワークI/F106を制御し、生成した質問情報を、回答生成装置20に送信する。
(4)回答生成装置20では、予め、CPU101は、NVRAM105にインストールされている質問応答システム用アプリを起動しておく。この状態で、回答生成装置20のネットワークI/F106を介し、情報入出力装置10から送信された質問情報を受信すると、RAM103に一時記憶する。
(5)CPU101は、NVRAM105の過去に受け付けた質問内容とそれに対する回答とが記憶されている記憶装置の中に、受信した質問内容と同一又は関係する質問内容が存在するか否か判定処理を行う。CPU101は、上記判定の結果、同一又は関係する質問内容が記憶装置に存在する場合、NVRAM105記憶されている質問内容とそれに対応する回答を取得し、これらが含まれる画像の画面情報を生成する。一方、上記判定の結果、同一又は関係する質問内容が記憶装置に存在しない場合、過去の同一又は関係する質問内容が存在しなかったことを示す情報を含む画像の画面情報を生成する。回答情報が生成されると、ネットワークI/F106を介して、情報入出力装置10に、画像の画面情報を送信する。
(6)情報入出力装置10のネットワークI/F106が画像の画面情報を受信すると、CPU101は、情報入出力装置10の表示部107を制御し、受信した回答情報に応じた出力結果を表示させる。
[画面例]
図4は、質問応答システム用アプリの初期起動画面の一例を示す図である。
画面に表示される画像は、共通画像131及び個別画像132を有する。
共通画像131は、情報入出力装置10a、10b、・・・10nと回答生成装置20に共通して表示される画像である。共通画像131は、説明画像領域133及び質疑応答共有領域134を有する。説明画像領域133には、発表者が説明に用いる説明画像が表示され、発表者による説明画像のページ変更操作と同期して、各端末の説明画像のページが変更される。例えば、一般に知られるweb会議システムによる画面共有の方法と同じである。質疑応答共有領域134には、情報入出力装置10から入力される質問とその質問に対する回答が表示される。これにより、発表中において他の聴講者による質問を確認することができる。また、質疑応答共有領域134には、例えば、質問が受付中や受付外状態であることを示す情報が表示されてもよい。
個別画像132は、各情報入出力装置10a、10b、・・・10nそれぞれに固有に表示される画像である。個別画像132は、質問領域135及び回答領域136を有する。なお、図4に示されるように、例えば、回答の内容に対する評価を送信する評価領域137が設けられてもよい。質問領域135には、ユーザに質問を入力させるためのGUI(Graphical User Interface)及び入力される質問が表示される。また、質問領域135には、質問を送信するためのソフトキーが含まれる。回答領域136は、情報入出力装置10から回答生成装置20に送信した質問に対する回答が表示される。なお、回答領域136には、例えば、質問領域135に入力された質問と関係する質問が、回答生成装置20のRAM103等のメモリ装置に記憶される過去の質問リスト内に複数存在した場合、複数の質問とそれに対する回答が表示される。ここで、関係する質問とは、受信した質問と同一と判定されないが、関係性のある質問である。関係性があるか否かについては、例えば、一定以上の文字列が受信した質問と重複する場合、関係性があると判定される。
図5は、質問応答システム用アプリの画面において関係する複数の質問及び回答が表示された場合の一例を示す図である。回答領域136には複数の関係する質問とそれに対する回答が表示されている。なお、例えば、複数の質問の並び順は、例えば、過去の質問件数や質問者による評価が高い順等により変更できてもよい。
図6は、質問応答システム用アプリの画面において質問及び回答が表示された場合の一例を示す図である。質疑応答共有領域134には、質問領域135、回答領域136及び評価領域137に表示されている内容が合わせて表示される。
ユーザが画面上の表示/非表示を選択するアイコンを操作することにより、共通画面131を表示又は非表示とすることができる。非表示を選択すると、個別画像132を表示部107の画面いっぱいまで拡大することができる。
図7は、質問応答システム用アプリの画面において共通画像を非表示とした場合の一例を示す図である。
[画面情報とその生成]
表示画像を形成する画面情報は、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)、DHTML(Dynamic HTML)、XML(Extensible Markup Language)等の言語により記述される。説明画像領域133、質疑応答共有領域134、質問領域135、回答領域136及び評価領域137等は、例えば、フレームで分割され、フレーム毎に表示コードが生成される。説明画像領域133の画面情報には、発表画像ID及びページ番号等が含まれる。回答生成装置20において、HTMLやJava Script(ECMA Script、Jscript)等のスクリプト言語、DOM(Document Object Model)、AJAX(Asynchronous Java Script + XML)等を用いて画面情報を生成する。
図8は、各フレーム(説明画像領域133、質疑応答共有領域134、質問領域135、回答領域136及び評価領域137)を定義したメインの画面情報の模擬コードの一例を示す図である。図8〜10において、説明画像領域133をA.html、質疑応答共有領域134をB.html、質問領域135をC.html、回答領域136をD.html、評価領域137をE.htmlとした。図8に示す表示コードに基づき、図4に示すような領域毎にフレームが分割された画面が表示される。
図9(a)・(b)は、共通画像131の各フレームの画面情報の模擬コードの一例を示す図である。図9(a)の説明画像領域133の表示コードに基づき、発表者が説明に用いる画像が表示される。図9(b)の質疑応答共有領域134の表示コードに基づき、「質問受付中」や「質問受付外」であることを示す受付ステータスと、質問内容及び回答内容とが表示される。
図10(a)〜(c)は、個別画像132の各フレームの画面情報の模擬コードの一例を示す図である。図10(a)の質問領域135の表示コードに基づきユーザが質問を入力するための入力フォームと「質問送信」ボタンが表示される。図10(b)の回答領域136の表示コードに基づき回答内容が表示される。また、回答があった場合、その回答に対する評価をするための「わかった」又は「わからなかった」のボタンが表示される。図10(c)の評価領域137の表示コードに基づきユーザが回答に対する評価コメントを入力するための入力フォームと評価コメントを送信するための「フィードバック送信」ボタンが表示される。
なお、各表示コードには、画面スクロール等を実現する表示コード等が含まれてもよい。また、共通画像131の表示/非表示の操作は、例えばJava Scriptによりdisplayプロパティを変更することで実行が可能となる。displayプロパティを変更し、非表示とすると、非表示とした共通画像131の領域が隠れ、個別画像132の領域が拡大される。
[機能構成]
<情報入出力装置>
図11は、本発明の実施の形態における情報入出力装置10の機能構成の一例を示す図である。各機能はCPU101がプログラムを実行し、ハードウェアと協働することで実現される。
情報入出力装置10は、情報入出力装置本体10a、表示装置121、入力装置122及び記憶装置123等を有する。
表示装置121は、図2に示す表示部107が対応する。入力装置122は、図2に示す操作部108が対応する。記憶装置123には、図2のROM102やRAM103、HDD104及びNVRAM105が用いられる。
情報入出力装置本体10aは、表示制御手段11、入力制御手段12、質問情報生成手段13、質問情報送信手段14及び画面情報受信手段15、画面情報解釈手段16等を有する。
表示制御手段11は、画面情報解釈手段16により解釈されたHTML形式で記述された画面情報に基づき、表示装置121に、表示画像を表示出力する。
入力制御手段12は、ユーザのよる入力装置122の入力操作に基づき、情報入出力装置10に情報を入力する。本実施の形態において、ユーザにより入力装置122が操作されHTML形式の入力フォームに質問が入力されると、入力制御手段12は、入力された質問内容を質問情報生成手段13に通知する。
質問情報生成手段13は、入力制御手段12から質問内容が通知されると、まず、記憶装置123から質問を送信する装置を一意に識別する質問入力元IDと、質問対象の説明画像を識別する識別子である説明画像IDと、質問対象の説明画像のページ番号とを取得する。ここで、説明画像IDは、ファイル名やファイル名と作成日時のようなメタデータを組み合わせた画像を一意に識別する情報であればよい。質問入力元IDは、例えば、情報入出力装置10のデバイスIDやMACアドレス等のように、装置を一意に識別する情報であればよい。なお、質問応答システム用アプリのユーザを一意に識別するユーザIDが予め登録されている場合等は、ユーザIDを用いてもよい。ユーザIDを用いる場合、質問応答システム用アプリがインストールされている情報入出力装置10であれば、いずれの装置を利用してもよく、過去に同一ユーザIDが行った質問等の入力内容の履歴を引き継ぐことができる。
続いて、質問情報生成手段13は、質問内容、説明画像ID、ページ番号及び質問入力元IDが含まれた質問情報を生成する。また、質問情報生成手段13は、回答内容の受信後の回答に対する評価を行う場合の評価情報も生成する。評価情報には、回答生成装置20において質問を識別する質問ID、質問入力元ID及び評価内容が含まれる。質問情報生成手段13は、質問情報又は評価情報を生成すると、質問情報送信手段14に、質問情報の送信を要求する。
質問情報送信手段14は、質問情報生成手段13からの質問情報の送信要求に基づき、回答生成装置20に、質問情報を送信する。
画面情報受信手段15は、回答生成装置20から送信されるHTML形式で記述された画面情報を受信し、受信した画面情報の解釈を画像解釈手段16に要求する。
画面情報解釈手段16は、受信したHTML形式で記述された画面情報を解釈し、表示装置121に、表示画像の表示を要求する。
<回答生成装置>
図12は、本発明の実施の形態における回答生成装置20の機能構成の一例を示す図である。各機能はCPU201がプログラムを実行し、ハードウェアと協働することで実現される。
情報入出力装置20は、表示装置本体20a、質疑応答情報記憶装置221、表示装置222及び入力装置223を有する。
質疑応答情報記憶装置221には、図3のROM202やRAM203、HDD204及びNVRAM205が用いられる。
図13は、本発明の実施の形態における質疑応答情報記憶装置221に記憶される情報の一例を示す図である。質疑応答情報記憶装置221には、質問ID、説明画像ID、ページ番号、質問入力元ID、質問受付時間、質問内容、回答内容及び質問重複フラグ等が記憶されている。質問IDは、質疑応答情報記憶装置221の中で、質問内容を一意に識別するための識別情報であり、回答生成装置20が質問を受け付けた順に付与される。説明画像ID、ページ番号及び質問入力元ID及び質問内容には、情報入出力装置10から送信された質問情報に指定されている情報がそのまま記憶される。質問受付時間には、回答生成装置20が質問情報を受信した日時情報を示すタイムスタンプが記録される。回答内容には、回答生成装置20のユーザ(例えば、発表者)によって予め入力された質問情報に対応する回答内容が記録されている。回答内容が入力されていない場合は、nullが記憶される。質問重複フラグには、質疑応答情報記憶装置221の中に同一の質問内容が存在した場合、最も先に登録された質問に対応する質問IDが入力される。質疑応答情報記憶装置221の中に、同一の質問内容が存在しない場合は、nullが記憶される。
表示装置222は、図3に示す表示部207が対応する。入力装置223は、図3に示す操作部208が対応する。
回答生成装置本体20aは、同一性判定手段21、質疑応答情報記憶制御手段22、画面情報生成手段23、表示制御手段24、入力制御手段25、質問情報受付手段26及び画面情報送信手段27を有する。
質問情報受付手段26は、情報入出力装置10から送信される質問情報を受け付ける。続いて、質問情報受付手段26は同一性判定手段21に、質問情報の受付に基づいた処理を要求する。
同一性判定手段21は、予め質疑応答情報記憶装置221に記憶されている質問内容の中に、受信した質問情報の中に含まれる質問内容と同一又は関係する質問内容が存在するか否かを判定し、判定結果を画面情報生成手段23に通知する。
質疑応答記憶手段22は、質疑応答情報記憶装置221を制御し、質問情報の登録及び記憶されている質問内容や回答等の読み出しを実行する。
画面情報生成手段23は、説明画像、この説明画像に関する質問、回答を表示する画面情報を生成する。すなわち、図4における説明画像133と図4に示される画像を表示する表示コードが含まれた画面情報が生成される。また、画面情報は、例えばHTML、DHTML、XML等の言語で記述される。画面情報生成手段23は、説明画像領域133、質疑応答共有領域134、質問領域135、回答領域136及び評価領域137等を、例えばフレームで分割して、フレーム毎に表示コードを生成する。説明画像領域133の画面情報には、発表画像ID及びページ番号等が含まれる。画面情報生成手段23は、HTLMやJava Script(登録商標)(ECMAScript、Jscript)等のスクリプト言語、DOM(Document Object Model)、AJAX(Asynchronous JavaScript+XML)等を利用して、ユーザの操作を受け付ける質問領域135の画面情報を生成する。図4は、画像への情報が未入力である画面であり、新たな質問情報を受け付けると回答情報が入力された画像が生成される。画面情報生成手段23は、同一性判定手段21によって、同一の質問内容が存在すると判定された場合は、同一の質問内容とそれに対応する回答とを含む表示コードが記述された回答領域136の画面情報を生成する。一方、同一の質問内容が存在しないと判定された場合は、同一の質問内容が存在しないことを示す情報を示す表示コードが記述された回答領域136の画面情報を生成する。画面情報生成手段23は、画面情報を生成すると、画面情報送信手段27に、画面情報の送信を要求する。
画面情報送信手段27は、画面情報生成手段23によって生成された画面情報に含まれる画像が説明画像領域133又は質疑応答共有領域134である場合は、ネットワーク99を介して通信可能となっている全ての情報入出力装置10に対して、画面情報を配信(ブロードキャスト)する。ここで例えば、ネットワーク99のネットワークアドレスが、216.154.x.0/24であった場合、ブロードキャストアドレスは、216.154.x.255となる。なお、質疑応答共有領域134を配信する対象範囲は、例えば、予め定められた同一グループのメンバーのみに配信する等、会議参加者が任意に設定できるようにしてもよい。一方、生成された画像が、個別画像132である場合は、質問情報を送信した情報入出力装置10に送信(ユニキャスト)する。
表示制御手段24は、ユーザに対する情報を表示装置222に表示出力する表示制御を行う。
入力制御手段25は、ユーザが入力装置223により回答情報入出力装置10に情報を入力するための操作制御を行う。本実施の形態において、ユーザが入力装置223により回答を入力すると、入力された回答内容が質疑応答情報記憶装置221に記憶される。
[動作手順]
図14は、本発明の実施形態における質問応答システム1の動作手順の一例を示すシーケンス図である。動作手順は、講演等において、発表者が説明画像を用いて発表を開始し、発表中に聴講者が質問をする場面を一例として説明する。
S101:発表者が発表を開始する前の初期状態において、情報入出力装置10aでは、予めNVRAM105等にインストールされている質問応答システム用アプリが起動されている。表示制御手段11により、上述した図4に示される説明画像領域、質問領域、回答領域及び質問共有領域から構成される画像が表示装置121に表示されている。説明画像領域には、説明画像が表示されている。なお、質問応答システム用アプリは、上記のように発表開始前から起動されていてもよいし、聴講者が質問すべき事項が発生した時に起動してもよい。
S102:情報入出力装置10同様に、回答生成装置20では、予めNVRAM105等にインストールされている質問応答システム用アプリが起動されている。
S103:情報入出力装置10aのユーザ(質問者)は、入力制御手段12により制御される入力装置122を操作し、質問領域135に表示される質問入力フォームに質問を入力し、入力した質問を送信するためのソフトキーをクリック等する。入力制御手段12は、質問者からの質問の送信指示を、質問情報生成手段13に通知する。
S104:質問情報生成手段13は、記憶装置123から説明画像ID、ページ番号及び質問入力元IDを取得する。説明画像IDは、質問入力時に、説明画像領域133に表示されている説明画像の識別情報である。ページ番号は、質問入力時に、説明画像領域133に表示されている説明画像に対応するページ番号である。ページ番号は、説明画像のデータにメタ情報として含まれている。なお、説明画像ID及びページ番号は、質問者による質問入力時に任意に指定できるようにしてもよい。質問入力元IDは、例えば、デバイス情報に含まれる装置を一意に識別する情報であるUDN(Unique Device Name)(デバイスID)が指定される。
S105:質問情報生成手段13は、説明画像ID、ページ番号、質問入力元ID及び入力された質問内容を含む質問情報を生成すると、質問情報送信手段14に、質問情報の送信を要求する。
S106:質問情報送信手段14は、回答生成装置20に質問情報を送信する。回答生成装置20の質問情報受付手段26は、質問情報を受信すると、同一性判定手段21に質問情報受信に応じた処理を要求する。
S107:同一性判定手段21は、質疑応答情報記憶装置221に記憶されている過去の質問内容の中に、受信した質問情報の中に含まれる質問内容と同一の質問内容が存在するか否かを判定し、判定結果を画面情報生成手段23に通知する。
ステップS107の判定処理以降、情報入出力装置10に対して生成した表示画像の画面情報を送信するまでの処理について図15のフローチャート図を用いて詳細に説明する。
図15は、本発明の実施形態における回答生成装置20が質問情報を受信した時の同一性判定から画面情報の送信までの処理手順の一例を示すフローチャート図である。
まず、回答生成装置20の質問情報受付手段26は、情報入出力装置10から送信される質問情報を受信する(S11)。当該質問情報には、説明画像ID、ページ番号、質問入力元ID及び質問内容が含まれている。続いて、同一性判定手段21は、質疑応答情報記憶制御手段22を介して、質疑応答情報記憶制御手段221に、受信した質問情報を登録する(S12)。同一性判定手段21は、過去の質問内容が記憶されている質疑応答情報記憶装置221の中に、受信した説明画像ID及びページ番号が一致し、かつ受信した質問内容と同一の質問内容が存在するか否かを判定する(S13)。同一であるか否かは質問内容に含まれる文字列が、一定以上一致するか否かで判断する。すなわち、同一には、受信した質問内容の文字列と過去の質問内容の文字列とが完全に一致する場合だけでなく、一定以上の文字列が一致する類似を含む。質問内容が同一であるか否かに関する判定は、例えば、公知のSQL(Structured Query Language)構文を用いる文字列検索を用いる。なお、判定に用いる検索技術は、一般に用いられている一致検出技術であればよく、例えば、ユーザによる回答(検索)結果に対する評価を検索条件にフィードバックする適合性フィードバック等を用いてもよい。質疑応答情報記憶装置221の中に、同一の質問内容が存在すると判定された場合(S13において「YES」)、受信した質問情報は、質問重複フラグに同一と判定された最も先に登録されている質問の質問IDが指定される(S14)。例えば、図13に示されるように、質問ID「QID:4」の質問内容が「Q2」である場合、予め質問内容「Q2」が「QID:2」に対応付けられ登録されていると、「QID:4」の質問重複フラグには「QID:2」が指定される。すなわち、同一講演中に、複数の同一の質問が入力され、質問重複フラグが設定された場合、例えば質問受付時間が最も早い質問IDに対応する質問内容を除いて、質疑応答共有領域134には表示されない。なお、この場合に表示する質問は、最も先に受け付けた質問でなくてもよい。図15のフローチャート図に戻り説明を続ける。続いて、受信した質問内容と同一であると判定された質問内容に対応する回答内容が入力されているか否かを判定する(S15)。回答内容が入力されている場合(S15において「YES」)、画面情報生成手段23は、受信した質問内容及びそれと同一の質問内容に対応する回答内容を含む表示画像(個別画像132と共通画像131)が含まれた画面情報を生成する(S16)。個別画像132の回答領域136には、同一と判定された質問に対する回答内容が表示される。共通画像131の質疑応答共有領域134には、同一と判定された質問内容と回答内容が表示される。ここで、画面情報生成手段23は、画像の領域単位で画面情報を生成してもよい。なお、この場合、質疑応答共有領域134の画面情報を生成するか否かは、例えば、同一の発表における同一の説明画像に対して同一の質問が一定数以上受信された場合に限り、質疑応答共有領域134の画面情報を生成することにしてもよい。一方、ステップS13において、質疑応答情報記憶装置221の中に、同一の質問内容が存在しないと判定された場合(S13において「NO」)又はステップS14において、受信した質問内容と同一であると判定された質問内容に対応する回答内容が入力されていないと判定された場合(S15において「NO」)、質疑応答情報記憶装置221の中に、受信した説明画像ID及びページ番号が一致し、かつ受信した質問内容と関係する質問内容が存在するか否かを判定する(S17)。ここで、関係する質問内容とは、例えば、同一の説明画像に関して送信された質問内容に含まれる文字列の一致の程度が、同一と判定される基準未満、かつ一定以上一致する場合である。質疑応答情報記憶装置221の中に、関係する質問内容が存在すると判定された場合(S17において「YES」)、画面情報生成手段23は、関係する質問内容及びその関係する質問内容に対応する回答内容を含む表示画像(個別画像132と共通画像131)が含まれた画面情報を生成する(S18)。個別画像132の回答領域136には、関連する質問とそれに対する回答内容が表示される。共通画像131の質疑応答共有領域134には、関連する質問内容とそれに対する回答内容が表示される。なお、この場合、質疑応答共有領域134の画面情報を生成するか否かは、例えば、同じ発表時に、同一の質問を一定数以上受信した場合に限り、質疑応答共有領域134の画面情報を生成することにしてもよい。また、関連する質問が複数存在した場合は、図5に示すように、複数の質問とそれらに対する回答が列挙される。画面情報送信手段27は、生成された表示画像のうち、個別画像132は質問情報を送信した情報入出力装置10に送信し、共通画像131が含まれた画面情報はネットワーク99を介して接続する全ての情報入出力装置10に配信する(S19)。なお、画面情報送信手段27は、画像の領域単位の画面情報を送信してもよい。一方、質疑応答情報記憶装置221の中に、関連する質問内容が存在しないと判定された場合(S17において「NO」)、画面情報生成手段23は、受信した質問内容と同一又は関係する質問内容が存在しないことが示された個別画像132の回答領域136が含まれた画面情報を生成する(S20)。画面情報送信手段27は、生成された個別画像132が含まれた画面情報を、質問情報を送信した情報入出力装置10に送信する(S21)。
図14に戻り説明する。ここで、ステップS107の同一性判定において、受信した質問と同一又は関係する過去の質問が存在する場合を「判定OK」とし、受信した質問と同一又は関係する過去の質問が存在しない場合を「判定NG」とする。
S108:画面情報生成手段23は、「判定OK」の場合、質問内容に対する回答内容を示す表示コードが記述された回答領域136が含まれた個別画像132の画面情報と、質問内容及びその回答内容を示す表示コードが記述された質疑応答共有領域134が含まれた共通画像131の画面情報とを生成する。なお、個別画像132の画面情報のメタ情報には、質問IDが含まれている。質問IDは、回答内容に対して質問者が評価をする場合に、評価対象の質問を特定する情報として用いられる。一方、「判定NG」の場合、質問内容と同一又は関係する質問内容が存在しないことを示す表示コードが記述された回答領域136が含まれた個別画像132の画面情報を生成する。続いて、画面情報生成手段23は、画面情報送信手段27に、生成した画面情報の送信を要求する。
S109:画面情報送信手段27は、質問情報を送信した情報入出力装置10aに、個別画像132が含まれた画面情報をユニキャスト送信する。
S110:画面情報送信手段27は、「判定OK」の場合、質問情報を送信した情報入出力装置10aを含む全ての情報入出力装置10nに、共通画像131が含まれた画面情報をブロードキャスト配信する。「判定NG」の場合は、ステップS108において共通画像131の画面情報は生成されないため配信もされない。なお、共通画像131の画面情報の配信対象範囲は、例えば、予め特定のグループ等のみに配信するといった設定ができるようにしてもよい。
S111:情報入出力装置10aの画面情報受信手段15が個別画像132及び共通画像131の画面情報を受信すると、画面情報解釈手段16に画面情報の解釈の処理を要求する。画面情報解釈手段16は、HTML形式で記述された画面情報を解釈し、表示制御手段11に、表示画像の表示出力を要求する。表示制御手段11は、表示装置121の個別画像132及び共通画像131が表示される各領域に、受信した画面情報に基づいた画像を表示する。
S112:「判定OK」の場合、情報入出力装置10nの画面情報受信手段15が共通画像131を受信すると、画面情報解釈手段16に画面情報の解釈の処理を要求する。画面情報解釈手段16は、HTML形式で記述された画面情報を解釈し、表示制御手段11に、表示画像の表示出力を要求する。表示制御手段11は、表示装置121の共通画像131が表示される領域に、受信した画面情報に基づいた画像を表示する。
S113:回答生成装置20の表示制御手段24は、表示装置222の共通画像131が表示される領域に、生成した画面情報に基づいた画像を表示する。
S114:表示装置121を介して、質問者が表示画像を確認する。
S115:回答領域136に回答内容が表示された場合、質問者は回答内容に対する評価(「わかった」又は「わからなかった」)をすることができる。また、評価領域137に回答内容に対する評価のコメントをすることができる。質問者は、入力制御手段12により制御される入力装置122を操作し、回答領域136に表示される「わかった」又は「わからなかった」のソフトキーをクリック等する。入力制御手段12は、質問者からの評価の送信指示を、質問情報生成手段13に通知する。
S116:質問情報生成手段13は、記憶装置123から質問ID、質問入力元IDを取得する。質問IDは、ステップS109において受信した画面情報のメタ情報に含まれている。
S117:質問情報生成手段13は、質問ID、質問入力元ID及び入力された評価内容を含む評価情報を生成すると、質問情報送信手段14に、評価情報の送信を要求する。
S118:質問情報送信手段14は、回答生成装置20に評価情報を送信する。回答生成装置20の質問情報受付手段26は、評価情報を受信すると、質疑応答情報記憶制御手段22に、評価内容の記憶を要求する。
S119:質疑応答情報記憶制御手段22は、質疑応答情報記憶装置221を制御し、評価内容を記憶する。
S120:画面情報生成手段23は、質問内容、回答内容、その回答内容に対する評価を示す表示コードが記述された質疑応答共有領域134が含まれた共通画像131の画面情報を生成する。
評価内容の画面への表示は、ステップS110〜113と同様の動作手順となる。
上述したように、発表者が発表をしている最中でありながら、聴講者は、情報入力装置10を介して質問を行い、回答生成装置20から即時に回答を得ることができる。また、発表中に行われた質問は、回答生成装置20から全ての情報入出力装置10に対して、共有(配信)される。これにより、発表の進行を妨げることなく、聴講者が説明を聴きながら容易に質疑応答が可能となり、また、質問者以外の聴講者は他者がした質問とそれに対する回答を知ることが可能となる。発表者においても、発表の進行中に会議参加者の疑問を知ることができ、随時、説明内容、説明の仕方に反映することが可能となる。
〔変形例〕
以下に、上記実施形態における変形例を説明する。
図16は、本実施形態の変形例における質疑応答情報記憶装置221に記憶される情報の一例を示す図である。本実施形態の場合の図13との相違点を説明する。質問者による回答に対する評価を示す「わかった」又は「わからかった」の送信件数と、回答に対する評価コメントが送信されたフィードバック送信の送信件数と、説明画像の各ページの説明時間と、各ページの説明開始時間を起点とした場合の質問を受け付けた時間とが追加されている。変形例において、回答に対する評価「わからなかった」の件数及びフィードバック送信件数に基づき質問情報を記憶するか否かの判定に用いる。図17において詳細は説明する。また、説明画像の各ページの説明時間と、各ページの説明開始時間を起点とした場合の質問を受け付けた時間とを記憶することにより、発表者は自身の発表の仕方等に反映することができる。
図17は、本発明の実施形態の変形例において回答生成装置20が質問情報を記憶するときの処理手順の一例を示すフローチャート図である。なお、変形例における判定処理及び画面情報生成処理は図15と同一である。図17において図15と同一ステップの処理には同一番号を付し、説明は省略する。
S31:受信した質問が質疑応答情報記憶装置221に記憶されている過去の質問と同一であり、かつ過去の質問に対する回答が入力されている場合(ステップS15において「YES」)、過去の質問に対する回答への評価が「わからない」又は「フィードバック送信」が存在していないかが判定される。すなわち、すでに入力されている回答の内容が質問者にとって、不明確であるか否かが判定される。
S31において「YES」:処理は終了する。
S31において「NO」又は過去の質問の中に同一の質問がなかった場合(S13において「NO」)又は同一の質問に対する回答が入力されていなかった場合(S15において「NO」):発表終了後の質疑応答において確認すべき質問内容として、RAM103等に記憶される。この記憶された質問は会議終了後に質疑応答が行われる場合、質疑応答共有領域134に表示される。
これにより、未回答であったり、質問に対する回答が質問者にとって曖昧であったりした場合の質問を、発表終了後にすぐに確認することができ、質問者、会議参加者の理解が深まるとともに、効率的な進行を図ることができる。
〔その他の変形例〕
なお、本実施の形態では、質問応答システム用アプリを利用して、画面情報の生成、質問の入力、情報の送受信等を実現したが、情報入出力装置10及び回答生成装置20の機能を具備した質問応答システム用の専用端末によって、実現されてもよい。
また、回答生成装置20は、表示制御手段24及び入力制御手段25の機能を具備せず、同一性判定手段21、質疑応答情報記憶制御手段22、画面情報生成手段23、質問情報受付手段26及び画面情報送信手段27の機能を具備する装置であってもよい。
また、情報入出力装置10は、例えば、PCやタブレット端末等の代わりに、プロジェクタやプリンタ、描いた内容を電子的に変換することが可能なホワイトボード等であってもよい。キーボード等の入力手段を具備していない機器、例えばプロジェクタやプリンタの場合は、回答生成装置20から受信する結果を出力する機器として利用してもよい。また、表示手段を具備していない機器、例えばホワイトボードの場合は、質問情報が入力され、回答生成装置20に質問情報を送信する機器として利用してもよい。
なお、本実施の形態では、情報入出力装置10と回答生成装置20との間のデータの送受信及び回答生成装置20での画面情報の生成の一例として、HTML形式で行うこととしたが、例えば、データをBitmapやGIF(Graphic Interchange Format)、PNG(Portable Network Graphics)等の画像に変換して用いてもよい。これにより、webブラウザ機能を有さない機器、例えばプロジェクタやプリンタ等において、回答生成装置20で生成した画像を出力することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 質問応答システム
10 情報入出力装置
11 表示制御手段
12 入力制御手段
13 質問情報生成手段(画像生成手段)
14 質問情報送信手段
15 画面情報受信手段(画像受信手段)
20 回答生成装置
21 同一性判定手段
22 質疑応答情報記憶制御手段(質疑応答情報記憶手段)
23 画面情報生成手段
24 表示制御手段
25 入力制御手段
26 質問情報受付手段
27 画面情報送信手段(画像送信手段)
107 表示部
121 表示装置
221 質疑応答情報記憶装置
特開2010−134681号公報

Claims (8)

  1. 説明画像に対する質問を入力する複数の情報入出力装置と接続され、質問情報と、該質問情報に対する回答情報とを記憶する質疑応答情報記憶手段を有する回答生成装置であって、
    前記説明画像が表示される説明画像領域及び複数の情報入出力装置からの質問と該質問に対する回答とが表示される質疑応答共有領域を有する共通画像、並びに前記説明画像に関する質問を入力する質問領域及び前記質問に対する回答が表示される回答領域を有する個別画像を含む表示画像を生成する画像生成手段と、
    前記表示画像を、前記情報入出力装置に送信する画像送信手段とを有する回答生成装置。
  2. 前記情報入出力装置から送信された質問情報を受け付ける質問情報受付手段と、
    前記質疑応答記憶手段により記憶されている質問情報の中に、受け付けた前記質問情報と同一の質問情報が存在するか否かを判定する同一性判定手段とを有し、
    前記画像生成手段は、前記質問情報判定手段が判定した結果に基づき、質問領域及び回答領域の画像を生成する前記請求項1記載の回答生成装置。
  3. 前記画像生成手段は、前記質問情報受付手段が受け付けた複数の質問情報が、前記質問情報判定手段により同一の質問情報であると判定された場合、最も先に受け付けた質問情報に対する回答情報に基づき画像を生成する前記請求項1又は2記載の回答生成装置。
  4. 当該情報入出力装置に対する回答を行う回答生成装置と接続され、説明画像に関する質問を入力し、該質問に対する回答を出力する情報入出力装置であって、
    前記説明画像が表示される説明画像領域及び他の情報入出力装置からの質問と該質問に対する回答とが表示される質疑応答共有領域を有する共通画像、並びに前記説明画像に関する質問を入力する質問領域及び前記質問に対する回答が表示される回答領域を有する個別画像を含む表示画像を、前記回答生成装置から受信し、表示する表示制御手段と、
    前記質問領域に質問を入力する入力制御手段とを有する情報入出力装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記共通画像の表示又は非表示を選択することができる前記請求項4記載の情報入出力装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記共通画像を非表示とする場合、前記個別画像の大きさを変更して表示する前記請求項4又は5記載の情報入出力装置。
  7. 説明中の説明画像に対する質問を入力する複数の情報入出力装置と、該情報入出力装置と接続され、質問情報及び該質問情報に対する回答情報とを記憶する質疑応答情報記憶手段を有する回答生成装置とを有する質問応答システムであって、
    前記回答生成装置は、
    前記説明画像が表示される説明画像領域及び複数の情報入出力装置からの質問と該質問に対する回答とが表示される質疑応答共有領域を有する共通画像、並びに前記説明画像に関する質問を入力する質問領域及び前記質問に対する回答が表示される回答領域を有する個別画像を含む表示画像を生成する画像生成手段と、
    前記表示画像を、前記情報入出力装置に送信する画像送信手段とを有し、
    前記情報入出力装置は、
    前記表示画像を、前記回答生成装置から受信し、表示する表示手段と、
    前記質問領域に質問を入力する質問入力手段とを有する質問応答システム。
  8. 説明中の説明画像に関する質問情報を入力し、該質問に対する回答情報を出力するコンピュータにより実行可能なプログラムと、該プログラムを有する機器から送信される質問情報及び該質問情報に対する回答情報とを記憶する質疑応答情報記憶手段を有する回答生成装置とを有する質問応答システムであって、
    前記回答生成装置は、
    前記説明画像が表示される説明画像領域及び複数の情報入出力装置からの質問と該質問に対する回答とが表示される質疑応答共有領域を有する共通画像、並びに前記説明画像に関する質問を入力する質問領域及び前記質問に対する回答が表示される回答領域を有する個別画像を含む表示画像を生成する画像生成手段と、
    前記表示画像を、前記情報入出力装置に送信する画像送信手段とを有し、
    前記プログラムは、
    前記質問領域に質問を入力する質問入力手段、
    前記表示画像を、前記回答生成装置から受信し、表示する表示手段として機能させる質問応答システム。
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