JP6161853B1 - 位置補正装置及び光学フィルム貼付システム - Google Patents

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Abstract

本発明は、長辺が搬送方向に平行する搬送対象の位置補正にも短辺が搬送方向に平行する搬送対象の位置補正にも適用でき、構成が簡単で補正精度が高い位置補正装置及び光学フィルム貼付システムを提供する。搬送ラインにおいて矩形状の搬送対象の位置を補正する位置補正装置であって、搬送ラインの搬送直交方向での両側にそれぞれ設けられる1対の可動フレームと、1対の可動フレームを、搬送直交方向に互いに接近する又は離間する方向に向かって移動させるように駆動する駆動手段とを備え、それぞれの可動フレームには、それぞれ可動フレームから突出するように構成され、搬送対象に搬送直交方向での両側から当接して該搬送対象の位置を補正するための第1補正手段、第2補正手段及び第3補正手段が搬送方向に沿ってこの順に設けられ、第1補正手段と第3補正手段との距離は搬送対象の長辺寸法に対応し、第1補正手段と第2補正手段との距離は搬送対象の短辺寸法に対応する位置補正装置。

Description

本発明は、搬送ラインにおいて矩形状の搬送対象の位置を補正する位置補正装置、及びそれを用いた光学フィルム貼付システムに関する。
近年、液晶ディスプレーの普及に伴い、その主要部品の1つである液晶表示パネルの製造技術も益々注目されている。液晶表示パネルは一般に光学フィルム貼付システムにおいて液晶セルの表面に偏光フィルムを貼り付けてなるものである。製造過程では、液晶セルを適正の貼付位置に搬送するために、液晶セルが光学フィルム貼付装置に達する直前に液晶セル位置補正装置によりその傾き等を補正する必要がある。
従来の液晶セル位置補正装置は、補正される液晶セルの搬送姿勢によって、主として短辺が搬送方向に平行する液晶セル用の位置補正装置と、長辺が搬送方向に平行する液晶セル用の位置補正装置とに分類する。図10に示すように、第1種の位置補正装置は、液晶セルLCの短辺寸法に対応する長さの1対の可動フレーム3と、液晶セルLCの搬送方向Z1に等間隔で可動フレーム3上に設けられる複数の液晶セル位置補正手段4とを備えており、1対の可動フレーム3を搬送直交方向Z2に互いに近づけることによって液晶セル位置補正手段4により持液晶セルLCの短辺を横方向の両側から挟んで、液晶セルLCの傾きを解消する。また、類似的には、図11に示すように、第2種の位置補正装置は、液晶セルLCの長辺寸法に対応する長さの1対の可動フレーム3と、液晶パネルLCの搬送方向Z1に等間隔で可動フレーム3上に設けられる複数の液晶セル位置補正手段4とを備えており、1対の可動フレーム3を搬送直交方向Z2に互いに近づけることによって液晶セル位置補正手段4により持液晶セルLCの長辺を横方向の両側から挟んで、液晶セルLCの傾きを解消する。
しかしながら、前述した第1種の位置補正装置は、可動フレーム3の長さが短いので、長辺が搬送方向に平行する液晶セルLCの補正に用いることはできない。一方、前述した第2種の位置補正装置は、可動フレーム3の長さが十分であるが、多数の液晶セル位置補正手段4が等間隔で設けられているので、短辺が搬送方向に平行する液晶セルLCの補正に用いられる場合には、不必要な液晶セル位置補正手段4が多数生じることになり、無駄であったし構成が複雑である。また、前述した第2種の位置補正装置は、液晶セル位置補正手段4が等間隔で4つ以上設けられているので、短辺が搬送方向に平行する液晶セルLCの補正に用いられる場合には、液晶セル位置補正手段4の間隔が液晶セルLCの前部と後部にうまく接触しないおそれがあり、補正精度が悪くて、好ましくない。
特許第4644755号
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、長辺が搬送方向に平行する搬送対象の位置補正にも短辺が搬送方向に平行する搬送対象の位置補正にも適用でき、構成が簡単で補正精度が高い、搬送ラインにおいて矩形状の搬送対象の位置を補正する位置補正装置及びそれを用いた光学フィルム貼付システムを提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一側面は、搬送ラインにおいて矩形状の搬送対象の位置を補正する位置補正装置であって、搬送ラインの搬送直交方向の両側にそれぞれ設けられる1対可動フレームと、1対の可動フレームを、搬送直交方向に互いに接近する又は離間する方向に向かって移動させるように駆動する駆動手段とを備え、それぞれの可動フレームには、それぞれ可動フレームから突出するように構成され、搬送対象に搬送直交方向での両側から当接して該搬送対象の位置を補正するための第1補正手段、第2補正手段及び第3補正手段が搬送方向に沿ってこの順に設けられ、第1補正手段と第3補正手段との距離は搬送対象の長辺寸法に対応し、第1補正手段と第2補正手段との距離は搬送対象の短辺寸法に対応する位置補正装置。
これによれば、本位置補正装置は、第1補正手段と第3補正手段との距離が搬送対象の長辺寸法に対応し、第1補正手段と第2補正手段との距離が搬送対象の短辺寸法に対応することから、長辺が搬送方向に平行する搬送対象の位置補正にも短辺が搬送方向に平行する搬送対象の位置補正にも適用できる。また、補正手段を可動フレームの必要な位置にのみ設けるので、装置全体の構成を簡単化することができる。それに、第1補正手段が搬送対象の一端に左右両側から当接するように合わせることで、長辺が搬送方向に平行する搬送対象の位置補正においては第3補正手段が搬送対象の他端に左右両側から当接し、短辺が搬送方向に平行する搬送対象の位置補正においては第2補正手段が搬送対象の他端に左右両側から当接することになるので、いずれの方向で搬送される搬送対象に対しても確実にその前端と後端に補正手段が当接して高精度の補正を行える。
また、好ましくは、第1補正手段は、搬送方向において第3補正手段よりも下流側に設けられる。
また、好ましくは、第1補正手段は可動フレームから立設する第1ロッドと、該第1ロッドに回転可能に設けられ、搬送対象に当接するための第1ローラとを有し、及び/又は、第2補正手段は可動フレームから立設する第2ロッドと、該第2ロッドに回転可能に設けられ、搬送対象に当接するための第2ローラとを有し、及び/又は、第3補正手段は可動フレームから立設する第3ロッドと、該第3ロッドに回転可能に設けられ、搬送対象に当接するための第3ローラとを有する。
また、好ましくは、駆動手段は1対の可動フレームのうちの一方を移動させるように駆動する第1駆動手段と、他方を移動させるように駆動する第2駆動手段とを有する。
また、好ましくは、搬送対象が搬送ラインにおいて規定位置に達したことを検出する検出手段と、搬送対象が規定位置に達する時に該搬送対象を停止し、該搬送対象の位置が補正された後に該搬送対象の移動に対する制限を解除する停止手段とを備え、停止手段により搬送対象の移動を停止させる間に、前記第1補正手段が前記搬送対象の搬送直交方向での両側面の前側に当接し、前記第2補正手段または第3補正手段の何れか一方が前記搬送対象の搬送直交方向での両側面の後側に当接する。
また、好ましくは、停止手段は、搬送直交方向に沿って並んで搬送対象の搬送方向前端面に当接する複数の止め部と、該複数の止め部を搬送ラインに対して出没させる伸縮駆動部とを有する。
また、好ましくは、止め部は、搬送ラインに対して出没する伸縮ロッドと、該伸縮ロッドに回転可能に設けられ、搬送対象の搬送方向前端面に当接するためのローラとを有する。
本発明の他側面は、矩形状の光学セルを搬送する搬送ラインと、搬送ラインに第1光学フィルムシートを供給する第1光学フィルムシート供給装置と、搬送ラインに第2光学フィルムシートを供給する第2光学フィルムシート供給装置とを備える光学フィルム貼付システムであって、搬送ラインには、搬送方向の上流側から下流側に向かって順に、搬送ラインにおける光学セルの位置を補正する第1位置補正装置と、第1光学フィルムシート供給装置から供給される第1光学フィルムシートを光学元件の一方の表面に貼り付ける第1光学フィルムシート貼付装置と、搬送ラインにおける光学セルの位置を補正する第2位置補正装置と、第2光学フィルムシート供給装置から供給される第2光学フィルムシートを光学元件の他方の表面に貼り付ける第2光学フィルムシート貼付装置とが設けられ、第1位置補正装置及び第2位置補正装置のうちの少なくとも1方は、上記位置補正装置である光学フィルム貼付システム。
これによれば、本光学フィルム貼付システムは、第1補正手段と第3補正手段との距離が搬送対象の長辺寸法に対応し、第1補正手段と第2補正手段との距離が搬送対象の短辺寸法に対応することから、同一の補正位置で、長辺が搬送方向に平行する搬送対象と短辺が搬送方向に平行する搬送対象とを位置補正できる。また、補正手段を可動フレームの必要な位置にのみ設けるので、全体の構成を簡単化することができる。それに、第1補正手段が搬送対象の一端に左右両側から当接するように合わせることで、長辺が搬送方向に平行する搬送対象の位置補正においては第3補正手段が搬送対象の他端に左右両側から当接し、短辺が搬送方向に平行する搬送対象の位置補正においては第2補正手段が搬送対象の他端に左右両側から当接することになるので、いずれの方向で搬送される搬送対象に対しても確実にその前端と後端に補正手段が当接して高精度の補正を行える。
図1は本発明に係る位置補正装置の構成を模式的に示す平面図である。 図2は図1に示す位置補正装置のA−A断面図である。 図3は図1に示す位置補正装置のB−B断面図である。 図4(a)は、本発明に係る位置補正装置の長辺が搬送方向に平行する液晶セル(搬送対象)の位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。 図4(b)は、本発明に係る位置補正装置の長辺が搬送方向に平行する液晶セル(搬送対象)の位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。 図4(c)は、本発明に係る位置補正装置の長辺が搬送方向に平行する液晶セル(搬送対象)の位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。 図4(a−1)は、本発明に係る位置補正装置の長辺が搬送方向に平行する液晶セル(搬送対象)の位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。 図4(b−1)は、本発明に係る位置補正装置の長辺が搬送方向に平行する液晶セル(搬送対象)の位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。 図4(c−1)は、本発明に係る位置補正装置の長辺が搬送方向に平行する液晶セル(搬送対象)の位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。 図5(a)は、本発明に係る位置補正装置の短辺が搬送方向に平行する液晶セル(搬送対象)の位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。 図5(b)は、本発明に係る位置補正装置の短辺が搬送方向に平行する液晶セル(搬送対象)の位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。 図5(c)は、本発明に係る位置補正装置の短辺が搬送方向に平行する液晶セル(搬送対象)の位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。 図5(a−1)は、本発明に係る位置補正装置の短辺が搬送方向に平行する液晶セル(搬送対象)の位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。 図5(b−1)は、本発明に係る位置補正装置の短辺が搬送方向に平行する液晶セル(搬送対象)の位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。 図5(c−1)は、本発明に係る位置補正装置の短辺が搬送方向に平行する液晶セル(搬送対象)の位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。 図6は本発明に係る光学フィルム貼付システムの構成を示す説明図である。 図7(a)はそれぞれ図6に示す光学フィルム貼付システムの液晶セル吸着旋回装置の構成を模式的に示す側面図と平面図である。 図7(b)はそれぞれ図6に示す光学フィルム貼付システムの液晶セル吸着旋回装置の構成を模式的に示す側面図と平面図である。 図8は光学フィルム貼付システムの制御装置に格納されるいくつかの代表的な工作モードを示す図である。 図9は液晶セルのバックライト側表面と視認側表面に貼り付けられる第1偏光フィルムシートと第2偏光フィルムシートの常用の組み合わせを示す図である。 図10は従来の位置補正装置の構成を模式的に示す平面図である。 図11は従来の位置補正装置の構成を模式的に示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を詳しく説明する。
<位置補正装置>
−構成−
図1は本発明に係る位置補正装置の構成を模式的に示す平面図であり、図2は図1に示す位置補正装置のA−A断面図であり、図3は図1に示す位置補正装置のB−B断面図である。なお、図1〜図3では、説明の便利のために、位置補正装置を設置する搬送ラインSの一部及び位置補正される液晶セルLCを示す。
本発明の位置補正装置は、図1〜図3に示すように、取付ベース1を有し、搬送直交方向Z2に搬送ラインSを挟む取付ベース1の横方向両側の取付面には、それぞれ互いに対向する2組の位置補正ユニットが設けられ、取付ベース1の搬送方向Z1下流側の規定位置には、液晶セル検出手段8と液晶セル停止手段9とが設けられる。
図1〜図3に示すように、搬送ラインSの横方向左側(図1では上側)にある位置補正ユニットは、主に1対のフレームガイドレール2、2と、可動フレーム3と、液晶セル前部位置補正手段4aと、第1液晶セル後部位置補正手段4bと、第2液晶セル後部位置補正手段4cと、駆動モータ6と、駆動伝達手段7とを有する。
そのうち、1対のフレームガイドレール2、2は、搬送直交方向Z2において互いに平行するように取付ベース1の左側の上表面に取り付けられ、搬送ラインSの左側外方から搬送ラインSの下方まで延出する。
可動フレーム3は、搬送ラインSの下方において、搬送方向Z1に沿って伸びるように1対のフレームガイドレール2、2にスライド自在に取り付けられており、後述する駆動モータ6の駆動によって、1対のフレームガイドレール2、2に沿って搬送ラインSと重なる位置(図1の実線を参照)と、搬送ラインSと重ならない位置(図1の点線を参照)との間で移動することが可能である。
図2、図3にも示すように、液晶セル前部位置補正手段4aは、可動フレーム3の前端部(搬送方向Z1下流側の端部)に立設し且つ上端部が搬送ラインSの上方に延出するロッド4a1と、該ロッド4a1に回転可能に取り付けられ、液晶セルLCの左側面(図1では上側にある側面)に当接するためのローラ4a2とを有する。
第1液晶セル後部位置補正手段4bは、可動フレーム3において前記液晶セル前部位置補正手段4aと第2液晶セル後部位置補正手段4cの間の位置に設けられており、好ましくは前後中間部よりも後端部(搬送方向Z1上流側の端部)の位置に設けられており、可動フレーム3より立設し且つ上端部が搬送ラインSの上方に延出するロッド4b1と、該ロッド4b1に回転可能に取り付けられ、液晶セルLCの左側面に当接するためのローラ4b2とを有する。
第2液晶セル後部位置補正手段4cは、可動フレーム3の後端部に立設し且つ上端部が搬送ラインSの上方に延出するロッド4c1と、該ロッド4c1に回転可能に取り付けられ、液晶セルLCの左側面に当接するためのローラ4c2とを有する。
液晶セル前部位置補正手段4a、第1液晶セル後部位置補正手段4b及び第2液晶セル後部位置補正手段4cは搬送方向Z1において1つの直線に並んでおり、液晶セル前部位置補正手段4aと第1液晶セル後部位置補正手段4bとの距離及び液晶セル前部位置補正手段4aと第2液晶セル後部位置補正手段4cとの距離は、補正される矩形状(平面視形状)の液晶セルLCの長辺寸法及び短辺寸法に応じて決定されるものである。具体的には、液晶セル前部位置補正手段4aと第1液晶セル後部位置補正手段4bとの距離を矩形状の液晶セルLCの短辺寸法に対応するように設定し、液晶セル前部位置補正手段4aと第2液晶セル後部位置補正手段4cとの距離を矩形状の液晶セルLCの長辺寸法に対応するように設定する。
図2、図3に示すように、取付ベース1の下表面には取付ブラケットが設けられ、該取付ブラケットには駆動モータ6と駆動伝達手段7とが取り付けられる。駆動モータ6は出力軸が搬送方向Z1に沿って設けられ、該出力軸の前端には出力プーリが設けられる。駆動伝達手段7は伝達プーリと伝達ベルトと伝達フレーム5とを有し、伝達プーリと駆動モータ6の出力プーリとは搬送直交方向Z2において間隔で設けられ、伝達ベルトは伝達プーリと出力プーリとにわたって巻き付けられ、伝達フレーム5の一端は固定部材によって伝達ベルトに取り付けられ、他端は取付ベース1の左側に形成された上下貫通の溝を通じて取付ベース1の上方に延出し、可動フレーム3に接続される。駆動モータ6をオンにすると、駆動モータ6の出力軸の回転は伝達ベルトに伝達され、該伝達ベルトを回転させる。このとき、一端が伝達ベルトに取り付けられる伝達フレーム5は伝達ベルトの回転につれて搬送直交方向Z2に沿って左右に移動し、可動フレーム3をフレームガイドレール2、2に沿って移動させるように駆動する。
また、搬送ラインSの横方向右側(図1では下側)にある位置補正ユニットは、前述した搬送ラインSの横方向左側にある位置補正ユニットとは同じであるので、詳しい説明を省略する。
液晶セル検出手段8は、液晶セルLCが搬送ラインSにおいて規定位置に達したことを検出するものであり、接近センサを採用することが可能である。
液晶セル停止手段9は、液晶セル検出手段8により液晶セルLCが搬送ラインSにおいて規定位置に達したことを検出した時に該液晶セルLCの移動を停止し、該液晶セルLCの位置が補正された後に該液晶セルLCの移動に対する制限を解除する。
図1及び図2に示すように、液晶セル停止手段9は搬送直交方向Z2において並列するように1対設けられる。1対の液晶セル停止手段9は液晶セルLCの左右2つの部位に当接し、それぞれ伸縮駆動部90と伸縮ロッド91とローラ92とを有する。伸縮駆動部90は搬送ラインSの下方に設けられ、伸縮ロッド91を上下に伸縮させるように駆動する。伸縮ロッド91は上下方向に沿って伸びており、その一端が伸縮駆動部90に接続され、他端が伸縮駆動部90の駆動によって搬送ラインSに対して上方に突出し、又は下方に没入することが可能である。ローラ92は伸縮ロッド90の他端に設けられ、伸縮ロッド91の他端が搬送ラインSの上方に突出した時に液晶セルLCの搬送方向Z1での前端面に当接して液晶セルLCの移動を停止する。
−動作−
図4(a)と図4(a−1)、図4(b)と図4(b−1)及び図4(c)と図4(c−1)は、本発明に係る位置補正装置の長辺が搬送方向Z1に平行する液晶セルLCの位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。
図4(a)と図4(a−1)のタイミングでは、上流から搬送されてくる液晶セルLCはまだ搬送ラインS上の規定位置に達しない。このとき、液晶セル検出手段8は規定の頻度で検出を繰り返す。両側の可動フレーム3が駆動されていないので、液晶セル前部位置補正手段4a、第1液晶セル後部位置補正手段4b及び第2液晶セル後部位置補正手段4cはいずれも搬送ラインSの左右両側の外方にある。また、液晶セル停止手段9の伸縮ロッド91の他端は搬送ラインSの下方に没入する。
図4(b)と図4(b−1)のタイミングでは、液晶セル検出手段8は液晶セルLCが搬送ラインS上の規定位置に達したことを検出する。このとき、液晶セル停止手段9の伸縮ロッド91の他端は伸縮駆動部90の駆動によって上昇して搬送ラインSの上方に突出し、これにより、ローラ92は液晶セルLCの搬送方向Z1での前端面に当接して液晶セルLCの移動を停止する。そして、左右両側の可動フレーム3は駆動モータ6の駆動によって搬送直交方向Z2において互いに接近する方向に移動する。
図4(c)と図4(c−1)のタイミングでは、液晶セル前部位置補正手段4a、第1液晶セル後部位置補正手段4b及び第2液晶セル後部位置補正手段4cは液晶セルLCの2つの対向する側面を内側に押して液晶セルLCの位置を補正する。
その後、左右両側の可動フレーム3は、駆動モータ6の駆動によって搬送直交方向Z2において互いに離間する方向に移動する。また、液晶セル停止手段9の伸縮ロッド91の他端は、伸縮駆動部90の駆動によって搬送ラインSの下方に下降する。これにより、液晶セルLCの移動に対する制限は解除される。
図5(a)と図5(a−1)、図5(b)と図5(b−1)及び図5(c)と図5(c−1)は、本発明に係る位置補正装置の短辺が搬送方向に平行する液晶セルLCの位置を補正する時の動作を模式的に示す図である。短辺が搬送方向に平行する液晶セルLCの位置を補正する時の動作の、長辺が搬送方向に平行する液晶セルLCの位置を補正する時の動作に対して相違するところは、図5(c)と図5(c−1)に示すように、液晶セル前部位置補正手段4a及び第1液晶セル後部位置補正手段4bのみで液晶セルLCの2つの対向する側面を内側に押して液晶セルLCの位置を補正することにある。
−効果−
本発明では、位置補正装置は、液晶セル前部位置補正手段4aと第2液晶セル後部位置補正手段4cとの距離が液晶セルLCの長辺寸法に対応し、液晶セル前部位置補正手段4aと第1液晶セル後部位置補正手段4bとの距離が液晶セルLCの短辺寸法に対応することから、長辺が搬送方向Z1に平行する液晶セルLCの位置補正にも短辺が搬送方向Z1に平行する液晶セルLCの位置補正にも適用できる。また、補正手段を可動フレーム3の必要な位置にのみ設けるので、装置全体の構成を簡単化することができる。それに、液晶セル前部位置補正手段4aが液晶セルLCの前端に左右両側から当接するように合わせることで、長辺が搬送方向Z1に平行する液晶セルLCの位置補正においては第2液晶セル後部位置補正手段4cが搬送対象の後端に左右両側から当接し、短辺が搬送方向Z1に平行する液晶セルLCの位置補正においては第1液晶セル後部位置補正手段4bが液晶セルLCの後端に左右両側から当接することになるので、いずれの方向で搬送される液晶セルLCに対しても確実にその前端と後端に補正手段が当接して高精度の補正を行うことが可能である。
<光学フィルム貼付システム>
−構成−
図6は本発明に係る光学フィルム貼付システムの構成を示す説明図である。
図6に示すように、光学フィルム貼付システムはローラコンベヤより構成され、矩形状の液晶セルLCを搬送する搬送ラインSを有し、該搬送ラインSに沿って搬送方向Z1の上流側から下流側に向かって順に第1液晶セル吸着旋回装置Aと第1液晶セル位置補正装置Bと図示しない第1液晶セル吸着搬送装置と第1液晶セル位置検出装置Cと第1偏光フィルムシート貼付装置Eと第2液晶セル吸着旋回装置Fと第1偏光フィルムシート貼付位置測定装置Gと図示しない液晶セル裏返装置と第2液晶セル位置補正装置Hと図示しない第2液晶セル吸着搬送装置と第2液晶セル位置検出装置Iと第2偏光フィルムシート貼付装置Kと第3液晶セル吸着旋回装置Lと第2偏光フィルムシート貼付位置測定装置Mと液晶パネル検査装置Nとが設けられる。また、搬送ラインSの下方には、第1偏光フィルムシート供給装置D及び第2偏光フィルムシート供給装置Jが設けられる。光学フィルム貼付システムは上記各装置の作動を制御する制御装置を有する。
第1液晶セル吸着旋回装置Aは、搬送ラインSが搬送する液晶セルLCをその長辺と短辺との位置関係が逆転するように回転させることができる。
図7(a)は液晶セル吸着旋回装置の構成を示す側面図であり、図7(b)は液晶セル吸着旋回装置の構成を示す平面図である。
第1液晶セル吸着旋回装置Aは、図7(a)に示すように、レール手段A1と図示しないスライダ手段と液晶セル旋回昇降手段A2と液晶セル吸着手段A3とを有する。レール手段A1は、搬送方向Z1に沿って搬送ラインSの上方に設けられる。スライダ手段は、レール手段A1にスライド自在に設けられる。液晶セル旋回昇降手段A2は、スライダ手段に上下伸縮可能に且つ上下方向軸心の回りを回転可能に取り付けられる。液晶セル吸着手段A3は液晶セル旋回昇降手段A2の下端に取り付けられ、下表面には液晶セルLCを吸着する複数の吸着パッドが設けられる。
図7(a)及び図7(b)に示すように、作業中において、まず、図中左側の点線に示されるように、液晶セル旋回昇降手段A2によって液晶セル吸着手段A3を下降させ、液晶セル吸着手段A3によって液晶セルLCを吸着した後に、液晶セル旋回昇降手段A2によって液晶セル吸着手段A3を上昇させる。その後、図中の実線に示されるように、沿レール手段A1に沿うスライダ手段の移動によって液晶セルLCを搬送方向Z1下流側に移動させ、液晶セル旋回昇降手段A2によって液晶セル吸着手段A3を上下方向軸心の回りを90°回転させる。最後、図中右側の点線に示されるように、液晶セル旋回昇降手段A2によって液晶セル吸着手段A3を規定位置まで下降させ、液晶セル吸着手段A3による液晶セルLCの吸着を解除する。このとき、液晶セルLCは、その長辺と短辺との位置関係が逆転した状態である。
第1液晶セル位置補正装置Bは、搬送ラインSにおける液晶セルLCの位置を補正するものであり、前述した位置補正装置であるので、重複の説明を省略する。
第1液晶セル吸着搬送装置は、第1液晶セル位置補正装置Bによって位置補正された液晶セルLCを吸着固定し、搬送方向下流側に搬送する。
第1液晶セル位置検出装置Cは、第1液晶セル吸着搬送装置によって搬送されてくる液晶セルLCが規定の同期制御位置に達したかどうかを検出するためのものである。
第1偏光フィルムシート供給装置Dは第1偏光フィルムシート貼付装置Eに第1偏光フィルムシートを供給するためのものであり、第1偏光フィルム供給部D1と図示しない第1欠陥検出部と第1偏光フィルム切断部D2と第1キャリアフィルム巻取部D3と第1偏光フィルムシート位置検出部D4とを有する。第1偏光フィルム供給部D1には、偏光フィルムが粘着層を介して帯状キャリアフィルムに積層して形成された積層体ロールR1が取り付けられる。第1キャリアフィルム巻取部D3は積層体ロールR1からキャリアフィルムを巻き取ることによって、第1偏光フィルム供給部D1から積層体を連続的に繰り出す。第1欠陥検出部は繰り出された積層体における偏光フィルムを検査し、検査情報に基づいて偏光フィルムの欠陥がある不良部分の位置情報を生成する。第1偏光フィルム切断部D2は、この位置情報に基づいて積層体の偏光フィルム側に、偏光フィルムの長手方向に直交する方向に沿って切込線を入れることにより、偏光フィルムの欠陥がある不良部分を除去するとともに、所定の長さを有する、欠陥がない粘着層付きの第1偏光フィルムシートを形成する。第1偏光フィルムシート位置検出部D4は、第1偏光フィルム切断部D2から供給されてくる第1偏光フィルムシートが規定の同期制御位置に達したかどうかを検出する。
制御装置は、第1液晶セル位置検出装置Cと第1偏光フィルムシート位置検出部D4との検出情報に基づいて、搬送ラインSと第1キャリアフィルム巻取部D3との動作を制御する。これによって、第1液晶セル吸着搬送装置で吸着固定した状態の液晶セルLCを、第1偏光フィルムシートの位置にあわせてアライメントする一方、アライメントされた液晶セルLCと第1偏光フィルムシートとを第1偏光フィルムシート貼付装置Eに同期に到着させる。
第1偏光フィルムシート貼付装置Eは上ローラとそれに対向する下ローラとそれらを回転駆動する駆動部を有し、液晶セルLCと第1偏光フィルムシートとが上ローラと下ローラとの間のニップを通過している時に、上ローラと下ローラとによって第1偏光フィルムシートを液晶セルLCの表面に貼り付ける。
第2液晶セル吸着旋回装置Fは、搬送ラインSが搬送する液晶セルLCをその長辺と短辺との位置関係が逆転するように回転させることができる。第2液晶セル吸着旋回装置Fは第1液晶セル位置補正装置Bと構成が同じであり、詳しい説明を省略する。
第1偏光フィルムシート貼付位置測定装置Gは、液晶セルLCにおける第1偏光フィルムシートの貼付位置が要求に合うかどうかを測定するものである。液晶セルLCは、その貼付位置が要求に合う場合には、下流側の第2液晶セル位置補正装置Hに搬送される。合わない場合には、図示しない排除装置によって排除される。
液晶セル裏返装置は第1偏光フィルムシート貼付位置測定装置Gの搬送方向下流側に設けられており、第1偏光フィルムシートが貼付けられた液晶セルLCを裏返させる。
第2液晶セル位置補正装置H、搬送ラインSにおける液晶セルLCの位置を補正するものであり、前述した位置補正装置であるので、重複の説明を省略する。
第2液晶セル吸着搬送装置は、第2液晶セル位置補正装置Hによって位置補正された液晶セルLCを吸着固定し、搬送方向下流側に搬送する。
第2液晶セル位置検出装置Iは、第2液晶セル吸着搬送装置によって搬送されてくる液晶セルLCが規定の同期制御位置に達したかどうかを検出するためのものである。
第2偏光フィルムシート供給装置Jは第2偏光フィルムシート貼付装置Kに第2偏光フィルムシートを供給するためのものであり、第2偏光フィルム供給部J1と図示しない第2欠陥検出部と第2偏光フィルム切断部J2と第2キャリアフィルム巻取部J3と第2偏光フィルムシート位置検出部J4とを有する。第2偏光フィルム供給部J1には、偏光フィルムが粘着層を介して帯状キャリアフィルムに積層して形成された積層体ロールR2が取り付けられる。第2キャリアフィルム巻取部J3は積層体ロールR2からキャリアフィルムを巻き取ることによって、第2偏光フィルム供給部J1から積層体を連続的に繰り出す。第2欠陥検出部は繰り出された積層体における偏光フィルムを検査し、検査情報に基づいて偏光フィルムの欠陥がある不良部分の位置情報を生成する。第2偏光フィルム切断部J2は、この位置情報に基づいて積層体の偏光フィルム側に、偏光フィルムの長手方向に垂直する方向に沿って切込線を入れることにより、偏光フィルムの欠陥がある不良部分を除去するとともに、所定の長さを有する、欠陥がない粘着層付きの第2偏光フィルムシートを形成する。第2偏光フィルムシート位置検出部J4は、第2偏光フィルム切断部J2から供給されてくる第2偏光フィルムシートが規定の同期制御位置に達したかどうかを検出する。
制御装置は、第2液晶セル位置検出装置Iと第2偏光フィルムシート位置検出部J4との検出情報に基づいて、搬送ラインSと第2キャリアフィルム巻取部J3との動作を制御する。これによって、第2液晶セル吸着搬送装置で吸着固定した状態の液晶セルLCを、第2偏光フィルムシートの位置にあわせてアライメントする一方、アライメントされた液晶セルLCと第2偏光フィルムシートとを第2偏光フィルムシート貼付装置Kに同期に到着させる。
第2偏光フィルムシート貼付装置Kは上ローラとそれに対向する下ローラとそれらを回転駆動する駆動部を有し、液晶セルLCと第2偏光フィルムシートとが上ローラと下ローラとの間のニップを通過している時に、上ローラと下ローラとによって第2偏光フィルムシートを液晶セルLCの表面に貼り付ける。
第3液晶セル吸着旋回装置Lは、搬送ラインSが搬送する液晶セルLCをその長辺が搬送方向Z1に沿うように回転させることができる。第3液晶セル吸着旋回装置Lは第1液晶セル位置補正装置Bと構成が同じであり、詳しい説明を省略する。
第2偏光フィルムシート貼付位置測定装置Mは、液晶セルLCにおける第2偏光フィルムシートの貼付位置が要求に合うかどうかを測定するものである。液晶セルLCは、その貼付位置が要求に合う場合には、下流側の液晶パネル検査装置Nに搬送される。合わない場合には、図示しない排除装置によって排除される。
液晶パネル検査装置Nは、第2偏光フィルムシート貼付位置測定装置Mよりも下流側に設けられ、第2偏光フィルムシート貼付位置測定装置Mからの液晶パネルLPを検査するためのものである。液晶パネルLPは、合格である場合には、下流工程へ搬送されさる。また、液晶パネルLPは、不合格である場合には、図示しない排除装置によって排除されることが可能である。
制御装置は、前述した同期制御を行う他、液晶セルLCの、上流工程から搬送ラインSに搬送される直後の姿勢(長辺は、搬送方向Z1に沿うか、それとも搬送直交方向Z2に沿うか)、第1偏光フィルムシート及び第2偏光フィルムシートの吸収軸の方向、第1偏光フィルムシート及び第2偏光フィルムシートの長短辺方向に基づいて予め設定された複数の工作モードを格納しており、前記予め設定された複数の工作モードから選択した工作モードに基づいて、第1液晶セル吸着旋回装置A、第2液晶セル吸着旋回装置F、第3液晶セル吸着旋回装置Lを制御する。
図8は光学フィルム貼付システムの制御装置に格納されるいくつかの代表的な工作モードを示す図であり(なお、矢印は液晶セル/液晶パネルの回転方向を表し、点線は回転前であり、実線は回転後である)、図9は液晶セルLCのバックライト側表面と視認側表面に貼り付けられる第1偏光フィルムシートと第2偏光フィルムシートの常用の組み合わせを示す図である(なお、矢印は吸収軸の方向を表し、縦方向の点線は偏光フィルム切断部により加工した切込線である)。
例えば、上流工程から供給される液晶セルLCは長辺が搬送方向Z1に平行する姿勢で搬送ラインS1に入り、且つ、液晶セルLCに貼り付けられる偏光フィルムシートは図9に示すiの組み合わせである(第1偏光フィルムシートの吸収軸及び短辺が搬送方向Z1に平行し、第2偏光フィルムシートの吸収軸及び長辺が搬送方向Z1に平行する)場合には、制御装置は工作モード1を呼出して以下のように制御する。即ち、第1偏光フィルムシートの貼付前に、第1液晶セル吸着旋回装置Aによって液晶セルLCを短辺が搬送方向に平行する姿勢となるように回転させ、そして、第1偏光フィルムシートの貼付後且つ第2偏光フィルムシートの貼付前に、第2液晶セル吸着旋回装置Fによって液晶セルLC液晶セルLCを長辺が搬送方向に平行する姿勢となるように回転させ、そして、第2偏光フィルムシートの貼付後に、第3液晶セル吸着旋回装置Lを駆動せず、液晶セルLCはそのまま送出される。
また、上流工程から供給される液晶セルLCは長辺が搬送方向Z1に平行する姿勢で搬送ラインS1に入り、且つ、液晶セルLCに貼り付けられる偏光フィルムシートは図9に示すiiの組み合わせである(第1偏光フィルムシートの吸収軸及び短辺が搬送直交方向Z2に平行し、第2偏光フィルムシートの吸収軸及び長辺が搬送方向Z1に平行する)場合には、制御装置は工作モード2を呼出して以下のように制御する。即ち、第1液晶セル吸着旋回装置A、第2液晶セル吸着旋回装置F、第3液晶セル吸着旋回装置Lを駆動せず、液晶セルLCはそのまま搬送される。
−効果−
本発明では、光学フィルム貼付システムは、液晶セル前部位置補正手段4aと第2液晶セル後部位置補正手段4cとの距離が液晶セルLCの長辺寸法に対応し、液晶セル前部位置補正手段4aと第1液晶セル後部位置補正手段4bとの距離が液晶セルLCの短辺寸法に対応することから、同一の補正位置で、長辺が搬送方向Z1に平行する液晶セルLCと短辺が搬送方向Z1に平行する液晶セルLCとを位置できる。また、補正手段を可動フレーム3の必要な位置にのみ設けるので、全体の構成を簡単化することができる。それに、液晶セル前部位置補正手段4aが液晶セルLCの前端に左右両側から当接するように合わせることで、長辺が搬送方向Z1に平行する液晶セルLCの位置補正においては第2液晶セル後部位置補正手段4cが搬送対象の後端に左右両側から当接し、短辺が搬送方向Z1に平行する液晶セルLCの位置補正においては第1液晶セル後部位置補正手段4bが液晶セルLCの後端に左右両側から当接することになるので、いずれの方向で搬送される液晶セルLCに対しても確実にその前端と後端に補正手段が当接して、高精度の補正を行うことが可能である。
また、第1液晶セル吸着旋回装置Aと第2液晶セル吸着旋回装置Fとを同時に設けるので、上流側から搬送されて搬送ラインSに入る液晶セルLCは長辺が搬送方向Z1に平行する姿勢であろうと、短辺が搬送方向Z1に平行する姿勢であろうと、貼り付けられる第1偏光フィルムシート及び第2偏光フィルムシートの吸収軸の方向(積層体の長さ方向(MD方向;搬送ラインSの搬送方向Z1とは同方向)に沿うか、それとも積層体の幅方向(TD方向;搬送ラインSの搬送直交方向Z2とは同方向)に沿うか)や第1偏光フィルムシート及び第2偏光フィルムシートの長短辺方向に応じて、第1液晶セル吸着旋回装置Aによって、第1偏光フィルムシートの貼付前の液晶セルLCを長辺が搬送方向Z1に平行する姿勢と短辺が搬送方向Z1に平行する姿勢とのうちのいずれかの適切な姿勢に変更し、第2液晶セル吸着旋回装置Fによって、第2偏光フィルムシートの貼付前の液晶セルLCを長辺が搬送方向Z1に平行する姿勢と短辺が搬送方向Z1に平行する姿勢とのうちのいずれかの適切な姿勢に変更することができる。即ち、1つの光学フィルム貼付システムで、MD/MDの組み合わせの偏光フィルム(図9では、iの組み合わせ)も、MD/TDの組み合わせの偏光フィルム(図9では、iiの組み合わせ)も両方貼付することができる。
また、第3液晶セル吸着旋回装置Lを設けるので、製造した液晶パネルLPは長辺が搬送方向Z1に平行する姿勢で液晶パネル貯留手段に貯留することを確保することができる。短辺が搬送方向Z1に平行する姿勢で貯留する場合に比べて、液晶パネルLPが貯留過程で大幅に変形することを避けることができる。
<変形例>
本発明は以上の実施形態に限定されるものではない。本発明の構想を逸脱することなく種々の変更が可能であり、これらの変更も本発明の範囲に含まれている。
例えば、上記実施形態では、左右両側の可動フレーム3、3はそれぞれ駆動モータ6と駆動伝達手段7とを有するが、これに限らず、駆動モータ6と駆動伝達手段7とを1組設置して左右両側の可動フレーム3、3を駆動してもいい。
また、上記実施形態では、可動フレーム3における液晶セル前部位置補正手段4a、第1液晶セル後部位置補正手段4b及び第2液晶セル後部位置補正手段4cの位置は一定であるが、これに限らず、少なくとも一方を可動フレーム3の長さ方向(即ち搬送方向Z1)に可動にして各種の寸法の液晶セルに対応してもいい。
また、液晶セル検出手段8は接近センサに限らず、他の構成の検出手段を用いてもいい。
1 取付ベース
2 フレームガイドレール
3 可動フレーム
4 液晶セル位置補正手段
4a 液晶セル前部位置補正手段(第1補正手段)
4b 第1液晶セル後部位置補正手段(第2補正手段)
4c 第2液晶セル後部位置補正手段(第3補正手段)
4a1 ロッド(第1ロッド)
4b1 ロッド(第2ロッド)
4c1 ロッド(第3ロッド)
4a2 ローラ(第1ローラ)
4b2 ローラ(第1ローラ)
4c2 ローラ(第1ローラ)
5 伝達フレーム
6 駆動モータ(駆動手段)
7 駆動伝達手段
8 液晶セル検出手段(検出手段)
9 液晶セル停止手段(停止手段)
90 伸縮駆動部
91 伸縮ロッド
92 ローラ
A 第1液晶セル吸着旋回装置(第1旋回装置)
A1 レール手段
A2 液晶セル旋回昇降手段
A3 液晶セル吸着手段
B 第1液晶セル位置補正装置(第1位置補正装置)
C 第1液晶セル位置検出装置
D 第1偏光フィルムシート供給装置
D1 第1偏光フィルム供給部
D2 第1偏光フィルム切断部
D3 第1キャリアフィルム巻取部
D4 第1偏光フィルムシート位置検出部
E 第1偏光フィルムシート貼付装置(第1光学フィルムシート貼付装置)
F 第2液晶セル吸着旋回装置(第2旋回装置)
F1 レール手段
F2 液晶セル旋回昇降手段
F3 液晶セル吸着手段
G 第1偏光フィルムシート貼付位置測定装置
H 第2液晶セル位置補正装置(第2位置補正装置)
I 第2液晶セル位置検出装置
J 第2偏光フィルムシート供給装置
J1 第2偏光フィルム供給部
J2 第2偏光フィルム切断部
J3 第2キャリアフィルム巻取部
J4 第2偏光フィルムシート位置検出部
K 第2偏光フィルムシート貼付装置(第2光学フィルムシート貼付装置)
L 第3液晶セル吸着旋回装置(第3旋回装置)
L1 レール手段
L2 液晶セル旋回昇降手段
L3 液晶セル吸着手段
M 第2偏光フィルムシート貼付位置測定装置
N 液晶パネル検査装置
S 搬送ライン
LC 液晶セル(搬送対象)
LP 液晶パネル
R1 積層体ロール
R2 積層体ロール
Z1 搬送方向
Z2 搬送直交方向

Claims (7)

  1. 搬送ラインにおいて矩形状の搬送対象の位置を補正する位置補正装置であって、
    前記搬送ラインの搬送直交方向での両側にそれぞれ設けられる1対の可動フレームと、前記1対の可動フレームを、前記搬送直交方向に互いに接近する又は離間する方向に向かって移動させるように駆動する駆動手段とを備え、
    それぞれの前記可動フレームには、それぞれ前記可動フレームから突出するように構成され、前記搬送対象に前記搬送直交方向での前記両側から当接して該搬送対象の位置を補正するための第1補正手段、第2補正手段及び第3補正手段が前記搬送方向に沿ってこの順に設けられ、前記第1補正手段と前記第3補正手段との距離は前記搬送対象の長辺寸法に対応し、前記第1補正手段と前記第2補正手段との距離は前記搬送対象の短辺寸法に対応することを特徴とする位置補正装置。
  2. 前記第1補正手段は、前記搬送方向において前記第3補正手段よりも下流側に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の位置補正装置。
  3. 前記第1補正手段は前記可動フレームから立設する第1ロッドと、該第1ロッドに回転可能に設けられ、前記搬送対象に当接するための第1ローラとを有し、及び/又は、
    前記第2補正手段は前記可動フレームから立設する第2ロッドと、該第2ロッドに回転可能に設けられ、前記搬送対象に当接するための第2ローラとを有し、及び/又は、
    前記第3補正手段は前記可動フレームから立設する第3ロッドと、該第3ロッドに回転可能に設けられ、前記搬送対象に当接するための第3ローラとを有することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の位置補正装置。
  4. 前記搬送対象が前記搬送ラインにおいて規定位置に達したことを検出する検出手段と、前記搬送対象が前記規定位置に達する時に該搬送対象を停止し、該搬送対象の位置が補正された後に該搬送対象の移動に対する制限を解除する停止手段とを備え、
    前記停止手段により前記搬送対象の移動を停止させる間に、前記第1補正手段が前記搬送対象の搬送直交方向での両側面の前側に当接し、前記第2補正手段または第3補正手段の何れか一方が前記搬送対象の搬送直交方向での両側面の後側に当接することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の位置補正装置。
  5. 前記停止手段は、前記搬送直交方向に沿って並んで前記搬送対象の搬送方向前端面に当接する複数の止め部と、該複数の止め部を前記搬送ラインに対して出没させる伸縮駆動部とを有することを特徴とする、請求項4に記載の位置補正装置。
  6. 前記止め部は、前記搬送ラインに対して出没する伸縮ロッドと、該伸縮ロッドに回転可能に設けられ、前記搬送対象の前記搬送方向前端面に当接するためのローラとを有することを特徴とする、請求項5に記載の位置補正装置。
  7. 矩形状の光学セルを搬送する搬送ラインと、前記搬送ラインに第1光学フィルムシートを供給する第1光学フィルムシート供給装置と、前記搬送ラインに第2光学フィルムシートを供給する第2光学フィルムシート供給装置とを備える光学フィルム貼付システムであって、
    前記搬送ラインには、搬送方向の上流側から下流側に向かって順に、
    前記搬送ラインにおける前記光学セルの位置を補正する第1位置補正装置と、
    前記第1光学フィルムシート供給装置から供給される前記第1光学フィルムシートを前記光学元件の一方の表面に貼り付ける第1光学フィルムシート貼付装置と、
    前記搬送ラインにおける前記光学セルの位置を補正する第2位置補正装置と、
    前記第2光学フィルムシート供給装置から供給される前記第2光学フィルムシートを前記光学元件の他方の表面に貼り付ける第2光学フィルムシート貼付装置とが設けられ、
    前記第1位置補正装置及び前記第2位置補正装置のうちの少なくとも1方は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の位置補正装置であることを特徴とする光学フィルム貼付システム。
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