JP6161433B2 - 導電性高分子溶液、導電性高分子材料および固体電解コンデンサ - Google Patents
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本発明に係る導電性高分子溶液は、架橋剤により架橋された構造を有するポリ陰イオン及び導電性高分子を含む導電性高分子粒子と、水及び水混和性有機溶媒の少なくとも一方と、を含む導電性高分子溶液であって、前記ポリ陰イオンの主鎖上の陰イオンのモル数に対する前記架橋剤のモル数の比率を示す架橋割合が、前記導電性高分子粒子の内部より前記導電性高分子粒子の表面の方が高い。
本発明に係る導電性高分子は、水および水混和性有機溶媒の少なくとも一方に溶解または分散している。本発明に係る導電性高分子としては、π共役系導電性高分子を用いることができ、例えばピロール、チオフェン、アニリン等の繰り返し単位を含む高分子が挙げられる。具体的には、導電性高分子としては、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリンおよびそれらの誘導体等が挙げられる。特に、導電性高分子としては、3,4−エチレンジオキシチオフェンまたはその誘導体の繰り返し単位を含む重合体が好ましい。具体的には、導電性高分子としては、下記式(1)で示される繰り返し単位を含むポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)またはその誘導体が好ましい。
本発明に係るポリ陰イオンは、前記導電性高分子から電子を引き抜いたり、前記導電性高分子に電子を与えたりすることにより、前記導電性高分子に導電性を付与するドーパントとして機能し、架橋剤により架橋された架橋構造を有する。具体的には、ポリ陰イオンとは、架橋構造を有し、かつ複数の陰イオンを有する化合物を示し、例えば架橋構造を有し、かつ複数の陰イオンを主鎖に有する高分子であることができる。ポリ陰イオンの陰イオンとしては、例えばカルボキシル基の陰イオン、スルホ基の陰イオン等が挙げられる。ポリ陰イオンはこれらを一種有していてもよく、二種以上有していてもよい。
本発明に係る導電性高分子粒子は、架橋剤により架橋された構造を有するポリ陰イオンと、導電性高分子とを含む。導電性高分子溶液中では、導電性高分子およびポリ陰イオンは集まって平均粒子径が直径1〜5000nmの粒子として存在する。本発明では、ポリ陰イオンの主鎖上の陰イオンのモル数に対する架橋剤のモル数の比率を示す架橋割合が、導電性高分子粒子の内部より導電性高分子粒子の表面の方が高い。なお、導電性高分子粒子の表面とは、導電性高分子粒子の最表面から内部へ4nmまでの領域を示す。また、導電性高分子粒子の内部とは、前記導電性高分子粒子の表面以外の領域を示す。前記架橋割合は、FT−IRにより測定することができる。
本発明に係る導電性高分子溶液は、溶媒として水および水混和性有機溶媒の少なくとも一方を含む。水混和性有機溶媒としては、水と混和する有機溶媒であれば特に限定されないが、メタノール、エタノール、プロパノール、酢酸等のプロトン性極性溶媒;N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、アセトン等の非プロトン性極性溶媒が好ましい。水混和性有機溶媒としては、ジメチルスルホキシドがより好ましい。これらは一種を用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
本発明に係る導電性高分子材料は、本発明に係る導電性高分子溶液を乾燥し、水および水混和性有機溶媒の少なくとも一方を除去して得られる。前述したように、本発明に係る導電性高分子材料は高い保水性を示す。溶媒である水および水混和性有機溶媒の少なくとも一方を除去するための乾燥の温度は、導電性高分子の分解温度以下であれば特に制限されないが、300℃以下が好ましい。
本発明に係る固体電解コンデンサは、本発明に係る導電性高分子材料を含む固体電解質を備える。固体電解質が本発明に係る導電性高分子材料を含むことにより保水性が向上し、再化成時に誘電体層の欠陥が十分に修復されるため、低LCを実現することができる。
本発明に係る固体電解コンデンサの製造方法は、多孔質体の弁作用金属を含む陽極導体の表面に誘電体層を形成する工程と、本発明に係る導電性高分子溶液を前記誘電体層上に塗布し、乾燥して導電性高分子層を形成する工程と、再化成を行う工程と、を含む。前述したように、本発明に係る導電性高分子溶液から得られる導電性高分子材料は高い保水性を有するため、該導電性高分子材料を用いて導電性高分子層を形成することにより、再化成時に誘電体層上に化成液が十分に供給され、誘電体層の欠陥が十分に修復される。これにより、LCの低い固体電解コンデンサが得られる。
本発明に係る導電性高分子溶液の製造方法は、導電性高分子を与えるモノマーを、架橋剤により架橋された構造を有するポリ陰イオンと、水及び水混和性有機溶媒の少なくとも一方とを含む溶液中で重合して、導電性高分子粒子を含む溶液を得る工程と、前記導電性高分子粒子の表面を架橋剤により架橋する工程と、を含む。導電性高分子粒子の表面を架橋剤によりさらに架橋することで、架橋割合が、導電性高分子粒子の内部より導電性高分子粒子の表面の方が高い導電性高分子溶液が得られる。
[導電性高分子溶液の調製]
ポリスチレンスルホン酸20gと、架橋剤である1,2,5,6−ジエポキシヘキサン0.2gとを溶媒である水100mlに溶解した。溶液を80℃に保温し、24時間攪拌して反応させることで、ポリ陰イオンである架橋構造を有するポリスチレンスルホン酸を合成した。該架橋構造を有するポリスチレンスルホン酸5g、3,4−エチレンジオキシチオフェン1.25g及び硫酸鉄(III)0.125gを、水50mlに溶解した。この溶液に24時間にわたって空気を導入し、導電性高分子粒子を含む溶液を製造した。架橋剤である1,2,5,6−ジエポキシヘキサン0.05gを調製した導電性高分子粒子を含む溶液50mlに添加した。この溶液を80℃に保温し、24時間攪拌して反応させることで、導電性高分子粒子の表面をさらに架橋した。これにより、導電性高分子溶液を調製した。
アルミニウム基板上に前記導電性高分子溶液を15μl滴下した。これを125℃の恒温槽内に入れて水を揮発させることで、約5μmの厚さの導電性高分子材料の膜を作製した。その後、該導電性高分子材料の膜を水に10分間浸漬し、大気中で1時間放置した。カールフィッシャー法の水分率計(製品名:CP−200型卓上型 電量法水分計、VA−200型水分気化装置、株式会社三菱化学アナリテック製)を用いて、該導電性高分子材料の膜の保水性を評価するために吸水率を測定した。結果を表1に示す。なお、吸水率は、導電性高分子材料の膜の水分を除く質量に対する水分の質量の割合を示す値である。
ポリスチレンスルホン酸の架橋および導電性高分子粒子の表面の架橋に用いる架橋剤として、1,2,5,6−ジエポキシヘキサンの代わりに、1,2:6,7−ジエポキシヘプタンを用いた以外は実施例1と同様に導電性高分子溶液を調製し、導電性高分子材料の吸水率を測定した。結果を表1に示す。
ポリスチレンスルホン酸の架橋および導電性高分子粒子の表面の架橋に用いる架橋剤として、1,2,5,6−ジエポキシヘキサンの代わりに、1,2:7,8−ジエポキシオクタンを用いた以外は実施例1と同様に導電性高分子溶液を調製し、導電性高分子材料の吸水率を測定した。結果を表1に示す。
ポリスチレンスルホン酸の架橋および導電性高分子粒子の表面の架橋に用いる架橋剤として、1,2,5,6−ジエポキシヘキサンの代わりに、1,2:11,12−ジエポキシドデカンを用いた以外は実施例1と同様に導電性高分子溶液を調製し、導電性高分子材料の吸水率を測定した。結果を表1に示す。
ポリスチレンスルホン酸の架橋および導電性高分子粒子の表面の架橋に用いる架橋剤として、1,2,5,6−ジエポキシヘキサンの代わりに、1,2:11,12−ジエポキシトリデカンを用いた以外は実施例1と同様に導電性高分子溶液を調製し、導電性高分子材料の吸水率を測定した。結果を表1に示す。
ポリスチレンスルホン酸の架橋および導電性高分子粒子の表面の架橋に用いる架橋剤として、1,2,5,6−ジエポキシヘキサンの代わりに、1,2:7,8−ジエポキシオクタン−4−スルホン酸を用いた以外は実施例1と同様に導電性高分子溶液を調製し、導電性高分子材料の吸水率を測定した。結果を表1に示す。
スチレンスルホン酸ナトリウム20gとアセチレン0.2gを水60gに溶解した。また、過硫酸アンモニウム0.05gを水5gに溶解させた。あらかじめ窒素置換した重合容器に水20gを仕込んで撹拌しつつ、90℃に昇温した後、前記スチレンスルホン酸ナトリウム溶液および前記過硫酸アンモニウム溶液をそれぞれ4時間かけて添加して、重合を行った。その後2時間熟成を行い、重合物水溶液を得た。該重合物水溶液を、電気透析機を用いてイオン交換し、不純物イオンを除去した。これにより、不飽和結合を有する架橋前のポリ陰イオンを含む水溶液を調製した。
実施例7と同様に導電性高分子粒子を含む溶液を製造した。架橋剤である1,2:7,8−ジエポキシオクタン−4−スルホン酸0.05gを、該導電性高分子粒子を含む溶液50mlに添加した。該溶液を80℃に保温し、24時間攪拌して反応させ、導電性高分子粒子の表面をさらに架橋することで、導電性高分子溶液を調製した。その後、実施例1と同様に導電性高分子材料の吸水率の測定を行った。結果を表1に示す。
質量平均分子量が50000のポリスチレンスルホン酸5g、3,4−エチレンジオキシチオフェン1.25g及び硫酸鉄(III)0.125gを水(50ml)に溶解した。この溶液に24時間にわたって空気を導入し、ポリチオフェン溶液を製造した。その後、該ポリチオフェン溶液を用いて実施例1と同様に導電性高分子材料の膜を作製し、吸水率の測定を行った。結果を表1に示す。
ポリスチレンスルホン酸20gと、架橋剤である1,2,5,6−ジエポキシヘキサン0.2gとを溶媒である水100mlに溶解した。溶液を80℃に保温し、24時間攪拌して反応させることで、ポリ陰イオンである架橋構造を有するポリスチレンスルホン酸を合成した。該架橋構造を有するポリスチレンスルホン酸5g、3,4−エチレンジオキシチオフェン1.25g及び硫酸鉄(III)0.125gを、水50mlに溶解した。この溶液に24時間にわたって空気を導入し、導電性高分子粒子を含む溶液を製造した。その後、該溶液を用いて実施例1と同様に導電性高分子材料の膜を作製し、吸水率の測定を行った。結果を表1に示す。
[固体電解コンデンサの作製]
実施例1で調製した導電性高分子溶液を用いて固体電解コンデンサを作製した。陽極導体として、エッチングにより拡面処理された3×4mmの多孔質体アルミニウム箔を用いた。該陽極導体は、表面に酸化皮膜である誘電体層を備える。該陽極導体を、実施例1で調製した導電性高分子溶液に浸漬した。これを125℃の恒温槽中で乾燥し、固化させて、固体電解質層を形成した。その後、0.3質量%のリン酸中で電圧を印加することにより再化成を行い、誘電体層の欠陥を修復した。その後、固体電解質層上に、グラファイト層、銀導電性樹脂層を順次形成し、固体電解コンデンサを作製した。
作製した固体電解コンデンサについて、LCメーターを用いてLCを測定した。結果を表2に示す。
実施例9と同様の誘電体層を備える陽極導体を、3,4−エチレンジオキシチオフェンを含むモノマー溶液と、ドーパントとしての1,3,6−ナフタレントリスルホン酸と、酸化剤であるペルオキソ二硫酸アンモニウムを含む酸化剤溶液と、を含む溶液に浸漬させた。浸漬を数回繰り返し、化学酸化重合法によってポリ3,4−エチレンジオキシチオフェンを含む第一の導電性高分子層を形成した。その後、これを実施例1で調製した導電性高分子溶液に浸漬した。これを125℃の恒温槽中で乾燥し、固化させて、第二の導電性高分子層を形成した。その後、0.3質量%のリン酸中で電圧を印加することにより再化成を行い、誘電体層の欠陥を修復した。その後、第二の導電性高分子層上に、グラファイト層、銀導電性樹脂層を順次形成し、固体電解コンデンサを作製した。該固体電解コンデンサについて、実施例9と同様にLC測定を行った。結果を表2に示す。
実施例9と同様の誘電体層を備える陽極導体を、実施例1で調製した導電性高分子溶液に浸漬した。これを125℃の恒温槽中で乾燥し、固化させて、第一の導電性高分子層を形成した。その後、0.3質量%のリン酸中で電圧を印加することにより再化成を行い、誘電体層の欠陥を修復した。次に、これを比較例1で調製した導電性高分子溶液に浸漬した。これを125℃の恒温槽中で乾燥し、固化させて、第二の導電性高分子層を形成した。その後、第二の導電性高分子層上に、グラファイト層、銀導電性樹脂層を順次形成し、固体電解コンデンサを作製した。該固体電解コンデンサについて、実施例9と同様にLC測定を行った。結果を表2に示す。
導電性高分子層の形成において、実施例2で調製した導電性高分子溶液を用いた以外は実施例9と同様に固体電解コンデンサを作製し、LC測定を行った。結果を表2に示す。
導電性高分子層の形成において、実施例3で調製した導電性高分子溶液を用いた以外は実施例9と同様に固体電解コンデンサを作製し、LC測定を行った。結果を表2に示す。
導電性高分子層の形成において、実施例4で調製した導電性高分子溶液を用いた以外は実施例9と同様に固体電解コンデンサを作製し、LC測定を行った。結果を表2に示す。
導電性高分子層の形成において、実施例5で調製した導電性高分子溶液を用いた以外は実施例9と同様に固体電解コンデンサを作製し、LC測定を行った。結果を表2に示す。
導電性高分子層の形成において、実施例6で調製した導電性高分子溶液を用いた以外は実施例9と同様に固体電解コンデンサを作製し、LC測定を行った。結果を表2に示す。
導電性高分子層の形成において、実施例7で調製した導電性高分子溶液を用いた以外は実施例9と同様に固体電解コンデンサを作製し、LC測定を行った。結果を表2に示す。
導電性高分子層の形成において、実施例8で調製した導電性高分子溶液を用いた以外は実施例9と同様に固体電解コンデンサを作製し、LC測定を行った。結果を表2に示す。
導電性高分子層の形成において、比較例1で調製した導電性高分子溶液を用いた以外は実施例9と同様に固体電解コンデンサを作製し、LC測定を行った。結果を表2に示す。
導電性高分子層の形成において、比較例2で調製した導電性高分子溶液を用いた以外は実施例9と同様に固体電解コンデンサを作製し、LC測定を行った。結果を表2に示す。
2 誘電体層
3 固体電解質層
3A 第一の導電性高分子層
3B 第二の導電性高分子層
4 陰極導体
5 カーボン層(グラファイト層)
6 銀導電性樹脂層
Claims (11)
- 架橋剤により架橋された構造を有するポリ陰イオン及び導電性高分子を含む導電性高分子粒子と、水及び水混和性有機溶媒の少なくとも一方と、を含む導電性高分子溶液であって、
前記ポリ陰イオンの主鎖上の陰イオンのモル数に対する前記架橋剤のモル数の比率を示す架橋割合が、前記導電性高分子粒子の内部より前記導電性高分子粒子の表面の方が高く、
前記ポリ陰イオンの架橋部が陰イオンを有する導電性高分子溶液。 - 前記導電性高分子粒子の内部の前記架橋割合が、前記ポリ陰イオンの主鎖上の陰イオン100モルに対して前記架橋剤が0.001〜7モルである請求項1に記載の導電性高分子溶液。
- 前記架橋剤の主鎖上の炭素数が7から12である請求項1又は2に記載の導電性高分子溶液。
- 前記ポリ陰イオンが、エポキシ基を2つ以上有する化合物により該ポリ陰イオンの主鎖が架橋された化合物である請求項1から3のいずれか1項に記載の導電性高分子溶液。
- 前記ポリ陰イオンが、不飽和結合を有するポリ陰イオンであり、ビニル基を2つ以上有する化合物により該ポリ陰イオンの主鎖が架橋された化合物である請求項1から3のいずれか1項に記載の導電性高分子溶液。
- 前記ポリ陰イオンが不飽和結合を有するポリ陰イオンであり、
前記導電性高分子粒子内部の架橋が、前記ポリ陰イオンの不飽和結合と前記架橋剤とが結合して形成された架橋であり、
前記導電性高分子粒子表面の架橋が、前記ポリ陰イオンの陰イオンと前記架橋剤とが結合して形成された架橋である請求項1から3のいずれか1項に記載の導電性高分子溶液。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の導電性高分子溶液を乾燥し、前記水及び水混和性有機溶媒の少なくとも一方を除去して得られる導電性高分子材料。
- 請求項7に記載の導電性高分子材料を含む固体電解質を備える固体電解コンデンサ。
- 多孔質体の弁作用金属を含む陽極導体の表面に誘電体層を形成する工程と、
請求項1から6のいずれか1項に記載の導電性高分子溶液を前記誘電体層上に塗布し、乾燥して導電性高分子層を形成する工程と、
再化成を行う工程と、を含む固体電解コンデンサの製造方法。 - 導電性高分子を与えるモノマーを、架橋剤により架橋された構造を有するポリ陰イオンと、水及び水混和性有機溶媒の少なくとも一方とを含む溶液中で重合して、導電性高分子粒子を含む溶液を得る工程と、
前記導電性高分子粒子の表面を架橋剤により架橋する工程と、
を含む導電性高分子溶液の製造方法であって、
前記ポリ陰イオンの架橋部が陰イオンを有する導電性高分子溶液の製造方法。 - 前記導電性高分子溶液に含まれる前記導電性高分子粒子の内部における、前記ポリ陰イオンの主鎖上の陰イオンのモル数に対する前記架橋剤のモル数の比率を示す架橋割合が、前記ポリ陰イオンの主鎖上の陰イオン100モルに対して前記架橋剤が0.001〜7モルである請求項10に記載の導電性高分子溶液の製造方法。
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